JPH0392564A - 車両の制御記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車両の制御装置の制御信号等を記録する車両
の制御記録装置に関する。

〈従来の技術〉 例えば車両用エンジンの燃料噴射弁を制御するシステム
の作動状態や異常の発生を監視するために、制御信号を
自動的に記録したり、異常発生時のデータを自動的に記
録するようにしている（特開昭６１−２９２７０９号公
報，特開昭６２−２３０７号公報，特開昭６２−８４３
０７号公報及び特公昭６３−２１４０１号公報参照）。

この種の制御記録装置の従来例を第２図に基づいて説明
する。

すなわち、マイクロコンピュータ等からなる制御装置ｌ
には、エンジンの機関回転速度，吸入空気流量等を検出
する各種のセンサ２から検出信号がコネクタ部３を介し
て人力されている。前記制御装置１は前記センサ２の検
出信号に基づいて予め設定された制御プログラムに従っ
て例えば燃料噴射弁等のアクチュエータ４の制御量を演
算する。

そして、制御装置１は、演算された制？ｉｌｆｆｉに対
応する制御信号をアクチュエータ４にコネクタ部３を介
して出力し、アクチュエータ４を駆動制御するようにし
ている。

ここにおいて、記録制御部５からの指示信号に従って、
波形記録装置６は、センサ２の検出信号及びアクチュエ
ータ４の制御信号をコネクタ部３から入力し、そのデー
タをＲＡＭカ一ド７に時系列的に記録させるようになっ
ている。

また、異常検出装置８は、センサ２の検出信号及びアク
チュエータ４の制御信号を入力し、それら信号に基づい
てエンジンストール等のエンジンの異常を検出する。例
えば機関回転速度が通常よりも急激に低下したり、急変
動したときに、エンジンの異常と判定する。そして、異
常検出装置８は、エンジンの異常を検出したときに、検
出直前と検出直後のデータをＲＡＭに記録させる。さら
に、異常検出装置８は、エンジンの異常検出時に、前記
波形記録装置６にトリガ信号を出力し波形記録装置６の
記録作動を停止させるようになっている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、このような従来の制御記録装置において
は、センタ２の検出信号及びアクチュエータ４の制御信
号を人力して異常を検出するようにしているので、その
異常発生箇所が制御装置１にあるのかセンサ２若しくは
アクチュエーク４にあるのかを判別できないという不具
合がある。

本発明は、このような実状に鑑みてなされたもので、異
常発生箇所を詳細に識別できる制御記録装置を提供する
ことを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 このため、本発明は、車両の運転状態を検出する運転状
態検゜出手段と、該運転状態検出手段の検出信号から制
御プログラムに従って制御対象の制御量を設定する制御
量設定手段と、設定された制御量に対応する制御信号を
前記制御対象に出力する出力手段と、を備えるものにお
いて、前記運転状態検出手段の検出信号と前記制御信号
とを時系列的に記録する信号記録手段と、該信号記録手
段の記録動作に並行して前記制御プログラムを時系列的
に記録するプログラム記録手段と、前記検出信号と制御
信号との少なくとも一方から異常を判定する異常判定手
段と、異常と判定されたときに前記信号記録手段とプロ
グラム記録手段との記録動作を停止させ若しくはそれら
記録手段に所定の異常検出信号を記録させる異常記録手
段と、を備えるようにした。

〈作用〉 このようにして、検出信号と制御信号との他に、制御プ
ログラムをも記録させると共に、異常判定時に制御プロ
グラムの記録動作を停止させ或いはその異常信号を記録
させ、もって異常発生箇所を詳細に識別できるようにし
た。

〈実施例〉 以下に、本発明の一実施例を第１図に基づいて説明する
。尚、従来例と同一要素には第２図と同一符号を付して
説明を省略する。

図において、プログラム記録手段としてのプロダラム記
録装置ｌ１が設けられ、このプログラム記録装置１１は
、記録制御部５からの指示信号に従って制御装置ｌの制
御プログラムを信号記録手段としての波形記録装置６の
記録動作に並行してＲＡＭカ一ド１２に時系列的に記録
する。

また、異常検出装置１３は、運転状態検出手段としての
センサ２からの検出信号と制御対象としてのアクチュエ
ータ４への制御信号とを人力し、それら信号から異常を
検出する。そして、異常検出装置１３は、異常検出直前
と直後のデータをＲＡＭに記録させると共に、前記波形
記録装置６とプログラム記録装置１１とにトリガ信号を
出力しそれら記録装置６．１１の記録動作を停止させる
ようになっている。

したがって、異常検出装置１３が異常判定手段と異常記
録手段とを構或する。また、制御装置１が制御量設定手
段と出力手段とを構成ずる。

かかる構或によれば、波形記録装置６に検出信号と制御
信号とが時系列的に記録されると共に、プログラム記録
装置１１に制御装置ｌの制御プログラムが時系列的に記
録され、かつ異常検出時にそれらに記録装置６，１ｌの
記録動作を停止させるようにしたので、ＲＡＭカ一ド７
，ｌ２に記録されているデータを解析すれば制御装置１
の異常発生かセンサ２或いはアクチュエータ４の異常発
生かを詳細に識別できる。

尚、本実施例では、異常検出時に波形記録装置５とプロ
グラム記録装置ｌ１との記録動作を停止させるようにし
たが、異常検出時にその異常検出信号を各記録装置６，
１１のＲＡＭカード７，１２に記録させるようにしても
よい。

〈発明の効果〉 本発明は、以上説明したように、検出信号と制御信号と
を信号記録手段に記録させると共に制御プログラムをプ
ログラム記録手段に記録させ、かつ異常判定時に前記記
録手段の記録動作を停止させ或いは所定の異常検出信号
を記録させるようにしたので、異常発生箇所を従来より
も詳細に識別できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構戒図、第２図は制御
記録装置の従来例を示す構成図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転
   状態検出手段の検出信号から制御プログラムに従って制
   御対象の制御量を設定する制御量設定手段と、設定され
   た制御量に対応する制御信号を前記制御対象に出力する
   出力手段と、を備える車両において、前記運転状態検出
   手段の検出信号と前記制御信号とを時系列的に記録する
   信号記録手段と、該信号記録手段の記録動作に並行して
   前記制御プログラムを時系列的に記録するプログラム記
   録手段と、前記検出信号と制御信号との少なくとも一方
   から異常を判定する異常判定手段と、異常と判定された
   ときに前記信号記録手段とプログラム記録手段との記録
   動作を停止させ若しくはそれら記録手段に所定の異常検
   出信号を記録させる異常記録手段と、を備えたことを特
   徴とする車両の制御記録装置。