JPH08251959A - 電動機用始動リレーの消費電力削減装置 - Google Patents

電動機用始動リレーの消費電力削減装置

Info

Publication number
JPH08251959A
JPH08251959A JP7055909A JP5590995A JPH08251959A JP H08251959 A JPH08251959 A JP H08251959A JP 7055909 A JP7055909 A JP 7055909A JP 5590995 A JP5590995 A JP 5590995A JP H08251959 A JPH08251959 A JP H08251959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
resistance element
power reduction
terminal
starting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7055909A
Other languages
English (en)
Inventor
Kamihito Kawashima
上人 川島
Masahide Kobayashi
正英 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7055909A priority Critical patent/JPH08251959A/ja
Publication of JPH08251959A publication Critical patent/JPH08251959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存の装置に簡単に適用できると共に、信頼
性も向上させた電動機用始動リレーの消費電力削減装置
を提供する。 【構成】 正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子12
や双方向性三端子サイリスタ11などから成る電力削減
リレー21を、始動リレー1に対して直列に接続すると
共に、電力削減リレー21を単相誘導電動機2から離間
して設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正の抵抗温度係数(P
TC)を有する抵抗素子から成る電動機用始動リレーの
消費電力を削減する消費電力削減装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種始動リレーは、家庭用冷蔵庫
などの圧縮機を駆動する単相誘導電動機に用いられ、例
えば特開平5−15178号公報(H02P1/42)
に示される如く、正の抵抗温度係数を有する抵抗素子を
所定の容器に収納して構成されている。
【0003】そして、前記抵抗素子を単相誘導電動機の
補助巻線に電気的に接続する。抵抗素子は、或る温度以
上に熱せられると抵抗率が急激に増加する材料で構成さ
れており、この単相誘導電動機の始動時には低抵抗率
で、補助巻線に大きな始動電流を流して始動させる。そ
の後、抵抗素子は自らに流れる電流によって自己発熱
し、高抵抗率となって補助巻線に流れる電流を低減させ
るものである。
【0004】次に、図6を参照しながら従来より使用さ
れている係る一般的な始動リレー1を用いた単相誘導電
動機2の電気回路を説明する。単相誘導電動機2は図示
しない冷蔵庫の冷媒回路を構成する圧縮機を駆動するモ
ータであり、主巻線Mと補助巻線Aとから構成されてい
る。そして、主巻線M及び補助巻線Aの一端は温度ヒュ
ーズ3から成るプロテクタ4を介して単相交流100V
電源ACに接続される。
【0005】単相誘導電動機2の主巻線Mの他端は電源
ACに接続されるが、補助巻線Aは前述の始動リレー1
を介して電源ACに接続される。この始動リレー1は前
述同様の正の抵抗温度係数を有する抵抗素子(以下、主
抵抗素子と称する)6から構成されており、前述の圧縮
機のケースに取り付けられる。主抵抗素子6は例えばチ
タン酸バリウムセラミックなどから構成され、所定の温
度に上昇するとその抵抗率が急激に上昇する特性を備え
ている。また、この主抵抗素子6には運転コンデンサ7
が並列に接続され、前記圧縮機とは離間した位置の冷蔵
庫の筐体に取り付けられている。
【0006】以上の構成で、単相誘導電動機2の始動時
には始動リレー1の主抵抗素子6の温度は低く、低抵抗
率であるため、補助巻線Aには大きな始動電流が流れて
単相誘導電動機2は始動される。その後、主抵抗素子6
は自らに流れる電流によって自己発熱し、高抵抗率とな
