JPH07335775A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH07335775A
JPH07335775A JP7091098A JP9109895A JPH07335775A JP H07335775 A JPH07335775 A JP H07335775A JP 7091098 A JP7091098 A JP 7091098A JP 9109895 A JP9109895 A JP 9109895A JP H07335775 A JPH07335775 A JP H07335775A
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film
conductive
layer
element region
region
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Application number
JP7091098A
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English (en)
Inventor
Koji Kimura
幸治 木村
Hiroshi Kawamoto
浩 川本
Yuichi Nakajima
雄一 中島
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子領域上に形成されている第1の導電膜を
被覆する絶縁膜へのストレスが抑制されしかもその端部
から剥がれることが少なく、したがって、特性が劣化し
ない、良品率の高い半導体装置及びその製造方法を提供
する。 【構成】 半導体装置は、MOSトランジスタ及びバイ
ポーラトランジスタが配置された半導体基板の素子領域
上に形成されたポリシリコンなどの第1の導電膜4と、
前記半導体基板上に形成され、少なくとも前記第1の導
電膜4を被覆する絶縁膜5と、この絶縁膜5の端部を少
なくとも被覆する所定のパターンを有する第2の導電膜
6とを備えている。また、前記導電層をパターニングす
る際に、絶縁膜5上に形成された段差部及び絶縁膜の端
部を被覆するようにパターンを形成し、その後、異方性
エッチングを行って、第1の導電膜を被覆することによ
って形成された前記段差部に第2の導電膜の側壁残渣が
形成されないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板上に配線や
電極に用いられる2層以上の導電膜を有するBiCMO
Sデバイスなどの半導体装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体基板の主面上に層間絶縁膜を介し
て形成されている多層の導電膜は、半導体素子の電極や
半導体素子間を電気的に接続する配線として用いられ
る。ICやLSIなどの半導体装置の高集積化、微細化
が進むにつれて、半導体基板上には微細なパターンが複
雑に形成される様になっている。このようなパターンが
形成された半導体基板表面に、例えば、層間絶縁膜など
を形成した場合、その表面はパターンなどが原因になっ
て段差が多く形成されるようになる。この段差が多く形
成された層間絶縁膜上にポリシリコンなどの電極や配線
を形成するには、層間絶縁膜の全面にポリシリコンなど
の導電層を形成し、これをRIEなどの異方性エッチン
グなどを用いて所定のパターンにエッチングし、電極や
配線パターンを形成する。しかしながら、このような段
差の多い層間絶縁膜上の導電層にRIE(Reacti
ve Ion Etching)などの異方性エッチン
グを使用すると、所定の導電パターンが形成されると同
時に段差の側壁部に目的外の導電層残渣が生じ易い。こ
の様な残渣は、集積回路を短絡させたり、製造歩留まり
を低下させている。従来、この残渣を発生させないため
に次のような方法が用いられていた。
【0003】1.過度のオーバーエッチングによる段差
側壁部の残渣の除去 この方法は、それに伴う弊害が生じなければ問題なく取
り入れられる。しかしながら、半導体装置が微細化する
に従って、下地層がオーバーエッチングされると、パタ
ーンの寸法変換差増大等の弊害が無視できなくなる。
【0004】2.後の別工程で段差側壁部の残渣のみを
