JPH0734027A - 有機溶媒を含まず、多段階ポリマーをベースとするラテックスペイント塗料 - Google Patents

有機溶媒を含まず、多段階ポリマーをベースとするラテックスペイント塗料

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JPH0734027A
JPH0734027A JP841694A JP841694A JPH0734027A JP H0734027 A JPH0734027 A JP H0734027A JP 841694 A JP841694 A JP 841694A JP 841694 A JP841694 A JP 841694A JP H0734027 A JPH0734027 A JP H0734027A
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polymer
acrylate
methacrylate
vinyl
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JP841694A
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Rajeev Farwaha
ファルワハ ラジーブ
Lien Phan
ファン リーン
William Currie
クーリー ウィリアム
Judie Mae Tinamisan
メイ ティナマイザン ジュディー
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National Starch and Chemical Investment Holding Corp
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    • C09D151/00Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers
    • C09D151/003Coating compositions based on graft polymers in which the grafted component is obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds; Coating compositions based on derivatives of such polymers grafted on to macromolecular compounds obtained by reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶媒を含まないラテックスペイント塗料
を提供する。 【構成】 有機溶媒を含まず、多段階乳化重合により製
造される少なくとも2つのポリマードメインを有する多
段階ポリマーを含み、その後の段階重合が最初の及び次
の段階ポリマードメインの存在下で起こり、そしてポリ
マードメインのひとつが−5℃〜−55℃のガラス転移温
度を有し全ポリマーの90〜10重量%であり、他のポリマ
ードメインが0℃〜+50℃のガラス転移温度を有し全ポ
リマーの10〜90重量%である、ラテックスペイント塗
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、有機溶媒を含まず、アクリル及
びビニルモノマーより合成された多相乳化ポリマーを含
むラテックスペイント塗料である。
【0002】ペイントに望ましい特性、すなわち長い季
節範囲にわたって塗布に十分な低い温度で用いることが
でき、凍結及び解凍の繰り返しサイクルに耐えることが
でき、そして目的とする用途において粘着もしくはブロ
ッキング及び吸塵を避けるに十分硬いフィルムを形成す
ることのできる能力は、凝集溶媒及び凍結防止剤の添加
によってラテックスベース塗料において高められる。こ
の凝集溶媒(例えばブチルカルビトールアセテート)及
び凍結防止剤(例えばプロピレングリコール、エチレン
グリコール)は揮発性有機化合物であり、ペイント1リ
ットルあたり360gまで存在し、水は含まない。揮発性有
機化合物が環境に有害であることは広く知られており、
凝集溶媒又は凍結防止剤を含まないラテックスベースペ
イントが要求されている。
【0003】凝集溶媒が必要であるのは、ラテックスペ
イントにおいて用いられるポリマーが最も低い最小フィ
ルム形成温度(MFFT)及び最も高いガラス転移温度(T
g)を有するべきであるからである。最小フィルム形成
温度は、溶媒ベースである水が蒸発した際にポリマー粒
子が相互に凝集し、連続フィルムを形成する際の最低温
度である。低いMFFTを有するポリマーはペイントを塗布
できる温度条件を拡げる。Tgはポリマーが非晶質、軟
質及び粘稠状態からガラス状、硬質及び硬直状態に変化
する温度である。高いTgを有するポリマーは硬く、耐
磨耗性であり、そして耐ブロッキング性であるペイント
コーティングを形成する。凝集溶媒は塗布の際の所望の
低いMFFTを与えるようにポリマーのTgを低下させ、そ
してペイントを均一に拡散させ、蒸発し、高いTgのフ
ィルムを与える。
【0004】ポリマーの化学組成、分子構造、及び粒子
形態のような多くの因子がTg及びMFFTインデックスに
より測定されるポリマー特性に寄与する。従って、有効
なラテックスペイントにとってこれらの因子の操作が重
要であることが公知である。実際、凝集溶媒及び凍結防
止剤を含む塗料に加え、高いTgを有しかつ最も低いMF
FTを得る問題に対するペイント塗料における一般的な解
決法は、多段階ポリマーを配合することである。このポ
リマーは典型的には硬質(高Tg)コアー(これは乾燥
の際に硬質フィルムを形成する)及び軟質(低Tg)シ
ェル(これは低いMFFT及び低温においてフィルムを形成
する能力に寄与する)を有する。この目的のための多段
