JP3290366B2 - 畦面被覆用シート及びその施工法 - Google Patents
畦面被覆用シート及びその施工法Info
- Publication number
- JP3290366B2 JP3290366B2 JP33665896A JP33665896A JP3290366B2 JP 3290366 B2 JP3290366 B2 JP 3290366B2 JP 33665896 A JP33665896 A JP 33665896A JP 33665896 A JP33665896 A JP 33665896A JP 3290366 B2 JP3290366 B2 JP 3290366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- ridge
- double
- covering
- ridge surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として水田や畑
地等の区画地の畦面又は段差を有する山間部の田畑地の
法面における雑草防止のための畦面被覆用シートに関す
るものである。
地等の区画地の畦面又は段差を有する山間部の田畑地の
法面における雑草防止のための畦面被覆用シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、田畑の畦、又は段差のある法面
等の雑草の除去に当っては、除草剤の散布、草刈機、人
手による刈取り等が行われ、また黒色のポリエチレンフ
ィルム、シートの被覆、一部にはフラットヤーンクロス
からなる農業用、土建用のブルーシートの被覆が行われ
ていた。
等の雑草の除去に当っては、除草剤の散布、草刈機、人
手による刈取り等が行われ、また黒色のポリエチレンフ
ィルム、シートの被覆、一部にはフラットヤーンクロス
からなる農業用、土建用のブルーシートの被覆が行われ
ていた。
【0003】さらに、実公平7−54343号公報に
は、柔軟性シートにおいて、その幅方向に非透水性部分
と透水性部分とに分け、このシートを畦に敷設すること
により、非透水性部分で水田の水の漏出を防ぐととも
に、透水性部分で畦の崩壊防止と雑草の発生防止とをす
るようにした畦面被覆用シートが開示されており、また
最近の特開平8−289674号公報によって開示され
た除草、防草用シートは、遮光性を有するシートの辺縁
にそって、透孔を有する固定片を取付けるとともに、7
字形の固定具を、固定片の透孔を利用して畦や土手など
に打込んでシートを固定するようにしたものである。
は、柔軟性シートにおいて、その幅方向に非透水性部分
と透水性部分とに分け、このシートを畦に敷設すること
により、非透水性部分で水田の水の漏出を防ぐととも
に、透水性部分で畦の崩壊防止と雑草の発生防止とをす
るようにした畦面被覆用シートが開示されており、また
最近の特開平8−289674号公報によって開示され
た除草、防草用シートは、遮光性を有するシートの辺縁
にそって、透孔を有する固定片を取付けるとともに、7
字形の固定具を、固定片の透孔を利用して畦や土手など
に打込んでシートを固定するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】雑草の除去に当って、
除草剤の散布は公害問題をおこし、草刈機、人手による
刈取り等は人手不足から成果を上げることができず、ま
た黒色のポリエチレンフィルム、シート、フラットヤー
ンクロスシートからなるブルーシートの使用にあって
も、シート自体の長期にわたる耐久性がなく、その施工
には、手数のかかるもので、シートの固定方法として
は、畦体の縁底部を溝状に掘起こし、この溝状部にシー
トの根本部を埋込み、再び掘起こした土を溝内に埋込む
ものであるところから、その施工は手数のかかるもので
あり、またシートの接続部は石や、砂入りの土嚢の重み
でシートを固定しているが、体裁もよくなく不安定なも
のである。
除草剤の散布は公害問題をおこし、草刈機、人手による
刈取り等は人手不足から成果を上げることができず、ま
