JP3115721B2 - ソリッドステートリレー - Google Patents

ソリッドステートリレー

Info

Publication number
JP3115721B2
JP3115721B2 JP05013161A JP1316193A JP3115721B2 JP 3115721 B2 JP3115721 B2 JP 3115721B2 JP 05013161 A JP05013161 A JP 05013161A JP 1316193 A JP1316193 A JP 1316193A JP 3115721 B2 JP3115721 B2 JP 3115721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat dissipation
terminals
relay
heat
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05013161A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06232720A (ja
Inventor
篤志 村山
勝則 真喜屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP05013161A priority Critical patent/JP3115721B2/ja
Publication of JPH06232720A publication Critical patent/JPH06232720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3115721B2 publication Critical patent/JP3115721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thyristors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソリッドステートリレー
の構造、特にその放熱構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるソリッドステートリレーの
内部構造を図に示す。同図に示すように、ソリッドス
テートリレーAは、入力側に発光ダイオードBを配置す
る一方、受光側にトライアック素子Cとこれを点弧する
受光素子Dとを配置した内部構造を有し、トライアック
素子Cの電極T1 、T2 間に電流を流して外部の負荷を
駆動するようになっている。
【0003】一方、この時に流れる電流はトライアック
素子Cを発熱させ、そのジャンクション温度(接合部温
度)を上昇させるため、そのまま放置しておくと特性の
悪化や信頼性の低下を招くことになる。
【0004】そこで、従来のソリッドステートリレーA
では、図5、6に示すように、リレー本体A1 の外側面
に放熱端子E、Fを設け、これらの放熱端子E、Fを介
して上記トライアック素子Cの熱を外部に放熱すること
により、その温度上昇を抑えるように構成されていた。
【0005】なお、この場合、放熱端子は、外部リード
線によって構成され、リレー本体内のいずれかの素子と
繋がるため、各々が互いに分離・独立した状態に配置さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなソリッド
ステートリレーにおいては、一般に、トライアック素子
に流せる実効オン電流が大きければ大きいほど、その利
用分野が広がるから、その意味では、できるだけ大きな
実効オン電流を流せるようにするのが望ましい。
【0007】一方、この実効オン電流と周囲温度との間
には、図の実線で示すような関係がある。すなわち、
トライアック素子の動作温度範囲において流せる実効オ
ン電流IT は、リレー本体パッケージの熱抵抗Rth(j-
a) により同図実線のようなディレーティング特性を示
す。これによれば、周囲温度Taが或る一定の温度t1
を越えた時に実効オン電流IT が低下するから、同図の
高温側では大きな実効オン電流を流せないこととなる。
【0008】従って、高温側で大きな実効オン電流を流
せるようにするには、パッケージの熱抵抗Rth(j-a) を
小さくすることにより、つまり放熱性を高めることによ
り、同図において実効オン電流が低下しはじめる温度t
1 を高温側にシフトさせる必要がある。
【0009】しかし、リレー本体のパッケージ外周に放
熱端子が一定間隔をあけて各々分離・独立した状態で配
置された上述したような従来のソリッドステートリレー
では、あまり高い放熱性が望めず、パッケージの熱抵抗
Rth(j-a) を小さくすることができなかったため、上記
の実線で示したようなディレーティング特性しか得
られず、高温側では大きな実効オン電流を流せないのが
実情であった。
【0010】本発明は、ソリッドステートリレーにおけ
る上記のような事情に鑑みてなされたもので、放熱性を
高めることで実効オン電流の周囲温度に対するディレー
ティング特性を改善し、もって高温側で従来のものより
も大きな実効オン電流を流すことができるソリッドステ
ートリレーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明は、電気信号を光に変換する発光素子と、光を電気
信号に変換する受光素子と、この受光素子に接続された
トライアック素子とをリレー本体に内蔵し、且つ、リレ
ー本体の互いに反対側に位置する二つの外側面には当該
リレー本体で発生する熱を外部に放出する複数の放熱端
子を設け、発光素子側外側面には発光素子の各電極に接
続された複数の放熱端子を配置すると共にトライアック
側外側面にはトライアック素子の各電極に接続された複
数の放熱端子を配置してなるソリッドステートリレーに
おいて、発光素子側外側面では、それぞれ互いにリレー
本体内部で接続された複数の放熱端子を端から連続して
配置すると共に、この端に位置する放熱端子を含んで連
続して配置された複数の放熱端子を繋げて放熱面積拡張
部を形成し、トライアック素子側外側面では、トライア
ック素子の一つの電極にそれぞれリレー本体内部で接続
された複数の放熱端子を端から連続して配置すると共
に、この端に位置する放熱端子を含んで連続して配置さ
れた複数の放熱端子を繋げて放熱面積拡張部を形成し、
これら放熱面積拡張部をリレー本体の両外側面からそれ
ぞれ水平方向に延設して、リレー本体の両側にフィン状
に形成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、ソリッドステートリレー
のリレー本体の互いに反対側に位置する二つの外側面の
それぞれに、端に位置する放熱端子を含んで連続して配
置された複数の放熱端子を繋げて放熱面積拡張部を形成
し、これら放熱面積拡張部をリレー本体の両外側面から
それぞれ水平方向に延設して、リレー本体の両側にフィ
ン状に形成したので、各放熱端子が全て分離独立した状
態で設けられた従来のソリッドステートリレーに比べる
と、その拡張部の分だけ放熱面積が拡張されることにな
る。また、水平方向に延設してフィン状に形成すれば、
放熱面積が大きくなるから、それだけ放熱効果も高くな
る。その結果、基板実装後における当該リレーの基板へ
の熱の伝達が放熱面積拡張分だけ高められるとともに、
放熱端子及び放熱面積拡張部の表面からの放熱量も大き
くなる。つまり、従来よりも放熱効果が高くなってリレ
ー本体の熱抵抗が小さくなる。
【0013】これにより、周囲温度に対して従来は図
の実線のようなディレーティング特性を示していた実効
オン電流が同図の点線のようなディレーティング特性を
示すこととなって、高温側でも大きな実効オン電流を流
すことができるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】図1〜3に本発明の一実施例を示す。これ
らの図に示すように、ソリッドステートリレー1は、リ
