JPH07336852A - 電線の延線工法及び延線用金車装置 - Google Patents

電線の延線工法及び延線用金車装置

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JPH07336852A
JPH07336852A JP15263894A JP15263894A JPH07336852A JP H07336852 A JPH07336852 A JP H07336852A JP 15263894 A JP15263894 A JP 15263894A JP 15263894 A JP15263894 A JP 15263894A JP H07336852 A JPH07336852 A JP H07336852A
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勝 野々原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランププロテクタを用いない電線の延線工
法とこれに用いる延線用金車装置を提供する。 【構成】 鉄塔上T1,T2上の金車装置1は、昇降金
車17、側方金車13,14、連結リンク18,19を
具備する。鉄塔T1側の地上に、ドラム架台2、延線機
3、切断機4,圧縮機5を設置する。電線WにロープR
を係止し、金車装置1に通して鉄塔T1,T2にかけ渡
す。鉄塔T2側の地上に、ウインチ6と巻き取り機7を
設置する。延線機4でドラム架台2から電線Wを繰り出
し、圧縮機5で所定長さに切断し、端部にクランプCを
装着して圧縮機5で接続する。ウインチ6で電線Wを牽
引し、クランプCが金車装置1を通るとき、金車13,
14,17に接触しないように、金車17を昇降操作す
る。電線Wが鉄塔T1,T2間に延線されたら、端部の
クランプCを碍子を介して鉄塔T1,T2に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電線と付属金具類を
地上で組立てて鉄塔間に延線する工法と、この工法にお
いて、送電線を案内するために鉄塔に吊り下げて用いる
延線用金車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塔上作業の削減と工期の短縮を狙
いとして、送電線と付属金具類を地上で組立てて鉄塔間
に延線するプレハブ架線工法が行われている。鉄塔に
は、電線の延線を案内する金車と称される滑車装置が吊
り下げられ、電線は金車を通して繰り出される。送電線
の一径間の端部には、これを鉄塔へ引き留めるための引
き留めクランプが圧縮接続される。引き留めクランプは
地上で接続され、電線と共に金車を通過して進行する。
ところが、電線は金車の両側で大きく下方へ撓み、金車
通過時に大きな曲げ荷重を受ける。引き留めクランプも
同様の曲げ荷重を受けることになるので、その損傷を防
止するために、引き留めクランプを被覆する金属製筒状
のクランププロテクタが装着される。このクランププロ
テクタは、延線完了後、鉄塔上で撤去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の工法にあっ
ては、引き留めクランプの圧着後にクランププロテクタ
を装着し、電線の延線後に鉄塔上でこれを撤去してい
る。クランププロテクタの着脱作業は時間がかかるし、
その重量が30〜50Kgに及び、しかもその撤去作業が
鉄塔上の非常に不安定な場所での難作業であるため、強
い改善の要望があった。
【0004】従って、本発明は、クランププロテクタを
用いない電線の延線工法とこれに用いる延線用金車装置
を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、滑車10,16、操作ロープ15
のような遠隔操作可能な昇降装置23を介して高さ調整
可能な昇降金車17と、この昇降金車17の両側に位置
する一対の側方金車13,14と、昇降金車17と各側
方金車13,14との間に所定の相互間隔を形成するよ
