JPH0735527U - 畦装置 - Google Patents

畦装置

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JPH0735527U
JPH0735527U JP075011U JP7501193U JPH0735527U JP H0735527 U JPH0735527 U JP H0735527U JP 075011 U JP075011 U JP 075011U JP 7501193 U JP7501193 U JP 7501193U JP H0735527 U JPH0735527 U JP H0735527U
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JP
Japan
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locked
vertical
shape
bases
base
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Application number
JP075011U
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English (en)
Inventor
和夫 仁平
Original Assignee
株式会社イトウ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数個の基体を簡単な組立作業と埋設作業に
より畦形整ができるとともに、稲作の度ごとに面倒な畦
形整作業を不要にすることにある。 【構成】 ほぼエの字形の樹脂性の基体Aは、その一方
の端にそれぞれほぼ凸状の形をした一対づつの係止部
4,5を有し、もう一方の端にはそれぞれほぼ凹状の形
をした一対づつの被係止部を有し、更に両端の中央部に
は縦にUの字状の形をした溝8を有した構造をしてお
り、基体Aの係止部4,5は他の基体の被係止部に係止
することにより固定される。更に基体Aの結合部の中央
部に形成されるほぼ円筒状の縦穴には水洩れ防止の為に
土を注入し蓋9をして水田に設置することにより稲作の
度ごとに必要であった畦形整作業が不要になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水田を必要に応じた領域に区分するために設置する畦装置に係るも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、農作業従事者の手によって水田の土を盛土して 畦形整(図4のもの)をしたり、また、畦形整用の機械を使用して水田の土を盛 土したりして畦形整を行う方法や、或は盛土で形成した畦に代わるものとして、 ほぼ直方体のコンクリートブロックを複数個連結させて畦装置(図6のもの)と したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたもののうち、前者(図4のもの)は水田に存在する自然の 土を利用できるものの、素材が土であるために、雑草が生えたりすることにより 稲に対する病害虫の発生原因になったり、畦形整後の農作業時、作業者が畦に乗 ったりすると畦の形が崩れたり、モグラや害虫が畦に穴をあけたりすることによ り水洩れが発生し、その領域に合った農業が他の領域に洩れたりすることの原因 になったりするという問題点や、そのために稲作の度ごとに面倒な畦形整作業が 必要になるという問題点を有していた。また、更に前述の問題点の中で、雑草が 生えるのを防ぐために、畦形整後、ビニールシートで畦を被覆する(図5のもの )というような手段を用いたりすることもあるが、畦の再形整時には、破れたり したものは再利用ができないため、そのシートの後処理のための二次的問題も発 生するというような問題点を有していた。
【0004】 また、後者(図6のもの)は、雑草が生えたり、或は崩れたり、穴があいたり することがないため水洩れが発生したりすることは少ないが、設置作業が誰でも 容易にはできないため、設置に当たっては専門の業者に委ねるほかなく、また水 田の領域区分の変更が生じて、畦を撤収する場合でも容易にはできないという問 題点を有していた。
【0005】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とすることは、必要の長さに応じて複数個の基体を組立て水田に設置 してなるという簡単な作業により畦形整を可能にするとともに、その材質的特性 により雑草が生えない、水洩れがない、形が崩れないということから稲作の度ご とに面倒な畦形整作業をしないで済むということや、水田の領域区分の変更によ り生じる基体の撤収作業も簡単にでき、またその基体は水洗いをしてそのまま再 利用できるという優れた畦装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における畦装置は、ほぼエの字形の鉄道レ ール状の形状であって、両端の上板部及び下板部には、必要の長さに応じて複数 