って補助巻線Aに流れる電流を低減させる。そして、運
転中は運転コンデンサ7による補助巻線電流と主巻線電
流との位相差によって単相誘導電動機2は運転されるも
のであった。
【0007】ここで、近年単相誘導電動機2の運転中に
おける上記主抵抗素子6の消費電力を削減するリレーが
開発されている。図7に係る従来の電力削減リレー10
0を用いた単相誘導電動機2の電気回路を示す。尚、こ
の図において図6と同一符号で示すものは同一とする。
【0008】この場合の電力削減リレー100は、前述
の主抵抗素子6と、スイッチング手段としての双方向性
三端子サイリスタ11と、この双方向性三端子サイリス
タ11をトリガするために前記主抵抗素子6と同様に正
の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子12と、双方向性
三端子サイリスタ11の保護用抵抗13とを予め配線し
てケース101内に収納することにより一体に構成され
ている。
【0009】前記双方向性三端子サイリスタ11は主抵
抗素子6に対して直列に接続されると共に、補助抵抗素
子12は双方向性三端子サイリスタ11のゲートと補助
巻線Aとの間に接続される。また、抵抗13は双方向性
三端子サイリスタ11のゲートと電源AC間に接続さ
れ、係る電力削減リレー100は従来の始動リレー1と
同様に圧縮機のケースに取り付けられる。
【0010】そして、単相誘導電動機2の始動時には主
抵抗素子6及び補助抵抗素子12の温度は何れも低く、
低抵抗率であるため、補助抵抗素子12を通して双方向
性三端子サイリスタ11のゲートに20mmA〜50m
mAのトリガ電流が流れる。これによって、双方向性三
端子サイリスタ11がON(導通)し、補助巻線Aには
大きな始動電流が流れて単相誘導電動機2は始動され
る。
【0011】その後、前述同様に主抵抗素子6は自らに
流れる電流によって自己発熱し、高温・高抵抗率となっ
て補助巻線Aに流れる電流を低減させる。このとき、補
助抵抗素子12も自らに流れるトリガ電流によって同様
に自己発熱し、高温・高抵抗率となるため、双方向性三
端子サイリスタ11のゲート電流は減少する。そして、
ゲート電流が非トリガ電流値まで低下すると、双方向性
三端子サイリスタがOFF(非導通)するため、主抵抗
素子6に流れる電流も遮断される(補助抵抗素子12の
温度上昇は主抵抗素子6の抵抗率上昇に伴う印可電圧の
上昇によって加速される)。以後は、同様に運転コンデ
ンサ7による補助巻線電流と主巻線電流との位相差によ
って単相誘導電動機2は運転される。
【0012】このように、始動後の運転中は主抵抗素子
6への通電が双方向性三端子サイリスタ11によって遮
断されるので、主抵抗素子6における消費電力(ワット
ロス)が削減される効果を奏するものであった(尚、補
助抵抗素子12における消費電力は主抵抗素子6に比し
て著しく小さい)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の電力
削減リレー100は、主抵抗素子6と一体化されて始動
リレーとしての機能も備えるものであったため、消費電
力の削減機能のみを後に付加することによって圧縮機用
単相誘導電動機の入力調整を行おうとすると、既存の始
動リレーを撤去しなければならなくなり、無用なコスト
の高騰を生じるなど、汎用性に乏しいものであった。
【0014】また、上述の如く通常の始動リレーと同様
に圧縮機のケースに取り付けられていたため、圧縮機及
び単相誘導電動機が発生する振動や熱によって双方向性
三端子サイリスタ11や抵抗13が破損(これらは熱や
振動に弱い)してしまう問題もあった。
【0015】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、既存の装置に簡単に適用
できると共に、信頼性も向上させた電動機用始動リレー
の消費電力削減装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の消費電
力削減装置は、正の抵抗温度係数を有する抵抗素子から
成る始動リレーを補助巻線に接続して成る電動機に適用
され、正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子やスイッ
チング手段などから成る電力削減リレーを、始動リレー
に対して直列に接続すると共に、電力削減リレーを電動
機から離間して設置したものである。
【0017】請求項2の発明の消費電力削減装置は、正
の抵抗温度係数を有する抵抗素子から成る始動リレーを
補助巻線に接続して成る電動機に適用され、正の抵抗温
度係数を有する補助抵抗素子やスイッチング手段などか
ら一体に構成され、接続用の端子を備えた電力削減リレ
ーを設け、前記端子により電力削減リレーを始動リレー
に対して直列に接続すると共に、電力削減リレーを電動
機から離間して設置したものである。
【0018】請求項3の発明の消費電力削減装置は、正
の抵抗温度係数を有する抵抗素子から成る始動リレーを
補助巻線に接続して成る電動機に適用され、電動機から
離間して配置され、接続用の端子を有した運転コンデン
サと、正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子やスイッ
チング手段などから一体に構成され、接続用の端子及び
端子受けを有した電力削減リレーを設け、この電力削減
リレーを運転コンデンサに取り付け、電力削減リレーの
端子受けに運転コンデンサの端子を接続すると共に、電
力削減リレーの端子により電力削減リレーを始動リレー
に対して直列に接続し、且つ、運転コンデンサを補助巻
線に接続したものである。
【0019】
【作用】請求項1の発明の電動機用始動リレーの消費電
力削減装置によれば、正の抵抗温度係数を有する補助抵
抗素子やスイッチング手段などから成る電力削減リレー
を、始動リレーに対して直列に接続するようにしたの
で、既存の始動リレーを用いた回路に付加して使用する
ことができる。従って、汎用性に富み、コストの高騰を
抑制することが可能となる。
【0020】また、電力削減リレーは電動機から離間し
て設置しているので、振動や熱に弱いスイッチング手段
などを電動機の発生する振動や熱から保護することが可
能となり、故障の発生を低減させて信頼性を向上させる
ことができるものである。
【0021】請求項2の発明の電動機用始動リレーの消
費電力削減装置によれば、上記に加えて電力削減リレー
に端子を設け、この端子により始動リレーに直列に接続
するようにしたので、電力削減リレーの取付作業性が著
しく容易となる。
【0022】請求項3の発明の電動機用始動リレーの消
費電力削減装置によれば、正の抵抗温度係数を有する補
助抵抗素子やスイッチング手段などから成る電力削減リ
レーを、始動リレーに対して直列に接続するようにした
ので、既存の始動リレーを用いた回路に付加して使用す
ることができる。従って、汎用性に富み、コストの高騰
を抑制することが可能となる。
【0023】また、電力削減リレーは電動機から離間し
て配置された運転コンデンサに取り付けるようにしたの
で、振動や熱に弱いスイッチング手段などを電動機の発
生する振動や熱から保護することが可能となり、故障の
発生を低減させて信頼性を向上させることができる。
【0024】特に、電力削減リレーの端子受けに運転コ
ンデンサの端子を接続し、電力削減リレーの端子により
それを始動リレーに対して直列に接続することで、運転
コンデンサも電動機の補助巻線に接続することができる
ので、運転コンデンサを使用した電動機において、電力
削減リレーの取付作業性が著しく容易となるものであ
る。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。図1は本発明の実施例の電力削減リレー21を用い
た単相誘導電動機2の電気回路、図2は電力削減リレー
21と運転コンデンサ7の正面図、図3は同側面図、図
4は同平面図、図5は電力削減リレー21を切断した電
力削減リレー21と運転コンデンサ7の分解正面図であ
る。尚、各図中において図6及び図7と同一符号は同一
のものとする。
【0026】本発明が適用される単相誘導電動機2は、
同じく図示しない冷蔵庫の冷媒回路を構成する圧縮機を
駆動するモータであり、主巻線Mと補助巻線Aとから構
成されている。そして、主巻線M及び補助巻線Aの一端
は温度ヒューズ3から成るプロテクタ4を介して単相交
流100V電源ACに接続される。
【0027】単相誘導電動機2の主巻線Mの他端は電源
ACに接続されるが、補助巻線Aには前述の始動リレー
1が接続されている。この始動リレー1は前述同様の正
の抵抗温度係数を有する主抵抗素子6から構成されてお
り、前述の圧縮機のケースに取り付けられている。この
主抵抗素子6は同様にチタン酸バリウムセラミックなど
から構成され、所定の温度に上昇するとその抵抗率が急
激に上昇する特性を備えている。
【0028】一方、7は前述の運転コンデンサである
が、図2〜図5に示すようにケース22に収納されてお
り、このケース22の上面には2本の接続用端子23、
23が突出して設けられている。このケース22の上面
周縁には外側に張り出した鍔部24が一体に形成されて
おり、前面下部からは固定片26が一体に突出形成され
ている。そして、運転コンデンサ7はこの固定片26に