た黒色のポリエチレンフィルム、シート、フラットヤー
ンクロスシートからなるブルーシートの使用にあって
も、シート自体の長期にわたる耐久性がなく、その施工
には、手数のかかるもので、シートの固定方法として
は、畦体の縁底部を溝状に掘起こし、この溝状部にシー
トの根本部を埋込み、再び掘起こした土を溝内に埋込む
ものであるところから、その施工は手数のかかるもので
あり、またシートの接続部は石や、砂入りの土嚢の重み
でシートを固定しているが、体裁もよくなく不安定なも
のである。
【0005】また、従来の盛土工法による畦の代替策と
してコンクリートブロックによる擁壁で畦を構成する工
法がとられているが、この工法は、擁壁の接合に手数を
要し、コスト的に高いばかりか、コンクリートブロック
の沈下において不揃いを生じ、凹凸となる欠点があっ
た。
してコンクリートブロックによる擁壁で畦を構成する工
法がとられているが、この工法は、擁壁の接合に手数を
要し、コスト的に高いばかりか、コンクリートブロック
の沈下において不揃いを生じ、凹凸となる欠点があっ
た。
【0006】さらに、前記の公告公報に開示された畦面
被覆用シートは、エンドレス状に織製され、これを偏平
上にしたもののように2重構造ではないところから、長
期にわたる耐候性はなく、また施工に当っては、畦の法
面にそって単に埋めるだけのものであるから、耕耘機等
の畦際における作業に当って、被覆シートを引掛けると
いうおそれがあった。
被覆用シートは、エンドレス状に織製され、これを偏平
上にしたもののように2重構造ではないところから、長
期にわたる耐候性はなく、また施工に当っては、畦の法
面にそって単に埋めるだけのものであるから、耕耘機等
の畦際における作業に当って、被覆シートを引掛けると
いうおそれがあった。
【0007】また公開公報に開示の除草、防草シートに
あっては、畦や土手に取付けるために、遮光シートに、
透孔を有する取付け片を取付ける必要があることから、
手数と経費がかかり、また遮光シートとは云え、一重で
あるから、長期にわたり耐候性は望むことができないも
のである。
あっては、畦や土手に取付けるために、遮光シートに、
透孔を有する取付け片を取付ける必要があることから、
手数と経費がかかり、また遮光シートとは云え、一重で
あるから、長期にわたり耐候性は望むことができないも
のである。
【0008】本発明は、上記のような点に鑑みて、種々
研究し、実験を重ねた結果創出されたもので、その目的
とするところは、田畑の畦又は段差のある法面の除草に
当り、除草剤を使用することなく、また草刈機、又は人
手による草刈等の労力を大幅に削減するために、長期に
わたり耐候性に優れたシートを用い、これを畦、段差の
法面に対する取付けにおいて、特に高齢者であっても簡
単に施工ができるようにするとともに、水田の畦に取付
けた被覆用シートにあっては、耕耘機等の畦際の作業に
おいても、シートを引掛けることのないようにすること
にある。
研究し、実験を重ねた結果創出されたもので、その目的
とするところは、田畑の畦又は段差のある法面の除草に
当り、除草剤を使用することなく、また草刈機、又は人
手による草刈等の労力を大幅に削減するために、長期に
わたり耐候性に優れたシートを用い、これを畦、段差の
法面に対する取付けにおいて、特に高齢者であっても簡
単に施工ができるようにするとともに、水田の畦に取付
けた被覆用シートにあっては、耕耘機等の畦際の作業に
おいても、シートを引掛けることのないようにすること
にある。
【0009】
【発明を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明にあっては、被覆用シートの材料として、
合成樹脂、とくにポリプロピレン又はポリエチレンのフ
ラットヤーンからなるクロスシートを用い、その構成と
しては、フラットヤーンをエンドレスに織製して、これ
を偏平状に押重ねて2重構造シートにするとともに、こ
れに畦面固定用フックを取付けることによって、問題の
解決を図っている。
めに、本発明にあっては、被覆用シートの材料として、
合成樹脂、とくにポリプロピレン又はポリエチレンのフ