階ポリマーの使用は文献に記載されているが、文献に記
載されている塗料は凝集溶媒及び凍結防止剤を含んでい
ると考えられる。
【0005】米国特許第 4,455,402号は、低いMFFT値を
有するコーティングを与えるため凝集助剤の存在下にお
ける2段階ポリマーの合成を記載している。米国特許第
5,021,469号は、凝集剤の存在下において配合される光
沢ペイント用の多相ラテックス粒子の合成を開示してい
る。米国特許第 4,654,397号は、良好な耐ブロック性を
与える溶解されたペイントに配合されたコーティングバ
インダーを与えるため2段階ラテックス粒子、すなわち
軟質第一段階/硬質第二段階の合成を記載している。米
国特許第 4,263,193号は、ヘキシレングリコールを含む
ペイント塗料に用いた場合に良好な耐ブロック性を与え
る、優れたフィルム形成性を有するスチレンアクリル
(第一段階)及びエチレンビニルアセテート(第二段
階)の樹脂を合成する方法を記載している。
【0006】揮発性有機物排出に対し環境上の制限がま
すます高まってきているため、低いMFFTを有するが、良
好な耐ブロッキング性、耐磨耗性、及び凍結−解凍安定
性を有し、そして凝集溶媒もしくは凍結防止剤を必要と
せずに配合することのできるラテックスペイント塗料に
対する要求がある。
【0007】本発明は、有機溶媒を含まず、高いTgを
有するポリマードメインと低いTgを有するポリマード
メインを有する多段階ポリマー(このポリマーはアクリ
ルもしくはビニル含有モノマーより製造される)を含む
水性ベースペイント塗料である。
【0008】本発明のラテックスのポリマー粒子は、軟
質(低Tg)ポリマードメイン及び硬質(高Tg)ポリ
マードメインを有する多段階ポリマーを特徴とし、これ
はその後の段階重合が第一の及び次の段階ポリマードメ
インの存在下で起こる多段階乳化重合により製造され
る。通常、この重合は、いずれかの段階が軟質もしくは
硬質ポリマードメインを形成する2段階重合である。標
準示差操作熱量計により測定したところ、軟質ポリマー
ドメインは−5〜−55℃のTg範囲を有し、硬質ポリマ
ードメインは0〜+50℃のTg範囲を有する。好ましく
は、この2段階の間に10〜50℃のTgの差がある。
【0009】ポリマー粒子のサイズは様々であってよい
が、最適のコーティング特性のためには、この粒子は35
0nm 未満の平均直径を有することが好ましい。通常、本
発明のポリマーでは、平均粒度が小さいほどより耐水性
のポリマーが得られる。
【0010】軟質ポリマードメインは全ポリマーの90〜
10重量%、好ましくは80〜10重量%である。硬質ポリマ
ードメインは全ポリマーの10〜90重量%、好ましくは20
〜90重量%である。
【0011】軟質及び硬質ポリマードメインは共に、ビ
ニルもしくはアクリル含有モノマー又はビニル及びアク
リルモノマーの組合せよりホモポリマー又はコポリマー
として製造される。いずれかのドメイン用のモノマーの
特定の選択はドメインの所望のTg範囲によってきま
る。ポリマー段階のTgはフォックス(Fox) 式 1/Tg(ポリマー)=W(a) /Tg(a) +W(b) /T
(b) +… (上式中、W(a) 及びW(b) はコモノマー(a) 及び(b)
の重量フラクションであり、Tg(a) 及びTg(b) はホ
モポリマー(a) 及び(b) のガラス転移温度である)を用
いて計算される。種々のホモポリマーのガラス転移温度
は、J. Brandup andE.H.Immergut, Polymer Handbook,
2版、John Wiley & Sons, New York, p.139-192 (197
5) を含む多くの文献に示されている。
【0012】公的なモノマーは、アクリル及びメタクリ
ル酸のC1 〜C4 アルキルエステル;1〜25個、好まし
くは2〜20個の炭素原子を有する線状及び分枝鎖カルボ
ン酸のビニルエステル、例えばビニルアセテート、ビニ
ルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニルバレエー
ト、ビニル2-エチルヘキシルアクリレート、ビニルイソ
ノナネート、ビニルラウレート、ビニルベルサテート;
並びにスチレン及びスチレン誘導耐、例えばα−メチル
スチレン、2-クロロスチレン、4-クロロスチレン、2,5-
ジクロロスチレン及び4-メトキシスチレンを含む。好ま
しいモノマーはメチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレー
ト、デシルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルメタクリレート、ビニルアセテート、ビニルベルサテ
ート、エチレン、塩化ビニル、スチレン及び置換スチレ
ンである。
【0013】最終ペイント塗料の湿潤接着性を最適にす
るため、軟質及び硬質ポリマードメインの一方もしくは
両方が湿潤接着性モノマーもしくは湿潤接着性モノマー
の組合せを含む。このモノマーは当該分野において公知
であり、アミノエチルアクリレート及びメタクリレー
ト、ジメチルアミノプロピルアクリレート及びメタクリ
レート、3-ジメチルアミノ-2,2- ジメチルプロピル-1-
アクリレート及びメタクリレート、2-N-モルホリノエチ
ルアクリレート及びメタクリレート、2-N-ピペリジノエ
チルアクリレート及びメタクリレート、N-(3- ジメチル
アミノプロピル)アクリルアミド及びメタクリルアミ
ド、N-(3- ジメチルアミノ-2,2- ジメチルプロピル)ア
クリルアミド及びメタクリルアミド、N-ジメチルアミノ
メチルアクリルアミド及びメタクリルアミド、N-(4- モ
ルホリノメチル)アクリルアミド及びメタクリルアミ
ド、ビニルイミダゾール、ビニルピロリドン、N-(2- メ
タクリロイルオキシエチル)エチレンウレア、N-(2- メ
タクリルオキシアセトアミドエチル)-N,N'- エチレンウ
