JP2626969B2 - 開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置 - Google Patents

開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に加圧流体を取扱う
ための開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置に関し、
さらに詳しくは、開閉弁を内装した管継手本体内の雌型
継手部材に対して、外部の雄型継手部材のプラグインに
よる接続、及びプラグアウトによる非接続を確実且つ安
全になし得るように構成した開閉弁付きプラグイン接続
型管継手装置の改良に係るものである。
【0002】
【従来技術】従来から用いられているこの種の一般的な
開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置を図8に示す。
【0003】ここで、該図8は、従来例による開閉弁付
きプラグイン接続型管継手装置の概要構成を非接続閉弁
状態(上半部)と接続開弁状態(下半部)とに半截して
示す全体縦断側面図である。
【0004】即ち、従来の開閉弁付きプラグイン接続型
管継手装置は、図8の非接続閉弁状態として示す上半部
構成に見られるように、軸方向に一次側の内部流路51
aを形成した管継手本体51を有し、該管継手本体51
の段部51bを隔てた内面には、シールリング52aで
シールされ、且つ内端面部に弁座52bを形成して軸方
向に摺動可能にされた弁座部材52と、繋止リング53
aで繋止されて、外端部側の内周面と外周面とにそれぞ
れ押止面53b、53cを形成し、且つ該各押止面53
b、53cに隣接する内側の係合穴53eに複数の係合
ボール53dを嵌挿した拘束部材53とを配置すると共
に、弁座部材52の内周面にシールリング54aでシー
ルされ、且つ拘束部材53の内周面に沿って摺動可能に
された雌型継手部材54を配置してあり、さらに、管継
手本体51の外端面側外周面に沿って摺動可能にされた
解放部材55を配置してある。
【0005】前記雌型継手部材54は、内端面側に弁シ
ール54c付きの弁頭部54bを有し、且つ軸方向内部
に外端面側へ開口された接続流路54d及び弁頭部54
bに隣接して外周面側へ開口された連通流路54eをそ
れぞれに形成してあって、外端面側の内側に突き当て段
部54fを形成し、該突き当て段部54fの外側流路内
面にシールリング54gを設けた上で、外端面を拘束面
54h、外端面側の内側をテーパー面54i、外側を押
し出し面54jにしてある。そして、本雌型継手部材5
4は、前記弁座部材52との間に外周面側で押圧バネ5
6を介装させることにより、弁頭部54bの弁シール5
4cを弁座52bに圧接して流路相互間を遮断、つま
り、所期の閉弁作用をなし、同時に拘束面54hを押止
面53bに当接させて、その摺動を拘束する。
【0006】前記解放部材55は、外端面側の内側に斜
面状のカム面55aを形成し、且つ該カム面55aに連
接する内端面側の内周面に押圧面55bを形成してあ
る。そして、本解放部材55は、前記管継手本体51の
外端面との間に内周面側で押圧バネ57を介装させるこ
とにより、前記拘束部材53の外周面に一部露出される
各係合ボール53dに対してカム面55aを当接押圧す
る。
【0007】一方、前記管継手本体51内での雌型継手
部材54にプラグイン接続される雄型継手部材61は、
図19の接続開弁状態として示す下半部構成に見られる
ように、軸方向に二次側の内部流路61aを形成すると
共に、接続端部側から、前記突き当て段部54fに当接
押圧される押圧面61b、前記シールリング54gでシ
ールされる外周面61c、前記テーパー面54iに当接
されるテーパー面61d及び前記各係合ボール53dを
係合させる係合溝61eをそれぞれに形成してある。
【0008】従って、前記構成からなる従来の開閉弁付
きプラグイン接続型管継手装置の場合、図8の非接続閉
弁状態として示す上半部構成では、雌型継手部材54に
対する雄型継手部材61のプラグイン接続がなされては
おらず、押圧バネ56によって前記雌型継手部材54と
弁座部材52とが内端面側と外端面側との相反する方向
へ押圧され、該雌型継手部材54の拘束面54hが該拘
束部材53の内周面側の押止面53bに当接されると共
に、該雌型継手部材54の弁シール54cが段部51b
から僅かに離れた位置で弁座部材52の弁座52bに圧
接されて、両者の流路51a、54dの相互間を閉弁状
態に維持しており、また、この閉弁状態において、前記
雌型継手部材54の押し出し面54jが、前記拘束部材
53の各係合ボール53dを外周側に押し出して一部露
出させ、且つ押圧バネ57によって解放部材55が外端
面側へ押圧され、カム面55aを各係合ボール53dの
