JPH0927260A - 温度ヒューズ及びそれを用いた自動車用送風機の制御装置 - Google Patents

温度ヒューズ及びそれを用いた自動車用送風機の制御装置

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JPH0927260A
JPH0927260A JP17456195A JP17456195A JPH0927260A JP H0927260 A JPH0927260 A JP H0927260A JP 17456195 A JP17456195 A JP 17456195A JP 17456195 A JP17456195 A JP 17456195A JP H0927260 A JPH0927260 A JP H0927260A
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magnet
thermal fuse
transistor
blower
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Toru Shimazaki
徹 島崎
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TAISE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電流容量を大きくすることができ、且つ製造を
容易にする。 【解決手段】所定間隔で相対配置された2つの固定部材
11、12と、一方の固定部材11に所定温度以下では
離脱しないように固定された永久磁石13と、永久磁石
13に対向配置され他方の固定部材12に可溶合金14
で2ケ所をろう付けされた磁性体15とを有し、2本の
リード線8、9はそれぞれろう付け位置の異なる可溶合
金14に固着されている。磁石の吸引作用により、瞬時
にアークを防止できる分断距離にすることができる。ま
た、製造が容易になる。さらに、磁石、磁性体及びろう
付け用可溶合金の大きさを任意に設定することができる
ので、電流容量を大きくすることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は温度ヒューズに係
り、特に電子機器、電機機器及び熱電機器類の使用時に
おける温度異常を感知して回路遮断を行ない、機器の重
大な損傷や火災を未然に防止する温度ヒューズに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、電子機器、電機機器及び熱電機器類の使用時におけ
る温度異常を感知して、制御装置等の回路遮断を行なう
温度ヒューズは、2本のリード線間に回路遮断手段を有
しているものがある。このような回路遮断手段には、例
えば図11(a)、(b)に示すように、主に2本のリ
ード線50、51間に接続された可溶合金52と、この
可溶合金52を被包する特殊フラックス53とからな
る。可溶合金52は周辺温度が上昇して所定の温度以上
になった時に溶融し、可溶合金52がもつ表面張力と特
殊フラックス53の作用によって、瞬時に各リード線5
0、51の先端に球状化される。これにより確実に回路
を遮断することができる。なお図12(a)、(b)に
示す回路遮断手段も上述した回路遮断手段と同じ構成で
あるので、符号を同一にして説明を省略する。
【0003】しかし、このように構成された回路遮断手
段は、5A程度の電流容量しか確保できず、また、アー
クを防止できる分断距離に達するまで長時間を要してい
た。また、回路遮断手段は図13(a)、(b)に示す
ように、外装ケース54と、外装ケース54に導通接続
されたリード線55と、外装ケース54内のリード線5
5側に固定された感温ペレット56と、外装ケース54
内の反リード線55側に絶縁固定されたリード線57
と、外装ケース54内に納置されリード線57に接触し
た状態にスプリングS、Tによって保持される星形可動
電極58とからなる。星形可動電極58はスプリングT
の押圧力により外装ケース54とリード線57との接触
を維持させる。このような回路遮断手段において周辺温
度が上昇して所定の温度以上になると、感温ペレット5
6が溶融・液状化し、スプリングSの押圧力がスプリン
グTの押圧力に打ち勝つので、星形可動電極58はリー
ド線55方向に移動する。これにより星形可動電極58
はリード線57との接触が断たれるので、確実に回路を
遮断することができる。
【0004】しかしながら、この回路遮断手段は接触に
よる導通なので15A程度までの電流容量しか確保する
ことができなかった。さらに、回路遮断手段は図14に
示すように、抵抗器R11、R12、コンデンサC11、ター
ミナルT11、T12等が実装された基板60に、湾曲した
板バネ61の一方がカシメられ、他方が可溶合金62で
ろう付けされている。板バネ61は弾発力に抗した状態
で基板60にろう付けされているので、周辺温度が上昇
して所定の温度以上になると、可溶合金62が溶融し、
弾発力により所定位置(2点鎖線の位置)まで跳ね上が