除去 この方法は、残渣除去工程以前での工程で、残渣が剥が
れてダストとなり、半導体装置の製造歩留まりを低下さ
せるという問題があり、特に微細なLSIにおいては致
命的な歩留まり低下が発生する恐れがある。
【0005】3.目的の異方性エッチングの前に段差上
に形成されている不要な膜を予め除去 この方法は、除去する膜が下地と選択的に制御性良く除
去可能な等方性エッチング方法が存在する場合に有効で
あるが、適切な等方性エッチングが適用できない場合又
はエッチングすべき膜が積層構造であり、等方性エッチ
ング時にエッチング速度差が大きいなどの場合には過大
なアンダーカットが生じるのでパターン剥がれが発生す
るなどの問題が発生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】次に、上記第1及び第
2の方法において、第1層のポリシリコン膜でゲート電
極を設け、第2層目のポリシリコン膜でベース引出し電
極を設けた従来のBiCMOSデバイスの製造方法を説
明する。
【0007】まず、図11乃至図13を参照して過度の
オーバーエッチングにより側壁残渣の除去を行う第1の
方法について説明する。
【0008】シリコン半導体基板1上の素子分離領域に
LOCOS法によるフィールド酸化膜2を形成する。シ
リコン半導体基板上1のMOSトランジスタ部の素子領
域には、例えば、シリコンなどの熱酸化膜からなるゲー
ト酸化膜3を形成する。ゲート酸化膜3上には、第1の
導電膜である所定のパターンを有するポリシリコンゲー
ト電極4が形成される(図11)。次に、CVD法によ
りシリコン酸化膜(SiO2 )を100nm程度堆積さ
せる。そして、フォトエッチング法により、フォトレジ
スト8でゲート電極4を被覆するようにしてシリコン酸
化膜をエッチングし、シリコン酸化膜の不要な部分はエ
ッチング除去しシリコン酸化膜5を形成する(図1
2)。この図では、エッチング処理を行う際に用いたフ
ォトレジスト8は、残っているシリコン酸化膜5の上に
形成されている。
【0009】次に、第2の導電膜である2層目のポリシ
リコン膜を3000nm程度堆積し、ついでこのポリシ
リコン膜上にバイポーラトランジスタ部の素子領域のバ
イポーラトランジスタのベース引出し電極形成領域を被
覆するようにフォトレジスト9を形成する。そして、こ
のフォトレジスト9をマスクにして、例えば、RIEな
どの異方性エッチングを用いて、ポリシリコン膜のオー
バーエッチングを行いバイポーラトランジスタのベース
引出し電極6を形成する(図13)。この場合フィール
ド酸化膜2及びシリコン酸化膜5のオーバーエッチング
による膜厚減少(A)、バイポーラ部半導体基板露出部
のオーバーエッチング(B)と、第2の導電膜のポリシ
リコン膜6のエッチング寸法変換差の増大(C)が問題
になる。
【0010】次に、図11及び図12と図14及び図1
5を参照して後の別工程で段差側壁部の残渣のみを除去
する方法の例を説明する。シリコン半導体基板1上の素
子分離領域にLOCOS法によるフィールド酸化膜2を
形成する。シリコン半導体基板上1のMOSトランジス
タ部の素子領域には、例えば、シリコンなどの熱酸化膜
からなるゲート酸化膜3を形成する。ゲート酸化膜3上
には、第1の導電膜である所定のパターンを有するポリ
シリコンゲート電極4が形成される(図11)。次に、
CVD法によりシリコン酸化膜(SiO2 )を100n
m程度堆積させる。そして、フォトエッチングにより、
ゲート電極4を被覆するようにシリコン酸化膜をエッチ
ングし、シリコン酸化膜の不要な部分はエッチング除去
しシリコン酸化膜5を形成する(図12)。この図で
は、エッチング処理を行う際に用いたフォトレジスト
は、残っているシリコン酸化膜5の上に形成されてい
る。次に、第2の導電膜である2層目のポリシリコン膜
を3000nm程度堆積し、ついでこのポリシリコン膜
上にバイポーラトランジスタ部の素子領域のバイポーラ
トランジスタのベース引出し電極形成領域を被覆するよ
うにフォトレジスト9を形成する。
【0011】そして、このフォトレジスト9をマスクに
して、例えば、RIEなどの異方性エッチングを利用
し、ポリシリコン膜のオーバーエッチングを行いバイポ
ーラトランジスタのベース引出し電極6を形成する(図
14)。この異方性エッチングにより、ゲート電極4に
