JPH07336924A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH07336924A
JPH07336924A JP15299194A JP15299194A JPH07336924A JP H07336924 A JPH07336924 A JP H07336924A JP 15299194 A JP15299194 A JP 15299194A JP 15299194 A JP15299194 A JP 15299194A JP H07336924 A JPH07336924 A JP H07336924A
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annular
shaft
fluid lubricant
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
    • F16C17/107Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/72Sealings
    • F16C33/74Sealings of sliding-contact bearings

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動圧軸受部に介在される流体潤滑剤の漏出
を、簡単な構成により防止して信頼性を高めると共に、
モータの小型化が図れるスピンドルモータを提供するこ
と。 【構成】 円筒面形状外周部を有する固定支柱と、この
固定支柱の一端部から実質上垂直に外方へ延びて形成さ
れた環状の鍔部と、略円筒状に形成され前記固定支柱に
外嵌されると共に、その一端部が前記鍔部により受け止
められるスリーブ部材と、このスリーブ部材に固定され
回転負荷が装着されるロータハブとを有している。スリ
ーブ部材と固定支柱との間、及びスリーブ部材の一端部
と鍔部との間には、流体潤滑剤による動圧軸受が設けら
れている。前記固定支柱の他端部には、環状部材が設け
られている。この環状部材により、前記スリーブ部材の
軸方向移動を規制する。そして、環状部材とスリーブ部
材とでラビリンスシールが構成され、流体潤滑剤の漏出
を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば記録ディスク又
は回転多面鏡等を回転駆動するスピンドルモータであっ
て、特に軸受支持として高速回転に好適な、流体潤滑剤
による動圧軸受構造を備えたスピンドルモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクやポリゴンミラー等の回転
駆動用のスピンドルモータにおいては、近時、高容量化
や高精度化の要求により、高回転数による回転駆動を必
要とし、これに伴い動圧軸受構造を採用したスピンドル
モータが種々提案されている。この動圧軸受は、例えば
特開平3ー60349号公報等にその一例が開示されて
いるように、ロータとステータとの周方向の摺接面に、
ヘリングボーン状の溝を刻設し、ロータが回転すること
により、溝部分に充填された潤滑剤の圧力を高めてラジ
アル動圧軸受として機能させる。またスラスト方向の動
圧軸受としては、ロータの回転軸の端面側にスパイラル
状の溝を設け、回転軸の回転に伴うポンピング作用によ
り、この部分の圧力を高めて軸を浮上させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のスピンドルモータにおいては、動圧軸受に介在され
る流体潤滑剤が、モータ外部へ漏出しやすく、一度モー
タ外部へ漏出すると、磁気ディスクやポリゴンミラー等
を汚染して重大な支障を与える。このため、流体潤滑剤
の漏出防止を行なうためにOリング等のシール手段を用
いたりしているものの、その組み立て及び構成上、複雑
になり煩雑であった。また、一方において近時における
装置の小型、軽量化の傾向に伴い、スピンドルモータに
対しても小型化、薄型化の要求が高まりつつある。この
ような状態においては、潤滑剤の漏出防止を図る一方
で、モータの小型化を図ることは、そのスペース上、増
