JPH0734963Y2 - 建築部材用スペーサ - Google Patents
建築部材用スペーサInfo
- Publication number
- JPH0734963Y2 JPH0734963Y2 JP7191489U JP7191489U JPH0734963Y2 JP H0734963 Y2 JPH0734963 Y2 JP H0734963Y2 JP 7191489 U JP7191489 U JP 7191489U JP 7191489 U JP7191489 U JP 7191489U JP H0734963 Y2 JPH0734963 Y2 JP H0734963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- recycled plastic
- wooden pole
- wooden
- peripheral walls
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はコンクリート基礎の上に載置される再生プラ
スチック角材と木柱との結合に使用される建築部材用ス
ペーサに関するものである。
スチック角材と木柱との結合に使用される建築部材用ス
ペーサに関するものである。
[従来技術] 従来木造の家を建てる場合には第2図に示すようにコン
クリート基礎17の上に木角材16を配置し、この木角材16
に木柱18挿入用の孔を開け、この孔に木柱18の下端部に
形成した挿入部を挿入していた。
クリート基礎17の上に木角材16を配置し、この木角材16
に木柱18挿入用の孔を開け、この孔に木柱18の下端部に
形成した挿入部を挿入していた。
[考案が解決しようとする課題] 前記の木角材16は長年の使用中に白蟻や雨水により腐蝕
し、本来の強度が保持できなくなる。従って木角材16の
代りに再生プラスチック角材を使用すれば上記の問題が
解決する。
し、本来の強度が保持できなくなる。従って木角材16の
代りに再生プラスチック角材を使用すれば上記の問題が
解決する。
然し再生プラスチック角材は内部に気泡等を有している
ので、この気泡が再生プラスチック角材に設けた挿入孔
の壁面に存在すると、木柱と再生プラスチック角材との
結合強度が弱くなると言う欠点があった。
ので、この気泡が再生プラスチック角材に設けた挿入孔
の壁面に存在すると、木柱と再生プラスチック角材との
結合強度が弱くなると言う欠点があった。
この考案は木と木とは相互に伸縮してなじみはよいが再
生プラスチック角材にはこの特徴がない。そして再生プ
ラスチック角材に設けた木柱挿入用の孔の壁面に気泡が
存在していても木柱を前記孔に挿入した場合に再生プラ
スチック角材と木柱との結合強度が充分に保持される建
築部材用スペーサの提供を課題とする。
生プラスチック角材にはこの特徴がない。そして再生プ
ラスチック角材に設けた木柱挿入用の孔の壁面に気泡が
存在していても木柱を前記孔に挿入した場合に再生プラ
スチック角材と木柱との結合強度が充分に保持される建
築部材用スペーサの提供を課題とする。
[課題を解決するための技術的手段] 上記の課題を解決するためこの考案の建築部材用スペー
サは金属板により両端開口した筒状体に形成され、筒状
体の周壁は内方に湾曲し、周壁の外面には突起が設けら
れ、筒状体の一端には外向きのフランジが形成されてい
る。
サは金属板により両端開口した筒状体に形成され、筒状
体の周壁は内方に湾曲し、周壁の外面には突起が設けら
れ、筒状体の一端には外向きのフランジが形成されてい
る。
[作用] コンクリート基礎の上に載置される再生プラスチック角
材には木柱挿入用の孔が設けられており、この挿入孔に
建築部材用スペーサを嵌め込む。建築部材用スペーサの
周壁は内方に湾曲しているので周壁と再生プラスチック
角材に設けた木柱挿入孔の壁面との間には隙間ができて
いる。又スペーサのフランジは再生プラスチック角材の
上面に密接している。この状態のスペーサの内孔に、木
柱の下端に形成された、スペーサの内孔に対し摺動可能
の挿入部が挿入されると内方に湾曲しているスペーサの
周壁は木柱の挿入部により外方に押し広げられ、再生プ
ラスチック角材の挿入孔の壁に押し付けられ、スペーサ
の突起が挿入孔の壁に食い込みスペーサがずれないよう
