JPH0734427Y2 - 画像光沢化装置 - Google Patents

画像光沢化装置

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JPH0734427Y2
JPH0734427Y2 JP1989125033U JP12503389U JPH0734427Y2 JP H0734427 Y2 JPH0734427 Y2 JP H0734427Y2 JP 1989125033 U JP1989125033 U JP 1989125033U JP 12503389 U JP12503389 U JP 12503389U JP H0734427 Y2 JPH0734427 Y2 JP H0734427Y2
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JP
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roller
heat roller
glosser belt
layer
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JP1989125033U
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JPH0363143U (ja
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良明 井淵
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案は用紙上に形成された画像に光沢を与える装置
に関し、特に前記用紙をベルト(グロッサーベルト)に
沿って搬送させることにより画像を平滑化する装置に関
する。
(b)従来の技術 第4図はグロッサーベルトを備える画像光沢化装置の構
成を示した図である。
ヒートローラ11はアルミニウム等の金属からなる円筒体
形状で、内部にハロゲンランプなどのヒータ11aが配置
されている。ヒートローラ11の下流側(像形成された用
紙の搬送方向上の排出側)にテンションローラ12が配置
され、前記ヒートローラ11との間にグロッサーベルト13
が張架されている。グロッサーベルト13には一般に耐熱
性を有する樹脂、例えばポリイミド樹脂が用いられ、そ
の表面に用紙(画像上の樹脂)の剥離性を高めるために
ポリ4フッ化エチレン(PTFE)、4フッ化エチレン・パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)な
どのフッ素樹脂層を形成したものであった。前記ヒート
ローラ11にはグロッサーベルト13を介して圧着ローラ14
が圧接している。像形成された用紙はグロッサーベルト
13と圧着ローラ14との間を通過し、さらにグロッサーベ
ルト13に沿って下流側に搬送され、テンションローラ12
の位置でグロッサーベルト13から分離される。
ところで画像は用紙上に発色性染料やトナなどによって
形成される。発色性染料は用紙上において発色し像とな
る。この発色性染料はヒートローラの加熱により発色反
応が促進される(特開昭61-24495号公報)特性を有し、
また、発色性染料を用いて像形成を行う画像形成装置で
は用紙上に予め熱可塑性の樹脂を塗布しておき、これを
この光沢化装置で加熱することによって光沢のある高品
質の画像を得ることが特開昭60-259490号公報に示され
ている。また、前記トナーは熱可塑性の樹脂と顔料とを
混合したものであり、上記装置により加熱・加圧される
ことによりトナーが軟化状態になって光沢化される。
(c)考案が解決しようとする課題 ところが上述したような従来の画像光沢化装置で像形成
された用紙を処理すると、以下のような問題が生じるこ
とがあった。
発色性染料を用いている画像形成装置では、部分的に発
色の乏しいところが発生し、発色ムラが生じてしまうこ
とがあった。
また、用紙上に予め塗布されている熱可塑性樹脂やトナ
ーが、部分的に平滑化されず、光沢ムラが生じてしまう
ことがあった。
このようなことは特にOHPフィルムを用いた像形成の場
合に顕著で、バックグラウンド部分で熱可塑性樹脂が白
泡を含み不透明で不均一なバックグラウンドとなってし
まうことがあった。
これらの現象は、ヒートローラ表面やグロッサーベルト
表面に異物が付着することによりグロッサーベルトと用
紙(用紙上の画像表面)との接触面に凹凸が生じ、凸部
の周囲において空気層が発生して熱伝導性の低下を招く
ためであることが分かった。
この考案はこのような点に鑑み、異物周囲において空気
層が発生してしまうのを防止し、発色ムラ,光沢化ムラ
の発生を防止する画像光沢化装置を提供することを目的
とする。
(d)課題を解決するための手段 この考案は、アルミニウム等の金属からなるヒートロー
ラと、このヒートローラと他のローラとの間に張架され
るグロッサーベルトと、前記ヒートローラに圧接される
圧着ローラと、を備え、前記ヒートローラ、圧着ローラ
間に像形成された用紙を通過させた後、前記グロッサー
ベルトに沿って搬送させる画像光沢化装置において、 前記グロッサーベルトが少なくとも、耐熱性樹脂からな
る基体層、シリコンゴムまたはフッ素ゴムからなる弾性
部材層、を有することを特徴とする。
(e)作用 この考案においては、ヒートローラ表面やグロッサーベ
ルト表面に異物が付着した場合でも、ヒートローラ表面
と用紙との間に設けられている弾性部材層によって異物
が弾性的に包囲されるため、異物周囲に空気層が発生す
ることがない。すなわち、空気層による熱伝導性の低下
が防止され、発色ムラ,光沢化ムラの発生防止となる。
また、ベルト自体は基体層により安定した形状,強度が
保持されているために異物周囲を確実に包囲して空気層
の発生を防止する。
(f)実施例 第1図は画像光沢化装置の構成を示した図である。
