JPH0735276Y2 - 電磁継電器の構造 - Google Patents

電磁継電器の構造

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JPH0735276Y2
JPH0735276Y2 JP521393U JP521393U JPH0735276Y2 JP H0735276 Y2 JPH0735276 Y2 JP H0735276Y2 JP 521393 U JP521393 U JP 521393U JP 521393 U JP521393 U JP 521393U JP H0735276 Y2 JPH0735276 Y2 JP H0735276Y2
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spring
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JP521393U
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隆 吉村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シーソーアマチュア方
式の電磁継電器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】第4図は従来のこの種の電磁継電器の分
解斜視図を示すものであり、鉄芯31にコイル32を巻
回したコイルブロック3と、コイルブロック3の鉄芯3
1の磁極間に介装される永久磁石4と、中央部を中心に
揺動自在とした接極子ブロック5とがベース11内に納
装され、カバー12が覆設される構成である。接極子ブ
ロック5は、接極子51と、接極子51の両側に配置さ
れる可動接触ばね片52と、ヒンジバネ55′とをばね
支持体53にて成形により構成されている。従って、接
極子51の両側に設けられた可動接触ばね片52の先端
の下方には固定接点23がベース11に配設してある。
接極子ブロック5の両側の中央部に設けたヒンジバネ5
5′をベース11の凹所13に固定することにより接極
子ブロック5のシーソー駆動の軸とし、且つ接極子ブロ
ック5の下面に突条の支点部を設け、この支点部を永久
磁石4の上面の中央部に設けた凹溝41により受けて、
支点部が接極子51のシーソー駆動時に摺動するという
構成をとっている。
【0003】このようなバランスアマチュア構造を有す
る電磁継電器において、コイル32に通電すれば、磁化
の向きに応じて接極子51の長手方向の一端部が鉄芯3
1の一方の脚片に吸引されて接極子ブロック5が揺動
し、鉄芯31→接極子51→永久磁石4→鉄芯31の閉
磁路が形成され、可動接触ばね片52の長手方向の一方
の端部が対応する固定接点23に接触するのである。こ
の状態でコイル32への通電を停止すると、永久磁石4
の磁力により上記閉磁路がそのまま維持され、接極子5
1が鉄芯31の一方に接触した状態が保たれるのであ
る。また、コイル32への通電方向を逆向きにすれば、
接極子51は鉄芯31の他方の脚片に吸引され、可動接
触ばね片52の長手方向の他方の端部が対応する固定接
点23に接触する。この状態においても通電を停止した
後、そのままの状態が維持されるものであり、いわゆる
双安定動作を行なうことができるのである。
【0004】しかして、上記共通端子片22′は、図5
に示すように、ベース11の側壁に同時成形されてい
る。共通端子片22′を下方に曲げることで、共通端子
片22′が下方に垂設される。この共通端子片22′の
共通端子21はベース11の側壁に形成した切欠部19
内に位置しており、この上から接極子ブロック5を載置
する。この時、接極子ブロック5のヒンジバネ55′が
切欠部19内に位置すると共に、共通端子21の上に載
置され、ヒンジバネ55′と共通端子21とを溶接( 図
中X′点) により固着するものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にT字形に形成されたヒンジバネ55′においては、図
5に示すように、その先端部の1点で共通端子21に溶
接等により結合されているため、ヒンジバネ55′のス
パン、つまり接極子51の側面から共通端子21との支
持点X′までの長さが短く、これに伴いヒンジバネ5
5′を共通端子21に溶接等で結合したとき、その結合
情況(例えばヒンジバネ55′のねじれ、支点の摩擦、
傾き等)が特性に大きな影響を与える結果となり、生産
性に支障をきたすという問題があった。また、ヒンジバ
ネ55′の先端部の中央部を共通端子21に溶接してい
るため、溶接後、側方からヒンジバネ55′のひねり、
ねじり調整を行おうとしても共通端子21が邪魔になっ
て上記ヒンジバネ55′のひねり、ねじり調整を行うこ
とができないという問題があった。さらに、ヒンジバネ
55′と共通端子21との溶接時にヒンジバネ55′が
動き易く、溶接位置がずれて溶接に困難になり、品質の
安定化を図るのが難しいという問題もあった。
【0006】本考案は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ヒンジバネの形状
を変えることなくそのスパンを実質的に大きくとること
ができ、しかもヒンジバネと共通端子との溶接等による
結合を容易且つ精度良く行うことができ、さらに溶接後
のヒンジバネのひねり、ねじり調整を可能とし、生産性
及び良品率の向上を図ることができるようにした電磁継
電器の構造を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、略コ字型に形成された鉄芯31にコイル3
2が巻回されたコイルブロック3と、鉄芯31の中間に
取着されて該鉄芯31の両端を同極に着磁する永久磁石
4と、中央部が永久磁石4により揺動支持されると共に
永久磁石4により異極に着磁された接極子51の側面中
央部より夫々端部方向に先端が固定接点と相対する可動
接触ばね片52を一体的に突出形成すると共に、接極子
51の側面中央部より側方の方向に支点軸となり上記可
動接触ばね片52と一体的に形成されたヒンジバネ55
を突設した接極子ブロック5と、上記各部材が納装され
るベース11とを有し、ベース11の上面より下方に露
設されて上記ヒンジバネ55を固着する共通端子21を
一端に有する共通端子片22をベース11の周壁に露出
するように植設し、ヒンジバネ55を支点軸として接極
子ブロック5を揺動自在とした電磁継電器において、上
記ヒンジバネ55の先端部がヒンジバネ55の延出方向
Aと交差する方向Bの両側で共通端子片22の共通端子
21に2点支持されていることを特徴とする。
【0008】また、上記ヒンジバネ55の先端部が略T
字形に形成されているのが好ましい。
【0009】
【作用】本考案によれば、接極子ブロック5のシーソー
駆動の軸となるヒンジバネ55の先端部をヒンジバネ5
5の延出方向Aと交差する方向Bの両側で共通端子片2
2の共通端子21に2点支持するようにしたから、ヒン
ジバネ55は従来の略同一形状でありながら、そのスパ
ン(接極子51の側面から共通端子21との支持点Xま
での長さ)を実質的に大きくとることができる。また、
上記ヒンジバネ55と共通端子21との溶接等による結
合時にヒンジバネ55の先端部の両側を例えば溶接機械
のチャックを用いて挟持することにより、ヒンジバネ5
5を容易に且つ精度良く結合できるものとなる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。本考案は、接極子ブロック5のシーソー駆動の軸
となるヒンジバネ55と、共通端子片22の共通端子2
1との結合構造にその特徴があり、その他の構造は従来
構造(図4)と同様であり、詳細な説明は省略してお
く。
【0011】共通端子片22の上部は、図1に示すよう
に2股に形成され、その先端部を共通端子21,21と
し、ベース11の側壁11aに形成された切欠部19と
連通し、上面及び外側面が開放された凹部20の壁面が
わに上記共通端子21,21を位置せしめている。一
方、接極子ブロック5は、図3に示すシーソー駆動を行
うものであり、磁性体製の接極子51と、接極子51の
巾方向Aの両側に配設された可動接触ばね片52と、接
極子51および可動接触ばね片52とともに一体に成形
された成形品であるばね支持体53とから成り、共通端
子片22の共通端子21,21に溶接等で結合されるヒ
ンジバネ55により接極子ブロック5がヒンジバネ55
を支点軸としてベース11に揺動自在に配置されるもの
である。ここで、ヒンジバネ55は、図2に示すよう
に、従来と同様な略T字形に形成されており、接極子5
1の側面中央からベース11の側壁11aに向かって水
平に延びると共に、その先端部が2股に分かれており、
この2股に分かれた部分を下方に向けて垂直に折り曲げ
て接続片55a ,55aとし、各接続片55a,55a
を共通端子21,21の上端面の外側面に夫々当接させ
て、2点で溶接( 図中X点) を行なうようにしている。
【0012】このように、接極子ブロック5のシーソー
駆動の軸となるヒンジバネ55の先端部がヒンジバネ5
5の延出方向Aと交差する方向Bの両側で共通端子片2
2の共通端子21,21に2点支持することにより、ヒ
ンジバネ55を先の実施例と同一形状(T字形)であり
ながら、ヒンジバネ55のスパン(接極子51の側面か
ら共通端子21,21との支持点Xまでの長さ)を実質
的に大きく取ることができ、従って、ヒンジバネ55を
共通端子21に溶接等で結合したとき、結合情況(例え
ばヒンジバネ55のねじれ、支点の摩擦、傾き等)が特
性に与える影響を少なくして、生産性に支障をきたさな
いようにすることができる。また、ヒンジバネ55の2
股の先端部を共通端子21,21の2股の上端面の夫々
2箇所で受けているので、溶接時におけるヒンジバネ5
5への影響を極力少なくしている。さらに、2股に形成
された共通端子21,21をベース11の外側面に設け
た凹部20に夫々位置させ、且つヒンジバネ55の2股
の接続片55a,55aを共通端子21,21の外側面
に位置せしめているから、接続片55aとベース11の
側壁11aとの両側から電極10(図2)を夫々配置す
ることで、共通端子21,21を接続片55a との溶接
が極めて容易となり、特に両側から溶接を行なうことが
できる。しかも、溶接機械のチャックを上から入れて接
続片55a,55aを挟むことができ、溶接時にヒンジ
バネ55を動かないようにすることができるので、溶接
作業を容易且つ精度良く行えるようになり、生産性の向
上に加えて良品率の向上に寄与できるものとなる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のように、接極子ブロック
のシーソー駆動の軸となるヒンジバネの先端部をヒンジ
バネの延出方向と交差する方向の両側で共通端子片の共
通端子に2点支持して成るものであるから、接極子の側
面から共通端子との支持点までのヒンジバネのスパンを
実質的に大きくとることができ、ヒンジバネと共通端子
との結合条件のばらつきが特性に与える影響を小さくし
て生産性に支障をきたさないようにすることができると
共に、ヒンジバネの溶接等による結合時にヒンジバネの
延出方向と交差する方向の両側を溶接機械のチャック等
を用いて挟持することにより、ヒンジバネを固定して共
通端子に容易且つ精度良く結合することができ、良品率
の向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の接極子ブロックとベースの側
壁付近の要部平面図である。
【図2】同上のヒンジバネの先端部付近の斜視図であ
る。
【図3】同上の接極子ブロックの駆動状態を示す正面図
である。
【図4】従来の電磁継電器の分解斜視図である。
【図5】従来の要部平面図である。
【符号の説明】
3 コイルブロック 4 永久磁石 5 接極子ブロック 11 ベース 21 共通端子 22 共通端子片 31 鉄芯 32 コイル 51 接極子 52 可動接触ばね片 55 ヒンジバネ A 延出方向 B 交差する方向

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略コ字型に形成された鉄芯にコイルが巻
    回されたコイルブロックと、鉄芯の中間に取着されて該
    鉄芯の両端を同極に着磁する永久磁石と、中央部が永久
    磁石により揺動支持されると共に永久磁石により異極に
    着磁された接極子の側面中央部より夫々端部方向に先端
    が固定接点と相対する可動接触ばね片を一体的に突出形
    成すると共に、接極子の側面中央部より側方の方向に支
    点軸となり上記可動接触ばね片と一体的に形成されたヒ
    ンジバネを突設した接極子ブロックと、上記各部材が納
    装されるベースとを有し、ベースの上面より下方に露設
    されて上記ヒンジバネを固着する共通端子を一端に有す
    る共通端子片をベースの周壁に露出するように植設し、
    ヒンジバネを支点軸として接極子ブロックを揺動自在と
    した電磁継電器において、上記ヒンジバネの先端部がヒ
    ンジバネの延出方向と交差する方向の両側で共通端子片
    の共通端子に2点支持されていることを特徴とする電磁
    継電器の構造。
  2. 【請求項2】 上記ヒンジバネの先端部が略T字形に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の電磁継電
    器の構造。
JP521393U 1993-02-18 1993-02-18 電磁継電器の構造 Expired - Lifetime JPH0735276Y2 (ja)

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JPH0592940U JPH0592940U (ja) 1993-12-17
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