JPH0582305A - 正特性サーミスタ - Google Patents

正特性サーミスタ

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JPH0582305A
JPH0582305A JP7021192A JP7021192A JPH0582305A JP H0582305 A JPH0582305 A JP H0582305A JP 7021192 A JP7021192 A JP 7021192A JP 7021192 A JP7021192 A JP 7021192A JP H0582305 A JPH0582305 A JP H0582305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermistor
case
pellets
temperature coefficient
positive temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP7021192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuji Okumura
卓司 奥村
Hiroshi Sasaki
宏 佐々木
Hiroshi Inagaki
宏 稲垣
Masatoshi Tamura
政利 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP7021192A priority Critical patent/JPH0582305A/ja
Publication of JPH0582305A publication Critical patent/JPH0582305A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01CRESISTORS
    • H01C1/00Details
    • H01C1/01Mounting; Supporting
    • H01C1/014Mounting; Supporting the resistor being suspended between and being supported by two supporting sections

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正特性サーミスタに係わり、特には、通電す
ると温度が上昇して電気抵抗が大きくなる特性を利用し
てカラーテレビションの消磁回路やモータの起動回路、
過電流保護回路などに用いられる正特性サーミスタに関
する。 【構成】 電源と負荷を接続する電気回路に直列接続さ
れる正特性サーミスタにおいて、ケース内に二個以上の
サーミスタペレットが並列に機能するように接続されて
いる。また、サーミスタペレットが熱結合されている。 【効果】ケース内に収納するサーミスタペレットの個数
を2個以上にすることにより電気抵抗を小さくすること
ができユーザの要求に応じることができる。また、熱結
合すると突入電流は大きくなり、半値時間および平衡電
流は小さくできるという優れた効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電すると温度が上昇
して電気抵抗が大きくなる特性を利用してカラーテレビ
ションの消磁回路やモータの起動回路、過電流保護回路
などに用いられる正特性サーミスタに関する。
【0002】
【従来の技術】正特性サーミスタは図5及び図6に示す
構造のものがある。図5は正特性サーミスタ101の樹
脂コーテイング103の一部を剥離させた状態を示す図
であり、サーミスタペレット102にリード線104、
105をハンダ付けして樹脂103でコーテイングした
ものである。しかし、かかる構造のものは振動や取扱い
によりハンダ付けの部分が離れたり、また樹脂でコーテ
イングしているため温度上昇時には樹脂の温度も上昇さ
せるため上昇温度が遅くなり、冷却時には樹脂でコーテ
イングしているため冷却温度が遅くなる。図6(a)は
正特性サーミスタ201の斜視図であり、図6(b)は
図6(a)のA−A線断面図である。図中、樹脂で造ら
れた上部が開放した箱体であるケース202の中に平板
状をしたサーミスタペレット203の平板部203a、
203bがへの字形したバネ204、205の間に挟持
されている。バネ204、205にはそれぞれ端子20
6、207が接続しており、端子206、207はケー
ス202の底部より突出している。ケース202の上部
の開放部には蓋体208が取り付けられ開放部を閉塞し
ている。かかる構造の正特性サーミスタ201は、上記
図5に示す正特性サーミスタ101のものと比較する
と、振動や取扱による損傷が少なくまた温度の上昇、冷
却速度が速く、いわゆる温度応答速度が速いなど優れた
点がある。
【0003】サーミスタペレット203は平板部203
a、203bの面積が広くなると電気抵抗が小さくな
る。したがって、ケース202内に収納できる最大面積
のサーミスタペレット203より電気抵抗を小さくする
ことができない。電気抵抗を小さくするためにケース2
02を大きくすると、ケース202を製作するための金
型を造る必要が生じケース202の製作費用が高くな
る。また、複数の特性の異なる又は同じPTCを並列接
続し、それを消磁コイルに直列接続し回路に流れる電流
を重ね合わせることを用いて、大きな突入電流と長い半
値時間(突入電流が半減する時間)を得ようとするもの
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、ケース内にサーミスタペレットを収納した
正特性サーミスタはケースを大きくしないと最低の電気
抵抗を小さく出来ない点にある。 また、近年はカラー
TVセット等において、突入電流を大きくし半値時間お
よび平衡電流はなるべく小さくしたいという要望が出て
いる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に着目し、サー
ミスタ素子に係わり、特には、被検温体の熱変化に応答
性良く反応するサーミスタ素子の改良に関する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明では、電源と負荷を接続する電
気回路に直列接続される正特性サーミスタにおいて、ケ
ース内に二個以上のサーミスタペレットが並列に機能す
るように接続した構造としている。第1の発明を主体と
する第2の発明では、サーミスタペレットが熱結合され
ている。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ケース内に収納するサーミ
スタペレットの個数に比例して平板部の面積が広くなる
ので電気抵抗が小さくなる。また、熱結合しているとP
TC素子の熱結合された面からの放熱が少なくなるため
PTC素子が温まり易くなる。したがつて、熱結合した
場合には、回路に流れる電流はそれぞれのPTC素子を
単独で回路に接続した場合と比較すると、突入電流は単
独の場合の2倍(Ioから2Io)となるが、半値時間τ