になる。従って木柱がこじられた場合にはスペーサの全
周壁がこじりに対して抵抗力を発揮するので挿入孔の一
部に気泡があっても再生プラスチック角材と木柱との結
合強度は充分に保持される。
材には木柱挿入用の孔が設けられており、この挿入孔に
建築部材用スペーサを嵌め込む。建築部材用スペーサの
周壁は内方に湾曲しているので周壁と再生プラスチック
角材に設けた木柱挿入孔の壁面との間には隙間ができて
いる。又スペーサのフランジは再生プラスチック角材の
上面に密接している。この状態のスペーサの内孔に、木
柱の下端に形成された、スペーサの内孔に対し摺動可能
の挿入部が挿入されると内方に湾曲しているスペーサの
周壁は木柱の挿入部により外方に押し広げられ、再生プ
ラスチック角材の挿入孔の壁に押し付けられ、スペーサ
の突起が挿入孔の壁に食い込みスペーサがずれないよう
になる。従って木柱がこじられた場合にはスペーサの全
周壁がこじりに対して抵抗力を発揮するので挿入孔の一
部に気泡があっても再生プラスチック角材と木柱との結
合強度は充分に保持される。
[実施例] 以下実施例を示す図面によりこの考案を説明する。第1
図は一実施例の分解斜視図を示す。同図においてスペー
サ1はステンレス板により四角形の両端開口した筒状体
2に形成され、筒状体2の四つの周壁3a,3bは内方に湾
曲し、四つの周壁3a,3bの外面には複数の突起4が設け
られ、筒状体2の上端には外向きのフランジ5が形成さ
れている。一方再生プラスチック角材6にはスペーサ1
の筒状体2を挿入するための挿入孔7が設けられてい
る。この挿入孔7にスペーサ1が挿入されるとスペーサ
1のフランジ5が再生プラスチック角材6の上面6aに密
接し、スペーサ1の周壁3a,3bと挿入孔7の周壁7a,7bと
の間には隙間ができている。8は木柱でその断面形状が
スペーサ1のフランジ5とほぼ同じ形状となっており、
その下端にはスペーサ1の内孔1aに嵌合可能の断面形状
を有する挿入部9が設けられている。
図は一実施例の分解斜視図を示す。同図においてスペー
サ1はステンレス板により四角形の両端開口した筒状体
2に形成され、筒状体2の四つの周壁3a,3bは内方に湾
曲し、四つの周壁3a,3bの外面には複数の突起4が設け
られ、筒状体2の上端には外向きのフランジ5が形成さ
れている。一方再生プラスチック角材6にはスペーサ1
の筒状体2を挿入するための挿入孔7が設けられてい
る。この挿入孔7にスペーサ1が挿入されるとスペーサ
1のフランジ5が再生プラスチック角材6の上面6aに密
接し、スペーサ1の周壁3a,3bと挿入孔7の周壁7a,7bと
の間には隙間ができている。8は木柱でその断面形状が
スペーサ1のフランジ5とほぼ同じ形状となっており、
その下端にはスペーサ1の内孔1aに嵌合可能の断面形状
を有する挿入部9が設けられている。
この状態のスペーサ1の内孔1aに木柱8の挿入部9を挿
入するとスペーサ1の周壁3a,3bは木柱8の挿入部9に
より外方向に押し広げられ周壁3a,3bの外面に設けた突
起4が再生プラスチック角材6の挿入孔7の周壁7a,7b
に食い込む。このためスペーサ1は挿入孔7から脱落し
ない。、又挿入部9の取付部となっている木柱8の下端
面8aはスペーサ1のフランジ5の上に載置される。ここ
で木柱8に横方向の力Pが作用するとこの力は曲げモー
メント(こじり力)として木柱8の挿入部9からスペー
サ1の周壁3a,3bに伝達される。即ち木柱8に作用する
横方向の力Pに対しスペーサ1の直角方向の対向する2
周壁3a,3aが押圧力を受け、この押圧力を受ける2周壁3
a,3aに接続する対向2周壁3b,3bに壁面方向の力が作用
する。前記の2周壁3a,3aに作用する押圧力はこの2周
壁3a,3aに対向する、再生プラスチック角材6の挿入孔
7の2周壁7a,7aにより支持され、2周壁3b,3bの壁面に
沿って作用する力は突起4を介して挿入孔7の対向する
2周壁7b,7bに伝達される。即ち木柱8に作用する横方
向の力Pは結局挿入孔7の全周壁7a,7bに分散されるこ
とになり、木柱8と再生プラスチック角材7との結合強
度が充分に保持される。又再生プラスチック角材6の上
面6aはスペーサ1のフランジ5を介して木柱8の押圧力
を受けるので再生プラスチック角材6の上面8aは損傷を
