JPH0734980A - 液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び燃料供給装置 - Google Patents
液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び燃料供給装置Info
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- JPH0734980A JPH0734980A JP20210593A JP20210593A JPH0734980A JP H0734980 A JPH0734980 A JP H0734980A JP 20210593 A JP20210593 A JP 20210593A JP 20210593 A JP20210593 A JP 20210593A JP H0734980 A JPH0734980 A JP H0734980A
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- fuel
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- fuel gas
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液化燃料ガスと潤滑油との比重差にもかかわ
らず、燃料ボンベ12から二サイクル液化燃料ガスエンジ
ン10へ液化燃料ガス及び潤滑油を適切に供給できるよう
にする。 【構成】 燃料ボンベ12は、液化燃料ガスと潤滑油との
混合から成る混合液32をボンベ本体34内に貯留する。燃
料ボンベ12は、ボンベ本体34内を延びる導出管40の取入
口42がボンベ本体34内の下端近傍に位置するように、収
納ケース14にセットされ、最深部の混合液32が、取入口
42から取入れられて、吐出部16へ導出される。
らず、燃料ボンベ12から二サイクル液化燃料ガスエンジ
ン10へ液化燃料ガス及び潤滑油を適切に供給できるよう
にする。 【構成】 燃料ボンベ12は、液化燃料ガスと潤滑油との
混合から成る混合液32をボンベ本体34内に貯留する。燃
料ボンベ12は、ボンベ本体34内を延びる導出管40の取入
口42がボンベ本体34内の下端近傍に位置するように、収
納ケース14にセットされ、最深部の混合液32が、取入口
42から取入れられて、吐出部16へ導出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、背負動力噴霧機等に
装備される液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び装
置に関するものである。
装備される液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】背負動力噴霧機等に装備される液化燃料
ガスエンジンでは、潤滑油を適当な率で含んだ液化燃料
ガスが、燃料ボンベに貯留されて、液化燃料ガスエンジ
ンの燃焼室へ供給されるようになっている。
ガスエンジンでは、潤滑油を適当な率で含んだ液化燃料
ガスが、燃料ボンベに貯留されて、液化燃料ガスエンジ
ンの燃焼室へ供給されるようになっている。
【0003】特開昭58−126456号公報は、横置
状態の燃料ボンベから液化燃料ガスと潤滑油との混合液
を燃料ボンベの前端側の受け口へ導出して、そこで気化
させ、受け口の上部のガス空間のガスをレギュレータへ
送っている。特開昭58−126456号公報の燃料供
給装置では、その第1図に示されるように、横置状態の
燃料ボンベのほぼ中心線の高さから燃料ボンベ内の混合
液を取出している。
状態の燃料ボンベから液化燃料ガスと潤滑油との混合液
を燃料ボンベの前端側の受け口へ導出して、そこで気化
させ、受け口の上部のガス空間のガスをレギュレータへ
送っている。特開昭58−126456号公報の燃料供
給装置では、その第1図に示されるように、横置状態の
燃料ボンベのほぼ中心線の高さから燃料ボンベ内の混合
液を取出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】燃料ボンベの比重は約
0.5に対し、潤滑油の比重は0.9〜1.0と大きい
ため、潤滑油は混合液の深い方に溜まる傾向がある。特
開昭58−126456号公報の燃料供給装置では、燃
料ボンベ内の混合液の残量が少なくなると、燃料ボンベ
内の混合液の液取入口が、燃料ボンベの液面より上のガ
ス層に露出してしまって、ガスを導出することになり、
このガス層は潤滑油分が少ないために、液化燃料ガスエ
ンジンへ潤滑油を適切に供給できない支障がある。
0.5に対し、潤滑油の比重は0.9〜1.0と大きい
