JPH0733851Y2 - エアクリーナにおけるカバー体の係止装置 - Google Patents
エアクリーナにおけるカバー体の係止装置Info
- Publication number
- JPH0733851Y2 JPH0733851Y2 JP1655690U JP1655690U JPH0733851Y2 JP H0733851 Y2 JPH0733851 Y2 JP H0733851Y2 JP 1655690 U JP1655690 U JP 1655690U JP 1655690 U JP1655690 U JP 1655690U JP H0733851 Y2 JPH0733851 Y2 JP H0733851Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover body
- air cleaner
- outer peripheral
- lever
- lever body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、フイルタエレメントが取付くエアクリーナケ
ースの上面にカバー体を着脱自在に装着して成るエアク
リーナにおいて、前記カバー体をエアクリーナケースに
係止する装置の改良に関するものである。
ースの上面にカバー体を着脱自在に装着して成るエアク
リーナにおいて、前記カバー体をエアクリーナケースに
係止する装置の改良に関するものである。
エアクリーナケースにカバー体を係止するには、一般
に、線材とか板ばねを折り曲げて形成した係止金具が利
用されており、その例として、第4図に示すような係止
金具11が利用されている。
に、線材とか板ばねを折り曲げて形成した係止金具が利
用されており、その例として、第4図に示すような係止
金具11が利用されている。
すなわち、この係止金具11は、側面視略C字状に湾曲形
成した弾性体製のフック体12の上端に、側面視く字状に
屈曲したレバー体13を、その一端13aと他端13bとの間の
中途部において回動自在に枢着したものであり、フック
体12の下端12aを、エアクリーナケース14の外周部に回
動自在に枢着する一方、エアクリーナケース14に対する
カバー体15の外周部には、前記レバー体13が挿脱する係
合溝16を形成し、レバー体13を、その一端13aを係合溝1
6の外壁16aに向けて滑らせつつ回動して、フック体12の
ばね力の作用線をいわゆる支点越えさせて、レバー体13
を、カバー体15の外周面に倒した状態にばね力にて保持
することにより、カバー体15をエアクリーナケース14に
係止するようにしたものである。
成した弾性体製のフック体12の上端に、側面視く字状に
屈曲したレバー体13を、その一端13aと他端13bとの間の
中途部において回動自在に枢着したものであり、フック
体12の下端12aを、エアクリーナケース14の外周部に回
動自在に枢着する一方、エアクリーナケース14に対する
カバー体15の外周部には、前記レバー体13が挿脱する係
合溝16を形成し、レバー体13を、その一端13aを係合溝1
6の外壁16aに向けて滑らせつつ回動して、フック体12の
ばね力の作用線をいわゆる支点越えさせて、レバー体13
を、カバー体15の外周面に倒した状態にばね力にて保持
することにより、カバー体15をエアクリーナケース14に
係止するようにしたものである。
この係止金具11を利用すると、レバー体13を係合溝16に
深く係合させることができるので、例えば実開昭60−32
63号公報に記載されているように、フック体の一端をカ
バー体の水平フランジに直接係止するようにしたものに
比べて、カバー体の係止強度を格段に向上できる利点を
有する。
深く係合させることができるので、例えば実開昭60−32
63号公報に記載されているように、フック体の一端をカ
バー体の水平フランジに直接係止するようにしたものに
比べて、カバー体の係止強度を格段に向上できる利点を
有する。
ところが、その反面、この構成では、レバー体13をカバ
ー体15の外周面に向けて回動操作するに際して、レバー
体13の一端13aにて係合溝16の底面が下向きに強く押圧
されることになり、当該レバー体13の一端13aが係合溝1
3内を滑り移動するに際しての抵抗が大きくなるため、
レバー体13を回動操作するのに大きな力を必要としてお
り、このため、エアクリーナの組立や保守・点検に際し
て、作業者の負担が増大すると云う問題があった。
ー体15の外周面に向けて回動操作するに際して、レバー
体13の一端13aにて係合溝16の底面が下向きに強く押圧
されることになり、当該レバー体13の一端13aが係合溝1
3内を滑り移動するに際しての抵抗が大きくなるため、
レバー体13を回動操作するのに大きな力を必要としてお
り、このため、エアクリーナの組立や保守・点検に際し
て、作業者の負担が増大すると云う問題があった。
この問題に対しては、レバー体13の他端13bからフック
体12の上端までの長さ寸法l1を、レバー体13の一端13a
からフック体12の上端までの長さ寸法l2よりも大きくし
て、てこの原理を利用すれば良いと考えられるが、レバ
ー体13の他端13bからフック体12の上端までの長さ寸法l
1は、カバー体15の高さ寸法に制約されて一定寸法以上
大きくすることができないため、この手段は採用するこ
とができないのである。
体12の上端までの長さ寸法l1を、レバー体13の一端13a
からフック体12の上端までの長さ寸法l2よりも大きくし
て、てこの原理を利用すれば良いと考えられるが、レバ
ー体13の他端13bからフック体12の上端までの長さ寸法l
1は、カバー体15の高さ寸法に制約されて一定寸法以上
大きくすることができないため、この手段は採用するこ
とができないのである。
本考案は、カバー体に対する係止強度を低下することな
く、軽い力で係止作業をできるようにした係止装置を提
供することを目的とするものである。
く、軽い力で係止作業をできるようにした係止装置を提
供することを目的とするものである。
この目的を達成するため本考案は、上面にカバー体を着
脱自在に設けたエアクリーナケースの外周部に、弾性体
製のフック体を、その上端が前記カバー体の外周面に向
けて遠近移動自在となるようにその下端において回動自
在に枢着し、該フック体の上端に、レバー体を、一端と
他端との間の中途部において回動自在に枢着する一方、
前記カバー体の外周部に、前記レバー体の一端に対する
係合溝を形成して成るカバー体の係止装置において、前
記係合溝の底面に、前記レバー体の一端に対するガイド
部を、カバー体の外周面から係合溝における外壁の付け
根部に向けて下向き傾斜するように形成する構成にし
た。
脱自在に設けたエアクリーナケースの外周部に、弾性体
製のフック体を、その上端が前記カバー体の外周面に向
けて遠近移動自在となるようにその下端において回動自
在に枢着し、該フック体の上端に、レバー体を、一端と
他端との間の中途部において回動自在に枢着する一方、
前記カバー体の外周部に、前記レバー体の一端に対する
係合溝を形成して成るカバー体の係止装置において、前
記係合溝の底面に、前記レバー体の一端に対するガイド
部を、カバー体の外周面から係合溝における外壁の付け
根部に向けて下向き傾斜するように形成する構成にし
た。
この構成において、レバー体を、その一端をカバー体に
おける係合溝のガイド部に接当した状態でカバー体の外
周面に向けて回動操作し、レバー体を、カバー体の外周
面に向けて倒しかけることにより、カバー体をエアクリ
ーナケースに係止することができる。
おける係合溝のガイド部に接当した状態でカバー体の外
周面に向けて回動操作し、レバー体を、カバー体の外周
面に向けて倒しかけることにより、カバー体をエアクリ
ーナケースに係止することができる。
その場合、レバー体の回動操作によって係合溝に対して
下向きの押圧力が作用しても、レバー体の一端が、レバ
ー体の外周面から係合溝における外壁の付け根に向けて
下向き傾斜したガイド部に接当していることにより、レ
バー体の一端は、係合溝における外壁の付け根箇所に向
けて円滑にガイドされ、レバー体を回動操作するに際し
ての抵抗が格段に低減するから、レバー体の他端から枢
着部までの長さ寸法を長くしなくても、レバー体を、軽
い力で回動操作できることになる。
下向きの押圧力が作用しても、レバー体の一端が、レバ
ー体の外周面から係合溝における外壁の付け根に向けて
下向き傾斜したガイド部に接当していることにより、レ
バー体の一端は、係合溝における外壁の付け根箇所に向
けて円滑にガイドされ、レバー体を回動操作するに際し
ての抵抗が格段に低減するから、レバー体の他端から枢
着部までの長さ寸法を長くしなくても、レバー体を、軽
い力で回動操作できることになる。
従って本考案によれば、係止金具の寸法を変更すること
