JPH0735728U - エンジンの始動性向上機構 - Google Patents

エンジンの始動性向上機構

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JPH0735728U
JPH0735728U JP063526U JP6352693U JPH0735728U JP H0735728 U JPH0735728 U JP H0735728U JP 063526 U JP063526 U JP 063526U JP 6352693 U JP6352693 U JP 6352693U JP H0735728 U JPH0735728 U JP H0735728U
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exhaust valve
valve
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光男 草
巧 鳥取
雅史 横山
薫 林
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成によりエンジンの始動性向上を図
ることが出来るエンジンの始動性向上機構を提供するこ
と。 【構成】 スロットルケーブル25にて作動する排気バ
ルブ1を備えた自動二輪車において、全閉状態の排気バ
ルブ1をエンジン始動時にキックアームに連動して、一
時的に全開状態にするプーリ11、エンド部材12、カ
ム、アームやケーブル31などから成るバルブ操作手段
を排気バルブ1に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロットルケーブルにて作動する自動二輪車用排気バルブをエンジ ン始動時において、一時的に全開状態にしてエンジンの始動性向上を図るエンジ ンの始動性向上機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スロットルケーブルの作動にのみ連動させて排気バルブをエンジン始動 時において、開状態にすることが知られている。 また、始動時に排気バルブの開度を、電動モータにより独立に全開状態に制御 することが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち前者においては、エンジン始動時に排気バルブ が全開状態に達する開度(全開度の30〜50%前後)までスロットルグリップ を操作しないので、排気バルブが全開状態にならず、始動性が十分ではないとい う問題点を有していた。 また、後者においては、機械系及び電気系の構成要素が必要になり、構成が複 雑になってコスト高になるという問題点を有していた。
【0004】 本考案は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、簡易な構成によりエンジンの始動性向上を図ること が出来るエンジンの始動性向上機構を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本考案は、スロットルケーブルにて作動する排気バルブ を備えた自動二輪車において、全閉状態の前記排気バルブをエンジン始動時に操 作部材に連動させて、一時的に全開状態にするバルブ操作手段を前記排気バルブ に設けたものである。
【0006】
【作用】
排気バルブが始動時に操作部材の作動によって、一時的に全開状態にされる。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 明に係るエンジンの始動性向上機構を適用した排気バルブの断面図、図2は図1 のA−A線断面図、図3はキックアーム部の説明図、図4は排気バルブとスロッ トルグリップとの配置関係を示す説明図、図5は本考案明に係るエンジンの始動 性向上機構を搭載した自動二輪車の概要側面図である。
【0008】 図1に示すように、排気バルブ1は、パイプ2と、パイプ2の軸方向と直角に 両端をパイプ2から突出したシャフト3と、パイプ2内でシャフト3に固定され たバルブ4と、パイプ2から突出したシャフト3に固定されたドラム5を備えて いる。
【0009】 シャフト3はベアリング6,6を介してパイプ2に嵌合したブラケット7,8 に回動自在に取付けられ、バルブ4はパイプ2をある角度θ(例えば、パイプ2 の軸方向と30度)で斜めに切断した場合の断面積にほぼ等しい大きさに形成さ れ、全閉状態でパイプ2の軸方向とある角度θになるようにシャフト3に固定さ れている。
【0010】 シャフト3の一端部には、先ずドラム5が嵌装され、更にスペーサ9を介して バルブ操作手段を構成するプーリ11とエンド部材12が装着されている。 プーリ11は、シャフト3に対して回転自在に取付けられ、エンド部材12は 、シャフト3に固定されている。プーリ11のエンド部材12に対向する面には 、ピン13が固着され、エンド部材12には図2に示すようにピン13と係合す る長穴状の溝14が形成されている。
【0011】 また、シャフト3の他端部には、バルブ4を全閉状態に復帰させるリターンス プリング15がシャフト3に嵌合したスプリング挟装部材16a,16bに挟装 されている。リターンスプリング15は、一端をパイプ2側のブラケット8に固 定したスプリングフック17に係着させ、他端をスプリング挟装部材16aのフ ックに係着させて配設されている。スプリング挟装部材16a,16bは、ねじ 止めされたナット16cで固定されている。
【0012】 シャフト3には、ストッパピン18がシャフト3の軸方向と直角に固設されて おり、ストッパピン18がブラケット7に当接することにより、バルブ4が全開 状態で固定される。なお、19はワッシャ、20はEリングである。
【0013】 ドラム5には、図4に示すようにスロットルグリップ21の動きに連動して、 排気バルブ1を駆動するスロットルケーブル22が巻装されている。スロットル ケーブル22は、スロットルハウジング23からジャンクションボックス24に 至るスロットルケーブル25が、ジャンクションボックス24で分岐されたもの である。なお、26はジャンクションボックス24で分岐されオイルポンプ27 を駆動するスロットルケーブル、28はジャンクションボックス24で分岐され キャブレター29を駆動するスロットルケーブルである。
【0014】 また、プーリ11には、図3に示すように操作部材たるキックアーム30の動 きに連動して、排気バルブ1を駆動するケーブル31が巻装されている。キック アーム30の動きは、バルブ操作手段を構成するキックスピンドル32に嵌装し たカム33と、カム33に係合すると共に軸34に回動自在に嵌合したアーム3 5に伝達され、更にアーム35の端部35aに一端を接続したケーブル31によ りプーリ11に伝達される。