ラットヤーンからなるクロスシートを用い、その構成と
しては、フラットヤーンをエンドレスに織製して、これ
を偏平状に押重ねて2重構造シートにするとともに、こ
れに畦面固定用フックを取付けることによって、問題の
解決を図っている。
【0010】すなわち、本発明の畦被覆用シートは、熱
可塑性樹脂のフラットヤーンから織製されたエンドレス
シートを偏平状に押重ねて均一密着状の2重構造シート
に対し、その片縁部にそって畦面固定用フックを設けた
構成であって、この畦面固定用フックは、これにU字形
止め具を掛けて、これを畦面に打込んだとき、固定用フ
ックが畦内に没入し、2重構造シートが畦面に張付け状
態に取付けられる機能を有するものであり、上記の2重
構造シートは、ポリプロピレン又はポリエチレンからな
るフラットヤーンで構成されている。
可塑性樹脂のフラットヤーンから織製されたエンドレス
シートを偏平状に押重ねて均一密着状の2重構造シート
に対し、その片縁部にそって畦面固定用フックを設けた
構成であって、この畦面固定用フックは、これにU字形
止め具を掛けて、これを畦面に打込んだとき、固定用フ
ックが畦内に没入し、2重構造シートが畦面に張付け状
態に取付けられる機能を有するものであり、上記の2重
構造シートは、ポリプロピレン又はポリエチレンからな
るフラットヤーンで構成されている。
【0011】また、上記の2重構造シートは、黒色であ
るか、黒色と緑色との交織からなるか、黒色とベージュ
色との交織からなるものであり、また上記の2重構造シ
ートはポリプロピレン又はポリエチレンのフラットヤー
ンと、ポリエステル、ナイロン、ビニロン糸との紡績糸
又はマルチフィラメント糸との交織からなるものであ
る。
るか、黒色と緑色との交織からなるか、黒色とベージュ
色との交織からなるものであり、また上記の2重構造シ
ートはポリプロピレン又はポリエチレンのフラットヤー
ンと、ポリエステル、ナイロン、ビニロン糸との紡績糸
又はマルチフィラメント糸との交織からなるものであ
る。
【0012】さらにまた、畦面被覆用シートの施工方法
としては、前記したような2重構造シートを用い、これ
の畦面固定用フックにU字形止め具又は7字形止め具を
掛けて、これを畦の法面に打込むことにより、畦面固定
用フックを畦内に没入させ、これにより、上記のシート
を畦面に張付け状態に取付ける施工である。
としては、前記したような2重構造シートを用い、これ
の畦面固定用フックにU字形止め具又は7字形止め具を
掛けて、これを畦の法面に打込むことにより、畦面固定
用フックを畦内に没入させ、これにより、上記のシート
を畦面に張付け状態に取付ける施工である。
【0013】
【発明の実施の形態】除草剤の散布による除草は、公害
は起こすことから問題外としても、草刈機及び人手によ
る草刈り作業等は、農業関係者の人手不足の解消とはな
らず、本発明は被覆シートの耐久性と、このシートの畦
面への簡単な取付けに重点をおいたもので、 1.被覆シートの耐久性を高めるために、フラットヤー
ンクロスシートを2重構造にして倍の耐久性を有するも
のとする。これがため、フラットヤーンにてエンドレス
シートを織製し、これを偏平状に押重ねて2重構造のシ
ートに構成するとともに、このシートの辺縁部にそって
畦面固定用フックを設けた構造とする。 2.畦面被覆用シートの畦の法面に取付ける方法として
は、従来のように畦の根元に溝を掘ってこれに埋込む方
法ではなく、シートの側辺縁にそって取付けた畦面固定
用フックを用い、これにU字形止め具を掛け、これを畦
の法面に対し、水平方向に打込んで、畦面固定用フック
が畦内に没入させることにより被覆シートを畦の法面に
張付け状態に取付ける。また、図示してはないが、7字
形止め具を畦面固定用フックに掛けて、これを畦面に対
して水平というよりは下方向に打込んでもよい。このと
き、畦内面部は、湿度を有し、軟質状態にあるから容易
に打込むことができる。したがって高齢者においても簡
単に施工することができる。
は起こすことから問題外としても、草刈機及び人手によ
る草刈り作業等は、農業関係者の人手不足の解消とはな
らず、本発明は被覆シートの耐久性と、このシートの畦
