JP2577815B2 - 多色刷輪転印刷機 - Google Patents

多色刷輪転印刷機

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JP2577815B2
JP2577815B2 JP2187728A JP18772890A JP2577815B2 JP 2577815 B2 JP2577815 B2 JP 2577815B2 JP 2187728 A JP2187728 A JP 2187728A JP 18772890 A JP18772890 A JP 18772890A JP 2577815 B2 JP2577815 B2 JP 2577815B2
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典樹 林
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ROTSUKUERU GURAFUITSUKU SHISUTEMUZU JAPAN KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、多色刷輪転印刷機、さらに詳しくは多色
印刷時に発生する色ずれによって紙面品質が低下するの
を効果的に防止することのできる輪転印刷機に関するも
のである。
従来の技術 従来の多色刷輪転印刷機は、例えば第6図に示すよう
に構成されており、1段目(最下段)の印刷ユニット11
でシアン〔C〕を、2段目の印刷ユニット12でマゼンタ
〔M〕を、3段目の印刷ユニット13でイエロー〔Y〕
を、4段目の印刷ユニット14でブラック〔B〕を、それ
ぞれ刷り重ねるようになっている。各段の印刷ユニット
11,12,13,14ともブランケット胴15C,15M,15Y,15Bが相対
向して配置され、両面の多色印刷が可能となっている。
また、前記構成例では1段目と2段目の印刷ユニット1
1,12のブランケット胴15C,15M間、および3段目と4段
目の印刷ユニット13,14のブランケット胴15Y,15B間の距
離が短く、2段目と3段目の印刷ユニット12,13のブラ
ンケット胴15M,15Y間の距離が長くなっている。
発明が解決しようとする課題 ところで、前記した輪転印刷機で、例えば新聞紙用の
走行紙P(ザラ紙などからなっている)に多色印刷を行
なうと、所定速度で走行して最下段の印刷ユニット11か
ら入る走行紙が、該ユニットに設けた図示しない湿し水
供給部からの湿し水の付着によりこれを吸収し、第7図
に示すように幅方向に(扇状に)伸びる。そのため、最
下段の印刷ユニット11から最上段の印刷ユニット14まで
通過する間に走行紙Pに印刷される画像の大きさが、前
の印刷ユニットでの画像の大きさが後の印刷ユニットの
画像よりも大きくなって幅方向の見当が合致しなくな
り、色ずれ(ファンアウトという)を起こすという問題
点があつた。特にオフセット輪転印刷機では印刷中に湿
し水を使用するため、それを吸収して走行紙Pの繊維が
ゆるみ、ファンアウト量が多くなる傾向があった。
そこで、このファンアウトを測定するため、標準の4
色印刷では第7図に示すように各刷版の特定される同一
の場所に見当合わせ用レジスターマーク(通称、+字マ
ーク)16を設け、各段の色印刷におけるレジスターマー
ク16の偏位によりファンアウト量を測定するようにして
いる。第7図では幅1,397mmの走行紙Pが最下段の印刷
ユニット11から最上段の印刷ユニット14まで通過する距
離3,658mmの間で例えば新聞紙での許容範囲である0.2mm
をはるかに越える0.53mmにもファンアウト量が達してい
た。
前記のようなファンアウト量は走行紙Pの走行速度
(印刷速度)や使用する色の数にも左右される。第8図
はそれを示したもので、これからわかるようにファンア
ウトは印刷速度が遅ければ大きく、速度の増加とともに
少なくなる一方、両面とも4色刷の場合の方が片面が1
色刷で、もう片面が4色刷の場合よりも大きい。
そこで、この発明は前記のような従来の問題点を解決
し、ファンアウトが起きるのを防止でき、多色印刷にお
ける画像品質の安定化を図ることのできる多色刷輪転印
刷機を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この発明は、前記のよう
な多色刷輪転印刷機において、最下段の印刷ユニットに
入る前の走行紙の両面に水を噴霧する噴霧部材を設け、
この噴霧部材から噴霧する水量を印刷速度に応じて調整
可能な調整部材を設けたことを特徴とする。
作用 前記構成によって走行紙は、最下段の印刷ユニットに
入る前に噴霧部材からその両面に水の噴霧を受け、この
水の付着によって幅方向に伸び、この伸びた状態で最下
段の印刷ユニットに入る。このように走行紙は最下段の
印刷ユニットに入った時点で既に幅方向に伸びきってい
るため、該ユニットの湿し水の供給を受けてもさほど伸
びず、多色印刷での許容ファンアウト量に留まる。