レア、アリルアルキルエチレンウレア、N-メタクリルア
ミドメチルウレア、N-メタクリロイルウレア、N-[3-(1,
3-ジアザシクロヘキサン)-2-オンプロピル] メタクリレ
ート、2-(1- イミダゾリル)エチルメタクリレート、2-
(1- イミダゾリジン-2- オン)エチルメタクリレート、
N-(メタクリルアミド)エチルエチレンウレア(DV 242
2, Rhone Poulenc)並びにアリルウレイド湿潤接着性モ
ノマー(Sipomer WAM、Rhone Poulenc)を含む。湿潤接着
性モノマーは軟質及び硬質ポリマードメイン中に好まし
くは全ポリマーの0.2 〜2.0 重量%の量存在する。
【0014】2つのポリマードメインの間の混合を防ぐ
ため及びペイント塗料の耐ブロック性を改良するため、
いずれかもしくは両方のドメインは分子あたり2個もし
くはそれ以上の重合性炭素−炭素二重結合を有する多官
能性架橋性モノマー、例えばビニルもしくはアリルアク
リレートもしくはメタクリレート、ジオール多官能性ア
クリレート及びメタクリレート、並びにメチレンビスア
クリルアミドを低レベル含む。多官能性モノマーは全ポ
リマーの0.01〜5重量%の量存在する。
【0015】カルボン酸モノマーはラテックス粒子に機
械安定性及びコロイド安定性を与えることが公知であ
る。通常、ペイント塗料はほぼ5〜10重量%で、十分な
量の凍結防止剤(エチレングリコール、プロピレングリ
コール)を含む。ポリマー主鎖での低レベルのカルボン
酸モノマーの共重合は凍結−解凍添加剤を必要としな
い。例えば、不飽和カルボキシル成分としての約0.2 〜
4、好ましくは約0.5 〜2.0 重量%のカルボン酸の使用
は、5回の凍結−解凍サイクルに耐えることのできるラ
テックスを与える。高レベルの酸モノマーはコーティン
グの水感受性を高め、従って望ましくない。好適なカル
ボン酸モノマーの例は、C3 〜C6 モノカルボン酸、例
えばメタクリル酸、アクリル酸、モノメチルメレエー
ト、及びモノエチルメレエート、並びにC4 〜C6 ジカ
ルボン酸、例えばフマル酸、マレイン酸、及びイタコン
酸である。
【0016】典型的2段階法において、硬質もしくは軟
質ポリマードメインのいずれか用のモノマーは50〜150n
m の平均粒度まで現場で乳化重合され、その後他のポリ
マードメイン用のモノマーが重合媒体に加えられ、第一
のドメインポリマー粒子の存在下で350nm 未満の所望の
平均粒度まで重合される。
【0017】第一のポリマードメインの重合は水性乳濁
液中での公知の重合方法により行われる。所望により、
第一のポリマードメインについて所望の平均粒度及び粒
度分布を達成するために重合の制御を助けるため、従来
の播種法を用いる。ポリマー種は典型的には全ポリマー
の0.1 〜4重量%に相当する量で用いられ、形成される
第一のポリマードメインの直径の約20〜60%の大きさで
ある。種ラテックスは予め製造されたラテックスもしく
はポリマー粉末を構成し、又は現場で形成してもよい。
種ラテックスのモノマー組成は様々であってよいが、好
ましくは第一のポリマードメイン粒子の組成と実質的に
同じである。
【0018】第一のドメインポリマー粒子の製造におい
て用いられるモノマーもしくはコモノマー、及び所望の
種は、混合物を乳化するに十分に攪拌することにより水
中に分散される。水性媒体は遊離基重合触媒、乳化剤
(すなわち界面活性剤)、又は乳化重合助剤として公知
の及び通常に用いられる他の成分も含んでよい。
【0019】好適な遊離基重合触媒は、乳化重合を促進
することが公知である触媒であり、水溶性酸化剤、例え
ば有機過酸化物(例えばt-ブチルヒドロペルオキシド、
クメンヒドロペルオキシド等)、無機酸化剤(例えば過
酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸
アンモニウム等)及び水溶性還元剤により水相内で活性
化される触媒を含む。そのような触媒は重合を起こすに
十分な触媒量で用いられる。概して、触媒量は重合され
る全モノマーを基準として約0.01〜5重量%である。こ
の他に、重合を活性化する加熱もしくは触媒化合物、他
の有機基形成手段、例えば活性化輻射への暴露、を用い
てもよい。
【0020】好適な乳化剤は、乳化重合において通常用
いられているアニオン、カチオン、及びノニオン乳化剤
を含む。通常、少なくとも1種のアニオン乳化剤が用い
られ、1種以上のノニオン乳化剤も用いてよい。アニオ
ン乳化剤の例は、アルキルアリールスルホネート、アル
カリ金属アルキルスルフェート、スルホン化アルキルエ
ステル、及び脂肪酸セッケンである。特定の例は、ナト
リウムドデシルベンゼンスルホネート、ナトリウムブチ
ルナフタレンスルホネート、ナトリウムラウリルスルフ
ェート、二ナトリウムドデシルジフェニルエーテルジス
ルホネート、N-オクタデシル二ナトリウムスルホスクシ
ネート及びジオクチルナトリウムスルホスクシネートを
含む。乳化剤は適当な乳化を達成しかつ所望の粒度及び
粒度分布を与える量で用いられる。
【0021】乳化重合において種々の目的に有効である
ことが公知である他の成分、例えば酸、塩、連鎖移動
剤、及びキレート化剤もポリマーの製造において用いて
よい。例えば、重合性成分がモノエチレン系不飽和カル
ボン酸コモノマーを含む場合、酸性条件(pH2〜7、
好ましくは2〜5)での重合が好ましい。そのような例
において、水性媒体は所望のpH範囲において緩衝系を
与えるために通常用いられる公知の弱酸及びその塩を含
んでもよい。モノエチレン系不飽和カルボン酸モノマー
を用いない場合、水性媒体のpHは約2〜約10である。
【0022】重合成分を混合する方法は公知のモノマー
供給法、例えば連続モノマー添加、断続的モノマー添
加、又はモノマーのすべてを一度に添加することによっ
て行ってよい。重合添加剤を含む水性媒体の全量がモノ
マーを加える前に重合容器内に存在していてもく、又は
水性媒体もしくはその一部を重合の間に加えてもよい。
【0023】第一のポリマードメインを形成するための
重合は通常乳化された混合物を拡販しながら約50〜110
℃、好ましくは60〜100 ℃の温度に加熱することにより
開始ざれる。重合は乳化された混合物を選ばれた温度に
モノマーがポリマーに転化するまで維持することにより
続けられる。
【0024】第一のポリマードメイン粒子形成のための
重合後、レテックスを濾過し、前凝塊(precoagulum)を
除去し、次いで少量の公知の安定剤界面活性剤の添加に
より貯蔵安定化する(第二の段階重合において分散した
第一のドメイン粒子としてその後用いるまで)。好まし
くは、第一のポリマーラテックスの濾過及び中間安定化
工程は第二のポリマードメイン用にモノマーを直接重合
することにより排除する。第二のポリマードメイン用の
モノマーは撹拌により第一のポリマードメイン粒子を含
む水性媒体内に分散され、そして第一のポリマードメイ
ン粒子の製造での同様の方法でそして同様の所望の重合
助剤を用いて攪拌しながら重合してよい。第二のポリマ
ードメインの形成において、従来の連鎖移動剤、例えば
ブロモホルム、四塩化炭素、長鎖メルカプタン(例えば
ラウリルメルカプタン、ドデシルメルカプタン等)、又
は他の公知の連鎖移動剤を、全モノマーを基準として約
0.1 〜3.0 重量%の量で用いることが好ましい。
【0025】重合後、得られる水性不均一ポリマーラテ
ックスの固体含量は水の添加又は蒸留による水の除去に
よって所望のレベルに調節される。通常、ポリマー固体
含量の所望のレベルは全重量を基準として約25〜65重量
%、好ましくは約45〜60重量%である。
【0026】好適な粒度は重合より直接達成される。し
かし、得られるラテックスをふるいにかけ、所望のサイ
ズ範囲以外の粒子を除去し、そして粒度分布をせまくし
てもよい。
【0027】種々の用途に対し、少量の添加剤、例えば
界面活性剤、殺菌剤(例えばホルムアルデヒド)、pH
調節剤、及び脱泡剤をラテックス内に有することが時に
は望ましく、これは従来の方法により行い、そしてラテ
ックスの製造のいずれの時点においても行ってよい。
【0028】実施例 以下の例は揮発性有機化合物を含まないペイント塗料に
用いる2段階ラテックスの製造、ラテックスを含むペイ
ント塗料、比較ラテックス及び比較ラテックスを含むペ
イント塗料の製造、低温フィルム形成性、耐ブロック
性、及び洗浄適性についてのペイント塗料をテストする
方法、並びに本発明の例と比較例の間のテスト結果の比
較を説明する。
【0029】テスト法耐ブロッキング フィルム(6ミル(150μm))をleneta 3-B不透明チャー
ト上に流延し、一定の温度及び湿度(22℃、40〜60%相
対湿度)において1、2、3及び7日間乾燥させた。2
枚のコートしたチャートを向かい合わせに重ね、22℃の
温度及び40〜60%の相対湿度において1日間0.070kg/cm
2(1psi) の圧力を加えた。他の2枚のチャートには35℃
のオーブン内で30分間0.070kg/cm2 の圧力を加えた。耐
ブロッキング性は、パネルを手により引き剥がした際に
目視で測定し、以下のように分類した。
【0030】 耐ブロッキング性 等級 分離のタイプ 10 粘着性なし 9 微小な粘着性 8 ごくわずかな粘着性 7 こくわずか〜わずかな粘着性 6 わずかな粘着性 5 中程度の粘着性 4 粘着性 3 引き剥がした際に5〜25%のフィルムが裂けた 2 引き剥がした際に25〜50%のフィルムが裂けた 1 引き剥がした際に50〜75%のフィルムが裂けた 0 引き剥がした際に75〜100 %のフィルムが裂けた
【0031】低温フィルム形成 ペイントを2〜5℃の冷蔵庫内で1時間状態調節し、こ
のペイントの3ミル(150μm)のフィルムを19BR leneta
チャート上に塗布した。このフィルムを2〜5℃で一晩
乾燥し亀裂について観察した。5℃で塗布したフィルム
と室温(22℃)で塗布したフィルムの間に差が見られな
い場合にペイントは許容できるフィルムを形成すると考
えられる。
【0032】耐磨耗性(洗浄適性) lenetaチャート上にペイントの3ミルのフィルムを流延
し、このペイントを48時間乾燥することによりテスト洗
浄パネルを製造した。乾燥したチャートをガラスパネル
に固定し、このテストパネルを入れておく槽及び洗浄ブ
ラシを備えた洗浄機に入れた。このブラシは水に15分間
浸し、そして20%洗浄石鹸(Lava)の洗浄溶液に0.5 時間
浸すことにより調製した。洗浄機を始動し、パネルを洗
浄溶液で湿らせておく。0.5 インチ(1.27cm)の黒いチャ
ートがテストパネルから示された際のストローク回数を
記録した。
【0033】湿潤接着性 lenetaチャート上に半光沢アルキドベース(湿潤接着性
の最も困難なテストであるとして選んだ)を3ミルフィ
ルムまで流延することにより洗浄パネルを製造した。こ
のチャートを室温において少なくとも1週間エージング
した。次いでテストラテックスをエージングしたアルキ
ド表面で3ミルフィルムまで流延し、48時間乾燥した。
乾燥したチャートをガラスパネルに固定し、このテスト
パネルを入れておく槽及び洗浄ブラシを備えた洗浄機に
入れた。このブレシは温水に30分間浸すことにより状態
調節し次いで機械ホルダーに入れた。テストパネルをブ
ラシの下の槽に入れ、200gの温水(50℃)を槽に加え
た。洗浄機を始動し、400 ストーク作動させた。コーテ
ィングが損なわれていない場合、8g の乾燥研磨剤(Aja
x)をブラシの下に入れ、機械をさらに100 ストーク作動
させた。コーティングが剥がれる、すなわちテストペイ
ントがアルキドベースから剥がれるまでこの最後の工程
を繰り返した。剥がれるまでのストークの回数を記録し
た。
【0034】ペイントスクリーニング塗料の組成 ペイント塗料中の顔料及び充填材が付着したペイントフ
ィルムに硬度を与えることに注目すべきである。フィル
ムの硬度と顔料の量の間の関係は顔料体積濃度(これは
樹脂の単位体積中の顔料の部分体積である)により表さ
れる。従って、低PVCコーティング組成物は比較的低
レベルの顔料を含み、高PVCコーティング組成物は高
レベルの顔料を含む。低PVCペイントにおいて、コー
ティングの硬度は主にラテックスのTgにより決定され
る。高PVCペイントにおいて、体質顔料が主にコーテ
ィング硬度を決定する。低PVCペイント中のラテック
スは、フィルム形成及び最終硬度を発現するため高PV
Cペイントよりも多くの凝集助剤を必要とする。この系
において、フィルム形成助剤の量が少ない場合、フィル
ム特性及びペイントの耐久性は劇的に低下する。
【0035】以下に多段階ラテックスのテストに用いた
ペイント塗料を示す。
【表1】
【0036】1.BYK 156 分散剤は商標混合物である。 2.BYK 034 脱泡剤は商標混合物である。 3.Natrosol 250 HR はヒドロキシエチルセルロースで
ある。 4.Titanox 2020もしくはTioxide RTC-90はルチル二酸
化チタンである。 5.Verwhiteは炭酸カルシウム顔料である。 6.Rexol 25.9は9〜10モルエチレンオキシドを含むエ
トキシル化ノニルフェノール界面活性剤である。Rexol
45/407は40モルエチレンオキシドを含むエトキシル化オ
クチルフェノール界面活性剤である。 7.Acrysol RM-2020 は水ベース無溶媒ポリウレタン流
動改良剤である。 8.Kathon LX は活性成分として14%までの5-クロロ-2
- メチル-4- イソチアゾリン-3- オン及び2-メチル-4-
イソチアゾリン-3- オンを有する殺菌剤である。 9.Drew L-475は100 %活性物質を含むシリカ誘導体と
無機オイルのブレンドより製造された脱泡剤である。 10. ASP-170 はアルミニウムシリケート顔料である。 11. Hegmanは産業上用いられる粉砕物の単位である。
【0037】以下の例は種々の2段階ラテックスの製
造、組成及び特性を説明する。ラテックスの粒度はBI-9
0 粒度分析機(Brookhaven Instruments製)により測定
した。
【0038】例I:2段階オールアクリルラテックス
(ソフト第一段階/ハード第二段階) アニオン界面活性剤、Alipal EP-110(Rhone Poulenc
製)及びノニオン界面活性剤、Igepal CA-897(Rhone Po
ulenc 製)を用いて、以下の方法により標準湿潤接着製
モノマー、DV 2422(Rhone Poulenc 製)を含む一連の2
段階オールアクリル(メチルメタクリレート/ブチルア
クリレート/メタクリル酸)ラテックスを製造した。製
造されたラテックスの一つについての成分は以下の通り
である。濃度はモノマー100 部あたりの部で示した。
【0039】
【表2】
【0040】還流冷却器、添加漏斗及び攪拌機を備えた
3リットルの反応容器内で、水、アニオン界面活性剤及
び脱泡剤を穏やかに攪拌し、78℃に加熱した。次いで5
2.0gの第一段階モノマー混合物及び7.0gの触媒溶液を反
応容器に加え、反応混合物を20分間同じ温度に保った。
第一段階モノマー混合物の残りを2時間かけて反応に加
えた。第一段階添加の終了時に反応を再び78℃に20分間
保ち、次いで第二段階モノマー混合物の添加を開始し、
1時間40分かけて加えた。第二段階添加の終了時に、反
応を78℃に20分保ち、次いで室温に冷却した。反応混合
物が冷却後、0.5gの過酸化水素及び0.2gのイソアスコル
ビン酸を加え、すると温度が65℃になった。得られたエ
マルジョンのpHを26.6%水酸化アンモニウム水溶液の
添加により8.0 に調整した。
【0041】得られたラテックスを1Cと呼び、これは
以下の物理特性を有していた。51.5%固体、150nm 粒
度、222mPas(cps)粘度、及びpH 8.0 1A、1B、1D及び1Eと呼ぶ一連のポリマーエマル
ジョンを上記方法によって製造した。上記例1A〜1E
の各々をガラス上に3ミルのフィルムに流延し、2〜5
℃で一晩乾燥した。その後、これらを粘着性についてテ
ストし、そして亀裂について目視で調べた。ラテックス
特性及び組成を表3に示す。
【0042】
【表3】 a フォックス式により計算b MMA はメチルメタクリレートであり、BAはブチルアク
リレートである
【0043】例II:均質オールアクリルラテックス ラテックス1Cと同じモノマー組成の1段階オールアク
リルラテックスを2段階重合ではなく均質乳化重合によ
り製造した。得られたラテックスを1Fと呼び、これは
以下の物理特性:51.5%固体、145nm 粒度、及びpH
8.0を有していた。
【0044】例III:コーティング助剤を含む、塗料用の
オールアクリルラテックス 52部メチルメタクリレート(MMA) 及び48部ブチルアクリ
レート(BA)のモノマー組成により、例Iの方法及び界面
活性剤系によって、標準半連続重合法により1段階オー
ルアクリルラテックスを製造した。得られたラテックス
を1Gと呼び、これは以下の物理特性:51.1%固体、23
0mPas(cps)粘度、160 ℃Tg、158nm 粒度、及びpH
8.0を有していた。
【0045】例IV:ペイント塗料におけるオールアクリ
ルラテックスについてのテスト結果 上記ラテックス1A〜1Eを揮発性有機化合物を含まな
いペイント塗料に配合し、低温フィルム形成及び耐ブロ
ッキングの特性について、ラテックス1F、ラテックス
1G及び凝集剤を含む組成物、及び市販ペイントと比較
した。結果を表4に示す。この結果は2段階ラテックス
1Cの耐ブロックが均質ラテックス1Fよりも優れ、凝
集したオールアクリル1G及び市販半光沢ペイント1H
に匹敵することを示している。
【0046】例Iの2段階オールアクリルラテックス1
Cのペイント特性を例III の凝集したオールアクリルラ
テックス1Gと比較した。この結果を表5に示す。この
結果は2段階ラテックスがフィルム形成及び凍結−解凍
安定性において凝集助剤を含むペイントに匹敵し、耐磨
耗性及び湿潤接着性において優れていることを示してい
る。
【0047】
【表4】 a 2段階ラテックス1C 42.5 MMA/57.5 BA の均質組成
b 均質オールアクリルラテックス1G:52 MMA/48 BA
凝集助剤含まずc 均質オールアクリルラテックス1G:6%Texanol で
凝集された52 MMA/48 BA、Eastman Kodak の製品d 凝集助剤を含む市販半光沢ペイント
【0048】
【表5】
【0049】例V:2段階オールアクリルラテックス
(ハード第一段階/ソフト第二段階) 第一段階モノマー組成が33.8 MMA/31.2 BA/0.65 MAA で
あり、第二段階組成が11.2 MMA/23.8 BA/0.35 MAA であ
ることを除き、例Iに記載の方法及び界面活性剤系を用
いて2段階オールアクリル(メチルメタクリレート、ブ
チルアクリレート、及びメタクリル酸)ラテックスを製
造した。このラテックスを2Aと呼び、これは以下の物
理特性、52.8%固体、pH 8.0、163nm 粒度を有してい
た。
【0050】例VI:均質コポリマー 例Iの2段階重合と同じ界面活性剤系を用いて均質乳化
重合により、ラテックス2Aと同じモノマー組成の1段
階オールアクリルラテックスを製造した。得られたラテ
ックスを2Bと呼び、これは以下の物理特性、51.2%固
体、pH 8.0、及び140nm 粒度を有していた。
【0051】例VII:ペイント塗料におけるハード第一段
階/ソフト第二段階オールアクリルラテックスのテスト
結果 ラテックス2A及び2Bをペイントスクリーニング塗料
Iに配合し、耐ブロック及び低温フィルム形成特性につ
いてテストした。この結果を表6に示し、これは2段階
ラテックスが均質ラテックスよりも特性が良好であり、
凝集溶媒をを含む塗料に匹敵することを示している。
【0052】
【表6】 a 2ドメイン組成物b ラテックス2Aの均質組成物:45 MMA/55 BA/1 MMAc 凝集助剤を含まないオールアクリルラテックス1Gd 6%凝集助剤を含むオールアクリルラテックス1Ge 凝集助剤を含む市販半光沢ペイント
【0053】例VIII:2段階スチレン−アクリルラテッ
クス 例Iの重合法及び界面活性剤系を用いて一連の2段階ス
チレン/メチルメタクリレート/ブチルアクリレートラ
テックスを製造した。このラテックスを3A、3B及び
3Cと呼ぶ。このラテックス組成及び特性を表7に示
す。
【0054】例IX:均質スチレン−アクリルラテックス 第一段階予備エマルジョン供給を用いることを除き、例
Iの方法及び界面活性剤系を用いて均質スチレン/メチ
ルメタクリレート/ブチルアクリレートターポリマーラ
テックスを合成した。このモノマー組成はラテックス3
Bと同じであった。得られたラテックスを3Dと呼び、
これは以下の物理特性、53.0%固体、219nm 粒度、pH
8.0、0.006 %グリット(200M)を有していた。この物理
特性を表7に示す。
【0055】例X:凝集助剤と配合するスチレン−アク
リルラテックス 1段階予備エマルジョン供給を用いてスチレン/アクリ
ルラテックスを合成した。得られたラテックスはスチレ
ン54.4/ブチルアクリレート45.6のモノマー組成を有
し、これを3Eと呼ぶ。これは以下の物理特性、53%固
体、pH 8.0、175nm 粒度、0.0032%グリッド(200M)及
びTg20.4℃を有していた。
【0056】
【表7】 a 3Bの均質組成物b フォックス岸により計算
【0057】例XI:ペイント塗料におけるスチレン/ア
クリルラテックスのテスト結果 ラテックス3A〜3Eをペイントスクリーニング塗料I
及びIIに配合し、耐ブロック及び低温ふぃるむ形成特性
についてテストした。この結果を表8に示す。これは2
段階スチレン/アクリルラテックス3Bが凝集したサン
プル3Eに匹敵するフィルム形成特性及び優れた耐ブロ
ック性を示すことを示している。
【0058】2段階スチレン/アクリルラテックス3B
のペイント特性を凝集したスチレン/アクリルポリマー
3Eと比較した。この結果を表9に示す。これは2段階
ラテックスが凝集溶媒で配合したスチレン/アクリルラ
テックスに匹敵することを示している。
【0059】
【表8】 a ラテックス3Bの均質組成物b 6%Texanol を含むスチレン−アクリルラテックス
【0060】
【表9】
【0061】例XII:2段階ビニルエステルターポリマー
ラテックス 例Iの方法及び界面活性剤系を用いて4A〜4Cと呼ぶ
一連の2段階ビニルエステルコポリマーを製造した。こ
のラテックス特性及び組成を表10に示す。
【0062】例XIII: 均質ビニルエステルラテックス ラテックス4Bのモノマー組成及び界面活性剤系を用い
て均質組成の1段階ビニルエステルラテックスを製造し
た。得られたラテックスを4Dと呼び、これは以下の物
理特性、56.0%固体、234nm 粒度及びpH8.0 を有して
いた。
【0063】
【表10】 a フォックス式により計算b モノマー:VAはビニルアセテートであり、BAはぶちる
あくりれーとであり、VV-10 は10個の炭素原子を含む不
飽和モノカルボン酸のビニルエステルであり、V2E-H は
ビニル2-エチルヘキサノエートである
【0064】例XIV:ペイント塗料におけるビニルエステ
ルラテックスのテスト結果 ラテックス4A〜4B及びNacan Products Ltd, Canada
より入手可能な6%Texanol で凝集した市販ビニルアク
リル樹脂をペイントスクリーニング塗料Iに配合し、耐
ブロック及び低温フィルム形成特性についてテストし
た。この結果を表11に示し、これは2段階ラテックス
4A及び4Bが凝集剤を含む市販ペイント及び均質ポリ
マー4Dを含むペイント塗料よりも耐ブロック性におい
て優れていることを示している。
【0065】
