JPH0530610Y2 - - Google Patents

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JPH0530610Y2
JPH0530610Y2 JP1987066869U JP6686987U JPH0530610Y2 JP H0530610 Y2 JPH0530610 Y2 JP H0530610Y2 JP 1987066869 U JP1987066869 U JP 1987066869U JP 6686987 U JP6686987 U JP 6686987U JP H0530610 Y2 JPH0530610 Y2 JP H0530610Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、植生を保護する植樹枡に使用する
ため、その形状を特異なものとした根囲い用ブロ
ツクに関する。
〔従来の技術〕
従来、植樹の根囲いのための保護材としては、
例えば、第15図に示すように、路面1の樹木2
の周りに設けられた植樹枡3に、鋳鉄製の根囲い
4を載置するものが多く用いられていた。また第
16図に示すように、透水性を有するブロツク5
による舗装が用いられ、木の周辺やブロツクを浸
透して水分が浸入しやすいようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の根囲い保護材
にあつては、鋳鉄製のものは高価であるととも
に、植樹枡3の大きさによつては適用できない場
合もあり、植樹枡3内にゴミが入り易く美観を損
ねたり、周辺環境との不調和を生ずることもあ
る。また根囲い保護材として透水性を有するブロ
ツク5による舗装が用いられる場合は、目詰まり
による透水性の低下が問題となる。また透水性を
大きくするため、ブロツクの間隙が大きくなるよ
うにブロツクを敷設すれば、設置後に地盤の振動
等によつてブロツクが移動したり、ブロツクの引
抜き抵抗が小さいので、ブロツク5が抜け出した
り陥没しやすい等の問題点があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、適用性が高く任意の大きさ、
形状の植樹枡に適用でき、透水性が良好で美観に
も優れ、かつ引抜抵抗が大きく陥没しにくい植樹
枡を提供することをその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そして、この目的を達成するために本考案にあ
つてはその構成を、円筒状に形成されたコンクリ
ートブロツクの側面に、円周に沿つて少なくとも
一部に膨出部が形成されると共に、該膨出部に連
続する凹部を設けることとした。
〔作用〕
次に本考案の作用を説明すると、円筒状で側面
に円周に沿つた膨出部と、該膨出部に連設する凹
部とを有するコンクリートブロツクを、隣接する
ブロツクが互いに膨出部と凹部とを嵌め合うよう
にして配列させれば、膨出部と凹部との係合によ
り、該ブロツクの垂直方向に対する動きが制約さ
れる。一方前記の膨出部と凹部とを嵌め合わせて
配列させた、コンクリートブロツク相互の間の空
間に、透水性が損なわれない目地材、例えば砂利
などを充填し透水性のものとすることもできる。
また表面が平坦になり、周辺の舗装面との段差が
小さくなるため、ゴミが溜ることがなくなる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図、第2図は本考案の実施例を示す図であ
る。円筒状に形成されたコンクリート製の根囲い
用ブロツク11の側面に、円周に沿つて膨出部1
2が形成されている。また膨出部12に連続して
凹部13が形成されており、膨出部12を形成す
る曲面部21と曲面部22との挟角αと、凹部1
3を形成する曲面部22と曲面部23との挟角β
とは同一に形成されている。そして第2図に示す
ように、根囲い用ブロツク11の上端縁24と曲
面部21及び曲面部22の接合部25との間の長
さl1、該接合部25と曲面部22及び曲面部23
の接合部26との間の長さl2、及び接合部26と
根囲い用ブロツク11の下端縁27との間の長さ
l3は全て同一に形成されている。
従つて第3図に示すように、複数の根囲い用ブ
ロツク11,28を、互いに上下反対に配列し、
膨出部12と凹部13とを係合させた場合には、
膨出部12と凹部13とが密着した状態で配列さ
れる。この場合、第3図の左側の根囲い用ブロツ
ク11の上底面14と、右側の根囲い用ブロツク
28の下底面15とは平坦になる。なお本実施例
ではl1,l2,l3は同一の長さとし、膨出部12と
凹部13は、それぞれ1個づつとしたが、根囲い
用ブロツク11を上下反対に配置した際に、隣接
する根囲い用ブロツクが係合して密着するもので