個の基体を直列に結合させるための連結部として、一方の端の上板部及び下板部 には、縦板部の縦の延長線上と側端部のほぼ中間部に、他の基体の被係止部にひ っかけて止まるようなほぼ凸状の形をした部分、すなわち係止部をそれぞれ一対 づつ設け、またもう一方の端の上板部及び下板部には、縦板部の縦の延長線上と 側端部のほぼ中間部に、他の基体の係止部がひっかかって止まるようなほぼ凹状 の形をした部分、すなわち被係止部をそれぞれ一対づつ設け、更に両端の上板部 、縦板部、下板部の中央には縦にUの字状の形をした溝を設け、複数個の基体を 直列に並べてそれぞれの係止部を被係止部に係止して連結させた時、それぞれの 結合部の中央にほぼ円筒状の縦穴ができるような構造をした樹脂製の基体と、そ の縦穴を塞ぐ樹脂またはゴム製の蓋から構成されており、必要の長さに応じて複 数個の基体を直列に連結させて、水田に設置してなるものである。
【0007】
【作用】
水田に畦装置を設置する際は、畦を必要とする位置に、あらかじめ基体の下板 部がすっぽりと入る巾に、また基体の縦板部のほぼ中央部あたりまでが埋まる程 度に水田に溝を堀り、そこに基体を必要な長さに応じて複数個を並べて、それぞ れの基体の係止部を隣の基体の被係止部に係止して連結させたのち縦板部のほぼ 中央部あたりまでが地中に埋まるように設置して固定する。
【0008】 また、基体と基体の結合部の隙間からの水洩れを防止するために、基体の結合 部の中央の縦穴に水田の土を注入し結合部の隙間を塞いだのち蓋をして畦装置と してなるものである。
【0009】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 第1〜3図において、畦装置の基体は、例えばポリエチレン樹脂のようなプラ スチックスを用い、射出成形加工により、上板部(1)、縦板部(2)、下板部 (3)、係止部(4,5)、被係止部(6,7)、溝部(8)が、一体形に形成 されている。更に詳しくは、断面形状がほぼエの字形の鉄道レール状の形状であ って、全体の長さが700〜800mm、上板部の巾が150〜200mm、縦 板部の巾が40〜60mm、下板部の巾が300〜400mm、全体の高さが5 00〜550mm、溝部(8)は、巾が30〜40mm、深さが15〜20mm に形成されている。また、上板部は、巾方向の側端部で10〜20mm、縦板部 との結合部付近で20〜30mmの肉厚を有しており、下板部は、巾方向の側端 部で20〜30mm、縦板部との結合部付近で40〜50mmの肉厚を有してい る。
【00010】 更に上板部の下面、縦板部の両面及び下板部の上面、下面全体には全体の重量 やたわみを軽減する目的と強度を保つための目的とにより、3〜7mmの肉厚を 有するリブ構造が縦横に30〜50mm間隔で設けられている。
【00011】 上板部に設けられた係止部(4)は、基体の一方の端の縦板部の縦の延長線上 と側端部のほぼ中間に一対が位置し、被係止部(6)にひっかけて止まるように ほぼ凸状の形状をしており、その先端部の巾は30〜35mm、上板との付け根 部分の巾は20〜25mm、長さは30〜35mmで上板部と同等の肉厚を有し 、下方に向かって凸部の巾が狭くなるように5〜10°のテーパがかかっており 、被係止部(6)に係止した時、係止した基体が水平方向及び下方に外れること のないように設けてある。
【00012】 下板部に設けられた係止部(5)は、基体の上板部に設けられた係止部(4) と同じ側で、縦板部の縦の延長線上と側端部のほぼ中間に一対が位置し、被係止 部(7)にひっかけて止まるようにほぼ凸状の形状をしており、その先端部の巾 は30〜35mm、下板との付け根部分の巾は20〜25mm、長さは30〜3 5mmで下板部と同等の肉厚を有し、下方に向かって凸部の巾が狭くなるように 5〜10°のテーパがかかっており、被係止部(7)に係止した時、係止した基 体が水平方向及び下方に外れることのないように設けてある。
【00013】 上板部に設けられた被係止部(6)は、基体の係止部のある反対側の端の縦板 部の縦の延長線上と側端部のほぼ中間に一対が位置し、前述の係止部(4)がひ っかかって止まるようにほぼ凹状の形状をしており、係止したり外したりするこ とが円滑にできるように、係止部(4)を係止した時の結合部に1〜2mmの隙 間ができるような形状にに設けてある。
【00014】 下板部に設けられた被係止部(7)は、基体の上板部に設けられた被係止部 (6)と同じ側で、縦板部の縦の延長線上と側端部のほぼ中間に一対が位置し、 前述の係止部(5)がひっかかって止まるようにほぼ凹状の形状をしており、係 止したり外したりすることが円滑にできるように、係止部(5)を係止した時の 結合部に1〜2mmの隙間ができるような形状に設けてある。
【00015】 また、基体の両端の上板部、縦板部、下板部の中央に縦に設けられたUの字状 の溝(8)は、複数個の基体を係止して連結させた時に、結合部の中央にほぼ円 筒状の縦穴が形成されるような構造になっており、この縦穴に水田の土を注入す ることにより基体と基体の結合部の隙間を塞ぎ結合部からの水洩れを防止する。
