JPH05328767A - 単相交流誘導モーターの起動回路 - Google Patents
単相交流誘導モーターの起動回路Info
- Publication number
- JPH05328767A JPH05328767A JP4132614A JP13261492A JPH05328767A JP H05328767 A JPH05328767 A JP H05328767A JP 4132614 A JP4132614 A JP 4132614A JP 13261492 A JP13261492 A JP 13261492A JP H05328767 A JPH05328767 A JP H05328767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- triac
- ptc element
- phase
- circuit
- induction motor
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P1/00—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/16—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters
- H02P1/42—Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters for starting dynamo-electric motors or dynamo-electric converters for starting an individual single-phase induction motor
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H61/00—Electrothermal relays
- H01H61/002—Structural combination of a time delay electrothermal relay with an electrothermal protective relay, e.g. a start relay
- H01H2061/004—PTC resistor in series with start winding, e.g. adapted for being switched off after starting for limiting power dissipation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor And Converter Starters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 起動特性を損なうことなく消費電力を効果的
に低減することができ、再起動までの復帰時間の短縮及
びＰＴＣ素子の寿命の延長を図り得る単相交流誘導モー
ターの起動回路を得る。 【構成】 主巻線１２及び補助巻線１３を有する単相交
流誘導モーター１１の起動回路であって、補助巻線１３
に直列にＰＴＣ素子１６及びトライアック１７が接続さ
れており、トライアック１７のゲート端子に接続された
トリガー回路１８により、モーターの起動から所定時間
経過した後にトライアック１７のゲート電圧が低下され
てトライアック１７の主端子間がオフ状態とされるよう
に構成された単相交流誘導モーターの起動回路。
に低減することができ、再起動までの復帰時間の短縮及
びＰＴＣ素子の寿命の延長を図り得る単相交流誘導モー
ターの起動回路を得る。 【構成】 主巻線１２及び補助巻線１３を有する単相交
流誘導モーター１１の起動回路であって、補助巻線１３
に直列にＰＴＣ素子１６及びトライアック１７が接続さ
れており、トライアック１７のゲート端子に接続された
トリガー回路１８により、モーターの起動から所定時間
経過した後にトライアック１７のゲート電圧が低下され
てトライアック１７の主端子間がオフ状態とされるよう
に構成された単相交流誘導モーターの起動回路。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、単相交流誘導モーター
の起動回路に関し、特に、起動後に無接点方式で起動電
流を遮断することを可能とする回路を備えた起動回路に
関する。
の起動回路に関し、特に、起動後に無接点方式で起動電
流を遮断することを可能とする回路を備えた起動回路に