々困難となる。
【0004】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その課題とすると
ころは、モータの小型化を図りつつ、動圧軸受部に介在
される流体潤滑剤の漏出を、簡単な構成により防止でき
るスピンドルモータを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係るスピンドルモータは、円筒面形状外周
部を有する固定支柱と、この固定支柱の一端部から実質
上垂直に外方へ延びて形成された環状の鍔部と、略円筒
状に形成され前記固定支柱に外嵌されると共に、その一
端部が前記鍔部により受け止められるスリーブ部材と、
このスリーブ部材に固定され回転負荷が装着されるロー
タハブと、を有し、前記スリーブ部材と前記固定支柱と
の間には、流体潤滑剤によるラジアル動圧軸受が設けら
れ、前記スリーブ部材の一端部と前記鍔部との間には、
流体潤滑剤によるスラスト動圧軸受が設けられたスピン
ドルモータにおいて;前記固定支柱の他端部には、対応
する前記スリーブ部材の内径より大径の外径をなす環状
部材が外嵌され、この環状部材と前記スリーブ部材との
接触により、前記環状部材は前記スリーブ部材の軸方向
移動が制限され、前記環状部材と前記スリーブ部材とが
非接触の状態においては、前記環状部材と前記スリーブ
部材との間の微小間隙によるラビリンスシールが構成さ
れてなるものである。
【0006】さらに、前記環状部材のモータ内部側にお
ける前記固定支柱及び/または前記スリーブ部材には、
前記流体潤滑剤の漏出を防止する環状溝を設けることが
望ましい。
【0007】
【作用】本発明に係るスピンドルモータによれば、固定
支柱と相対回転するスリーブ部材は、その一端部が固定
支柱の鍔部に受け止められ、また他端部が環状部材によ
り軸方向の移動制限を受けている。このため、スリーブ
部材は環状部材により抜け・外れが防止されると共に、
鍔部と環状部材とにより、スリーブ部材はこのスリーブ
部材の両端において位置決めされ、その範囲内において
保持される。すなわちスリーブ部材は軸方向の所定位置
に位置決めされる。従って従来のように、スラスト(規
制)プレートをスリーブ部材の内部に設けることに比較
して、構造が簡単になり、モータの小型化、特に高さ
(厚み方向)寸法を最小にすることができる。
【0008】そして、この環状部材は、スリーブ部材と
で協働するラビリンスシールを構成しているから、流体
潤滑剤の漏出に対して確実に漏出防止が図れ、しかも特
別な専用構造を採用する必要がないため、かさ張らず、
モータの小型化をより容易に図ることができる。
【0009】さらに、前記固定支柱及び/またはスリー
ブ部材には、流体潤滑剤の漏出を防止する環状溝が設け
られているため、前記ラビンリンスシール構造に加えて
より効果的な漏出防止が図れる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に従うスピンドルモータの実
施例について、添付の図面を参照しながら説明する。図
1及び図2は、第一の実施例のスピンドルモータを示
し、例えば光磁気ディスクを回転駆動するために用いら
れる。なお、図1はスピンドルモータの全体を示す断面
図、図2は図1の要部拡大断面図である。これらの図に
おいて、部材1は浅皿状をなすブラケットであり、例え
ばステンレス鋼により形成されている。ブラケット1に
は、外周方向へ張り出して形成された張出部21が設け
られ、この張出部21は図示省略のディスク駆動装置に
取り付けて固定される。なおブラケット1は、それ自体
がディスク駆動装置のベース部材であっても差し支えな
い。
【0011】ブラケット1の中央部には、円筒状壁15
を有する基部13が設けられており、その中心部には上
下方向に貫通する孔部12が設けられている。そしてこ
の孔部12に、シャフト2の下端部30が嵌合固定され
る。シャフト2は、(回転部材の)ロータ3に対する固
定支柱であり、略円柱状をなし、円筒面形状外周部(以
下外周部という)28を有している。シャフト2の下部
には、シャフト2に対して実質上垂直に規定される鍔部
23が一体に設けられている。鍔部23は実質上一定の