なく、レバー体の回動操作を軽い力で行うことができる
から、カバー体の係止強度を損なうことなく、エアクリ
ーナの組立や保守・点検に際しての作業者の負担を軽減
できる効果を有する。
なく、レバー体の回動操作を軽い力で行うことができる
から、カバー体の係止強度を損なうことなく、エアクリ
ーナの組立や保守・点検に際しての作業者の負担を軽減
できる効果を有する。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図
において符号1は、内部にフイルタエレメント2を備え
たエアクリーナケースを、符号3は、前記エアクリーナ
ケース3の上面に着脱自在に取付くカバー体を各々示
し、前記エアクリーナケース1の外周部に、円周方向に
沿って適宜間隔で支持部4を外向き突設し、該支持部4
に形成した割り溝5内に、従来と同様にフック体7とレ
バー体8とを備えた線材製の係止金具6におけるフック
体7の下端7aを回動自在に枢着する。
において符号1は、内部にフイルタエレメント2を備え
たエアクリーナケースを、符号3は、前記エアクリーナ
ケース3の上面に着脱自在に取付くカバー体を各々示
し、前記エアクリーナケース1の外周部に、円周方向に
沿って適宜間隔で支持部4を外向き突設し、該支持部4
に形成した割り溝5内に、従来と同様にフック体7とレ
バー体8とを備えた線材製の係止金具6におけるフック
体7の下端7aを回動自在に枢着する。
前記カバー体3の外周部には、当該カバー体3を補強す
るための断面横向きT字状の補強体を全周にわたって形
成することにより、上向きに開口した係合溝9を形成し
て、更に、該係合溝9の内面のうち前記係止金具6に対
応した部位には、前記レバー体8の一端8aが接当するリ
ブ状のガイド部9aを、カバー体3の外周面から係合溝9
における外壁9bの付け根部に向かって下向きに延びるよ
うに一体的に造形する。
るための断面横向きT字状の補強体を全周にわたって形
成することにより、上向きに開口した係合溝9を形成し
て、更に、該係合溝9の内面のうち前記係止金具6に対
応した部位には、前記レバー体8の一端8aが接当するリ
ブ状のガイド部9aを、カバー体3の外周面から係合溝9
における外壁9bの付け根部に向かって下向きに延びるよ
うに一体的に造形する。
以上の構成において、エアクリーナケース1にカバー体
3を係止するには、第2〜3図に示すように、係止金具
6におけるレバー体8の他端8bを摘んで、レバー体8
を、その一端8aをガイド部9aに接当した状態でカバー体
3の外周面に向けて回動し、フック体7の上端7bをいわ
ゆる支点越えさせることにより、レバー体8をカバー体
3の外周面に立て掛けた状態にすれば良い。
3を係止するには、第2〜3図に示すように、係止金具
6におけるレバー体8の他端8bを摘んで、レバー体8
を、その一端8aをガイド部9aに接当した状態でカバー体
3の外周面に向けて回動し、フック体7の上端7bをいわ
ゆる支点越えさせることにより、レバー体8をカバー体
3の外周面に立て掛けた状態にすれば良い。
この場合、レバー体8の回動操作に際してその一端8aに
下向きの力が作用しても、係合溝9に傾斜状のガイド部
9aを形成したことにより、レバー体8の一端8aは、係合
溝9における外壁9bの付け根箇所に向けてガイドされ、
レバー体8の一端8aとガイド部9aとの間の滑り抵抗を格
段に低減できるから、レバー体8の他端8bからフック体
7の上端7bまでの長さ寸法l1と、レバー体8の一端8aか
らフック体7の上端7bまでの長さ寸法l2との比率が従来
と同じであっても、レバー体8を軽い力で回動操作する
ことができるのである。
下向きの力が作用しても、係合溝9に傾斜状のガイド部
9aを形成したことにより、レバー体8の一端8aは、係合
溝9における外壁9bの付け根箇所に向けてガイドされ、
レバー体8の一端8aとガイド部9aとの間の滑り抵抗を格
段に低減できるから、レバー体8の他端8bからフック体
7の上端7bまでの長さ寸法l1と、レバー体8の一端8aか
らフック体7の上端7bまでの長さ寸法l2との比率が従来
と同じであっても、レバー体8を軽い力で回動操作する
ことができるのである。
上記の実施例は、カバー体の補強体を利用して、係合溝
をカバー体の全周にわたって形成した場合であったが、
係合溝は係止金具の取付け箇所のみに形成しても良いの
であり、また、ガイド部の形態としては、実施例のよう
なリブ状に限らず、係合溝の底面全体を傾斜させても良
いのであり、更に、係止金具は線材製のみでなく、ばね
鋼等の弾性板製であっても良いことは云うまでもない。
をカバー体の全周にわたって形成した場合であったが、
係合溝は係止金具の取付け箇所のみに形成しても良いの
であり、また、ガイド部の形態としては、実施例のよう
なリブ状に限らず、係合溝の底面全体を傾斜させても良
いのであり、更に、係止金具は線材製のみでなく、ばね
鋼等の弾性板製であっても良いことは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】 第1〜3図は本考案の実施例を示し、第1図は全体の斜
視図、第2図は第1図のII−II視断面図、第3図は係止
状態での断面図、第4図は従来技術を示す断面図であ
る。 1……エアクリーナケース、3……カバー体、6……係
止金具、7……フック体、8……レバー体、8a……レバ
ー体の一端、9……係合溝、9a……ガイド部、9b……係
合溝の外壁。
視図、第2図は第1図のII−II視断面図、第3図は係止
状態での断面図、第4図は従来技術を示す断面図であ
る。 1……エアクリーナケース、3……カバー体、6……係
止金具、7……フック体、8……レバー体、8a……レバ
ー体の一端、9……係合溝、9a……ガイド部、9b……係
合溝の外壁。
フロントページの続き (72)考案者 安田 信博 滋賀県犬上郡豊郷町安食南43番地の18 (56)参考文献 実開 平3−78964(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】上面にカバー体を着脱自在に設けたエアク
リーナケースの外周部に、弾性体製のフック体を、その
上端が前記カバー体の外周面に向けて遠近移動自在とな
るようその下端において回動自在に枢着し、該フック体
の上端に、レバー体を、一端と他端との間の中途部にお
いて回動自在に枢着する一方、前記カバー体の外周部
に、前記レバー体の一端に対する係合溝を形成して成る
カバー体の係止装置において、前記係合溝の底面に、前
記レバー体の一端に対するガイド部を、カバー体の外周
面から係合溝における外壁の付け根部に向けて下向き傾
斜するように形成したことを特徴とするエアクリーナに
おけるカバー体の係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1655690U JPH0733851Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | エアクリーナにおけるカバー体の係止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1655690U JPH0733851Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | エアクリーナにおけるカバー体の係止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03105908U JPH03105908U (ja) | 1991-11-01 |
JPH0733851Y2 true JPH0733851Y2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=31519817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1655690U Expired - Lifetime JPH0733851Y2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | エアクリーナにおけるカバー体の係止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733851Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP1655690U patent/JPH0733851Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03105908U (ja) | 1991-11-01 |
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