JPH0736447Y2 - モータ過電流保護装置 - Google Patents
モータ過電流保護装置Info
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- JPH0736447Y2 JPH0736447Y2 JP15701188U JP15701188U JPH0736447Y2 JP H0736447 Y2 JPH0736447 Y2 JP H0736447Y2 JP 15701188 U JP15701188 U JP 15701188U JP 15701188 U JP15701188 U JP 15701188U JP H0736447 Y2 JPH0736447 Y2 JP H0736447Y2
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- Japan
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- temperature coefficient
- positive temperature
- motor
- overcurrent protection
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Landscapes
- Protection Of Generators And Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は比較的大きな電流を制御するモータ過電流保護
装置に関するものである。
装置に関するものである。
従来の技術 近年小形直流ファンモーターや、スイッチング電源の保
護のために、正特性サーミスタが使用されているが、こ
れらは制御電流が1〜3A程度と比較的小さな電流のもの
であった。しかしながら、自動車の車窓をモータで開閉
するパワーウインドなどは15〜25Aの大きな電流が必要
であり、このような回路の過電流保護には、一般にバイ
メタルスイッチや、半導体スイッチ回路が用いられてい
る。
護のために、正特性サーミスタが使用されているが、こ
れらは制御電流が1〜3A程度と比較的小さな電流のもの
であった。しかしながら、自動車の車窓をモータで開閉
するパワーウインドなどは15〜25Aの大きな電流が必要
であり、このような回路の過電流保護には、一般にバイ
メタルスイッチや、半導体スイッチ回路が用いられてい
る。
考案が解決しようとする問題点 ところが、上記過電流保護に用いられるバイメタルでは
接点の損傷や振動による誤動作が生じ信頼性に欠ける。
また半導体スイッチは、電流検出回路、タイマー回路と
大きな容量のリレーを必要とするために高価となるなど
の欠点を有していた。
接点の損傷や振動による誤動作が生じ信頼性に欠ける。
また半導体スイッチは、電流検出回路、タイマー回路と
大きな容量のリレーを必要とするために高価となるなど
の欠点を有していた。
さらに大電流の過電流保護用の正特性サーミスタ装置と
して特公昭55-13123号公報が知られているが、装置の構
成が複雑で部品点数が多くコスト高となるものであっ
た。
して特公昭55-13123号公報が知られているが、装置の構
成が複雑で部品点数が多くコスト高となるものであっ
た。
問題点を解決するための手段 本考案はこれらの欠点を除き、安価なモータ過電流保護
装置を提供するものである。
装置を提供するものである。
すなわち、正特性サーミスタの両面に金属板を絶縁性樹
脂で貼り付けたものを積層し、正特性サーミスタの個数
をA、金属板の枚数をBとしたとき、B=A+1を満た
し、かつ複数の正特性サーミスタの引出しリード線がそ
れぞれ線対称の位置となるように配置し、線対称のリー
ド線を接続して並列接続し、これをモータと直列に接続
してなるモータ過電流保護装置である。
脂で貼り付けたものを積層し、正特性サーミスタの個数
をA、金属板の枚数をBとしたとき、B=A+1を満た
し、かつ複数の正特性サーミスタの引出しリード線がそ
れぞれ線対称の位置となるように配置し、線対称のリー
ド線を接続して並列接続し、これをモータと直列に接続
してなるモータ過電流保護装置である。
作用 本考案は種々検討の結果、外装を施した正特性サーミス
タの両面に金属板を貼り付けたことにより、より大きな
電流を制御することを見出したものである。
タの両面に金属板を貼り付けたことにより、より大きな
電流を制御することを見出したものである。
一般に自動車のパワーウインドの正常動作は開閉スイッ
チにより窓の開閉をモータにより駆動しており、窓の上
昇の後上死点、また下降の後下死点があり、上死点また