厚みを有し、シャフト2に対して外周方向に張り出した
環状に形成されている。なお、鍔部23は別個に設け
て、シャフト2へ固定してもよい。
【0012】シャフト2の下端部30がブラケット1の
孔部12に嵌合固定されると、鍔部23の下面41によ
り、シャフト2は位置決めされ、従って実質上垂直にブ
ラケット1上に立設される。シャフト2は、ブラケット
1と同様に例えばステンレス鋼により形成される。鍔部
23の上端面22は、シャフト2の外周部28に対し
て、実質上垂直な平面を規定するように形成されてお
り、この上端面22上にてスリーブ6を受け止める。上
端面22は、スリーブ6をスラスト(図の上下)方向に
受け止めるため、以後、スラスト受け面と呼ぶ。スラス
ト受け面22には、図示を省略するが周方向へ一定間隔
をもってヘリングボーン状の動圧グルーブ(溝)が刻設
されている。また、シャフト2の略中央部には、その外
周部28において、周方向へ一定間隔をもってヘリング
ボーン状の動圧グルーブ(溝)19が上下二列に刻設さ
れている。
【0013】ブラケット1における円筒状壁15及びそ
の下部に設けられた段部16には、ステータ4が装着さ
れている。ステータ4は、複数の磁極が形成され、所定
の厚みに積層されたステータコア11と、ステータコア
11に巻回されたコイル10とから構成される。そして
ステータコア11の底部がブラケット1の段部16に受
け止められると共に、その内周部が円筒状壁15の外周
部へ嵌合して固定される。段部16と円筒状壁部15と
の角には、溝部32が環状に設けられている。溝部32
は、段部16と円筒状壁部15との加工上の逃がし部で
あるが、ステータ4をブラケット1に接着剤により固定
する場合の接着剤溜り溝でもある。なお、図で明らかな
ように、シャフト2の鍔部23が固定される円筒状壁1
5の内周部42下端においても、同様の溝33が設けら
れている。
【0014】ブラケット1における平坦部24の上面
(モータ内部側)には、ステータコア11の外周側、即
ち磁極歯側に対応して、環状突壁20が設けられてい
る。環状突壁20は、平坦部24の上面に充填された樹
脂モールド材が流出しないよう設けられた仕切り壁をな
す。この樹脂モールド充填により、ステータ4とブラケ
ット1との絶縁保持を行なうと共に、ステータ4の電磁
振動がブラケット1に与える影響を低減する。なお、ス
テータ4のコイル10から引き出されたリード端部は、
図示省略するが、平坦部24の上面を這うように設けら
れてモータ外部へ導出される。
【0015】回転支持されるロータ3は、逆カップ状を
なすハブ7と、略円筒状をなすスリーブ6と、ハブ7に
設けられたロータマグネット5とから構成される。ハブ
7は、例えば強磁性体のマルテンサイト系ステンレス鋼
が用いられ、中心部は中空状の孔部43が形成されてい
る。ハブ7のヨーク部8に図示省略の記録ディスクが装
着される。記録ディスクは、ヨーク部8に穿設された孔
部9へ図示省略のクランプ部材がネジ止めされることに
より、ハブ7に対してきつく固定される。ハブ7の内壁
25に貼り付けられたシール部材14は、孔部9を封止
するためであり、これにより、モータ内外部を閉塞す
る。ヨーク部8における垂下部44の内周壁26には、
ロータマグネット5が環状に装着されている。
【0016】ロータマグネット5はステータ4と半径方
向に対向配置されており、所定の磁極が周方向に着磁さ
れている。ロータマグネット5は、ヨーク部8の内周壁
26と段部27とにより、半径方向・高さ方向(軸方
向)に位置決めされて固定されている。段部27と内周
壁26との角部には、溝部31が設けられており、この
溝部は既に説明した溝部32,33と同様の理由によ
る。なお、ロータマグネット5は環状に形成されていて
もよく、また複数のセグメント状マグネットを組み合わ
せて構成するようにしてもよい。
【0017】ハブ7と同軸状に一体固定されるスリーブ
6は、ハブ7の孔部43の内周部37に嵌合して固定さ
れている。スリーブ6の内周部29は、円筒面形状(内
周部)をなし、シャフト2の外周部28の円筒面形状
(外周部)に対応して嵌め合わせられる。そしてスリー
ブ6の一端部をなす下側の下端面35が、(鍔部23
の)スラスト受け面22にて受け止められて保持され