る。これにより確実に回路を遮断することができる。
【0005】しかしながら、この回路遮断手段は組立時
に板バネの弾発力に抗した状態で、この板バネをろう付
けしなければならないので、製造するのが難しかった。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
されたもので、電流容量を大きくすることができ、且つ
製造が容易な温度ヒューズを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の温度ヒューズは、2本のリード線間に温度異
常の際、回路を遮断する回路遮断手段を有する温度ヒュ
ーズにおいて、回路遮断手段は所定間隔で相対配置され
た2つの固定部材と、一方の固定部材に所定温度以下で
は離脱しないように固定された磁石と、磁石に対向配置
され他方の固定部材に可溶合金で複数箇所をろう付けさ
れた磁性体とを有し、2本のリード線はそれぞれろう付
け位置の異なる可溶合金に固着されたものである。
【0007】回路遮断手段は磁性体からなる一方の固定
部材と、この一方の固定部材に対向配置され他方の固定
部材に可溶合金で複数箇所をろう付けされた磁石とを有
するものである。また、回路遮断手段は基板と、基板の
一方の板面に所定温度以下では離脱しないように固定さ
れた磁石と、基板の他方の板面に可溶合金によって磁石
に対して反発状態で複数箇所をろう付けされた磁石とを
有するものである。
【0008】また、回路遮断手段には磁石及び磁性体を
囲繞する隔壁を設けてもよい。さらに、本発明の温度ヒ
ューズの好適な態様としては、耐熱性の絶縁基板と、絶
縁基板上に送風機モータの回転を制御するトランジスタ
とを備え、トランジスタは絶縁基板上に形成された導体
パターンにより接続端子に結合されている自動車用送風
機の制御装置において、トランジスタと導体パターンと
の間に過大電流を防止するための上述したような温度ヒ
ューズを設けたものである。
【0009】また、本発明の温度ヒューズの好適な態様
としては、複数の放熱フインが並設されたヒートシンク
本体と、ヒートシンク本体に内設され自動車用送風機モ
ータへの電源を制御するパワートランジスタと、パワー
トランジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、か
つヒートシンク本体の放熱フインの外面に螺着されたシ
ート状保護抵抗と、パワートランジスタを封止するカバ
ーとを備えた自動車用送風機の制御装置において、ヒー
トシンク本体内にパワートランジスタおよびシート状保
護抵抗への過大電流を防止するための上述のような温度
ヒューズを設けたものである。
【0010】ここで、所定温度以下では離脱しないと
は、磁性体を他方の固定部材にろう付けするための可溶
合金が溶融するような温度域では離脱しないことをい
う。このような温度ヒューズは、所定温度以上になる
と、ろう付けに使用されている可溶合金が溶融するの
で、この可溶合金で他方の固定部材に固定されていた磁
性体または磁石は、一方の固定部材に固定された磁石ま
たは磁性体からなる一方の固定部材に吸引される。ま
た、磁石及び磁性体を囲繞する隔壁を設ければ、溶断後
に磁性体が周辺回路に移動してしまうことを防ぐことが
できる。
【0011】さらに、基板の両板面に反発状態で固定さ
れた磁石を有する温度ヒューズは、所定温度以上になる
と、ろう付けに使用されている可溶合金が溶融するの
で、この可溶合金で他方の板面に固定されていた磁石
は、一方の板面に固定された磁石によって基板上から離
脱される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の温度ヒューズの実
施の形態を、自動車用送風機の制御装置に用いて説明す
る。自動車用送風機の制御装置は図2に示すように、耐
熱性の絶縁基板2と、この耐熱性の絶縁基板2上に設け
られ送風機モータの回転を制御するパワートランジスタ
又はパワーMOS FET等のトランジスタ3と、絶縁
基板2上に形成された導体パターン4及びトランジスタ
3を結合する接続端子5とからなる。また、絶縁基板2
上には過大電流や異常温度による事故防止のための温度
ヒューズ1が設けられている。耐熱性の絶縁基板2は、
例えばセラミック基板、ホーロー基板等の放熱効果を得
られるものが使用される。なお、絶縁基板2はメタルコ
ア基板や金属基材銅張板等を用いても良い。また、導体
パターン4は薄膜、メッキもしくは厚膜印刷等で形成さ
れている。
【0013】トランジスタ3は絶縁基板2上にダイスボ
ンディングされている。なお、ダイスボンディングの
際、トランジスタ3と絶縁基板2との間に、放熱効果向
上及び熱膨張係数の違いに基づくクラック防止等を図る
ために金属等の板(図示せず)を介在させてもよい。導
体パターン4にはコレクタ端子パターン4a、ベース端
子パターン4b及びエミッタ端子パターン4cが形成さ
れている。コレクタ端子パターン4aは温度ヒューズ1
を介してトランジスタ3のコレクタに、ベース端子パタ
