JP3029227U - 連結張り農道路肩法面ブロック - Google Patents

連結張り農道路肩法面ブロック

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JP3029227U
JP3029227U JP1996000022U JP2296U JP3029227U JP 3029227 U JP3029227 U JP 3029227U JP 1996000022 U JP1996000022 U JP 1996000022U JP 2296 U JP2296 U JP 2296U JP 3029227 U JP3029227 U JP 3029227U
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JP1996000022U
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Inventor
敬一 熊谷
功 尾形
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功 尾形
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト農家経営の為に農道より作業機械が
下りられ且つ容易に軟弱でも水田より登られるようにす
ると共に法面雑草処理作業をなくし、加えて水管理も容
易とした農道路肩法面の構築製品に関する課題を有す
る。 【解決手段】 水田圃場地の道路との法面の耕起面に
は、ノコギリ法面ブロックA.を陸上部には、スベリ止
め凹凸粗面模様5.か洗い出し粗面6.とした法面ブロ
ックB.をジョイント凹部3.と水蜜構築目地部2.を
もって合設組合せ、より軟弱水田では地中に踏張り版ブ
ロックC.を設けると共に必要に応じ諸栓一括収納ボッ
クスD.を法面要所か土盛畦畔延長接点に設けてなる農
道路肩法面ブロック。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、低コスト農家経営の為に農道より作業機械が下りられ且つ容易に軟弱 でも水田より登れるようにすると共に法面雑草処理作業をなくし、加えて水管理 も容易とした農道路肩法面の構築製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の農道上へ作業機械を水田より登り上げる路肩構築製品には、本考案者の一 人が考案した、実願平 6−5173号や本考案の共同出願人達の考案した実願 平 6−8995号製品があった。
【0003】 しかし、これらの製品の採用と施工実績過程で、次の様な欠点と問題点が生じ ていた。
【0004】 実願平 6−5173号製品では、 耕起面より、垂直根入れ部を構築すると軟弱水田では、後輪駆動で前輪より 後輪が大きい作業機械(田植機械、トラクター)では、前輪は法面途中まで乗り 上げるが、後輪駆動輪は水田で空回転し道路に登れないばかりか徐々に後輪が埋 り登れないことも多かった。 作業機械が登るときに垂直根入れ部の天端部一点に後輪駆動荷重が集中し、 製品の不等沈下が起こり製品の破損を生じさせていた。 水田より作業機械が登り道路で旋回するときに大量の水田軟弱土が道路に落 ち、それが雨で法面に流されスベリ止め凸部の間に溜り、ここより雑草が生える 問題が生じた。 加えて、法面がコンクリート製品であるので排水Relief Well( 水こう)、排水栓、用水栓は法面と土盛畦畔に別々に設けていたために水管理す るのに土盛畦畔では靴の履き変えのわずらわしさがあった。
【0005】 そこで本考案者達は、これらの工事の設計と施工管理、製品製造に従事しなが らこれを改良して考案されたのが、実願平 6−8995号製品であった。 しかし、これらの製品を実際施工してみると再び次の様な欠点と課題を生じた ものである。
【0006】 作業農道と水田圃場地の高低差が大きかったり法面勾配に変化が生ずる現場 では足壁が邪魔で施工に困難をきたしていた、又高低差が大きく法長も大きくな ると1枚製品では質量が大きくなることで製造や施工取り扱いに困難を極めてい た。
【0007】 粗面凹凸のスベリ止めとなる構成が大きいと水田からブロックへ登るときは 作業機械には問題がないが、耕起面より露出する上部の濡れた法面では農作業員 がほとんど長靴での作業なのでこの凸部に足をつまづいて転倒する危険を伴い、 逆に粗面凹凸のスベリ止めとなる構成が小さいと作業機械が登れない欠点もあっ た。
【0008】 又、従来のいずれの製品も隣接の目地部や凹凸のスベリ止凸部に土砂が体積 し雑草が生える欠点があった、加えて、コンクリート製品のためにその雑草を機 械や手鎌で刈ることも刃の破損でままならなかった。
【0009】 そこで本考案共同出願人達はその経験を生かし本考案の解決課題を次の様にし たものである。
【考案が解決しょうとする課題】 農作業機械の登り下り主体の作業農道として、路肩法面ブロックの耕起面よ り堀り下げて施工する足壁をなくし、施工丁張面(不陸調整後の素堀仕上げ法面 )にジョイント一体として張るだけの製品とする。
【0010】 法長が1500mmを越える製品(農作業機械の登坂理想法面勾配1:5〜1 :6)は、断面2分割の布張り製品とし隣接部の4隅と要所をジョイント連結で 充填目地構造として雑草の生える隙間を生じさせない。
【0011】 足壁をなくしても、水田が代掻、田植えで軟らかく攪拌されるときでも登り 下りする機械の重さと振動でずれたり不等沈下の起こらぬように全体を連結一体 施工製品とする。
【0012】 加えて、畦畔の延長上か法面の要所に水田に必要な排水Relief We ll(水こう)、排水栓、用水栓等を一括収納できる収納ボックスを構築させて 水管理も容易とする課題をもって本考案製品とする。 以上の解決課題を考慮し、本考案の解決手段を次のようにしたものである。
【0013】
【考案の解決しょうとする手段】
水田耕起面より水田に深く差し込むブロックはその表面をノコギリ段状とし陸上 部のブロックは比較的小さい凹凸のスベリ止め(エキスパンダー溝の凹部溝が良 い)構築製品とし接触輪郭に目地部と要所に連結部を設けて分割製造しこれを連 結施工(高低差が大きい場合は陸上部のブロックを必要に応じ数を増して施工) する。
【0014】 加えて、より軟弱圃場地ではノコギリ法面ブロックの地中末端にほぼ水平に可 撓連結させた横張りノコギリブロックを踏張り版として地中埋設する手段を講ず るとともに、地上の畦畔の延長上の農道法面又は法面要所には嵌設蓋と開孔部を 有する諸栓一括収納ボックスを構築する手段製品とする。 これを実施例の図面で順次説明する。
【0015】
【考案の実施例】
低コスト農家経営の為に圃場整備される農道法面構築に於いて、作業農道と水田 圃場地の高低法面の水田耕起高G.より深く差し込む(ほとんど水田地中で露出 しない部分として施工)低部ブロックを段状1.のノコギリ法面ブロックA.と して農作業機械が水田より道路に乗り上げるときに踏張りの効く型状とする。
【0016】 この製品の輪郭外周3面(水田に差し込む一端面は不要)に組み合わせて水蜜構 築目地部2.を設けその四角と中央に一段深いジョイント凹部3.を設ける、こ こにフック状に鉄筋か鉄線鋼材4.を製品施工時の吊手フックとなり、折り曲げ て重複する長さで設ける、これと耕起面より上部に使用する製品は表面を小さい 凹凸粗面模様5.のスベリ止とするか粒度の小さいコンクリート洗い出し粗面6 .としてスベリ止め法面ブロックB.とし、これと布張り施工の隣接をジョイン ト結合し充填目地材7.を施工して法面全体を構築(ブロックを縦長布張り又は 法長に合わした正方型状とする場合もジョイント方法と目地充填は本考案の同一 技術をもって対応)してなる雑草の生えない連結張り農道路肩法面ブロックとす る。
【0017】 圃場地の水田が軟弱水田の場合は、耕起面に食い込むノコギリ法面ブロックA. の地中末端にほぼ水平かやや傾斜(農作業機械の踏張りの効く様に少々端部を上 げても良い)させてノコギリ法面ブロックA.の型状と同じ型状のものを農作業 機械の踏張り版ブロックC.として可撓連結して構築する。
【0018】 さらに作業農道と水田圃場地の高低に応じて畦畔の延長上の農道法面(高低差 が200〜300mm程度の場合)又は法面要所(高低差が前記数値より大きい場 合)に排水Relief Well(水こう)a.排水栓b.用水栓c.等を一 括収納出来る多目的諸栓一括収納ボックスD.(標準的製品幅は500mm)を設 ける。 この時、高低差が小さくて盛土畦畔の延長上の農道法面に設ける製品について は、嵌設蓋8.(排水開孔を有するコンクリート蓋でも鉄板蓋でも良い)の支9 .と立ち上がり開孔部10.を有する諸栓一括収納ボックスD.(図6の断面概 要図参照)とし、高低差が大きい現場で法面要所に設ける場合は開孔部10.を 不要とした天端面を法面ブロックB.に合わした格子状の嵌設蓋8.の支台9. とした諸栓一括収納ボックスD.(図5の断面概要図参照)として設けるもので ある。 以上のようにして構築される、作業農道の法面路肩の構築構成ブロックには次 のような作用、効果がある。
【0019】
【考案の作用、効果】 従来の路肩法面ブロックのように足壁がないので鉄筋も複雑でなく製造も容 易であるばかりか施工も容易で型枠コストも安価である。
【0020】 また、足壁をなくしても、圃場地が軟らかい水田では農作業機械の踏張り版 ブロックを施工することにより、機械の空回転に対し踏張りが効くので水田が代 掻、田植えときの軟らかく水田土が攪拌されるときでも容易に農道に登ることが できる。
【0021】 製品の4隅と中央のジョイント鋼材は、組み合わせて重複する長さになって いるので、施工時これを吊り上げフックとして使用し、施工が終わってから折り 曲げてコンクリートモルタル中にリンクジョイントするので、農道の路肩法面が コンクリートブロックで強固に構築出来る。
【0022】 また、製品の輪郭外周接触部が水蜜ジョイント目地構造でここに目地材(コ ンクリートモルタルかアスファルトが一般的)が充填されるので雑草の生える隙 間を生じさせていないばかりか水田耕起面より水田に深く差し込むブロックはそ の表面をノコギリ段状とし水田より登る作業機械の踏張りが効く。 加えて、陸上部のブロックは比較的小さい凹凸のスベリ止め構築製品としてあ るので、従来製品の法面のように濡れたコンクリートブロックでも農作業員がつ まづいて転倒するようなこともない。
【0023】 作業農道と水田圃場地の高低差に応じて畦畔延長上の法面か法面の要所に水 田に必要な排水Relief Well(水こう)、排水栓、用水栓等を一括収 納出来る諸栓一括収納ボックスを構築させ水管理も容易としているのでその効果 が大きい。
【0024】 加えて、当該製品はコンクリート製品のためにネズミ・モグラ等の動物通孔によ る漏水害や舗装と一体となっているので路肩の崩壊がないばかりか草が生えない 構築構成なので前記した草刈り管理の必要がない。また、水管理等は背広姿で車 で水田に気軽に行くことができ、低コスト農家経営の目的と清潔作業の実施で農 家経営の若い担い手の魅力をも本考案は具備している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案製品の標準的実施例の施工断面概要図。
【図2】図1、の概要平面図と隣接目地部の拡大図。
【図3】作業農道と水田圃場地の高低差が大きく耕起余
裕高下に踏張りブロックを施工してなる現場実施例の断
面概要図。
【図4】図2、の陸上法面ブロックの実施例製品1個の
平面図。
【図5】[請求項3]の高低差の大きい現場の諸栓一括
収納ボックスの実施例の断面概要図。
【図6】[請求項3]の高低差の少ない現場の諸栓一括
収納ボックスの実施例の断面概要図。
【符号の説明】
A ノコギリ法面ブロック(水田耕起面より差し込むブ
ロック) B 陸上法面ブロック C 踏張り版ブロック D 諸栓一括収納ボックス E 土盛畦畔 G 水田耕起高 M・W・L 田植え直後の平水位 a 排水Relief Well(水こう) a´ 水こうパイプ b 排水栓 b´ 排水パイプ c 用水栓 c´ 用水パイプ d スクリン g 耕起余裕高 1 段状 2 水蜜構築目地部 3 一段深いジョイント凹部 4 鉄筋か鉄線鋼材 5 凹凸粗面模様 6 洗い出し粗面 7 充填目地材 7´ 水田土 8 嵌設蓋 9 支台 10 開孔部 11 アスファルト舗装 12 路盤工 13 アスファルト合着面 14 水稲 15 農作業機械の前輪 16 農作業機械の前輪(駆動輪)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業農道と水田圃場地の高低法面に於い
    て水田耕起高G.より深く差し込む低部ブロックを段状
    1.のノコギリ法面ブロックA.としてその輪郭外周に
    組み合わせて水蜜構築目地部2.を設けその四角と中央
    に一段深いジョイント凹部3.を設ける、ここにフック
    状に鉄筋か鉄線鋼材4.をも設けるこれと耕起面より上
    部に使用する製品は表面を小さい凹凸粗面模様5.のス
    ベリ止とするか粒度の小さいコンクリート洗い出し粗面
    6.として陸上法面ブロックB.とし、これと組合せ隣
    接をジョイント結合し充填目地材7.を施工して法面全
    体を構築してなる雑草の生えない連結張り農道路肩法面
    ブロック。
  2. 【請求項2】 軟弱圃場地の水田耕起面に食い込むノコ
    ギリ法面ブロックA.の地中末端にほぼ水平に可撓連結
    させて横張りの農作業機械の踏張り版ブロックC.を埋
    設してなる[請求項1]の農道路肩法面ブロック。
  3. 【請求項3】 畦畔の延長上の農道路肩法面又は路肩法
    面要所に格子状の嵌設蓋8.の支台9.時には開孔部1
    0.を有する諸栓一括収納ボックスD.に排水Reli
    ef Well(水こう)、排水栓、用水栓等を一括収
    納出来る様にした多目的諸栓収納ボックス使用の農道路
    肩法面ブロック。
JP1996000022U 1996-01-09 1996-01-09 連結張り農道路肩法面ブロック Expired - Lifetime JP3029227U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05177452A (ja) * 1991-12-24 1993-07-20 Makino Milling Mach Co Ltd 電磁波遮蔽装置を備えた放電加工機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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