ため、潤滑油は混合液の深い方に溜まる傾向がある。特
開昭58−126456号公報の燃料供給装置では、燃
料ボンベ内の混合液の残量が少なくなると、燃料ボンベ
内の混合液の液取入口が、燃料ボンベの液面より上のガ
ス層に露出してしまって、ガスを導出することになり、
このガス層は潤滑油分が少ないために、液化燃料ガスエ
ンジンへ潤滑油を適切に供給できない支障がある。
【0005】請求項1,3の発明の目的は、液化燃料ガ
スと潤滑油との比重差にもかかわらず、燃料ボンベから
液化燃料ガスエンジンへ液化燃料ガス及び潤滑油を適切
に供給できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び
装置を提供することである。請求項2,4の発明の目的
は、燃料ボンベ内の液化燃料ガスと潤滑油との混合状態
を改善できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び
装置を提供することである。請求項5の発明の目的は、
周方向位置を最適化して燃料ボンベを横置きすることが
できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給装置を提供する
ことである。
スと潤滑油との比重差にもかかわらず、燃料ボンベから
液化燃料ガスエンジンへ液化燃料ガス及び潤滑油を適切
に供給できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び
装置を提供することである。請求項2,4の発明の目的
は、燃料ボンベ内の液化燃料ガスと潤滑油との混合状態
を改善できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び
装置を提供することである。請求項5の発明の目的は、
周方向位置を最適化して燃料ボンベを横置きすることが
できる液化燃料ガスエンジンの燃料供給装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の液化
燃料ガスエンジン(10)の燃料供給方法では、液化燃料ガ
スと潤滑油とを含む混合液(32)を貯留する燃料ボンベ(1
2)を横置きにし、横置状態の前記燃料ボンベ(12)内の下
端近傍から導出した混合液(32)を液化燃料ガスエンジン
(10)へ供給する。
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の液化
燃料ガスエンジン(10)の燃料供給方法では、液化燃料ガ
スと潤滑油とを含む混合液(32)を貯留する燃料ボンベ(1
2)を横置きにし、横置状態の前記燃料ボンベ(12)内の下
端近傍から導出した混合液(32)を液化燃料ガスエンジン
(10)へ供給する。
【0007】請求項2の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給方法では、液化燃料ガスエンジン(10)からの振動
を燃料ボンベ(12)に付与する。
料供給方法では、液化燃料ガスエンジン(10)からの振動
を燃料ボンベ(12)に付与する。
【0008】請求項3の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置は次の(a)〜(c)の構成要素を有してい
る。 (a)液化燃料ガスと潤滑油とを含む混合液(32)を貯留
し横置きされる燃料ボンベ(12) (b)横置状態の燃料ボンベ(12)内の下端近傍から混合
液(32)を燃料ボンベ(12)の外部へ導出する導出管(40) (c)導出管(40)から導出された混合液(32)を液化燃料
ガスエンジン(10)へ導く燃料配管(18)
料供給装置は次の(a)〜(c)の構成要素を有してい
る。 (a)液化燃料ガスと潤滑油とを含む混合液(32)を貯留
し横置きされる燃料ボンベ(12) (b)横置状態の燃料ボンベ(12)内の下端近傍から混合
液(32)を燃料ボンベ(12)の外部へ導出する導出管(40) (c)導出管(40)から導出された混合液(32)を液化燃料
ガスエンジン(10)へ導く燃料配管(18)
【0009】請求項4の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置では、燃料ボンベ(12)は、液化燃料ガスエン
ジン(10)からの振動を受ける場所に横置きされる。
料供給装置では、燃料ボンベ(12)は、液化燃料ガスエン
ジン(10)からの振動を受ける場所に横置きされる。
【0010】請求項5の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置では、目印(50)が、燃料ボンベ(12)内におけ
る導出管(40)の液取入口(24)の周方向位置に対応する周