る。またスリーブ6におけるシャフト上端部45側に
は、溝部40が環状に設けられており、さらに奥のモー
タ内部(図の下方)側にも段部46を経て、溝部39が
環状に設けられている。溝部39は、以後環状溝39と
呼ぶ。なお、スリーブ6は、例えばリン青銅から形成さ
れている。
【0018】スリーブ6の図における下部外周部47
は、ブラケット1の円筒状壁15に対応して、縮径され
た逃がし形状となっている。下部外周部47には、図の
上から下に向かって順に環状溝48及び環状溝49が設
けられている。そして下端部の外周部50と(円筒状壁
15の)内周部42とは、半径方向に近接して設けられ
ている。
【0019】一方、シャフト2の上端部45側には、ス
リーブ6の溝部40に対応して、環状部材であるスラス
トリング18が外嵌して固定されている。スラストリン
グ18は例えば鉄鋼材や銅系の合金等により形成されて
いる。またシャフト2におけるスラストリング18のモ
ータ内部側には、溝部38が環状に設けられている。溝
部38は、以後環状溝38と呼ぶ。
【0020】シャフト2の外周部28と、これに外嵌さ
れるスリーブ6の内周部29との間には、オイル等の流
体潤滑剤が介在して設けられており、シャフト2とスリ
ーブ6との相対回転に伴い、動圧グルーブ19によるラ
ジアル動圧軸受が構成される。また、スリーブ6の下端
面35と、鍔部23のスラスト受け面22との間にも、
同様のオイルが介在して設けられており、これらの相対
回転によりスリーブ6を図の上方向へ浮上させるスラス
ト動圧軸受が構成される。これら動圧軸受により、ハブ
7は、シャフト2に対して回転自在に支持される。
【0021】なお、上記動圧軸受では、動圧グルーブが
シャフト2側並びに鍔部23側、即ちモータの静止側に
設けられているが、これとは逆に、回転側であるスリー
ブ6の内周部29側(ラジアル動圧軸受)並びにスリー
ブ6の下端面35側(スラスト動圧軸受)に上記動圧グ
ルーブを刻設しても構わない。またこれら相互の組み合
わせを採用することもできる。
【0022】次に、特に図2を参照して、本スピンドル
モータの特徴について更に説明する。まずシャフト2の
上端部45側には、上述のスラストリング18が外嵌固
定されている。通常、ハブ7(或いはスリーブ6)が回
転駆動されている場合は、スラスト動圧軸受により僅か
に図の上方向へ浮上して回転支持されている。その場
合、スリーブ6の段部46とスラストリング18の下端
部51とは間隙をもって両者が接触しないように位置付
けされている。なお、予め、ステータ4とロータマグネ
ット5とは、軸方向におけるそれぞれの磁気的中心を僅
かにずらして位置付けられており、これによりロータ3
は常に図の下側(ブラケット1側)へ引かれるよう作用
力を受ける。そしてこの作用力と逆方向に作用する浮上
力、即ちスラスト動圧軸受による浮上力は、前記作用力
により、所定の部位で平衡する。
【0023】しかし、何等かの理由によりハブ7(或い
はスリーブ6)がシャフト2から抜け出ようとした場
合、スラストリング18がハブ7(或いはスリーブ6)
の軸方向(図の上下方向)移動を制限する。即ち、スラ
ストリング18の下端部51とスリーブ6の段部46と
が接触し、スリーブ6の移動を制限する。従って、スリ
ーブ6の移動制限は、スラストリング18と段部46と
の間隙を任意に設定することにより、自由に決定するこ
とができる。
【0024】このように、スリーブ6はスラストリング
18と鍔部23とにより、軸方向の両側から位置決めさ
れることになる。そしてスラストリング18はモータに
おけるシャフト端部(シャフト上端部45)に設けられ
ているため、構造が簡単であることに加えて、余分なス
ペースを要しないから、モータの小型化を図ることがで
きる。特にモータの軸方向の寸法高さを最小限にするこ
とができる。従ってスラストリング18の外径寸法は、
スリーブ6の内周部19の内径寸法よりも大きく設定さ
れていればよく、例えばスラストリング18が嵌合され
るシャフト2の外径寸法にとらわれることはない。即
ち、スラストリング18の嵌合部が縮径されていてもよ
い。なお、スリーブ6の段部46と接触することがある
