JP3184731B2 - 像加熱装置 - Google Patents
像加熱装置Info
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Description
プリンター等に適用される像加熱装置に関し、特にはフ
ィルムを介して加熱体からの熱により未定着トナー像を
加熱する装置に関する。
例えば特開昭62−313182号公報、特開平2−1
57878号公報等に記載されており、その一例を図5
に示す。
加熱定着装置)の要部の拡大横断面模型図を示した。
あり、この加熱体200に耐熱性フィルム(定着フィル
ム)250を加圧部材としての加圧ローラ280で密着
させて摺動搬送させ、該耐熱性フルム250を挟んで加
熱体200と加圧ローラ280とで形成される圧接ニッ
プ部(定着ニップ部)Nの耐熱性フィルム250と加圧
ローラ280との間に被加熱材としての画像定着すべき
記録材Pを導入して耐熱性フィルム250と一緒に圧接
ニップ部Nを挟持搬送させることにより加熱体200の
熱を耐熱性フィルムを介して記録材Pに付与して記録材
P上の未定着顕画像(トナー画像)を記録材P面に加熱
定着させるものである。圧接ニップ部Nを通った記録材
Pはフィルム250の面から分離されて搬送される。
しくは被加熱材としての記録材Pの搬送方向aに対して
直角方向を長手とする細長の耐熱性・良熱伝導性の基板
220、該基板の表面側の短手方向中央部に基板長手に
沿って形成具備させた抵抗発熱体230、この抵抗発熱
体を形成した加熱体表面を保護させた耐熱性オーバーコ
ート層240、抵抗発熱体230の長手両端部の給電用
電極(不図示)、基板裏面側に具備させた、加熱体温度
を検知するサーミスタ等の検温素子等からなる全体に低
熱容量の線状加熱体である。
形成具備させた表面側を下向きに露呈させて剛性、断熱
性を有するヒーター支持体210に保持させて固定配設
してある。
20のエッジから耐熱性フィルムを保護し、摺動性の確
保を目的として、その両側に凸部が設けられている。
電極に対する給電により該抵抗発熱体230が長手全長
にわたって発熱することで昇温し、その昇温が検温素子
で検知され、その検知温度が温度制御回路(不図示)へ
フィードバックされて加熱体の温度が所定の温度に維持
されるように抵抗発熱体230への通電が制御される。
状のものにして回転駆動して搬送させる構成のものもあ
るし、ロール巻の長尺フィルムにしてこれを繰り出し搬
送させる構成のものもある。
向幅中心ならびに抵抗発熱体230の短手方向幅Wの中
心Wcは圧接ニップ部Nの略中心Ncと略一致するよう
に構成されていた。
接ニップ部Nの幅とほぼ同等又は圧接ニップ部Nの幅以
下であり、圧接ニップ部N内を集中して加熱する構成と
なっていた。
来例では、圧接ニップ部N内において発熱体が、ニップ
に対して略中央にあるため、その部分がニップ内で一番
温度が高くなる。このとき、プロセススピードが低速の
ときにはそれほど顕著にはあらわれないが高速になるに
従って下記のような問題が発生する。
圧接ニップ部Nに突入すると同時に記録材P中に含まれ
ていた水分が爆発的に一度に多量の水蒸気となり、それ
がニップ部の記録材搬入口方向に吹き出るため、未定着
トナー画像Tが飛び散らされてしまうという問題が生じ
る。
角方向のライン画像において上記圧接ニップ部Nで発生
した水蒸気bが吹き出る際、該ライン画像の水蒸気の抜
け道がふさがれる状態となると発生しやすい。
の本発明は、発熱体を備えた加熱体と、この加熱体を支
持するヒータ支持体と、加熱体及びヒータ支持体と摺動
するフィルムと、このフィルムを介して前記加熱体とニ
ップを形成する加圧部材と、を有し、前記ニップで未定
着トナー像を担持した記録材を挟持搬送し未定着トナー
像を加熱する像加熱装置において、前記フィルムの移動
方向に関して前記発熱体の中心位置は前記ニップの中心
位置より下流側にあり、且つ、前記ヒータ支持体は前記
ニップの接線に対して前記ヒータ支持体の前記ニップ上
流側のなす角がニップ下流側のなす角より大きな形状に
なっており、前記フィルムがこのヒータ支持体形状に沿
って前記ニップに侵入し前記ニップから出て行くことを
特徴とする。
ム加熱方式の像加熱装置の一例の概略構成図、図2は要
部の拡大横断面模型図である。
ドレスベルト状フィルムであり、駆動ローラ26と、従
動ローラ27と、この両ローラ26・27間の下方にヒ
ーター支持体21に保持させて固定支持させて配設した
加熱体20との互いに並行な該3部材26・27・20
間に懸回張設してある。
ンローラを兼ねさせてあり、フィルム25は駆動ローラ
26の時計方向回転駆動に伴い時計方向に所定の周速
度、即ち不図示の画像形成部側から搬送されてくる未定