より形成されたシリコン酸化膜5の段差の側壁部及びシ
リコン酸化膜5のパターン端の段差部にポリシリコン膜
6の残渣7が形成されている。その後の工程により、シ
リコン酸化膜5がエッチングされ、ポリシリコン膜の残
渣が取除かれる。または、その後の熱工程において、下
地層と第2の導電膜との熱膨張係数の違いによりポリシ
リコン膜の残渣がシリコン酸化膜から剥がれる(図1
5)。いずれにしても、第2の導電膜であるポリシリコ
ン膜の側壁残渣を取除く従来方法は手数を必要としてお
り、ダストとして製品劣化の原因となる残渣の処理は大
きな問題であった。以上は、ポリシリコン膜の場合であ
るが、第2の導電膜がポリシリコン膜とその上のチタン
シリサイド膜の積層体からなるポリサイド膜とその上に
被覆されたCVDSiO2 膜から構成された積層構造の
導電膜の場合であっても、同様であり、例えば、ゲート
電極側壁の段差部に3つの膜の残渣が組み合った複雑な
形状の残渣が形成される。
【0012】また、半導体基板の素子領域において、例
えば、MOSトランジスタが形成される素子領域上に形
成された第1の導電膜のゲート電極を、例えば、図15
に示すシリコン酸化膜5のような絶縁膜で被覆する。こ
の絶縁膜は、バイポーラトランジスタが形成される素子
領域には形成されない。すなわち、絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜5は、前記MOSトランジスタ部の素子領域に
形成され、かつ、このシリコン酸化膜5は素子分離領域
であるフィールド酸化膜2の上に終端している。しかし
ながら、シリコン酸化膜5は後の熱工程によるストレス
を強く受け、特にその端部は大きなストレスを受ける。
しかも、このシリコン酸化膜5は、製造工程中あるいは
製品完成後にその端部から剥がれ易く、その結果不良品
の増大を招いている。特に、ポリシリコン膜の残渣は、
このシリコン酸化膜5の周辺端部(図示せず)にも形成
されるので、これを取除くときにもシリコン酸化膜の剥
がれが発生し易い。
【0013】本発明は、このような事情によりなされた
ものであり、素子領域上に形成されている第1の導電膜
を被覆する絶縁膜、特にその端部が強いストレスを受け
るのを防止し、しかも剥がれることが少なく、したがっ
て、特性が劣化しない、良品率の高い半導体装置を提供
することを目的にしている。また、ダストの原因とな
る、半導体基板上の導電層の、段差部での側壁残渣が形
成されないように異方性エッチングを行うことのできる
半導体装置の製造方法を提供することを目的にしてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
第1の素子領域と第2の素子領域とを有する半導体基板
と、前記半導体基板の前記第1の素子領域上に形成さ
れ、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の
前記半導体基板の領域上に延在している端部分を有する
絶縁膜と、前記端部分上に形成され、前記絶縁膜上およ
び前記半導体基板上に延在している導電膜と、前記第2
の素子領域上に形成され、前記導電膜を形成する導電層
と共通導電層をパタ−ニングすることによって形成さ
れ、かつ前記導電膜から電気的に絶縁されている配線膜
とを備えていることを特徴としている。前記導電膜は電
位的にフロ−テイングである。前記絶縁膜はSiN膜か
らなるもので会ってもよい。前記導電膜は前記第1の素
子領域を囲んでいてもよい。前記半導体基板の中心に対
して前記第1の素子領域は前記第2の素子領域よりも近
い位置にあってもよい。前記導電膜はポリシリコン膜か
らなってもよい。前記導電膜は単層膜からなってもよ
い。前記単層膜は、ポリシリコン膜、高融点金属膜、金
属膜、シリサイド膜のいずれか−層からなってもよい。
【0015】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
第1の素子領域と第2の素子領域とを有する半導体基板
の前記第1の素子領域上に、前記第1の素子領域と前記
第2の素子領域との間の前記半導体基板の領域上に延在
する端部分を有する絶縁膜を形成する工程と、共通膜を
パタ−ニングすることによって、前記端部分上に前記絶
縁膜上および前記半導体基板上に延在する導電膜と、前