aは単独の場合の半値時間τより小さくなる。また、平
衡電流Iaqは単独の場合の平衡電流2Iqより小さくな
る。このように、熱結合すると、突入電流(2Io)は
ともに同じであるが、半値時間および平衡電流は小さく
できる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係わる正特性サーミスタの
実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は
本発明に係わる正特性サーミスタ11の断面図であっ
て、断面する位置は図6(a)に示す位置と同じ位置で
ある。図中、樹脂で造られた上部が開放した箱体である
ケース12の中に平板部13a、14aがへの字形をし
たバネ15、16間に挟持されている。サーミスタペレ
ット13、14の平板部13b、14bの間には端子1
7のプレート部が挟みこまれている。バネ15、16に
は端子18、19が接続しており、端子18、19及び
端子17はケース12の底部より突出している。ケース
12の上部の開放部には蓋体20が取り付けられ開放部
を閉塞している。
【0009】図2は、本発明に係わる正特性サーミスタ
11を電源21と負荷22を接続する電気回路に直列接
続した状態を示す図であり、サーミスタペレット13、
14が並列に接続されており、端子17により負荷22
側に接続されており、端子18、19により電源21側
に接続されている。また、サーミスタペレット13、1
4が並列に接続されて熱結合されていることを記号30
で示している。図7は熱結合した場合と、しない場合、
の突入電流、半値時間および平衡電流の関係を示す図で
あり、図で実線は熱結合した場合を示し、点線は熱結合
しない場合を示す。図2でサーミスタペレット13、1
4を熱結合した場合に、図7では、突入電流2Io、半
値電流Ioのときの半値時間τaとなり、また、平衡電
流Iaqは平衡電流2Iqより小さくなっている。熱結合
しない場合には、突入電流2Ioは同じであるが、半値
電流Ioのときの半値時間τとなり一個の半値時間τと
同じである。また、平衡電流Iaqは平衡電流2Iqと同
じとなっている。
【0010】図3は、本発明に係わる正特性サーミスタ
11の他の実施例の断面図であり、断面する位置は図6
(a)に示す位置と同じ位置である。本実施例では3個
のサーミスタペレット13、14、23をケース12の
中に収納したものであり、サーミスタペレット13の平
板部13bとサーミスタペレット14の平板部14bの
間に端子17のプレート部が挟み込み、サーミスタペレ
ット14の平板部14aとサーミスタペレット23の平
板部23bの間に端子25のプレート部が挟み込み、サ
ーミスタペレット13の平板部13aとサーミスタペレ
ット23の平板部23aの間をへの字形をしたバネ1
5、16の間に挟持している。バネ15、16には端子
18、19が接続しており、端子17、18、19及び
端子25はケース12の底部より突出している。ケース
12の上部の開放部には蓋体20が取り付けられ開放部
を閉塞している。また、図2と同様に、サーミスタペレ
ット13、14、23が並列に接続されて熱結合されて
いることを記号30で示している。
【0011】図4は、本発明に係わる他の実施例の正特
性サーミスタ11を電源21と負荷22を接続する電気
回路に直列接続した状態を示す図であり、サーミスタペ
レット13、14、23が並列に接続されており、端子
17、19により負荷22側に接続されており、端子1
8、25により電源21側に接続されている。
【0012】なお、実施例では2個以上のサーミスタペ
レットがケース内に並列に接続されているが、本願特許
の発明は2個以上のサーミスタペレットが並列に機能す
るように接続されていればケース外で接続されていても
良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明の正特性サー
ミスタ以上の様な構成としたので、ケース内に収納する
サーミスタペレットの個数を2個以上にすることにより
電気抵抗を小さくすることができユーザの要求に応じる
ことができる。また、熱結合すると突入電流は大きくな
り、半値時間および平衡電流は小さくできるという優れ
た効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正特性サーミスタの1実施例を示す断
面図である。
【図2】本発明の正特性サーミスタを電気回路に直列接
続した状態を示す図である。
【図3】本発明の正特性サーミスタの他の実施例を示す
断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の正特性サーミスタを電気
回路に直列接続した状態を示す図である。
【図5】従来の樹脂コーテイングした正特性サーミスタ
を示す図である。
【図6】従来のケースに収納されたタイプの正特性サー
ミスタを示す図である。
【図7】熱結合した場合と、しない場合、の突入電流、
半値電流および平衡電流の関係を示す図である。
【符号の説明】
11 正特性サーミスタ 12 ケース 13 サーミスタペレット 14 サーミスタペレット 21 電源 22 負荷 23 サーミスタペレット 30 熱結合
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 政利 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷を接続する電気回路に直列接
    続される正特性サーミスタにおいて、ケース内に二個以
    上のサーミスタペレットが並列に機能するように接続さ
    れていることを特徴とする正特性サーミスタ。
  2. 【請求項2】 サーミスタペレットが熱結合されている
    請求項1記載の正特性サーミスタ。
JP7021192A 1991-04-05 1992-02-20 正特性サーミスタ Pending JPH0582305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7021192A JPH0582305A (ja) 1991-04-05 1992-02-20 正特性サーミスタ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10039891 1991-04-05
JP3-100398 1991-04-05
JP7021192A JPH0582305A (ja) 1991-04-05 1992-02-20 正特性サーミスタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0582305A true JPH0582305A (ja) 1993-04-02

Family

ID=26411380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7021192A Pending JPH0582305A (ja) 1991-04-05 1992-02-20 正特性サーミスタ

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