うに架設される連結リンク18,19とを具備した延線
用金車装置1を、所定径間の鉄塔上T1,T2に夫々設
置し、一方の端の鉄塔T1側の地上に、その鉄塔T1に
向かって順次、電線Wを巻いたドラム架台2、ドラム架
台2から電線Wを繰り出す延線機3、電線Wを所定長さ
に切断する切断機4、電線Wの端部に引き留めクランプ
Cを圧縮接続する圧縮機5を設置し、延線すべき電線W
の先端にはパイロットロープRを係止し、このパイロッ
トロープRを延線用金車装置1の3つの金車13,1
4,17に通して鉄塔T1,T2間にかけ渡し、他方の
端の鉄塔T2側の地上に、パイロットロープRを牽引す
るウインチ6とパイロットロープRの巻き取り機7とを
設置し、延線機3によってドラム架台2から繰り出さ
れ、切断機4で切断された電線Wの端部に引き留めクラ
ンプCを装着して圧縮機5で接続し、ウインチ6により
パイロットロープRを介して電線Wを牽引し、引き留め
クランプCが延線用金車装置1を通過するとき、引き留
めクランプCが側方金車13,14、昇降金車17に接
触しないように、昇降金車17を昇降操作し、電線Wが
鉄塔T1,T2間に延線されたら、端部の引き留めクラ
ンプCを碍子を介して鉄塔T1,T2に係止する延線工
法を採用した。
【0006】また、この延線工法に用いる延線用金車装
置1は、滑車10,16、操作ロープ15のような遠隔
操作可能な昇降装置23を介して高さ調整可能に鉄塔T
1,T2に吊り下げられる昇降金車17と、この昇降金
車17の両側に位置して同じく鉄塔T1,T2に吊り下
げられる一対の側方金車13,14と、昇降金車17と
各側方金車13,14との間に少なくとも引き留めクラ
ンプCの長さ以上の相互間隔を形成するように両者間に
架設される連結リンク18,19とを具備させ、昇降装
置23は支持枠9に固定し、支持枠9に沿って昇降自在
なローラ21を付設したアーム20を上下に配置し、こ
のアーム20を下方に引き下げて昇降金車17を側方金
車13,14との水平位置より下方に引き下げるばね2
2を設け、昇降金車17は支持枠9に昇降自在に支持す
る構成を採用した。
【0007】
【作用】本発明の工法では、所定径間の一端側の鉄塔T
1の外側の地上で、パイロットロープRを接続した電線
Wを延線機3によってドラム架台2から順次繰り出す。
繰り出された電線Wの一径間相当長さを切断機4で切断
し、端部に引き留めクランプCを装着し、圧縮機5で接
続する。他端側の鉄塔T2の外側で、ウインチ6により
パイロットロープRを介して電線Wを牽引する。電線W
に接続した引き留めクランプCが延線用金車装置1を通
過するとき、引き留めクランプCが側方金車13,1
4、昇降金車17に接触しないように、昇降金車17を
昇降操作する。電線Wが鉄塔T1,T2間に掛け渡され
たら、端部の引き留めクランプCを碍子を介して鉄塔T
1,T2に係止する。
【0008】本発明の金車装置1においては、電線W上
の引き留めクランプCが最初の側方金車13に接近して
きたら、昇降金車17を上昇位置に置いて、引き留めク
ランプCが側方金車13に接触しないようにする。そし
て、引き留めクランプCが最初の側方金車13と昇降金
車17との間に来たら、昇降金車17を下方位置に戻し
て側方金車13と水平よりやや下方に配置する。さらに
延線が進行して引き留めクランプCが昇降金車17と次
ぎの側方金車14との間に来たら、再び昇降金車17を
上昇位置に置いて、今度は引き留めクランプCが、側方
金車14に接触しないようにする。こうすると、引き留
めクランプCがいずれの金車13,14,17にも接触
することなく、従って、無理な屈曲を強いられることな
く、円滑に金車装置1を通過する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する。
図1は延線工法の説明図、図2は金車装置の正面図、図
3は金車装置の側面図、図4、図5、図6は延線経過を
示す説明図である。
【0010】図1において、電線Wを延線する鉄塔T
1,T2の腕金Aには、電線Wを通す延線用金車装置1