この画像光沢化装置は、内部にヒータ1aを備えるヒート
ローラ1、テンションローラ2、グロッサーベルト3、
圧着ローラ4を有している。テンションローラ2はテン
ションスプリング2aによりヒートローラ1の反対側へ付
勢され、グロッサーベルト3に張力が与えられている。
圧着ローラ4の軸受け部(ベアリング)4aは圧接レバー
4bにより支持されている。圧接レバー4bの圧着ローラ4
に近い側の一端は支点軸に支持され、他端は圧接スプリ
ング4cにより上方に引き上げられている。これにより圧
着ローラ4は上側(ヒートローラ側)に押し上げられ、
グロッサーベルト3を介してヒートローラ1に圧接して
いる。
第2図はグロッサーベルト3の断面構成を示した図であ
る。
グロッサーベルト3は基体層3a,弾性部材層3b,剥離層3c
の三層で構成されている。基体層3aは耐熱性を有するポ
リイミドフィルムからなり厚みは25μm程度、弾性部材
層3bは本願考案に係る層であり、シリコンゴム,フッ素
ゴムなどの耐熱性を有する弾性部材からなり、厚みは50
μm程度、さらに剥離層3cはPTFE等の離型性の良い材料
からなり、厚みは25〜30μm程度である。
このようなグロッサーベルト3を用いて発色性染料を用
いた画像の光沢化処理を行ったところ、発色ムラ、光沢
化ムラのない良好な画像を得ることができた。特にOHP
フィルムに像形成を行った場合にはバックグラウンド部
において白泡などの無い透明度の高い画像を得ることが
できた。なおこのときの処理条件は以下のとおりであ
る。
ヒートローラ径 :φ30mm 圧着ローラ径 :φ30mm(表面はシリコンゴム層5m
m) 両ローラ総圧接力:20kg 用紙送り速度 :普通紙−30mm/sec OHP−10mm/sec ヒートローラ温度:140℃±5℃ なお上記の例では弾性部材層の上層にさらにフッ素樹脂
からなる剥離層3cを設けているが、シリコンゴム,フッ
素ゴムなどで弾性部材層を構成した場合、弾性部材層自
体が剥離性を有するため、特に剥離層を設けなくてもよ
い。また弾性部材はグロッサーベルト内でなく、ヒート
ローラ1の表面に設けても良く、第3図に示したように
ヒートローラ表面にシリコンゴム,フッ素ゴムなどから
なる弾性部材層5を設け、それに従来と同様の弾性部材
層を備えないグロッサーベルトを張架させてもよい。こ
の場合にもヒートローラ1表面の弾性部材層が噛み込ん
だ異物を包み込み、空気層の発生が防止される。
(g)考案の効果 以上のようにこの考案によればグロッサーベルトおよび
ヒートローラと、光沢化すべき用紙との間に異物による
空気層が発生してしまうのを防止することができる。こ
のため、発色性染料を用いた画像の場合には発色ムラを
防止することができ、樹脂(トナー、または画像に光沢
を与えるために予め用紙に塗布されているもの)を平滑
化して画像に光沢を与える場合には光沢ムラが発生して
しまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である画像光沢化装置の構成
を示した図、第2図はグロッサーベルトの断面図、第3
図は他の実施例を示す装置の部分構成図、第4図は従来
の画像光沢化装置の構成を示した図である。 1……ヒートローラ、1a……ヒータ、2……テンション
ローラ、3……グロッサーベルト、3a……基体層、3b…
…弾性層、3c……剥離層、4……圧着ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム等の金属からなるヒートロー
    ラと、このヒートローラと他のローラとの間に張架され
    るグロッサーベルトと、前記ヒートローラに圧接される
    圧着ローラと、を備え、前記ヒートローラ、圧着ローラ
    間に像形成された用紙を通過させた後、前記グロッサー
    ベルトに沿って搬送させる画像光沢化装置において、 前記グロッサーベルトが少なくとも、耐熱性樹脂からな
    る基体層、シリコンゴムまたはフッ素ゴムからなる弾性
    部材層、を有することを特徴とする画像光沢化装置。
JP1989125033U 1989-10-24 1989-10-24 画像光沢化装置 Expired - Lifetime JPH0734427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989125033U JPH0734427Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 画像光沢化装置

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JP1989125033U JPH0734427Y2 (ja) 1989-10-24 1989-10-24 画像光沢化装置

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Publication Number Publication Date
JPH0363143U JPH0363143U (ja) 1991-06-20
JPH0734427Y2 true JPH0734427Y2 (ja) 1995-08-02

Family

ID=31672922

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727196B2 (ja) * 1987-12-18 1995-03-29 シャープ株式会社 画像光沢化装置
JP2682055B2 (ja) * 1988-09-12 1997-11-26 ブラザー工業株式会社 熱定着装置

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JPH0363143U (ja) 1991-06-20

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