JPH073568Y2 - 高周波リレー - Google Patents

高周波リレー

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JPH073568Y2
JPH073568Y2 JP10657588U JP10657588U JPH073568Y2 JP H073568 Y2 JPH073568 Y2 JP H073568Y2 JP 10657588 U JP10657588 U JP 10657588U JP 10657588 U JP10657588 U JP 10657588U JP H073568 Y2 JPH073568 Y2 JP H073568Y2
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謙一 松尾
宗生 仲田
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、低コストに製作できるとともに、高周波特
性に優れた接点ブロックを有する高周波用リレーに関す
る。
《考案の概要》 この考案は、ベース上に載置されて接点ブロックをシー
ルドする箱型シールドケースと、シールドケースの底面
側より導出されるアース端子を、互いにカシメ固着され
る別部材として形成するとともに、上記アース端子の基
部をベースおよびシールドケースの底面間の固定接点部
材を遮蔽するように屈曲した連続壁面体として形成する
ことにより、低コストに製作できるとともに、高いアイ
ソレーションおよび一定のインピーダンスを確保するこ
とができる接点ブロックの高周波リレーを得るものであ
る。
《従来技術とその問題点》 従来より、高周波信号を開閉する電磁リレーやスイッチ
等の高周波リレーは、高いアイソレーションおよび一定
のインピーダンスを得るために、例えば実開昭57−1401
40号公報に示すように、接点周囲を箱型シールドケース
で囲み、このシールドケースの底面側にアース端子を設
けるとともに、このアース端子をベースに挿通せしめて
外部に導出し接地するように構成している。
上記シールドケースおよびアース端子の具体的構成は、
第5図に示すように、金属板をコ字状に折曲し上面側を
開口部2aとする箱型シールドケース2を形成するととも
に、アース端子3,3を上記シールドケース2と別部材に
より形成し、かつアース端子3のコ字状基部3aの両側面
より外部導出用の端子3b,3bを導出して基部3aの上面を
シールドケース2の底面に接合するように構成されてい
る。
しかして、上記シールドケース2は、金属のくり抜き体
などにより形成した場合には、接点周囲のシールド効果
は完全なものとすることができるが、反面、製作コスト
が高価となるため一般的には上記のように金属板を折曲
して形成し低コストに接点ブロックを製作するようにな
されている。
また、第5図に示されたものにあっては、アース端子3
の板幅をベース1に接地された固定端子4,5,6間の板幅
より大きく形成し、固定端子4〜5のアイソレーション
を確保するようになされている。
しかしながら、上記構成によれば、シールドケース2の
底面側に設けられるアース端子3,3は、シールドケース
2とは別部材として形成された2個のアース端子3,3と
して形成され、この2個のアース端子3,3をシールドケ
ース2の底面に接合するように構成されているので、部
品点数が増えるとともに取付け時間も要するため、接点
ブロックの製作がコスト高になるという問題点があっ
た。
また、ベース1に植設されている固定端子4〜6を四方
から囲む構成となっていないため、インピーダンスおよ
びアイソレーションの確保という点で好ましい構成では
なく、さらにシールドケース2は、可動接点ブロック
(図示略)や固定端子4〜6をケース2内に組込む関係
上、その側面あるいは底面等に切欠2b…が設けられてお
り、この部分の強度が弱くベース1側からの伝熱により
シールドケース2が変形し易く、その特性に狂いが生じ
やすいなどの問題点を有していた。
《考案の目的》 この考案は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、接点ブロックを低コ
ストに製作でき、しかもシールドケースの熱変形を抑制
することができるとともに、固定接点部材に対するシー
ルド性を高めることができる高周波リレーを提供するこ
とにある。
《考案の構成と効果》 この考案は、上記のような目的を達成するために、非導
電性ベース上に載置されて接点ブロックをシールドする
とともに、底面側に上記ベースを貫通して接地されるア
ース端子を導出してなる箱型シールドケースを有し、上
記シールドケース内に組込まれコイルの励磁あるいは消