関する。
【０００２】
【従来の技術】冷蔵庫のコンプレッサーや各種ポンプに
おいて、単相交流誘導モーターが多用されている。この
種の単相交流誘導モーターの起動回路としては、電磁リ
レーを用いて構成されたものが広く用いられてきた。し
かしながら、起動時に流れる大電流により接点の焼きつ
き等が生じがちであるため、電磁リレーに代えて、正特
性サーミスター素子（以下、ＰＴＣ素子と略す）を用い
た起動回路が利用されてきている。ＰＴＣ素子を用いた
従来のモーター起動回路の一例を図２に示す。図２にお
いて、単相交流誘導モーター１は、主巻線２及び補助巻
線３を有する。主巻線２及び補助巻線３の一端は、スイ
ッチ４を介して電源５に接続されており、かつ主巻線２
の他端側も電源５に接続されている。さらに、補助巻線
３の他端側は、ＰＴＣ素子６を介して電源５に接続され
ている。
おいて、単相交流誘導モーターが多用されている。この
種の単相交流誘導モーターの起動回路としては、電磁リ
レーを用いて構成されたものが広く用いられてきた。し
かしながら、起動時に流れる大電流により接点の焼きつ
き等が生じがちであるため、電磁リレーに代えて、正特
性サーミスター素子（以下、ＰＴＣ素子と略す）を用い
た起動回路が利用されてきている。ＰＴＣ素子を用いた
従来のモーター起動回路の一例を図２に示す。図２にお
いて、単相交流誘導モーター１は、主巻線２及び補助巻
線３を有する。主巻線２及び補助巻線３の一端は、スイ
ッチ４を介して電源５に接続されており、かつ主巻線２
の他端側も電源５に接続されている。さらに、補助巻線
３の他端側は、ＰＴＣ素子６を介して電源５に接続され
ている。
【０００３】図２のモーター起動回路では、スイッチ４
をオン状態にすることにより、補助巻線３に電流が流
れ、モーター１が起動される。そして、モーター１を起
動した直後から、ＰＴＣ素子６にも電流が流れるため、
時間の経過と共に、ＰＴＣ素子６が自己発熱する。この
自己発熱により、ＰＴＣ素子６の抵抗値は急激に上昇
し、ＰＴＣ素子６に流れる電流が急激に減少する。それ
によって、補助巻線３に流れる起動電流が低減され、起
動後の消費電力を低減することが可能とされている。
をオン状態にすることにより、補助巻線３に電流が流
れ、モーター１が起動される。そして、モーター１を起
動した直後から、ＰＴＣ素子６にも電流が流れるため、
時間の経過と共に、ＰＴＣ素子６が自己発熱する。この
自己発熱により、ＰＴＣ素子６の抵抗値は急激に上昇
し、ＰＴＣ素子６に流れる電流が急激に減少する。それ
によって、補助巻線３に流れる起動電流が低減され、起
動後の消費電力を低減することが可能とされている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ＰＴＣ
素子６が自己発熱し、高抵抗値状態となった場合、ＰＴ
Ｃ素子６に流れる電流は減少するものの、図３に示すよ
うに、０にはならない。すなわち、ある程度の大きさの
残留電流が依然として補助巻線３及びＰＴＣ素子６に流
れ続ける。従って、数Ｗの電力が依然として消費され続
けることになる。また、スイッチ４をオフ状態とした後
においては、ＰＴＣ素子６の温度は急激には低下しな
い。従って、モーターの運転終了後に再起動するには、
ＰＴＣ素子６の冷却を待たねばならなかった。すなわ
ち、再起動が可能となるまでの復帰時間が比較的長いと
いう問題があった。さらに、ＰＴＣ素子６の発熱によ
り、ＰＴＣ素子６の周囲の部品に熱的な悪影響を与えた
り、ＰＴＣ素子６が発熱を続けるため、ＰＴＣ素子６の
寿命が短くなったりするという問題もあった。
素子６が自己発熱し、高抵抗値状態となった場合、ＰＴ
Ｃ素子６に流れる電流は減少するものの、図３に示すよ
うに、０にはならない。すなわち、ある程度の大きさの
残留電流が依然として補助巻線３及びＰＴＣ素子６に流
れ続ける。従って、数Ｗの電力が依然として消費され続
けることになる。また、スイッチ４をオフ状態とした後
においては、ＰＴＣ素子６の温度は急激には低下しな
い。従って、モーターの運転終了後に再起動するには、
ＰＴＣ素子６の冷却を待たねばならなかった。すなわ
ち、再起動が可能となるまでの復帰時間が比較的長いと
いう問題があった。さらに、ＰＴＣ素子６の発熱によ
り、ＰＴＣ素子６の周囲の部品に熱的な悪影響を与えた
り、ＰＴＣ素子６が発熱を続けるため、ＰＴＣ素子６の
寿命が短くなったりするという問題もあった。
【０００５】本発明の目的は、ＰＴＣ素子を用いた単相
交流誘導モーターの起動回路において、起動特性を損な
うことなく、消費電力をより一層低減することができ、