記第2の素子領域上に配線膜とを形成する工程とを備え
ていることを特徴としている。前記導電膜は電位的にフ
ロ−テイングである。前記絶縁膜としてSiN膜を選択
する工程を備えていてもよい。前記導電膜は前記第1の
素子領域を囲んでいていてもよい。前記半導体基板の中
心に対して前記第1の素子領域は前記第2の素子領域よ
りも近い位置にあってもよい。前記導電膜はポリシリコ
ン膜からなってもよい。前記導電膜は単層膜からなって
もよい。前記単層膜として、ポリシリコン膜、高融点金
属膜、金属膜、シリサイド膜のいずれか−層を選択する
工程を備えていてもよい。
【0016】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
第1の素子領域と第2の素子領域とを有し、さらに前記
第1の素子領域上にこの第1の素子領域から突出する突
出膜を有する半導体基板上に、絶縁層を形成する工程
と、前記絶縁層をパタ−ニングすることによって、前記
突出膜を覆いかつ前記第1の素子領域と前記第2の素子
領域との間の前記半導体基板の領域上に延在する端部分
を有する絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板上に
導電層を形成する工程と、前記導電層上に、前記突出膜
の端部分によって形成される前記導電層の段差部を覆う
マスクと、前記絶縁膜の前記端部分によって形成される
前記導電層の段差部を覆うマスクと、前記第2の素子領
域の−部を覆うマスクとを形成する工程と、前記導電層
を、前記マスクを用いて異方性エッチングによりパタ−
ニングすることにより、前記突出膜の前記端部分によっ
て形成される前記絶縁膜の段差部を覆う導電膜と、前記
絶縁膜の前記端部分を覆う導電膜と、前記第2の素子領
域の前記−部を覆う配線膜とを形成する工程と、前記マ
スクを除去する工程と、前記第2の素子領域の前記配線
膜上および前記絶縁膜の前記端部分を覆う導電膜上にマ
スクを形成する工程と、前記絶縁膜の前記段差部を覆う
導電膜を、前記マスクを用いて等方性エッチングにより
除去する工程と、前記マスクを除去する工程とを備えて
いることを特徴としている。前記絶縁膜の前記端部分は
フィ−ルド酸化膜の平坦表面上に位置していてもよい。
前記絶縁膜としてSiN膜を選択する工程を備えていて
もよい。前記導電膜は単層膜からなってもよい。前記単
層膜として、ポリシリコン膜、高融点金属膜、金属膜、
シリサイド膜のいずれか−層を選択する工程を備えてい
てもよい。
【0017】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
と、前記半導体基板上に形成されていて、MOSトラン
ジスタ部とバイポ−ラトランジスタ部とを有する半導体
層と、前記半導体基板と前記半導体層との間に形成され
た埋込み層と、 前記半導体層上に形成された分離膜
と、前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成された
ソ−スおよびドレイン領域と、前記半導体層のMOSト
ランジスタ部に形成され、ゲ−ト電極を構成している第
1の導電膜と、前記半導体層のMOSトランジスタ部に
形成され、前記第1の導電膜を覆い、かつ前記分離膜上
に延在している絶縁膜と、前記半導体層のバイポ−ラト
ランジスタ部に形成され、ベ−ス電極を構成しており、
かつ電位が印加される第1の導電部分と、この第1の導
電膜から電気的に分離され、前記分離膜上に形成され、
電位的にフロ−テイングであり、かつ前記絶縁膜の前記
端部分を覆う第2の導電部分とを有する第2の導電膜と
を備えていることを特徴としている。前記分離膜はフィ
−ルド酸化膜であってもよい。
【0018】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
と、前記半導体基板上に形成されていて、MOSトラン
ジスタ部とバイポ−ラトランジスタ部とを有する半導体
層と、前記半導体基板と前記半導体層との間に形成され
た埋込み層と、前記半導体層上に形成された分離膜と、
前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成されたソ−
スおよびドレイン領域と、前記半導体層のMOSトラン
ジスタ部に形成され、ゲ−ト電極を構成している第1の
