JPH0736262Y2 - リアクトルの振動監視装置 - Google Patents

リアクトルの振動監視装置

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JPH0736262Y2
JPH0736262Y2 JP1989092142U JP9214289U JPH0736262Y2 JP H0736262 Y2 JPH0736262 Y2 JP H0736262Y2 JP 1989092142 U JP1989092142 U JP 1989092142U JP 9214289 U JP9214289 U JP 9214289U JP H0736262 Y2 JPH0736262 Y2 JP H0736262Y2
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JP
Japan
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alarm
reactor
vibration
acceleration
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JP1989092142U
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JPH0333333U (ja
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賢治 山田
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、リアクトルの振動監視装置に係り、特に複数
台のリアクトルにつき起動停止時の誤動作を同時に防止
するものに関する。
B.考案の概要 リアクトルの振動監視装置において、振動加速度の検出
に当り起動時及び停止時の振動加速度検出出力による警
報発生を防止するに当って、複数台のリアクトルのセン
サをコンピュータに接続して、コンピュータのソフトウ
ェアにて運転中の警報レベルのみ判別する処理を行なう
ことにより、システムの誤動作を同時に処理するように
したものである。
C.従来の技術とその課題 変換機器の予防保全としては、油中のガス分析,部分放
電,圧力,温度,油面,振動、等を対象とした常時監視
システムが、種々実行されている。このうち、リアクト
ルの予防保全の場合には、加速度センサを用いた振動監
視が有効でありかつ良く用いられている。リアクトルは
構造上振動が問題となりやすく、中身締付構造が経年的
劣化にて緩んだりすると、振動が徐々に増大し、また事
故が拡大するおそれがあるような振動の常時監視を行な
うことによって事故を未然に防止することができる。
リアクトルの中身の振動は、ケースタンクに伝播するの
で第3図の如くリアクトル1のタンク側板に加速度セン
サ2を設置し、振動監視装置3を介して計算機又は記録
部4と共に警報装置5を作動させるように処理されるも
のである。
このような振動監視システムは回転機その他設備機械で
使用され、中身のゆるみによる異常劣化の診断が可能で
あるが、具体的には本願出願人にて先に提案した第4図
の如き監視装置が考えられる。すなわち、第4図におい
て、加速度センサ2のピックアップ2aにて振動力に速度
Gを検出し、入力アンプ6、フィルタ7、アンプ8を介
して出力アンプ9に至ると共にRMS(実効値)コンバー
タ10、警報レベルとのコンパレータ11、警報のオンオフ
回路12、リレー13を通じて警報の作動させるようになっ
ている。この場合、加速度信号はコンバータ10にて実効
値とされてからコンパレータ11にてレベル比較が行なわ
れ、このレベル以上の実効値にて警報が発せられる。
更に、起動,停止時に警報出力をカットする回路がフィ
ルタ7、アンプ8、RMSコンバータ10、コンパレータ1
1、及び警報のオンオフ回路12と並列に設けられてい
る。このカットする回路は、フィルタ14、RMSコンパレ
ータ15、を介して一方で起動用コンパレータ16、並列な
タイマ17,18からコントロール回路19に接続されている
と共に、他方でアンプ20、停止用コンパレータ21、タイ
マ22からコントロール回路19に接続されている。
ピックアップからの振動加速度は、フィルタ14を介して
RMSコンバータ15により加速度の実効値として得られ
る。この実効信号は起動用コンパレータ16に入力され、
第5図に示す起動レベルと比較される。この起動レベル
は起動時の加速度の立上り時に通過するレベルであり、
通常のリアクトル運転時には起動レベルまで低下しない
ような低レベルとなっている。したがって起動時以外は
停止時を除き起動レベルには至らない反面、起動時には
コンパレータ16にて起動が判定される。
起動時に起動レベルに至った場合、コンパレータ16の出
力はタイマ17を10sec〜3分程駆動させて、コントロー
ル回路19にて警報オンオフ回路12の出力を阻止する。そ
して、タイマ17の作動後タイマ18を続けて作動させて3
〜60分程更に作動させて警報オンオフ回路12の出力を引
き続き阻止する。この結果起動時の警報域レベルは出力
されない。
また、RMSコンバータ15による実効信号はアンプ20にて
約10倍に増幅され、コンパレータ21にて第5図に示す停
止レベルと比較される。この停止レベルは停止時の加速
度の立下り時に通過するレベルであり、停止時のみの立
下りによってその停止が判定されることになる。
停止時停止レベルに至った場合、コンパレータ21の出力
はタイマ22を10sec〜3分程度駆動させて、コントロー
ル回路19にて警報オンオフ回路の出力を阻止する。
ここで、コントロール回路19は手動によるオン,オフも
できる。
ところが、上述の第4図に示すリアクトル監視装置にあ
っては、ハードウェア構成により作られているため、1
台のリアクトルの監視に対し、1台の監視装置が必要に
なって、リアクトルが複数台あるときには複数台の監視
装置が必要になる。
このため、本考案では、複数台のリアクトルの監視を1
台のコンピュータによるソフトウェア処理にて行なうよ
うにしたリアクトルの振動監視装置の提供を目的とす
る。
D.課題を解決するための手段 上述の目的を達成する本考案は、複数個の各振動加速度
検出用センサをチャンネルセレクタを介してコンピュー
タに接続し、 このコンピュータでは加速度レベルが継続して変化する
起動状態、加速度レベルが継続して低減する停止レベル
状態、起動時のロックタイマ作動による起動ロック状態
以外の運転状態の判別と、この運転状態での警報レベル
判別とからなる処理を行ない、上記コンピュータでの上
記警報レベルの判定により警報駆動を行なう出力手段を
備えた、ことを特徴とする。
E.作用 複数台のリアクトルのセンサ出力をチャンネルセレクタ
にて順次得ると共に各出力につき警報レベル判定のソフ
トウェアによる処理を行なうことにより、同時かつリア
ルタイムにて集中監視を行なうことができる。
F.実施例 ここで、第1図,第2図を参照して本考案の実施例を説
明する。なお、第1図にて第4図と同一部分には同符号
を付す。第1図において、リアクトルには、加速度セン
サのピックアップ2aが取付けられ、このピックアップ2a
は入力アンプ6、フィルタ7、アンプ8、出力アンプ9
及びRMSコンバータ10を介してチャンネルセレクタ30に
接続される。
そして、このピックアップ2aからRMSコンバータ10まで
の回路は、リアクトルひいてはピックアップの数に応じ
て備えられる。
各リアクトルに対する各RMSコンバータ10はチャンネル
セレクタ30に接続され、このチャンネルセレクタ30では
対応となるピックアップ2aの出力信号系(チャンネル)
を選択するものである。
チャンネルセレクタ30はコンピュータ31の入力側に位置
する。
コンピュータ31の出力側には、ピックアップにより得ら
れた各リアクトルの振動値を表示する表示装置32が備え
られると共に、I/Oポートであるマルチプレクサ33が備
えられる。マルチプレクサ33は複数台のリアクトルすな
わちピックアップ2aに対応した複数個のリレー34が接続
され、リアクトル運転時の警報レベル(第5図参照)の
超過によりこのリレー34が投入されて警報が発せられ
る。
こうして、ピックアップ2aの各センサ出力はチャンネル
セレクタ30を介してコンピュータ31に入力され処理され
て表示装置32による振動表示とリレー34による警報の発
生が行なわれる。
ここにおいて、コンピュータ31による判定処理を第5図
をも参照しつつ第2図にて説明する。第2図は短い一定
時間毎に各ピックアップ2aの振動値を読み込み、第2図
※1,※nの如く数回又は数十回のデータを蓄積し、その
データから各リアクトル毎に起動、停止レベル、起動ロ
ックタイマの判別を行ない、運転中の警報レベルの判定
を行なう処理を示す図であり、この場合、各リアクトル
の起動、停止レベル、起動ロックタイマ、警報レベルは
別々に設定できるようになっている。ちなみに、説明の
便宜上各リアクトルの各レベルは一定とする。
第2図にて、フローの開始についで、ステップX1にて初
期設定(各設定値の設定)が行なわれる。ステップX2で
は各振動値※1〜※nの読込みと格納が行なわれる。
ついで、第1リアクトルの判定が行なわれる。まず、ス
テップa1では運転中か否か換言すれば起動中もしくは起
動ロック中でないか否かの判定が行なわれる。この判定
は起動ロック以後停止までの第5図の期間以後を取り
出すものである。
また、ステップa2では上記運転中以外の起動中(第5図
の期間)及び起動ロック中(第5図の期間)のう
ち、起動ロックタイマが作動している期間を判定する
ものである。
更に、ステップa3,a4では、第5図期間である起動中
のみでの処理,判定となるので、まずステップa3にて振
動データを分析し、このデータがステップa4にて起動レ
ベル(第5図参照)より大きいか否かを判定するもので
ある。
ステップa4にて起動中にあって起動レベル以下の振動加