レー本体2内の一方の側に電気信号を光に変換する発光
素子3を設け、他方の側に、発光素子3からの光を受光
して電気信号に変換する受光素子4と、この受光素子4
に接続されたトライアック素子5とを設けた構成であ
る。そして、トライアック素子5の電極T1 、T2 間に
流れる電流によって外部の負荷を駆動するとともに、そ
の時の電流がゲートg側からの電気信号で制御されるよ
うになっている。
【0016】一方、リレー本体2の外側部分は直方体形
状のパッケージで構成されており、その長手方向に延び
る外側面には、金属製の放熱端子6〜11がそれぞれ設
けられている。なお、この実施例の場合、トライアック
素子5側には3つの放熱端子6、7、8が配置されてお
り、それぞれトライアック素子5のゲートg、電極T1
及びT2 の外部リード端子を兼ねている。また、発光素
子側にも3つの放熱端子9、10、11が配置されてい
るが、そのうちの2つの放熱端子10、11は発光素子
3のアノードa及びカソードcの外部リード端子をそれ
ぞれ兼ねている。
【0017】このような構成に加えて、上記ソリッドス
テートリレー1においては、本発明の特徴部分として、
トライアック素子5側の電極T2 に接続された放熱端子
6の基端側が互いに繋がった構成とされており、その繋
がった部分が放熱面積拡張部6aとされている。同様
に、発熱素子3側における一つの放熱端子9において
も、その基端側を互いに繋げることで放熱面積拡張部9
aが形成されている。また、これら放熱面積拡張部6
a、9aは、リレー本体2の下方側に曲げずに水平方向
(パッケージの上面又は下面と平行な方向)に面積を拡
張することで、リレー本体パッケージの両側にフィン状
に広がった状態に形成している。そして、各放熱端子6
〜11によって、リレー本体2で発生する熱(主とし
て、トライアック素子を電流が流れることによって生ず
るジュール熱)を外部に逃がすことで、リレー本体2の
温度上昇を抑えるようになっている。この場合、放熱面
積拡張部6a、9aは水平方向に延設してフィン状に形
成すれば、放熱面積が大きくなるから、それだけ放熱効
果も高くなる。
【0018】次に、この実施例の作用を説明する。ソリ
ッドステートリレー1において、トライアック素子5の
電極T1 、T2 間に電流が流れると、この時の電流によ
ってトライアック素子5が発熱するが、この熱は、リレ
ー本体2の外側面における各放熱端子6〜11を介して
外部に放出される。
【0019】その場合、放熱端子6、9は、その基端側
に放熱面積拡張部6a、9aがそれぞれ形成されている
ことにより、その拡張された面積分だけ放熱性が高めら
れているので、所定の基板(図示せず)にソリッドステ
ートリレー1を実装した場合に、その基板側に熱を効率
よく伝達する、つまり放熱することになる。特に、電流
導通時に発熱するトライアック素子5には、上記放熱面
積拡張部6aを有する放熱端子6が直接接続されている
から、そのトライアック素子5で生じた熱は当該放熱端
子6を通じて効率良く外部に放出され、それだけ放熱効
果も高くなる。
【0020】そして、このような高い放熱効果によって
リレー本体2の熱抵抗Rth(j-a) が小さくなる。その結
果、実効オン電流の周囲温度に対するディレーティング
特性が改善され、例えば図の点線で示すように高温側
においても大きな実効オン電流を流すことができるよう
になる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明のソリッドステー
トリレーによれば、リレー本体の互いに反対側に位置す
る二つの外側面のそれぞれに、端に位置する放熱端子を
含んで連続して配置された複数の放熱端子を繋げて放熱
面積拡張部を形成し、これら放熱面積拡張部をリレー本
体の両外側面からそれぞれ水平方向に延設して、リレー
本体の両側にフィン状に形成することで、放熱面積を大
きくすることができるとともに、リレー本体からも離す
ことができるので、それだけ放熱効果を高くすることが
できる。その結果、リレー本体のパッケージの放熱性が
向上されるから、それだけパッケージの熱抵抗Rth(j-
a) を小さくすることができる。これにより、実効オン
電流の周囲温度に対するディレーティング特性が、従来
は例えば図7の実線で示すような状態であったものが、
同図の点線で示すように改善され、高温側でも大きな実
効オン電流を流すことができるようになる。つまり、従
来にくらべると、広い温度範囲にわたって大きな実効オ
ン電流を流せるようになり、それだけ利用分野も広がる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すソリッドステートリレ
ーの内部結線図
【図2】同リレーの外観を示す平面図
【図3】同リレーの外観を示す側面図
【図4】従来例のソリッドステートリレーの内部結線図
【図5】同リレーの外観平面
【図6】同リレーの外観側面図
【図7】実効オン電流の周囲温度に対するディレーティ
ング特性について、本発明と従来例とを比較して示すグ
ラフである。
【符号の説明】1・ ・・ソリッドステートリレー2・ ・・ソリッドステートリレー本体 3・・・発光素子 4・・・受光素子 5・・・トライアック素子 6、9・・・放熱端子 6a、9a・・・放熱面積拡張部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/72 H01L 29/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を光に変換する発光素子と、光
    を電気信号に変換する受光素子と、この受光素子に接続
    されたトライアック素子とをリレー本体に内蔵し、且
    つ、リレー本体の互いに反対側に位置する二つの外側面
    には当該リレー本体で発生する熱を外部に放出する複数
    の放熱端子を設け、発光素子側外側面には発光素子の各
    電極に接続された複数の放熱端子を配置すると共にトラ
    イアック側外側面にはトライアック素子の各電極に接続
    された複数の放熱端子を配置してなるソリッドステート
    リレーにおいて、発光素子側外側面では、それぞれ互いにリレー本体内部
    で接続された複数の放熱端子を端から連続して配置する
    と共に、この端に位置する放熱端子を含んで連続して配
    置された複数の放熱端子を繋げて放熱面積拡張部を形成
    し、 トライアック素子側外側面では、トライアック素子の一
    つの電極にそれぞれリレー本体内部で接続された複数の
    放熱端子を端から連続して配置すると共に、この端に位
    置する放熱端子を含んで連続して配置された複数の放熱
    端子を繋げて放熱面積拡張部を形成し、 これら放熱面積拡張部をリレー本体の両外側面からそれ
    ぞれ水平方向に延設して、リレー本体の両側にフィン状
    に形成したことを特徴とするソリッドステートリレー。
JP05013161A 1993-01-29 1993-01-29 ソリッドステートリレー Expired - Fee Related JP3115721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05013161A JP3115721B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ソリッドステートリレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05013161A JP3115721B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ソリッドステートリレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06232720A JPH06232720A (ja) 1994-08-19
JP3115721B2 true JP3115721B2 (ja) 2000-12-11

Family

ID=11825454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05013161A Expired - Fee Related JP3115721B2 (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ソリッドステートリレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3115721B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06232720A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007036293A (ja) 表面実装可能な光電素子
JP2006295085A (ja) 発光ダイオード光源ユニット
CN104170085A (zh) 半导体装置
KR970707581A (ko) 열적 및 전기적 강화 플라스틱 핀 그리드 어레이(ppga) 패키지(thermally and electrically enhanced plastic pin grid array (ppga) package)
US20160240711A1 (en) Diode cell modules
JP5038355B2 (ja) 光半導体装置モジュール
CN110945653A (zh) Led模块
JPH04105572U (ja) レーザ装置
JPH11233837A (ja) 熱電変換モジュール
JP2005150277A (ja) 太陽電池モジュール用端子ボックス
JP2001185751A (ja) 表面実装型赤外線通信モジュールの構造および駆動回路
JP3115721B2 (ja) ソリッドステートリレー
JPH0529667A (ja) 熱電変換モジユール
JP2000156439A (ja) パワー半導体モジュール
JP5496975B2 (ja) 半導体装置モジュール
JP3885536B2 (ja) 熱電装置
JP2006165322A (ja) 半導体モジュール
JP2002217574A (ja) 電力変換装置
KR100716865B1 (ko) 반도체패키지
JPH04101472A (ja) 冷却装置
JP2003152368A (ja) 電子機器
JP2802009B2 (ja) ソリッドステートリレー
KR101473715B1 (ko) Led 칩 실장 모듈
JP2004281451A (ja) 熱電変換素子
JP2002329897A (ja) 熱電変換素子ならびにそれを用いた光通信用モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080929

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090929

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees