JPH05244786A - 単相交流誘導モーターの起動回路 - Google Patents
単相交流誘導モーターの起動回路Info
- Publication number
- JPH05244786A JPH05244786A JP4134092A JP4134092A JPH05244786A JP H05244786 A JPH05244786 A JP H05244786A JP 4134092 A JP4134092 A JP 4134092A JP 4134092 A JP4134092 A JP 4134092A JP H05244786 A JPH05244786 A JP H05244786A
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- JP
- Japan
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- triac
- circuit
- induction motor
- resistor
- motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トライアックを用いた単相交流誘導モーター
の起動回路であって、該トライアックのトリガー回路
が、少ない部品及び簡単な回路構成で実現されている、
安価でかつ信頼性に優れた起動回路を得る。 【構成】 単相交流誘導モーター11の補助巻線13に
直列に接続されたトライアック16のトリガー回路20
が、互いに直列に接続された正特性サーミスタ素子17
及び抵抗18で構成されており、両者の間の接続点19
がトライアック16のゲート端子に接続されている単相
交流誘導モーターの起動回路。
の起動回路であって、該トライアックのトリガー回路
が、少ない部品及び簡単な回路構成で実現されている、
安価でかつ信頼性に優れた起動回路を得る。 【構成】 単相交流誘導モーター11の補助巻線13に
直列に接続されたトライアック16のトリガー回路20
が、互いに直列に接続された正特性サーミスタ素子17
及び抵抗18で構成されており、両者の間の接続点19
がトライアック16のゲート端子に接続されている単相
交流誘導モーターの起動回路。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単相交流誘導モーター
の起動回路に関し、特に、トライアックを用いた無接点
方式の起動電流遮断回路を備えた起動回路に関する。
の起動回路に関し、特に、トライアックを用いた無接点
方式の起動電流遮断回路を備えた起動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫のコンプレッサーや各種ポンプに
おいて、単相交流誘導モーターが多用されている。この
種の単相交流誘導モーターの駆動回路の一例が、特開昭
61−39874号に開示されている。
おいて、単相交流誘導モーターが多用されている。この
種の単相交流誘導モーターの駆動回路の一例が、特開昭
61−39874号に開示されている。
【0003】上記先行技術に記載のモーター起動回路の
構成を図2を参照して説明する。単相交流誘導モーター
の始動巻線(補助巻線)1に直列にトライアック2の第
1,第2の主端子間が接続されている。また、トライア
ック2のゲート端子には、一点鎖線Aで囲まれたトリガ
ー回路が接続されている。この起動回路では、モーター
を起動する際に、トリガー回路Aより与えられるゲート
電圧が、トライアック2の第1,第2の主端子間を導通
状態とする値に設定されており、従って起動電流が始動
巻線1に通電され、モーターが起動される。そして、モ
ーター起動後には、トリガー回路Aから与えられるゲー
ト電圧が低下され、それによってトライアック2の第
1,第2の主端子間がオフ状態とされ、始動巻線1に電
流が流れなくなるように構成されている。上記トリガー
回路Aは、整流ブリッジ3を初めとし、多数の部品を図
示のように結線することにより構成されていた。
構成を図2を参照して説明する。単相交流誘導モーター
の始動巻線(補助巻線)1に直列にトライアック2の第
1,第2の主端子間が接続されている。また、トライア
ック2のゲート端子には、一点鎖線Aで囲まれたトリガ
ー回路が接続されている。この起動回路では、モーター
を起動する際に、トリガー回路Aより与えられるゲート
電圧が、トライアック2の第1,第2の主端子間を導通
状態とする値に設定されており、従って起動電流が始動
巻線1に通電され、モーターが起動される。そして、モ
ーター起動後には、トリガー回路Aから与えられるゲー
ト電圧が低下され、それによってトライアック2の第
1,第2の主端子間がオフ状態とされ、始動巻線1に電
流が流れなくなるように構成されている。上記トリガー
回路Aは、整流ブリッジ3を初めとし、多数の部品を図
示のように結線することにより構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2から明らかなよう
に、上記先行技術のモーター起動回路では、トリガー回
路Aを構成するのに非常に多数の部品を必要とし、しか
も複雑な結線作業が強いられていた。その結果、トリガ
ー回路Aのコストが非常に高くつくという問題があっ
た。
に、上記先行技術のモーター起動回路では、トリガー回
路Aを構成するのに非常に多数の部品を必要とし、しか
も複雑な結線作業が強いられていた。その結果、トリガ
ー回路Aのコストが非常に高くつくという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、少ない部品及び簡単な回
路により構成されたトリガー回路を有する単相交流誘導
モーターの起動回路を提供することにある。
路により構成されたトリガー回路を有する単相交流誘導
モーターの起動回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、主巻線及び補
助巻線を有する単相交流誘導モーターの起動回路であっ
て、第1,第2の主端子及びゲート端子を有し、かつ第
1,第2の主端子間が補助巻線に直列に接続されたトラ
イアックと、該トライアックのゲート端子に、第1,第
2の主端子間をオン状態またはオフ状態とするゲート電
圧を与えるように、該ゲート端子に接続されたトリガー
回路とを備える構成において、上記トリガー回路が、互
いに直列に接続されたサーミスタ素子及び抵抗を有し、
サーミスタ素子と抵抗との間の接続点が上記トライアッ
クのゲート端子に接続されていることを特徴とする。
助巻線を有する単相交流誘導モーターの起動回路であっ
て、第1,第2の主端子及びゲート端子を有し、かつ第
1,第2の主端子間が補助巻線に直列に接続されたトラ
イアックと、該トライアックのゲート端子に、第1,第
2の主端子間をオン状態またはオフ状態とするゲート電
圧を与えるように、該ゲート端子に接続されたトリガー
回路とを備える構成において、上記トリガー回路が、互
いに直列に接続されたサーミスタ素子及び抵抗を有し、
サーミスタ素子と抵抗との間の接続点が上記トライアッ
クのゲート端子に接続されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の起動回路では、サーミスタ素子に起動
電流を通電することにより、あるいはモーターもしくは
モーターが組み込まれる装置からの熱をサーミスタ素子
に与えることにより、正特性サーミスタ素子(以下、P
TCサーミスタ素子)の場合には抵抗値が急激に上昇
し、負特性サーミスタ素子(以下、NTCサーミスタ素
子)の場合には抵抗値が急激に低下する。従って、直列
に接続されたサーミスタ素子と抵抗との間の接続点がト
ライアックのゲート端子に接続されているため、起動電
流の通電あるいは上記モーターもしくはモーターが組み
込まれている装置からの熱の供給により、ゲート電圧の
値が変化される。よって、本発明では、上記トライアッ
クの第1,第2の主端子間をオン状態からオフ状態とす
るターンオフ電圧、並びにサーミスタ素子の特性及び抵
抗の値を選択することにより、モーターの起動後の上記
サーミスタ素子の抵抗値変化に従って、トライアックの
第1,第2の主端子間がオン状態からオフ状態に切り替
えられる。トリガー回路が、サーミスタ素子及び抵抗の
みで構成し得るため、トリガー回路の構成が非常に簡略
化され、かつ部品点数が低減される。
電流を通電することにより、あるいはモーターもしくは
モーターが組み込まれる装置からの熱をサーミスタ素子
に与えることにより、正特性サーミスタ素子(以下、P
TCサーミスタ素子)の場合には抵抗値が急激に上昇
し、負特性サーミスタ素子(以下、NTCサーミスタ素
子)の場合には抵抗値が急激に低下する。従って、直列
に接続されたサーミスタ素子と抵抗との間の接続点がト
ライアックのゲート端子に接続されているため、起動電
流の通電あるいは上記モーターもしくはモーターが組み
込まれている装置からの熱の供給により、ゲート電圧の
値が変化される。よって、本発明では、上記トライアッ
クの第1,第2の主端子間をオン状態からオフ状態とす
るターンオフ電圧、並びにサーミスタ素子の特性及び抵
抗の値を選択することにより、モーターの起動後の上記
サーミスタ素子の抵抗値変化に従って、トライアックの
第1,第2の主端子間がオン状態からオフ状態に切り替
えられる。トリガー回路が、サーミスタ素子及び抵抗の
みで構成し得るため、トリガー回路の構成が非常に簡略
化され、かつ部品点数が低減される。
【0008】
【実施例の説明】以下、図面を参照しつつ、本発明の実
施例につき説明する。図1は、本発明の一実施例の単相
交流誘導モーターの起動回路を示す回路図である。図1
において、単相交流誘導モーター11は、主巻線12及
びモーターを起動するための補助巻線13を有する。主
巻線12及び補助巻線13の一端は、スイッチ14を介
して電源15に接続されている。主巻線12の他端側も
電源15に接続されている。補助巻線13の他端側に
は、補助巻線13と第1,第2の主端子間が直列となる
ようにトライアック16が接続されている。他方、補助
巻線13に並列にPTC素子17が接続されている。P
TC素子17に直列に抵抗18が接続されており、PT
C素子17と抵抗18との間の接続点19がトライアッ
ク16のゲート端子に接続されている。
施例につき説明する。図1は、本発明の一実施例の単相
交流誘導モーターの起動回路を示す回路図である。図1
において、単相交流誘導モーター11は、主巻線12及
びモーターを起動するための補助巻線13を有する。主
巻線12及び補助巻線13の一端は、スイッチ14を介
して電源15に接続されている。主巻線12の他端側も
電源15に接続されている。補助巻線13の他端側に
は、補助巻線13と第1,第2の主端子間が直列となる
ようにトライアック16が接続されている。他方、補助
巻線13に並列にPTC素子17が接続されている。P
TC素子17に直列に抵抗18が接続されており、PT
C素子17と抵抗18との間の接続点19がトライアッ
ク16のゲート端子に接続されている。
【0009】本実施例のモーター起動回路では、上記P
TC素子17及び抵抗18によりトリガー回路20が構
成されており、該トリガー回路20から与えられるゲー
ト電圧により、トライアック16の第1,第2の主端子
間がオン状態あるいはオフ状態とされる。すなわち、ス
イッチ14を閉成した状態で、PTC素子17及び抵抗
18に通電された段階では、トライアック16の第1,
第2の主端子間をオン状態とするゲート電圧が接続点1
9から与えられるように、上記トライアック16のター
ンオン特性及び抵抗18の値が選択されている。そし
て、起動後に、PTC素子17がそれ自体の自己発熱に
より、あるいはモーター11が組み込まれるコンプレッ
サーやモーター11自体から熱供給されることにより抵
抗値が急激に高くなり、接続点19からトライアックの
16のゲート端子に与えられるゲート電圧が低下した場
合に、トライアック16の第1,第2の主端子間がオフ
状態とされるように構成されている。
TC素子17及び抵抗18によりトリガー回路20が構
成されており、該トリガー回路20から与えられるゲー
ト電圧により、トライアック16の第1,第2の主端子
間がオン状態あるいはオフ状態とされる。すなわち、ス
イッチ14を閉成した状態で、PTC素子17及び抵抗
18に通電された段階では、トライアック16の第1,
第2の主端子間をオン状態とするゲート電圧が接続点1
9から与えられるように、上記トライアック16のター
ンオン特性及び抵抗18の値が選択されている。そし
て、起動後に、PTC素子17がそれ自体の自己発熱に
より、あるいはモーター11が組み込まれるコンプレッ
サーやモーター11自体から熱供給されることにより抵
抗値が急激に高くなり、接続点19からトライアックの
16のゲート端子に与えられるゲート電圧が低下した場
合に、トライアック16の第1,第2の主端子間がオフ
状態とされるように構成されている。
【0010】上記のように、本実施例の単相交流誘導モ
ーター11の駆動回路では、トリガー回路20が、PT
C素子17及び抵抗18のみにより構成されているた
め、図2に示した従来の起動回路におけるトリガー回路
Aに比べて部品点数が大幅に低減されており、かつ回路
構成も非常に簡単なものとされている。本実施例の単相
交流誘導モーターの起動回路の動作を説明する。まず、
スイッチ14を閉成することにより、PTC素子17及
び抵抗18に通電され、トリガー回路20からトライア
ック16の第1,第2の主端子間をオン状態とするゲー
ト電圧が与えられ、それによって補助巻線13に通電さ
れる。そして、補助巻線13及び主巻線12に起動電流
が流れることにより、モーター11が起動される。
ーター11の駆動回路では、トリガー回路20が、PT
C素子17及び抵抗18のみにより構成されているた
め、図2に示した従来の起動回路におけるトリガー回路
Aに比べて部品点数が大幅に低減されており、かつ回路
構成も非常に簡単なものとされている。本実施例の単相
交流誘導モーターの起動回路の動作を説明する。まず、
スイッチ14を閉成することにより、PTC素子17及
び抵抗18に通電され、トリガー回路20からトライア
ック16の第1,第2の主端子間をオン状態とするゲー
ト電圧が与えられ、それによって補助巻線13に通電さ
れる。そして、補助巻線13及び主巻線12に起動電流
が流れることにより、モーター11が起動される。
【0011】モーター11の起動後に、PTC素子17
が自己発熱し、その抵抗値が急激に上昇する。その結
果、接続点19からトライアック16のゲート端子に与
えられるゲート電圧が急激に低下し、トライアック16
の第1,第2の主端子間がオフ状態とされる。従って、
補助巻線13に流れる電流が、上記PTC素子17の作
用により遮断することができる。スイッチ14が開放さ
れるまで、接続点19から与えられるゲート電圧が上記
のように非常に低い値とされ、従って補助巻線13に流
れる電流を遮断した状態が維持される。
が自己発熱し、その抵抗値が急激に上昇する。その結
果、接続点19からトライアック16のゲート端子に与
えられるゲート電圧が急激に低下し、トライアック16
の第1,第2の主端子間がオフ状態とされる。従って、
補助巻線13に流れる電流が、上記PTC素子17の作
用により遮断することができる。スイッチ14が開放さ
れるまで、接続点19から与えられるゲート電圧が上記
のように非常に低い値とされ、従って補助巻線13に流
れる電流を遮断した状態が維持される。
【0012】スイッチ14が開放され、モーターの駆動
を停止した場合には、PTC素子17への通電が終了す
るため、PTC素子17は、徐々に冷却され、初期状態
に復帰する。上記実施例では、PTC素子17の自己発
熱特性を利用して、ゲート電圧を低下させていたが、P
TC素子17をモーター11やモーター11が組み込ま
れるコンプレッサー等に熱結合し、起動後のモーターの
熱やモーターが組み込まれた装置からの熱により、ある
いは別に設けた熱源ヒータの熱により、PTC素子17
の抵抗値を高め、それによってトライアック16に供給
するゲート電圧を低めてトライアック16の第1,第2
の主端子間をオフ状態としてもよい。
を停止した場合には、PTC素子17への通電が終了す
るため、PTC素子17は、徐々に冷却され、初期状態
に復帰する。上記実施例では、PTC素子17の自己発
熱特性を利用して、ゲート電圧を低下させていたが、P
TC素子17をモーター11やモーター11が組み込ま
れるコンプレッサー等に熱結合し、起動後のモーターの
熱やモーターが組み込まれた装置からの熱により、ある
いは別に設けた熱源ヒータの熱により、PTC素子17
の抵抗値を高め、それによってトライアック16に供給
するゲート電圧を低めてトライアック16の第1,第2
の主端子間をオフ状態としてもよい。
【0013】図3は、本発明の他の実施例にかかる単相
交流誘導モーターの起動回路を示す回路図である。本実
施例では、トリガー回路30がNTC素子27と抵抗2
8とを直列に接続し、両者の間の接続点29をトライア
ック16のゲート端子に接続されている。その他の点に
ついては、図1に示した実施例と同様であるため、同一
部分については同一の参照番号を付することによりその
説明を省略する。
交流誘導モーターの起動回路を示す回路図である。本実
施例では、トリガー回路30がNTC素子27と抵抗2
8とを直列に接続し、両者の間の接続点29をトライア
ック16のゲート端子に接続されている。その他の点に
ついては、図1に示した実施例と同様であるため、同一
部分については同一の参照番号を付することによりその
説明を省略する。
【0014】本実施例においては、スイッチ14を閉成
した状態で、抵抗28及びNTC素子27に通電され、
抵抗28とNTC素子27の初期抵抗値とで分割された
電圧がゲート電圧としてトライアック16のゲート端子
に与えられる。他方、トライアック16の第1,第2の
主端子間は、この初期状態で与えられるゲート電圧によ
って第1,第2の主端子間がオン状態とされるように構
成されている。他方、スイッチ14を閉成し、モーター
11が起動された後においては、NTC素子27が自己
発熱し、その抵抗値が急激に低下する。従って、接続点
29からトライアック16のゲート端子に与えられるゲ
ート電圧がNTC素子27の抵抗値の急激な低下に伴っ
て急激に低下し、トライアック16の第1,第2の主端
子間がオフ状態とされ、補助巻線13に流れる電流が遮
断される。そして、スイッチ14を開放するまで、この
状態が持続される。
した状態で、抵抗28及びNTC素子27に通電され、
抵抗28とNTC素子27の初期抵抗値とで分割された
電圧がゲート電圧としてトライアック16のゲート端子
に与えられる。他方、トライアック16の第1,第2の
主端子間は、この初期状態で与えられるゲート電圧によ
って第1,第2の主端子間がオン状態とされるように構
成されている。他方、スイッチ14を閉成し、モーター
11が起動された後においては、NTC素子27が自己
発熱し、その抵抗値が急激に低下する。従って、接続点
29からトライアック16のゲート端子に与えられるゲ
ート電圧がNTC素子27の抵抗値の急激な低下に伴っ
て急激に低下し、トライアック16の第1,第2の主端
子間がオフ状態とされ、補助巻線13に流れる電流が遮
断される。そして、スイッチ14を開放するまで、この
状態が持続される。
【0015】なお、本実施例においても、NTC素子2
7を、モーター11やモーター11が組み込まれたコン
プレッサー等の装置に熱結合させておき、起動後に発生
した熱をNTC素子27に供給することにより、あるい
は別に設けた熱源ヒータの熱をNTC素子27に供給す
ることにより、上記ゲート電圧を急激に低下させてもよ
