JP2505486B2 - 燃料タンク装置 - Google Patents

燃料タンク装置

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JP2505486B2
JP2505486B2 JP21847587A JP21847587A JP2505486B2 JP 2505486 B2 JP2505486 B2 JP 2505486B2 JP 21847587 A JP21847587 A JP 21847587A JP 21847587 A JP21847587 A JP 21847587A JP 2505486 B2 JP2505486 B2 JP 2505486B2
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fuel tank
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寿男 広田
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、燃料タンク装置の改良に関する。
(従来の技術) 自動車等に備えられる燃料タンク装置としては、従来
例えば第2図に示すようなものがある。
これについて説明すると、タンク21に貯溜された燃料
はポンプ22から吸い上げられ、フィードチューブ23を通
ってインジェクタ24からエンジンの吸気管25に供給さ
れ、余剰燃料はレギュレータ26からリターンチューブ27
を通ってタンク21に戻される。ポンプ22の下端に開口す
る送油口22Aを取り囲むプレート28が設けられ、燃料液
面の揺れを抑制してポンプ22の吸込みを安定させるよう
になっている。
タンク21はチャージチューブ30を介して活性炭を内蔵
するキャニスタ29に連通し、エンジン停止時等に発生す
る燃料の蒸発ガスを活性炭に吸着させ、エンジン運転中
に活性炭に吸着された蒸発ガス成分を離脱させてパージ
チューブ31を介して吸気管25に送り込み、エンジンの燃
焼室で燃焼させて外気への放散を防止するようになって
いる(例えば、実開昭58−104728号公報、実開昭61−16
54号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、例えばメタノールとガソリンのように異な
る種類の燃料を混合しても運転可能なフレキシブルフュ
ーエル車(FFV)があり、燃料の性状を検出するセン
サ、またはエンジン排気ガスの酸素濃度を検出するO2
ンサを備え、燃料の性状に応じて目標空燃比や点火時期
を調節するようになっていた。
しかしながら、このようなフレキシブルフューエル車
は、タンクに燃料の残存量が少ないときに異種燃料が給
油された場合、エンジン運転時に燃焼室に供給される燃
料の性状が急激に変化するため、センサの応答性に限界
があり、燃料補給直後に上記目標空燃比や点火時期を的
確に制御できず、失火やノッキング等を起こすという問
題点があった。
本発明は、こうした従来の問題点を解決することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明では、燃料タンク装置
において、燃料が給油される給油口を有する主燃料タン
クと、燃料が吸引される給油口を有する副燃料タンクと
を設け、主燃料タンクの燃料を副燃料タンクに流入させ
るワンウェイバルブを設ける一方、副燃料タンクゥの蒸
発ガスを逃がす第一のチェック弁と、主燃料タンクの蒸
発ガスを逃がす第二のチェック弁を設け、第二のチェッ
ク弁の開圧弁を第一のチェック弁より所定値だけ高く設
定した。
(作用) 上記構成に基づき、第二のチェック弁の開弁圧を第一
のチェック弁より所定値だけ高く設定したことにより、
副燃料タンクの内圧は主燃料タンクより低く保たれ、主
燃料タンクの燃料残存量が少なくなっても、副燃料タン
クの燃料レベルを高く保つことができる。
主燃料タンクに異種燃料が給油されるとき、副燃料タ
ンクの燃料レベルが高く、しかも送油口から燃料がポン
プに吸入されるのに伴ってワンウェイバルブを介して主
燃料タンクから異種燃料が徐々に混合するため、エンジ
ン燃焼室に送られる燃料性状は緩やかに変化し、燃料性
状の変化に対応して目標空燃比や点火時期を的確に制御
することが可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図はフレキシブルフューエル車に搭載される燃
料タンク装置の概略を示している。
主燃料タンク1の内部には容量の小さい副燃料タンク
2を設ける。
主燃料タンク1には給油口1Aを形成し、この給油口1A
に脱着自在な密閉蓋11を取付け、この密閉蓋11には外部
からの空気を主燃料タンク1に流入させるチェック弁
(図示せず)を設ける。
副燃料タンク1の底部はワンウェイバルブ12を設け、
このワンウェイバルブ12は主燃料タンク1から副燃料タ
ンク2への燃料の流入を許容し、逆方向への流れを阻止
する。
副燃料タンク2の内部に電動ポンプ3を設け、ポンプ
3の送油口(吸入口)3Aから吸い上げられた燃料はフィ
ードチューブ4を通ってインジェクタ5からエンジンの
吸気管6に噴射供給され、余剰燃料はレギュレータ7か
らリターンチューブ8を通って副燃料タンク2に戻され
るようにする。電動ポンプ3にはハーネス9を介して駆
動電流が送られる。
キャニスタ13は燃料の蒸発ガス成分を吸着する活性炭
を内蔵し、チャージチューブ14を介して後述するように
副燃料タンク2と主燃料タンク1と連通し、燃料の蒸発
ガスを活性炭に吸着させ、エンジン運転中に活性炭に吸
着された蒸発ガス成分を離脱させてパージチューブ18を
介して吸気管6に送り込み、エンジンの燃焼室で燃焼さ
せて外気への放散を防止するようになっている。