着トナー画像Tを上面に担持した被加熱材としての記録
材Pの搬送速度と同じ周速度をもってシワや蛇行、速度
遅れなく回動駆動される。
ーンゴーム等の離型性の良いゴム弾性層を有するローラ
であり、前記フィルム25の下行側フィルム部分を挟ま
せて加熱体20の下面に対して付勢手段により例えば総
圧4〜10kgの当接圧をもって対向圧接させてあり、
記録材Pの搬送方向に順方向の反時計方向に回転する。
ルム25は繰り返してトナー画像の加熱定着に供される
から、耐熱性・離型性・耐久性等に優れ、一般的には総
厚100μm以下、好ましくは40μm以下の薄肉のも
のを使用する。
PES・PFA(4フッ化エチレン−バーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体樹脂)などの耐熱樹脂の単
層フィルム、或は複合層フィルム例えば20μm厚フィ
ルムの少なくとも画像当接面側にPTFE(4フッ化エ
チレン樹脂)・PAF等のフッ素樹脂に導電材を添加し
た離型性コート層を10μm厚に施したものなどであ
る。
は、例えば、アルミナや窒化アルミニウムであり、厚み
1mm、幅7mm、長さ240mmの両熱伝導体であ
る。また基板22の表面には、長手方向に通電発熱体2
3があり、それは、例えばAa/Pd、PuO2、Ta2
N等の電気抵抗材料をスクリーン印刷等により帯状に塗
工したものである。
板表面の両端部面に形成具備させた給電用電極があり、
Ag等をスクリーン印刷等で塗工して形成してある。該
電極間に不図示の通電回路より通電することで通電発熱
体23が全長にわたって発熱する。ヒータ支持体21は
例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI
(ポリアミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEEK
(ポリエーテルエーテルケトン)液晶ポリマー等の高耐
熱性樹脂やこれらの樹脂とセラミックス、金属、ガラス
等との複合材料などで構成できる。このとき、ヒータ支
持体にヒータをはりつけた後このヒータユニットとフィ
ルムを介して、加圧ローラと形成するニップは、ヒータ
内にある発熱体の中心位置Wcが図2にあるように、ニ
ップの中央位置Ncよりも排紙側(フィルムの移動方向
下流側)に位置するようにヒータユニットと加圧ローラ
の位置を決定する。
紙側の間口(θ1≧θ2)を広くとるような構成としてい
る。
搬送方向上・下流側ともに偏曲点をもつものであり、ニ
ップ水平線(ニップでの接線)とこの偏曲点からの斜面
(即ち支持体にガイドされたフィルム面)とのなす角度
を搬送方向上流側をθ1、下流側をθ2としたとき、θ1
≧θ2の関係をもつものである。
に対応する基板裏面側の位置に接触し、配設している。
抵抗発熱体23は、基板裏面に設けられた前記検温素子
29の出力に応じて所定の温度に温調される。
ップ略中央部分にヒータ発熱体があり急激な加熱により
特に高温環境で顕著な現象であるが、記録材に含まれて
いる水分が爆発的に一度に多量の水蒸気となり、それ
が、ニップ部の記録材進入方向に吹き出て未定着トナー
像が飛び散らされていたものが、本発明を採用すること
により、本実施例では一番熱がかかるところをニップ中
央部から排紙側に移動したことで、ニップ進入側におい
て、水蒸気の発生が比較的少ない時に主に加圧力により
トナーの山をつぶし記録材に固定することができ、その
後、ニップ後半では多量の水蒸気が発生するが、トナー
画像の飛び散りを抑えることができる。
録材進入側と排紙側で非対称でありそのときの形状が記
録材との角度を進入側θ1、排紙側θ2としたときθ1≧
θ2とし、通紙側の間口を広げることで、皆無とはなら
ない水蒸気の発生の勢いを弱め、トナー画像が後方に飛
び散るのを抑えることができる。
ムにテンションをかけた上で、フィルム内面に駆動ロー
ラを設け、これを駆動することでフィルムを回転させる
フィルム定着方式について、本発明を説明したが、本実
施例では、図3のようにフィルムテンションフリータイ
プのフィルム定着装置に本発明を適用したものである。
図4は、要部の拡大横断面模型図である。25はエンド
レスの耐熱性フィルムであり、加熱体20と含むフィル
ムのガイド部材でもある加熱体支持体30に外かんさせ
てある。このフィルムのガイド部材30はフィルム走行
に支障をきたすことがないようにこのエンドレスの耐熱
フィルム25の内周長と加熱体を含む加熱体支持体2の
外周長はフィルム1の方を例えば3mm程度大きくして
ある。加圧ローラ(駆動ローラ)は、フィルムを挟んで
ヒータ3に圧接させてあり、矢示の方向へ回転駆動され