かつ再起動までの復帰時間の短縮及びＰＴＣ素子の寿命
の延長を図り得る単相交流誘導モーターの起動回路を提
供することにある。
交流誘導モーターの起動回路において、起動特性を損な
うことなく、消費電力をより一層低減することができ、
かつ再起動までの復帰時間の短縮及びＰＴＣ素子の寿命
の延長を図り得る単相交流誘導モーターの起動回路を提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、主巻線及び補
助巻線を有する単相交流誘導モーターの起動回路であっ
て、補助巻線に直列に接続されたＰＴＣ素子と、第１，
第２の主端子及びゲート端子を有し、前記第１，第２の
主端子間が前記ＰＴＣ素子に直列に接続されたトライア
ックと、前記トライアックのゲート端子に接続されてお
りかつ起動から所定時間経過後にトライアックのゲート
電圧を低下させてトライアックをオフ状態とするトリガ
ー回路とを備えることを特徴とする単相交流誘導モータ
ーの起動回路である。
助巻線を有する単相交流誘導モーターの起動回路であっ
て、補助巻線に直列に接続されたＰＴＣ素子と、第１，
第２の主端子及びゲート端子を有し、前記第１，第２の
主端子間が前記ＰＴＣ素子に直列に接続されたトライア
ックと、前記トライアックのゲート端子に接続されてお
りかつ起動から所定時間経過後にトライアックのゲート
電圧を低下させてトライアックをオフ状態とするトリガ
ー回路とを備えることを特徴とする単相交流誘導モータ
ーの起動回路である。
【０００７】
【作用】本発明では、起動電流が流れると、補助巻線、
ＰＴＣ素子及びトライアックの第１，第２の主端子間に
電流が流れ、モーターが起動される。そして、ＰＴＣ素
子が自己発熱しかつその抵抗値が急激に上昇することに
より、補助巻線に流れる電流が抑制される。さらに、起
動から所定時間経過した後にトリガー回路によりトライ
アックのゲート電圧が低下されてトライアックがオフ状
態とされる。その結果、ＰＴＣ素子に流れる電流が遮断
される。
ＰＴＣ素子及びトライアックの第１，第２の主端子間に
電流が流れ、モーターが起動される。そして、ＰＴＣ素
子が自己発熱しかつその抵抗値が急激に上昇することに
より、補助巻線に流れる電流が抑制される。さらに、起
動から所定時間経過した後にトリガー回路によりトライ
アックのゲート電圧が低下されてトライアックがオフ状
態とされる。その結果、ＰＴＣ素子に流れる電流が遮断
される。
【０００８】
【実施例の説明】以下、本発明の実施例を図面を参照し
つつ説明することにより、本発明を明らかにする。図１
は、本発明の一実施例の単相交流誘導モーターの起動回
路を示す回路図である。単相交流誘導モーター１１は、
主巻線１２及び補助巻線１３を有する。主巻線１２及び
補助巻線１３は、一端側においてスイッチ１４を介して
電源１５に接続されている。主巻線１２の他端も電源１
５に接続されている。補助巻線１３の他端には、ＰＴＣ
素子１６が補助巻線１３と直列に接続されている。そし
て、トライアック１７の第１の主端子がＰＴＣ素子１６
に接続されている。そして、トライアック１７の第２の
主端子は電源１５に接続されている。すなわち、トライ
アック１７の第１，第２の主端子間が、補助巻線１３及
びＰＴＣ素子１６と直列に接続されている。
つつ説明することにより、本発明を明らかにする。図１
は、本発明の一実施例の単相交流誘導モーターの起動回
路を示す回路図である。単相交流誘導モーター１１は、
主巻線１２及び補助巻線１３を有する。主巻線１２及び
補助巻線１３は、一端側においてスイッチ１４を介して
電源１５に接続されている。主巻線１２の他端も電源１
５に接続されている。補助巻線１３の他端には、ＰＴＣ
素子１６が補助巻線１３と直列に接続されている。そし
て、トライアック１７の第１の主端子がＰＴＣ素子１６
に接続されている。そして、トライアック１７の第２の
主端子は電源１５に接続されている。すなわち、トライ
アック１７の第１，第２の主端子間が、補助巻線１３及
びＰＴＣ素子１６と直列に接続されている。
【０００９】他方、トライアック１７のゲート端子に
は、トリガー回路１８が接続されている。トリガー回路
１８は、トライアック１７のゲート端子にゲート電圧を
与え、モーター１１を起動してから所定時間経過後に、
トライアック１７の第１，第２の主端子間をオフ状態と
するように、ゲート電圧を低下させるように構成されて
いる。このような、トリガー回路１８としては、公知の
ＣＲ回路等を用いることができる。一例を図４に示す。
は、トリガー回路１８が接続されている。トリガー回路