面への簡単な取付けに重点をおいたもので、 1.被覆シートの耐久性を高めるために、フラットヤー
ンクロスシートを2重構造にして倍の耐久性を有するも
のとする。これがため、フラットヤーンにてエンドレス
シートを織製し、これを偏平状に押重ねて2重構造のシ
ートに構成するとともに、このシートの辺縁部にそって
畦面固定用フックを設けた構造とする。 2.畦面被覆用シートの畦の法面に取付ける方法として
は、従来のように畦の根元に溝を掘ってこれに埋込む方
法ではなく、シートの側辺縁にそって取付けた畦面固定
用フックを用い、これにU字形止め具を掛け、これを畦
の法面に対し、水平方向に打込んで、畦面固定用フック
が畦内に没入させることにより被覆シートを畦の法面に
張付け状態に取付ける。また、図示してはないが、7字
形止め具を畦面固定用フックに掛けて、これを畦面に対
して水平というよりは下方向に打込んでもよい。このと
き、畦内面部は、湿度を有し、軟質状態にあるから容易
に打込むことができる。したがって高齢者においても簡
単に施工することができる。
【0014】このようにして、被覆シートを畦の法面に
取付けることにより、従来のシートの片面又は両側面
に、ロープを芯材として縫込み、シートを芯材と共に止
め部で固定するという手段をとっているもののように、
耕耘機等が止め具に絡み付くようなことはない。
取付けることにより、従来のシートの片面又は両側面
に、ロープを芯材として縫込み、シートを芯材と共に止
め部で固定するという手段をとっているもののように、
耕耘機等が止め具に絡み付くようなことはない。
【0015】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、ポリプロピレン又はポリエチレンによ
るフラットヤーンから織製されたエンドレスシートを、
偏平状に押重ねて、均一密着に固定された柔軟性の2重
構造のシート(A)であり、例えば1000Dr程度の原
糸を、経8本/吋×緯8本/吋〜経15本/吋×緯15
本/吋相当の織密度を有するエンドレス状のシートであ
るが、このエンドレス状シートを構成するには、サーキ
ュラー織りのシートであることが好ましい。
明する。図1は、ポリプロピレン又はポリエチレンによ
るフラットヤーンから織製されたエンドレスシートを、
偏平状に押重ねて、均一密着に固定された柔軟性の2重
構造のシート(A)であり、例えば1000Dr程度の原
糸を、経8本/吋×緯8本/吋〜経15本/吋×緯15
本/吋相当の織密度を有するエンドレス状のシートであ
るが、このエンドレス状シートを構成するには、サーキ
ュラー織りのシートであることが好ましい。
【0016】特に、経10本/吋×緯10本/吋以下の
粗メッシュの場合であっても、エンドレス状シートは、
これを偏平状に押重ねて2重構造にするところから、シ
ートの目ずれ、目開き現象が少ない。2重構造のシート
の両側辺縁部は、均一で柔軟な剛性を帯びたエンドレス
状シートとなるので、畦面被覆用シートに適する。
粗メッシュの場合であっても、エンドレス状シートは、
これを偏平状に押重ねて2重構造にするところから、シ
ートの目ずれ、目開き現象が少ない。2重構造のシート
の両側辺縁部は、均一で柔軟な剛性を帯びたエンドレス
状シートとなるので、畦面被覆用シートに適する。
【0017】要は、エンドレス織原反を偏平状に押重ね
て2枚重ねたシートにしたから、均張性、均一密着性を
保持し、皺の発生や、ほつれや、目ずれ現象が少ない利
点があり、その上裁断や縫製加工が省略される。
て2枚重ねたシートにしたから、均張性、均一密着性を
保持し、皺の発生や、ほつれや、目ずれ現象が少ない利
点があり、その上裁断や縫製加工が省略される。
【0018】被覆シートの色相については、指定するも
のではないが、耐候性の配慮から黒色であることが好ま
しく、美感や環境の配慮から、経、緯の何れかを黒色と
緑色の交織シートであってもよく、またより耐候性に重
点を置く場合は、何れか片面をラミネート加工すれば、
より効果的である。さらにポリプロピレン又はポリエチ
レンのフラットヤーンと、ポリエステル、ナイロン、ビ
