JPH06225418A - 送電線の移線工法およびその工法に使用される移線用工具 - Google Patents

送電線の移線工法およびその工法に使用される移線用工具

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JPH06225418A
JPH06225418A JP892593A JP892593A JPH06225418A JP H06225418 A JPH06225418 A JP H06225418A JP 892593 A JP892593 A JP 892593A JP 892593 A JP892593 A JP 892593A JP H06225418 A JPH06225418 A JP H06225418A
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修 山本
Hidenori Kakihara
秀則 柿原
Hiroaki Yamada
広昭 山田
Tomohisa Nishimura
知久 西村
Hitoshi Inoue
均 井上
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Fujii Denko Co Ltd
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Kansai Electric Power Co Inc
Fujii Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】脱線防止ができてガイドワイヤーが張架でき移
線用工具を提供し、頂部金車およびアーム先金車を直接
通過できる移線用ローラの開発を目的とする。 【構成】移線すべき送電線の一部に移線用ローラを装着
し、この移線用ローラに引きワイヤー76と送り出しワ
イヤーとを連結したのち、送り出しワイヤーを移線元鉄
塔側から送り出しながら引きワイヤー76を移線先鉄塔
側において引き上げ、移線すべき送電線を移線元鉄塔側
から移線先鉄塔側に引き上げるに際し、頂部金車1およ
びアーム先金車により引きワイヤー76、送り出しワイ
ヤーおよび移線用ローラの引き上げ動作を案内し、鉄塔
頂部を通過する移線すべき送電線のかわし動作を頂部金
車1およびアーム先金車で案内する送電線の移線工法。
送電線が外れるのを防止する脱線防止用ローラを設ける
と共に、送電線を案内するガイドワイヤーを張架するガ
イドワイヤー用ローラを設けた移線用工具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設鉄塔のアーム間に
張架された送電線を既設鉄塔より側方に位置した新設鉄
塔側に移線する送電線の移線工法およびその工法に使用
される移線用工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄塔建替工事や送電線建設工事で既製鉄
塔から新設鉄塔に送電線の移し変えが行われる。古い時
代に建設された鉄塔は、全体的に電線地上高が低い状態
にある。近年送電線付近の都市化が進み土地の有効利用
を図るため、建造物の高層化が著しく送電線嵩上の地域
ニーズが多く発生してきている。鉄塔建替の場合、この
ような状況であるので、通常、既設鉄塔より新設鉄塔が
高い。
【0003】ところで、既設鉄塔のアーム間に張架され
た送電線を既設鉄塔の側方に位置し且つ既設鉄塔より高
い新設鉄塔側に移線する送電線の移線工法としては、図
15・図16および図17に示すものがある。まず、図15によ
り送電線切断による移線工法について説明する。既設鉄
塔301 の塔体302 の上部には水平状のアーム303 ・304
・305 が所定間隔へだてて配設され、各アーム303 ・30
4 ・305 の先端には電線支持装置306 ・307 ・308 を介
して上線、中線、下線の送電線1A・2A・3Aが吊り
下げられている。
【0004】新設鉄塔351 は、既設鉄塔301 の側方に配
置され、既設鉄塔301 より高く、同様に塔体352 の上部
には水平状のアーム353 ・354 ・355 が所定間隔へだて
て配設され、各アーム353 ・354 ・355 の先端に前記送
電線1A・2A・3Aを移線して吊り下げるようになっ
ている。既設鉄塔301 のアーム303 の張架された送電線
1Aを、新設鉄塔351 のアーム353 に移線するのに、送
