JP3415238B2 - 摩擦式無段変速機 - Google Patents

摩擦式無段変速機

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、遠心送風機、遠心圧
縮機、ラジアルタービン等の羽根車のような高速回転体
を駆動する出力軸を無段変速し、入力軸回転数が変動し
ても羽根車が装着されている出力軸が一定回転できるよ
うに増速する摩擦式無段変速機に関する。 【0002】 【従来の技術】摩擦式無段変速機において、入力軸回転
数が小さくても出力軸を高回転させるようにした構造の
ものとして、図2に示すように、摩擦式無段変速機構1
の入力軸12に遊星歯車機構2を連結し、この歯車機構
2の入力軸25の回転を増速して変速機構1の入力軸1
2に伝達するものが考えられている。 【0003】上記変速機構1は、ハウジング11の両側
に入力軸12と出力軸13を同軸上に対向配置し、出力
軸まわりに移動自在に取付けたキャリア14に支持軸1
5を介して複数のダブルコーン16を回転可能に取付
け、そのダブルコーン16が、出力軸13の端部のコー
ン17と、入力軸12に連結するアウターリング18に
同時に接触するようにしている。 【0004】また、遊星歯車機構2は、インターナルギ
ヤ22に複数のプラネタリーギヤ23を噛合させ、この
プラネタリーギヤ23を支持するキャリア24を入力軸
25に連結し、各プラネタリーギヤ23と噛合するサン
ギヤ26を変速機構1の入力軸12に固定している。 【0005】この構造では、遊星歯車機構2の入力軸2
5が回転すると、インターナルギヤ22と噛合するプラ
ネタリーギヤ23の自転と公転により、サンギヤ26が
固定した変速機構1の入力軸12が増速駆動され、出力
軸13に取付けた羽根車9が高速回転することになる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記の構造の摩擦式無
段変速機構においては、増速によって高速回転する変速
機構1の入力軸12は、軸方向に直列配置された2個の
軸受19と20により支持され、その2個の軸受19、
20により、アウターリング18等から作用するモーメ
ントの負荷を受けようとしている。 【0007】しかし、このように直列配置した2個の軸
受19、20で入力軸12を支持する構造では、その支
持部の長さが大きくなり、その結果、装置の全長を拡大
させる不具合がある。 【0008】特に、遊星歯車機構を増速機として連結し
た摩擦式無段変速機構において、ユニット全体のコンパ
クト化や、組立性の向上及びコスト低減を図るために
は、部品点数の削減が必要であるが、上記のような摩擦
式無段変速機構と遊星歯車機構の間に組込まれる複数の
軸受19、20は、コンパクト化や組立性を阻害する要
因になるため、大きな改善の余地がある。 【0009】また、軸受を2個以上使用して摩擦式無段
変速機構の入力軸を拘束した場合、3個の、ダブルコー
ンに対して均一の圧接力を与えることが難しいという問
題点もある。 【0010】そこで、この発明は、上記の問題を解消
し、変速機構の入力軸を支持する軸受の数を削減でき、
コンパクト化やコストの低減を図ることができる摩擦式
無段変速機構を提供することを目的としている。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、摩擦式無段変速機構と、その変速機構
の増速機である遊星歯車機構とから構成され、変速機構
は、入力軸と同軸状に配置した出力軸まわりにキャリア
を移動自在に取付け、このキャリアに回転自在に取付け
たダブルコーンを、出力軸のコーンと入力軸に連結した
アウターリングとに同時に摩擦接触させて成り、遊星歯
車機構は、インターナルギヤに複数のプラネタリーギヤ
を噛合させ、その各プラネタリーギヤと噛合するサンギ
ヤを変速機構の入力軸に固定して成り、上記変速機のア
ウターリングと遊星歯車機構のサンギヤとの間に、アウ
ターリングとダブルコーンの間で圧接力を生じさせる手
段を設け、この圧接力と1個の軸受により入力軸を支持
した構造としている。 【0012】 【作用】上記のように、入力軸に連結するアウターリン
グを、ダブルコーンとアウターリング間の摩擦接触面に
作用する圧接力で相対的に支持することにより、入力軸
がアウターリングの部分で支持されることになり、入力
軸支持のための軸受を削除することが可能となる。 【0013】 【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1に
基づいて説明する。 【0014】図1のように、この発明の摩擦式無段変速
機は、摩擦式無段変速機構1と、この機構1の入力側に
取り付けた遊星歯車機構2と、出力側に取り付けた羽根
車機構3との組み合わせによって構成され、遊星歯車機
構2に対する入力を、遊星歯車と摩擦式無段変速機構1
とで増速し、羽根車機構3を高速回転させるようになっ
ている。 【0015】上記摩擦式無段変速機構1と遊星歯車機構
2の内部構造は、従来の技術の項で述べた通りであり、
図2と同一部分については同一符号を付して説明に代え
る。 【0016】この実施例においては、変速機構1と遊星
歯車機構2のハウジング11が共通のものとされ、その
ハウジング11に両機構1、2を分離するように隔壁3
1を設け、この隔壁31に、入力軸12を支持する軸受
19を保持したホルダー32を組込んでいる。 【0017】この軸受19を保持するホルダー32は、
軸受19の外輪に外嵌固定した円板状のハウジングとし
て使用し、このホルダー32とハウジング11の対向面
間に、加圧機構となる複数の圧縮ばね33が円周方向に
並列状態で配置されている。 【0018】この圧縮ばね33は、ホルダー32と軸受
19を介して入力軸12をハウジング11の外側に引張
る方向に作用させ、ダブルコーン16とアウターリング
18との摩擦接触面に圧接力を作用させている。 【0019】上記の場合、ダブルコーン16とアウター
リング18に作用する圧接力の反力がダブルコーン16
とコーン17に作用するが、出力軸13を支持する軸受
の外輪はキャリアガイド15に固定されているため、出
力軸13はハウジング11内に引張られるような力が作
用する。 【0020】従って、圧縮ばね33の弾性は、入力軸1
2と出力軸13を互に引張る方向に作用し、しかもダブ
ルコーン16の摩擦接触面に対して一定の圧接力が得ら
れる軸力を生じさせることになる。 【0021】このように、アウターリング18と摩擦式
無段変速機溝1のキャリア14に取付けられたダブルコ
ーン16との間の摩擦接触面に圧接力が作用すると、そ
の圧接力により、アウターリング18はダブルコーン1
6に対して相対的に支持される。すなわち、アウターリ
ング18と入力軸12は一体となっているため、アウタ
ーリング18と入力軸12を含めた動力伝達軸が、軸方
向においてアウターリング18部分と軸受19の2ケ所
で支持されることになる。 【0022】したがって、実施例の構造では、ダブルコ
ーンとアウターリングとの間の摩擦接触面に作用する圧
接力でアウターリングを相対的に支持することによっ
て、入力軸支持のための軸受を省略することができ、変
速機構1と遊星歯車機構2のハウジング11をコンパク
トな構造にすることができる。 【0023】 【効果】以上のように、この発明は、変速機構の入力軸
を支持する軸受を省略することができるので、部品点数
が削減し、それによって、コスト低減が可能となると共
に、組立性が向上し、且つコンパクトになる。また、こ
の支持方式によって、入力軸の軸受部ではモーメントを
拘束しないため、ダブルコーンに対して3点均一の圧接
力が得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例を示す縦断面図 【図2】従来例を示す縦断面図 【符号の説明】 1 摩擦式無段変速機構 2 遊星歯車機構 3 羽歯車機構 11 ハウジング 12 入力軸 13 出力軸 14 キャリア 15 キャリアガイド 16 ダブルコーン 18 アウターリング 19 軸受 22 インターナルギヤ 23 プラネタリーギヤ 25 入力軸 26 サンギヤ 31 隔壁 32 ホルダー 33 圧縮ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 37/02 F16H 15/20

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 摩擦式無段変速機構と、その変速機構の
    増速機である遊星歯車機構とから構成され、変速機構
    は、入力軸と同軸状に配置した出力軸まわりにキャリア
    を移動自在に取付け、このキャリアに回転自在に取付け
    たダブルコーンを、出力軸のコーンと入力軸に連結した
    アウターリングとに同時に摩擦接触させて成り、遊星歯
    車機構は、インターナルギヤに複数のプラネタリーギヤ
    を噛合させ、その各プラネタリーギヤと噛合するサンギ
    ヤを変速機構の入力軸に固定して成り、上記変速機のア
    ウターリングと遊星歯車機構のサンギヤとの間に、アウ
    ターリングとダブルコーンの間で圧接力を生じさせる手
    段を設け、この圧接力と1個の軸受により入力軸を支持
    したことを特徴とする摩擦式無段変速機。
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