露出相当部分に当接させることで該解放部材55を閉弁
位置に維持している。
【0009】続いて、図8の接続開弁状態として示す下
半部構成においては、前記非接続閉弁状態で管継手本体
51の雌型継手部材54に対して、外端部側から押圧バ
ネ56の押圧力に抗し、雄型継手部材61を押し込むこ
とにより、所期のプラグイン接続がなされる。
【0010】即ち、先ず、前記非接続閉弁状態で、前記
雌型継手部材54の外端部側に雄型継手部材61の接続
端部側を挿入する。つまり、雌型継手部材54の突き当
て段部54fに雄型継手部材61の押圧面61bを当接
することにより、外周面61cがシールリング54gで
シールされると共に、テーパー面61dにテーパー面5
4iが当接される。
【0011】次いで、この挿入状態で、前記雄型継手部
材61を押圧バネ56の押圧力に抗して押し込んでゆく
と、前記雌型継手部材54が内端部側に移動し、且つ弁
座部材52が段部51bに当接されるまで移動した上
で、弁座52bから弁シール54cが離間して開弁さ
れ、同時に押し出し面54jの移動に伴って、拘束部材
53の各係合ボール53dの拘束が解かれた後、押圧バ
ネ57で押圧されている解放部材55のカム面55aの
カム作用により、該各係合ボール53dが雄型継手部材
61の係合溝61eに落ち込んで係合されると共に、該
解放部材55が開弁位置に移動して押圧面55bで保持
され、且つカム面55aが外周面側の押止面53cに衝
接されて接続開弁状態に移行する。この接続開弁状態
で、流体は、一次側の内部流路51aから、弁部を境界
にした二次側の連通流路54eを経て、同二次側の各接
続流路54d、内部流路61aに流れることになる。
【0012】次に、前記接続開弁状態から非接続閉弁状
態に移行させること、つまり、プラグアウトさせるのに
は、接続開弁状態で開弁位置側に移動している解放部材
55を押圧バネ57の押圧力に抗して閉弁位置側へ移動
させればよく、該解放部材55の閉弁位置側への移動に
よって、前記各係合ボール53dの係合溝61eへの係
合が解放されるために、前記雌型継手部材54が押圧バ
ネ56の押圧力で自動的に元の状態に復帰して閉弁作用
が果たされるのであり、該閉弁状態では、前記雌型継手
部材54から雄型継手部材61を容易に抜き取り得るの
である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成による従来の開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置
の場合には、開閉弁機構が雌型継手部材に一体化されて
いるために、全体構造のそれ自体が極めて複雑化するば
かりか、流路内をさえぎるようにして開閉弁操作機構が
存在するので、流体の流れにも円滑さを欠くという不利
を有しており、且つこれに加えて、的確な閉弁作用を得
る必要上、弁座部材と雌型継手部材との押圧バネの弾圧
力を強く設定していることから、該雌型継手部材に対す
る雄型継手部材の押し込み抵抗が比較的強力であって、
プラグイン接続操作が容易でないという問題点がある。
【0014】また一方では、接続解除のための解放部材
が常に解放操作可能な状態にあるために、過って解放し
てしまう惧れもあり、さらには、開弁状態から閉弁状態
に移行する際に、雄型継手部材内に残留している二次側
の流体圧をパージする手段が付加されておらず、また、
たとえ付加されたとしても、パージ部材のパージ作動が
一方向動作によってのみなされるために、それぞれ解放
操作に危険性を伴うという欠点もあった。
【0015】本発明は、このような従来の各問題点を解
消するためになされたもので、その目的とするところ
は、加圧流体の流れの円滑化を図り、接続機構の構成を
簡略化すると共に、誤操作を防止し、且つ二次接続側で
の流体圧パージ作用を確実に果たし得るようにした、こ
の種の開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置を提供す
ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る開閉弁付きプラグイン接続型管継手装
置は、開閉弁操作機構と、該開閉弁操作機構に連繋して
作動される流体圧パージ機構、及び継手機構とを各別に
設定すると共に、該各機構を相互に連繋させて誤操作防
止機能を果たし、且つこれに加えて二次側流路での流体
圧パージ機能を二方向動作によって行ない得るようにし
たものである。
【0017】即ち、本発明は、管継手本体内の一次側流
路に連通可能な流路を形成した雌型継手部材に対して、
二次側流路を形成した雄型継手部材をプラグインして二
次側流体圧のパージ不能な接続状態に維持され、且つプ
ラグアウトして二次側流体圧のパージ可能な非接続状態
とする加圧流体の管継手装置であって、前記管継手本体
内に、前記一次側流路を開閉する開閉弁を有し、且つ該