導電膜と、前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成
され、前記第1の導電膜を覆い、かつ前記分離膜上に延
在している端部分を有する第1の絶縁膜と、前記半導体
層のMOSトランジスタ部に形成され、前記第1の絶縁
膜を覆う第2の絶縁膜と、前記半導体層のバイポ−ラト
ランジスタ部に形成され、ゲ−ト電極を構成しており、
かつ電位が印加される第1の導電部分と、この第1の導
電膜から電気的に分離され、前記分離膜上に形成され、
電位的にフロ−テイングであり、かつ前記第1の絶縁膜
の前記端部分を覆う第2の導電部分とを有する第2の導
電膜と、前記第1の導電部分および第2の導電部分上に
それぞれ形成され、前記第1の導電部分および第2の導
電部分をそれぞれ覆う第31の導電部分および第4の導
電部分を有する第3の導電膜と、前記第3の導電部分お
よび第4の導電部分上にそれぞれ形成され、前記第3の
導電部分および第4の導電部分をそれぞれ覆う第1の絶
縁部分および第2の絶縁部分を有する第3の絶縁膜とを
備えていることを特徴としている。前記分離膜はフィ−
ルド酸化膜であってもよい。
【0019】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に形成され、第1の素子領域、第2の素子
領域、および前記第1の素子領域と第2の素子領域との
間の分離膜とを有する半導体層の前記第1の素子領域上
に第1の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上
に、前記分離膜上に延在する端部分を有する絶縁膜を形
成する工程と、前記半導体層上に導電層を形成する工程
と、前記導電層の第1の部分である、前記第1の素子領
域および前記絶縁膜の前記端部分上にそれぞれ第1のマ
スクを形成する工程と、前記導電層の前記第1の部分以
外の第2の部分を前記第1のマスクを用いて異方性エッ
チングにより除去する工程と、前記第1のマスクを除去
する工程と、前記導電層の第3の部分である、前記第2
の素子領域および前記絶縁膜の前記端部分上にそれぞれ
第2のマスクを形成する工程と、前記導電層の前記第3
の部分以外の第4の部分を前記第2のマスクを用いて等
方性エッチングにより除去する工程とを備えていること
を特徴としている。
【0020】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
第1の導電型の半導体基板に第2の導電型の不純物を注
入する工程と、前記半導体基板上に半導体層を成長さ
せ、前記不純物の拡散による前記第2の導電型の埋込み
層を形成する工程と、前記半導体層を開口し前記半導体
基板に達するトレンチを形成する工程と、少なくとも前
記トレンチの開口を含む前記半導体層の表面を酸化して
この半導体層の表面を第1の素子領域と前記埋込み層上
に形成された第2の素子領域とに分離するフィ−ルド酸
化膜を形成する工程と、前記第1の素子領域に前記第1
の導電型の不純物を注入する工程と、前記第1の素子領
域の表面に前記第2の導電型の不純物を注入してソ−ス
領域およびドレイン領域を形成する工程と、前記第1の
素子領域の表面を酸化してゲ−ト絶縁膜を形成する工程
と、前記ゲ−ト絶縁膜上にゲ−ト電極を形成する工程
と、前記第2の素子領域に不純物を注入してコレクタ領
域を形成する工程と、前記第2の素子領域に不純物を注
入してベ−ス領域を形成する工程と、前記第2の素子領
域に不純物を注入してエミッタ領域を形成する工程と、
前記ゲ−ト電極上に、前記フィ−ルド酸化膜上に延在す
る端部分を有する絶縁膜を形成する工程と、前記半導体
層上に導電層を形成する工程と、前記導電層の第1の部
分である、前記第1の素子領域、前記絶縁膜の前記端部
分、前記ベ−ス領域、およびエミッタ領域上にそれぞれ
第1のマスクを形成する工程と、前記導電層の前記第1
の部分以外の第2の部分を前記第1のマスクを用いて異
方性エッチングにより除去する工程と、前記第1のマス
クを除去する工程と、前記導電層の第3の部分である、
前記第2の素子領域および前記絶縁膜の前記端部分上に
それぞれ第2のマスクを形成する工程と、前記導電層の
前記第3の部分以外の第4の部分を前記第2のマスクを
用いて等方性エッチングにより除去する工程とを備えて
