JPS5944734B2 - 交流電気機器保護用熱動リレ− - Google Patents

交流電気機器保護用熱動リレ−

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JPS5944734B2
JPS5944734B2 JP12989080A JP12989080A JPS5944734B2 JP S5944734 B2 JPS5944734 B2 JP S5944734B2 JP 12989080 A JP12989080 A JP 12989080A JP 12989080 A JP12989080 A JP 12989080A JP S5944734 B2 JPS5944734 B2 JP S5944734B2
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JP
Japan
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bimetal
thermal relay
electrical equipment
phase
heater
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JP12989080A
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JPS5699938A (en
Inventor
正彦 新野
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Yamada Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は保護対象電気機器の過大負荷電流または発熱に
応動し、並びに外部からの指令に応動して所要の保護動
作をする交流電気機器保護用熱動リレーに関する。
一般に熱動リレーは負荷電流が通るヒータとこのヒータ
によって加熱されるバイメタルスイッチとから構成され
ている。
従来の熱動リレーにおいては保護対象電気機器例えば電
動機の過負荷時に過電流から保護する点において有効で
あるため、あらゆる機器の駆動源となっている電動機に
内蔵される。
この場合、電動機を停止させたい原因は電動機の過電流
や発熱のみならず、水中ポンプならば水位低下、或いは
空調機器ならば冷媒液欠如と云う原因があり、このよう
な場合にも熱動リレーをもって電動機の電源を遮断でき
れば他のスイッチ要素が不要になり極めて有益である。
本発明はこのような要望を満たすべくなされたものであ
り、その目的は保護対象電気機器を過電流及び発熱から
保護できると共に、この保護対象電気機器への電源供給
を外部からの指令によっても遮断できる熱動リレーを提
供することにある。
以下本発明を、電動機を過負荷、三相電源の欠相及び発
熱から保護し、並びに逆相検出リレーからの指令に基い
て電動機を三相電源の逆相から保護する場合を例にした
一実施例によって説明する。
熱動リレー1は上面開放形の箱状絶縁ケース2とこれの
上面開口部を塞ぐカバー3とを含んで構成される。
ケース2内には三個の端子4が配置されこれらから一体
に延長された接続舌片4aがケース2外に導出されてい
る。
三個の固定接点5の各各はケース2内において第1の外
部端子に和尚する三個の端子4の各々の間に位置されて
これらよりも高い部分に固定されている。
バイメタルを支持するための金属材製支持棒6は上端に
径大な接触端子6aが形成され下端部にねじ部6bが形
成されていて、このねじ部6bをケース2の底部壁に形
成しであるねじ穴7に螺合し更にナツト8を用いて固定
することによってケース2内に直立状に保持されている
皿形バイメタル9はその外周縁近くの三点に可動接点1
0を固着して有し且つ中央部分に孔11を有して成り、
この孔11に前記支持棒6が貫通している。
圧縮コイルばね12は支持棒6に挿入されていて、この
状態でバイメタル9を支持棒6の接触端子6aの下面に
弾性的に押し付けている。
三個の主ヒータ13はニクロム線等抵抗材料から成り、
その各々はケース2内で端子4と固定接点5との間に電
気的に内部接続されている。
これら各主ヒータ13は通電により発熱したときその熱
をバイメタル9に空間を通じて伝え得るように配置され
ている。
PTCヒータ14は正特性サーミスタ製の補助ヒータを
構成するもので、第7図に曲線15をもって示すような
正の温度係数をもつ特性のものである。
この第7図において、Rは抵抗値、Tは温度、Toはキ
ューリ一点温度である。
このPTCヒータ14は上下面に電極層を形成した例え
ば円板状をなし、ケース2内において支持棒6の接触端
子6aの上面と第2の外部端子としてカバー3の下面に
配置した弾性金属製の端子16との間にこれらと接触す
るように介在されている。
従ってPTCヒータ14の片方の電極層(一端)は支持
棒6の接触端子6aとの接触を通じてバイメタル9に電
気的に内部接続された状態になる。
前記皿形バイメタル9、可動接点10及び固定接点5は
バイメタルスイッチ17を構成している。
皿形バイメタル9は自身に受ける熱の温度が設定値以下
にあるときは第1図のように一方に湾曲していてその可
動接点10を固定接点5に接触しており、周囲温度或い
は主ヒータ13、若しくはPTCヒータ14から受ける
熱の温度が設定値を越えたときに反転して可動接点10
を固定接点5から離す。
この熱動リレー1は三相交流電動機を過負荷、欠相等に
起因する過電流から保護するために第8図のように電気
的に接続される。
18は三相の誘導電動機で、その各相のモータコイル1
8U。
18V、18Wの各一端は電源供給路をなした電線19
U、19V、19W及び手動開閉器20を介して図示し
ない三相交流電源に接続される。
また、前記各コイル18U、18V、18Wの各他端で
ある中性点端は熱動リレー1の端子4から導出された接
続舌片4aに接続される。
従ってバイメタル9が動作温度以下にあってその可動接
点10と固定接点5とが接触している状態では、各モー
タコイル18U 、18V 、18Wはこれらの各中性
点端が各主ヒータ13、固定接点5、可動接点10を介
してバイメタル9により共通接続されるのでY結線とな
っている。
21は逆相検出リレーで、原理的には実公昭37−10
925号公報に記載されたものと同一の構成になってい