より、前記単相誘導電動機2が内蔵された図示しない圧
縮機から離間した位置のこれも図示しない冷蔵庫の筐体
に配置取付されている。
【0029】他方、21は本発明の電力削減リレーであ
り、前述のスイッチング手段としての双方向性三端子サ
イリスタ11と、この双方向性三端子サイリスタ11を
トリガするために同様の正の抵抗温度係数を有する補助
抵抗素子12と、双方向性三端子サイリスタ11の保護
用抵抗13とを予め配線し、ケース27内に収納するこ
とによって一体に構成されている。
【0030】このケース27の下面周縁内側には係合爪
28が形成されており、ケース27内には下面に端子受
け31を備えた3本の接続用端子32、32、32が埋
設されており、何れも上方に突出している。
【0031】そして、係る電力削減リレー21の端子受
け31、31に運転コンデンサ7の端子23、23を挿
入して電気的に接続し、係合爪28を鍔部24に係合さ
せることによって電力削減リレー21のケース27を運
転コンデンサ7のケース22に固定する。そして、端子
32、32、32を用いて図1に示す如く単相誘導電動
機2の回路に配線接続する。
【0032】即ち、係る端子32、32、32による接
続によって、前記双方向性三端子サイリスタ11は主抵
抗素子6と電源AC間に直列に接続されると共に、補助
抵抗素子12は双方向性三端子サイリスタ11のゲート
と補助巻線Aとの間に接続される。また、抵抗13は双
方向性三端子サイリスタ11のゲートと電源AC間に接
続され、運転コンデンサ7は補助巻線Aと電源AC間に
接続される。
【0033】そして、単相誘導電動機2の始動時には主
抵抗素子6及び補助抵抗素子12の温度は何れも低く、
低抵抗率であるため、補助抵抗素子12を通して双方向
性三端子サイリスタ11のゲートに20mmA〜50m
mAのトリガ電流が流れる。これによって、双方向性三
端子サイリスタ11がON(導通)し、補助巻線Aには
大きな始動電流が流れて単相誘導電動機2は始動され
る。
【0034】その後、前述同様に主抵抗素子6は自らに
流れる電流によって自己発熱し、高温・高抵抗率となっ
て補助巻線Aに流れる電流を低減させる。このとき、補
助抵抗素子12も自らに流れるトリガ電流によって同様
に自己発熱し、高温・高抵抗率となるため、双方向性三
端子サイリスタ11のゲート電流は減少する。そして、
ゲート電流が非トリガ電流値まで低下すると、双方向性
三端子サイリスタがOFF(非導通)するため、主抵抗
素子6に流れる電流も遮断される(補助抵抗素子12の
温度上昇は主抵抗素子6の抵抗率上昇に伴う印可電圧の
上昇によって加速される)。以後は、同様に運転コンデ
ンサ7による補助巻線電流と主巻線電流との位相差によ
って単相誘導電動機2は運転される。
【0035】このように、始動後の運転中は主抵抗素子
6への通電が双方向性三端子サイリスタ11によって遮
断されるので、主抵抗素子6における消費電力(ワット
ロス)が削減される効果を奏するものであった(尚、補
助抵抗素子12における消費電力は主抵抗素子6に比し
て著しく小さい)。
【0036】即ち、本発明では補助抵抗素子12、双方
向性三端子サイリスタ11、抵抗13から成る電力削減
リレー21を、始動リレー1に対して直列に接続するよ
うにしたので、既存の始動リレー1を用いた回路に付加
して使用することができる。従って、汎用性に富み、コ
ストの高騰を抑制することが可能となる。
【0037】また、電力削減リレー21のケース27は
単相誘導電動機2及び圧縮機から離間して配置された運
転コンデンサ7のケース22に取り付けるようにしたの
で、振動や熱に弱い双方向性三端子サイリスタ11や抵
抗13を単相誘導電動機2や圧縮機の発生する振動や熱
から保護することが可能となり、故障の発生を低減させ
て信頼性を向上させることができる。
【0038】特に、電力削減リレー21の端子受け3
1、31に運転コンデンサ7の端子23、23を接続
し、電力削減リレー21の端子32、32、32により
それを始動リレー1に対して直列に接続することで、運
転コンデンサ7も単相誘導電動機2の補助巻線Aに接続
することができるので、電力削減リレー21の取付作業
性が著しく容易となる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子やスイッチ
ング手段などから成る電力削減リレーを、始動リレーに
対して直列に接続するようにしたので、既存の始動リレ
ーを用いた回路に付加して使用することができる。従っ
て、汎用性に富み、コストの高騰を抑制することが可能
となる。
【0040】また、電力削減リレーは電動機から離間し
て設置しているので、振動や熱に弱いスイッチング手段