電線1Aを既設鉄塔301 のアーム先303 の電線支持装置
306 に対向するU字状部の図示のC点で切断する。
【0005】送電線1AをC点で切断するには、送電線
1AのU字状部より外側に送電線引き止め具(カマロン
グ)309 を取付け、この送電線引き止め具309 に金車31
0 を介して送り出しワイヤー311 の上端を接続し、送り
出しワイヤー311 は途中に金車312 を介在させてその基
端は地上のウインチ313 に接続する。ここで、ウインチ
313 により送り出しワイヤー311 を巻き取ることによ
り、送電線1Aをアーム303 に向けて引き寄せ送電線1
AのU字状部にたるみを持たせ、電線支持装置306 から
送電線1Aを離し、C点で電線を切断する。
【0006】一方、新設鉄塔351 のアーム353 先と電線
支持装置を取付け、この電線支持装置に金車315 を取付
け、この金車315 に引きワイヤー316 の先端を連結し、
引きワイヤー316 の途中に金車317 を介在させてその基
端を地上のウインチ318 に連結する。引きワイヤー316
先端の金車315 と前記送電線引き止め具309 の金車310
とを連結し、ウインチ313 により送り出しワイヤー311
を送り出しながらウインチ318により引きワイヤー316
を引き、新設鉄塔351 のアーム353 先まで送電線1Aを
引き寄せる。
【0007】ここで、送り出しワイヤー311 を金車310
より取り外し、規定の張力まで送電線1Aを張り、電線
支持装置に送電線1Aを取付ける。次に、引きワイヤー
316 を金車315 より取り外す。続いて、送電線引き止め
具309 を送電線1Aより取り外す。最後に、送電線1A
を接続する。
【0008】この移線工法の作業者は既設鉄塔311 の塔
上の作業者319 ・320 ・321 ・322、地上の作業者323
・324 、新設鉄塔351の塔上の作業者325 ・326 ・327
・328、地上の作業者329 ・330 、地上で作業を監視す
る作業者331 の合計13名が必要である。他の送電線2A
・3Aも同様にして移線する。
【0009】図16に示す既設鉄塔のアームから新設鉄塔
の頂部をかわし新設鉄塔に送電線を移送する従来工法に
ついて説明する。既設鉄塔101 の塔体102 の上部には水
平状のアーム103 ・104 ・105 が所定間隔へだてて配設
され、各アーム103 ・104 ・105 の先端には碍子連 (図
示せず)を介して上線、中線、下線の送電線1B・2B
・3Bが吊り下げられている。
【0010】新設鉄塔111 は、既設鉄塔101 の側方に配
置され、既設鉄塔101 より高く、同様に塔体112 の上部
には水平状のアーム113 ・114 ・115 が所定間隔へだて
て配設され、各アーム113 ・114 ・115 の先端に前記送
電線1B・2B・3Bを移線して吊り下げるようになっ
ている。ここで、新設鉄塔111 の頂部に台棒116 を取付
け、その台棒116 に金車117 を取付ける。
【0011】次に、台棒116 に取付けてある金車117 に
引きワイヤー118 を通す。前記引きワイヤー118 の先端
に移線用電線把持用金車119 を取付け、その移線用電線
把持用金車119 に送電線3Bを把持させる。この移線用
電線把持用金車119 に送り出しワイヤー120 を取付け、
送り出しワイヤー120 の途中に金車121 を介在させて地
上のウインチ122 に連結する。
【0012】他方、引きワイヤー118 の途中に金車123
を介在させてその基端はウンイチ124に連結する。新設
鉄塔111のアーム113 ・114 ・115 先には移線する送電
線3Bがアーム113・114 ・115 内に来ないようにアー
ム113 ・114 ・115 外方に送電線3Bを位置させるよう
に蹴り出す作業員125 ・126 ・127 をそれぞれ配置す
る。
【0013】ウインチ124 で引きワイヤー118 を巻取
り、ウインチ122 で送り出しワイヤー120 を送りなが
ら、移線する送電線3Bを新設鉄塔111 の頂部まで引き
上げる。水平方向に張架された送電線3Bをアーム115
まで移線するには、新設鉄塔111の頂部で、送電線3B
は新設鉄塔111 頂部と台棒116 とをかわさなければなら
ない。
【0014】それで、新設鉄塔111 の頂部にワイヤーと
送電線引き止め工具 (カマロング)を用いて送電線3B
を引き止める。次に、移線用電線把持用金車119 より移