方向位置を燃料ボンベ(12)外から示すように、設けられ
ている。
料供給装置では、目印(50)が、燃料ボンベ(12)内におけ
る導出管(40)の液取入口(24)の周方向位置に対応する周
方向位置を燃料ボンベ(12)外から示すように、設けられ
ている。
【0011】
【作用】請求項1の液化燃料ガスエンジン(10)の燃料供
給方法では、燃料ボンベ(12)内の下端近傍から混合液(3
2)が燃料ボンベ(12)外へ導出される。燃料ボンベ(12)内
の下端近傍には、燃料ボンベ(12)がほぼ空になる直前ま
で、混合液(32)が存在しているので、混合液(32)の残量
の減少にもかかわらず、液状態の液化燃料ガス及び潤滑
油が燃料ボンベ(12)から導出される。
給方法では、燃料ボンベ(12)内の下端近傍から混合液(3
2)が燃料ボンベ(12)外へ導出される。燃料ボンベ(12)内
の下端近傍には、燃料ボンベ(12)がほぼ空になる直前ま
で、混合液(32)が存在しているので、混合液(32)の残量
の減少にもかかわらず、液状態の液化燃料ガス及び潤滑
油が燃料ボンベ(12)から導出される。
【0012】請求項2の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給方法では、液化燃料ガスエンジン(10)の振動が燃
料ボンベ(12)へ伝達し、燃料ボンベ(12)内の混合液(32)
は、その伝達振動により撹拌される。
料供給方法では、液化燃料ガスエンジン(10)の振動が燃
料ボンベ(12)へ伝達し、燃料ボンベ(12)内の混合液(32)
は、その伝達振動により撹拌される。
【0013】請求項3の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置では、横置状態の燃料ボンベ(12)内の下端近
傍から混合液(32)が導出管(40)を介して燃料ボンベ(12)
外へ導出され、燃料配管(18)を経て液化燃料ガスエンジ
ン(10)へ導かれる。燃料ボンベ(12)内の下端近傍には、
燃料ボンベ(12)がほぼ空になる直前まで、混合液(32)が
存在しているので、混合液(32)の残量の減少にもかかわ
らず、液状態の液化燃料ガス及び潤滑油が導出管(40)を
介して燃料ボンベ(12)から導出される。
料供給装置では、横置状態の燃料ボンベ(12)内の下端近
傍から混合液(32)が導出管(40)を介して燃料ボンベ(12)
外へ導出され、燃料配管(18)を経て液化燃料ガスエンジ
ン(10)へ導かれる。燃料ボンベ(12)内の下端近傍には、
燃料ボンベ(12)がほぼ空になる直前まで、混合液(32)が
存在しているので、混合液(32)の残量の減少にもかかわ
らず、液状態の液化燃料ガス及び潤滑油が導出管(40)を
介して燃料ボンベ(12)から導出される。
【0014】請求項4の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置では、液化燃料ガスエンジン(10)の振動が燃
料ボンベ(12)へ伝達し、燃料ボンベ(12)内の混合液(32)
は、その伝達振動により撹拌される。
料供給装置では、液化燃料ガスエンジン(10)の振動が燃
料ボンベ(12)へ伝達し、燃料ボンベ(12)内の混合液(32)
は、その伝達振動により撹拌される。
【0015】請求項5の液化燃料ガスエンジン(10)の燃
料供給装置では、目印(50)が所定位置になるように、燃
料ボンベ(12)が横置きされる。目印(50)は、燃料ボンベ
(12)内の導出管(40)の液取入口(24)の周方向位置と対応
関係があるので、目印(50)が所定位置に設定された結
果、燃料ボンベ(12)内の導出管(40)の液取入口(24)は燃
料ボンベ(12)内の下端近傍の位置となる。
料供給装置では、目印(50)が所定位置になるように、燃
料ボンベ(12)が横置きされる。目印(50)は、燃料ボンベ
(12)内の導出管(40)の液取入口(24)の周方向位置と対応
関係があるので、目印(50)が所定位置に設定された結
果、燃料ボンベ(12)内の導出管(40)の液取入口(24)は燃
料ボンベ(12)内の下端近傍の位置となる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図2は二サイクル液化燃料ガスエンジン10の燃料
供給装置の構成図である。燃料ボンベ12は収納ケース14
内に収納され、収納ケース14内の吐出部16は燃料ボンベ
12から混合液32(図1)を導入されるようになってい
る。吐出部16は燃料配管18を介して混合器20へ連通して
いて、開閉コック22は、燃料配管18の吐出部16の近傍に
設けられて、手動操作により燃料配管18を開閉する。ベ
ーパライザ24は、燃料配管18が二サイクル液化燃料ガス