ーン4bは配線ワイヤー6を介してトランジスタ3のベ
ースに、エミッタ端子パターン4cは配線ワイヤー7を
介してトランジスタ3のエミッタにそれぞれ接続されて
いる。なお、温度ヒューズ1を設ける箇所はコレクタ端
子パターン4aだけではなく、ベース端子パターン4b
及びエミッタ端子パターン4cへ設けてもよい。
【0014】接続端子5は後述する送風機モータ、蓄電
池、駆動回路に接続されたコネクタ(図示せず)との接
続を行なうためのもので、導体パターン4のコレクタ端
子パターン4a、ベース端子パターン4b及びエミッタ
端子パターン4cと各接続端子5a、5b、5cとは、
ろう付け、リベットによるカシメ等の手段により結合さ
れている。
【0015】温度ヒューズ1は図1(a)に示すよう
に、2本のリード線8、9間に温度異常の際、回路を遮
断する回路遮断手段10を有している。この回路遮断手
段10は所定間隔で相対配置された2つの固定部材1
1、12と、一方の固定部材11に所定温度以下では離
脱しないように固定されたフェライト磁石または希土類
磁石等の永久磁石13と、この永久磁石13に対向配置
され他方の固定部材12に可溶合金14で複数箇所、例
えば2ケ所をろう付けされたFe、Co、Ni、MnF
24またはZnFe24等の磁性体15とを有してい
る。なお、2本のリード線8、9はそれぞれ可溶合金1
4に固着されている。
【0016】固定部材11は永久磁石13を固着しやす
く、且つ可溶合金14が溶融するような温度では変化し
ない材質が好ましい。また、固定部材12は磁性体15
を表面実装しやすいプリント基板、セラミック基板等が
好ましい。可溶合金14はヒューズの温度が上昇するこ
とにより溶断するPb系の材料、例えばウッドメタル
(Sn-Bi-Pb-Cd)、セルロー(Sn-Bi-Pb-Cd-In)などの
低融点合金が用いられる。
【0017】したがって、周辺温度が上昇して可溶合金
14が溶融する温度になると、永久磁石13は固定部材
11からは離脱しないが、磁性体15は可溶合金14が
溶融するので、永久磁石13に吸引されることになる。
なお、永久磁石13を固定する固定部材11に、図3に
示すような永久磁石13及び磁性体15を囲繞する隔壁
16を設ければ、万が一、溶断後に永久磁石13に吸着
された磁性体15が振動、衝撃等で離脱した場合でも、
この磁性体15が周辺回路に移動してしまうことを防ぐ
ことができる。また、図4に示すように、基板17に可
溶合金14で2ケ所をろう付けされた磁性体15を、永
久磁石25が内設されたカバー18で覆設するように構
成してもよい。この場合、表面実装への対応を考え、リ
ード線8、9を表面実装対応可能なリード形状(例えば
端子)にして実装し、もしくは耐熱性の絶縁基板2に磁
性体15の表面実装用のパッドを設け、耐熱性の絶縁基
板2自体に磁性体15を実装する。これにより、表面実
装後に、カバー18を組み付けることができるので、表
面実装の際、万が一、可溶合金14が溶融しても、磁性
体15は永久磁石13に吸引されずに済む。
【0018】このように温度ヒューズを構成すれば、永
久磁石、磁性体及びろう付け用可溶合金の大きさを任意
に設定することができるので、図11、図12、図13
に示すような従来の温度ヒューズの電流容量を例えば2
0〜30Aぐらいまで大きくすることができる。このよ
うな自動車用送風機の制御装置20の制御回路の構成は
例えば図5に示すように、トランジスタ3、温度ヒュー
ズ1、送風機モータM1及び蓄電池Eからなる直列回路
である。トランジスタ3のベース・コレクタ間に接続さ
れたツェナダイオードZD1、コンデンサC1は、何等か
の理由で発生する高電圧対策用のサージ吸収のための素
子である。トランジスタ3のベース・エミッタ間に接続
された抵抗R1はノイズによる誤作動防止に用いられ
る。このトランジスタ3のベースには駆動回路21が接
続されている。この駆動回路21は制御装置20自体を
制御するもので、日射センサ、室温センサ、外気温セン
サやマニュアル操作で制御される。
【0019】このように構成された自動車用送風機の制
御装置20に用いられる温度ヒューズ1は、周囲の温度
が所定温度以上になると、図1(b)に示すように、ろ
う付けに使用されている可溶合金14が溶融するので、
この可溶合金14で他方の固定部材12に固定された磁
性体15は、一方の固定部材11に固定された永久磁石
13に吸引され、他方の固定部材12から瞬時に離脱す
る。これにより、瞬時にアークが発生しない分断距離に
することができる。したがって、自動車用送風機のモー
タロック等、異常時における火災事故等を防止すること
ができる。
【0020】なお、本実施の形態による回路遮断手段
は、一方の固定部材11に所定温度以下では離脱しない
ように永久磁石13を固定させ、他方の固定部材12に
磁性体15を可溶合金14で固定させていたが、これに
限らず、図6に示すように一方の固定部材自体を磁性体
22で形成させ、他方の固定部材23に永久磁石24を
可溶合金14で固定させてもよい。
【0021】また、図7(a)に示すように、可撓性を