【00016】 更に蓋(9)は、プラスチックス又はゴムを用い、射出成形加工により一体成 形加工されたもので、連結された基体の結合部の縦穴に注入された土の部分から 雑草が生えるのを防止するためと水田における畦装置の美観を保つために、土を 注入した後の縦穴にはめ込んで用いるものである。更に詳しくは、この蓋は、胴 体部と頭部から構成されており、胴体部は、基体の結合部の中央の縦穴にはめ込 んだ時、縦穴との隙間が2〜4mmになるようにほぼ円柱状に形成され、長さが 40〜50mmに形成されている。また、頭部は鍋状の形状をしており、その外 周部は胴体部の外周より60〜95mm大きく、外周部で2〜3mm、中央部で は5〜1mmの肉厚を有している。
【00017】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり横成されているので、次の効果がある。 畦装置は、必要な長さに応じて複数個の基体を直列に並べて、それぞれの基体 の一方の端の上板部、下板部に設けられた被係止部に他の基体の係止部を係止し て連結させその一部分が地中に埋まるように設置し、結合部の隙間を塞いで蓋を するという簡単な作業でなり、また水田の領域区分の変更により生じる撤収作業 も簡単な分解作業でできるとともに撤収した畦装置は水洗いするだけで再利用も でき、更にはその材質的特性から雑草が生えず、また形が崩れないため、稲作の 度ごとの面倒な畦形整作業も不要となり、外観的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】畦装置を設置してなる要部の断面図である。
【図2】畦装置を連結した後の要部斜視図である。
【図3】畦装置を連結する時の要部斜視図である
【図4】従来の畦装置に係る断面図である。
【図5】従来の畦装置に係る断面図である。
【図6】従来の畦装置に係る断面図である。
【符号の説明】
A 基体 1 上板部 2 縦板部 3 下板部 4,5 係止部 6,7 被係止部 8 溝部 9 蓋 10 水 11 土 12 ビニールシート 13 コンクリートブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼエの字形の鉄道レール状の形状で、
    複数個の基体(A)を直列に結合させるための連結部と
    して、一方の端の上板部(1)及び下板部(3)には、
    縦板部(2)の縦の延長線上と側端部のほぼ中間部にそ
    れぞれほぼ凸状の形をした一対づつの係止部(4,5)
    を有し、また、もう一方の端の上板部及び下板部には、
    縦板部の縦の延長線上と側端部のほぼ中間部にそれぞれ
    ほぼ凹状の形をした一対づつの被係止部(6,7)を有
    し、一つの基体の係止部がもう一つの基体の被係止部に
    係止できるように設け、また、両端の上板部、縦板部、
    下板部の中央には縦にUの字状の形をした溝(8)を設
    け、複数個の基体を直列に並べてそれぞれの係止部を被
    係止部に係止して連結させた時、それぞれの結合部の中
    央にほぼ円筒状の縦穴となるような構造をした樹脂製の
    基体と、また、複数個の基体を連結させた時にそれぞれ
    の結合部の中央にできる円筒状の縦穴を塞ぐ樹脂または
    ゴム製の蓋(9)からなる畦装置。
JP075011U 1993-12-17 1993-12-17 畦装置 Pending JPH0735527U (ja)

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JP075011U JPH0735527U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 畦装置

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JP075011U JPH0735527U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 畦装置

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JPH0735527U true JPH0735527U (ja) 1995-07-04

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JP075011U Pending JPH0735527U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 畦装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558769B1 (ja) * 1968-12-26 1980-03-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS558769B1 (ja) * 1968-12-26 1980-03-06

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