JP3006539U - 水田水漏れ防止枠板 - Google Patents

水田水漏れ防止枠板

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JP3006539U
JP3006539U JP1994009536U JP953694U JP3006539U JP 3006539 U JP3006539 U JP 3006539U JP 1994009536 U JP1994009536 U JP 1994009536U JP 953694 U JP953694 U JP 953694U JP 3006539 U JP3006539 U JP 3006539U
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paddy field
paddy
water
frame
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JP1994009536U
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Inventor
三四郎 小林
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三四郎 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水田の土手際の草の成育を無くし、もぐらに
よる水漏れを防止し、土手の畦付けを不要とし、水田の
高低さを仕切って解消し、湧水の流入を防止し、水圧に
よる土手崩れを防止し、毎年の水路、土手作りの手間を
省き、水田の周囲を広くして有効水田面積を広げ、水田
の水の出入口をスライド式に容易に配設可能にする水田
水漏れ防止枠板を提供する。 【構成】 複数枚の枠板1を横に突き合わせて使用する
枠板1において、単一の枠板1は横長矩形状で、枠板1
は上辺部を頭部5で抱持され枠板背部に副う支持棒4の
足6で土中に支持され、枠板1の両横端部の突き合わせ
部は突出部2および欠き取り部3等からなるかみ合わせ
構造を有し、枠板材料は中古ゴムタイヤの粒状破砕物を
混入する熱可塑性廃プラスチック粉末の再溶融固化成形
した再生プラスチック板からなることを特徴とする水田
水漏れ防止枠板1。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
この考案は、水田の周囲の水漏れ防止に関するもである。
【0002】
【従来の技術】
従来の水田は、その周囲に土手を設けて畦付けをして水田の水漏れを図ってい た。しかし、土手の場合、草が生え、日がたつと畦付けに干割れ、水漏れを生じ 、もぐらの被害により水が抜け、下段の水田に迷惑をかけていた。また、水田の 周囲をコンクリート枠にしたものがあるが、これはコストが極めて高い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の従来の技術の欠点を解消し、水田の土手際の草の成育を阻止 し、もぐらによる水漏れを防止し、土手の畦付けを不要とし、水田の高低さを仕 切って解消し、湧水の流入を防止し、水圧による土手崩れを防止し、毎年の水路 や土手作りの手間を省き、水田の周囲を広くして有効水田面積を広げ、水田の水 の出入口をスライド式にして容易に設置可能にする水田水漏れ防止枠板を提供す る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の課題を解決するための手段は、請求項1の考案では、複数枚の枠板を 横に突き合わせて使用する枠板において、単一の枠板は横長矩形状で枠板上辺部 を抱持し枠板背部に副う支持棒で支持され、枠板の両横端部の突き合わせ部はか み合わせ構造を有し、枠板材料は中古ゴムタイヤの粒状破砕物を混入する熱可塑 性廃プラスチック粉末の再溶融固化成形した再生プラスチック板からなることを 特徴とする水田水漏れ防止枠板である。
【0005】 請求項2の考案では、かみ合わせ構造は枠板の厚みの2分の1を欠きとった相 欠きはぎ、端部を斜めにそぎ取ったそぎはぎ、本ざねはぎ、または、ありざねは ぎのいずれかであることを特徴とする請求項1の手段の水田水漏れ防止枠板であ る。
【0006】 請求項3の考案では、支持棒は鉄棒または強化プラスチック棒であることを特 徴とする請求項1または請求項2の手段の水田水漏れ防止枠板である。
【0007】
【作用】
本考案の枠板は、(1)素材を中古ゴムタイヤの粒状破砕物を混入する熱可塑 性廃プラスチック粉末の再溶融固化成形した再生プラスチックとしたので、色 が黒く、太陽熱を吸収し、水田の水が温まり苗の成育が良く、枠板の1枚の大 きさを横1m〜1.5m×縦30cm〜50cm×厚さ0.8ないし1.2cm とするとき、重さ1kg〜1.5kgであるので、設置作業は作業者1人で取扱 が容易にでき、材料コストおよび設置コストが極めて安い。
【0008】 さらに、(2)枠板の両横端部の突き合わせ部は、図3に見られるように、か み合わせ構造であるので、隣接する枠板との接合は堅固であり、設置に専門的技 術を必要としない。また、接合を確実にし盗難防止のために、かみ合わせ構造は 接着剤で接着できる。
【0009】 (3)図6に示すように本考案の枠板1を設置することで、水田の土手際の 草の成育の阻止、図4に示すようにもぐらによる水漏れ防止、土手の畦付け 不要、図8に示すように水田の土に段差の有るところの中間に設置遮断して、 苗の浸かり過ぎ或いは丘の防止、図7に示すように湧水の進入防止、湧水が水 田に入ると水が冷たくて苗が育ちにくい、水田の広い使用、苗が3列余分に植 えられる、毎年の水路、土手作りの手間が省け、水の圧力による土手崩れの 防止、図9に示すように水出口をスライド式で容易に造作可能、等多くの作用 効果を有する。
【0010】
【実施例】 本考案の枠板の素材である中古ゴムタイヤの粒状破砕物を混入する熱可塑性廃 プラスチック粉末の再溶融固化成形した再生プラスチックで、横150cm×縦 30cm×厚1cmの大きさの枠板とする。図1ないし図2に示す様に、枠板1 の両端部はそれぞれ反対側の面を0.5cm厚欠き取り、欠き取り部3と0.5 cm厚の長さ2cmの突出部2を設けて相欠けはぎとする。4は支持棒で、その 長さは50cmである。支持棒4の頭部5は枠板1に嵌まり込む大きさに鉤形に 曲げられ、支持棒4は土中に打ち込みやすいように先が尖った足6になっている 。図2の(a)は枠板1および支持棒の平面図、(b)は正面図、(c)は側面 図である。