は下死点ではモータに機械的にロック状態となり、異常
電流が流れるが、通常の動作時間は上昇、下降が約4秒
で12V印加時にほぼ5Aの電流が流れるが、上死点、下死
点のロック状態では、約0.5秒でほぼ20Aの異常電流が流
れる。
チにより窓の開閉をモータにより駆動しており、窓の上
昇の後上死点、また下降の後下死点があり、上死点また
は下死点ではモータに機械的にロック状態となり、異常
電流が流れるが、通常の動作時間は上昇、下降が約4秒
で12V印加時にほぼ5Aの電流が流れるが、上死点、下死
点のロック状態では、約0.5秒でほぼ20Aの異常電流が流
れる。
実使用では、このサイクルを3〜5回繰り返しても保護
機能は働かないことが要求されている。
機能は働かないことが要求されている。
しかし、上死点、下死点で長時間異常電流が流れると、
モータは焼損の危険があり、これを防止するために正特
性サーミスタをモータと直列に接続して保護回路を構成
する。
モータは焼損の危険があり、これを防止するために正特
性サーミスタをモータと直列に接続して保護回路を構成
する。
上記モータ過電流保護装置は、正特性サーミスタの両面
に絶縁性樹脂を介在して金属板を構成しているので、大
きな電流を制御することができ、複数の正特性サーミス
タの引出しリード線をそれぞれ線対称とし、かつ線対称
のリード線であるので、並列接続が容易でありショート
することなく、安全にかつ安価に製作することができ
る。
に絶縁性樹脂を介在して金属板を構成しているので、大
きな電流を制御することができ、複数の正特性サーミス
タの引出しリード線をそれぞれ線対称とし、かつ線対称
のリード線であるので、並列接続が容易でありショート
することなく、安全にかつ安価に製作することができ
る。
実施例 従来の実施例としてキューリ点が135℃で16.5φ×0.6t
mm25℃の抵抗値0.5Ωの正特性サーミスタ素子にリード
線を半田付、外装を施して直径17φ×2.4t mmの正特性
サーミスタを得、この正特性サーミスタを100×50×2mm
のアルミ板に第2図のごとくシリコン樹脂で貼り付けて
リード線を並列接続して、これをモータと直列に接続
し、前述の上昇(4秒)→上死点(0.5秒)→OFF(0.5
秒)→下昇(4秒)→下死点(0.5秒)→OFF(0.5秒)
のサイクルで12VACを印加したところ3回の繰り返し動
作の後、正特性サーミスタは発熱して抵抗増加によっ
て、これ以上の繰り返しはできなかった。
mm25℃の抵抗値0.5Ωの正特性サーミスタ素子にリード
線を半田付、外装を施して直径17φ×2.4t mmの正特性
サーミスタを得、この正特性サーミスタを100×50×2mm
のアルミ板に第2図のごとくシリコン樹脂で貼り付けて
リード線を並列接続して、これをモータと直列に接続
し、前述の上昇(4秒)→上死点(0.5秒)→OFF(0.5
秒)→下昇(4秒)→下死点(0.5秒)→OFF(0.5秒)
のサイクルで12VACを印加したところ3回の繰り返し動
作の後、正特性サーミスタは発熱して抵抗増加によっ
て、これ以上の繰り返しはできなかった。
これに対して、本考案を第1図に基づき説明すると、前
述の従来例と同様にして得られた正特性サーミスタを10
0×50×2mmのアルミ板をほぼ3分割した35×50×2mm、
アルミ板との間隙は2.5mmとして第1図のようにシリコ
ン樹脂で正特性サミスタの両面を貼り合わせる(図示せ
ず)。
述の従来例と同様にして得られた正特性サーミスタを10
0×50×2mmのアルミ板をほぼ3分割した35×50×2mm、
アルミ板との間隙は2.5mmとして第1図のようにシリコ
ン樹脂で正特性サミスタの両面を貼り合わせる(図示せ
ず)。
そしてそれぞれが相対面した線対称上のリード線を結線
することによって並列接続し、これをモータと直列に接
続する。この回路に12VDCを印加して前述の動作を繰り
返したところ、17回の繰り返し動作が得られた。
することによって並列接続し、これをモータと直列に接
続する。この回路に12VDCを印加して前述の動作を繰り
返したところ、17回の繰り返し動作が得られた。
なお、この動作の繰り返しは、5回程度満足すれば良
く、したがってアルミ板をさらに小さくすることが可能
である。
く、したがってアルミ板をさらに小さくすることが可能
である。
次にアルミ板を35×25×2mmと上記に比較して1/2のアル
ミ板を使用し、第1図のとおり両面貼り合わせとして同
様の動作を繰り返したところ9回の繰り返し動作がで
き、第2図の従来品の片面貼り付けよりも半分のアルミ
板で、かつ繰り返し動作は3倍のものが得られた。
ミ板を使用し、第1図のとおり両面貼り合わせとして同