る。
この逆相検出リレー21は三相交流電源が正相状態がら
逆相状態に変化したときに検出出力スイッチ22をオン
させるようになっており、この検出出力スイッチ22を
電源19Wと熱動リレー1の端子16に接続している。
以上の構成において、端子4及び固定接点5が主ヒータ
13のための主端子をなし、また、支持棒6及び端子1
6が補助ヒータであるPTCヒータ14のための補助端
子をなしている。
次に上記構成の作用について説明する。
第8図の状態において、手動開閉器20を手動操作によ
って閉路させると、誘導電動機18は運転状態になる。
この運転状態において、電動機18が過負荷になり、若
しくは三相電源に欠相を生じて各相のモータコイル18
U、18v、18Wに過大な電流が流れると、熱動リレ
ー1内の主ヒータ13がこれを通る過大電流によって発
熱する。
この結果、バイメタル9は主ヒータ13により加熱され
て第1図に示す状態とは反対方向に湾曲するように反転
して固定接点5と可動接点10との間が離れ、モータコ
イル18U、18V、18Wへの電源供給路を開路する
次に電源が逆相になった場合の保護動作を説明する。
電源が逆相になった場合はこれを逆相検出リレー21が
検出して上記説明のように検出出力スイッチ22が閉路
する。
すると補助ヒータ通電路23が閉路されるため、電線1
9Wと電動機18の中性点であるバイメタル9との間の
電圧によってPTCヒータ14が通電される。
このPTCヒータ14が通電により発熱するとバイメタ
ル9が第8図中二点鎖線で示すように反転するから、固
定接点5と可動接点10との間が離れ、電動機18への
電源供給が遮断される。
以上の説明から明らかなように、本発明の熱動リレーは
保護対象電気機器を過電流或いは周囲温度の上昇から保
護できると共と、この保護対象電気機器への電源供給を
外部指令によっても遮断できると云う機能も得られ用途
範囲が広くなる。
従ってこの熱動リレーを水中ポンプや空調機器の駆動電
動機に用いれば、この電動機を過負荷等から保護できる
一方、水位低下や冷媒液欠如と云った外部情報に基いて
その運転を停止することも可能になる。
特に、三個の主ヒータが固定接点と可動接点との対を介
してバイメタルによりY結線とされその中性点であるバ
イメタルに補助ヒータの一端が接続された内部結線構成
になっているので、三相交流電荷の保護に際しては補助
ヒータ印加電圧を中性点に対する電位から確保できるの
で補助ヒータ用通電回路の構成が簡単になる。
また上記実施例の熱動リレーに設けた正特性サーミスタ
製の補助ヒータは常時キューリ一点温度を維持するよう
に作用するから次のような効果が得られる。
即ち、もし補助ヒータとしてニクロム線等通常のヒータ
を用いた場合、その発熱量が電源電圧の変動によって大
きく変化し、その電圧上昇によって熱動リレーの絶縁物
を焼損させ、逆に電圧低下によってバイメタルの反転動
作に遅れを生じさせたりすると云う欠点をもたらす。
これに対して正特性サーミスタ製の補助ヒータは電源電
圧が変化しても常に略キューリ一点温度を維持するから
、適正なキューリ一点温度のものを選択すれば、電圧変
動による絶縁物の焼損、バイメタルの反転動作時間の大
巾なばらつき等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一例を示すもので、第1図は
熱動リレーの縦断面図、第2図は底面図、第3図は第1
図の■−■線断面図、第4図は第1図のIV−EV線Y
方向視断面図、第5図は第1図のIV−TV線X方向視
断面図、第6図はカバーを除去して示す斜視図、第7図
はPTCヒータの抵抗一温度特性図、第8図は保護回路
の結線図である。 図中、13は主ヒータ、14はPTCヒータ(補助ヒー
タ)、17はバイメタルスイッチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも三個の固定接点と、これら各固定接点に
    常温で接触する三個の可動接点を有するバイメタルと、
    このバイメタルを反転させるようにこれを加熱する位置
    に配置され且つ前記各固定接点と各第1の外部端子との
    間に両端が接続された三個の主ヒータと、前記バイメタ
    ルを反転させるようにこれを加熱する位置に配置され且
    つ一端が前記バイメタルに電気的に接続され他端が第2
    の外部端子に接続された補助ヒータとを具備して成る交
    流電気機器保護用熱動リレー。 2 補助ヒータは正特性サーミスタによって形成されて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の交
    流電気機器保護用熱動リレー。
JP12989080A 1980-09-18 1980-09-18 交流電気機器保護用熱動リレ− Expired JPS5944734B2 (ja)

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JP12989080A JPS5944734B2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 交流電気機器保護用熱動リレ−

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JP12989080A JPS5944734B2 (ja) 1980-09-18 1980-09-18 交流電気機器保護用熱動リレ−

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JPS5699938A JPS5699938A (en) 1981-08-11
JPS5944734B2 true JPS5944734B2 (ja) 1984-10-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5294092B2 (ja) * 2008-11-05 2013-09-18 株式会社生方製作所 三相電動機の保護装置

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JPS5699938A (en) 1981-08-11

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