【0011】 図3は隣接する2枚の枠板の突き合わせ部の相欠けはぎのかみ合わせ接合7を 示し、(a)は相欠きはぎの斜視図、(b)は相欠きはぎの平面図、(c)はそ ぎはぎの斜視図、(d)は本ざねはぎの斜視図、(e)はありざねはぎの斜視図 である。かみ合わせ接合7の当接部には接着剤で接合して、強度を向上させ、ま た盗難防止とする。
【0012】 水田への本考案の枠板1の取付け方法は、トラクターに土手溝きり工具を取付 け、図5に示すように土手9の際の3〜5cm幅のあま土8を基礎土10に達す るまで取り除き、枠板1の突き合わせ部のかみ合わせ構造をかみ合わせ、接着剤 で接着して、図6に示すように枠板1を基礎土10に立て、あま土8を戻し、支 持棒4の頭部5で枠板1を抱持し、支持棒4の角度は土手9の斜面に副わせて土 手9側から支持棒4を基礎土中に打ち込む。あま土8をならした厚さ16は5〜 20cmで、その上の張り水の深さ15は3〜5cmである。稲の苗17はあま 土8に植えられる。
【0013】 支持棒4は鉄製で錆により腐食する恐れのある場合は強化プラスチック製のも のと取り替えてもよい。
【0014】 基盤整備する水田の場合は、土手造りをした後に枠板1を組み立ててから水田 の土をならす。
【0015】 図7に示すように、土手9の下部から湧水18が有る場合は崖20際に湧水抜 き溝または樋19を敷設しその手前に枠板1を設け、苗の成育を阻む冷たい湧水 18が水田に流入することを防止する。従来は点線21で示すように水田の崖際 に湧水防止畦21を作る必要があったが、その必要がないので水田が広く使用で きる。
【0016】 図8に示すように、水田のあま土8に高低差がある時に、そのあま土高低差の 中間部22に本考案の枠板1を設置して段落を解消する。
【0017】 さらに、図9に示すように、本考案の枠板1にスライド式水出口23を配設す ることが容易にできる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の枠板は、素材に中古タイヤの粒状破砕物を混入 する熱可塑性の再生プラスチックからなるので、コストが安価であり、かつ長期 間に亙って使用でき、かつ軽量であるので作業が容易であり、また、支持棒で確 実に固定できる。枠板は色が黒いので太陽熱を吸収し、水田の水を暖めるので、 稲の成育が良好である。本考案の枠板を水田に設置することで、水田の畦付けを 不要とし、畦付けのように日がたつと干割れして水漏れすることもない。水田の 土手際の草の成育を阻止する。もぐらによる水漏れを防止する。水田に土の高低 差があっても、その中間に本考案の枠板を設置することで高低差を解消し、稲の 浸かりすぎや丘になり干上がりをなくす。稲の成育を阻む冷たい湧水の流入を防 止する。従来は、湧水防止の畦を設けねばならなかった。畦付けしないので水田 を広く使用でき、苗が3列余分に植えられる。枠板は恒久的であるので毎年の水 路や土手造りの手間が省ける。水の圧力による土手崩れがない。水の出口をスラ イド式に容易に作れる等多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の枠板の一部切断した斜視図である。
【図2】本考案の枠板の(a)は一部切断した平面図、
(b)は一部切断した正面図、(c)は側面図である。
【図3】本考案の枠板の接合部を示し、(a)は相欠き
はぎの斜視図、(b)は相欠きはぎの平面図、(c)は
そぎはぎの斜視図、(d)は本ざねはぎの斜視図、
(e)はありざねはぎの斜視図である。
【図4】従来の水田における土手のもぐらの被害の状態
を示す図である。
【図5】本考案の枠板設置の準備の水田の状況を示す図
である。
【図6】本考案の枠板を設置した水田を示す図である。
【図7】本考案の枠板による湧水の防止を示す図であ
る。
【図8】本考案の枠板による水田の土の高低差を解消を
示す図である。
【図9】本考案の枠板にスライド式水出口を設けた図で
ある。
【符号の説明】
1 枠板 2 突出部 3 欠き取り部 4 支持棒 5 頭部 6 足 7 接合 8 あま土 9 土手 10 基礎土 11 土手際あま土 12 盛土 13 張り水 14 もぐら穴 15 張り水の深さ 16 あま土の厚さ 17 苗 18 湧水 19 湧水抜き溝または樋 20 崖 21 湧水防止畦 22 あま土高低差の中間部 23 スライド式水出口

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の枠板を横に突き合わせて使用す
    る枠板において、単一の枠板は横長矩形状で枠板上辺部
    を抱持し枠板背部に副う支持棒で支持され、枠板の両横
    端部の突き合わせ部はかみ合わせ構造を有し、枠板材料
    は中古ゴムタイヤの粒状破砕物を混入する熱可塑性廃プ
    ラスチック粉末の再溶融固化成形した再生プラスチック
    板からなることを特徴とする水田水漏れ防止枠板。
  2. 【請求項2】 かみ合わせ構造は枠板厚みの2分の1を
    欠きとった相欠きはぎ、端部を斜めにそぎ取ったそぎは
    ぎ、本ざねはぎまたはありざねはぎのいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の水田水漏れ防止枠板。
  3. 【請求項3】 支持棒は鉄棒または強化プラスチック棒
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の水田水漏れ防止枠板。
JP1994009536U 1994-07-11 1994-07-11 水田水漏れ防止枠板 Expired - Lifetime JP3006539U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101021274B1 (ko) 2010-08-05 2011-03-11 허우명 밭고랑의 유속 저감 펜스

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