磁に伴って変移する可動接点部材が、ベースおよびシー
ルドケースの底面を貫通してケース内に絶縁状態で突出
した固定接点部材に接離する構成の高周波リレーにおい
て、 上記シールドケースの底面にカシメ用係合孔を開設する
とともに、上記アース端子の基部をベースより突出した
固定接点部材を遮蔽するように屈曲した連続壁面体とし
て形成し、かつ上記アース端子の基部の上方および下方
にそれぞれカシメ用係合片および外部導出用の端子を突
設したことを特徴とする。
すなわち、上記のような構成によれば、接点ブロックを
シールドするシールドケースと、シールドケースの底面
側より導出されるアース端子を、互いにカシメ固着され
る別部材として形成することができるとともに、アース
端子の基部である連続壁面体の下方より外部導出用の端
子を一体的に突出することができるので、アース端子を
2個の別部材として構成する従来品と異なり一体品とし
て形成することができるとともに、組立工数なども軽減
することができるため、接点ブロックを低コストに製作
することができる。
しかも、ベース上に突出している固定接点部材は、アー
ス端子の基部を形成する連続壁面体により包囲すること
ができるので、アイソレーションの低下を防ぐことがで
きるとともに、インピーダンスの一定化を図ることがで
きる。
また、シールドケースの底面とベース間には、アース端
子の連続壁面体がシールドケース底面の長さ方向、およ
び幅方向に屈曲した状態で介在されるので、ベース側か
らの伝熱によるシールドケースの伸縮変形を抑制するこ
ととなり、シールドケースの変形による特性変化を防ぐ
ことができる等の効果を有する。
《実施例の説明》 以下、図面に基づきこの考案に係わるリレーの好適な実
施例を高周波用の電磁継電器について詳細に説明する。
第1図はこの考案に係わる高周波リレーを用いた電磁継
電器の一例を示す分解斜視図であり、同図において10は
合成樹脂等の電気絶縁材料に形成されたベースを示す。
ベース10は、その上面に電磁ブロック20、およびシール
ドケース30等を載置固定すべく嵌合用凹凸部10aが形成
されるとともに、シールドケース30が載置される長手方
向の一側には、コモン端子を形成する固定接点部材12,
常閉用端子を形成する固定接点部材13および常開用端子
を形成する固定接点部材14が、固定接点部材12を中間と
して一定間隔を隔てて直線状にベース10上の凸部10b…
に植設されている。
30はシールドケースであり、このシールドケース30は黄
銅等の金属板を折曲して形成され、上面に開口部36を有
するとともに、両端に一対のヒンジ片部31,31が起立配
置されており、このヒンジ片部31,31には軸孔32,32が互
いに同一線上に開設され、かつ後述する復帰バネ57のバ
ネ受止め部35,35、シールドケース30の内側に突出する
アース接点33,34が設けられている。
また、底面にはベース10上に突設された凸部10bを挿嵌
する孔37…,およびヒンジ用係合孔38…が開設されてい
る。
40は上記シールドケース30の底面側に取付けられるアー
ス端子であり、このアース端子40は、その基部41をコ字
状中央壁42の両端よりL字状側壁43をその短辺43aの方
向を中央壁42の短辺42aの方向と揃えて延設した連続壁
面体として屈曲形成され、かつ基部41の上方にカシメ用
係合片44…を突設するとともに、下方にベース10の取付
孔10cに植設される外部導出用の端子45…が突出形成さ
れている。
また、電磁ブロック20は、磁極面21aを有するコイル21,
コイル21を取り囲むL字状の継鉄22,コイル21の励磁あ
るいは消磁に伴って磁極面21aに接離する可動鉄片23等
により構成されている。
接点ブロックを構成する可動接点部材50は、合成樹脂等
の電気絶縁材料により板片状に形成され、かつ上部の両
端面に軸状突起52を有する回動部材51が、その下方側に
設けられた支持部53,54において、帯板状の接点部材55,
56を厚さ方向に段違いに固着した構成となっている。
そして、この可動接点部材50は、全体を適度のバネ性を
有する金属板により形成された復帰バネ57により付勢さ
れるとともに、シールドケース30のヒンジ片部31,31の
軸孔32,32に、両端部の軸状突起52,52が回動可能に挿嵌
され、これにより回動自在に取付けられている。
また、回動部材51の下方において肉厚方向に段違いに配
設された2つの接点部材55,56は、ベース10上に直線状
に植設されている固定接点部材12〜14を跨いで組込まれ
ている。
つまり、一方の接点部材55は、コモン用および常閉用の
固定接点部材12,13とシールドケース30外方のアース接
点34,34間に介在され、他方の接点部材56は、コモン用