受けない。若しスペーサ1が無ければ木柱8に作用する
横方向の力Pは一般には横力Pに直角方向の、挿入孔7
の対向2周壁7a,7aにより吸収されるのでこの対向2周
壁7a,7aは大きな力を受けて損傷することになる。又木
柱8の下端面8aはスペーサ1のフランジ5により保護さ
れる。
入するとスペーサ1の周壁3a,3bは木柱8の挿入部9に
より外方向に押し広げられ周壁3a,3bの外面に設けた突
起4が再生プラスチック角材6の挿入孔7の周壁7a,7b
に食い込む。このためスペーサ1は挿入孔7から脱落し
ない。、又挿入部9の取付部となっている木柱8の下端
面8aはスペーサ1のフランジ5の上に載置される。ここ
で木柱8に横方向の力Pが作用するとこの力は曲げモー
メント(こじり力)として木柱8の挿入部9からスペー
サ1の周壁3a,3bに伝達される。即ち木柱8に作用する
横方向の力Pに対しスペーサ1の直角方向の対向する2
周壁3a,3aが押圧力を受け、この押圧力を受ける2周壁3
a,3aに接続する対向2周壁3b,3bに壁面方向の力が作用
する。前記の2周壁3a,3aに作用する押圧力はこの2周
壁3a,3aに対向する、再生プラスチック角材6の挿入孔
7の2周壁7a,7aにより支持され、2周壁3b,3bの壁面に
沿って作用する力は突起4を介して挿入孔7の対向する
2周壁7b,7bに伝達される。即ち木柱8に作用する横方
向の力Pは結局挿入孔7の全周壁7a,7bに分散されるこ
とになり、木柱8と再生プラスチック角材7との結合強
度が充分に保持される。又再生プラスチック角材6の上
面6aはスペーサ1のフランジ5を介して木柱8の押圧力
を受けるので再生プラスチック角材6の上面8aは損傷を
受けない。若しスペーサ1が無ければ木柱8に作用する
横方向の力Pは一般には横力Pに直角方向の、挿入孔7
の対向2周壁7a,7aにより吸収されるのでこの対向2周
壁7a,7aは大きな力を受けて損傷することになる。又木
柱8の下端面8aはスペーサ1のフランジ5により保護さ
れる。
上記の実施例ではスベーサ1の筒状体2の断面形、再生
プラスチック角材6の挿入孔7の断面形、木柱8の挿入
部9の断面形を方形として説明した他の形状例えば円形
であってもよい。又スペーサの材料としてステンレス鋼
板を使用したが他の金属板であってもよい。然し錆難い
材料であることが望ましい。
プラスチック角材6の挿入孔7の断面形、木柱8の挿入
部9の断面形を方形として説明した他の形状例えば円形
であってもよい。又スペーサの材料としてステンレス鋼
板を使用したが他の金属板であってもよい。然し錆難い
材料であることが望ましい。
[効果] この考案のスペーサは金属板により両端開口した筒状体
に形成され、筒状体の周壁は内方に湾曲し、周壁の外面
には突起が設けられ、筒状体の一端には外向きのフラン
ジが形成されているので次のような優れた効果を有す
る。
に形成され、筒状体の周壁は内方に湾曲し、周壁の外面
には突起が設けられ、筒状体の一端には外向きのフラン
ジが形成されているので次のような優れた効果を有す
る。
(イ)再生プラスチック角材に気泡があっても再生プラ
スチック角材と木柱との結合強度が充分に保持される。
スチック角材と木柱との結合強度が充分に保持される。
(ロ)再生プラスチック角材に木柱を組み付ける際滑り
のよいスペーサに木柱を挿入するので組付け作業が楽に
なり、又木柱を傷付けることがない。
のよいスペーサに木柱を挿入するので組付け作業が楽に
なり、又木柱を傷付けることがない。
(ハ)スペーサのフランジは木柱の下端面を保護する。
(ニ)製作が容易であり、コストが安い。
第1図は一実施例の分解斜視図を示す。第2図は再生プ
ラスチック角材と木材との従来の組み付けの斜視図を示
す。 1……スペーサ 2……筒状体 3a、3b……周壁 4……突起 5……フランジ
ラスチック角材と木材との従来の組み付けの斜視図を示
す。 1……スペーサ 2……筒状体 3a、3b……周壁 4……突起 5……フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】金属板により両端開口した筒状体に形成さ
れ、筒状体の周壁は内方に湾曲し、周壁の外面には突起
が設けられ、筒状体の一端には外向きのフランジが形成