エンジン10のシリンダ側部の範囲において屈曲して延び
る部分から構成され、二サイクル液化燃料ガスエンジン
10からの放熱を受ける。混合液32の気化により生じたガ
スは、一次レギュレータ26及び二次レギュレータ28を経
て、圧力を調整されてから、吸気通路29へ導入され、エ
アクリーナ30からの吸入空気と共に二サイクル液化燃料
ガスエンジン10のクランクケース内を経て、二サイクル
液化燃料ガスエンジン10の燃焼室へ供給される。
する。図2は二サイクル液化燃料ガスエンジン10の燃料
供給装置の構成図である。燃料ボンベ12は収納ケース14
内に収納され、収納ケース14内の吐出部16は燃料ボンベ
12から混合液32(図1)を導入されるようになってい
る。吐出部16は燃料配管18を介して混合器20へ連通して
いて、開閉コック22は、燃料配管18の吐出部16の近傍に
設けられて、手動操作により燃料配管18を開閉する。ベ
ーパライザ24は、燃料配管18が二サイクル液化燃料ガス
エンジン10のシリンダ側部の範囲において屈曲して延び
る部分から構成され、二サイクル液化燃料ガスエンジン
10からの放熱を受ける。混合液32の気化により生じたガ
スは、一次レギュレータ26及び二次レギュレータ28を経
て、圧力を調整されてから、吸気通路29へ導入され、エ
アクリーナ30からの吸入空気と共に二サイクル液化燃料
ガスエンジン10のクランクケース内を経て、二サイクル
液化燃料ガスエンジン10の燃焼室へ供給される。
【0017】図1は収納ケース14及びそれに収納されて
いる燃料ボンベ12の垂直断面図である。燃料ボンベ12
は、液化燃料ガスに適当な割合で潤滑油を含ませたもの
から成る混合液32をボンベ本体34内に貯留し、横置状態
で収納ケース14内に収納、セットされている。ヘッド36
は、ボンベ本体34の一方の端面側に設けられ、内部に開
閉弁(図示せず)を備えている。吐出管38は、ヘッド36
内へ押込み自在にボンベ本体34から突出し、吐出管38の
押込み位置ではヘッド36内の開閉弁が開となる。導出管
40は、一端側においてヘッド36へ連通し、ボンベ本体34
内を延び、直角に放射方向外側へ屈曲して、横置状態の
燃料ボンベ12のボンベ本体34の下端近傍に取入口42を位
置させている。圧縮コイルばね44はヘッド36とは反対側
のボンベ本体34の端面を吐出部16の方へ押圧する。ブラ
ケット46は、側面視L形であり、ヘッド36に対峙する吐
出部16の側面に固定され、下端部の張出し部48をボンベ
本体34の方へ張出させている。係止溝50は、ボンベ本体
34の周方向に関して取入口42と同一位置となるように、
ボンベ本体34のヘッド36側の端壁の外面に形成され、収
納ケース14への燃料ボンベ12のセット時には、張出し部
48の先端を嵌入される。
いる燃料ボンベ12の垂直断面図である。燃料ボンベ12
は、液化燃料ガスに適当な割合で潤滑油を含ませたもの
から成る混合液32をボンベ本体34内に貯留し、横置状態
で収納ケース14内に収納、セットされている。ヘッド36
は、ボンベ本体34の一方の端面側に設けられ、内部に開
閉弁(図示せず)を備えている。吐出管38は、ヘッド36
内へ押込み自在にボンベ本体34から突出し、吐出管38の
押込み位置ではヘッド36内の開閉弁が開となる。導出管
40は、一端側においてヘッド36へ連通し、ボンベ本体34
内を延び、直角に放射方向外側へ屈曲して、横置状態の
燃料ボンベ12のボンベ本体34の下端近傍に取入口42を位
置させている。圧縮コイルばね44はヘッド36とは反対側
のボンベ本体34の端面を吐出部16の方へ押圧する。ブラ
ケット46は、側面視L形であり、ヘッド36に対峙する吐
出部16の側面に固定され、下端部の張出し部48をボンベ
本体34の方へ張出させている。係止溝50は、ボンベ本体
34の周方向に関して取入口42と同一位置となるように、
ボンベ本体34のヘッド36側の端壁の外面に形成され、収
納ケース14への燃料ボンベ12のセット時には、張出し部
48の先端を嵌入される。
【0018】実施例の作用について説明する。燃料ボン
ベ12は、係止溝50が張出し部48の先端を嵌入されるよう
に、周方向位置を設定されて、横置状態で収納ケース14
にセットされる。この結果、取入口42は、横置状態の燃
料ボンベ12のボンベ本体34内で下端近傍に位置する。ま
た、吐出管38は、燃料ボンベ12のセットに伴う圧縮コイ
ルばね44の押圧力により先端を吐出部16の壁部に当接さ
せて、ヘッド36内へ押込まれ、これにより、ヘッド36内
の開閉弁が開き、取入口42は吐出部16へ連通状態にな
る。
ベ12は、係止溝50が張出し部48の先端を嵌入されるよう
に、周方向位置を設定されて、横置状態で収納ケース14
にセットされる。この結果、取入口42は、横置状態の燃