線する送電線3Bを取り外す。送電線3Bを引き止めて
いるワイヤーを地上のウインチ124 で巻き取り、新設鉄
塔111 の頂部および台棒116 がかわせるよう頂部に位置
する送電線3Bに円弧状のゆとりを持たせる。
【0015】送電線3Bのその円弧状部分で新設鉄塔11
1 の頂部と台棒116 とをかわす。次に、前記の移線用電
線把持用金車119 を送り出し用金車として送電線3Bを
再び取付ける。既設鉄塔101 より新設鉄塔111 に前記送
り出しワイヤー120 を延ばす。この送り出しワイヤー12
0 の先端を頂部金車117 を通して前記移線用電線把持用
金車119 に取付ける。
【0016】今度は移線用押えワイヤー128 を移線用電
線把持用金車119 に取付ける。移線用電線把持用金車11
9 を作業者129 ・130 が移線用電線押えワイヤー128を
押さえて移線すべき送電線3Bの地上高を調整してウイ
ンチ122 により送り出しワイヤー120 を送り出して送電
線3Bをアーム115 の先端に吊り下げる。送電線3Bの
吊り下げ位置を3B' で示す。
【0017】この移線工法の作業者は、上述の外に地上
のウインチ122 ・124 を操作する作業者131 ・132 と、
新設鉄塔111 の頂部で送電線3Bのかわし作業などを行
う作業者133 と、既設鉄塔101 のアーム105 上で移線用
電線把持用金車119 への電線3Bを装着したりする作業
者134 ・135 と、地上で作業を監視する作業者136 との
合計11名が必要である。
【0018】他の送電線2B・1Bも同様にして移線す
る。次に、図17に示すように既設鉄塔アームより既設鉄
塔頂部を送電線をかわして新設鉄塔の各アームに移線す
る移線用ガイドローラを用いた工法について述べる。な
お、この工法は特開平4−185215号として述べられてい
る。前記と同様に既設鉄塔201 の塔体202 の上部には水
平状のアーム203 ・204 ・205 が所定間隔へだてて配設
され、各アーム203 ・204 ・205 の先端には碍子連(図
示せず) を介して上線、中線、下線の送電線1A・2A
・3Aが吊り下げられる。
【0019】新設鉄塔211 は既設鉄塔201 の側方に配置
され既設鉄塔201 より高く、同様に塔体212 の上部には
水平状のアーム213 ・214 ・215 が所定間隔へだてて配
置され、各アーム213 ・214 ・215 の先端に前記送電線
1A・2A・3Aを移線して吊り下げるようになってい
る。ここで、既設鉄塔201 の頂部に台棒216 を取付け
る。その台棒216 に金車217を取付ける。
【0020】既設鉄塔201 のアーム203 ・204 ・205 の
端部にそれぞれ移線用ガイドローラ206 ・207 ・208 を
それぞれ取付ける。台棒216 に取付けた金車217 に引き
ワイヤー218 を通す。引きワイヤー218 を移線用ガイド
ローラ206 の溝に通し、移線する送電線1Aまで延ば
す。
【0021】引きワイヤー218 先端に移線する移線用送
電線把持用金車を取付け、送電線1Aを把持させる。引
きワイヤー218 の他端を新設鉄塔211 のアーム213 先端
の金車242 を通り金車223 を介在させて地上の新設鉄塔
211 側のウインチ224 に連結する。ウインチ224 を作業
者232 が作動させて引きワイヤー218 を巻き取って既設
鉄塔201 の頂部まで送電線1Aを巻き上げる。この時、
送電線1Aを把持している移線用電線把持用金車は移線
用ガイドローラ206 を通過可能なるように設定してあ
る。
【0022】既設鉄塔201 の頂部に至った送電線1A
は、前記の従来工法と同様にして既設鉄塔201 の頂部と
台棒216 を作業員233 ・241 にてかわし、移線用電線把
持用金車をかわした送電線1Aに再び取付け、新設鉄塔
211 側のウインチ224 を作業員232 が操作して引きワイ
ヤー218 を巻き取り、既設鉄塔201 側のウインチ222 を
作業員231 により金車221 を介在させて前記移線用電線
把持用金車に連結した送り出しワイヤー220 を送り出し
ながら、送電線1Aの地上高を調整しながら、作業員24
3 ・244 により新設鉄塔211 のアーム213 先端に配置す
る。送電線1Aの配置位置を1A' で示す。
【0023】この移線工法の作業者は、上述の外に既設
鉄塔201 のアーム205上の作業者245と、地上で作業を監
