JPH0715834U - 植生用ハニカム構造材 - Google Patents
植生用ハニカム構造材Info
- Publication number
- JPH0715834U JPH0715834U JP045708U JP4570893U JPH0715834U JP H0715834 U JPH0715834 U JP H0715834U JP 045708 U JP045708 U JP 045708U JP 4570893 U JP4570893 U JP 4570893U JP H0715834 U JPH0715834 U JP H0715834U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vegetation
- honeycomb structure
- structure material
- woven fabrics
- honeycomb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平や傾斜状の何れの設置基盤上にも設置で
き、強雨に対しても土が流れることのない植物の植生用
ハニカム構造材を提供する。 【構成】 通気性および通水性を有する帯状の不織布1
を複数枚重ねる。この重ねた各不織布1の隣接部を接合
する際に、その接合部2の配置が千鳥状になるようにす
る。これにより展開したときハニカム状となる。また、
両側の不織布3を柔軟なものにして、そのハニカムにロ
ープ5を挿通する。
き、強雨に対しても土が流れることのない植物の植生用
ハニカム構造材を提供する。 【構成】 通気性および通水性を有する帯状の不織布1
を複数枚重ねる。この重ねた各不織布1の隣接部を接合
する際に、その接合部2の配置が千鳥状になるようにす
る。これにより展開したときハニカム状となる。また、
両側の不織布3を柔軟なものにして、そのハニカムにロ
ープ5を挿通する。
Description
【0001】
この考案は建物の屋上、築堤の法面などに植物を育成する際に用いる植生用ハ ニカム構造材に関する。
【0002】
実公昭57−36693号公報には、繊維の絡み合いが縦横に適宜の間隔をお いて疎密をくり返す不織布の片面に植物種子と、肥料などの植物性生育材料を添 着したものが記載されている。
【0003】
上記した従来技術の植生材料は、それより前に用いられていた紙や不織布や網 状体の2枚で種子や肥料を挟んだもの、あるいは片面に種子や肥料を添着したも のに比較して降雨の際に種子や肥料が流れにくいという効果はあるが、平面状の 不織布を法面に敷設する点は同じであるから、強雨の際には種子や肥料が流れて しまうというという欠点をもっている。
【0004】 この考案の課題は不織布の平面構造を立体構造とすることにより、上記のよう な従来の植生材料の問題点を解決して、盛土の平均化と強雨の際も土などが流れ ることのないハニカム構造材を提供することである。
【0005】
上記の課題を解決するためにこの考案は通気性および通水性または保水性を有 する帯状の不織布の複数を重ねて隣接する上記各不織布を接合するに当り、その 各接合部を表裏において千鳥状配置とすることによって、拡大縮小自在のハニカ ム状としたものを採用した。また、このハニカム構造材の両端の不織布として、 柔軟なものを用い、他の不織布は比較的固い不織布とし、両側の柔軟な不織布の 屈曲部にロープを挿通したものや、不織布に肥料などの植物育成剤を含浸せしめ たものも採用する。
【0006】
建物の水平の屋上あるいは傾斜した屋根の上、築堤の法面などの設置面上に、 この考案の構造材を展開してハニカム状とし、その各区間に土と肥料の混合物や 種子などを入れる。
【0007】 また、展開した構造材はその両側に挿通してあるロープを利用して設置面上に 固定する。 こうして、目的の個所に設置すれば、強雨に対しても各区画の上などは流れ出 すおそれはない。
【0008】
図に示す実施例において、1は帯状の不織布で、その複数を図2のように重ね 、その隣接している不織布1を一定の間隔で、かつ一定の巾で接合することによ り、接合部2を千鳥状に配置する。 上記不織布1はレーヨン、ポリエステル、ポリプロピレンなどの化合繊繊維あ るいは天然繊維などの単独の繊維あるいはこれらを混紡または混合したものなど を目的に応じて選択使用する。
【0009】 また、両側の不織布3は比較的強く柔軟な不織布を用い、本体の不織布1は比 較的に固く腰の強い不織布を用い、通気性や通水性をもたせる。 両側の不織布3の柔らかいハニカムの間にロープ5を挿通する。
【0010】 上記のように構成した実施例の構造材Aは図4、図5のように展開状態で建物 の水平の屋上や傾斜した屋根の上面、あるいは築堤の法面などの設置基盤B上に 敷設し、この構造材Aの各区画6内に土7を入れる。
【0011】 上記土7は肥料などの土壌改良剤を混合した培土に、植生しようとする植物の 種子を混合せしめたものである。 ただし、不織布1に肥料などの土壌改良剤を含ませたものの場合は区画6内に 土と種子だけを入れればよい。
【0012】 また、場合によっては各区画6毎に植物の苗を植え付ける場合もある。 上記設置基盤Bが水平の場合は展開した構造材Aは基盤B上に置いただけでも よいが、基盤Bが傾斜している場合は何等かの手段で固定する必要がある。
【0013】 例えば基盤Bが土の場合は構造材Aの四隅などの適当な位置の区画6内に小さ い止杭を打ち込んで固定する。