されていることを特徴とする建築部材用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191489U JPH0734963Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 建築部材用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191489U JPH0734963Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 建築部材用スペーサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0311706U JPH0311706U (ja) | 1991-02-06 |
JPH0734963Y2 true JPH0734963Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31609377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7191489U Expired - Lifetime JPH0734963Y2 (ja) | 1989-06-20 | 1989-06-20 | 建築部材用スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734963Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146910A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Kanai:Kk | 接合金物 |
-
1989
- 1989-06-20 JP JP7191489U patent/JPH0734963Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002146910A (ja) * | 2000-11-09 | 2002-05-22 | Kanai:Kk | 接合金物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0311706U (ja) | 1991-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0545103U (ja) | 木造建築材用締結金具と木造建築物の締結構造 | |
US4843777A (en) | Wooden synthetic beam | |
JPH0734963Y2 (ja) | 建築部材用スペーサ | |
JP2575549Y2 (ja) | 集成材の柱脚部接合構造 | |
JPH10205507A (ja) | 繊維強化合成樹脂製管体のジョイント構造 | |
JPH031540Y2 (ja) | ||
JP2566036Y2 (ja) | コンクリート型枠支持用補強材 | |
JPH0213601Y2 (ja) | ||
JPH0716806Y2 (ja) | 木造建築用補助金具 | |
JP3607745B2 (ja) | 建築用パネル | |
JP2595044Y2 (ja) | 柱の出ほぞ | |
JPH0139322Y2 (ja) | ||
JP2587262Y2 (ja) | 建築用金具 | |
JP3121264B2 (ja) | 柱受け具及びこの柱受け具が使用された柱の固定構造 | |
JPH024963Y2 (ja) | ||
JPH0240681Y2 (ja) | ||
JPH0124245Y2 (ja) | ||
JP2003119955A (ja) | 建物用土台 | |
JPS6040733Y2 (ja) | 釘打ち可能な鋼製ラチスビ−ム | |
JP2565437Y2 (ja) | 木造建築物における柱・梁接合構造 | |
JPH0274448U (ja) | ||
JPS5836722Y2 (ja) | 建築用補強金具 | |
JPS6120200Y2 (ja) | ||
JP2501143Y2 (ja) | 方形屋根の隅木受け構造 | |
JPS6340130Y2 (ja) |