開閉弁の開閉作動に連動する第1、及び第2の各カム手
段をそれぞれに備えた開閉弁操作機構部と、前記第1の
カム手段に係合して流体圧のパージ可能な非接続位置に
保持され、且つ該第1のカム手段による回動作動後に前
記第2のカム手段に当接して流体圧のパージ不能な接続
状態に摺動拘束作動される筒状パージ部材を備えた流体
圧パージ機構部と、前記雌型継手部材を有し、且つ非接
続状態で前記流体圧パージ機構部を介して前記開閉弁操
作機構部の操作を拘束すると共に、接続状態で前記雄型
継手部材を独立的に保持する係合保持手段、及び該係合
保持手段による雄型継手部材の保持状態を拘束し、且つ
前記流体圧パージ機構部を介して拘束作動され、該流体
圧パージ機構部の復帰に伴って保持状態を解除する解放
手段をそれぞれに備えた継手機構部とを組み込んで構成
したことを特徴とする開閉弁付きプラグイン接続型管継
手装置である。
【0018】
【作用】従って、本発明の開閉弁付きプラグイン接続型
管継手装置においては、次のような作用が得られる。
【0019】即ち、管継手本体に対して雄型継手部材を
プラグアウトした非接続状態では、開閉弁操作機構部に
よって一次側流路に設けられた開閉弁が閉弁状態に維持
されると共に、流体圧パージ機構部の筒状パージ部材が
開閉弁操作機構部の第1のカム手段に係合して流体圧の
パージ可能な非接続位置に保持されている。
【0020】一方、この場合には、継手機構部の解放手
段によって、前記開閉弁操作機構部が拘束されているた
めに、このままの非接続状態で該開閉弁操作機構部のみ
を開弁操作することはできない。
【0021】前記非接続状態において、雄型継手部材を
プラグインするのには、先ず、係合保持手段の雌型継手
部材に対して該雄型継手部材をプラグイン接続すること
により、前記解放手段による開閉弁操作機構部の拘束が
解放されて開弁操作が可能になる。
【0022】次いで、前記開閉弁操作機構部を開弁操作
することにより、該開弁操作に連動する前記第1のカム
手段によって、該連動の初期段階で前記流体圧パージ機
構部の筒状パージ部材が所要の回動位置に偏位され、且
つ該第1のカム手段の偏位作動後に、引続き第2のカム
手段によって、該回動偏位されたままの筒状パージ部材
が摺動されてパージ不能な接続位置に移動且つ拘束され
ると共に、該移動拘束に伴い、前記解放手段によって、
前記係合保持手段による雄型継手部材の拘束が行なわ
れ、このようにしてプラグイン接続が完了し、加圧流体
は、前記管継手本体の一次側流路から、開弁された開閉
弁を経て、前記雄型継手部材の二次側流路に流れる。
【0023】そして、この場合には、前記継手機構部の
解放手段、ひいては、係合保持手段が前記流体圧パージ
機構部の筒状パージ部材を介して拘束されており、該拘
束によって、前記雄型継手部材が引き留められているた
めに、このままの接続状態で該雄型継手部材のみをプラ
グアウトすることはできない。
【0024】前記接続状態において、前記雄型継手部材
をプラグアウトするのには、先ず、前記開閉弁操作機構
部を閉弁操作して開閉弁を閉弁するが、このとき、前記
雄型継手部材に対する拘束、ひいては、前記流体圧パー
ジ機構部の筒状パージ部材が回動偏位されたままで拘束
状態にあることから、該閉弁操作に連動する前記第1の
カム手段は、前記筒状パージ部材を作動せずに復帰を始
め、該復帰作動の最終段階で、今度は前記第2のカム手
段が該筒状パージ部材に対する係合位置を過ぎた部分で
再拘束して接続状態が継続されることになり、この状態
でも同様に前記雄型継手部材のみのプラグアウトは不能
である。
【0025】次いで、前記開閉弁操作機構部を閉弁位置
に操作した状態において、前記回動偏位されている筒状
パージ部材を操作し、その偏位、摺動の各位置を回復し
て再係合させることにより、該筒状パージ部材が非接続
位置、換言すると、パージ可能位置に完全復帰して閉弁
後に二次側流路内に残された流体圧をパージすると共
に、前記第2のカム手段による該筒状パージ部材の再拘
束、ひいては、前記解放手段による前記雄型継手部材の
引き留め自体が解放されることになり、この状態では、
該雄型継手部材を容易にプラグアウトし得るのである。
【0026】
【実施例】以下、本発明に係る開閉弁付きプラグイン接
続型管継手装置の実施例につき、図1ないし図7を参照
して詳細に説明する。
【0027】図1ないし図7は、本発明の一実施例を適
用した基本的な開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置
を示すものであって、図1は、雄型継手部材の非接続に
よる閉弁状態の概要構成を示す全体縦断側面図、図2
は、同雄型継手部材の非接続による閉弁状態の概要構成
を示す全体側面図、図3は、同閉弁状態における開閉弁
操作機構部と流体圧パージ機構部との連繋関係を示す部
分平面図であり、また、図4は、雄型継手部材のプラグ
イン接続に伴う開弁状態の概要構成を示す全体縦断側面
図、図5は、同上開弁状態の概要構成を示す全体側面
図、図6は、同上雄型継手部材を接続したままでの開弁
状態における開閉弁操作機構部と流体圧パージ機構部と
の連繋関係を示す部分平面図、図7は、同上雄型継手部
材のプラグアウトに際しての閉弁状態における開閉弁操
作機構部と流体圧パージ機構部との連繋関係を示す部分
平面図である。
【0028】本実施例装置は、管継手本体内に対して、
一次側流路の開閉弁を開閉作動する開閉弁操作機構部
と、閉弁状態で二次側流路内の流体圧をパージする流体
圧パージ機構部と、雄型継手部材を一次側流路にプラグ
イン接続させる雌型継手部材の継手機構部とをそれぞれ
に組み込むと共に、前記開閉弁操作機構部の開弁、閉弁
の各操作に連繋して、前記流体圧パージ機構部、及び継
手機構部を作動し得るように構成したものである。
【0029】即ち、図1ないし図7に示す実施例装置に
おいて、開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置は、管
継手本体1を設けると共に、該管継手本体1内に組み込
まれて流路を開閉する開閉弁操作機構部11と、該開閉
弁操作機構部11に流体圧パージ機構部31を介し連繋
且つ拘束されて外部の雄型継手部材41をプラグイン接
続させる継手機構部21とで構成される。
【0030】前記管継手本体1は、主に図1から明らか
な如く、前記開閉弁操作機構部11側に対応して角筒状
に形成され、且つ前記流体圧パージ機構部31側に対応
して円筒状に形成されると共に、軸方向内部に一次側流
路2を形成した上で、流体圧発生源等に装着される接続
管3を螺着した内端部側に、該接続管3の導入流路4に
連通する連通空間5と外周部の角筒状面1aに開口する
弁軸孔6とを形成し、且つ外端部側の内側に、段部7を
隔ててシールリング8を設け、さらに、前記内部流路4
の中間部に、外周の円筒状面1bに開口する複数のパー
ジ孔9を形成してある。
【0031】また、前記開閉弁操作機構部11には、本
実施例の場合、前記管継手本体1内に独立的に組み込ま
れて外部から開閉操作可能な球弁(ボールバルブ)によ
る開閉弁を用いており、前記連通空間5内に内装固定さ
れる弁座部材12と、該弁座部材12内に回動自在に嵌
挿されて所要方向に弁流路13aを形成した球弁部材1
3と、該球弁部材13に対して回動し得るようにスリッ
ト係合され、且つ弁シール14aを介して前記弁軸孔6
から外部に取り出された弁軸14と、該弁軸14の軸部
に軸受板及びバネ座金等を介して袋ナット15で一体的
に装着されるレバー基板16とをそれぞれに有してい
る。
【0032】而して、前記レバー基板16には、図2及
び図3からも明らかな如く、本実施例の場合、一側部に
あって、所定方向、例えば、閉弁位置で前記管継手本体
1の軸線方向に直交する方向に延びる弁操作レバー17
を切り起こして立ち上げ、且つ他側部にあって、所定方
向、例えば、同様に閉弁位置で該軸線方向に平行する方
向に所定間隔、ここでは前記弁軸14を回動中心oとし
た閉弁位置と開弁位置との差間隔を隔ててほぼ半円形状
のカム突起(第1のカム手段)18を突出すると共に、
これらの弁操作レバー17とカム突起18との間を結
び、カム突起18側で閉弁相当半径aとされ、且つ弁操
作レバー17側で該閉弁相当半径aに前記差間隔対応の
操作間隔cを加えた開弁相当半径bとされて、前記球弁
部材13の開弁方向に倣ったなだらかな偏心孤面の誘導
カム面(第2のカム手段)19を形成し、さらに、前記
カム突起18部側から延びて前記弁操作レバー17と弁
軸14を挟んで対向する弁回動角度規制用のストップ片
20を切り起こして立ち下げてある。
【0033】ここで、前記レバー基板16における弁軸
14を回動中心とした各部材部分の役割及び相互位置関
係について要約すると、次のようになる。
【0034】即ち、前記弁操作レバー17は、前記球弁
部材13の閉弁位置から開弁位置への開弁と開弁位置か
ら閉弁位置への閉弁との弁操作をなし、前記ストップ片
20は、弁回動角度規制手段を構成して、前記弁操作レ
バー17による弁操作時に閉弁位置及び開弁位置のそれ
ぞれで前記管継手本体1の外周角筒状面1aの一端面側
及び他端面側に衝接して弁回動角度を規制する。
【0035】また、前記誘導カム面19とカム突起18
とは、誤操作防止手段を構成して、詳細については後述
するが、前者の誘導カム面19では、前記管継手本体1
の雄型継手部材41へのプラグイン開始に合わせた前記
弁操作レバー17の閉弁位置から開弁位置への開弁操作
に伴い、前記継手機構部21、ひいては、流体圧パージ
機構部31を閉弁位置から開弁位置に摺動移動させるこ
とで、該雄型継手部材41を接続可能状態とし、後者の
カム突起18では、閉弁位置からの前記雄型継手部材4
1のプラグイン接続に合わせて前記継手機構部21を所
要角度だけ摺回動させると共に、開弁位置(プラグイン
接続状態)からの前記弁操作レバー17の閉弁操作に伴
い、その閉弁位置の保持終了後、前記雄型継手部材41
の接続状態での流体圧パージ機構部31による流体圧パ
ージの操作を拘束して、結果的にそのままでは、前記弁
操作レバー17の閉弁操作後の継手機構部21による管
継手本体1からの雄型継手部材41のプラグアウトを不
能にし、後述するように前記継手機構部21の回動復帰
操作による内部圧のパージ後のプラグアウトを可能にす
るのである。
【0036】従って、前記構成による開閉弁操作機構部
11の場合、図1ないし図3に示した前記管継手本体1
に対する雄型継手部材41のプラグイン接続がなされて
いない閉弁状態では、前記管継手本体1の軸線方向に対
して、前記レバー基板16のストップ片20が角筒状面
1aの一端面側に衝接する位置、換言すると、前記球弁
部材13が閉弁位置に保持されると共に、誘導カム面1
9が流体圧パージ機構部31に対する非拘束規制位置に
保持され、且つカム突起18が後述するように流体圧パ
ージ機構部31に係合されてプラグイン待機状態にあ
る。
【0037】引続き、図4ないし図6に示した前記管継
手本体1に対する雄型継手部材41のプラグイン接続が
なされている開弁状態では、前記管継手本体1の軸線方
向に対して、前記レバー基板16のストップ片20が角
筒状面1aの他端面側に衝接する位置、ここでは軸線方
向に平行する位置まで、該弁操作レバー17が回動さ
れ、前記球弁部材13が開弁位置に作動して保持される
と共に、誘導カム面19が流体圧パージ機構部31の作
動を拘束する拘束規制位置に保持され、且つカム突起1
8が流体圧パージ機構部31を所定角度だけ回動偏位さ
せた上で、該流体圧パージ機構部31に対する非拘束規
制位置に移動して保持されることになり、前記管継手本
体1側流路から雄型継手部材41側流路への加圧流体の
流動が可能になる。
【0038】また、図7に示した前記管継手本体1に対
する雄型継手部材41のプラグイン接続がなされたまま
の閉弁状態では、前記管継手本体1の軸線方向に対し
て、前記レバー基板16のストップ片20が角筒状面1
aの一端面側に再度、衝接する位置、ここでも換言する
と、前記球弁部材13が閉弁位置に保持されると共に、
誘導カム面19が流体圧パージ機構部31に対する非規
制位置に保持され、且つカム突起18が後述するように
流体圧パージ機構部31に対する拘束規制位置に保持さ
れていて、前記継手機構部21での回動偏位の復帰操作
による内部圧のパージ後のプラグアウトを可能にするの
である。
【0039】次に、前記継手機構部21は、図1に示さ
れている如く、前記管継手本体1の外端部側に螺着され
た拘束部材(係合保持手段、及び解放手段の一部)22
と、該拘束部材22の内周面に摺動自在に嵌装される雌
型継手部材(係合保持手段の他部)23と、該拘束部材
22の外周面に摺動自在に嵌装される解放部材(解放手
段の他部)24とを有している。
【0040】ここで、前記拘束部材22には、外端部側
の内周面内側と外周面内側とにそれぞれ押止面22a、
22bを形成してあり、且つ該各押止面22a、22b
に隣接する内側の各係合穴22cにそれぞれ係合ボール
(係合保持手段と解放手段とに共通)25を嵌挿してあ
る。
【0041】また、前記雌型継手部材23は、外端面に
拘束面23aを形成し、且つ内周面にテーパー面23
b、外周面に押し出し面23cをそれぞれに形成した円
環状をなしている。そして、本雌型継手部材23は、前
記管継手本体1の外端面との間に内周面側で押圧バネ2
6を介装させることにより、前記拘束部材22の押止面
22aに拘束面23aを当接させて、その摺動が拘束さ
れると共に、押し出し面23cが前記拘束部材22の各
係合ボール25を外周側に押し出して一部露出させる。
なお、この場合、本雌型継手部材23に押圧作用を加え
る前記押圧バネ26については、先に述べた従来の場合
のように該当弁部の閉止を兼ねるものではなく、単に該
雌型継手部材23のみを弾圧するのみであるから、強力
な押圧力を保持する必要はない。
【0042】さらに、前記解放部材24は、外端面側の
内側に斜面状のカム面24aを形成し、且つ該カム面2
4aに連接する内端面側の内周面に押圧面24b、内端
面に内端縁24cをそれぞれ形成してある。そして、本
解放部材24は、前記管継手本体1の外端面との間に内
周面側で押圧バネ27を介装させることにより、前記拘
束部材22の外周側に一部露出される各係合ボール25
に対してカム面24aを当接押圧する。
【0043】一方、前記管継手本体1内の雌型継手部材
23にプラグイン接続される雄型継手部材41は、図4
に示されている如く、軸方向内側に二次側の内部流路4
2を形成すると共に、接続端部側から、前記シールリン
グ8でシールされる外周面41a、前記テーパー面23
bに当接されるテーパー面41b及び前記各係合ボール
25を係合させる係合溝41cをそれぞれに形成してあ
る。
【0044】従って、前記構成による継手機構部21の
場合、図1ないし図3に示した前記管継手本体1に対す
る雄型継手部材41のプラグイン接続がなされていない
閉弁状態では、押圧バネ26により、前記雌型継手部材
23の拘束面23aが拘束部材22の内周面側の押止面
22aに当接されると共に、押し出し面23cが前記拘
束部材22の各係合ボール25を外周側に押し出して一
部露出させ、且つ押圧バネ27により、解放部材24が
外端面側へ押圧されてカム面24aを各係合ボール25
の露出部分に当接させることで、該解放部材24を閉弁
位置に維持している。
【0045】続いて、図4ないし図6に示した前記管継
手本体1に対する雄型継手部材41のプラグイン接続が
なされている開弁状態では、前記非接続閉弁状態におい
て雌型継手部材23に対し、外端部側から押圧バネ26
の押圧力に抗して雄型継手部材41の接続端部側を押し
込むことにより、該雄型継手部材41の外周面41aが
前記管継手本体1内のシールリング8でシールされ、且
つテーパー面41bが前記雌型継手部材23のテーパー
面23bに当接されると共に、該雌型継手部材23の押
し出し面23cの移動に伴い、前記拘束部材22の各係
合ボール25の拘束が解かれた後に、押圧バネ27で押
圧されている解放部材24のカム面24aのカム作用に
より、該各係合ボール25が前記雄型継手部材41の係
合溝41cに落ち込んで係合され、且つ該解放部材24
が開弁位置に移動して押圧面24bで保持され、さら
に、カム面24aが外周面側の押止面22bに衝接され
て接続開弁状態に移行するもので、この接続開弁状態に
おいて、加圧流体は、一次側流路2から弁部を経て二次
側流路42に流れることになる。
【0046】また、前記接続開弁状態から再度、非接続
閉弁状態に移行させるのには、前記開弁位置に移動して
いる解放部材24を押圧バネ27の押圧力に抗して閉弁
位置に移動させればよく、該解放部材24の閉弁位置へ
の移動によって、前記各係合ボール25の係合溝41c
への係合が解放されるために、前記雌型継手部材23が
押圧バネ26の押圧力で自動的に元の状態に復帰して閉
弁作用が果たされるのであり、該閉弁状態では、前記雌
型継手部材23から雄型継手部材41を容易に抜き取り
得るのである。
【0047】次に、前記流体圧パージ機構部31は、前
記管継手本体1の円筒状面1b上に摺動自在に嵌装され
ると共に、内周面上にあって、前記接続開弁状態で前記
各パージ孔9を跨いで周面シールをなし、且つ前記非接
続閉弁状態で該周面シールを解除する位置に一組のシー
ルリング33を設けた筒状パージ部材32を有してお
り、該筒状パージ部材32における外端面側相当の外端
縁32aが、前記接続開弁状態で、前記解放部材24の
内端縁24cに当接可能とされ、また、内端面側相当の
内端縁32bが、前記非接続閉弁状態で、前記弁操作ハ
ンドル16に連動する誤操作防止用カム板15に誘導さ
れて移動した後、規制カム面15bに当接されて該移動
位置に保持されるようになっている。
【0048】従って、前記構成による流体圧パージ機構
部31の場合、図1ないし図3に示た前記管継手本体1
に対する雄型継手部材41のプラグイン接続がなされて
いないす非接続閉弁状態では、雌型継手部材23に対す
る雄型継手部材41のプラグイン接続がなされてはおら
ず、解放部材24が閉弁位置に維持されているので、筒
状パージ部材32の各シールリング33による各パージ
孔9の周面シールがなされてはおらず、弁操作ハンドル
16が閉弁位置にあるために、誤操作防止用カム板15
の規制カム面15bによる規制も受けてはいない。
【0049】また、図4ないし図6に示た前記管継手本
体1に対する雄型継手部材41のプラグイン接続がなさ
れていない接続開弁状態では、前記雌型継手部材23に
対する雄型継手部材41のプラグイン接続がなされてお
り、前記弁操作ハンドル16が開弁位置に作動されるこ
とで、前記筒状パージ部材32は、前記誤操作防止用カ
ム板15に誘導されて所期位置に移動されると共に、規
制カム面15bに規制されて各シールリング33による
各パージ孔9の周面シールがなされ、同時に前記解放部
材24が開弁位置に移動且つ拘束されて誤操作防止作用
が果たされることになる。
【0050】以上のように、本実施例構成による開閉弁
付きプラグイン接続型管継手装置においては、管継手本
体1の雌型継手部材23への雄型継手部材41のプラグ
イン接続がなされると、該雄型継手部材41に対して、
継手機構部21の係合拘束による接続状態の維持がなさ
れ、且つ該接続状態で開閉弁操作機構部11を開弁操作
すると、前記管継手本体1内の内部流路2と雄型継手部
材41内の二次側内部流路42間が連通されて開弁状態
に移行すると共に、該開閉弁操作機構部11の開弁作動
に連繋して流体圧パージ機構部31の拘束作動がなされ
ることで、前記二次側内部流路内のパージ作用が自動的
に閉止され、併せて、同時に前記継手機構部21の接続
状態もまた自動的に拘束されることになり、以後、前記
開閉弁操作機構部11を閉弁操作しない限り、該接続状
態の解放が不能にされる。
【0051】また、前記開弁状態のまま、前記開閉弁操
作機構部11を閉弁操作すると、前記管継手本体1内の
内部流路2と雄型継手部材41内の二次側内部流路42
間が遮断されて閉弁状態に移行すると共に、該閉弁作動
に連繋して前記流体圧パージ機構部31の拘束解放がな
されることで、該流体圧パージ機構部31の作動、ひい
ては、前記継手機構部21の作動が共に可能になり、こ
の結果、前記継手機構部21を解放作動することによっ
て、同時に前記流体圧パージ機構部31もまた自動的に
作動され、前記二次側内部流路内のパージ作用が果たさ
れた後に、前記雌型継手部材23から前記雄型継手部材
41を極めて容易に抜き取り得るのである。
【0052】なお、前記開閉弁として、球状型弁、つま
り、ボールバルブを用いているが、このほかにも、コッ
ク型、バタフライ型等の各形式による任意の開閉弁を用
いてもよく、同様な作用、効果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上、実施例によって詳述したように、
本発明によれば、管継手本体内の一次側流路に連通可能
な流路を形成した雌型継手部材に対して、二次側流路を
形成した雄型継手部材をプラグインして二次側流体圧の
パージ不能な接続状態に維持され、且つプラグアウトし
て二次側流体圧のパージ可能な非接続状態とする加圧流
体の管継手装置において、管継手本体内に一次側流路を
開閉する開閉弁を有し、且つ開閉弁の開閉作動に連動す
る第1、及び第2の各カム手段をそれぞれに備えた開閉
弁操作機構部と、第1のカム手段に係合して流体圧のパ
ージ可能な非接続位置に保持され、且つ第1のカム手段
による回動作動後に第2のカム手段に当接して流体圧の
パージ不能な接続状態に摺動拘束作動される筒状パージ
部材を備えた流体圧パージ機構部と、雌型継手部材を有
し、且つ非接続状態で流体圧パージ機構部を介して開閉
弁操作機構部の操作を拘束すると共に、接続状態で雄型
継手部材を独立的に保持する係合保持手段、及び係合保
持手段による雄型継手部材の保持状態を拘束し、且つ流
体圧パージ機構部を介して拘束作動され、流体圧パージ
機構部の復帰に伴って保持状態を解除する解放手段をそ
れぞれに備えた継手機構部とを組み込んで構成したの
で、次のような実用上優れた諸効果を奏することができ
る。
【0054】(1)管継手本体に雄型継手部材をプラグ
アウトした非接続状態では、開閉弁操作機構部の開弁操
作が拘束されるために、一次側での加圧流体の閉止を確
実に行なうことができ、併せて、二次側がパージ可能に
維持される。
【0055】(2)非接続状態において、雌型継手部材
に雄型継手部材をプラグイン接続することで開弁操作が
可能になり、且つ開閉弁操作機構部による開弁操作に伴
い、筒状パージ部材が回動偏位、摺動されてパージ不能
な状態で開弁接続させ得ると共に、雄型継手部材のプラ
グアウトを不能にできる。
【0056】(3)接続状態において、開閉弁操作機構
部による閉弁操作に伴い、筒状パージ部材が非接続位置
に摺動復帰して二次側流路内に残された流体圧がパージ
され、引続き、該筒状パージ部材の回動偏位を復帰操作
して再度拘束すること、つまり、閉弁操作に伴う筒状パ
ージ部材の摺動復帰と、該筒状パージ部材の偏位復帰操
作との2段階に亘る操作により、先ず、二次側流体圧を
パージした後に、初めて、雄型継手部材のプラグアウト
を可能にするもので、誤操作による危険を発生する惧れ
を完全に回避し得るのである。
【0057】即ち、以上を要約すると、本発明では、開
閉弁操作機構部による内部流路の開弁、閉弁と、継手機
構部による雌型継手部材への雄型継手部材の接続保持、
接続解放と、流体圧パージ機構部による二次側流体圧の
パージ閉止、パージ開放とを相互に独立的で、且つ相互
に関連して自動的に行なうことができるのであり、しか
も、このように独立的な構成では、該各機構部の個々の
構造を全体的に簡略化し得て、操作自体が極めて容易に
なり、特に、継手機構部の雌型継手部材に対する雄型継
手部材の接続保持に伴って開弁を可能とし、且つ接続解
放に先立って二次側流体圧をパージさせ得るようにして
おり、しかも、該接続解放を2段階に亘る操作で行ない
得るようにしているので、誤操作による危険性を排除で
き、併せて、より以上の操作力を必要とせず、該操作を
少ない操作力で円滑且つ迅速になし得る等の優れた特長
を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した開閉弁付きプラグ
イン接続型管継手装置の雄型継手部材の非接続による閉
弁状態の概要構成を示す全体縦断側面図である。
【図2】同実施例における雄型継手部材の非接続による
閉弁状態の概要構成を示す全体側面図である。
【図3】同実施例での非接続閉弁状態における開閉弁操
作機構部と流体圧パージ機構部との連繋関係を示す部分
平面図である。
【図4】同実施例における雄型継手部材のプラグイン接
続に伴う開弁状態の概要構成を示す全体縦断側面図であ
る。
【図5】同実施例における雄型継手部材のプラグイン接
続に伴う開弁状態の概要構成を示す全体側面図である。
【図6】同実施例での雄型継手部材をプラグイン接続し
たままの開弁状態における開閉弁操作機構部と流体圧パ
ージ機構部との連繋関係を示す部分平面図である。
【図7】同実施例での雄型継手部材のプラグアウトに際
しての閉弁状態における開閉弁操作機構部と流体圧パー
ジ機構部との連繋関係を示す部分平面図である。
【図8】従来例による開閉弁付きプラグイン接続型管継
手装置の概要構成を非接続閉弁状態(上半部)と接続開
弁状態(下半部)とに半截して示す全体縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 管継手本体 1a 角筒状面 1b 円筒状面 2 一次側流路 3 接続管 4 導入流路 5 連通空間 6 弁軸孔 7 段部 8 シールリング 9 パージ孔 11 開閉弁操作機構部 12 弁座部材 13 球弁部材 13a 弁流路 14 弁軸 14a 弁シール 15 袋ナット 16 レバー基板 17 弁操作レバー 18 カム突起(第1のカム手段) 19 誘導カム面(第2のカム手段) 20 ストップ片 21 継手機構部 22 拘束部材(係合保持手段、及び解放手段の一部) 22a、22b 押止面 22c 係合穴 23 雌型継手部材(係合保持手段の他部) 23a 拘束面 23b テーパー面 23c 押し出し面 24 解放部材(解放手段の他部) 24a カム面 24b 押圧面 24c 内端縁 25 係合ボール(係合保持手段と解放手段とに共通) 26、27 押圧バネ 31 流体圧パージ機構部 32 筒状パージ部材 32a 外端縁 32b 内端縁 33 シールリング 41 雄型継手部材 41a 外周面 41b テーパー面 41c 係合溝 42 内部流路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管継手本体内の一次側流路に連通可能な
    流路を形成した雌型継手部材に対して、二次側流路を形
    成した雄型継手部材をプラグインして二次側流体圧のパ
    ージ不能な接続状態に維持され、且つプラグアウトして
    二次側流体圧のパージ可能な非接続状態とする加圧流体
    の管継手装置であって、 前記管継手本体内に、前記一次側流路を開閉する開閉弁
    を有し、且つ該開閉弁の開閉作動に連動する第1、及び
    第2の各カム手段をそれぞれに備えた開閉弁操作機構部
    と、前記第1のカム手段に係合して流体圧のパージ可能
    な非接続位置に保持され、且つ該第1のカム手段の回動
    作動後に前記第2のカム手段に当接して流体圧のパージ
    不能な接続状態に摺動拘束作動される筒状パージ部材を
    備えた流体圧パージ機構部と、前記雌型継手部材を有
    し、且つ非接続状態で前記流体圧パージ機構部を介して
    前記開閉弁操作機構部の操作を拘束すると共に、接続状
    態で前記雄型継手部材を独立的に保持する係合保持手
    段、及び該係合保持手段による雄型継手部材の保持状態
    を拘束し、且つ前記流体圧パージ機構部を介して拘束作
    動され、該流体圧パージ機構部の復帰に伴って保持状態
    を解除する解放手段をそれぞれに備えた継手機構部とを
    組み込んで構成したことを特徴とする開閉弁付きプラグ
    イン接続型管継手装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のカム手段が、前記筒状パージ
    部材の切欠凹部に離接自在に係合するカム突起であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の開閉弁付きプラグイン
    接続型管継手装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のカム手段が、前記筒状パージ
    部材に離接自在に当接して摺動拘束する誘導カム面であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の開閉弁付きプラグ
    イン接続型管継手装置。
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