スラストリング18の、少なくも下端部51には、耐摩
耗性の高いテフロン樹脂等によるコーティング処理を行
なうもよい。
【0025】そしてスラストリング18の別の作用につ
いて以下に説明する。シャフト2の環状溝38とスリー
ブ6の環状溝39は、(シャフト2とスリーブ6とによ
る)ラジアル動圧軸受の流体潤滑剤が、その上側に位置
する端部52(モータ外部側の端部)から漏出しないよ
うに設けられている。すなわち環状溝38,39によ
り、端部52の開口は鈍角になるよう設定されている。
(図例では約180度としている。)このため端部52
において、漏出しようとする流体潤滑剤は、表面張力に
より球状になろうとするため、容易には漏出しない。
(もし、端部52の開口が鋭角となっていると、スリー
ブ6とシャフト2との間の扇状の隙間に、流体潤滑剤が
毛細管現象により容易に漏出してしまう。)従って環状
溝38,39は流体潤滑剤の漏出防止手段となす。
【0026】そして更にスラストリング18はスリーブ
6に対して、近接して配置されており、これにより更な
るシール性能が向上する。このため、万一、端部52か
ら流体潤滑剤が流出しても、スラストリング18とスリ
ーブ6との間で、漏出が阻止される。即ち二重に漏出が
阻止される。
【0027】スラストリング18によるシール性能は、
スラストリング18とスリーブ6とが、ラビリンスシー
ルの構成となっているためであり、具体的には、スラス
トリング18と段部46、スラストリング18と溝部4
0の、軸方向・半径方向の両方にて微小間隙が設けられ
ている。ちなみに、軸方向の最短距離(間隙寸法)は、
0.03mm、また半径方向の最短距離(間隙寸法)
は、0.05mmに設定されている。勿論これらの値が
小さければなおシール性能が高まることは言うまでもな
い。従って、スラストリング18は、上記のスリーブ6
の移動制限を行なうことに加え、流体潤滑剤の漏出防止
をより効果的に行なうことができる。なお、本実施例で
は、さらに流体潤滑剤の漏出を防止するため、環状溝3
8,39の表面、段部46や溝部40、及びこれらに対
向するスラストリング18の表面(図ではモータ内部
側)に流体潤滑剤をはじく撥油剤が塗布されている。
【0028】このように、スラストリング18は、流体
潤滑剤の漏出を阻止するシール手段(ラビリンスシー
ル)としても作用し、簡単な構成により高いシール性能
を得ることができる。そしてこれに加えて、それに伴う
専用構造を必要としないから、スペースがかさ張ること
がなく、上述のモータの小型化もより一層図れる。
【0029】一方、スラスト動圧軸受側であるモータ外
部側にあたる端部53は、その外周側が円筒状壁15に
より包囲されている。このため、スリーブ6の下端部外
周部50と円筒状壁15の内周部42との半径方向間隙
を、流体潤滑剤の貯溜部54としている。従って、モー
タが回転駆動されている時は、ラジアル・スラスト動圧
の両軸受共に、動圧グルーブに流体潤滑剤が保持される
が、回転停止時には、保持されなくなった流体潤滑剤
が、この貯溜部に貯溜される。このため、多量の流体潤
滑剤が動圧軸受部に保持されるため、枯渇のない長寿命
の動圧軸受が実現できる。なお、シャフト2における外
周部28と(鍔部23の)スラスト受面22との角部に
は、環状の溝部34が設けられている。この溝部34
は、両者の直角加工性を得るための逃がし部であると共
に、流体潤滑剤の保持部を兼ねている。これにより、流
体潤滑剤の粘性抵抗の低減と、貯溜の両方の作用を得て
いる。
【0030】貯溜部54に貯溜された流体潤滑剤は、モ
ータの回転・停止動作による移動や、モータ内部の温度
上昇等による内部圧力の変化により、モータ外部、即ち
円筒状壁15を乗り越えて漏出するように作用を受け
る。しかしながら、スリーブ6の下部外周部47には、
環状溝49,48が設けられており、これらと円筒状壁
15の内周部42との間隙により、漏出を阻止してい
る。すなわち、貯溜部54の流体潤滑剤は、漏出しよう
として、図の上方向へ移動しても、まず、環状溝49と
内周部42との間隙が急激に開口(鈍角に設定)してい
る(既に説明した環状溝38,39と同じ作用をする)
ため、表面張力により球状となり容易に漏出しない。そ