視する作業者246 との合計8名が必要である。他の送電
線2A・3Aも同様にして行う。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述のように送電線を
移線するのに送電線を切断して行う工法では送電線落下
に対する防護対策が必要で、その防護対策として広い範
囲に保護足場を構築する必要があるが、昨今の社会情勢
下で用地交渉が難航することが多く、また、長期間防護
足場を設置したままとなることが多い。
【0025】また、既設鉄塔のアームから新設鉄塔の頂
部をかわした新設鉄塔に、既設鉄塔から仮設鉄塔側にあ
るいは仮設鉄塔から新設鉄塔側に送電線を移線する従来
工法および既設鉄塔アームより既設鉄塔頂部を送電線を
かわして新設鉄塔の各アームに移線する移線用ガイドロ
ーラを用いた工法のいずれにおいても、送電線を鉄塔の
頂部および台棒をかわす必要があり、送電線の移線に多
大な時間を要し、また、送電線の移線に多くの作業員を
要し、さらに、作業員の鉄塔上での移動が多く危険であ
るばかりか作業性の向上が図れなかった。
【0026】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上記
の事情に鑑み、防護足場を設けて送電線を切断して送電
線のかわし作業における防護足場をなくすため、また、
鉄塔頂部における送電線のかわし作業をなくしできるだ
け作業員を少なくし、しかも安全で効率的な送電線の移
線工法とすべく、既設鉄塔のアーム間に張架された送電
線を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔側に、既設鉄塔
から仮設鉄塔側にあるいは仮設鉄塔から新設鉄塔側に送
電線を移線する送電線の移線工法であって、鉄塔の頂部
に頂部金車を配置し、アーム端部にアーム先金車を配置
し、頂部金車とアーム先金車との間に送電線を案内する
ガイドワイヤーを張架し、移線すべき送電線の一部に移
線用ローラを装着し、この移線用ローラに引きワイヤー
と送り出しワイヤーとを連結したのち、送り出しワイヤ
ーを移線元鉄塔側から送り出しながら引きワイヤーを移
線先鉄塔側において引き上げ、移線すべき送電線を移線
元鉄塔側から移線先鉄塔側に引き上げるに際し、前記頂
部金車およびアーム先金車により前記引きワイヤー、送
り出しワイヤーおよび移線用ローラの引き上げ動作を案
内し、鉄塔頂部を通過する移線すべき送電線のかわし動
作を前記頂部金車およびアーム先金車で案内するように
成したものである。
【0027】また、本発明は、送電線の脱線防止と送電
線の下方への移動を円滑に行わせるために、既設鉄塔の
アーム間に張架された送電線を既設鉄塔の側方に位置し
た新設鉄塔側に、既設鉄塔から仮設鉄塔側にあるいは仮
設鉄塔から新設鉄塔側に送電線を移線する際に送電線の
案内に使用する鉄塔頂部に配置する頂部金車、アーム端
部に配置するアーム先金車の移線用工具において、送電
線が外れるのを防止する脱線防止用ローラを設けると共
に、送電線を案内するガイドワイヤーを張架するガイド
ワイヤー用ローラを設けたものである。
【0028】さらに、本発明は、送電線が把持でき鉄塔
頂部およびアーム先を移動できるようにすべく、既設鉄
塔のアーム間に張架された送電線を既設鉄塔の側方に位
置した新設鉄塔側に、既設鉄塔から仮設鉄塔側にあるい
は仮設鉄塔から新設鉄塔側に送電線を移線する送電線の
移線工法に使用される移線用ローラであって、フレーム
の両端に送電線を案内する水平ローラと垂直ローラとを
設け、送電線に取付け可能にするため一部の水平ローラ
を開閉自在とし、フレームの中央部に引きワイヤーと送
り出しワイヤーとを連結するようにしたものである。
【0029】
【作用】鉄塔の頂部に頂部金車を配置し、アーム端部に
アーム先金車を配置し、頂部金車とアーム先金車との間
に送電線を案内するガイドワイヤーを張架し、移線すべ
き送電線の一部に移線用ローラを装着し、この移線用ロ
ーラに引きワイヤーと送り出しワイヤーとを連結したの
ち、送り出しワイヤーを移線元鉄塔側から送り出しなが
ら引きワイヤーを移線先鉄塔側において引き上げ、移線
すべき送電線を移線元鉄塔側から移線先鉄塔側に引き上
げるに際し、前記頂部金車およびアーム先金車により前
記引きワイヤー、送り出しワイヤーおよび移線用ローラ
の引き上げ動作を案内し、鉄塔頂部を通過する移線すべ
き送電線のかわし動作を前記頂部金車およびアーム先金
車で案内する。
【0030】また、頂部金車およびアーム先金車では、
脱線防止用ローラを開いて送電線を装着し、頂部金車と
アーム先金車との間にガイドワイヤーを張架して送電線
を案内する。さらに、移線用ローラには水平ローラを開
閉して送電線を取付け、引きワイヤーと送りワイヤーと
を連結し、頂部金車およびアーム先金車を通過させる。
【0031】
【実施例】本発明を、添付する図面に示す具体的一実施
例に基づいて以下詳細に説明する。本発明の移線工法で
は、頂部金車、アーム先金車および移線用ローラが使用
され、頂部金車には新設鉄塔用と仮鉄塔用とがある。
【0032】まず、新設鉄塔用頂部金車1について図1
・2・3により説明する。取付ベース2上に所定間隔へ
だてて2枚のフレーム3を起立させ、2枚のフレーム3
の間で両側にはワイヤーを通る溝4を刻設したローラ5
が回転軸6の回りに回転自在に設けられている。このフ
レーム3の両端部には前記ローラ5にワイヤーを通した
際、ワイヤーがローラ5から脱線しないように前記回転
軸6のまわりにローラフレーム7を介して脱線防止用ロ
ーラ8を回転自在に設ける。脱線防止用ローラ8はロー
ラ5の溝4にワイヤーが通せるように支軸9のまわりに
開閉できるように枢着され、先端に螺着したナット10に
よりフレーム3に固定できるようにされている。
【0033】また、フレーム3の中央部のローラ5とロ
ーラ5との間には、補助ローラ11が回転自在に架設され
ている。さらに、回転軸6の突出した両端にはガイドワ
イヤー用ローラ12がそれぞれ回転自在に設けられ、この
ガイドワイヤー用ローラ12にもガイドワイヤーの脱線防
止用ローラ14が同様にローラフレーム13を介して設けら
れ、脱線防止用ローラ14は支軸15のまわりに開閉自在で
ローラ14の先端に螺着したナット16によりローラフレー
ム13に固定する。
【0034】次に図4・5・6で仮鉄塔用頂部金車21に
ついて述べる。取付ベース22上に2枚のフレーム23を起
立させ、フレーム23間にワイヤーを通す溝24を刻設した
ローラ25を回転軸26のまわりに回転自在に設ける。この
フレーム23には、前記ローラ25にワイヤーを通した際、
ワイヤーがローラ25から脱線しないように前記回転軸26
のまわりにローラフレーム27を介して脱線防止用ローラ
28を回転自在に設ける。脱線防止用ローラ28はローラ25
の溝24にワイヤーが通せるように支軸29のまわりに開閉
できるように枢着され、先端に螺着したナット30により
フレーム23に固定できるようにされている。
【0035】また、回転軸26の突出した両端にはガイド
ワイヤー用ローラ32がそれぞれ回転自在に設けられ、こ
のガイドワイヤー用ローラ32にもガイドワイヤーの脱線
防止用ローラ34が同様にローラフレーム33を介して設け
られ、脱線防止用ローラ34は支軸35のまわりに開閉自在
でローラ34の先端に螺着したナット36によりローラフレ
ーム33に固定する。
【0036】図7・8・9によりアーム先金車41につい
て述べる。取付金具42から起立させた2枚のフレーム43
間に、ワイヤーを通す溝44を刻設したローラ45を回転軸
46のまわりに回転自在に設ける。このフレーム43には、
前記ローラ45にワイヤーを通した際ワイヤーがローラ45
から脱線しないように前記回転軸46のまわりにローラフ
レーム47を介して脱線防止用ローラ48を回転自在に設け
る。脱線防止用ローラ48はローラ45の溝44にワイヤーが
通せるように支軸49のまわりに開閉できるように枢着さ
れ、先端に螺着したナット50によりフレーム43に固定で
きるようにされている。
【0037】また、回転軸46の突出した両端にはガイド
ワイヤー用ローラ52がそれぞれ回転自在に設けられ、こ
のガイドワイヤー用ローラ52にもガイドワイヤーの脱線
防止用ローラ54が同様にローラフレーム53を介して設け
られ、脱線防止用ローラ54は支軸55のまわりに開閉自在
で脱線防止用ローラ54の先端に螺着したナット56により
ローラフレーム53に固定する。
【0038】次に、図10・11・12により移線用ローラ61
について述べる。フレーム62の両端にそれぞれ水平ロー
ラ63・64を配置する。水平ローラ63・64はワイヤーが案
内できるように円弧溝65・66に形成されている。また、
水平ローラ63と水平ローラ64との間は送電線が通り得る
ように上下に隔てて配置してある。
【0039】この移線用ローラ61に送電線が装着できる