実施例 この実施例にあっては相当の部分が第6図示のものと
同様に構成されているので、その部分については同じ符
号を付して説明を省略することとし、主として相違する
構成となっている部分について以下に説明する。
第1図において1は噴霧部材で、最下段の印刷ユニッ
ト11に入る前の走行紙Pの両面に水を噴霧可能に該走行
紙の両面側に設置されている。噴霧部材1は第2,3図に
詳示するように走行紙Pの走行方向の直交する向きに水
平配置された水供給用のパイプ2を具え、このパイプ2
の長さ方向には複数個(この例では8個)の噴霧ノズル
3が所定間隔をおいて走行紙面を向いて取付けられてい
る。ノズル3にはそれぞれ調整弁5が取付けられ、走行
紙Pの走行速度に応じて各ノズル3から噴霧される水量
を調整できるようになっている。調整弁5は手動で操作
するようにしてもよいが、電磁弁として自動的に操作す
るようにしてもよい。パイプ2へは水供給本管6から支
管7を経て水が供給されるようになっている。
前記において走行紙Pは、最下段の印刷ユニット11に
入る前に噴霧部材1のノズル3からその両面に水の噴霧
を受け、この水の付着によって幅方向に伸び(0.3mm〜
0.4mm位)、この伸びた状態で最下段の印刷ユニット11
に入る。この時点では既に走行紙Pは前記のように幅方
向に伸びきっているため、該ユニット11の湿し水の供給
を受けてもさほど伸びず、多色印刷でのファンアウトの
許容範囲である0.2mmに留まる。したがって、従来のよ
うな大きなファンアウトは起きない。
第4図は印刷速度と噴霧水量との関係を示すグラフ
で、噴霧水量はノズル3の1個当り印刷速度4万部/時
では4.4cc/min〜5.6cc/min、8万部/時では8cc/min〜1
1.6cc/min、12万部/時では11.6cc/min〜17.2cc/min位
が好ましい。したがって、前記のような各印刷速度に好
ましい噴霧水量が得られるように調整弁5を調整すると
よい。
第5図は噴霧部材1を異なる多色刷輪転印刷機に適用
した例を示す。これは各段の印刷ユニット11,12,13,14
に設けられたブランケット胴15C,15M,15Y,15Bの間隔が
等距離となっている点で前記した実施例と異なってい
る。このような例の輪転印刷機でも同様の効果が得られ
た。
尚、この実施例で示した噴霧部材1は好ましい一例を
示したにすぎず、ノズル3の個数など細部の設計は要旨
を変更しない範囲で種々に設計を変えることができる。
発明の効果 この発明は前記のようであって、噴霧部材によって最
下段の印刷ユニットに入る前の走行紙の両面に水を噴霧
し、走行紙を事前に該噴霧された水によって幅方向に伸
ばすようにしたので、最下段の印刷ユニットで印刷され
るときには、従来ほどの伸びが起こらず、したがって多
色印刷における色ずれが非常に少なくなって、紙面品質
が低下するのを効果的に防止することができる。しか
も、調整部材によって印刷速度に対応した水の噴霧がで
きて、噴霧量の増大や過少に伴う不具合がなくなるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略正面図、第2図
は最下段の印刷ユニットの拡大正面図、第3図は噴霧部
材の平面図、第4図は印刷速度と噴霧水量の関係を示す
グラフ、第5図は同上の噴霧部材を異なる輪転印刷機に
適用した例を示す図面、第6図は従来例を示す概略正面
図、第7図はファンアウトの例を示す図面、第8図は印
刷速度とファンアウト量の関係を示すグラフである。 1……噴霧部材、2……パイプ、3……ノズル 5……調整弁(調整部材)、6……供給本管 7……支管、11,12,13,14……印刷ユニット 15C,15M,15Y,15B……ブランケット胴 16……レジスターマーク P……走行紙

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積み重ねられた複数の印刷ユニットを具
    え、所定速度で走行する走行紙を最下段の印刷ユニット
    から入れ、順次上方の段の印刷ユニットを通過させるこ
    とにより、多色印刷を行なう多色刷輪転印刷機におい
    て、 最下段の印刷ユニットに入る前の走行紙の両面に水を噴
    霧する噴霧部材を設け、この噴霧部材から噴霧する水量
    を印刷速度に応じて調整可能な調整部材を設けたことを
    特徴とする多色刷輪転印刷機。
JP2187728A 1990-07-16 1990-07-16 多色刷輪転印刷機 Expired - Lifetime JP2577815B2 (ja)

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JP2594524B2 (ja) * 1990-09-03 1997-03-26 株式会社 東京機械製作所 多色刷用平版輪転印刷機
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