してさらにその上部に設けれられた環状溝48と内周部
42との間隙により、結局二段による漏出阻止が行なわ
れる。
【0031】なお、開口を鈍角に設定することについ
て、少なくとも90度を越える角度に設定することが、
流体潤滑剤の漏出防止を向上させるうえで望ましい。そ
して環状溝48,49の表面並びに、円筒状壁15の内
周部42において、流体潤滑剤をはじく撥油剤を塗布す
ることにより、より一層の漏出阻止の効果を上げること
ができる。
【0032】ちなみに、本実施例では、貯溜部54の半
径方向の間隙寸法は、0.1mmである。また環状溝4
8,49の溝深さは、0.2mmに設定されている。溝
深さは、使用する流体潤滑剤の充填量や粘性等種々の条
件により、適正に設定することができる。また、こうし
た溝形状も、円筒状壁15(内周部42)とで規定され
る開口角度をできるだけ大きくするように、自由に設定
することができる。
【0033】このように、第一の実施例のスピンドルモ
ータでは、ラジアル・スラスト動圧の両軸受に充填され
た流体潤滑剤は、モータ外部側にあたる端部52,53
において、効果的にその漏出が阻止される。そして、特
にシャフト2の上端部45側においては、スラストリン
グ18が設けられていることにより、モータの小型化を
あわせて図ることができる。またシャフト2の下端部3
0側では円筒状壁15により、流体潤滑剤を貯溜する貯
溜部54が形成されているから、流体枯渇のない、長寿
命で高い信頼性を得ることができる。
【0034】次に示す図3は、図2の変形例である第二
の実施例のスピンドルモータであり、図示は同様に拡大
した断面図である。図3における図2との相違点は以下
であり、重複する部分、部位は説明を省略する。また図
3において、図2と同様の部位、部材は図2と同じ番号
が付してある。図3では、静止部材60として、シャフ
ト部55とブラケット部56とが一体に形成されてい
る。これは、例えば光・磁気ディスク駆動装置の下側フ
レームが、スピンドルモータのブラケットを兼ねてい
る、いわゆるベース一体型である。ブラケット部56の
平坦部57には、基板63を介して、空芯コイルによる
ステータ62が装着されている。
【0035】一方、回転部材側は、ハブ部59とスリー
ブ部58とが一体に形成されている。そして、ハブ部5
9の内壁65には、ステータ62と軸方向に対向して、
円盤状のロータマグネット61が装着されている。この
ように、部材を一体に形成することにより、部品点数を
少なくし、形状を単純化して、小型化を図る上で望まし
い。また、第二の実施例では、いわゆるアキシャルギャ
ップ型モータを採用しており、このような構成を行なう
ことによってより小型化を図ることができる。もちろん
図2と図3の構成の両方の組み合わせを採用することも
できる。なお、図3において、ラジアル・スラスト動圧
両軸受の構成や、スラストリング18及び円筒状壁部6
4などは、図2と同様の構成であり、流体潤滑剤の漏出
防止に伴う作用効果も同様である。
【0036】次に示す図4及び図5は、更に別の実施例
のスピンドルモータについて示し、特にスラストリング
の取付部位の周辺を拡大した断面図である。なお、以下
の図4(a)乃至(d)及び図5において、同様の部
位、部材については同様の番号が付してある。図4
(a)では、既に説明した図1乃至図3のスラストリン
グ取付構造と比較して、以下の点において相違する。す
なわち図4(a)において、スリーブ72とシャフト7
3との間の動圧軸受の端部79に、流体潤滑剤を貯溜す
る貯溜部78が形成されている。貯溜部78は、図例で
は、スリーブ72側に切り欠き状に溝が設けられて形成
されているが、シャフト73側に切り欠きを設けて形成
してもよい。ちなみに実施例では、この貯溜部78の半
径方向の間隙は、約0.2mmに設定されている。これ
によりシャフト2の上端部側においても流体潤滑剤を保
持できるため、モータの回転・停止に伴う流体潤滑剤の
移動や、モータ内部の圧力変化に対してもより十分な漏
出防止が図れると共に、流体潤滑剤の保持量が増加して
長寿命となり、信頼性の向上が図れる。
【0037】図4(b)では、図4(a)におけるスラ
ストリング71及び段部74の角をテーパ状からエッジ