ように、水平ローラ64は、外側の水平ローラ641 ・644
は垂直の支軸651 ・654 のまわりに水平方向に回動可能
に設けられ、ナット661 ・664 により固定可能に設けら
れ、内側の水平ローラ642 ・643 は水平支軸652 ・653
のまわりに垂直方向に回動可能に設けられ、ナット662
・663 により固定可能に設けられている。
【0040】また、このフレーム62の両端には送電線が
通り得るようにして垂直ローラ67が設けられている。さ
らに、フレーム63の下面にはガイドローラ68が設けられ
ている。次に、上述の頂部金車1、アーム先金車41およ
び移線用ローラ61を用いて送電線を移線する工法を説明
する。
【0041】まず、図13に示す既設鉄塔71のアーム73か
ら新設鉄塔81の頂部をかわし新設鉄塔81に送電線1Bを
移送する工法について説明する。既設鉄塔71の塔体72の
上部には水平状のアーム73・74・75が所定間隔へだてて
配設され、各アーム73・74・75の先端には碍子連 (図示
せず) を介して上線・中線・下線の送電線1B・2B・
3Bが吊り下げられている。
【0042】新設鉄塔81は既設鉄塔71の側方に配置さ
れ、既設鉄塔71より高く、同様に塔体82の上方に水平状
のアーム83・84・85が所定間隔へだてて配設され、各ア
ーム83・84・85の先端に前記送電線1B・2B・3Bを
移線して吊り下げるようになっている。ここで、新設鉄
塔81の頂部に頂部金車1を取付ける。
【0043】新設鉄塔81のアーム83・84・85先端にアー
ム先金車41を取付ける。次に、新設鉄塔81より既設鉄塔
71に引きワイヤー76を通す。引きワイヤー76を頂部金車
1の脱線防止用ローラ8を開いて通し脱線防止用ローラ
8を閉じて頂部金車41のローラ5に通し、さらに、引き
ワイヤー76をアーム先金車41の脱線防止用ローラ48を開
いて通し脱線防止用ローラ48を閉じてアーム先金車41の
ローラ45に通す。
【0044】この頂部金車41およびアーム先金車41を通
った引きワイヤー76を移線する送電線3Bまで延ばす。
この引きワイヤー76の先端を移線用ローラ61のフック69
に取付け、移線用ローラ61の水平ローラ64を開き送電線
3Bを装着し、水平ローラ64を閉じて移線用ローラ61で
送電線3Bを把持する。
【0045】引きワイヤー76の他端側途中に金車77・78
を介在させてウインチ79に連結する。一方、既設鉄塔71
側では送り出しワイヤー86を前記移線用ローラ61のフッ
ク87に連結し、途中に金車88・89を介在させてウインチ
90に連結する。引きワイヤー76を作業者91がウインチ79
にて巻き取り同時に送り出しワイヤー86を作業者92によ
り送り出しながら送電線3Bを新設鉄塔81の頂部まで巻
き上げる。
【0046】すると、移線用ローラ61に取付けられてい
る引きワイヤー76および送り出しワイヤー86は、頂部金
車1のローラ5の溝4を通り移線用ローラ61が通過す
る。この際、送電線は引きワイヤー76および送り出しワ
イヤー86の方向とほぼ直交方向に配置されているため、
ガイドワイヤー用ローラ12はガイドワイヤー99に張設さ
れているため、ガイドワイヤーにより送電線3Bは案内
される。
【0047】さらに、引きワイヤー76は巻き取られ、送
り出しワイヤー86は送り出されると送電線3Bを把持し
た移線用ローラ61は、アーム83のアーム先金車41、アー
ム84のアーム先金車41を経て、アーム85のアーム先金車
41に至る。送電線3Bはアーム85上の作業員93により移
線用ローラ61から水平ローラ64を開き取り出され、所定
位置に配置される。送電線3Bの配置位置を3B' で示
す。
【0048】この移線工法の作業者は、上述の外に新設
鉄塔81頂部の作業者97と、既設鉄塔71のアーム75上の作
業者94・95と、地上で作業を監視する作業者96との合計
7名である。他の送電線2B・1Bも同様にして移線す
る。次に図14に示すように既設鉄塔71のアームより既設
鉄塔71の頂部で送電線をかわして新設鉄塔81の各アーム
へ移線する送電線の移線工法について述べる。
【0049】まず、既設鉄塔71の頂部に頂部金車1を取
付け、アーム73・74・75先端にアーム先金車41を通し、
引きワイヤー76の先端に移線用ローラ61を取付け、この
移線用ローラ61に送電線1Aを把持させる。引きワイヤ
ー76の基端側はアーム83を通して金車78を介在させてウ