チャージチューブ14の途中には第一のチェック弁15を
介装する。この第一のチェック弁15は所定の開弁圧P1
開いて、副燃料タンク2の蒸発ガスをキャニスタ13に逃
がす。
チャージチューブ14の第一のチェック弁15より上流側
から分岐したチューブ14Bを第二のチェック弁16を介し
て主燃料タンク1に連通させる。この第二のチェック弁
16は主燃料タンク1の蒸発ガスをチャージチューブ14に
流入させ、その開弁圧P2は第一のチェック弁15と開弁圧
P1より所定値だけ大きく設定する。
チャージチューブ14の入口14Aを開閉するフロート17
を設け、このフロート17は燃料のレベルが所定値を越え
ると入口14Aを閉塞して、副燃料タンク2のガスの流出
を止めるため、副燃料タンク2の燃料レベルはある一定
値以下に規制される。
このように構成してあり、次に作用について説明す
る。
第二のチェック弁16は副燃料タンク2の圧力よりも主
燃料タンク1の圧力がP2だけ上昇しないと開弁しないた
め、主燃料タンク1と副燃料タンク2の間には最大P2
圧力差が生じる。このため副燃料タンク2の底部に設け
たワンウェイバルブ12を押し開いて主燃料タンク1から
副燃料タンク2へと燃料が圧力差によって送り込まれ
る。そして、副燃料タンク2の燃料レベルはフロート17
が入口14Aを閉塞するまで上昇し、主燃料タンク1より
常に高く保たれる。
フレキシブルフューエル車は、例えばメタノールとガ
ソリンのように異なる種類の燃料により運転が行われ
る。
図のように主燃料タンク1にガソリンの残存量が少な
い状態で、給油口1Aから異種燃料としてメタノールが給
油された場合、主燃料タンク1ではガソリンとメタノー
ルが混合するが、副燃料タンク2には所定レベルのガソ
リンが貯溜されており、ポンプ3が給油口3Aから燃料を
吸引するのに伴ってワンウェイバルブ12を介して主燃料
タンク1から混合燃料が徐々に流入してくるため、副燃
料タンク2内ではガソリンとメタノールの混合が急激に
は行われず、徐々にメタノールの混合率が増加する。こ
のように、異種燃料が給油された場合も、副燃料タンク
2の燃料混合率は緩やかに変化するため、燃料性状を検
出する燃料センサまたはエンジン排気ガス中の酸素濃度
を検出するO2センサの応答性をそれほど要求しなくて
も、実際にエンジンの燃焼室に送られる燃料の性状に応
じてエンジンの空燃比、点火時期制御を的確に行うこと
ができる。
燃料のポンプ3を取付けた副燃料タンク2では、残存
燃料の少ないときでも、燃料レベルを一定に保っている
ので、燃料液面が動揺しているときでも、燃料の吸込み
が安定して行われる。また、このように燃料レベルが高
いため、高温時などポンプ3のベーパロックの発生を防
ぐことができる。
(発明の効果) 以上の通り本発明によれば、燃料が給油される給油口
を有する主燃料タンクと、燃料が吸引される送油口を有
する副燃料タンクとを設け、主燃料タンクの燃料を副燃
料タンクに流入させるワンウェイバルブを設ける一方、
副燃料タンクの蒸発ガスを逃がす第一のチェック弁と、
主燃料タンクの蒸発ガスを逃がす第二のチェック弁を設
け、第二のチェック弁の開弁圧を第一のチェック弁より
所定値だけ高く設定したため、主燃料タンクの燃料レベ
ルがあり程度低下しても副燃料タンクに一定レベルの燃
料が貯留され、フレキシブルフューエル車において異種
燃料が主燃料タンクより補給された場合に、エンジンへ
供給される燃料の性状を徐々に変化させ、補給直後のエ
ンジン制御の混乱を未然に防止することが可能となる。
また副燃料タンクのレベルを高く保つことにより、燃料
ポンプの吸込みを安定させるとともに、燃料の吸い残し
量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は従来
例を示す構成図である。 1……主燃料タンク、1A……給油口、2……副燃料タン
ク、3……燃料ポンプ、3A……送油口、4……フィード
チューブ、12……ワンウェイバルブ、14……チャージチ
ューブ、14A……入口、15……第一のチェック弁、16…
…第二のチェック弁、17……フロート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料が給油される給油口を有する主燃料タ
    ンクと、燃料が吸引される送油口を有する副燃料タンク
    とを設け、主燃料タンクの燃料を副燃料タンクに流入さ
    せるワンウェイバルブを設ける一方、副燃料タンクの蒸
    発ガスを逃がす第一のチェック弁と、主燃料タンクの蒸
    発ガスを逃がす第二のチェック弁を設け、第二のチェッ
    ク弁の開弁圧を第一のチェック弁より所定値だけ高く設
    定したことを特徴とする燃料タンク装置。
JP21847587A 1987-09-01 1987-09-01 燃料タンク装置 Expired - Lifetime JP2505486B2 (ja)

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JPS6460424A JPS6460424A (en) 1989-03-07
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JP2577815B2 (ja) * 1990-07-16 1997-02-05 池貝ゴス株式会社 多色刷輪転印刷機
US5596971A (en) * 1994-10-21 1997-01-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel storing device for motor vehicle

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