様の動作を繰り返したところ9回の繰り返し動作がで
き、第2図の従来品の片面貼り付けよりも半分のアルミ
板で、かつ繰り返し動作は3倍のものが得られた。
次にモータがロックした状態では、異常電流が流れつづ
け、正特性サーミスタは約6〜10秒で発熱し、抵抗増加
によって正常電流以下に限流し、保護機能を充分発揮す
ることができた。
け、正特性サーミスタは約6〜10秒で発熱し、抵抗増加
によって正常電流以下に限流し、保護機能を充分発揮す
ることができた。
なお、貼り付ける接着剤はエポキシ樹脂、シリコン樹脂
など耐熱性があればよく、また熱伝導をよくするために
金属粉を入れた接着であれば繰り返し動作を増すことが
できる。
など耐熱性があればよく、また熱伝導をよくするために
金属粉を入れた接着であれば繰り返し動作を増すことが
できる。
いいかえると、アルミ板をより小さくすることができ
て、安価な保護素子を得ることができる。
て、安価な保護素子を得ることができる。
また実施例では、アルミ板で説明したが、他の銅、真
鍮、鉄材でも同等の効果が得られる。
鍮、鉄材でも同等の効果が得られる。
考案の効果 本考案のモータ過電流保護装置では、正特性サーミスタ
の両面を金属板で接着することによって、金属板をより
小さくでき、かつ引出しリード線は線対称となるために
並列接続が容易な構造となり、大電流用保護として安価
に提供でき、工業上有益なものである。
の両面を金属板で接着することによって、金属板をより
小さくでき、かつ引出しリード線は線対称となるために
並列接続が容易な構造となり、大電流用保護として安価
に提供でき、工業上有益なものである。
第1図は本考案の実施例の斜視図、第2図は従来の実施
例の斜視図である。 1、2:金属板、3:正特性サーミスタ
例の斜視図である。 1、2:金属板、3:正特性サーミスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭45−16758(JP,A) 特開 昭50−33217(JP,A) 特公 昭55−13123(JP,B2) 実公 昭50−41462(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】正特性サーミスタの両面に金属板を絶縁性
樹脂で貼り付けたものを積層し、正特性サーミスタの個
数をA、金属板の枚数をBとしたとき、B=A+1を満
たし、かつ複数の正特性サーミスタの引出しリード線が
それぞれ線対称の位置となるように配置し、線対称のリ
ード線を接続して並列接続し、これをモータと直列に接
続してなるモータ過電流保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15701188U JPH0736447Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | モータ過電流保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15701188U JPH0736447Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | モータ過電流保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0279136U JPH0279136U (ja) | 1990-06-18 |
JPH0736447Y2 true JPH0736447Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31436072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15701188U Expired - Fee Related JPH0736447Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | モータ過電流保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736447Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-01 JP JP15701188U patent/JPH0736447Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0279136U (ja) | 1990-06-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |