JPH0735161U - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH0735161U
JPH0735161U JP6776993U JP6776993U JPH0735161U JP H0735161 U JPH0735161 U JP H0735161U JP 6776993 U JP6776993 U JP 6776993U JP 6776993 U JP6776993 U JP 6776993U JP H0735161 U JPH0735161 U JP H0735161U
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rail
lower rail
shaped cross
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screw shaft
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勉 相原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アッパーレールとロアレールの相対位置がず
れてロアレールが上方に露出した場合に、ロアレール内
への異物の侵入を防止して、アッパーレールを常にスム
ーズにスライドさせることができ、しかも美観を損ねる
ことがないシートスライド装置を提供すること。 【構成】 断面略U字状のロアレール10の上部中央に
断面略T字状の第1係合部12を設け、断面略逆U字状
のアッパーレール20の下端に、左右の第2係合部22
と左右の突部21Cを設け、第1係合部12の左右の水
平状部12B,12Bと左右の第2係合部22との間の
それぞれにボール24を介在させ、左右の突部21Cと
ロアレール10の左右の内側隅部11D,11Dとの間
のそれぞれにスライダ23,23を介在させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シートスライド装置、特に、自動車のシートをスライドさせるため に用いて好適なシートスライド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のシートスライド装置としては、例えば、実公平4−28836 号公報に記載のものが知られている。
【0003】 かかる装置は、断面略U字状に形成されて床面上に設置されるロアレールの上 面と、断面略逆U字状に形成されて上部にシートが固設されるアッパーレールの 下面との対向面間に、ローラを転動自在に配備して、そのローラを介して、シー ト荷重がロアレールの上面にて受けられるようになっている。また、アッパーレ ールをスライドさせるために、スクリューシャフトとナットを用いた駆動機構が 備えられている。すなわち、ロアレール側に、そのロアレールの上面とアッパー レールの下面との対向面間に位置してロアレールの長手方向に延在するスクリュ ーシャフトを回転可能に支持し、かつ、そのスクリューシャフトに螺合するナッ トをアッパーレール側に固定して、そのスクリューシャフトの回転に応じてアッ パーレールをスライドさせる構成となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の装置は、アッパーレールがスライドして、そのアッパー レールとロアレールとの相対位置がずれた場合に、ロアレールの上面つまりロー ラの転動面が上方に大きく露出することになり、そのため、その転動面への異物 の侵入によってローラのスムーズな転動が阻害されて、アッパーレールがスムー ズにスライドできなくなったり、また美観を損ねるという問題があった。
【0005】 さらに、駆動機構のスクリューシャフトが配備されるロアレールの上面とアッ パーレールの下面との対向面間は、ローラの配備位置でもあるため、それらスク リューシャフトとローラとの干渉を避けなければならない。そのため、ローラを 左右のローラに分割して、それらの間を軸枠によって連結し、さらに、その軸枠 の内部にスクリューシャフトを貫通させている。しかし、このような構成は、シ ートスライド装置全体の構造の複雑化、および高価格化を招く等の問題がある。
【0006】 本考案の目的は、アッパーレールとロアレールの相対位置がずれてロアレール の上面が上方に露出した場合に、ロアレール内への異物の侵入を防止して、アッ パーレールを常にスムーズにスライドさせることができ、しかも美観を損ねるこ とがなく、さらに、アッパーレールをスライドさせるためにスクリューシャフト とナットを用いた駆動機構を備えた場合に、構造の複雑化、および高価格化を回 避して、構成の簡素化を図ることができるシートスライド装置を提供することに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案のシートスライド装置は、断面略U字状に形成されて床面上に設置可能 とされ、かつ略中央の上部に、上方へ突出する断面略T字状の第1係合部が設け られたロアレールと、断面略逆U字状に形成されて上部にシートが固着可能とさ れ、かつ左右の下端部に、内方に突出して前記第1係合部の左右の水平状部の下 方に位置する左右の第2係合部と、外方に突出する左右の突部が設けられたアッ パーレールと、前記左右の第1係合部と前記左右の第2係合部とによって囲まれ る左右の空間内のそれぞれに転動自在に介在されるボールと、前記左右の突部の 少なくとも下面と前記ロアレールとの対向面間に介在される左右のスライダとを 備えてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案のシートスライド装置は、ロアレールの略中央の上部に断面略T字状の 第1係合部を設けて、この第1係合部の下側に、ロアレールとアッパーレールと の間に介在するローラを配し、かつアッパーレールの下端部に設けた突部とロア レールとの対向面間に、シート荷重を受けるスライダを配したことにより、アッ パーレールとロアレールの相対位置がずれてロアレールが上方に露出した場合に 、第1係合部によってロアレール内への異物の侵入を防止して、アッパーレール の常にスムーズなスライドを実現し、しかも美観を保つ。
【0009】 さらに、アッパーレールをスライドさせるためにスクリューシャフトとナット を用いた駆動機構を備えた場合に、第1係合部の上方位置をスクリューシャフト の配備位置として利用して、構成の簡素化をも可能とする。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1において、10,10は車体のフロア上に設置される左右のロアレール、 20,20は、後述するようにロアレール10,10にスライド自在にガイドさ れかつ上部に図示しないシートの左右側部が固着されるアッパーレール、30は 、後述するようにアッパーレール20,20を同期して前後に駆動するための駆 動機構である。
【0012】 ロアレール10の本体11は、図4に示すように断面略U字状に形成されてお り、その上部中央には、本体11の長手方向に沿って延在する断面略T字状の第 1係合部12が設けられている。その第1係合部12には、上方へ突出する垂直 状部12Aと、その垂直状部12Aの上端から左右に向って水平に延在する左右 の水平状部12B,12Bが形成されている。また、本体11の左右の壁部11 A,11Aの内面のそれぞれには、内側に向って斜め下方に垂れ下がりかつ本体 11の長手方向に沿って延在する上下の突部11B,11Cが設けられている。
【0013】 アッパーレール20の本体21は、図4に示すように断面略逆U字状に形成さ れており、その左右の壁部21A,21Aの下端のそれぞれには、内側に向って 水平に突出しかつ本体21の長手方向に沿って延在する左右の第2係合部22が 設けられている。この左右の第2係合部22は、左右の第1係合部12の水平状 部12B,12Bの下方に位置する。また、左右の壁部21A,21Aの外側面 のそれぞれには、ロアレール10側の上下の突部11B,11Cの下方に位置す る上下の突部21B,21Cが設けられている。さらに、本体21の上面には、 上方に突出して図示しないシートが取付けられる片部21Dが設けられている。
【0014】 ロアレール10の本体11の左右の内側隅部11D,11Dと、アッパーレー ル20の左右の下側突部21C,21Cとの対向部分には、断面略L字状の左右 のスライダ23,23が介在されている。また、第1係合部12の左右の水平状 部12B,12Bと、左右の第2係合部22,22との間のそれぞれには、ボー ル24が介在されている。ボール24は、上下,左右の方向から囲まれる空間内 、つまり第1係合部12の垂直状部12Aの外側面および水平状部12Bの下面 と、アッパーレール20の本体21の壁部の内側面および第2の係合部22の上 面とによって上下,左右の方向から囲まれる空間内に、圧入されて、それら4つ の面に圧接している。
【0015】 また、本実施例の場合は、図5に示すように、左右のスライダ23,23の屈 曲位置とボール24,24の中心位置が直線L1 ,L1 上に位置し、それらの直 線L1 ,L1 と、それらの交点を通る垂直線L2 とのそれぞれが120°を成す ように設定されている。
【0016】 駆動機構30は、アッパーレール20,20側に支持されたスクリューシャフ ト31,31と、ロアレール10,10側に固定されたナット32,32を用い て、アッパーレール20,20をスライドさせる構成となっている。すなわち、 スクリューシャフト31は、図2に示すように、ギアボックス33と軸受34と によってアッパーレール20の両端部に支持されて、図4に示すように、アッパ ーレール20の内部における第1係合部12の上方に位置し、一方、ナット32 は、スクリューシャフト31と螺合し、かつ図2に示すようにロアレール10の 上部定位置に固定されている。図1中右側のギアボックス33には可逆転モータ 35が装着されている。そのモータ35は、左右のギアボックス33,33のそ れぞれに連結されていて、それらのギアボックス33,33を介して左右のスク リューシャフト31,31を同期して回転駆動できるようになっている。図1中 の36は、同図中左側のギアボックス33とモータ35とを連結するためのシャ フトである。
【0017】 次に、作用について説明する。
【0018】 シートスライド装置の装着状態において、シートからアッパーレール20に係 るシート荷重は、スライダ23を介してロアレール10に受けられ、また、アッ パーレール20の上下,左右のガタ付きは、ボール24を介してロアレール10 の第1係合部12にて抑制される。その際、図4中左側のスライダ23、ボール 24と、同図中右側のスライダ23,24のそれぞれが直線L1 ,L1 上に位置 して、それらが同図中の左右対称的に位置しているため、特に、左右方向のガタ 付きがバランス良く抑制されることになる。また、アッパーレール20に上方向 への大きな剥離荷重が加わった際には、アッパーレール20側の突部21B,2 1Cがロアレール10側の突部11B,11Cに当接して、アッパーレール20 の剥離が防止される。
【0019】 シートをスライド調整する際には、モータ35を正転または逆転させて、左右 のスクリューシャフト31,31を同方向に同期回転させる。これにより、ロア レール10,10側のナット32,32の位置を基準として、スクリューシャフ ト31,31がアッパーレール20,20と共に前後方向にスライドする。その 際、スライダ23に対する内側隅部11Dまたは突部21Cの低抵抗のすべりと 、ボール24の転動によって、アッパーレール20はスムーズにスライドするこ とになる。
【0020】 ところで、このようにアッパーレール20がスライドして、両レール10,2 0の相対位置がずれた場合には、図1中の範囲Lのように、それらのずれ量に応 じた範囲の長さ分だけ、ロアレール10の上面が上方に露出することになる。し かし、ロアレール10の内部中央には第1係合部12が位置するため、その第1 係合部12によって、ロアレール10の内部への異物の侵入が防止されると共に 、美観が保たれることになる。
【0021】 なお、スライダ23,23は、アッパーレール20の左右の下側突部21C, 21Cの少なくとも下面と、ロアレール10の本体11との対向面間に位置する ものであればよい。要は、スライダ23,23によって、少なくともシート荷重 が受けられればよい。
【0022】 また、駆動機構30としては、種々の方式のものを採用することができる。例 えば、ロアレール10とアッパーレール20の一方に、その長手方向に延在する ラックを設け、かつ他方の定位置に、そのラックに螺合するピニオンを設けて、 そのピニオンを回転駆動させる方式のものを採用することも可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のシートスライド装置は、ロアレールの略中央の 上部に断面略T字状の第1係合部を設けて、この第1係合部の下側に、ロアレー ルとアッパーレールとの間に介在するローラを配し、かつアッパーレールの下端 部に設けた突部とロアレールとの対向面間に、シート荷重を受けるスライダを配 した構成であるから、アッパーレールとロアレールの相対位置がずれてロアレー ルが上方に露出した場合に、第1係合部によってロアレール内への異物の侵入を 防止して、アッパーレールを常にスムーズにスライドさせることができ、しかも 美観を保つことができる。
【0024】 さらに、アッパーレールをスライドさせるためにスクリューシャフトとナット を用いた駆動機構を備えた場合に、第1係合部の上方位置をスクリューシャフト の配備位置として利用し、構成の簡素化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すシートスライド装置の一部切欠きの
側面図である。
【図3】図1のIII 矢視図である。
【図4】図2のIV-IV 線に沿う断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 ロアレール 12 第1係合部 12A 垂直状部 12B,12B 水平状部 20 アッパーレール 21C 突部 22 第2係合部 23 スライダ 24 ボール 30 駆動機構 31 スクリューシャフト 32 ナット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略U字状に形成されて床面上に設置
    可能とされ、かつ略中央の上部に、上方へ突出する断面
    略T字状の第1係合部が設けられたロアレールと、 断面略逆U字状に形成されて上部にシートが固着可能と
    され、かつ左右の下端部に、内方に突出して前記第1係
    合部の左右の水平状部の下方に位置する左右の第2係合
    部と、外方に突出する左右の突部が設けられたアッパー
    レールと、 前記左右の第1係合部と前記左右の第2係合部とによっ
    て囲まれる左右の空間内のそれぞれに転動自在に介在さ
    れるボールと、 前記左右の突部の少なくとも下面と前記ロアレールとの
    対向面間に介在される左右のスライダとを備えてなるこ
    とを特徴とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 前記アッパーレールに、その長手方向に
    沿って延在しかつ前記ロアレールの第1係合部の上方に
    位置するスクリューシャフトを回転自在に設け、 前記ロアレールに、前記スクリューシャフトに螺合する
    ナットを固定し、 前記スクリューシャフトに、該スクリューシャフトを回
    転させる駆動機構を連結させたことを特徴とする請求項
    1に記載のシートスライド装置。
JP6776993U 1993-12-20 1993-12-20 シートスライド装置 Expired - Lifetime JP2568891Y2 (ja)

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JP2568891Y2 JP2568891Y2 (ja) 1998-04-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012140116A (ja) * 2010-12-14 2012-07-26 Delta Kogyo Co Ltd シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012140116A (ja) * 2010-12-14 2012-07-26 Delta Kogyo Co Ltd シートスライド装置

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