JPH0735919Y2 - 接地装置付セグメント - Google Patents

接地装置付セグメント

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JPH0735919Y2
JPH0735919Y2 JP1990127419U JP12741990U JPH0735919Y2 JP H0735919 Y2 JPH0735919 Y2 JP H0735919Y2 JP 1990127419 U JP1990127419 U JP 1990127419U JP 12741990 U JP12741990 U JP 12741990U JP H0735919 Y2 JPH0735919 Y2 JP H0735919Y2
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JP
Japan
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grounding
segment
ground
connecting member
wire
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JP1990127419U
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JPH0484495U (ja
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豊 中村
大樹 森田
芳男 加藤
功 長縄
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Tokyo Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シールド工法等によって洞道や各種トンネ
ルを形成する場合に用いられるセグメントに関するもの
であって、接地性を持たせた接地装置付セグメントを提
供するものである。
(従来の技術) 電気設備技術基準によれば、地中ケーブルを布設する洞
道内においては、地中電線を収める防護装置の金属部分
や金属製の電線接続箱、並びに地中電線の被覆に使用す
る金属体に、接地工事を施さなければならないことにな
っている。
この点従来は、予め洞道形成時に接地棒などの接地極を
地中壁など埋め込み、この接地極の接地線を、接地クラ
ンプなどを介して前記した電線接続箱や各金属体に接続
することによって、必要な接地を行っている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらそのような接地方法は、開削式の洞道では
実施できるものの、掘削の都度コンクリート製のセグメ
ントを逐次周囲に構築していく所謂シールド工法におい
ては、接地棒等を埋め込む余裕がなく、そのままでは実
施できない。
そのためシールド工法によってできた洞道においてその
ような接地を施すには、接続部分の金属体に接続される
接地線を、接地棒が埋め込めるような離れた場所にまで
引き出さなければならず、手間がかかり、面倒であっ
た。
しかもあまり長く引き出すと抵抗が増大してしまい、場
所によっては電気設備技術基準に定められた必要な接地
抵抗値を実現できない虞れも出てくる。
(課題を解決するための手段) この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、シー
ルド工法で使用するセグメント自身に接地装置を設けて
問題の解決を図るものである。
そのためこの考案では、洞道やトンネル形成用のセグメ
ントにおいて、セグメントの外側表面に沿って一定面積
の接地板を設け、さらにセグメントの内側面には上記接
地板と電気的に接続され、かつ洞道内のケーブル接続部
等の電気機器の接地線が接続できる接地線接続部材を設
けたものである。
なおここでいう接地線接続部材とは、ケーブル接続部等
の電気機器の接地線を接続する、導電性ある適宜の部材
をいう。
(作用) 使用にあたっては、通常のセグメントと全く同様にして
用いて洞道等の壁体を構築する。そうして所定の位置で
接地を希望する場合には、ケーブル接続部等の電気機器
からの接地線を接地線接続部材に接続すればよい。
そうすると、当該接地線接続部材はセグメント外方に設
けた接地板と導通しているから、この接地板によって表
面な接地ができる。
(実施例) 以下、この考案の1実施例を図に基づいて説明する。第
1図は本実施例にかかる接地板付きセグメントの平面を
示しており、セグメント本体1の外側両端部には、同図
及び第2図に示したように接地板2、3が夫々固着され
ている。セグメント本体1への固着は夫々接地板2、3
の各裏面両側に設けた複数のアンカー4、5に拠った。
接地板2、3夫々は相互に左右対称形であって、その点
を除けば各接地板2、3の構成は全く同一である。従っ
て便宜上左側の接地板2について詳述すれば、接地板2
は薄い金属板でできており、セグメント1と同一の曲率
で外方に凸に湾曲している。また接地板2の表面がセグ
メント本体1の表面と同一面をなすように、接地板2は
セグメント本体1に対して、その厚み分埋め込まれるよ
うにして固着されている。
なおアンカー4、5の各列の間に適宜数穿たれているの
は、セグメント本体1へのコンクリート打設時におけ
る、エアー抜き用の空気孔6である。
而して接地板2の裏面におけるアンカー5の同列位置に
は、接地線接続部材7が設けられており、本実施例では
略円柱形状で内周にネジ溝を切った金属製のインサート
ナットで構成されている。
そして接地線を引き出す場合には、第3図に示したよう
な接地線引出金具8を使用する。この接地線引出金具8
は、一側先端突出部に接地線接続部材7と螺合するネジ
山が切ってあり、他側には接地線9を挿入するための挿
入孔10が穿たれている。接地線9の芯線部分はこの挿入
孔10に挿入、固着するのである。
なお前出接地線接続部材7の開口部には、セグメント本
体1の製造時や接地線引出しを行わない時には盲栓11が
嵌められる。この盲栓11は接地線接続部材7と螺合する
ネジ山が切られた略ボルト形状であり、接地線接続部材
7に嵌め込む際には第4図に示したように、パッキン材
12を介して螺着する。これによりセグメント本体1への
コンクリート打設時において、接地線接続部材7内への
モルタル侵入は防止される。
本実施例は以上のような構成を有しており、使用する際
は、盲栓11を接地線接続部材7に嵌めた状態で従前のセ
グメントと全く同じ方法で施工する。
そして接地線を引き出す場合には、洞道が形成された後
に必要箇所の盲栓11を取外し、前記した接地線引出金具
8を接地線接続部材7に接続するだけでよい。このよう
にして接地線9を接続した様子を第5図に示した。
(考案の効果) この考案によれば、セグメント自身に接地性があるの
で、接地をする箇所の周囲にあるセグメントの接地線接
続部材に接地線を接続するだけで、必要な接地が簡易、
迅速に行える。また洞道内の任意の場所で接地を行うこ
とができる。
構造的にも簡易であって、しかもシールド工法等によっ
て洞道、トンネルなどを形成していく場合には、一般の
セグメントと全く同様にして施工することができる。
【図面の簡単な説明】
各図はいずれもこの考案の実施例に関するものであり、
第1図は平面図、第2図は第1図におけるA−A線断面
図、第3図は実施例に使用する接地線の一部縦断面図、
第4図は盲栓を嵌めた状態の要部縦断面図、第5図は実
施例を使用した洞道の軸方向からみた説明図である。 なお図中、1はセグメント本体、2、3は夫々接地板、
4、5は夫々アンカー、7は接地線接続部材、8は接地
線引出金具、9は接地線、10は挿入孔、11は盲栓、12は
パッキン材である。 である。
フロントページの続き (72)考案者 加藤 芳男 千葉県船橋市夏見1丁目10番10号 東京電 力株式会社京葉地中線建設所土木課内 (72)考案者 長縄 功 東京都新宿区新宿1丁目1番14号 那須電 機鉄工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−201297(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洞道形成用のセグメントの外側表面に沿っ
    て一定面積の接地板を設け、さらにセグメントの内側面
    には上記接地板と電気的に接続され、かつ洞道内のケー
    ブル接続部等の電気機器の接地線が接続できる接地線接
    続部材を設けたことを特徴とする、接地装置付セグメン
    ト。
JP1990127419U 1990-11-29 1990-11-29 接地装置付セグメント Expired - Lifetime JPH0735919Y2 (ja)

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JPH0484495U JPH0484495U (ja) 1992-07-22
JPH0735919Y2 true JPH0735919Y2 (ja) 1995-08-16

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JPS63201297A (ja) * 1987-02-14 1988-08-19 株式会社 志野陶石 導電性壁面構築材

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JPH0484495U (ja) 1992-07-22

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