ニロン糸の紡績糸又はマルチフィラメント糸とによる交
織布であれば強度的にも、また耐候性にもすぐれた畦被
覆用シートが作られる。なお、このようなシート基布
に、塩化ビニールをラミネート加工を施すことにより、
いっそう耐候性を高めることができる。
のではないが、耐候性の配慮から黒色であることが好ま
しく、美感や環境の配慮から、経、緯の何れかを黒色と
緑色の交織シートであってもよく、またより耐候性に重
点を置く場合は、何れか片面をラミネート加工すれば、
より効果的である。さらにポリプロピレン又はポリエチ
レンのフラットヤーンと、ポリエステル、ナイロン、ビ
ニロン糸の紡績糸又はマルチフィラメント糸とによる交
織布であれば強度的にも、また耐候性にもすぐれた畦被
覆用シートが作られる。なお、このようなシート基布
に、塩化ビニールをラミネート加工を施すことにより、
いっそう耐候性を高めることができる。
【0019】図1における2重構造シート(A)には、
その一側片縁部に、50cm位の等間隔に畦面固定用フッ
ク(a)が設けられている。このフック(a)は、ポリ
プロピレン又はナイロン糸からなるもので、その幅は2
0mm〜25mm位であって、シート(A)の辺縁(1)よ
り5cm〜10cm位の突出の余剰部をもってU字形状に逢
着又は接着で取付けられている。
その一側片縁部に、50cm位の等間隔に畦面固定用フッ
ク(a)が設けられている。このフック(a)は、ポリ
プロピレン又はナイロン糸からなるもので、その幅は2
0mm〜25mm位であって、シート(A)の辺縁(1)よ
り5cm〜10cm位の突出の余剰部をもってU字形状に逢
着又は接着で取付けられている。
【0020】図2における2重構造シート(B)は、そ
の両側辺縁部にそって2重構造シート(A)と同様に、
畦面固定用フック(b)が設けられている。2重構造シ
ート(A)及び(B)を畦面に固定するU字形止め具
(c)及び7字形止め具(d)は、図4の(イ)及び
(ロ)に示されている。U字形止め具(c)は、4mm〜
8mmΦの鉄棒で、立地条件で多少異なるが、少なくとも
長さは13cm〜30cmであるが、好ましくは15cm〜2
5cmである。
の両側辺縁部にそって2重構造シート(A)と同様に、
畦面固定用フック(b)が設けられている。2重構造シ
ート(A)及び(B)を畦面に固定するU字形止め具
(c)及び7字形止め具(d)は、図4の(イ)及び
(ロ)に示されている。U字形止め具(c)は、4mm〜
8mmΦの鉄棒で、立地条件で多少異なるが、少なくとも
長さは13cm〜30cmであるが、好ましくは15cm〜2
5cmである。
【0021】図5は、段差のある2つの水田(M)及び
(N)の間の畦(D)に対し、図1に示す2重構造シー
ト(A)をもって被覆した状態を示すものである。畦
(D)の水田(M)側の法面(2)に対し、2重構造シ
ート(A)をその畦面固定用フック(a)側を水面側に
して被覆し、固定用フック(a)にU字形止め具(c)
を引掛けて、これを畦(D)内に水平方向に打込む。こ
のとき固定用フック(a)が畦(D)中に没入するよう
になる。この打ち込み深さは、固定用フック(a)の2
重構造シート(A)の辺縁(1)よりの突出長さ5cm〜
10cmで充分であるが、地盤の関係や風当りの強い場所
等、環境に応じて調整することは自由である。また、図
示されてはいないが、固定用フック(a)に7字形止め
具(d)を引掛けて、これを畦(D)内に下方向に打込
んでもよい。
(N)の間の畦(D)に対し、図1に示す2重構造シー
ト(A)をもって被覆した状態を示すものである。畦
(D)の水田(M)側の法面(2)に対し、2重構造シ
ート(A)をその畦面固定用フック(a)側を水面側に
して被覆し、固定用フック(a)にU字形止め具(c)
を引掛けて、これを畦(D)内に水平方向に打込む。こ
のとき固定用フック(a)が畦(D)中に没入するよう
になる。この打ち込み深さは、固定用フック(a)の2
重構造シート(A)の辺縁(1)よりの突出長さ5cm〜
10cmで充分であるが、地盤の関係や風当りの強い場所
等、環境に応じて調整することは自由である。また、図