い。なお、図1及び図3に示した実施例おいて、回路抵
抗やコンデンサ等をさらに付加し、起動特性を用途に応
じて変更してもよい。
7を、モーター11やモーター11が組み込まれたコン
プレッサー等の装置に熱結合させておき、起動後に発生
した熱をNTC素子27に供給することにより、あるい
は別に設けた熱源ヒータの熱をNTC素子27に供給す
ることにより、上記ゲート電圧を急激に低下させてもよ
い。なお、図1及び図3に示した実施例おいて、回路抵
抗やコンデンサ等をさらに付加し、起動特性を用途に応
じて変更してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明では、トライアッ
クを用いた起動回路において、該トライアックのトリガ
ー回路が互いに直列に接続されたサーミスタ素子及び抵
抗のみで構成され得るため、トリガー回路の回路構成を
非常に簡単なものとすることができ、かつ必要な部品点
数を大幅に低減することができる。よって、トリガー回
路の簡略化により該トリガー回路の信頼性を高め得ると
ともに単相交流誘導モーターの起動回路のコストを大幅
に低減することが可能となる。しかも、起動後に上記ト
リガー回路によりトライアックがオフ状態とされて補助
巻線に流れる電流が完全に遮断されるため、単相交流誘
導モーターの消費電力を確実に低減することができる。
クを用いた起動回路において、該トライアックのトリガ
ー回路が互いに直列に接続されたサーミスタ素子及び抵
抗のみで構成され得るため、トリガー回路の回路構成を
非常に簡単なものとすることができ、かつ必要な部品点
数を大幅に低減することができる。よって、トリガー回
路の簡略化により該トリガー回路の信頼性を高め得ると
ともに単相交流誘導モーターの起動回路のコストを大幅
に低減することが可能となる。しかも、起動後に上記ト
リガー回路によりトライアックがオフ状態とされて補助
巻線に流れる電流が完全に遮断されるため、単相交流誘
導モーターの消費電力を確実に低減することができる。
【図1】本発明の一実施例の単相交流誘導モーターの起
動回路を示す回路図。
動回路を示す回路図。
【図2】従来の単相交流誘導モーターの起動回路を示す
回路図。
回路図。
【図3】本発明の他の実施例にかかる単相交流誘導モー
ターの起動回路を示す回路図。
ターの起動回路を示す回路図。
11…単相交流誘導モーター 12…主巻線 13…補助巻線 16…トライアック 17…PTC素子 18…抵抗 19…接続点 20…トリガー回路
Claims (1)
- 【請求項1】 主巻線と補助巻線とを有する単相交流誘
導モーターの起動回路であって、第1,第2の主端子及
びゲート端子を有し、かつ第1,第2の主端子間が補助
巻線に直列に接続されたトライアックと、前記トライア
ックのゲート端子に、第1,第2の主端子間をオン状態
またはオフ状態とするゲート電圧を与えるように該ゲー
ト端子に接続されたトリガー回路とを備える起動回路に
おいて、 前記トリガー回路が、互いに直列に接続されたサーミス
タ素子及び抵抗を有し、前記サーミスタ素子と抵抗との
間の接続点が前記トライアックのゲート端子に接続され
ていることを特徴とする、単相交流誘導モーターの起動
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134092A JPH05244786A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4134092A JPH05244786A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244786A true JPH05244786A (ja) | 1993-09-21 |
Family
ID=12605792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4134092A Pending JPH05244786A (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05244786A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103095187A (zh) * | 2011-11-01 | 2013-05-08 | 思科普有限责任公司 | 电机启动装置 |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4134092A patent/JPH05244786A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103095187A (zh) * | 2011-11-01 | 2013-05-08 | 思科普有限责任公司 | 电机启动装置 |
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