にした構成を示している。これにより、対向する間隙部
の通路長が増加するため、スラストリング71とスリー
ブ72とによるラビリンスシールのシール性能が向上す
る。また、シャフト73側に設けられた環状溝は、図4
(a)では断面三角状の環状溝77に対し、図4(b)
では断面方形状の環状溝81として形成されている。シ
ャフト73とスリーブ72との端部79における開口
は、図4(a)と同様に鈍角に設定されているため、流
体潤滑剤の漏出が阻止される。なお、環状溝81は、シ
ャフト73に対し半径方向内側へも設けられているが、
点線80に示すように、シャフト73を縮径して、その
外形部にスラストリング71を嵌合してもよい。
【0038】図4(c)では、スラストリング71の外
周部に断面がV字状の周溝82を設けたものである。こ
れにより、溝部83、すなわちスリーブ72の内周部8
5とスラストリング71の外周部との間隙、におけるラ
ビリンスシール性能が向上する。また、この周溝82に
より、スリーブ72の内周部85との間隙が急激に開口
するため、流体潤滑剤の表面張力上の漏出阻止効果も得
られる。
【0039】図4(d)では、スラストリング71に、
断面が矩形状の周溝84を設けたものであり、図4
(c)と同様の作用効果をそうする。特に図4(d)で
は周溝84において、空隙を多くとっているため、この
空隙において空気流の滞留が発生するため、よりラビリ
ンスシール性能を向上させることができる。
【0040】図4(a)乃至(d)では、端部79に対
応して、環状溝77(81)をシャフト73側に、また
環状溝74をスリーブ72側にそれぞれ設けた構成とし
たが、図5では、スリーブ72側にのみ環状溝76を設
けた構成としている。このため、シャフト73の外形は
何等加工することなしに、そのまま外周部を用いること
ができる。(環状溝76は図例ではスリーブ72の段部
を兼ねている。)スラストリング71とスリーブ72と
シャフト73とで囲まれて形成される空隙により、空気
流の滞留を発生させ、流体潤滑剤の漏出を阻止させる。
またスラストリング71とスリーブ72との間隙87に
よるラビリンスシール構造により、さらに漏出阻止が図
られる。また図5における部位78は、シャフト78と
スリーブ72とによる貯溜部である。貯溜部78の切り
欠け状部は、シャフト73側をそのまま加工せずに使用
するため、スリーブ72側に設けられているが、シャフ
ト73側に設けて構わない。
【0041】次に示す図6及び図7は、図1乃至図3に
おいて説明したシャフト下端部の円筒状壁15及びスリ
ーブ6の下部の部分を拡大した断面図である。なお、図
6及び図7における同じ部位、部材は、同じ番号が付し
てある。図6(a)では、円筒状壁90とスリーブ下端
外周部91との間隙が流体潤滑剤の貯溜部95として構
成されているが、図1乃至図3と相違する点は、流体潤
滑剤の漏出阻止を行なう環状溝93を円筒状壁90側に
設けていることである。
【0042】図6(b)では、環状溝93に代えて凹部
94が円筒状壁90に設けられている。これにより、貯
部95の保持量が増加すると共に、凹部94の上側にお
いて、同様の漏42出阻止作用をそうする。
【0043】図7(a)乃至(c)では、いずれも円筒
状壁90がスリーブ下端外周部91の外周側に位置付け
られ、貯溜部95が形成される。その際スリーブ6側が
円筒状壁90に対して逃がされていない形状となってい
る。そして図7(a)では、スリーブ6側に環状溝9
7、98が形成され、二重の流体潤滑剤漏出阻止を図っ
ている。
【0044】図7(b)では、環状溝99、100が円
筒状壁90側に設けられている構成であり、さらに、図
7(b)では、環状溝88、89がスリーブ6側と円筒
状壁90の両側に設けられており、環状溝89の下側に
は、凹部96が形成されている。なお、上記の円筒状壁
部90は、ブラケットに一体に設けられていることの
他、シャフトの鍔部に設けられていても差し支えないこ
とは言うまでもない。
【0045】このように、本発明のスピンドルモータに
おいては、種々の構成、組み合わせができ、これにより
モータの小型化を図りつつ、流体潤滑剤の保持と漏出阻
止とを向上させているものである。以上、本発明に従う