示されてはいないが、固定用フック(a)に7字形止め
具(d)を引掛けて、これを畦(D)内に下方向に打込
んでもよい。
【0022】次に、水田(N)側においても、2重構造
シート(A)を水田(M)側と同様に畦(D)の法面
(3)に被覆固定する。畦(D)の頂面(4)におい
て、水田(M)側の2重構造シート(A)の端部と、水
田(N)側の2重構造シート(A)の端部との重なり部
(5)を、水田(M)側を水田(N)側より上にして、
この重なり部(5)に、上方より7字形止め具(d)を
打込んで固定する。
シート(A)を水田(M)側と同様に畦(D)の法面
(3)に被覆固定する。畦(D)の頂面(4)におい
て、水田(M)側の2重構造シート(A)の端部と、水
田(N)側の2重構造シート(A)の端部との重なり部
(5)を、水田(M)側を水田(N)側より上にして、
この重なり部(5)に、上方より7字形止め具(d)を
打込んで固定する。
【0023】図6は、段差のない同じ高さにある2つの
水田(M’)及び(N’)の間の畦(D’)に対し、図
2に示す2重構造シート(B)をもって被覆した状態を
示すものである。2重構造シート(B)の両側縁部にそ
って設けた畦面固定用フック(b)及び(b)を、U字
形止め具(c)を用いての両側の法面(2’)及び
(3’)に固定するもので、その固定の仕方は、図1に
おける2重構造シート(A)の固定と全く同じである。
なお、2重構造シート(A)又は(B)の施工後におい
てシートが破損した場合には、図3に示す補強シート
(C)で補強する。
水田(M’)及び(N’)の間の畦(D’)に対し、図
2に示す2重構造シート(B)をもって被覆した状態を
示すものである。2重構造シート(B)の両側縁部にそ
って設けた畦面固定用フック(b)及び(b)を、U字
形止め具(c)を用いての両側の法面(2’)及び
(3’)に固定するもので、その固定の仕方は、図1に
おける2重構造シート(A)の固定と全く同じである。
なお、2重構造シート(A)又は(B)の施工後におい
てシートが破損した場合には、図3に示す補強シート
(C)で補強する。
【0024】エンドレス状の2重構造シートの幅は、特
に指定するものではないが、少なくとも40cm以上20
0cmの幅のものを採用する。施工の現場において、平織
りシートの2枚を重ねて使用することは、手数のかかる
ことであり、皺、ねじれ等が生じて体裁がよくないばか
りでなく、固定後において不安定であることは免れない
ところから、エンドレス状シートを採用するものであ
る。
に指定するものではないが、少なくとも40cm以上20
0cmの幅のものを採用する。施工の現場において、平織
りシートの2枚を重ねて使用することは、手数のかかる
ことであり、皺、ねじれ等が生じて体裁がよくないばか
りでなく、固定後において不安定であることは免れない
ところから、エンドレス状シートを採用するものであ
る。
【0025】
【発明の効果】本発明は、畦面被覆シートが2重構造で
あるから、引張強度、引裂強度とも従来の1枚品の2倍
の強度、耐久性を有し、耐候性にも優れている。また2
重構造シート自体が均一均張性を有しているから伸び縮
み、皺の発生現象が少く、したがって畦面に対する被覆
固定の作業がし易くなる。
あるから、引張強度、引裂強度とも従来の1枚品の2倍
の強度、耐久性を有し、耐候性にも優れている。また2
重構造シート自体が均一均張性を有しているから伸び縮
み、皺の発生現象が少く、したがって畦面に対する被覆
固定の作業がし易くなる。
【0026】さらに2重構造シートの畦面に対する被覆
固定の作業が、シートの辺縁部にそって設けた畦面固定
フックに止め具を引掛けて、これを畦の法面に対し水平
方向に打込み、固定フックが畦内に没入するようにすれ
ばよいのであるから、湿度を有し、軟質である畦内には
容易に打込むことができ、高齢者においても、その作業
はし易いものである。
固定の作業が、シートの辺縁部にそって設けた畦面固定
フックに止め具を引掛けて、これを畦の法面に対し水平
方向に打込み、固定フックが畦内に没入するようにすれ
ばよいのであるから、湿度を有し、軟質である畦内には
容易に打込むことができ、高齢者においても、その作業
はし易いものである。
【0027】固定フックは、止め具と共に、畦内に没入
されているから、耕耘機等による畦際作業においても、
これらが機械に絡み付く心配もなく、その作業は安全で
ある。また、2重構造のシートは長期間にわたっての畦
面を被覆するものであるから、時には、ねずみの巣やも
ぐらの穴等によって荒らされることがあっても、このよ
うな場合には、水平方向に打込んだ止め具は簡単に引き
抜くことができるから、容易にその状態を点検すること
ができる。
されているから、耕耘機等による畦際作業においても、
これらが機械に絡み付く心配もなく、その作業は安全で
ある。また、2重構造のシートは長期間にわたっての畦
面を被覆するものであるから、時には、ねずみの巣やも
ぐらの穴等によって荒らされることがあっても、このよ
うな場合には、水平方向に打込んだ止め具は簡単に引き
抜くことができるから、容易にその状態を点検すること
ができる。
【図1】片側辺縁部に畦面固定用フックを取付けたエン
ドレス原反からなる2重構造シートの斜視図
ドレス原反からなる2重構造シートの斜視図
【図2】両側辺縁部に畦面固定用フックを取付けた同上
シートの斜視図
シートの斜視図
【図3】補強シートの斜視図
【図4】(イ)及び(ロ)は止め具の正面図
【図5】段差のある2つの水田間の畦面に対し、2重構
造シートで被覆した状態を断面図にて示した斜視図及び
一部の拡大斜視図
造シートで被覆した状態を断面図にて示した斜視図及び
一部の拡大斜視図
【図6】段差のない同じ高さの2つの水田間の畦面に対
し、2重構造シートで被覆した状態を断面にて示した斜
視図
し、2重構造シートで被覆した状態を断面にて示した斜
視図
A、B 2重構造シート C 補強シート D、D’ 畦 M、M’ 水田 N、N’ 水田 a、b 畦面固定用フック c U字形止め具 d 7字形止め具 1 辺縁部 2、2’ 法面 3、3’ 法面 4、 頂面 5 重なり部
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂のフラットヤーンから織製
されたエンドレスシートを、偏平状に押重ねて均一密着
状の2重構造シートに対し、その辺縁部にそって畦面固
定用フックを設けた構成であって、この固定用フック
は、これにU字形止め具又は7字形止め具を掛けて、こ
れを畦面に打込んだとき、畦内に没入して、2重構造シ
ートが畦面に張付け状態に取付けられる機能を有するも
のであることを特徴とする畦面被覆用シート。 - 【請求項2】 上記の2重構造シートは、ポリプロピレ
ン又はポリエチレンからなるフラットヤーンで構成され
ていることを特徴とする請求項1に記載の畦面被覆用シ
ート。 - 【請求項3】 上記の2重構造シートは黒色であるか、
黒色と緑色との交織からなるか、黒色とベージュ色との
交織からなることを特徴とする請求項1に記載の畦面被
覆用シート。 - 【請求項4】 上記の2重構造シートは、ポリプロピレ
ン又はポリエチレンのフラットヤーンと、ポリエステ
ル、ナイロン、ビニロン糸の紡績糸又はマルチフィラメ
ント糸との交織からなることを特徴とする請求項1に記
載の畦面被覆用シート。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂のフラットヤーンから織製
されたエンドレスシートを、偏平状に押重ねて均一密着
状の2重構造シートの辺縁部にそって畦面固定用フック
を取付けた畦面被覆用シートを、畦面上に被覆するとと
もに、その辺縁部の畦面被覆用フックにU字形止め具又
は7字形止め具を掛けて、これを畦面に打込むことによ
り、畦面固定用フックを畦内に没入させ、これにより上
記のシートを畦面に張付け状態に取付けることを特徴と
する畦面被覆用シートの施工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33665896A JP3290366B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 畦面被覆用シート及びその施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33665896A JP3290366B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 畦面被覆用シート及びその施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10166488A JPH10166488A (ja) | 1998-06-23 |
| JP3290366B2 true JP3290366B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=18301457
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33665896A Expired - Fee Related JP3290366B2 (ja) | 1996-12-17 | 1996-12-17 | 畦面被覆用シート及びその施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3290366B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-17 JP JP33665896A patent/JP3290366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10166488A (ja) | 1998-06-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| WO2010104590A1 (en) | Fabric plant container | |
| JPH11158840A (ja) | 強化複合マツト | |
| JP2002363990A (ja) | 法面緑化工法 | |
| JP3290366B2 (ja) | 畦面被覆用シート及びその施工法 | |
| JP4264162B2 (ja) | 河川植生護岸工法と河川植生護岸 | |
| JPH05171652A (ja) | 斜面安定工法 | |
| JP3882980B2 (ja) | 植生マットとその製造方法および施工方法 | |
| JP3222031B2 (ja) | 水はけ用マット | |
| JP2019138048A (ja) | 防草人工芝 | |
| JP3463784B2 (ja) | 河川盛土用植生マット | |
| JPH0226965Y2 (ja) | ||
| JPS6118602B2 (ja) | ||
| JP3181026B2 (ja) | 雑草防止と飛散防止用シート | |
| JPH06185010A (ja) | 敷設人工芝の構成体とその敷設施工方法 | |
| JP2002206222A (ja) | 植生マットとその製造方法 | |
| JP2000170137A (ja) | 埋立用防砂シート及びその敷設方法 | |
| JP2711477B2 (ja) | 盛土の補強構造 | |
| JP3006539U (ja) | 水田水漏れ防止枠板 | |
| JP3169210B2 (ja) | 固定装置片付きシート体及びその施工法 | |
| JP3133185B2 (ja) | 表面が人工芝状とされたコンクリート成型用布帛製型枠 | |
| JPH0538131Y2 (ja) | ||
| JP4392119B2 (ja) | 植生マットおよびその製造方法ならびに緑化方法 | |
| JP2507612Y2 (ja) | 砂杭形成用網袋の構造 | |
| JPH0538132Y2 (ja) | ||
| JPH0715834U (ja) | 植生用ハニカム構造材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020305 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |