JPH0735282A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0735282A
JPH0735282A JP30500393A JP30500393A JPH0735282A JP H0735282 A JPH0735282 A JP H0735282A JP 30500393 A JP30500393 A JP 30500393A JP 30500393 A JP30500393 A JP 30500393A JP H0735282 A JPH0735282 A JP H0735282A
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tube
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Akitomo Makishima
礼智 槇島
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Nitto Kohki Co Ltd
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Nitto Kohki Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/56Couplings of the quick-acting type for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ロック機構の作用によってチューブニップル
のソケット側に流体圧がかかっている状態でも多数のチ
ューブニップルを同時に接続可能にする。 【構成】 操作レバー5を第1ロック状態にすると、従
動節8はカムの分だけ移動し、施錠子15は本体胴部1
3の求心側に突出する。係合部材22を本体胴部13内
に挿入すると、施錠子15は傾斜面16の大径部16a
内に押し込まれ、施錠子15が溝23内に落ち込み、係
合部材22と施錠子15とは係合される。操作レバー5
を完全ロック状態にすると主動節4bによって従動節8
はさらにカム面の分だけ移動し、係合部材22の移動に
より基板1’も移動し、チューブニップルのソケット部
内にプラグ部が完全に挿入され、流路が開く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のプラグとソケッ
トを同時に接続することができる多連式の管継手、所謂
マルチカプラに関するものであり、さらに詳細には主に
空気用としての小径タイプのプラグとソケットをレバー
操作によって多数同時に接続することができる多連式の
管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】管接続の効率化を図るために一回の接続
操作で複数の配管を同時に継ぐことができる様々な多連
式の管継手が開発されてきている。こうした多連式の管
継手の一例(実開平3−81490号)を図面を参照し
て説明すると、図11は多数のチューブニップルのソケ
ットを保持するソケット本体と、多数のチューブニップ
ルのさし込み先端部を有するプラグ本体とが分離された
状態を示す側断面図である。図において、101はソケ
ット本体、113はプラグ本体であり、ソケット本体1
01には複数のチューブニップル116が、またプラグ
本体113には前記各チューブニップルに対向してチュ
ーブニップルのさし込み口123が設けられている。
【0003】図示状態にあるソケット本体101とプラ
グ本体113とを接続するには、スリーブ104を後方
(図中左方)に向けて移動させ、スリーブ104の前部
に形成したロックボール逃がし部106をロックボール
103の上方に位置させる。この結果、ロックボール1
03の遠心方向への逃げが許容され、ソケット本体10
1へのプラグ本体113の挿入が可能になる。また、前
記スリーブ104の移動により、コイルスプリング10
9がスリーブ104のコイルスプリング係合部111に
押圧されて環状溝107内を最浅部に向かって移動し、
この移動に伴いコイルスプリング109は半径を拡張
し、遠心方向に拡がる。
【0004】この状態で、ソケット本体101側の突状
121とプラグ本体113側の係合溝127とを対向さ
せて、ソケット本体101内にプラグ本体113を挿入
し、プラグ本体113の外周面に形成したロックボール
係合溝114とテーパー状貫通孔102に嵌合したロッ
クボール103とが対向した時点で、前記スリーブ10
4から手を放すと、後方に移動しているスリーブ104
は押圧力より解放され、このとき、コイルスプリング1
09は環状溝7の傾斜面108に沿って、最深部に向け
て移動する。このコイルスプリング109の移動により
スリーブ104は前方に移動し、スリーブ104の内周
面のロックボール抑え面105がロックボール103を
求心方向に押圧し、ロックボール103はソケット本体
101内に挿入したプラグ本体113のロックボール係
合溝114と完全に係合する。そして、ソケット本体1
01とプラグ本体113とが接続されると同時に、ソケ
ット本体101内に設けた複数本のチューブニップル1
16のソケット138に、プラグ本体113内に設けた
チューブニップルのさし込み口123が進入し、各チュ
ーブニップルが同時に接続される。
【0005】以上の説明で明らかな通りこの従来例によ
ればソケット本体とプラグ本体を接続するだけで、複数
のチューブニップルのソケット部にこれに対向するチュ
ーブニップルのさし込み口を同時に接続することができ
るため、多数のチューブニップル部を一度の操作で簡単
に接続することができ極めて効率がよい。また上記従来
例の他にねじを利用して、複数のチューブニップルのソ
ケットとチューブニップルのさし込み口とを同時に接続
するもの等も提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記管
継手ではチューブニップル部にバルブが備えられていな
いため、接続分離を行うたびに元栓を締める必要があっ
た。かりにチューブニップル部のソケット部にバルブが
設けられてあったとしても、ソケット内部に流体圧(通
常使用する圧縮空気圧は6〜10Kg /cm2 程度の圧力
である)がかかると圧力の作用で手による接続作業が困
難であった。こうした点を改善するために実用上ではカ
プラの本数を少なくしたり、低流体圧に限ってマルチカ
プラを使用したりしているが、汎用性がなく不便であっ
た。また、ねじを利用した管継手では、着脱作業の操作
性が悪く接続作業の自動化を図ることが困難である。等
々の問題がある。
【0007】そこで本発明は、複数のプラグとソケット
を同時に接続することができる多連式の管継手、所謂マ
ルチカプラにおいて、操作部材によって作動するロック
機構を設け、このロック機構の作用によってチューブニ
ップルのソケット側に流体圧がかかっている状態でも多
数のチューブニップルを同時に接続することができる多
連式の管継手を提供し、上記諸問題を解決しようとする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、複数
のチューブニップルのソケットを取り付けた基板と、前
記複数のソケットに対応してチューブニップルのプラグ
を取り付けた基板とを備え、前記基板の一方に、回転自
在に、且つ、端部にカム機構をなす主動節を有する円筒
状の操作部材を設け、該操作部材に前記主動節と当接し
つつ、主動節の動きに従って軸方向への移動を生じるカ
ム機構をなす従動節を嵌合し、該従動節の移動状態によ
って施錠部材と前記他方の基板に設けられた係合部材と
が係合して基板1、1’とを連結し、さらに、この状態
で前記各基板に取り付けた複数のチューブニップルのソ
ケットとチューブニップルのプラグとが同時に接続する
ことを特徴とするものであり、これを課題解決のための
手段とするものである。
【0009】
【作用】操作レバー5がA位置にあるロック解除状態で
は、操作部材4に形成された主動節4bは従動節8のカ
ム面8aに対向しており、一方、従動節8および本体胴
部13とはスプリング12、17によって付勢され、施
錠子15は従動節8に形成された傾斜面16に連続する
大径部16aに対応する位置に配置される。この状態に
おいて、基板1、1’は接続分離が可能となっている。
【0010】前記状態で操作レバー5をB位置にする
と、前記主動節4bは従動節8のカム面8bに沿って移
動し、該主動節4bによって従動節8がカム8bの距離
分だけ移動し、従動節8に形成した傾斜面16が施錠子
15を求心方向に押圧するので該施錠子15は前記係合
部22の係合溝23に係止して基板1と基板1’とが接
続されると同時に分離不可能状態となる。また分離状態
にある基板1を操作レバー5がB位置の第1ロック状態
にしておいて、基板1’の係合部材22を本体胴部13
内に挿入すると、係合部材22の先端部が施錠子15を
押し、さらに施錠子15とともに本体胴部13が移動
し、施錠子15の移動により施錠子15は傾斜面16の
大径部16a内に押し込まれる。その後、係合部材の係
合溝23が施錠子15の位置まで進入してくると、施錠
子15が溝23内に落ち込み、係合部材22と施錠子1
5とは係合し基板1と基板1’とが接続することができ
る。この状態ではチューブニップルのソケット部内にチ
ューブニップルのプラグ部が挿入されてはいるものの未
だチューブニップルのソケット部とプラグ部とは完全に
接続されおらずソケット内のバルブは未だ閉じた状態と
なっている。
【0011】操作レバー5がC位置になる完全ロック状
態では、主動節4bが従動節8のカム面8cに乗り上
げ、主動節4bによって従動節8はさらにカム8cの距
離分だけ移動する。この時施錠部材15と係合溝23と
は係合しているため、従動節8の移動により係合部材2
2も移動し、係合部材22の移動により基板1’も移動
し、これによって基板1のチューブニップルのソケット
部内に前記基板1’のチューブニップルのプラグ部が完
全に挿入され、ソケット部内のバルブが開いて両チュー
ブニップルの流体通路が連通される。この時において
も、基板1と基板1’を分離不可能状態に維持する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
すると、図1は本発明の実施例に係る多連式の管継手の
正面図、図2はチューブニップルのソケットを多数備え
た基板と前記ソケットに対応する位置にプラグを配置し
た基板とが分離している状態(非接続状態)を示す管継
手の側断面図である。
【0013】図1において1は基板であり、この基板1
には複数のチューブニップルのソケット部2(図では8
個のソケットが示されている)が取付けられている。図
2に示す如くこの基板1と対応する基板1’には前記チ
ューブニップルのソケット部2に対応する位置にチュー
ブニップルのプラグ部3が取付けられている。前記基板
1の中央部には操作部材4によって作動する後述する施
錠部材が設けられ、また基板1’側には前記施錠部材と
係止する係合部材22(詳細は後述する)が設けられて
おり、これらによって後述するロック機構が構成されて
いる。
【0014】前記ロック機構は前記操作部材4が図1に
示すA、B、C位置をとることによってロック解除(基
板1と基板1’が接続分離可能)状態、第1ロック(基
板1と基板1’が接続され分離不可能)状態、および、
完全ロック(基板1に基板1’が接続され、且つ、接近
した)状態をとることができ、このロック状態に応じて
チューブニップルのソケット部とプラグ部とは非接続状
態、接続されているがバルブ閉状態、バルブ開状態の3
位置をとる(なお、バルブの構成を含めこの状態につい
ての詳細は後述する)ことができる。即ちこの多連式の
管継手では操作部材4を操作することによりロック機構
によって、一度に多数のチューブニップルのソケット部
およびプラグ部とを同時に着脱することができるように
なっている。以下、前記多連式の管継手の構成を説明す
るために、各基板1、1’に設けた前記操作部材4およ
びロック機構、係合部材22、チューブニップルのソケ
ット部2及びプラグ部3の詳細な構造を順次説明する。
【0015】〔操作部材4およびロック機構〕図3〜図
8参照 ロック機構は、前記基板1に設けられた操作部材4によ
って作動する施錠部材15と、前記施錠部材15と係合
する係合部材22(詳細は後述する)等によって構成さ
れている。図3において、操作部材4は円筒状をしてい
るとともに操作レバー5を有しており、該操作部材4は
適宜手段により基板1に回転自在に取付けられている。
該操作部材4の外周には図1に示す操作レバー5のA、
B、C位置の位置決めをするための凹部4aが形成され
ている。基板1には図1に示すA、B、C位置に対応す
る位置にスプリング6によって押圧されるボール7が設
けられており、該ボール7が前記凹部4aに落ち込むこ
とによって操作部材4のA、B、C位置を位置決めする
ことができるようになっている。
【0016】図4に操作部材4の側面図およびその断面
図を示す。操作部材4には図4に示すように後述するカ
ム機構をなす一方の主動節4bが形成されており、この
主動節4bは操作部材4とともに回転し、カム機構をな
す他方の従動節8を制御し、前記施錠部材を規制する機
能を果たす。前記従動節8は前記操作部材4に嵌合し前
記主動節4bとともにカム機構をなす部材であり、この
従動節8は基板1にネジ21によって取付けられている
カバー10内に収容されている。カバー10の内面には
その軸方向に溝11が形成されており、溝11内には該
従動節8の外周の凹部8dに収容されたいるボール9が
嵌合して設けられている。このため、従動節8は回転は
出来ないものの、操作部材4に対して軸方向への移動が
許容された状態となっている。また、従動節8はカバー
10との間に配置されたスプリング12によって図中右
方に付勢されている。
【0017】図5に従動節8の側面図およびその断面図
を示す。従動節8は図5に示す如く円筒状に形成されて
おり、従動節8の外周には前記主動節4bと協働してカ
ム機構を構成するカム面8a、8b、8cが、前記操作
部材のA、B、C位置に対応して形成されている。操作
部材4を操作し前記A、B、C各位置をとると主動節4
bはスプリング12の付勢力に抗してカム面8a、8
b、8cを押圧し、これによって従動節8を軸方向に
A、B、C位置に対応した3段階の位置に移動する。
【0018】再び図3において、前記従動節8の内孔に
は軸方向に本体胴部13が摺動自在に設けられており、
該本体胴部13には、複数のテーパ状の透孔14が形成
されており、該透孔14内には施錠部材としての施錠子
15が遊嵌されている。本体胴部13の外周に嵌合して
いる前記従動節8は、その内面に前記施錠子15を求心
方向に押圧するための傾斜面16を有しており、該傾斜
面16は大径部16aに連続している。また前記本体胴
部13とカバー10との間にはスプリング17が配置さ
れており、このスプリング17の付勢力によって基板
1’側に押し付けられているが本体胴部13に遊嵌され
ている施錠子15は前記大径部16aに位置している。
なお、図中18はスナップリング、19は基板1、1’
の位置決め部材、20は位置決め部材19を基板1に取
り付けるためのネジ、21はカバー10を基板1に固定
するためのネジである。
【0019】〔係合部材22〕図3参照 また、前記操作部材4に設けられた施錠子15と係合す
る係合部材22が図3に示されている。この係合部材2
2は基板1’にナットで固定されており、該係合部材の
所定位置の外周には施錠子15と係合する係合溝23が
形成されている。前記操作部材4内の施錠子15と前記
係合部材22の係合溝23とが係合することにより、基
板1、1’が連結し、さらに基板1、1’に設けられた
後述する構成を有するチューブニップルのソケット部と
プラグ部とが接続される。
【0020】前記ロック機構は前記操作部材4が図1に
示すA、B、C位置をとることによってロック解除状
態、第1ロック状態、および、完全ロック状態をとるこ
とができ、このロック状態に応じてチューブニップルの
ソケット部とプラグ部とは非接続状態、バルブ閉状態、
バルブ開状態の3位置をとる(なお、この状態について
の詳細は後述する)ことができる。
【0021】次に前記施錠子15と係合部材22との結
合について図6に示すカム機構の作動状態図および図
3、図7、図8に示すロック作動状態図を参照して説明
する。図6中の(イ)は、操作レバー5が前記A位置に
あるロック解除状態(非接続状態)を示しており、前記
操作部材4に形成された主動節4bは従動節8のカム面
8aに対向している。この時、従動節8および本体胴部
13とはスプリング12、17によって図3に示す状態
に付勢されており、施錠子15は従動節8に形成された
傾斜面16に連続する大径部16aに対応する位置に配
置される。したがって、図3状態で、基板1’に設けた
係合部材22を本体胴部13内に挿入すると、施錠子1
5は係合部材22によって大径部16a内に押し込まれ
るため、係合部材22は本体胴部13内に自由に出し入
れできる状態となっている。このため、基板1と基板
1’とが接続分離可能となる。
【0022】図6中の(ロ)は、基板1に基板1’の係
合部材22を挿入し、且つ、操作レバー5が前記B位置
にある第1ロック状態(バルブ閉状態)を示しており、
前記主動節4bは従動節8のカム面8bに乗り上げた状
態となっている。この状態の時には図7に示すように、
主動節4bによって従動節8は図中左方にカム8bの分
だけ移動し、従動節8に形成した傾斜面16が施錠子1
5を求心方向に押圧するので該施錠子15は前記係合部
22の係合溝23に係止して基板1と基板1’とが接続
されると同時に分離不可能状態となる。
【0023】また、図7のように基板1と基板1’を分
離した状態で操作レバー5が前記第1ロック状態にある
とき、前記基板1’の係合部材22を本体胴部13内に
挿入すると、係合部材22の先端部が施錠子15を押
し、さらに施錠子15とともに本体胴部13をスプリン
グ17の付勢力に抗して図中左方に押す。すると、施錠
子15の左方への移動により施錠子15は傾斜面16の
大径部16a内に押し込まれることになり、施錠子15
が係合部材22の進入にあたって邪魔になることがなく
なる。
【0024】さらに、係合部材の係合溝23が施錠子1
5の位置まで進入してくると、施錠子15が溝23内に
落ち込むとともに本体胴部13に作用するスプリング1
7の付勢力によって施錠子15は傾斜面16の作用で求
心方向に押され、これによって、係合部材22と施錠子
15とは係合され基板1と基板1’とが接続することが
できる。なお、この状態ではチューブニップルのソケッ
ト部2内にチューブニップルのプラグ部3が挿入されて
はいるものの未だチューブニップルのソケット部2とプ
ラグ部3とは完全に接続されおらずソケット内のバルブ
は未だ閉じた状態となっている(バルブの開閉状態の詳
細な説明は後述する)。
【0025】図6中の(ハ)は、操作レバー5が前記C
位置にある完全ロック状態(バルブ開状態)を示してお
り、前記主動節4bは従動節8のカム面8cに乗り上げ
た状態となっている。この状態の時には図7の状態から
さらに図8に示すように、主動節4bによって従動節8
は図中左方にカム8cの分だけ移動する。この時、施錠
子15は本体胴部13の求心側に傾斜面16の作用で突
出し係合部材22に形成した係合溝23と係合している
ため、従動節8の移動により施錠子15および本体胴部
13とともに係合部材22も図中左方に移動する。係合
部材22の移動により基板1’も移動し、これによって
基板1、1’とが完全に連結され、さらにチューブニッ
プルのソケット部内に前記基板1’のチューブニップル
のプラグ部も完全に挿入され、ソケット部内のバルブが
開いてチューブニップルが連通される。
【0026】以上のように操作レバー5を操作すると、
操作部材4はA、B、C位置をとり、前記C位置では基
板1、1’に設けた複数のチューブニップルのソケット
内バルブを同時に開くことができる。また、基板1、
1’が完全に連結するまで、チューブニップルのソケッ
ト部2に設けたバルブが開くことがないため、接続時に
流体の圧力によって接続作業が困難になるという事態を
回避できる。なお、操作レバーがC位置においてもB位
置と同様にワンタッチで接続できることは上述の説明か
らも明らかである。
【0027】次に基板1、1’に設けたチューブニップ
ルのソケット部2と該ソケット部内に配置されたバルブ
の詳細構成およびプラグ部3の構成を図2を参照して説
明するとともにその接続状態を前記操作部材4と関連づ
けながら説明する。 〔チューブニップルのソケット部と該ソケット部内に配
置されたバルブ〕図2において、チューブニップルのソ
ケット部2とチューブニップル2aとがネジで結合さ
れ、ソケット部2の外周段部とチューブニップル2aの
外周に係止したストップリングによって基板1に固定さ
れている。ソケット2内にはバルブが配置されており、
該バルブは、弁孔2dを有する弁体2bと、該弁体2b
を図中右方に付勢するバネ2cとより構成されている。
該弁体2bはソケット部2内に軸方向摺動自在に取付け
られており、常時は該弁体2bはバネ2cによって図中
右方に付勢され、弁孔2dを閉じている。 〔プラグ部の構造〕一方、基板1’にはチューブニップ
ルのプラグ部3がストップリングによって固定されてい
る。
【0028】以上のように構成されたチューブニップル
のソケット部2とプラグ部3との接続状態を説明する。
操作部材4がA位置(図3状態の時)をとっている時
は、ソケット部2とプラグ部3とは分離されている。即
ちカム機構が図6の(イ)状態となっており、各基板
1、1’に取り付けたチューブニップルのソケット部と
プラグ部とは図2の状態となり、ソケット部の弁体2b
は弁孔2dを閉じた状態となっている。このため、ソケ
ット部2からは流体は放出されない。
【0029】管継手を接続するために、操作レバー5を
B位置(図7状態の時)にする。即ちカム機構が図6の
(ロ)状態となると各基板1、1’に取り付けたチュー
ブニップルのソケット部とプラグ部とは図9の状態とな
る。図9において、チューブニップルのソケット部2内
にはチューブニップルのプラグ部3が図示状態まで進入
している。しかし、この状態では、まだ、弁体2bはプ
ラグ3の先端で押されておらず、ソケット2内の弁孔2
dは閉じている。このため、図9の状態でも、弁体2b
は流路を閉じているため流体は放出されることはない。
【0030】さらに、操作レバー5をC位置(図8状
態)にする。即ちカム機構が図6の(ハ)状態となると
各基板1、1’に取り付けたチューブニップルのソケッ
ト部2とプラグ部3とは図10の状態となる。図10に
おいて、チューブニップルのソケット部2内にはチュー
ブニップルのプラグ部3が図示の如く完全に進入してい
る。このため、弁体2bはプラグ3の先端で押され、ソ
ケット2内の弁孔2dは開き流路は解放され、基板1、
1’のチューブニップルは完全に連結されることにな
る。この状態の時にはチューブニップルのソケット部2
にチューブニップルのプラグ部3が完全に挿入され、ソ
ケット部内のバルブを開いた状態となり、基板1、1’
のチューブニップルは完全に連通された状態となる。
【0031】以上のようにして、本管継手では、操作部
材4を操作することにより、操作部材4のA、B、C位
置の位置によってチューブニップルのソケット部2とチ
ューブニップルのプラグ部3との接続状態を制御できる
ので、接続分離するたびに配管の元栓を閉める作業をす
る必要がなくなる。従って、効率のよい管接続作業を行
うことができる。 なお、基板1と基板1’の接続は操
作レバーがB位置、C位置の時にもワンタッチでできる
ことは明らかである。
【0032】本発明の操作部材4は、操作性に支障がな
ければどのような材質、形状のものでもよく、その精神
又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実
施することができる。また、施錠部材および係合部材の
取付けを本実施例と逆にし、基板1に係合部材を、基板
1’に施錠部材を配置することもできる。さらに、前述
の実施例はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に
解釈してはならない。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に述べた如く本発明によれば、
操作部材によって作動するロック機構制御を採用したの
で接続分離するたびに配管の元栓を閉めることなくソケ
ット内に流体圧がかかった状態で接続作業が容易にな
り、かつ、接続状態を維持できる安全性が向上できる。
さらに操作部材の位置に関係なく接続作業ができるので
自動化を図ることもできる等々の優れた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る管継手の正面図である。
【図2】同管継手の非接続状態を示すとともに、基板に
取付けたチューブニップルのソケット部およびプラグ部
の非接続状態を示す側断面図である。
【図3】同管継手の操作部材を説明するための側断面図
である。
【図4】(イ)はカム機構を構成する主動節を有する操
作部材の側面図であり、(ロ)は同部材のA−A断面図
である。
【図5】(イ)はカム機構を構成する従動節の側面図で
あり、(ロ)は同部材のB−B断面図である。
【図6】カム機構の説明図である。
【図7】同管継手の操作部材の第1ロック状態の側断面
図である。
【図8】同管継手の操作部材の完全ロック状態の側断面
図である。
【図9】基板に取付けたチューブニップルのソケット部
およびプラグ部の第1ロック状態に対応した側断面図で
ある。
【図10】基板に取付けたチューブニップルのソケット
部およびプラグ部の完全ロック状態に対応した側断面図
である(バルブ開状態)。
【図11】従来の多連式の管継手の側断面図である。
【符号の説明】
1、1’ 基板 2 ソケット 3 プラグ 4 操作部材 4b 主動節 5 操作レバー 8 従動節 13 本体胴部 15 施錠部材 16 傾斜面 22 係合部材 23 係合溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のチューブニップルのソケットを取
    り付けた基板と、前記複数のソケットに対応してチュー
    ブニップルのプラグを取り付けた基板とを備え、前記基
    板の一方に、回転自在に、且つ、端部にカム機構をなす
    主動節を有する円筒状の操作部材を設け、該操作部材に
    前記主動節と当接しつつ、主動節の動きに従って軸方向
    への移動を生じるカム機構をなす従動節を嵌合し、該従
    動節の移動状態によって施錠部材と前記他方の基板に設
    けられた係合部材とが係合して基板1、1’とを連結
    し、さらに、この状態で前記各基板に取り付けた複数の
    チューブニップルのソケットとチューブニップルのプラ
    グとが同時に接続することを特徴とする管継手。
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