１８は、トライアック１７のゲート端子にゲート電圧を
与え、モーター１１を起動してから所定時間経過後に、
トライアック１７の第１，第２の主端子間をオフ状態と
するように、ゲート電圧を低下させるように構成されて
いる。このような、トリガー回路１８としては、公知の
ＣＲ回路等を用いることができる。一例を図４に示す。
【００１０】トリガー回路１８は、電源１５（図１参
照）に接続される端子２１，２２間にダイオード２３，
抵抗２４及びコンデンサ２５を直列に接続し、抵抗２４
とコンデンサ２５との間の接続点２６がトライアック１
７のゲート端子に接続されるように構成されている。こ
のトリガー回路１８では、電源１５がオン状態とされた
後のコンデンサ２５への 電電圧を利用してゲート電圧
が低下される。なお、トリガー回路１８は、図４に示し
たＣＲ回路等の公知の回路構成により実現することがで
きるが、トライアック１７をオフ状態とするタイミング
は、モーター１１の起動開始からの経過時間を基準とし
て設定してもよく、あるいはモーター１１の回転数や補
助捲線１３において発生する誘導起電力を基準として設
定してもよい。
照）に接続される端子２１，２２間にダイオード２３，
抵抗２４及びコンデンサ２５を直列に接続し、抵抗２４
とコンデンサ２５との間の接続点２６がトライアック１
７のゲート端子に接続されるように構成されている。こ
のトリガー回路１８では、電源１５がオン状態とされた
後のコンデンサ２５への 電電圧を利用してゲート電圧
が低下される。なお、トリガー回路１８は、図４に示し
たＣＲ回路等の公知の回路構成により実現することがで
きるが、トライアック１７をオフ状態とするタイミング
は、モーター１１の起動開始からの経過時間を基準とし
て設定してもよく、あるいはモーター１１の回転数や補
助捲線１３において発生する誘導起電力を基準として設
定してもよい。
【００１１】次に、本実施例の単相交流誘導モーターの
起動回路の動作を説明する。スイッチ１４を閉成するこ
とにより、トリガー回路１８が動作され、トライアック
１７の第１，第２の主端子間がオン状態とされ、補助巻
線１３に電流が流れ、単相交流誘導モーター１１が起動
される。そして、ＰＴＣ素子１６に電流が流れることに
より、該ＰＴＣ素子１６が発熱し、その抵抗値が急激に
上昇する。その結果、補助巻線１３、ＰＴＣ素子１６及
びトライアック１７を流れる電流値が急激に減少する。
起動回路の動作を説明する。スイッチ１４を閉成するこ
とにより、トリガー回路１８が動作され、トライアック
１７の第１，第２の主端子間がオン状態とされ、補助巻
線１３に電流が流れ、単相交流誘導モーター１１が起動
される。そして、ＰＴＣ素子１６に電流が流れることに
より、該ＰＴＣ素子１６が発熱し、その抵抗値が急激に
上昇する。その結果、補助巻線１３、ＰＴＣ素子１６及
びトライアック１７を流れる電流値が急激に減少する。
【００１２】さらに、単相交流誘導モーター１１の起動
から一定時間経過後に、トリガー回路１８がトライアッ
ク１７のゲート電圧を低下させ、トライアック１７の第
１，第２の主端子間をオフ状態とする。その結果、補助
巻線１３に流れる電流が０とされる。なお、スイッチ１
４が開放されるまで、主巻線１１とトリガー回路１８と
には通電されるため、トライアック１７の第１，第２の
主端子間はスイッチ１４が開放されるまでオフ状態を維
持される。従って、本実施例のモーター起動回路では、
モーター１１が起動され、トライアック１７がオフ状態
とされた後には、主巻線１２における消費電力と、トリ
ガー回路１８の消費電力のみが消費されることになる。
よって、従来の図２に示したモーター起動回路に比べ
て、消費電力を１／１０程度に低減することができる。
から一定時間経過後に、トリガー回路１８がトライアッ
ク１７のゲート電圧を低下させ、トライアック１７の第
１，第２の主端子間をオフ状態とする。その結果、補助
巻線１３に流れる電流が０とされる。なお、スイッチ１
４が開放されるまで、主巻線１１とトリガー回路１８と
には通電されるため、トライアック１７の第１，第２の
主端子間はスイッチ１４が開放されるまでオフ状態を維
持される。従って、本実施例のモーター起動回路では、
モーター１１が起動され、トライアック１７がオフ状態
とされた後には、主巻線１２における消費電力と、トリ
ガー回路１８の消費電力のみが消費されることになる。
よって、従来の図２に示したモーター起動回路に比べ
て、消費電力を１／１０程度に低減することができる。
【００１３】しかも、トライアック１７の第１，第２の
主端子間がオフ状態とされた後には、ＰＴＣ素子１６に
は通電されないため、ＰＴＣ素子１６の温度がモーター
１１の定格運転中に徐々に低下する。従って、スイッチ
１４をオフ状態とし、再度モーター１１を起動するまで
に、ＰＴＣ素子１６は十分に冷却される。よって、図２
に示した従来のモーター起動回路に比べて再起動までの
復帰時間を短縮することができる。
主端子間がオフ状態とされた後には、ＰＴＣ素子１６に
は通電されないため、ＰＴＣ素子１６の温度がモーター
１１の定格運転中に徐々に低下する。従って、スイッチ
１４をオフ状態とし、再度モーター１１を起動するまで
に、ＰＴＣ素子１６は十分に冷却される。よって、図２
に示した従来のモーター起動回路に比べて再起動までの
復帰時間を短縮することができる。
【００１４】
【発明の効果】本発明では、単相交流誘導モーターの起
動後に、ＰＴＣ素子により補助巻線への電流供給が抑制
され、さらにトリガー回路の動作によりトライアック１
７の第１，第２の主端子間が遮断されて補助巻線及びＰ
ＴＣ素子に流れる電流が０とされる。従って、従来のＰ
ＴＣ素子を用いたモーター起動回路に比べて、消費電力
を大幅に低減することができる。また、トライアックの
第１，第２の主端子間がオフ状態とされた後には、ＰＴ
Ｃ素子に電流が流れなくなるため、再起動までの復帰時
間を短縮することができ、しかもＰＴＣ素子が高温状態
にある時間が短縮されるため、周囲の部品に対する熱的
悪影響が低減され、かつＰＴＣ素子自体の寿命も延長さ
れる。
動後に、ＰＴＣ素子により補助巻線への電流供給が抑制
され、さらにトリガー回路の動作によりトライアック１
７の第１，第２の主端子間が遮断されて補助巻線及びＰ
ＴＣ素子に流れる電流が０とされる。従って、従来のＰ
ＴＣ素子を用いたモーター起動回路に比べて、消費電力
を大幅に低減することができる。また、トライアックの
第１，第２の主端子間がオフ状態とされた後には、ＰＴ
Ｃ素子に電流が流れなくなるため、再起動までの復帰時
間を短縮することができ、しかもＰＴＣ素子が高温状態
にある時間が短縮されるため、周囲の部品に対する熱的
悪影響が低減され、かつＰＴＣ素子自体の寿命も延長さ
れる。
【００１５】さらに、ＰＴＣ素子に直列にトライアック
が接続されているため、無接点方式の電流遮断回路を低
電流下で動作させることができるため、モーター起動回
路の信頼性も高められている。のみならず、トライアッ
クが故障し、第１，第２の主端子間が短絡したとして
も、ＰＴＣ素子により補助巻線に流れる電流を抑制する
ことができるため、安全性においても優れたモーター起
動回路を提供することができる。
が接続されているため、無接点方式の電流遮断回路を低
電流下で動作させることができるため、モーター起動回
路の信頼性も高められている。のみならず、トライアッ
クが故障し、第１，第２の主端子間が短絡したとして
も、ＰＴＣ素子により補助巻線に流れる電流を抑制する
ことができるため、安全性においても優れたモーター起
動回路を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例の単相交流誘導モーターの起
動回路を示す回路図。
動回路を示す回路図。
【図２】従来のモーター起動回路を示す回路図。
【図３】従来例におけるＰＴＣ素子に流れる時間的変化
を示す図。
を示す図。
【図４】トリガー回路の一例を示す回路図。
１１…単相交流誘導モーター １２…主巻線 １３…補助巻線 １６…ＰＴＣ素子 １７…トライアック １８…トリガー回路
Claims (1)
- 【請求項１】 主巻線と補助巻線とを有する単相交流誘
導モーターの起動回路であって、 補助巻線に直列に接続された正特性サーミスター素子
と、 第１，第２の主端子及びゲート端子を有し、前記第１，
第２の主端子間が前記正特性サーミスター素子に直列に
接続されたトライアックと、 前記トライアックのゲート端子に接続されており、かつ
起動から所定時間経過した後にトライアックのゲート電
圧を低下させてトライアックをオフ状態とするトリガー
回路とを備えることを特徴とする、単相交流誘導モータ
ーの起動回路。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4132614A JPH05328767A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
| EP93108443A EP0571956B1 (en) | 1992-05-25 | 1993-05-25 | Circuit for starting single-phase AC induction motor |