【0014】 基盤Bがコンクリートのような固いものの場合は、あらかじめインサートを埋 め込んでおき、このインサートを利用して固定したボルトを利用して固定する方 法、あるいは基盤B上にセメントなどで固定した止杭により構造材Aの適当個所 を固定する方法などがある。
【0015】 上記実施例のように両側の不織布3にロープ5を通してある場合は、この両側 のロープ5の間隔を適当に設定してロープ5を緊張させ、このロープ5の両端を 適宜の手段で基盤B上に固定すると、構造材Aの巾を任意に設定できる。
【0016】
この考案の植生用ハニカム構造材は、使用前においては各帯状不織布が重なっ た状態となっているため、きわめて嵩の低いものとなり、輸送や格納に便利であ る。また、使用に際しては拡開してハニカム状とし、目的の基盤上に敷設固定す ることにより多数の区画ができるので、この各区画に培土と種子などを入れてお けば、盛土が平均化されるとともに培土や種子は区画を囲む不織布で保護され、 強雨に際しても流されるようなことはない。
【0017】 従って築堤などの傾斜した法面に対する草木などの育成や建物の屋上などを緑 化する場合などに利用できる。 また、この考案の構造材を構成する不織布は通水性や通気性および保水性に富 むものであるから過剰な水により植物の成長が妨げられるようなおそれはなく、 さらに毛管現象による吸水作用もあるので各区画への水の供給も均一に行えるな どの効果がある。 なお、この考案の構造材を大型にして砂漠に設置し、砂漠の緑化にも利用でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の展開状態の平面図
【図2】同上の展開前の平面図
【図3】同じく展開状態の一部を切欠した拡大斜視図
【図4】実施例の敷設状態の一部切欠平面図
【図5】図4のI−I断面図
1 帯状の不織布 2 接合部 3 両側の不織布 4 孔 5 ロープ 6 区画 7 土
Claims (3)
- 【請求項1】 通気性および通水性または保水性を有す
る帯状の不織布の複数を重ねて隣接する上記各不織布を
接合するに当り、その各接合部を表裏において千鳥状配
置とすることによって、拡大縮小自在のハニカム状とし
た植生用ハニカム構造材。 - 【請求項2】 上記ハニカム構造材の両側の不織布は柔
軟なものを用い、他の不織布は比較的固い不織布とし、
両側の柔軟な不織布の屈曲部にロープを挿通したことを
特徴とする請求項1記載の植生用ハニカム構造材。 - 【請求項3】 上記不織布に肥料などの植物育成剤を含
浸せしめたことを特徴とする請求項1または2記載の植
生用ハニカム構造材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP045708U JPH0715834U (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 植生用ハニカム構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP045708U JPH0715834U (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 植生用ハニカム構造材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715834U true JPH0715834U (ja) | 1995-03-17 |
Family
ID=12726862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP045708U Pending JPH0715834U (ja) | 1993-08-23 | 1993-08-23 | 植生用ハニカム構造材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715834U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247182U (ja) * | 1975-09-30 | 1977-04-04 | ||
JPS533886U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-13 | ||
JPS5547205U (ja) * | 1978-09-22 | 1980-03-27 | ||
KR100458305B1 (ko) * | 2002-02-02 | 2004-11-26 | (주)이지탑 | 식재 꽃탑용 보습매트 화분 |
-
1993
- 1993-08-23 JP JP045708U patent/JPH0715834U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5247182U (ja) * | 1975-09-30 | 1977-04-04 | ||
JPS5436067Y2 (ja) * | 1975-09-30 | 1979-10-31 | ||
JPS533886U (ja) * | 1976-06-28 | 1978-01-13 | ||
JPS5547205U (ja) * | 1978-09-22 | 1980-03-27 | ||
KR100458305B1 (ko) * | 2002-02-02 | 2004-11-26 | (주)이지탑 | 식재 꽃탑용 보습매트 화분 |
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