などを電動機の発生する振動や熱から保護することが可
能となり、故障の発生を低減させて信頼性を向上させる
ことができるものである。
【0041】請求項2の発明によれば、上記に加えて電
力削減リレーに端子を設け、この端子により始動リレー
に直列に接続するようにしたので、電力削減リレーの取
付作業性が著しく容易となる。
【0042】請求項3の発明によれば、正の抵抗温度係
数を有する補助抵抗素子やスイッチング手段などから成
る電力削減リレーを、始動リレーに対して直列に接続す
るようにしたので、既存の始動リレーを用いた回路に付
加して使用することができる。従って、汎用性に富み、
コストの高騰を抑制することが可能となる。
【0043】また、電力削減リレーは電動機から離間し
て配置された運転コンデンサに取り付けるようにしたの
で、振動や熱に弱いスイッチング手段などを電動機の発
生する振動や熱から保護することが可能となり、故障の
発生を低減させて信頼性を向上させることができる。
【0044】特に、電力削減リレーの端子受けに運転コ
ンデンサの端子を接続し、電力削減リレーの端子により
それを始動リレーに対して直列に接続することで、運転
コンデンサも電動機の補助巻線に接続することができる
ので、運転コンデンサを使用した電動機において、電力
削減リレーの取付作業性が著しく容易となるものであ
る。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電力削減リレーを用いた単相
誘導電動機の電気回路図である。
【図2】電力削減リレーと運転コンデンサの正面図であ
る。
【図3】電力削減リレーと運転コンデンサの側面図であ
る。
【図4】電力削減リレーと運転コンデンサの平面図であ
る。
【図5】電力削減リレーを切断した電力削減リレーと運
転コンデンサの分解正面図である。
【図6】従来の単相誘導電動機の電気回路図である。
【図7】もう一つの従来の単相誘導電動機の電気回路図
である。
【符号の説明】
1 始動リレー 2 単相誘導電動機 7 運転コンデンサ 6 主抵抗素子 11 双方向性三端子サイリスタ(スイッチング手段) 12 補助抵抗素子 13 抵抗 21 電力削減リレー 27 ケース 23、32 端子 31 端子受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の抵抗温度係数を有する抵抗素子から
    成る始動リレーを補助巻線に接続して成る電動機におい
    て、 正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子やスイッチング
    手段などから成る電力削減リレーを、前記始動リレーに
    対して直列に接続すると共に、前記電力削減リレーを前
    記電動機から離間して設置したことを特徴とする電動機
    用始動リレーの消費電力削減装置。
  2. 【請求項2】 正の抵抗温度係数を有する抵抗素子から
    成る始動リレーを補助巻線に接続して成る電動機におい
    て、 正の抵抗温度係数を有する補助抵抗素子やスイッチング
    手段などから一体に構成され、接続用の端子を備えた電
    力削減リレーを設け、前記端子により電力削減リレーを
    前記始動リレーに対して直列に接続すると共に、前記電
    力削減リレーを前記電動機から離間して設置したことを
    特徴とする電動機用始動リレーの消費電力削減装置。
  3. 【請求項3】 正の抵抗温度係数を有する抵抗素子から
    成る始動リレーを補助巻線に接続して成る電動機におい
    て、 前記電動機から離間して配置され、接続用の端子を有し
    た運転コンデンサと、正の抵抗温度係数を有する補助抵
    抗素子やスイッチング手段などから一体に構成され、接
    続用の端子及び端子受けを有した電力削減リレーを設
    け、この電力削減リレーを前記運転コンデンサに取り付
    け、電力削減リレーの端子受けに運転コンデンサの端子
    を接続すると共に、前記電力削減リレーの端子により電
    力削減リレーを前記始動リレーに対して直列に接続し、
    且つ、前記運転コンデンサを前記補助巻線に接続したこ
    とを特徴とする電動機用始動リレーの消費電力削減装
    置。
JP7055909A 1995-03-15 1995-03-15 電動機用始動リレーの消費電力削減装置 Pending JPH08251959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7055909A JPH08251959A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 電動機用始動リレーの消費電力削減装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7055909A JPH08251959A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 電動機用始動リレーの消費電力削減装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251959A true JPH08251959A (ja) 1996-09-27

Family

ID=13012248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7055909A Pending JPH08251959A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 電動機用始動リレーの消費電力削減装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08251959A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19721103C2 (de) * 1996-05-20 1999-11-04 Murata Manufacturing Co Schaltungsanordnung zum Anlassen eines elektrischen Motors mit einem Thermistor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19721103C2 (de) * 1996-05-20 1999-11-04 Murata Manufacturing Co Schaltungsanordnung zum Anlassen eines elektrischen Motors mit einem Thermistor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5345126A (en) Positive temperature coefficient start winding protection
US4092573A (en) Motor starting and protecting apparatus
US6639502B2 (en) Overload protector with control element
JP3272493B2 (ja) 単相誘導電動機の起動装置
EP0571956B1 (en) Circuit for starting single-phase AC induction motor
US7630180B2 (en) Motor starter circuit
USRE31367E (en) Motor starting and protecting apparatus
EP2194640B1 (en) Low current electric motor starter
CN101212193A (zh) 一种小型制冷压缩机电机起动器
US5162718A (en) Starting device and circuit for starting single phase motors
WO2003105171A1 (ja) 直流電流遮断スイッチ
EP0875914B1 (en) Motor starting device and protector module with motor starter cut-out switch
JPH06245485A (ja) インバータ装置
JPH08251959A (ja) 電動機用始動リレーの消費電力削減装置
EP1966880B1 (en) A motor
KR100222980B1 (ko) 인버터 냉장고의 제어장치
JPH0824605B2 (ja) ヘアードライヤ
KR100222981B1 (ko) 인버터 냉장고의 제어장치
JPH05244787A (ja) 単相交流誘導モーターの起動回路
JPS63179184A (ja) 圧縮機の電動機用電装品
JP2664433B2 (ja) 3端子過熱防止器を用いたヒータ制御回路
JPH09285066A (ja) 電動式圧縮機の保護装置
JP3813505B2 (ja) 電動機の保護装置
JPH05244786A (ja) 単相交流誘導モーターの起動回路
JPS5930635Y2 (ja) 回転電気機械の始動及び保護装置