【0015】 以上のように構成したエンジンの始動性向上機構の作用について説明する。 先ず、排気バルブ1が全閉状態の時には、図2に示すようにプーリ11に固着 したピン13がスプリング15の弾性力により、エンド部材12に形成された溝 14の一端部14aに当接している。
【0016】 次に、エンジンを始動させるためスロットルグリップ21を回しながら、キッ クアーム30を踏込むとカム33が矢印C方向に回転し、カム33の回転動作に よりアーム35が軸34を中心に回動し、ケーブル31を矢印D方向に引張る。
【0017】 すると、プーリ11がシャフト3の回りを回転し、ピン13が溝14の一端部 14aを押圧し、図2に示すように矢印B方向にシャフト3に固定されたエンド 部材12を回転させる。そして、エンド部材12を回転させることによって、シ ャフト3がブラケット7にストッパピン18が当接するまで回転し、排気バルブ 1のバルブ4は強制的に全開状態となる。
【0018】 従って、始動時時に排気バルブ1が一時的に全開状態になることで、既燃焼に よりシリンダ内に生じた排気ガスが効率良く排出され、新気が導入されて着火し 易くなり、始動性が向上する。
【0019】 また、キックアーム30が原位置に戻ると、スプリング15の弾性力によって シャフト3が図2に示す矢印B方向と反対方向に回転し、排気バルブ1は閉状態 になるように作動する。
【0020】 しかし、始動後において更にスロットルグリップ21の動きに連動させ、ドラ ム5をスロットルケーブル22で回転させて排気バルブ1を全開状態にする場合 には、エンド部材12が図2に示す矢印B方向に回転すると共に、プーリ11が シャフト3に対して回動自在になっているためシャフト3の動きに拘束されない 。即ち、溝14の一端部14aはピン13から離れ、溝14がピン13にとって 逃げ部を構成することになるので、ピン13は動かされない。従って、プーリ1 1に影響を与えることはない。
【0021】 なお、排気バルブ1に連動する操作部材として本実施例では、キックアーム3 0を採用したが、始動時に操作するクラッチレバーやブレーキレバーでもよい。
【0022】 図5は、本考案明に係るエンジンの始動性向上機構を装着した自動二輪車の概 要を示している。車体40の前側下部にはフロントフォーク41で前輪42が支 持され、フロントフォーク41はその上部を車体40のヘッドパイプ43に回動 自在に支持されている。
【0023】 そして、フロントフォーク41の上端にはトップブリッジ上にバー状のハンド ル44の端部にハンドルグリップ21が配設されると共に、ハンドル44の前面 には前方に臨む前照灯45及びその左右両側に位置する方向指示灯が配設されて いる。また、前輪42の上方はフェンダ46によって覆われている。
【0024】 一方、車体40の前側から後側には、車体フレーム47が形成され、この車体 フレーム47の略中央下部にパワーユニット48が設けられ、パワーユニット4 8の排気ガスを消音して噴出する排気消音器49が、車体40と平行になるよう に車体40の右側に配設された上流排気パイプ50に装着されている。
【0025】 更に、車体フレーム47の下端部には足載せ用ステップ51が配設されている と共に、後輪52を支持したスイングアーム53が回動自在に支持されてる。 また、車体フレーム47は、パワーユニットカバー54や後輪52の上部後方 まで延出した車体カバー55などにより覆われ、車体カバー55の上部にシート 56が配設されている。 なお、排気バルブ1はパワーユニット48から排気消音器49に至る上流排気 パイプ50の途中に配設されている。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、エンジン始動時に排気バルブが全開状態 になるので、掃気効率が上がり、着火し易くなって始動性の向上が図れる。 また、簡易な機械式により低コストで実施出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案明に係るエンジンの始動性向上機構を適
用した排気バルブの断面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】キックアーム部の説明図
【図4】排気バルブとスロットルグリップとの配置関係
を示す説明図
【図5】本考案明に係るエンジンの始動性向上機構を搭
載した自動二輪車の概要側面図
【符号の説明】
1…排気バルブ、2…パイプ、3…シャフト、4…バル
ブ、5…ドラム、11…プーリ(バルブ操作手段)、1
2…エンド部材(バルブ操作手段),13…ピン(バル
ブ操作手段)、14…溝(バルブ操作手段)、15…ス
プリング、21…スロットルグリップ、22,25…ス
ロットルケーブル、30…キックアーム(操作部材)、
31…ケーブル(バルブ操作手段)、33…カム(バル
ブ操作手段)、35…アーム(バルブ操作手段)。
フロントページの続き (72)考案者 林 薫 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットルケーブルにて作動する排気バ
    ルブを備えた自動二輪車において、全閉状態の前記排気
    バルブをエンジン始動時に操作部材に連動させて、一時
    的に全開状態にするバルブ操作手段を前記排気バルブに
    設けたことを特徴とするエンジンの始動性向上機構。
JP1993063526U 1993-11-26 1993-11-26 エンジンの始動性向上機構 Expired - Lifetime JP2587949Y2 (ja)

Priority Applications (7)

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JP1993063526U JP2587949Y2 (ja) 1993-11-26 1993-11-26 エンジンの始動性向上機構
TW083110645A TW303415B (ja) 1993-11-26 1994-11-16
DE4441741A DE4441741B4 (de) 1993-11-26 1994-11-23 Auspuffventilmechanismus für Krafträder
IT94TO000971A IT1267633B1 (it) 1993-11-26 1994-11-25 Meccanismo di valvola di scarico per motoveicoli.
FR9414157A FR2712923B1 (fr) 1993-11-26 1994-11-25 Mécanisme de vanne d'échappement de motocycle.
CN94119812A CN1051831C (zh) 1993-11-26 1994-11-25 二轮摩托车用排气阀机构
KR1019940031391A KR0144105B1 (ko) 1993-11-26 1994-11-26 자동2륜차용 배기밸브기구

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