および常開用の固定接点部材12,14とシールドケース30
内方のアース接点35,35間に介在され、コイル21の励磁
あるいは消磁に伴ってそれぞれ変移する。
上記のように、この考案に係わる高周波リレーは、ベー
ス10上に上面を開口部36とする箱型シールドケース30が
載置固定されており、このシールドケース30の底面の孔
37…内には、ベース10上に突設されるとともに、固定接
点部材12〜14が植設された凸部10b…が挿嵌され、これ
により固定接点部材12〜14の上方部分がシールドケース
30内に絶縁状態で突出する。
また、シールドケース30の底面に開設されたカシメ用係
合孔38…には、シールドケース30とは別部材により形成
されたアース端子40のカシメ用係合片44…が固着される
とともに、基部41を形成する連続壁面体がシールドケー
ス30の底面とベース10間に介在され、かつ外部導出用の
端子45…がベース10の取付孔10c…を貫通して接地され
るように取付けられる。
このため、中央のコモン端子を形成する固定接点部材12
は、シールドケース30の底面とベース10間にあって、ア
ース端子40の基部41を形成するコ字状中央壁42により包
囲され、左右側の固定接点部材13,14は上記コ字状中央
壁42の短辺42aとL字状側壁43,43によりそれぞれ包囲さ
れる。
すなわち、各固定接点部材12〜14間は、少なくともコモ
ン端子40の基部41である連続壁面体の短辺42aにより遮
蔽された状態となる。
本願考案は、上記のような構成よりなるので、接点ブロ
ックをシールドするシールドケースと、シールドケース
の底面側より導出されるアース端子を、互いにカシメ固
着される別部材として形成することができるとともに、
アース端子の基部である連続壁面体の下方より外部導出
用の端子を一体的に突出することができるので、アース
端子を2個の別部材として構成する従来品と異なり一体
品として成形することができるとともに、組立工数など
も軽減することができるため、接点ブロックを低コスト
に製作することができる。
しかも、ベース上に突出している固定接点部材は、アー
ス端子の基部を形成する連続壁面体より包囲することが
できるので、アイソレーションの低下を防ぐことができ
るとともに、インピーダンスの一定化を図ることができ
る。
また、シールドケースの底面とベース間には、アース端
子の連続壁面体がシールドケース底面の長さ方向、およ
び幅方向に屈曲した状態で介在されているので、ベース
側からの伝熱によるシールドケースの収縮変形を抑制す
ることとなり、シールドケースの変形による特性の変化
を防ぐことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる高周波リレーを用いた高周波
用電磁継電器の一例を示す分解斜視図、第2図はこの考
案に係わるシールドケースおよびアース端子の取付け状
態を示す斜視図、第3図は第2図に示すシールドケース
の反対側面の斜視図、第4図(a),(b)はこの考案
に係わるシールドケースおよびアース端子の取付け状態
を示す平面図および側面図、第5図は従来の高周波リレ
ーを示す分解斜視図である。 10…ベース 12〜14…固定接点部材 20…電磁ブロック 30…シールドケース 38…カシメ用係合孔 40…アース端子 41…基部 44…カシメ用係合片 45…外部導出用端子 50…可動接点部材 55,56…接点部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】非導電性ベース上に載置されて接点ブロッ
    クをシールドするとともに、底面側に上記ベースを貫通
    して接地されるアース端子を導出してなる箱型シールド
    ケースを有し、上記シールドケース内に組込まれコイル
    の励磁あるいは消磁に伴って変移する可動接点部材が、
    ベースおよびシールドケースの底面を貫通してケース内
    に絶縁状態で突出した固定接点部材に接離する構成の高
    周波リレーにおいて、 上記シールドケースの底面にカシメ用係合孔を開設する
    とともに、上記アース端子の基部をベースより突出した
    固定接点部材を遮蔽するように屈曲した連続壁面体とし
    て形成し、かつ上記アース端子の基部の上方および下方
    にそれぞれカシメ用係合片および外部導出用の端子を突
    設したことを特徴とする高周波リレー。
JP10657588U 1988-08-12 1988-08-12 高周波リレー Expired - Lifetime JPH073568Y2 (ja)

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