料ボンベ12のボンベ本体34内で下端近傍に位置する。ま
た、吐出管38は、燃料ボンベ12のセットに伴う圧縮コイ
ルばね44の押圧力により先端を吐出部16の壁部に当接さ
せて、ヘッド36内へ押込まれ、これにより、ヘッド36内
の開閉弁が開き、取入口42は吐出部16へ連通状態にな
る。
【0019】燃料ボンベ12は、収納ケース14へのセット
前では、ヘッド36側を上にした縦置きで保管されてお
り、比重差のために、混合液32内の液化燃料ガス及び潤
滑油が分離状態になっている。しかし、収納ケース14へ
燃料ボンベ12がセットされて、二サイクル液化燃料ガス
エンジン10が運転されるのに伴い、二サイクル液化燃料
ガスエンジン10からの振動が収納ケース14へ伝達し、燃
料ボンベ12を適当に振動させ、これにより、ボンベ本体
34内の混合液32は撹拌され、燃料ボンベ12のセット初期
時から十分に撹拌されて燃料ボンベ12の最深層にある混
合液32が、取入口42から取入れられて、導出管40、ヘッ
ド36及び吐出管38を経て吐出部16へ導出される。吐出部
16へ導出された混合液32は、燃料配管18を経て、混合器
20の吸気通路29へ供給される。
前では、ヘッド36側を上にした縦置きで保管されてお
り、比重差のために、混合液32内の液化燃料ガス及び潤
滑油が分離状態になっている。しかし、収納ケース14へ
燃料ボンベ12がセットされて、二サイクル液化燃料ガス
エンジン10が運転されるのに伴い、二サイクル液化燃料
ガスエンジン10からの振動が収納ケース14へ伝達し、燃
料ボンベ12を適当に振動させ、これにより、ボンベ本体
34内の混合液32は撹拌され、燃料ボンベ12のセット初期
時から十分に撹拌されて燃料ボンベ12の最深層にある混
合液32が、取入口42から取入れられて、導出管40、ヘッ
ド36及び吐出管38を経て吐出部16へ導出される。吐出部
16へ導出された混合液32は、燃料配管18を経て、混合器
20の吸気通路29へ供給される。
【0020】
【発明の効果】請求項1,3の発明では、横置状態の燃
料ボンベの下端近傍から混合液を導出するようになって
いるので、混合液の残量の減少にもかかわらず、燃料ボ
ンベが空になる間際まで、燃料ボンベ内の液化燃料ガス
及び潤滑油を液状態で導出でき、潤滑油分を適切に含ん
だ燃料を液化燃料ガスエンジンへ適切に供給することが
できる。
料ボンベの下端近傍から混合液を導出するようになって
いるので、混合液の残量の減少にもかかわらず、燃料ボ
ンベが空になる間際まで、燃料ボンベ内の液化燃料ガス
及び潤滑油を液状態で導出でき、潤滑油分を適切に含ん
だ燃料を液化燃料ガスエンジンへ適切に供給することが
できる。
【0021】請求項2,4の発明では、液化燃料ガスエ
ンジンの振動が燃料ボンベへ伝達されて、燃料ボンベ内
の混合液を撹拌するようになっているので、液化燃料ガ
スエンジンへ供給する液化燃料ガス及び潤滑油の混合比
率を適切に維持できる。
ンジンの振動が燃料ボンベへ伝達されて、燃料ボンベ内
の混合液を撹拌するようになっているので、液化燃料ガ
スエンジンへ供給する液化燃料ガス及び潤滑油の混合比
率を適切に維持できる。
【0022】請求項5の発明では、燃料ボンベの外部に
目印が存在し、その目印を目安に燃料ボンベの周方向位
置を決めれば、燃料ボンベ内の導出管の液取入口が燃料
ボンベ内の下端近傍に位置付けられるようになっている
ので、燃料ボンベを適切な周方向位置で横置きすること
ができる。
目印が存在し、その目印を目安に燃料ボンベの周方向位
置を決めれば、燃料ボンベ内の導出管の液取入口が燃料
ボンベ内の下端近傍に位置付けられるようになっている
ので、燃料ボンベを適切な周方向位置で横置きすること
ができる。
【図1】収納ケース及びそれに収納されている燃料ボン
ベの垂直断面図である。
ベの垂直断面図である。
【図2】二サイクル液化燃料ガスエンジンの燃料供給装
置の構成図である。
置の構成図である。
10 二サイクル液化燃料ガスエンジン(液化燃料ガ
スエンジン) 12 燃料ボンベ 18 燃料配管 32 混合液 40 導出管 42 取入口(液取入口) 50 係止溝(目印)
スエンジン) 12 燃料ボンベ 18 燃料配管 32 混合液 40 導出管 42 取入口(液取入口) 50 係止溝(目印)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯用作業機等に装
備される液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び装置
に関するものである。
備される液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び装置