【表11】 a ラテックス4Bの均質重合b 6%Texanol で凝集されたNocan's 市販ビニルアクリ
ル樹脂
【0066】例XV:湿潤接着剤を含むオールアクリル/
ビニル−アクリルターポリマー 例Iの界面活性剤系及び方法を用いてソフトオールアク
リル/ハードビニル−アクリル2段階ターポリマーを製
造した。全ポリマーの0.5 重量%の量の湿潤接着性モノ
マー(DV 2422) を第一段階ポリマードメインに重合し
た。このラテックスを5A及び5Bと呼ぶ。このラテッ
クス特性及び組成を表12に示す。
【0067】
【表12】 a フォックス式により計算
【0068】例XVI:ペイント塗料におけるオールアクリ
ル/ビニル−アクリルラテックスのテスト結果 ラテックス5A及び5Bをペイントスクリーニング塗料
I及びIIに配合し、耐ブロック及び低温フィルム形成特
性について互いに及び凝集剤を含む市販塗料4Eと比較
した。この結果を表13に示し、これはラテックス5B
が優れた塗料であり、ラテックス5Aが凝集剤を含む市
販品に匹敵することを示している。
【0069】ラテックス5A及び5Bをペイントスクリ
ーニング塗料I及びIII に配合し、凝集剤(Nacan'sビニ
ルアクリル)を含む市販ペイント及び凝集溶媒と配合し
たオールアクリルラテックス1Gと比較した。この結果
を表14に示す。これは2段階ポリマーがペイント塗料
において使用することが優れていることを示している。
【0070】
【表13】 a 6%Texanol で凝集されたNocan's ビニルアクリルラ
テックス
【0071】
【表14】 a 6%Texanol で凝集されたNocan's ビニルアクリルラ
テックスb 6%Texanol で凝集されたオールアクリルラテックス
【0072】上記例は本発明の好ましい実施態様を示す
ものであるが、すべての実施態様を示すものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リーン ファン カナダ国,オンタリオ エル4ゼット 3 ピー4,ミシソーガ,ブリストル ロード イースト 155,99 (72)発明者 ウィリアム クーリー カナダ国,オンタリオ エヌ3ビー 2ジ ー3,エルミラ,ボーマン ストリート 7 (72)発明者 ジュディー メイ ティナマイザン カナダ国,オンタリオ エル6ワイ 2ケ ー4,ブランプトン,スティールス アベ ニュ ウェスト 1210,220

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒を含まず、多段階乳化重合によ
    り製造される少なくとも2つのポリマードメインを有す
    る多段階ポリマーを含み、その後の段階重合が最初の及
    び次の段階ポリマードメインの存在下で起こり、そして
    ポリマードメインのひとつが−5℃〜−55℃のガラス転
    移温度を有し全ポリマーの90〜10重量%であり、他のポ
    リマードメインが0℃〜+50℃のガラス転移温度を有し
    全ポリマーの10〜90重量%である、ラテックスペイント
    塗料。
  2. 【請求項2】 多段階ポリマーがアクリル酸及びメタク
    リル酸のC1 〜C4アルキルエステル、エチレン、ハロ
    ゲン化ビニル、線状及び分枝鎖C1 〜C25カルボン酸の
    ビニルエステル、スチレン、C1 〜C4 アルキル及びア
    ルコキシ置換スチレン、並びにハロゲン化スチレンから
    なる群より選ばれるモノマーより製造される、請求項1
    記載のラテックスペイント塗料。
  3. 【請求項3】 モノマーがメチルアクリレート、エチル
    アクリレート、ブチルアクリレート、2-エチルヘキシル
    アクリレート、デシルアクリレート、メチルメタクリレ
    ート、エチルメタクリレート、ビニルアセテート、エチ
    レン、塩化ビニル、及びスチレンからなる群より選ばれ
    る、請求項2記載のラテックスペイント塗料。
  4. 【請求項4】 多段階ポリマーがいずれかのドメインに
    全ポリマーの0.2 〜2.0 重量%の量の、湿潤接着性モノ
    マーを含むモノマー組成物をさらに含む、請求項2記載
    のラテックスペイント塗料。
  5. 【請求項5】 湿潤接着性モノマーがアミノエチルアク
    リレート及びメタクリレート、ジメチルアミノプロピル
    アクリレート及びメタクリレート、3-ジメチルアミノ-
    2,2- ジメチルプロピル-1- アクリレート及びメタクリ
    レート、2-N-モルホリノエチルアクリレート及びメタク
    リレート、2-N-ピペリジノエチルアクリレート及びメタ
    クリレート、N-(3- ジメチルアミノプロピル)アクリル
    アミド及びメタクリルアミド、N-(3- ジメチルアミノ-
    2,2- ジメチルプロピル)アクリルアミド及びメタクリ
    ルアミド、N-ジメチルアミノメチルアクリルアミド及び
    メタクリルアミド、N-(4- モルホリノメチル)アクリル
    アミド及びメタクリルアミド、ビニルイミダゾール、ビ
    ニルピロリドン、N-(2- メタクリロイルオキシエチル)
    エチレンウレア、N-(2- メタクリルオキシアセトアミド
    エチル)-N,N'- エチレンウレア、アリルアルキルエチレ
    ンウレア、N-メタクリルアミドメチルウレア、N-メタク
    リロイルウレア、N-[3-(1,3-ジアザシクロヘキサン)-2-
    オンプロピル]メタクリレート、2-(1- イミダゾリル)
    エチルメタクリレート、2-(1- イミダゾリジン-2- オ
    ン)エチルメタクリレート、N-(メタクリルアミド)エ
    チルエチレンウレア並びにアリルウレイドからなる群よ
    り選ばれる、請求項4記載のラテックスペイント塗料。
  6. 【請求項6】 多段階ポリマーがいずれかのドメインに
    全ポリマーの0.01〜5重量%の量の、分子あたり2個も
    しくはそれ以上の重合性炭素−炭素二重結合を有する多
    段階架橋性モノマーをさらに含む、請求項2記載のラテ
    ックスペイント塗料。
  7. 【請求項7】 多段階架橋性モノマーがビニルアクリレ
    ート、ビニルメタクリレート、アリルアクリレート、ア
    リルメタクリレート、ジオール官能基を含むビニルもし
    くはアリルアクリレート、ジオール官能基を含むビニル
    もしくはアリルメタクリレート、並びにメチレン−ビス
    アクリルアミドからなる群より選ばれる、請求項6記載
    のラテックスペイント塗料。
  8. 【請求項8】 多段階ポリマーのいずれかのドメインが
    全ポリマーの0.2 〜4.0 重量%の量の、C3 〜C6 モノ
    カルボン酸及びC4 〜C6 ジカルボン酸からなる群より
    選ばれるカルボン酸よりさらに製造される、請求項2記
    載のラテックスペイント塗料。
  9. 【請求項9】 ポリマーが350nm 未満の平均粒子直径を
    有する、請求項1記載のラテックスペイント塗料。
  10. 【請求項10】 多段階乳化重合により製造される少な
    くとも2つのポリマードメインを含み、その後の段階重
    合が最初の及び次の段階ポリマードメインの存在下で起
    こり、そしてポリマードメインのひとつが−5℃〜−55
    ℃のガラス転移温度を有し全ポリマーの90〜10重量%で
    あり、他のポリマードメインが0℃〜+50℃のガラス転
    移温度を有し全ポリマーの10〜90重量%である、ラテッ
    クスペイント塗料に用いるための多段階ポリマー。
  11. 【請求項11】 ポリマーがアクリル酸及びメタクリル
    酸のC1 〜C4 アルキルエステル、エチレン、ハロゲン
    化ビニル、線状及び分枝鎖C1 〜C25カルボン酸のビニ
    ルエステル、スチレン、C1 〜C4 アルキル及びアルコ
    キシ置換スチレン、並びにハロゲン化スチレンからなる
    群より選ばれるモノマーより製造される、請求項10記
    載の多段階ポリマー。
  12. 【請求項12】 モノマーがメチルアクリレート、エチ
    ルアクリレート、ブチルアクリレート、2-エチルヘキシ
    ルアクリレート、デシルアクリレート、メチルメタクリ
    レート、エチルメタクリレート、ビニルアセテート、エ
    チレン、塩化ビニル、及びスチレンからなる群より選ば
    れる、請求項11記載の多段階ポリマー。
  13. 【請求項13】 いずれかのドメインに全ポリマーの0.
    2 〜2.0 重量%の量の、湿潤接着性モノマーを含むモノ
    マー組成物をさらに含む、請求項10記載の多段階ポリ
    マー。
  14. 【請求項14】 湿潤接着性モノマーがアミノエチルア
    クリレート及びメタクリレート、ジメチルアミノプロピ
    ルアクリレート及びメタクリレート、3-ジメチルアミノ
    -2,2- ジメチルプロピル-1- アクリレート及びメタクリ
    レート、2-N-モルホリノエチルアクリレート及びメタク
    リレート、2-N-ピペリジノエチルアクリレート及びメタ
    クリレート、N-(3- ジメチルアミノプロピル)アクリル
    アミド及びメタクリルアミド、N-(3- ジメチルアミノ-
    2,2- ジメチルプロピル)アクリルアミド及びメタクリ
    ルアミド、N-ジメチルアミノメチルアクリルアミド及び
    メタクリルアミド、N-(4- モルホリノメチル)アクリル
    アミド及びメタクリルアミド、ビニルイミダゾール、ビ
    ニルピロリドン、N-(2- メタクリロイルオキシエチル)
    エチレンウレア、N-(2- メタクリルオキシアセトアミド
    エチル)-N,N'- エチレンウレア、アリルアルキルエチレ
    ンウレア、N-メタクリルアミドメチルウレア、N-メタク
    リロイルウレア、N-[3-(1,3-ジアザシクロヘキサン)-2-
    オンプロピル] メタクリレート、2-(1- イミダゾリル)
    エチルメタクリレート、2-(1- イミダゾリジン-2- オ
    ン)エチルメタクリレート、N-(メタクリルアミド)エ
    チルエチレンウレア並びにアリルウレイドからなる群よ
    り選ばれる、請求項13記載の多段階ポリマー。
  15. 【請求項15】 いずれかのドメインに全ポリマーの0.
    01〜5重量%の量の、分子あたり2個もしくはそれ以上
    の重合性炭素−炭素二重結合を有する多段階架橋性モノ
    マーをさらに含む、請求項10記載の多段階ポリマー。
  16. 【請求項16】 多段階架橋性モノマーがビニルアクリ
    レート、ビニルメタクリレート、アリルアクリレート、
    アリルメタクリレート、ジオール官能基を含むビニルも
    しくはアリルアクリレート、ジオール官能基を含むビニ
    ルもしくはアリルメタクリレート、並びにメチレン−ビ
    スアクリルアミドからなる群より選ばれる、請求項15
    記載の多段階ポリマー。
  17. 【請求項17】 いずれかのドメインにおいて全ポリマ
    ーの0.2 〜4.0 重量%の量の、C3 〜C6 モノカルボン
    酸及びC4 〜C6 ジカルボン酸からなる群より選ばれる
    カルボン酸をさらに含む、請求項10記載の多段階ポリ
    マー。
  18. 【請求項18】 ポリマー粒子が350nm 未満の平均粒子
    直径を有する、請求項10記載の多段階ポリマー。
JP841694A 1993-01-28 1994-01-28 有機溶媒を含まず、多段階ポリマーをベースとするラテックスペイント塗料 Pending JPH0734027A (ja)

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