ることでエンドレスフィルム1が矢示のB方向に従動し
て回転する。
記録材Pの進入側と排紙側で非対称にし、そのときの形
状を記録材との角度を進入側θ1、排紙側θ2としたと
き、θ1≧θ2となるようにした上で、フィルムの内周長
とガイド部材の外周長差が約3mmとなるようにしてあ
る。
20の発熱体23の中心位置Wcは加圧ローラを圧接す
ることで形成するニップの中で、ニップの中央位置Nc
よりも排紙側(下流側)に位置するように配置してい
る。
のフィルム定着方式についても特に高湿環境で顕著にで
るトナー画像の後方への飛び散りをなくすことが出来
る。
称にし、進入側の間口を広げ、周長を短くした分を、排
紙側で補正することでフィルム走行性を安定させること
ができる。
材からの水蒸気により未定着トナー像が乱されることを
防止することができ、画像品質を向上することができ
る。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 発熱体を備えた加熱体と、この加熱体を
支持するヒータ支持体と、加熱体及びヒータ支持体と摺
動するフィルムと、このフィルムを介して前記加熱体と
ニップを形成する加圧部材と、を有し、前記ニップで未
定着トナー像を担持した記録材を挟持搬送し未定着トナ
ー像を加熱する像加熱装置において、 前記フィルムの移動方向に関して前記発熱体の中心位置
は前記ニップの中心位置より下流側にあり、且つ、前記
ヒータ支持体は前記ニップの接線に対して前記ヒータ支
持体の前記ニップ上流側のなす角がニップ下流側のなす
角より大きな形状になっており、前記フィルムがこのヒ
ータ支持体形状に沿って前記ニップに侵入し前記ニップ
から出て行くことを特徴とする像加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04418795A JP3184731B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 像加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04418795A JP3184731B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 像加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08241003A JPH08241003A (ja) | 1996-09-17 |
JP3184731B2 true JP3184731B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=12684577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04418795A Expired - Lifetime JP3184731B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 像加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3184731B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7496772B2 (ja) | 2020-12-28 | 2024-06-07 | ニデックインスツルメンツ株式会社 | 産業用ロボット |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JPH0968877A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-11 | Canon Inc | 定着装置 |
JP4054599B2 (ja) * | 2002-04-25 | 2008-02-27 | キヤノン株式会社 | 像加熱装置 |
JP2015072353A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 富士ゼロックス株式会社 | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP04418795A patent/JP3184731B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7496772B2 (ja) | 2020-12-28 | 2024-06-07 | ニデックインスツルメンツ株式会社 | 産業用ロボット |
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