インチ79に連結する。
【0050】一方、前記移線用ローラ61に送り出しワイ
ヤー86は途中に金車77・78を介在させてウインチ90に連
結する。作業者91がウインチ79を作動させて引きワイヤ
ー76を巻き取り、作業者92によりウインチ90を作動して
送り出しワイヤー86を送り出す。すると、移線用ローラ
61に把持された送電線1Aは既設鉄塔71の頂部の頂部金
車1に至り直ちに通過し、アーム83先端に至る。アーム
83上の作業者93・94は移線用ローラ61から送電線1Aを
取り外し、アーム83先端に取付ける。なお、ガイドワイ
ヤー99は送電線1Aを案内する。送電線1Aの配置位置
を1A' で示す。
【0051】この移線工法の作業者も合計7名である。
他の送電線2A・3Aも同様にして移線する。また、上
記の実施例では新設鉄塔が既設鉄塔の真横にある例につ
いて述べているが、新設鉄塔が真横にある場合だけでな
く斜め横に設置された場合にも適用できる。
【0052】なお、上記の実施例では既設鉄塔から新設
鉄塔に送電線を移線する例について述べたが、既設鉄塔
から仮設鉄塔に、仮設鉄塔から新設鉄塔に移線する場合
も同様である。また、仮設鉄塔でなく仮設鉄柱の場合も
全く同様である。
【0053】
【発明の効果】本発明は、上述のように、既設鉄塔のア
ーム間に張架された送電線を既設鉄塔の側方に位置した
新設鉄塔側に、既設鉄塔から仮設鉄塔側にあるいは仮設
鉄塔から新設鉄塔側に送電線を移線する送電線の移線工
法であって、鉄塔の頂部に頂部金車を配置し、アーム端
部にアーム先金車を配置し、頂部金車とアーム先金車と
の間に送電線を案内するガイドワイヤーを張架し、移線
すべき送電線の一部に移線用ローラを装着し、この移線
用ローラに引きワイヤーと送り出しワイヤーとを連結し
たのち、送り出しワイヤーを移線元鉄塔側から送り出し
ながら引きワイヤーを移線先鉄塔側において引き上げ、
移線すべき送電線を移線元鉄塔側から移線先鉄塔側に引
き上げるに際し、前記頂部金車およびアーム先金車によ
り前記引きワイヤー、送り出しワイヤーおよび移線用ロ
ーラの引き上げ動作を案内し、鉄塔頂部を通過する移線
すべき送電線のかわし動作を前記頂部金車およびアーム
先金車で案内するように成したから、送電線を切断せず
に移線でき、防護足場は不要となり、広大な用地の確保
は不要となる。また、鉄塔頂部における送電線のかわし
作業をなくし、大幅に作業員を削減でき、さらに作業時
間の短縮が図れ、しかも安全で効率的な送電線の移線工
法とすることができる。
【0054】また、本発明は、既設鉄塔のアーム間に張
架された送電線を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔側
に、既設鉄塔から仮設鉄塔側にあるいは仮設鉄塔から新
設鉄塔側に送電線を移線する際に送電線の案内に使用す
る鉄塔頂部に配置する頂部金車、アーム端部に配置する
アーム先金車の移線用工具において、送電線が外れるの
を防止する脱線防止用ローラを設けると共に、送電線を
案内するガイドワイヤーを張架するガイドワイヤー用ロ
ーラを設けた移線用工具であるので、送電線の脱落防止
と送電線の下方への移動を円滑に行わせることができ
る。
【0055】さらに、本発明は、既設鉄塔のアーム間に
張架された送電線を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔
側に移線する送電線の移線工法に使用される移線用ロー
ラであって、フレームの両端に送電線を案内する水平ロ
ーラと垂直ローラとを設け、送電線に取付け可能にする
ため一部の水平ローラを開閉自在とし、フレームの中央
部に引きワイヤーと送り出しワイヤーとを連結するよう
にした送電線の移線工法に使用される移線用ローラであ
るので、鉄塔の頂部金車およびアーム先金車で送電線の
かわし動作は必要でなく、直ちに鉄塔頂部およびアーム
先を通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】新設鉄塔用頂部金車の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】仮鉄塔用頂部金車の正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の側面図である。
【図7】アーム先金車の正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7の側面図である。
