JPH0734639A - 配線床構造の際部分の施工法及び床面構造物 - Google Patents

配線床構造の際部分の施工法及び床面構造物

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JPH0734639A
JPH0734639A JP18255693A JP18255693A JPH0734639A JP H0734639 A JPH0734639 A JP H0734639A JP 18255693 A JP18255693 A JP 18255693A JP 18255693 A JP18255693 A JP 18255693A JP H0734639 A JPH0734639 A JP H0734639A
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JP
Japan
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floor
extra space
wiring
floor surface
floor panel
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Application number
JP18255693A
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English (en)
Inventor
Shohachi Shimizu
昭八 清水
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Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 壁際部分や室内中央に立設した柱の周囲にお
いて、配線用床材と側壁、柱等の構造物との間に形成さ
れた余スペースを埋める施工を簡単かつ迅速に行うこと
ができるとともに省資源化を図ることができる施工法を
提供する。 【構成】 この施工法は、構造物Wの際部分に形成され
た、構造物Wと配線用床材であるの床パネルPとの間の
余スペースSに粒材10を床パネルPとほぼ同じ高さに
なる程度まで投入し、その後、余スペースSに充填した
粒材10の上方から流動性の接着材20を散布し、粒材
10間に浸透させて固化させることにより、床面構造物
100を形成し、余スペースSに対応した床面を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床に所定の大きさに形
成された配線用床材を敷き並べることにより通信ケーブ
ルや電力ケーブルを配線する配線床構造を施工する場合
において、とくに壁、柱等の構造物と前記床材との間に
形成される余スペースに床面を形成するための施工法及
び床面構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータールーム等のケーブ
ルが多数配線される場所においては、床に端末機等の機
器に対する電源を確保するために、配線用床材として、
ケーブルを収納配線する配線ピットを有する床パネルを
使用した配線床構造が知られている。従来、このような
床パネルは、一辺が500mm〜1000mmの所定の
大きさに形成されており、施工する床の広さに応じて必
要個数が設置され、配線床構造が施工されていた。
【0003】しかしながら、施工する床の形態はまちま
ちであり、床の大きさ、側壁、柱等の構造物の配置等に
よって床パネルの設置位置が制限され、例えば図5に示
すような壁際部分においては、構造物Wと床パネルPと
の間に余スペースSが生じることがある。このような余
スペースSを埋めるため、従来は、床パネルPを余スペ
ースSに対応する大きさに切断し、これを余スペースS
に設置することが行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、側壁や
柱等の構造物Wは直線状に形成されたものに限らず、曲
線状に形成されたものもあり、又、床と側壁との間に段
差が設けられていたりすることがあるので、これらに対
応した施工はきわめて面倒であった。又、床パネルP
が、図6に示すように、上方に開口する配線ピット20
1を有し、その開口を金属製の蓋部材202によって覆
うものにあっては、その金属製の蓋部材202について
の切断がやっかいである等の問題があった。このよう
に、余スペースSに対応する大きさに床パネルPを切断
する作業は簡単でなく、施工に時間がかかるという問題
があった。
【0005】さらに、床パネルPの切り落とされた部分
が産廃物として処理され、ゴミになるという問題があっ
た。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、床パネル等の配
線用床材と側壁、柱等の構造物との間に余スペースが生
じた場合に、このような配線床構造の際部分の施工を簡
単かつ迅速に行うことができるとともに省資源化を図る
ことができる施工法及び床面構造物を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、「所定の大きさ
に形成された配線用床材を敷き並べた際に、前記床材と
側壁、柱等の構造物との間に生じる余スペースに床面を
形成するための施工法であって、前記余スペースに粒材
を投入し、これに流動性接着材を浸透させて固化するこ
とにより、余スペースの床面を形成することを特徴とす
る配線床構造の際部分の施工法」を、その内容としてい
る。
【0008】又、請求項2記載の発明は、「所定の大き
さに形成された配線用床材を敷き並べた際に、前記床材
と側壁、柱等の構造物との間に形成される余スペースに
充填される粒材と、粒材間に浸透し固化されてなる流動
性接着材とから成ることを特徴とする配線床構造の床面
構造物」を、その内容としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明に係る施工法にあっては、
配線用床材を敷き並べた際に、側壁、柱等の構造物と前
記床材との間に形成される余スペースに粒材を投入する
ことで、さまざまな形状の余スペースを簡単に埋めるこ
とができ、さらに粒材間に流動性接着材を浸透させて固
化することにより、余スペースに床面を作業性良く形成
することができるようになっている。これにより、配線
床構造の際部分の施工を簡単かつ迅速に行うことがで
き、施工時間を飛躍的に短縮することができる。又、余
スペースを埋めるのに必要量の粒材を用意して余スペー
スに粒材を投入すればよいので、床パネルを切断する場
合のように端材をつくることがなく、資材の無駄を省く
ことができる。
【0010】又、請求項2記載の発明に係る床面構造物
は、粒材と流動性接着材とにより、側壁、柱等の構造物
と配線用床材との間に形成される余スペースに対応した
さまざまな形状の床面構造物を形成することができる。
そして、このような床面構造物は、粒材として各種樹
脂、合成ゴム等の廃材を使用してもよく、これによって
廃物の有効利用を図ることが可能である。
【0011】
【実施例】以下、請求項1記載の発明に係る施工法及び
請求項2記載の発明に係る床面構造物について、図面に