スピンドルモータの種々の実施例について説明したが、
本発明の主旨を逸脱しない範囲で設計変更乃至修正等自
由である。
【0046】
【発明の効果】本発明のスピンドルモータは、上述の構
成を有しているので、次の効果を奏する。即ち、本発明
に係るスピンドルモータによれば、シャフト2と相対回
転するスリーブ6は、シャフト下端部30が鍔部23に
受け止められ、またシャフト上端部45においてスラス
トリング18により軸方向の移動制限を受ける。このた
め、スリーブ6(ひいてはハブ7)はスラストリング1
8により抜け止めが事前に防止されると共に、スリーブ
6の両端において軸方向に位置決めされる。従って従来
のように、スラスト規制プレートをスリーブ6内部に設
けることに比較して、構造が簡単になり、モータの小型
化が図れる。
【0047】そしてこのスラストリング18はスリーブ
6との協働によりラビリンスシールを構成しているた
め、流体潤滑剤の漏出を確実に防止することが図れ、し
かも特別な専用構造を採用する必要がない。さらにシャ
フト2及びスリーブ6のいずれかまたは両方に漏出防止
の環状溝38、39等を用いることにより、より漏出防
止効果を高めることができる。このように、本発明のス
ピンドルモータによれば、簡単な構成により、かさ張ら
ずモータの小型化をより一層容易に実現することがで
き、流体潤滑剤の漏出を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係るスピンドルモータ
の全体を示す断面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】別の実施例を示すスピンドルモータの要部拡大
断面図である。
【図4】本発明のその他の実施例に係るスピンドルモー
タの一部分を示す要部拡大断面図であり、(a)乃至
(d)にそれぞれ異なる実施例を示している。
【図5】本発明のさらに別の実施例に係るスピンドルモ
ータの要部拡大断面図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例に係るスピンドルモ
ータの要部拡大断面図であり、(a)及び(b)に異な
る実施例を示している。
【図7】本発明のさらに別の実施例に係るスピンドルモ
ータの要部拡大断面図であり、(a)乃至(c)に異な
る実施例 を示している。
【符号の説明】
1 ブラケット 2 シャフト 3 ロータ 4 ステータ 5 ロータマグネット 6 スリーブ 7 ハブ 38,39,48,49 環状溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒面形状外周部を有する固定支柱と、 この固定支柱の一端部から、実質上垂直に外方へ延びて
    形成された環状の鍔部と、 略円筒状に形成され、前記固定支柱に外嵌されると共
    に、その一端部が前記鍔部により受け止められるスリー
    ブ部材と、 このスリーブ部材に固定され、回転負荷が装着されるロ
    ータハブと、を有し、 前記スリーブ部材と前記固定支柱との間には、流体潤滑
    剤によるラジアル動圧軸受が設けられ、 前記スリーブ部材の一端部と前記鍔部との間には、流体
    潤滑剤によるスラスト動圧軸受が設けられたスピンドル
    モータにおいて、 前記固定支柱の他端部には、対応する前記スリーブ部材
    の内径より、大径の外径をなす環状部材が外嵌され、 この環状部材と前記スリーブ部材との接触により、前記
    環状部材は前記スリーブ部材の軸方向移動が制限され、 前記環状部材と前記スリーブ部材とが非接触の状態にお
    いては、前記環状部材と前記スリーブ部材との間の微小
    間隙によるラビンリンスシールが構成された、ことを特
    徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記環状部材のモータ内部側における前
    記固定支柱及び/または前記スリーブ部材には、前記流
    体潤滑剤の漏出を防止する環状溝が設けられた請求項1
    記載のスピンドルモータ。
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