有する磁性体26の一端を他方の固定部材27に対して
リベット28でかしめ、もう一端を可溶合金14でろう
付けしてもよい。これにより、周囲の温度が所定温度以
上になると、図7(b)に示すように、ろう付けに使用
されている可溶合金14が溶融するので、この可溶合金
14で他方の固定部材27に固定された磁性体26は、
一方の固定部材29に所定温度以下では離脱しないよう
に固定された永久磁石30によって、リベット28を中
心に屈曲する。したがって、瞬時にアークが発生しない
分断距離になる。
【0022】さらに、回路遮断手段は図8(a)に示す
ように、基板31と、基板31の一方の板面31aに所
定温度以下では離脱しないように固定された永久磁石3
2と、基板31の他方の板面31bに可溶合金14によ
って永久磁石32に対して反発状態で2ケ所をろう付け
された永久磁石33とを有する構成にしてもよい。これ
により、可溶合金14で他方の板面31bに固定されて
いた永久磁石33は、一方の板面31aに固定された永
久磁石32によって基板31の板面31bから離脱させ
ることができるので、瞬時にアークが発生しない分断距
離にすることができる。
【0023】また、上述した温度ヒューズは、図9に示
すような複数の放熱フィンF1〜F7が並設されたヒート
シンク本体34と、ヒートシンク本体34に内設され自
動車用送風機モータへの電源を制御するパワートランジ
スタ35と、パワートランジスタ35のコレクタ及びエ
ミッタに並列接続され、ヒートシンク本体34の放熱フ
ィンF1の外面に螺着されたシート状保護抵抗R2と、パ
ワートランジスタ35を封止するカバー36とを備えた
自動車用送風機の制御装置に用いてもよい。
【0024】この自動車用送風機の制御装置のヒートシ
ンク本体34は図10に示すように、制御回路としての
パワートランジスタ35、シート状保護抵抗R2、ベー
ス用抵抗R3、ベース用コンデンサC2と、温度ヒューズ
1とで構成されている。自動車用送風機モータ駆動端子
37は温度ヒューズ1を介してベース用コンデンサC 2
の一端に接続され、このベース用コンデンサC2の他端
はベース用抵抗R3を介して(−)電源端子39に接続
されている。また、ベース用コンデンサC2とベース用
抵抗R3との接続点は制御用端子38に接続されてい
る。さらに、パワートランジスタ35のコレクタはベー
ス用コンデンサC2の一端に、エミッタは(−)電源端
子39に、ベースは制御用端子38にそれぞれ接続され
ている。
【0025】自動車用送風機モータ駆動端子37はモー
タ駆動用布線L1を介して自動車用送風機モータM2の一
端に接続され、この自動車用送風機モータM2の他端は
(+)電源に接続されている。また、(−)電源端子3
9は(−)電源線L2を介して(−)電源に接続され、
制御用端子38は制御線L3を介してCPU40に接続
されている。
【0026】このような自動車用送風機の制御装置にお
いて、自動車用送風機のモータロック等の事故が発生す
れば、温度ヒューズ1が確実に動作するので、パワート
ランジスタ35の熱暴走を防止し、且つヒートシンク本
体34の発熱による他の装置に対する影響を防止するこ
とができる。また、本実施の形態においては、上述した
温度ヒューズを自動車用送風機の制御装置に用いていた
が、これに限らず、電気ゴタツ、電気アイロン等の電熱
器、冷暖房機、複写機等の電動機、電気炊飯器、電子レ
ンジ等の厨房機器、テレビ、ステレオ等の電気機器、又
はガス湯沸器等に用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の温度ヒ
ューズによれば、磁石の吸引又は反発作用により、瞬時
にアークを防止できる分断距離にすることができる。ま
た、アークを防止できる分断距離にするために、板バネ
を弾発力に抗した状態で基板にろう付けする必要がない
ので、製造が容易になる。さらに、磁石、磁性体及びろ
う付け用可溶合金の大きさを任意に設定することができ
るので、電流容量を大きくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温度ヒューズの一実施例を示す詳細図
で、(a)は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図2】本発明の温度ヒューズが用いられる自動車用送
風機の制御装置の一実施例を示す説明図。
【図3】本発明の温度ヒューズの他の実施例を示す詳細
図。
【図4】本発明の温度ヒューズの他の実施例を示す詳細
図。
【図5】図2に示す自動車用送風機の制御装置の回路
図。
【図6】本発明の温度ヒューズの他の実施例を示す詳細
図。
【図7】本発明の温度ヒューズの他の実施例を示す詳細
図で、(a)は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図8】本発明の温度ヒューズの他の実施例を示す詳細
図で、(a)は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図9】本発明の温度ヒューズが用いられる自動車用送
風機の制御装置の他の実施例を示す斜視図。
【図10】図9に示す自動車用送風機の制御装置の回路
図。
【図11】従来の温度ヒューズを示す断面図で、(a)
は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図12】従来の温度ヒューズを示す詳細図で、(a)
は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図13】従来の温度ヒューズを示す断面図で、(a)
は正常時の図、(b)は異常時の図。
【図14】従来の温度ヒューズを示す側面図。
【符号の説明】
1…温度ヒューズ 3、35…トランジスタ 8、9…リード線 10…回路遮断手段 11、12、22、23…固定部材 13、24、32、33…永久磁石 14…可溶合金 15…磁性体 16…隔壁 31…基板 31a…一方の板面 31b…他方の板面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2本のリード線間に温度異常の際、回路を
    遮断する回路遮断手段を有する温度ヒューズにおいて、
    前記回路遮断手段は所定間隔で相対配置された2つの固
    定部材と、一方の前記固定部材に所定温度以下では離脱
    しないように固定された磁石と、前記磁石に対向配置さ
    れ他方の前記固定部材に可溶合金で複数箇所をろう付け
    された磁性体とを有し、前記2本のリード線はそれぞれ
    ろう付け位置の異なる前記可溶合金に固着されたことを
    特徴とする温度ヒューズ。
  2. 【請求項2】前記回路遮断手段は磁性体からなる前記一
    方の固定部材と、前記一方の固定部材に対向配置され前
    記他方の固定部材に前記可溶合金で複数箇所をろう付け
    された磁石とを有することを特徴とする請求項1記載の
    温度ヒューズ。
  3. 【請求項3】前記回路遮断手段は基板と、前記基板の一
    方の板面に所定温度以下では離脱しないように固定され
    た前記磁石と、前記基板の他方の板面に前記可溶合金に
    よって前記磁石に対して反発状態で複数箇所をろう付け
    された磁石とを有することを特徴とする請求項1記載の
    温度ヒューズ。
  4. 【請求項4】前記回路遮断手段には前記磁石及び前記磁
    性体を囲繞する隔壁が設けられたことを特徴とする請求
    項1または2記載の温度ヒューズ。
  5. 【請求項5】耐熱性の絶縁基板(2)と、前記絶縁基板
    上に送風機モータ(M1)の回転を制御するトランジス
    タ(3)とを備え、前記トランジスタは前記絶縁基板上
    に形成された導体パターン(4)により接続端子(5)
    に結合されている自動車用送風機の制御装置において、
    前記トランジスタと前記導体パターンとの間に過大電流
    を防止するための請求項1ないし4のいずれか1項記載
    の温度ヒューズを設けたことを特徴とする自動車用送風
    機の制御装置。
  6. 【請求項6】複数の放熱フイン(F1〜F7)が並設され
    たヒートシンク本体(34)と、前記ヒートシンク本体
    に内設され自動車用送風機モータ(M2)への電源を制
    御するパワートランジスタ(35)と、前記パワートラ
    ンジスタのコレクタとエミッタに並列接続され、かつ前
    記ヒートシンク本体の前記放熱フインの外面に螺着され
    たシート状保護抵抗(R2)と、前記パワートランジス
    タを封止するカバー(36)とを備えた自動車用送風機
    の制御装置において、前記ヒートシンク本体内に前記パ
    ワートランジスタおよび前記シート状保護抵抗への過大
    電流を防止するための請求項1ないし4のいずれか1項
    記載の温度ヒューズを設けたことを特徴とする自動車用
    送風機の制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8223840B2 (en) 2005-04-27 2012-07-17 Nec Corporation Image decoding method of decoding hierarchy-encoded image data in respective hierarchies, and a device thereof

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US8223840B2 (en) 2005-04-27 2012-07-17 Nec Corporation Image decoding method of decoding hierarchy-encoded image data in respective hierarchies, and a device thereof

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