が吊り下げられている。電線Wの延線工事は、複数の鉄
塔T1,T2,・・・・を包含する所定の径間毎に行われ
る。図1には、2つの鉄塔T1,T2間に延線する場合
を示した。電線Wを延線する所定径間の一端側の鉄塔T
1の外側の地上には、鉄塔T1側に向かって順次、電線
Wを巻いたドラム架台2、ドラム架台2から電線Wを繰
り出す延線機3、電線Wを所定長さに切断する切断機
4、電線Wの端部に引き留めクランプCを圧縮接続する
圧縮機5を設置する。延線すべき電線Wの先端には、パ
イロットロープRを係止し、このパイロットロープRを
延線用金車装置1に通して鉄塔T1,T2間にかけ渡
す。径間の他端側の鉄塔T2の外側の地上には、パイロ
ットロープRを牽引するウインチ6とパイロットロープ
Rの巻き取り機7とを設置する。そして、延線機3によ
ってドラム架台2から電線Wを繰り出し、ウインチ6に
よりパイロットロープRを介して電線Wを牽引する。電
線Wを所定長さ繰り出したら、切断すべき個所の手前を
地上に仮止めした上、切断機4で切断する。切断端部に
引き留めクランプCを装着して圧縮機5で接続する。電
線Wが2つの鉄塔T1,T2間に延線されたら、端部の
引き留めクランプCを碍子を介して鉄塔T1,T2に係
止し、一径間の延線工事を完了する。
【0011】図2ないし図6には、延線用金車装置1を
示す。図において、8は鉄塔の腕金Aに固定された取付
金具で、その下部に支持枠9が枢支されている。支持枠
9の上部中央には、滑車10が吊支され、その両側に吊
りワイヤ11,12が係止されている。吊りワイヤ1
1,12の下端には、側方金車13,14が夫々吊り下
げられている。支持枠9は吊り手9aを備えており、こ
れにワイヤロープを接続して鉄塔T1,T2の腕金に吊
ることにより、金車装置1の全体を鉄塔T1,T2にた
いして適当な角度に傾け、電線Wの延線時の張力の方向
と一致させることができる。
【0012】滑車10の下方には、操作ロープ15を介
して動滑車16が吊り下げられている。操作ロープ15
は、一端が動滑車16に係止され、この動滑車16及び
上方の固定滑車10に巻き回された後、適当な操作位置
へ引き延ばされている。しかして、滑車10、操作ロー
プ15及び動滑車16、ローラ21を付設した一対のア
ーム20とこれを引き下げるばね22の結合により、昇
降金車17を昇降操作する昇降装置23が構成されてい
る。
【0013】動滑車16には、昇降金車17が吊り下げ
られていて、動滑車16と共に昇降自在になっている。
昇降金車17及び側方金車13,14は、何れも弾性を
備えた空気入りタイヤ式のもので、引き留めクランプが
接触しても損傷を与えることがないようになっている。
昇降金車17及びその両側の側方金車13,14のフレ
ーム17a,13a,14aは夫々開閉自在で、電線W
を出し入れすることができるようになっている。昇降金
車17とその両側の側方金車13,14との間には連結
リンク18,19が架設されており、これにより、両者
間に常時引き留めクランプCの全長より大きい相互間隔
を保つようになっている。図2,図3において、昇降金
車17のフレーム17aの上下端には、水平方向のアー
ム20が固着され、その両端にローラ21が取付けられ
ている。ローラ21は、支持枠9の両側の縦支柱9b,
9bの下部に沿って上下方向に転動自在である。上部の
アーム20と支持枠9の下部の水平杆9cとの間には、
ばね22が介設されている。ばね22は、常時昇降金車
17を下方へ引いており、操作ロープ15を緩めると、
昇降金車17が下降するようになっている。
【0014】しかして、この実施例の工法では、所定径
間の一端側の鉄塔T1の外側の地上で、パイロットロー
プRを接続した電線Wを延線機3によってドラム架台2
から順次繰り出す。電線Wを所定長さ繰り出したら、切
断すべき個所の手前を地上に仮止めした上、切断機4で
所定の一径間長さで切断する。切断端部には、引き留め
クランプCを装着して圧縮機5で接続する。他端側の鉄
塔T2の外側で、ウインチ6によりパイロットロープR
を介して電線Wを牽引する。電線Wに接続した引き留め
クランプCが延線用金車装置1を通過するとき、引き留
めクランプCに曲げ荷重がかからないように、昇降金車
17を昇降操作する。即ち、電線W上の引き留めクラン
プCが最初の側方金車13に接近してきたら、図4に示
すように、操作ロープ15を引いて動滑車16と共に昇
降金車17を吊り上げ、これを上昇位置に置いてクラン
プCが金車13に接触しないようにする。そして、引き
留めクランプCが最初の側方金車13と昇降金車17と
の間に来たら、図5に示すように、昇降金車17を下方
位置に戻して側方金車13,14よりやや下方に位置す
るように配置する。さらに延線が進行して引き留めクラ
ンプCが昇降金車17と次の側方金車14との間に来た
ら、図6に示すように、再び昇降金車17を上昇位置に
置いて、今度はクランプCが側方金車14に接触しない
ようにする。こうすると、引き留めクランプCが無理な
屈曲を強いられることなく、円滑に金車装置1を通過す
る。この間、連結リンク18,19は、昇降金車17と
側方金車13,14との間の相互接近を阻止して常時引
き留めクランプCの長さ以上の相互間隔を保つ。なお、
万一引き留めクランプCが金車13,14,17に接触
しても、それが空気入りタイヤ式のものであるため、何
ら損傷を受けることがない。そして、電線Wが鉄塔T
1,T2間に延線されたら、端部の引き留めクランプC
を碍子を介して鉄塔T1,T2に係止する。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、滑車
10,16、操作ロープ15のような遠隔操作可能な昇
降装置23を介して高さ調整可能な昇降金車17と、こ
の昇降金車17の両側に位置する一対の側方金車13,
14と、昇降金車17と各側方金車13,14との間に
所定の相互間隔を形成するように架設される連結リンク
18,19とを具備した延線用金車装置1を、所定径間
の鉄塔上T1,T2に夫々設置し、一方の端の鉄塔T1
側の地上に、その鉄塔T1に向かって順次、電線Wを巻
いたドラム架台2、ドラム架台2から電線Wを繰り出す
延線機3、電線Wを所定長さに切断する切断機4、電線
Wの端部に引き留めクランプCを圧縮接続する圧縮機5
を設置し、延線すべき電線Wの先端にはパイロットロー
プRを係止し、このパイロットロープRを延線用金車装
置1の3つの金車13,14,17に通して鉄塔T1,
T2間にかけ渡す。他方の端の鉄塔T2側の地上に、パ
イロットロープRを牽引するウインチ6とパイロットロ
ープRの巻き取り機7とを設置する。ウインチ6でパイ
ロットロープRを牽引しながら延線機3によってドラム
架台2から電線Wを繰り出す。電線Wを所定長さ繰り出
したら、地上に仮止めして切断機4で切断し、端部に引
き留めクランプCを装着する。引き留めクランプCは、
圧縮機5で電線Wに接続する。引き留めクランプCが延
線用金車装置1を通過するとき、引き留めクランプCが
金車13,14,17に接触しないように、昇降金車1
7を昇降操作し、電線Wが鉄塔T1,T2間に延線され
たら、端部の引き留めクランプCを碍子を介して鉄塔T
1,T2に係止する延線工法を採用したため、装着、撤
去に大きな手数と不安定な高所作業を要するクランププ
ロテクタを用いず、延線工事における塔上作業の削減と
工期の短縮を図ることができる。
【0016】また、滑車10,16、操作ロープ15の
ような遠隔操作可能な昇降装置23を介して高さ調整可
能に鉄塔T1,T2に吊り下げられる昇降金車17と、
この昇降金車17の両側に位置して同じく鉄塔T1,T
2に吊り下げられる一対の側方金車13,14と、昇降
金車17と各側方金車13,14との間に少なくとも引
き留めクランプCの長さ以上の相互間隔を形成するよう
に両者間に架設される連結リンク18,19とを具備さ
せ、昇降装置23は支持枠9に固定し、昇降金車17は
支持枠9に昇降自在に支持して延線用金車装置を構成し
たため、引き留めクランプCが金車13,14,17に
接触することなく、従って、引き留めクランプCの無理