示す実施例にしたがって説明する。
【0012】請求項1記載の発明に係る施工法は、ま
ず、図1に示すように、側壁や柱等の構造物Wの際部分
に形成された、構造物Wと配線用床材であるの床パネル
Pとの間の余スペースSに粒材10を床パネルPとほぼ
同じ高さになる程度投入する。
【0013】次いで、図2に示すように、余スペースS
に充填した粒材10の上方から流動性の接着材20を散
布し、粒材10間に浸透させて固化させることにより、
床面構造物100を形成し、余スペースSに対応した床
面を形成することができる。
【0014】上記施工法及び床面構造物に使用される粒
材10は、軽量でウレタン等の樹脂製のものが充填しや
すく望ましいが、材質はこれに限定されず、木材チッ
プ、金属片、石等、あるいはこれらの混合物を使用して
も良い。粒材10の形状は問わず、球形、角形、その他
の形状のもの等何でも良く、同形、異形を問わない。粒
材10は、3〜10mmφの大きさのものが適当であ
り、5〜6mmφ程度のものが好ましい。
【0015】接着材20は、流動性があって粒材10間
に浸透して固化するもの、例えば、アクリル系接着材、
酢酸ビニル系接着材等の熱可塑性接着材が使用され、粘
性があって常温で固化するものが作業の段取上好まし
い。なお、接着材20は熱可塑性接着材に限らず、流動
性があって粒材10間に浸透して固化するものであれば
熱硬化性接着材であっても良い。ここで、接着材20と
は、それ自身が粒材10どうしを接着する作用のあるも
のは勿論であるが、それ自身は接着作用を発揮せず粒材
10間に浸透して固化することにより粒材10どうしを
接合状態にするものを含んでいる。
【0016】又、このような接着材20が粒材10間に
浸透し固化されて形成される床面構造物において、接着
材20の浸透は構造物全体の粒材10間に浸透している
場合に限らず、構造物の表面における粒材10間に浸透
している場合を含んでいる。
【0017】上記実施例の施工法においては、構造物W
と床パネルPとの間の余スペースSに粒材10を投入
し、これに流動性の接着材20を浸透させて固化するこ
とにより、余スペースSの床面を形成するものである
が、別の方法として、図3に示すように、粒材10を余
スペースSに投入する前に、余スペースSの床F上にシ
ート材30を敷く前処理を施してもよい。これは、テナ
ントビル等において将来的に床Fを元の状態に戻す必要
が生じた場合に有効である。すなわち、シート材30の
介在によって床面構造物100と床Fとの接着がなく、
床面構造物100の撤去を容易に行うことができる。
【0018】なお、上記施工法における床パネルPは、
上方に開口する配線ピットを備えたものであっても良
く、天板に支持足を備えた構造であって下方にケーブル
の収納空間が形成されたものであっても良い。床パネル
Pの余スペースSに臨む端面が開口している場合には必
要に応じて遮蔽すればよい。なお、配線用床材には、図
4に示すように床材として使用される配線用のダクトD
を含んでいる。
【0019】このような施工法及び床面構造物は、壁際
部分の施工及び室内中央に立設した柱の周囲の施工に適
用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、所定の大きさに形成された配線用床材を敷
き並べた際に、前記床材と側壁、柱等の構造物との間に
生じる余スペースに粒材を投入し、これに流動性接着材
を浸透させて固化するものであるから、床の大きさ、側
壁、柱等の構造物の配置等によってさまざまな形状に形
成される余スペースを簡単に埋めることができ、余スペ
ースに対応した床面を作業性良く形成することができ、
これにより、配線床構造の際部分の施工を簡単かつ迅速
に行うことができ、施工時間を飛躍的に短縮することが
できる。又、床パネルを切断する場合のようにゴミとし
ての端材をつくることがなく、省資源化を図ることがで
きる。
【0021】又、請求項2記載の発明にあっては、側
壁、柱等の構造物と配線用床材との間に形成される余ス
ペースに対応したさまざまな形状の床面構造物を容易に
形成することができ、粒材として各種樹脂、合成ゴム等
の廃材を使用すれば、廃物の有効利用を図ることができ
る。
【0022】なお、余スペースを単にパテ等で埋め合わ
せて床面構造物を形成しようとすれば多量のパテが必要
となり、その練り合わせ等の作業が大変であり、本発明
ではこのような床面構造物と比べても経済性、施工性に
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る施工法の一工程を示す側断面図
である。
【図2】 本発明に係る施工法の一工程を示す側断面図
である。
【図3】 本発明に係る施工法の別例の一工程を示す側
断面面図である。
【図4】 他の配線床構造について本発明に係る施工法
を適用した場合の一工程を示す側断面図である。
【図5】 従来の配線床構造の壁際部分の施工法を示す
平面図である。
【図6】 配線用床材の一例を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 粒材 20 接着材 30 シート材 100 床面構造物 P 床パネル S 余スペース W 構造物 F 床 D ダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の大きさに形成された配線用床材を
    敷き並べた際に、前記床材と側壁、柱等の構造物との間
    に生じる余スペースに床面を形成するための施工法であ
    って、前記余スペースに粒材を投入し、これに流動性接
    着材を浸透させて固化することにより、余スペースの床
    面を形成することを特徴とする配線床構造の際部分の施
    工法。
  2. 【請求項2】 所定の大きさに形成された配線用床材を
    敷き並べた際に、前記床材と側壁、柱等の構造物との間
    に形成される余スペースに充填される粒材と、粒材間に
    浸透し固化されてなる流動性接着材とから成ることを特
    徴とする配線床構造の床面構造物。
JP18255693A 1993-07-23 1993-07-23 配線床構造の際部分の施工法及び床面構造物 Pending JPH0734639A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516524A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 ボスティック,インコーポレイテッド 湿気硬化型接着性組成物および堅木床を取り付けるための方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516524A (ja) * 2009-12-31 2013-05-13 ボスティック,インコーポレイテッド 湿気硬化型接着性組成物および堅木床を取り付けるための方法
US10017674B2 (en) 2009-12-31 2018-07-10 Bostik, Inc. Moisture curable adhesive compositions
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