JPH0735215A - 摩擦式無段変速機 - Google Patents

摩擦式無段変速機

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Publication number
JPH0735215A
JPH0735215A JP17886393A JP17886393A JPH0735215A JP H0735215 A JPH0735215 A JP H0735215A JP 17886393 A JP17886393 A JP 17886393A JP 17886393 A JP17886393 A JP 17886393A JP H0735215 A JPH0735215 A JP H0735215A
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JP
Japan
Prior art keywords
continuously variable
type continuously
friction type
variable transmission
input shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP17886393A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kawase
達夫 川瀬
Naoshi Hattori
直志 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
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Priority to US08/275,712 priority patent/US5545101A/en
Priority to DE4425710A priority patent/DE4425710B4/de
Priority to GB9414657A priority patent/GB2280233B/en
Priority to FR9408991A priority patent/FR2708068B1/fr
Priority to KR1019940017502A priority patent/KR100287221B1/ko
Publication of JPH0735215A publication Critical patent/JPH0735215A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 増速比が比較的小さい摩擦式無段変速機構の
入力軸に遊星歯車等を取り付けることによって増速比を
大きくすることができ、同時にコンパクトで組立性も改
善できる摩擦式無段変速機を提供する。 【構成】 摩擦式無段変速機構11と、遊星歯車機構1
2と、羽根車機構13との組み合せからなり、遊星歯車
機構12の入力軸22に複数個のプラネタリーギヤ25
を有するキャリア24を固定し、インターナルギヤ26
を回転不能に取り付け、摩擦式無段変速機構11を増速
機として使用い、その摩擦式無段変速機構11の入力軸
2に遊星歯車機構12のサンギヤ27を取り付け、羽根
車9を高速回転させる。摩擦式無段変速機構11の入力
軸2側に加圧機構を設け、羽根車機構13、摩擦式無段
変速機構11、遊星歯車機構12をそれぞれ単体で組立
可能にした構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、摩擦式無段変速機、
更に詳しくは、遠心送風機、遠心圧縮機、ラジアルター
ビン等の羽根車のような高速回転体を駆動する出力軸を
無段変速し、入力軸回転数が変動しても羽根車が装着さ
れている出力軸が一定回転できるように増速する摩擦式
無段変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の摩擦式無段変速機の構造
を示しており、ハウジング1の両側に入力軸2と出力軸
3を同軸心状の配置で回動自在となるよう取り付け、ハ
ウジング1内で出力軸3の周囲に配置した複数のダブル
コーン4は、出力軸3の軸方向に移動自在となるよう配
置したキャリア5の支持軸6に回転可能となるよう支持
されている。
【0003】入力軸2の先端にダブルコーン4の一方円
錐面4aに接触する環状部材7が設けられ、出力軸3の
端部にはダブルコーン4の他方円錐面4bに接触するコ
ーン8が設けられている。
【0004】上記ダブルコーン4の両円錐面4a、4b
と環状部材7及びコーン8は、ダブルコーン4の摩擦接
触面に作用する環状部材7とコーン4の圧接力の反力と
して生じる入力軸2及び出力軸3の軸力がお互に引張る
方向に作用するような関係の構造になっている。
【0005】上記入力軸2の回転は環状部材7でダブル
コーン4に伝わり、ダブルコーン4の回転がコーン8で
出力軸3に取出され、出力軸3に取り付けた羽根車9を
回転させると共に、キャリア5と連動した移動手段10
でダブルコーン4を出力軸3の軸方向に移動させること
により、出力軸3の回転を変速させることができる。
【0006】上記のような変速機を増速機として使用し
た場合、増速比はおおよそ7〜26であるが、このよう
に摩擦式無段変速機は、構造によって増速比が異なり、
中には広い変速範囲を有する摩擦式無段変速機も考案さ
れている。
【0007】しかしながら、摩擦式無段変速機を遠心圧
縮機の羽根車のような高速回転体を駆動する用途に使用
する場合においては、伝達効率等の性能を重視した設計
をすると、幅の広い増速比を有していても伝達効率が低
く高速回転には不向きな場合がある。図2に示す構造
は、高速回転に適している摩擦式無段変速機であるが増
速比が比較的小さいという短所があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
摩擦式無段変速機を自動車用の過給機として使用する場
合、エンジンの低回転域においては増速比が比較的小さ
いため羽根車が低い回転数で作動することになり、羽根
車での効率が低く、且つ圧縮比を高めることができない
という欠点があった。そこで、入力回転数が小さい領域
においても過給機として十分な性能を発揮するために
は、増速比を大きくする必要があった。
【0009】また、摩擦式無段変速機を使用する場合
は、トルクを伝達するために接触面に高い圧力を発生さ
せる必要があり、そのためトルクカムなどの加圧機構を
設けなければならず、歯車機構と組み合わせると大型化
し、かつ組立性にも問題があった。
【0010】そこで、この発明の課題は、入力回転数が
小さい領域においても増速比を大きくすることができ、
同時にコンパクトで組立性も優れている摩擦式無段変速
機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、摩擦式無段変速機構と、この変
速機構の入力軸側に取付ける遊星歯車機構とからなり、
遊星歯車機構は、インターナルギヤに複数のプラネタリ
ーギヤを噛合させ、このプラネタリーギヤを支持するキ
ャリアを入力軸に連結し、各プラネタリーギヤと噛合す
るサンギヤを摩擦式無段変速機構の入力軸に固定した構
成を採用したものである。
【0012】
【作用】遊星歯車機構の入力軸に駆動源で回転を入力す
ると、インターナルギヤと噛合するプラネタリーギヤの
自転と公転でサンギヤを固定した摩擦式無段変速機構の
入力軸が増速駆動され、出力軸に取り付けた羽根車が高
速回転することに成る。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1に
基づいて説明する。
【0014】図1のように、この発明の摩擦式無段変速
機は、摩擦式無段変速機構11と、この機構11の入力
側に取り付けた遊星歯車機構12と、出力側に取り付け
た羽根車機構13との組み合わせによって構成され、遊
星歯車機構12に対する入力を、この遊星歯車機構12
と摩擦式無段変速機構11とで増速し、羽根車機構13
を高速回転させるようになっている。
【0015】前記摩擦式無段変速機構11は、従来の技
術の項で述べた通りであり、図2と同一部分については
同一符号を付して説明に代える。
【0016】摩擦式無段変速機構11において、入力軸
2の軸受14を保持するホルダー15は、この軸受14
の外輪に外嵌固定した円板状のハウジングとして使用
し、このホルダー15とハウジング1の対向面間に、加
圧機構となる複数の圧縮ばね16が円周方向に並列状態
で配置されている。
【0017】この圧縮ばね16は、ホルダー15と軸受
14を介して入力軸2をハウジング1の外側に引張る方
向に作用させ、ダブルコーン4と環状部材7との摩擦接
触面に圧接力を作用させる。
【0018】上記したダブルコーン4と環状部材7に作
用する圧接力の反力がダブルコーン4とコーン8に作用
するが、出力軸3を支持する軸受17の外輪はハウジン
グ1に固定されているため、出力軸3にハウジング1内
に引張られるような力が作用する。
【0019】従って、圧縮ばね16の弾性は、入力軸2
と出力軸3を互に引張る方向に作用し、しかもダブルコ
ーン4の摩擦接触面に対して一定の圧接力が得られる軸
力を生じさせることになる。
【0020】前記圧縮ばね16は、複数個を円周方向に
並列状態で配置して使用しているため、各々のばね16
を小さくでき、加圧機構の小型化ができると共に、軸心
部にばねを一個用いた場合では避けられない荷重の偏心
(荷重の作用線が軸心と一致しない)を小さくでき、し
かも各々のばね定数を許容できる範囲に製作すれば、複
数個のダブルコーン4に均一な圧接力を加えることがで
きるという利点がある。
【0021】前記遊星歯車機構12は、ハウジング21
で入力軸22を回転自在に支持し、このハウジング21
が摩擦式無段変速機構11のハウジング1で入力軸2が
位置する端面に、両者の入力軸22と2が同軸心状の配
置となるようボルト23で固定され、摩擦式無段変速機
構11の入力軸2はハウジング21内に進入している。
【0022】遊星歯車機構12の入力軸22にキャリア
24をスプライン或いはキーを介して固定し、キャリア
24には入力軸22を中心とする同一円周上の位置に複
数個のプラネタリーギヤ25が回転自在に取り付けら
れ、各プラネタリーギヤ25は、ハウジング21に回転
不能に固定したインターナルギヤ26と噛合していると
共に、摩擦式無段変速機構11の入力軸2にスプライン
或いはキーを介して固定したサンギヤ27は各プラネタ
リーギヤ25と噛合している。
【0023】遊星歯車機構12は、サンギヤ27、プラ
ネタリーギヤ25、インターナルギヤ26の各歯数で変