【図10】移線用ローラの正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【図12】図10の側面図である。
【図13】本発明の既設鉄塔のアームから新設鉄塔の頂部
をかわし新設鉄塔に送電線を移線する工法を説明する斜
視図である。
【図14】本発明の既設鉄塔のアームより既設鉄塔の頂部
で送電線をかわして新設鉄塔の各アームへ移送する送電
線の移送工法を示す斜視図である。
【図15】送電線を切断して既設鉄塔から新設鉄塔に送電
線を移線する従来工法の斜視図である。
【図16】既設鉄塔のアームから新設鉄塔の頂部をかわし
新設鉄塔に送電線を移線する従来工法の斜視図である。
【図17】既設鉄塔アームより既設鉄塔頂部を送電線をか
わして新設鉄塔の各アームに移線する移線用ガイドロー
ラを用いた工法の斜視図である。
【符号の説明】
71…既設鉄塔 73 ・74・75…アーム 1A・2A・3A…送電線 81…新設鉄塔 1B・2B・3B…送電線 1…頂部金車 21…アーム先金車 61…移線用ローラ 76…引きワイヤー 16…送り出しワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿原 秀則 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 山田 広昭 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 西村 知久 大阪市北区本庄東2丁目9番18号 関電興 業株式会社内 (72)発明者 井上 均 兵庫県加東郡滝野町下滝野4丁目62番地 藤井電工株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設鉄塔のアーム間に張架された送電線
    を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔側に、既設鉄塔か
    ら仮設鉄塔側にあるいは仮設鉄塔から新設鉄塔側に送電
    線を移線する送電線の移線工法であって、鉄塔の頂部に
    頂部金車を配置し、アーム端部にアーム先金車を配置
    し、頂部金車とアーム先金車との間に送電線を案内する
    ガイドワイヤーを張架し、移線すべき送電線の一部に移
    線用ローラを装着し、この移線用ローラに引きワイヤー
    と送り出しワイヤーとを連結したのち、送り出しワイヤ
    ーを移線元鉄塔側から送り出しながら引きワイヤーを移
    線先鉄塔側において引き上げ、移線すべき送電線を移線
    元鉄塔側から移線先鉄塔側に引き上げるに際し、前記頂
    部金車およびアーム先金車により前記引きワイヤー、送
    り出しワイヤーおよび移線用ローラの引き上げ動作を案
    内し、鉄塔頂部を通過する移線すべき送電線のかわし動
    作を前記頂部金車およびアーム先金車で案内するように
    成した送電線の移線工法。
  2. 【請求項2】 既設鉄塔のアーム間に張架された送電線
    を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔側に、既設鉄塔か
    ら仮設鉄塔側にあるいは仮設鉄塔から新設鉄塔側に送電
    線を移線する際に送電線の案内に使用する鉄塔頂部に配
    置する頂部金車、アーム端部に配置するアーム先金車の
    移線用工具において、送電線が外れるのを防止する脱線
    防止用ローラを設けると共に、送電線を案内するガイド
    ワイヤーを張架するガイドワイヤー用ローラを設けた移
    線用工具。
  3. 【請求項3】 既設鉄塔のアーム間に張架された送電線
    を既設鉄塔の側方に位置した新設鉄塔側に、既設鉄塔か
    ら仮設鉄塔側にあるいは仮設鉄塔から新設鉄塔側に送電
    線を移線する送電線の移線工法に使用される移線用ロー
    ラであって、フレームの両端に送電線を案内する水平ロ
    ーラと垂直ローラとを設け、送電線に取付け可能にする
    ため一部の水平ローラを開閉自在とし、フレームの中央
    部に引きワイヤーと送り出しワイヤーとを連結するよう
    にした送電線の移線工法に使用される移線用ローラ。
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