あれば、第2図に示した曲面部21と曲面部22
に代表される挟角αの大きさ、膨出部と凹部の長
さや数には限定されない。また根囲い用ブロツク
11の形状についても隣接の根囲い用ブロツクが
密着するものであれば、ブロツク偶角部の面取り
をしたものや、ブロツク外周の形状を、膨出部と
凹部が丸みをもつものとする等任意のものとする
こともでき、図に示す断面形状には限定されな
い。
第4図は本考案に係る根囲い用ブロツク11の
製造方法の一例を示すもので、2つ割りの型枠1
6と底枠17を用い、この中にコンクリートを打
ち込んで仕上げる。なお型枠は内面に複数個の型
を持つたものとして、複数個を同時に造るものと
することができる。その他従来のコンクリート製
造方法を用いることができ、湿空養生、蒸気養生
又はオートクレーブ養生等の養生法を行つて形成
される。
第5図はこの考案の根囲い用ブロツクを植樹枡
に利用した場合の実施例である。図に示すように
根囲い用ブロツク11を、任意の大きさ形状の植
樹枡18内に、ブロツクの間の間隙が大きくなる
よう、根囲い用ブロツク11の向きを逐次上下反
対方向に向け、膨出部と凹部とを係合させて配列
させる。このとき隣接する根囲い用ブロツク同士
については、第6図の断面図に示すように、根囲
い用ブロツク11は相互に密着している。しかし
第7図の断面図に示すように、隣接していない根
囲い用ブロツク11の相互の間には、十分大きな
間隙が発生しているため、根囲い用ブロツク11
の相互の間隙19に、粗目の砂、粒子の大きさが
2.5〜5mm或は5〜10mmの目地材20を充填させ
る。またブロツクは粗目の砂または粒子の大きさ
2.5〜5mmの砕石からなる第6図、第7図に示す
ような敷砂39の上に敷設してもよい。
そして隣接する根囲い用ブロツク11同士は第
6図に示すように、逐次上下反対の方向を向けて
配列されているから、膨出部12と凹部13とが
係合し相互に密着しており、隣接する根囲い用ブ
ロツク11は相互に垂直方向の移動を拘束する。
よつて根囲い用ブロツク11が移動したり抜け出
したりすることがなくなる。一方、根囲い用ブロ
ツク11と根囲い用ブロツク11の間の間隙19
には、透水性の良い目地材20が充填されている
から、植樹枡18の透水性は損われることがな
く、植樹枡18内にゴミが溜ることはない。また
根囲い用ブロツク11は1個づつ独立したもので
あり、どのように組合わせることもできるから、
任意の形状、大きさの植樹枡にも適用できる。さ
らに透水性が要求される場合には、根囲い用ブロ
ツク11自体を透水性のものとすることもでき
る。
しかして根囲い用ブロツク11は相互に垂直方
向の移動が拘束され、これによつて根囲い用ブロ
ツクが移動したり抜け出したりしないという利点
を有するが、反面ブロツク施工時には縁石に沿つ
た端部のブロツクの納まりが悪く、街路樹の維持
管理時のブロツク取り外しが難しくなるという問
題点がある。これを解決するために、第8図に示
すような端部用ブロツク40を縁石に沿つた端部
に用い、一般の根囲い用ブロツク11とともに据
え付ける。これによつて根囲い用ブロツク11、
端部用ブロツク40は、相互に移動を拘束しあう
が、施工時或は取り外し時には、その拘束を容易
に解除することができる。
端部用ブロツク40の側面は半周が根囲い用ブ
ロツク11と同一形状で、残りの半周が半円筒4
1となつている。また端部用ブロツク40の上底
面42は根囲い用ブロツク11の上底面14と同
一形状であり、端部用ブロツク40の下底面43
は、半周が根囲い用ブロツク11の上底面14
と、半周が根囲い用ブロツク11の下底面15と
同一形状となり、両者の形状を組合わせた形状と
なるようになつている。
第9図は端部用ブロツク40の製造方法の一例
を示すもので、二つ割りの型枠44及び45を底
板46の上にセツトし、この中にコンクリートを
打込んで仕上げられる。なお製造方法は根囲い用
ブロツク11に準ずるものであり、第9図の製造
方法に限るものではない。
第10図は縁石に沿つた端部用ブロツク40の
納まりを示したものであり、縁石47に沿つて端
部用ブロツク40が並べられている。ブロツクの
施工時には、端部用ブロツク40の円筒部41が
根囲い用ブロツク11と接するよう植樹枡に入れ
られ、端部用ブロツク40を180度回転させるこ
とにより、隣接する根囲い用ブロツク11と噛み
合わせる。一方ブロツクの取り外し時には、端部
用ブロツク40を180度回転させることにより、
隣接する根囲い用ブロツク11との噛み合いを解
除し、端部用ブロツク40は取り外される。さら
に端部用ブロツク40を用いることにより、縁石
47と端部用ブロツク40との間隙の巾が一定と
なり、美粧的にも優れたブロツクの納まりが得ら
れる。
第11図は根囲い用ブロツクと端部用ブロツク
とが併用されている場合の断面図を示すが、端部
用ブロツク40と根囲い用ブロツク11とは互い
に膨出部と凹部とが係合し、ブロツク相互の垂直
方向の移動が拘束され、縁石47との接合部も隙
間なく納まつていることを示している。
第12図乃至第14図は、本考案の根囲い用ブ
ロツクを他の用途に使用したもので、粗砂からな
る敷砂39の上にブロツク31を敷設し、ブロツ
ク舗装に適用した場合である。第12図は本考案
に係る根囲い用ブロツク31(根囲い用ブロツク
11と同じもの)を舗装32の表面33に敷きつ
めた場合の平面図、第12図に示すようにブロツ
ク31を配設するとき、上底面34を上にして整
列させた列と、下底面35を上にして整列させた
列とを交互に配列する。これによつて第13図及
び第14図に示す断面図のように、ブロツク31
が相互に係合している部分が増大して、ブロツク
相互間の拘束力が大きくなり、陥没や不陸を起こ
し難くなる。またブロツクの間の間隙は減少し、
そこに砂を充填することにより、路面の走行性が
損なわれることはない。また充填する粒子の大き
さを2.5〜5mmの砕石または粗目の砂とすること
により、透水性舗装とすることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成と作用を有するの
で、本考案のコンクリートブロツクを、互に反対
方向を向けて整列させれば、その膨出部と凹部と
が互いに係合して、垂直方向に対する動きが制約
され、引抜き抵抗が増大して陥没もしにくい根囲
い用のブロツクとなる。また本考案の根囲い用ブ
ロツクを応用した植樹枡は、前記の整列させたコ
ンクリートブロツクを植樹枡内に配設し、円筒体
のコンクリートブロツク相互間の空気に、透水性
が損なわれない目地材を充填しているので、構造
的に頑丈であるばかりでなく、植生に必要な水分
を樹木に供給しうる根囲いが構築される。またこ
れによつて表面が平で、周辺の舗装面との段差が
小さくなるため、ゴミが溜つて美観を損ねたり、
周辺環境との調和を損なうことがない。またこの
ような優れた性能にも拘らず、鋳鉄製のものに比
べて価格が安いという利点をも有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の根囲いブロツクの斜
視図、第2図はその断面図、第3図はブロツクを
膨出部と凹入部とを係合させて配列させた場合の
断面図、第4図はブロツクの製造方法を示す斜視
図、第5図は本考案の根囲い用ブロツクを植樹枡
に応用した場合の植樹枡の平面図、第6図は第5
図における−線断面図、第7図は第5図にお
ける−線断面図、第8図は根囲いブロツクを
変形した端部用ブロツクの斜視図、第9図は端部
用ブロツクの製造方法を示す斜視図、第10図は
端部用ブロツクを縁石に沿わせた場合の納まりを
示す平面図、第11図は第10図の−断
面図、第12図は本考案のブロツクを他の用途に
使用したもので、ブロツク舗装に用いた場合の平
面図、第13図は第12図における−線
断面図、第14図は第12図における−
線断面図、第15図は従来の鋳鉄製の根囲いの斜
視図、第16図は従来の透水性ブロツクによる根
囲いの断面図である。 11……根囲い用ブロツク、12……膨出部、
13……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状に形成されたコンクリートブロツクの側
    面に、円周に沿つて少なくとも一部に膨出部が形
    成されると共に、該膨出部に連続する凹部が設け
    られたことを特徴とする根囲い用ブロツク。
JP1987066869U 1987-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH0530610Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987066869U JPH0530610Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JP1987066869U JPH0530610Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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Publication Number Publication Date
JPS63177139U JPS63177139U (ja) 1988-11-16
JPH0530610Y2 true JPH0530610Y2 (ja) 1993-08-05

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