に関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】携帯用作業機等に装備される液化燃料ガ
スエンジンでは、潤滑油を適当な率で含んだ液化燃料ガ
スが、燃料ボンベに貯留されて、液化燃料ガスエンジン
の燃焼室へ供給されるようになっている。
スエンジンでは、潤滑油を適当な率で含んだ液化燃料ガ
スが、燃料ボンベに貯留されて、液化燃料ガスエンジン
の燃焼室へ供給されるようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (5)
- 【請求項1】 液化燃料ガスと潤滑油とを含む混合液(3
2)を貯留する燃料ボンベ(12)を横置きにし、横置状態の
前記燃料ボンベ(12)内の下端近傍から導出した混合液(3
2)を液化燃料ガスエンジン(10)へ供給することを特徴と
する液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法。 - 【請求項2】 前記液化燃料ガスエンジン(10)からの振
動を前記燃料ボンベ(12)に付与することを特徴とする請
求項1記載の液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法。 - 【請求項3】 (a)液化燃料ガスと潤滑油とを含む混
合液(32)を貯留し横置きされる燃料ボンベ(12)、(b)
横置状態の前記燃料ボンベ(12)内の下端近傍から混合液
(32)を前記燃料ボンベ(12)の外部へ導出する導出管(4
0)、及び(c)前記導出管(40)から導出された混合液(3
2)を液化燃料ガスエンジン(10)へ導く燃料配管(18)を有
していることを特徴とする液化燃料ガスエンジンの燃料
供給装置。 - 【請求項4】 前記燃料ボンベ(12)は、前記液化燃料ガ
スエンジン(10)からの振動を受ける場所に横置きされる
ことを特徴とする請求項3記載の液化燃料ガスエンジン
の燃料供給装置。 - 【請求項5】 目印(50)が、前記燃料ボンベ(12)内にお
ける前記導出管(40)の液取入口(24)の周方向位置に対応
する周方向位置を前記燃料ボンベ(12)外から示すよう
に、設けられていることを特徴とする請求項4又は5記
載の液化燃料ガスエンジンの燃料供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5202105A JP2709891B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び燃料供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5202105A JP2709891B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び燃料供給装置 |
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---|---|
JPH0734980A true JPH0734980A (ja) | 1995-02-03 |
JP2709891B2 JP2709891B2 (ja) | 1998-02-04 |
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ID=16452051
Family Applications (1)
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JP5202105A Expired - Lifetime JP2709891B2 (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 液化燃料ガスエンジンの燃料供給方法及び燃料供給装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 1993-07-23 JP JP5202105A patent/JP2709891B2/ja not_active Expired - Lifetime
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US8136843B2 (en) | 2007-11-21 | 2012-03-20 | Honda Motor Co., Ltd. | Gas-engine-mounted working machine |
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JP2709891B2 (ja) | 1998-02-04 |
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