速比が決まり、入力軸22に回転が入力されると、キャ
リア24と共に公転するプラネタリーギヤ25はインタ
ーナルギヤ26との噛合によって自転が生じ、この公転
と自転がサンギヤ27に伝わり、摩擦式無段変速機構1
1の入力軸2に増速回転を入力する。
【0024】このように、遊星歯車機構12の組み合わ
せによって摩擦式無段変速機構11自体の増速比が小さ
くても、変速機ユニットとしては大きな増速比を達成す
ることができ、羽根車機構13の羽根車9を高速回転さ
せることができる。
【0025】この発明の摩擦式無段変速機は上記のよう
な構成であり、摩擦式無段変速機構11の入力側に遊星
歯車機構12を組み合せ使用することにより、摩擦式無
段変速機構11を増速機として使用する場合において、
遊星歯車機構12で増速回転を入力することができ、摩
擦式無段変速機構11の増速比が比較的小さく、かつ、
入力回転数が小さい領域においても、羽根車9を高速回
転させることができ、例えば自動車の過給機として使用
した場合、十分な性能を発揮することができる。
【0026】また、摩擦式無段変速機構11の入力軸2
側に圧縮ばね16による加圧機構を設けてあるので、部
品の構成において、羽根車機構13、摩擦式無段変速機
構11、遊星歯車機構12をそれぞれ単体で組立て可能
にすることができ、組立性が良好となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、高効
率の摩擦式無段変速機構と遊星歯車機構を組み合わせる
ことによって増速比が大きくなり、入力軸回転数の小さ
い領域においても出力軸回転数を大きくすることがで
き、高い動力伝達効率を維持しつつコンパクトな構成に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る摩擦式無段変速機の縦断面図
【図2】従来の摩擦式無段変速機を示す縦断面図
【符号の説明】
2 入力軸 3 出力軸 4 ダブルコーン 7 環状部材 8 コーン 9 羽根車 11 摩擦式無段変速機構 12 遊星歯車機構 13 羽根車機構 21 ハウジング 22 入力軸 24 キャリア 25 プラネタリーギヤ 26 インターナルギヤ 27 サンギヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摩擦式無段変速機構と、この変速機構の
    入力軸側に取付ける遊星歯車機構とからなり、遊星歯車
    機構は、インターナルギヤに複数のプラネタリーギヤを
    噛合させ、このプラネタリーギヤを支持するキャリアを
    入力軸に連結し、各プラネタリーギヤと噛合するサンギ
    ヤを摩擦式無段変速機構の入力軸に固定したことを特徴
    とする摩擦式無段変速機。
JP17886393A 1993-07-20 1993-07-20 摩擦式無段変速機 Pending JPH0735215A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17886393A JPH0735215A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 摩擦式無段変速機
US08/275,712 US5545101A (en) 1993-07-20 1994-07-19 Friction type continuously variable transmission
DE4425710A DE4425710B4 (de) 1993-07-20 1994-07-20 Stufenlos variierbares Getriebe vom Reibungstyp
GB9414657A GB2280233B (en) 1993-07-20 1994-07-20 Friction type continuously variable transmission
FR9408991A FR2708068B1 (fr) 1993-07-20 1994-07-20 Transmission à friction continûment variable.
KR1019940017502A KR100287221B1 (ko) 1993-07-20 1994-07-20 마찰식 무단 변속기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17886393A JPH0735215A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 摩擦式無段変速機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0735215A true JPH0735215A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16056006

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17886393A Pending JPH0735215A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 摩擦式無段変速機

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