JPH0736194Y2 - 振動を発生する装置を搭載するベース - Google Patents

振動を発生する装置を搭載するベース

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JPH0736194Y2
JPH0736194Y2 JP1989133429U JP13342989U JPH0736194Y2 JP H0736194 Y2 JPH0736194 Y2 JP H0736194Y2 JP 1989133429 U JP1989133429 U JP 1989133429U JP 13342989 U JP13342989 U JP 13342989U JP H0736194 Y2 JPH0736194 Y2 JP H0736194Y2
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JP
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vibration
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concave groove
outer peripheral
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均 川口
勉 高田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポンプやモータ等の振動を発生する機器を有
する装置を搭載するベースに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、使用水量に応じて給水量を調整するように給水ポ
ンプを運転する自動給水装置が開発され使用されてい
る。
第5図は従来の自動給水装置800を示す図である。
同図に示すようにこの自動給水装置800は、ベース801上
に給水ポンプ802a,bを固定するとともに、架台807を介
して圧力タンク806を固定し、さらに前記給水ポンプ802
a,bは減圧弁或いはフロースイッチからなる制御部品803
a,bと逆止弁804a,bを介して吐き出し集合管805に連結
し、前記圧力タンク806は配管808を介して吐き出し集合
管805に連結して構成されている。
なお809は制御盤である。
ところでこの従来の自動給水装置800に用いられるベー
ス801は、第7図に示すように、鋼板の両側辺を折り曲
げることによって該ベース801の強度を強くして構成さ
れていた。
そしてこのベース801は、第5図に示すように、基礎810
に取り付けた基礎ボルト811によって固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながらこの従来のベース801によれば、このベー
ス801上で回転体である給水ポンプ802a,802bを運転した
場合、該給水ポンプ802a,802bの振動がベース801に伝わ
り、該ベース801から基礎810に伝わり、さらに隣接して
いる民家等にその騒音が伝わり生活環境を悪化させると
いう問題点があった。
またその騒音を防止するために、ベース801と基礎810の
間にゴムの板を敷いたり、或いは第6図に示すように、
ベース801と基礎810の間にばねの弾性により振動を吸収
するように構成した防振架台812を設置したりして振動
を吸収していた。
しかしながらゴムの板を敷く場合は、ベース801の振動
が基礎ボルトを通して基礎に伝わるため、振動の完全な
除去はできない。
また防振架台を用いた場合は、振動を吸収する意味では
効果的であるが、自動給水装置を現地に据え付けた後に
給水ポンプを実際に運転したときに騒音が発生した場合
に該防振架台を後から据え付けるのは配管工事をやり直
さなければならなくなり非常に面倒であった。なおかつ
この防振架台は高価であり、重量物であるという問題点
もあった。
さらに騒音の発生原因は、前述のように給水ポンプの振
動が基礎に伝わって発生する場合の他に、給水ポンプの
振動にベース自身が共振してしまい、該ベース自身から
騒音が発生する場合があった。
この場合は、この共振現象を除去するために、ベースの
剛性を高める必要があり、そのため該ベースの厚さを増
したり、補強板を入れたりしていた。
しかしながらこのようにすると、ベースの重量が増すば
かりか、現地でのそのような改造は無理であった。
本考案は上述の点に鑑みてなされたものであり、上述の
ような騒音を低く押さえることができ、しかもの重量の
軽量化を図ることができるベースを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案は、振動を発生する機
器を有する装置を搭載する板状のベースにおいて、前記
ベースを鋼板と鋼板の間に振動吸収用の樹脂材を介在し
てなる制振鋼板で構成するとともに、該ベースの外周辺
の全てを分割することなく下方向に折り曲げ、さらに該
ベース上面の外周の所定部分を該ベース上面より低く且
つ該ベースの折り曲げた外周下端辺が形成する底面より
も高い位置にその平面が位置するように凹ませ該凹みの
平面内に基礎ボルト貫通用の取付穴を設けた基礎ボルト
取付部を複数箇所に形成した。
また本考案は、振動を発生する機器を有する装置を搭載
する板状のベースにおいて、前記ベースを鋼板と鋼板の
間に振動吸収用の樹脂材を介在してなる制振鋼板で構成
するとともに、該ベースの外周辺の全てを分割すること
なく下方向に折り曲げ、該ベース上面にはプレス加工に
よる所望形状の凹状溝を設け、該凹状溝はその一端が前
記ベースの上面の外周端部に至っており、且つ該凹状溝
の底面は前記外周端部に至った部分に向かって下り勾配
となるように傾斜せしめた。
〔作用〕
上記の如くベース自身を振動を吸収する制振鋼板で構成
したので、該ベースに載置する機器の発生する振動を該
ベース自身が吸収し、基礎への振動の伝達及びベース自
身の共振による騒音の発生を押さえることができる。
また基礎ボルト取付部は、ベース上面の外周の所定部分
を該ベース上面より低く且つ該ベースの折り曲げた外周
下端辺が形成する底面よりも高い位置にその平面が位置
するように凹ませ、該凹みの平面に基礎ボルト貫通用の
取付穴を設けるように構成したので、その構造上、基礎
ボルト取付部はベースの外周より突出せず、該ベース内
に位置する。
またベースの上面に凹状溝を設け、該凹状溝の一端をベ
ース上面の外周端部に至らしめ、且つ該凹状溝の底面を
前記外周端部に至らせた部分に向かって下り勾配となる
ように傾斜せしめたので、ベースの剛性が高まると同時
にベース上に落ちた水を容易に該ベース上から排出でき
る。
〔実施例〕
以下、本考案にかかるベースを自動給水装置のベースに
用いた場合の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本考案にかかる自動給水装置のベース10を示す
図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は正面図、
同図(c)は右側面図である。
ここでこのベース10の材料自体に直接、振動を吸収する
制振鋼板を使用している。
第2図はこのベース10を構成する制振鋼板の側断面図で
ある。
同図に示すようにこのベース10は、厚み0.15〜1.6mmの
2枚の鋼板10a,10aの間に厚み30〜100μmの制振粘弾性
樹脂10bを挾み込んで一体化して構成されている。
ここでこのベース10は第1図に示すように、その上面10
0を長方形状に構成するとともに、その4側辺101,102,1
03,104をプレスによって分割することなく連続した状態
で下方向に折り曲げて構成されている。
このように4側辺101,102,103,104を構成すれば、ベー
ス10の剛性が高くなり、板厚を薄くでき、軽量化でき
る。
なお従来も第8図に示すように、ベース801の4辺を折
り曲げたものはあったが、そのコーナー部801bは分割さ
れていたため、その剛性は劣る。
次にこのベース10の表面上には、凹状の溝11と基礎ボル
ト取付部13とが上記プレスと同時に形成されている。
ここでこの溝11は、同図(a)中の矢印で示す方向に向
かって下り勾配で傾斜している。
このようにベース10に溝11を設けることによってベース
10の剛性は高まるとともに、該ベース10上に落ちた水は
容易に外部に排出できる。
一方基礎ボルト取付部13は、このベース10の上面100よ
りも所定深さ凹み且つこのベース10の底面から所定距離
高くなる位置にその平面130がくるように構成されてい
る。
またこの基礎ボルト取付部13は、このベース10の側辺10
1,103から外方に突出しないように構成されてコンパク
ト化が図られている。
即ち従来は第7図に示すように、この基礎ボルト取付部
801aを設けるために板を外側に折り曲げていたため、サ
イズはその分だけ大きくなっていた。
ここで第3図はこの基礎ボルト取付部13部分を基礎に取
り付けるときの状態を示す側断面図である。
同図に示すように、この基礎ボルト取付部13を基礎に取
り付けるには、この基礎ボルト取付部13の下面側に補強
板15を取り付ける。そして第5図に示すような基礎ボル
ト811をこの補強板15の中央穴151と基礎ボルト取付部13
の取付穴131に貫通してその上からナット(図示せず)
を締め付ければよい。
このように補強板15を取り付ければ、基礎ボルト取付部
13の変形を防止できる。
第4図はこのベース10に自動給水装置1を搭載した状態
を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は正
面図である。
同図に示すようにこの自動給水装置1は、ベース10の上
に2つの給水ポンプ20a,20bと、該給水ポンプ20a,20bを
駆動する2つのモータ30a,30bと、圧力タンク60と、吐
き出し配管50と、制御盤40とを載置して構成されてい
る。
ここで給水ポンプ20a,20bの吐き出し口は制御部品55a,b
(減圧弁或いはフロースイッチで構成されている)と逆
止弁57a,57bを介して吐き出し配管50に接続され、また
圧力タンク60はバルブ63と配管61を介して吐き出し配管
50に接続されている。
そして通常は使用水量に応じて給水ポンプ20a,20bの両
者或いはいずれかが起動され、吐き出し配管50を介して
給水が行なわれる。このときこの給水の一部は圧力タン
ク60内に導入され、内部の空気を圧しながら保持される
のである。
以上本考案にかかるベースの一実施例を詳細に説明した
が、本考案はこれに限られるものではない。
即ち、本考案は自動給水装置のベースに用いられる場合
に限られるものではなく、要は少なくとも振動を発生す
る機器を有する装置に用いられるものであればよい。
また上述の自動給水装置のベースにおいて、給水ポンプ
とベースを連結する給水ポンプの脚、モータとベースを
連結するモータ支柱に本考案にかかる制振鋼板を使用し
ても同様な効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案に係る振動を発生す
る装置を搭載するベースによれば、以下のような優れた
効果を有する。
(1) ベース自身を振動を吸収する制振鋼板で構成し
たので、該ベース自身が振動を吸収し、基礎への振動の
伝達及びベース自身の共振による騒音の発生を押さえる
ことが可能となり、従来のようにベースと基礎との間に
ゴムの板を敷いたり、防振架台を設置する必要がなくな
った。
(2) ベースの外周辺の全てを、分割することなく下
方向に折り曲げたので、このベースの剛性が高まり、板
厚が薄くでき、軽量化が図れる。
(3) 基礎ボルト取付部は、ベース上面の外周の所定
部分を該ベース上面より低く且つ該ベースの折り曲げた
外周下端辺が形成する底面よりも高い位置にその平面が
位置するように凹ませ、該凹みの平面に基礎ボルト貫通
用の取付穴を設けて構成したので、その構造上、基礎ボ
ルト取付部はベースの外周より突出せず、該ベース内に
位置する。従ってベース幅を小さくでき、コンパクト化
が図れる。
(4) ベースの上面に凹状溝を設け、該凹状溝の一端
をベース上面の外周端部に至らしめ、且つ該凹状溝の底
面を前記外周端部に至らせた部分に向かって下り勾配と
なるように傾斜せしめたので、ベースの剛性が高まると
同時にベース上に落ちた水を容易に該ベース上から排出
できベース上での水たまりが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動給水装置のベース10を示す
図、第2図はベース10を構成する板体の側断面図、第3
図は基礎ボルト取付部13に補強板15を取り付けた状態を
示す側断面図、第4図はベース10を用いた自動給水装置
1を示す図、第5図と第6図は従来の自動給水装置800
を示す図、第7図はベース801を示す図、第8図は従来
の他のベース801を示す図である。 図中、1……自動給水装置、10……ベース、11……溝、
13……基礎ボルト取付部、130……平面、131……取付
穴、15……補強板、151……中央穴、である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動を発生する機器を有する装置を搭載す
    る板状のベースにおいて、 前記ベースを鋼板と鋼板の間に振動吸収用の樹脂材を介
    在してなる制振鋼板で構成するとともに、該ベースの外
    周辺の全てを分割することなく下方向に折り曲げ、さら
    に該ベース上面の外周の所定部分を該ベース上面より低
    く且つ該ベースの折り曲げた外周下端辺が形成する底面
    よりも高い位置にその平面が位置するように凹ませ該凹
    みの平面内に基礎ボルト貫通用の取付穴を設けた基礎ボ
    ルト取付部を複数箇所に形成したことを特徴とする振動
    を発生する装置を搭載するベース。
  2. 【請求項2】振動を発生する機器を有する装置を搭載す
    る板状のベースにおいて、 前記ベースを鋼板と鋼板の間に振動吸収用の樹脂材を介
    在してなる制振鋼板で構成するとともに、該ベースの外
    周辺の全てを分割することなく下方向に折り曲げ、該ベ
    ースの上面にはプレス加工による所望形状の凹状溝を設
    け、該凹状溝はその一端が前記ベース上面の外周端部に
    至っており、且つ該凹状溝の底面は前記外周端部に至っ
    た部分に向かって下り勾配となるように傾斜せしめられ
    ていることを特徴とする振動を発生する装置を搭載する
    ベース。
JP1989133429U 1989-11-16 1989-11-16 振動を発生する装置を搭載するベース Expired - Lifetime JPH0736194Y2 (ja)

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