な屈曲が生じず、引き留めクランプCに損傷を与えるこ
とがないから、着脱が容易でないクランププロテクタの
使用を要しないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】延線工法の説明図である。
【図2】金車装置の正面図である。
【図3】金車装置の側面図である。
【図4】延線経過を示す説明図である。
【図5】延線経過を示す説明図である。
【図6】延線経過を示す説明図である。
【符号の説明】
1 延線用金車装置 2 ドラム架台 3 延線機 4 切断機 5 圧縮機 6 ウインチ 7 巻き取り機 8 鉄塔吊下げ金具 9 支持枠 10 滑車(昇降装置) 11 吊りワイヤ 12 吊りワイヤ 13 側方金車 14 側方金車 15 操作ロープ(昇降装置) 16 動滑車(昇降装置) 17 昇降金車 18 連結リンク 19 連結リンク 20 アーム 21 ローラ 22 ばね 23 昇降装置 C 引き留めクランプ R パイロットロープ T1 鉄塔 T2 鉄塔 W 電線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作可能な昇降装置を介して高さ調
    整可能に鉄塔に吊り下げられる昇降金車と、この昇降金
    車の両側に位置して同じく鉄塔に吊り下げられる一対の
    側方金車と、昇降金車と各側方金車との間に少なくとも
    引き留めクランプの長さ以上の相互間隔を形成するよう
    に両者間に架設される連結リンクとを具備した延線用金
    車装置を所定径間の鉄塔上に夫々設置し、径間の一端側
    鉄塔の外側の地上に、鉄塔側に向かって順次、電線を巻
    いたドラム架台、ドラム架台から電線を繰り出す延線
    機、電線を所定長さに切断する切断機、電線の端部に引
    き留めクランプを圧縮接続する圧縮機を設置し、延線す
    べき電線の先端にはパイロットロープを係止し、このパ
    イロットロープを延線用金車装置の3つの金車に通して
    鉄塔間にかけ渡し、径間の他端側鉄塔の外側の地上に、
    パイロットロープを牽引するウインチとパイロットロー
    プの巻き取り機とを設置し、延線機によってドラム架台
    から繰り出され切断機で切断された電線の端部に引き留
    めクランプを装着して圧縮機で接続し、ウインチにより
    パイロットロープを介して電線を牽引し、引き留めクラ
    ンプが延線用金車装置を通過するとき、引き留めクラン
    プが側方金車及び昇降金車に接触しないように、昇降金
    車を昇降操作し、電線が鉄塔間に延線されたら、引き留
    めクランプを碍子を介して鉄塔に係止することを特徴と
    する電線の延線工法。
  2. 【請求項2】 遠隔操作可能な昇降装置を介して高さ調
    整可能に鉄塔に吊り下げられる昇降金車と、この昇降金
    車の両側に位置して同じく鉄塔に吊り下げられる一対の
    側方金車と、昇降金車と各側方金車との間に少なくとも
    引き留めクランプの長さ以上の相互間隔を形成するよう
    に両者間に架設される連結リンクとを具備し、昇降装置
    は支持枠に固定され、昇降金車は支持枠に昇降自在に支
    持されていることを特徴とする延線用金車装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100759246B1 (ko) * 2007-02-28 2007-09-17 주식회사 서광이엔씨 연ㆍ긴선용 이도 보정 장치
JP2018100085A (ja) * 2016-12-20 2018-06-28 古河電気工業株式会社 水上架空送電システム、送電塔の設置方法及び水上架空送電システムの設置方法
CN110395611A (zh) * 2018-11-08 2019-11-01 辽宁工业大学 一种高压输电线断线快速收缆装置

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