速状態では次の第2リアクトルの判定処理に移行する。
起動レベルを超過するときステップa5にて起動中フラグ
をオンとし起動ロック時間のリセットが行なわれて第2
リアクトルの判定処理に移行する。そして、起動は振動
加速度が起動レベルを期間の間連続して超過したとき
判別される。
次に、ステップa2にて起動ロック中を判定した場合、ス
テップa6では起動ロック時間がカウントされ、ステップ
a7にてロック時間(第5図)の超過か否かの判定を行
なう。ロック時間中は起動ロックのままとし、ロック時
間超過後はステップa8にて起動中フラグをオフとし運転
中フラグをオンとする。
以上のステップa2での起動ロック中、ステップa3,a4で
の起動中にあって起動フラグがオンしている状態では、
期間,にあって加速度が警報レベルを超えても警報
出力は出されない。
ステップa1にあって運転中の場合、振動加速度データの
分析がステップa9にて行なわれ、ついで停止レベル以下
か否かをステップa10にて判定する。停止レベル以下の
場合ステップa11にて運転中フラグがオフされ停止モー
ドとなる。この場合、停止は加速度が第5図の期間中
停止レベル以下を連続して生じたとき判別される。運転
中モードにあって停止レベル以下でないときは第5図
〜の間の期間であり、この間加速度が警報レベルを超
過するか否かの判定がステップa12にて行なわれ、超過
した場合警報が出力される(ステップa13)。
以上の如きフローが第1リアクトルから始まって第nリ
アクトルまで実行され、それぞれのリアクトルにつき起
動中,起動ロック中にて警報レベルを超えても警報出
ず、運転中(停止レベル以下の期間除く)では警報レ
ベルの超過にて警報が発せられる。
実際の警報はコンピュータ31の処理によってマルチプレ
クサ33を介して該当するリレー34がオンされて出力され
ることになる。
G.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、複数台のリアクト
ルにつき監視を同時にかつリアルタイムにすることがで
き、従来のようにリアクトル1台につき対応する1組ご
との監視装置が必要とはらない。したがって、シーケン
ス処理,マルチジョブ処理が行なわれ、集中監視が行え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例構成図、第2図は第1図のフロ
ーチャート、第3図は振動監視装置の従来の構成図、第
4図は従来のブロック図、第5図は振動モードの判別図
である。 図中、 30はチャンネルセレクタ、31はコンピュータ、32は表示
装置、33はマルチプレクサ、34はリレー、a1〜a13は機
能ステップである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数台のリアクトルにそれぞれ備えられた
    振動加速度検出用センサの出力に応じて警報を発生する
    ものにおいて、 上記複数個の各振動加速度検出用センサをチャンネルセ
    レクタを介してコンピュータに接続し、 このコンピュータでは加速度レベルが継続して変化する
    起動状態、加速度レベルが継続して低減する停止レベル
    状態、起動時のロックタイマ作動による起動ロック状態
    以外の運転状態の判別と、この運転状態での警報レベル
    判別とからなる処理を行ない、 上記コンピュータでの上記警報レベルの判定により警報
    駆動を行なう出力手段を備えた、 ことを特徴とするリアクトルの振動監視装置。
JP1989092142U 1989-08-07 1989-08-07 リアクトルの振動監視装置 Expired - Lifetime JPH0736262Y2 (ja)

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JP1989092142U JPH0736262Y2 (ja) 1989-08-07 1989-08-07 リアクトルの振動監視装置

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JPH0333333U JPH0333333U (ja) 1991-04-02
JPH0736262Y2 true JPH0736262Y2 (ja) 1995-08-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5051843B2 (ja) * 2007-12-19 2012-10-17 日本テトラパック株式会社 飲用ストロー
JP5396935B2 (ja) * 2009-03-12 2014-01-22 新日鐵住金株式会社 ベルトコンベア状態監視システム、データ収集装置、ベルトコンベアの運転状態判定方法及びプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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