JP3043403U - ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てや移動作業が容易であるベッドを提供
する。 【解決手段】 ベッド本体１０に回動機構３０を取り付
けた。回動機構３０は、取付部材３４を含んでいる。取
付部材３４は、穴３５を有している。上面体２０には、
鈎状をなす突起２１ｂを設けた。突起２１ｂを穴３５に
差し込むことにより、上面体２０を回動機構３０に取り
付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、就寝に用いられるベッドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のベッドは、重量物であり、このため、組立てや移動作業がしづらいとい う不都合があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、前記の事情に鑑みてなされたもので、組立てや移動作業が容易であ るベッドを提供することを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１に係るベッドは、ベッド本体と、このベッド本体の上部に配置されて ベッドの上面部分を構成し、かつ、使用者の体を支持するための上面体と、上面 体をベッド本体に対して正逆方向に回動させる回動機構とを備えており、回動機 構を、ベッド本体に取り付け、上面体を、回動機構に対して着脱可能とした。

【０００５】 請求項２に係るベッドは、請求項１記載のベッドにおいて、回動機構を、回動 機構と上面体とを取り付けるための取付部材を備えたものとし、取付部材に穴を 形成し、上面体に、穴に取り付けられる突起を設けた。

【０００６】 請求項３に係るベッドは、請求項２記載のベッドにおいて、突起を、鈎状をな すように構成した。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案に係るベッドの一実施形態を図１〜図３に基づいて説明する。本実施形 態のベッドは、ベッド本体１０と、このベッド本体１０の上部に配置されてベッ ドの上面部分を構成し、かつ、使用者の体を弾力的に支持するための上面体２０ と、上面体２０をベッド本体１０に対して正逆方向に回動させる回動機構３０と を主体として構成されている。

【０００８】 ベッド本体１０は、上面が開口された箱体状に構成されたものである。

【０００９】 上面体２０は、隣接して配置された第１上面部２１と第２上面部２２とから構 成されている。第１上面部２１の下部には、金属製のプレート２１ａ（図２およ び図３参照）が取り付けられている。プレート２１ａの下部には、下方に向けて 、２つの突起２１ｂが一体で形成されている。これらの２つの突起２１ｂは、鈎 状をなすように構成されている。第２上面部２２の構成は、第１上面部２１と同 様なので、詳細についての説明を省略する。

【００１０】 回動機構３０は、第１上面部２１と第２上面部２２との下方にそれぞれ配置さ れ、かつ、これらにそれぞれ取り付けられている。以下においては、第１上面部 ２１に取り付けられた回動機構３０の構成について説明する。回動機構３０は、 一端がベッド本体１０に回動自在に取り付けられたリンク部材３１および３２（ 図２参照）と、リンク部材３１とリンク部材３２とを連結するコイルスプリング ３３と、リンク部材３１および３２の他端に回動自在に取り付けられた取付部材 ３４とから構成されている。コイルスプリング３３は、リンク部材３１とリンク 部材３２との間に引張り力を付与することができる構成となっている。取付部材 ３４は、金属製の板材を折り曲げて構成されている。取付部材３４には、図２お よび図３に示されるように、２つの穴３５が形成されている。２つの穴３５は、 上面体２０の突起２１ｂを内部に収納できるとともに、突起２１ｂを取り外すこ とのできる大きさに形成されている。第２上面部２２に取り付けられた回動機構 ３０の構成は前記と同じなので説明を省略する。

【００１１】 本実施形態に係るベッドによれば、第１上面部２１および第２上面部２２（す なわち上面体２０）を、ベッド本体１０に対して着脱可能としたので、ベッドを 組み立てる際には、ベッド本体１０とは別体の上面体２０をベッド本体１０に接 近させて組み立てることができる。したがって、ベッド本体１０に上面体２０が ネジなどで固定されている場合に比較して、ベッドの組立作業を容易に行うこと ができる。また、ベッドを移動させる場合に、上面体２０をベッド本体１０から 取り外した状態で移動を行うことが容易にできるので、ベッドの移動作業が容易 となる。

【００１２】 また、本実施形態のベッドでは、突起２１ｂを穴３５に挿入するだけで上面体 ２０をベッド本体１０に取り付けることができるので、ベッドの組立作業を一層 容易に行うことができる。さらに、突起２１ｂを穴３５から抜き去ることにより 、上面体２０をベッド本体１０から容易に取り外すことができるので、ベッドの 移動作業も一層容易となる。

【００１３】 また、本実施形態のベッドでは、突起２１ｂを、鈎状をなすように構成したの で、第１上面部２１および第２上面部２２を回動させる途中において突起２１ｂ が穴３５から抜けるといった不都合の可能性を減少させることができる。

【００１４】 次に、前記のように構成された本実施形態に係るベッドの使用方法について説 明する。ベッドとして使用する場合には、図１中実線で示されているように、第 １上面部２１および第２上面部２２を水平状態とする。この状態で、上面体２０ の上面に寝ることができる。また、ベッド本体１０の内部に物品を収納する場合 いは、第１上面部２１または第２上面部２２を、図３中２点鎖線で示された位置 まで回動させる。これにより、ベッド本体１０の上面を開口させ、その内部に物 品を収納することができる。

【００１５】

【考案の効果】

請求項１に係るベッドは、ベッド本体と、このベッド本体の上部に配置されて ベッドの上面部分を構成し、かつ、使用者の体を支持するための上面体と、上面 体をベッド本体に対して正逆方向に回動させる回動機構とを備えており、回動機 構をベッド本体に取り付け、上面体を回動機構に対して着脱可能としたので、ベ ッドの組立てや移動作業を容易とすることができる。

【００１６】 請求項２に係るベッドは、請求項１記載のベッドにおいて、回動機構を、回動 機構と上面体とを取り付けるための取付部材を備えたものとし、取付部材に穴を 形成し、上面体に、穴に取り付けられる突起を設けたので、ベッドの組立作業や 移動作業を一層容易とすることができる。

【００１７】 請求項３に係るベッドは、請求項２記載のベッドにおいて、突起を、鈎状をな すように構成したので、突起が穴から抜けるといった不都合を生じる可能性を減 少させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施形態に係るベッドの斜視図で
ある。

【図２】 図１のＡ−Ａ線に沿う要部拡大断面図であ
る。

【図３】 図２のＢ方向矢視図である。

【符号の説明】

１０ ベッド本体 ２０ 上面体 ２１ｂ 突起 ３０ 回動機構 ３４ 取付部材 ３５ 穴

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ベッド本体と、このベッド本体の上部に
   配置されてベッドの上面部分を構成し、かつ、使用者の
   体を支持するための上面体と、前記上面体を前記ベッド
   本体に対して正逆方向に回動させる回動機構とを備えて
   おり、前記回動機構は、前記ベッド本体に取り付けられ
   ており、前記上面体は、前記回動機構に対して着脱可能
   とされていることを特徴とするベッド。
2. 【請求項２】 前記回動機構は、前記回動機構と前記上
   面体とを取り付けるための取付部材を備えており、前記
   取付部材には、穴が形成されており、前記上面体には、
   前記穴に取り付けられる突起が設けられていることを特
   徴とする請求項１記載のベッド。
3. 【請求項３】 前記突起は、鈎状をなすように構成され
   ていることを特徴とする請求項２記載のベッド。