| US08/067,555 US5391971A (en) | 1992-05-25 | 1993-05-25 | Circuit for starting single-phase AC induction motor |
| DE69312576T DE69312576T2 (de) | 1992-05-25 | 1993-05-25 | Anlassschaltung für einen Einphasen-Induktionsmotor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4132614A JPH05328767A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05328767A true JPH05328767A (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=15085452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4132614A Pending JPH05328767A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 単相交流誘導モーターの起動回路 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5391971A (ja) |
| EP (1) | EP0571956B1 (ja) |
| JP (1) | JPH05328767A (ja) |
| DE (1) | DE69312576T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1569325A2 (en) | 2004-02-24 | 2005-08-31 | Texas Instruments Incorporated | A motor starter device having reduced power consumption |
Families Citing this family (25)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0618669A1 (de) * | 1993-03-30 | 1994-10-05 | Siemens Aktiengesellschaft | Asychronmaschine mit einem Kurzschlussläufer |
| US5617001A (en) * | 1995-02-13 | 1997-04-01 | Texas Instruments Incorporated | A.C. motor starting control circuit utilizing triggerable semiconductor switching device |
| JPH09285168A (ja) * | 1996-04-16 | 1997-10-31 | Murata Mfg Co Ltd | モータ起動用回路 |
| JPH09294387A (ja) * | 1996-04-25 | 1997-11-11 | Murata Mfg Co Ltd | モータ起動用部品 |
| US5883488A (en) * | 1996-07-26 | 1999-03-16 | Emerson Electric Co. | Method and apparatus for multispeed hybrid start switch for a motor |
| US6122154A (en) * | 1997-04-24 | 2000-09-19 | Damerow; Robert William | Motor starting device and protector module with motor starter cut-out switch |
| ITMI990804A1 (it) * | 1999-04-16 | 2000-10-16 | Minu Spa | Circuito di avviamento per motori particolarmente per compressori di frigoriferi |
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