いることを特徴としている。
【0021】
【作用】素子領域に形成されている第1の導電膜を被覆
する絶縁膜の端部は、導電層をパターニングして得られ
る導電膜によって被覆保護されている。そのため絶縁膜
へのストレスを抑制すると共に半導体基板からの剥がれ
が少ない。しかも保護膜は絶縁膜上および基板上に延在
しているので装置構造から剥がれることがなく、従来の
残渣の問題点がなくなる。又、前記導電層をパターニン
グする際に、絶縁膜に形成された段差部及び絶縁膜の端
部を被覆するようにパターンを形成し、その後異方性エ
ッチングを行う。このようにするため、ダストの原因と
なる導電膜の残渣が前記段差部の側壁に形成されなくな
る。その後の工程で、前記段差部を覆っていた導電膜の
パターンをエッチング除去する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0023】まず、図1乃至図9を参照して第1の実施
例を説明する。図は、BiCMOSデバイスのMOSト
ランジスタ部と隣接するバイポーラトランジスタ部とを
示している。この実施例では、例えば、CMOS回路の
NMOSトランジスタとこれに隣接するNPNバイポー
ラトランジスタを用いて説明する。
【0024】図1は、半導体装置の断面図であり、半導
体基板1は、P型シリコン半導体基板10とその上に成
長されたN- シリコンエピタキシャル層11から構成さ
れている、いわゆる、エピタキシャルウェハーを用い
る。シリコン半導体基板10表面には、所定の領域にN
+ 不純物拡散埋込み領域12が形成されている。この埋
込み領域12は、エピタキシャル層11に被覆され、バ
イポーラトランジスタ部とPMOSトランジスタ部(図
示せず)に埋め込まれる。エピタキャル層11の表面に
は、素子分離領域となるフィールド酸化膜2が形成され
ている。NMOSトランジスタ部(図のMOS部)に
は、不純物が拡散されてPウエル13が形成されてお
り、NMOSトランジスタは、その中に形成されてい
る。Pウエル13には、NMOSトランジスタのソース
/ドレイン領域となるN型不純物拡散領域14が形成さ
れている。ソース/ドレイン領域は、LDD構造であっ
ても良い。
【0025】ソース/ドレイン領域14間の半導体基板
10上には、例えば、ポリシリコンなどのゲート電極4
がゲート酸化膜3を介して形成されている。ゲート電極
4は、半導体基板1上の第1の導電膜から形成されてい
る。ゲート電極4を含めNMOSトランジスタ部の表面
は、厚さが100〜200nm程度のCVD(Chem
ical Vapour Deposition)で形
成したシリコン酸化膜などの絶縁膜5で被覆されてい
る。この絶縁膜5は、素子分離領域のフィールド酸化膜
2上に延在しており、その端部は、このフィールド酸化
膜2の平坦表面上に延在して終端している。フィールド
酸化膜2上の絶縁膜5の端部は、端部へのストレスを防
止するための保護膜であるポリシリコン膜61で被覆さ
れている。ポリシリコン61は、絶縁膜5の端部の剥が
れ防止用の保護膜の機能もある。ポリシリコン膜61
は、第2の導電膜から構成されている。保護膜61はま
た電位的にフローティングとされている。保護膜61は
保護膜としての機能を果すために絶縁膜5の上面上に延
在している。保護膜61はそれ自体の半導体装置への支
持を図るためにフィールド酸化膜2上に延在している。
【0026】一方、NPNバイポーラトランジスタ部
(図のバイポーラ部)には、ベース領域のP型不純物拡
散領域15が形成され、このベース領域内にエミッタ領
域のN型不純物拡散領域16が設けられている。バイポ
ーラトランジスタ部に形成されている埋込み領域12
は、コレクタ領域として用いられるディープN+ 不純物
拡散領域17と接続し、この不純物拡散領域17が半導
体基板1の表面に形成されているコレクタ電極引出し領
域18と接続している。ベース領域15の電極6は、ポ
リシリコン膜からなり、第2の導電膜から形成されてい
る。
【0027】この様に、第2の導電膜は、ベース電極6
及び保護膜61から構成されている。ベース電極6に
は、図示はしていないが電位が印加され、一方、保護膜
61は電位的にフローティングとなっている。エミッタ
領域16及びコレクタ電極引出し領域18にもそれぞれ
エミッタ電極E及びコレクタ電極Cが接続されている。
これら電極は、Alなどの金属電極からなり、第2の導
電膜の上に層間絶縁膜を介して形成される第3もしくは
それ以上の導電膜(図示せず)から形成されるAl配線
に接続されている。エミッタ電極Eは電源電位(たとえ
ば、接地電位)に接続されており、またコレクタ電極C
も電源電位(Vcc)に接続されている。半導体基板1
表面はパッシベーション膜(図示せず)で被覆保護され
る。
【0028】エミッタ電極Eおよびコレクタ電極Cは第
2の導電膜から形成されてもよい。この場合、ベース電
極は、Alのような金属から形成される。
【0029】以上のように、MOSトランジスタ部に形
成されている第1の導電膜であるゲート電極4を被覆す
る絶縁膜5の端部は、半導体基板全面に形成された導電
層をパターニングして得られる第2の導電膜の保護膜6
1によって被覆されているので、ストレスがかかるのが
防止されまたその半導体基板表面からの剥がれが少な
く、不良品率が著しく低下する。絶縁膜5は、CVDS
iO2 膜に限るものではなく、CVDSi3 4 膜又は
窒化シリコンを下地層とする2層のSi3 4 /SiO
2 膜などを用いても良い。ゲート電極はポリシリコンに
限らず、例えば、ポリシリコン膜とその上に形成された
チタンシリサイド膜の積層体からなるポリサイド膜など
他の既存の材料を用いることができる。また、第2の導
電膜は、ポリリシリコン膜以外にTi、W、Mo等の高
融点金属、金属、ポリサイド膜、ポリサイド膜をSiO
2 膜で被覆したポリサイド/SiO2 膜などを用いても
良い。Si3 4 はストレスに強く、そのため絶縁膜と
してCVDSi3 4 膜を用いた場合には、剥がれの可
能性は一層低減される。なお、第2の導電膜として図1
に示すように単層構造を用いた場合には絶縁膜5の端部
をより効果的に抑えることができる。
【0030】次に、図2乃至図8を参照して第1の実施
例の半導体装置の製造方法について説明する。図2に示
されるように、半導体基板1は、P型シリコン半導体基
板10とその上のN- シリコンエピタキシャル層11か
ら構成され、シリコン半導体基板10表面には、所定の
領域にN+ 埋込み領域12が形成されている。エピタキ
シャル層11の表面には、素子分離用フィールド酸化膜
2が形成されている。MOSトランジスタ部のPウエル
13には、N型ソース/ドレイン領域14が形成されて
いる。N型ソース/ドレイン領域14間の半導体基板上
には、ポリシリコンゲート電極4がシリコンの熱酸化に
よるゲート酸化膜3を介して形成されている。ゲート電
極4は、半導体基板1上の第1の導電膜から形成されて
いる。一方、NPNバイポーラトランジスタ部には、P
型ベース領域15が形成され、このベース領域内にN型
エミッタ領域16が設けられている。埋込み領域12
は、コレクタ領域のディープN+ 不純物拡散領域17と
接続し、この拡散領域17がN+ コレクタ電極引出し領
域18と接続している。図3に示すように、ゲート電極
4を含む半導体基板1上の全面に、例えば、CVDによ
りシリコン酸化膜(SiO2 )5を100nm程度堆積
させる。そして、その上にゲート電極4及びフィールド
酸化膜2の端部を被覆するように所定のパターンのフォ
トレジスト19に形成する。フォトレジスト19はフィ
ールド酸化膜2の平坦表面上に延在している。
【0031】次に、図4に示すように、フォトレジスト
19をマスクにしてシリコン酸化膜5をエッチングし、
NPNバイポーラトランジスタ部上及びフィールド酸化
膜2の一部上に形成されているシリコン酸化膜部分をエ
ッチング除去する。次に、フォトレジスト19を除去し
てから、図5に示すように、2層目のポリシリコン膜6
0を3000nm程度堆積し、ついでNPNバイポーラ
トランジスタ部のベース引出し電極形成領域、ゲート電
極4、フィールド酸化膜2の端部及びシリコン酸化膜5
の端部を被覆するように所定のパターンのフォトレジス
ト9を形成する。次に、図6に示すように、フォトレジ
スト9をマスクとしポリシリコン膜60を選択的にエッ
チング除去する。このポリシリコン膜60をエッチング
するには、RIEなどの異方性エッチングを行う。異方
性のエッチングを行うことによりパターン精度が向上す
る。次に、フォトレジスト9を除去する。このエッチン
グ処理によって、2層目のポリシリコン膜60は、図7
に示すように、ベース引出し電極6、シリコン酸化膜5
の端部を保護する保護膜61及びシリコン酸化膜5のゲ
ート電極4およびフィールド酸化膜2の端部を被覆する
ポリシリコン膜62に分かれる。
【0032】次に、図8に示すように、半導体基板1上
にシリコン酸化膜5の端部を保護する保護膜61及びベ
ース引出し電極6を被覆し、ゲート電極4及びフィール
ド酸化膜2の端部を被覆するポリシリコン膜62は露出
するようにフォトレジスト20を所定のパターンに被覆
し、これをマスクとして、ポリシリコン膜62をエッチ
ング除去する。この処理は、例えばCF4 、O2 を用い
た等方性ダウンフロー型プラズマエッチングにより行
う。この方法によればシリコン酸化膜5がゲート電極4
やフィールド酸化膜2の端部によって形成される段差部
の側壁に形成し易いポリシリコンの残渣の発生がなく、
シリコン酸化膜の端部を保護する保護膜61及びベース
引出し電極6で構成される第2の導電膜が正確に形成さ
れる。なお、ダウンフロー型プラズマエッチングにかか
わらず、等方性エッチングであれば任意のものでよい。
【0033】図9は、図1の半導体装置の平面図であ
る。この平面図に示されるように、MOS領域は保護膜
61によってその全周が囲まれている。このような構成
により導電層の残渣が全く生じず、しかも絶縁膜5への
ストレスの防止およびその剥がれの防止がさらに向上す
る。またMOS領域は半導体基板の縁部からバイポーラ
領域より内方に位置している。
【0034】次に、図10を参照して第2の実施例を説
明する。
【0035】図10は半導体装置の断面図であり、Bi
CMOSデバイスのMOSトランジスタ部と隣接するバ
イポーラトランジスタ部とを示している。この実施例で
は、例えば、CMOS回路のNMOSトランジスタとこ
れに隣接するNPNバイポーラトランジスタを用いて説
明する。半導体基板1は、P型シリコン半導体基板10
とその上に成長されたN- シリコンエピタキシャル層1
1から構成されている。シリコン半導体基板10表面に
は、所定の領域にN+ 不純物拡散埋込み領域12が形成
されている。この埋込み領域12は、エピタキシャル層
11に被覆され、バイポーラトランジスタ部に埋め込ま
れる。エピタキシャル層11の表面には、素子分離領域
となるフィールド酸化膜2が形成されている。素子分離
領域は、このフィールド酸化膜2とその下に形成したS
iO2 などの絶縁物が充填しているトレンチ28によっ
て構成される。
【0036】NMOSトランジスタ部(図のMOS部)
には、不純物が拡散されてPウェル13が形成されてお
り、NMOSトランジスタは、その中に形成されてい
る。このPウェル13には、NMOSトランジスタのN
型ソース/ドレイン領域14が形成されている。ソース
/ドレイン領域14間の半導体基板上には、例えばポリ
シリコンなどのゲート電極4がゲート酸化膜3を介して
形成されている。
【0037】ゲート電極4は、半導体基板1上の第1の
導電膜から形成されている。ゲート電極4を含めNMO
Sトランジスタ部の表面は、絶縁膜5で被覆されてい
る。絶縁膜5は、厚さが150nm程度のCVD法で形
成したSiO2 膜51とその上の厚さが100nm程度
のSi3 4 膜52から構成されている。この絶縁膜5
は、第1の実施例と同様に、素子分離領域のフィールド
酸化膜2上に延在しており、その端部は、このフィール
ド酸化膜2の平坦表面上に終端している。フィールド酸
化膜2上の絶縁膜5の端部は、第2の導電膜から構成さ
れた保護膜61で被覆されている。第2の導電膜61
は、ポリサイド膜とその上のSiO2 膜25からなり、
ポリサイド膜は、ポリシリコン膜27とその上のTiS
2 膜26から構成されている。第1の実施例における
のと同じく、保護膜61は電位的にフローティングとさ
れている。また保護膜61は保護膜としての機能を果す
ために絶縁膜5の上面上に延在している。保護膜61は
半導体装置への支持を図るためにフィールド酸化膜上に
も延在している。ポリサイド構造とすることによりその
抵抗が低減され、動作の高速化が図れる。
【0038】一方、NPNバイポーラトランジスタ部に
はP型ベース領域15が形成され、このベース領域内に
N型エミッタ領域16が設けられている。また、ベース
領域15と離隔して半導体基板1の表面にコレクタ電極
引出し領域18が形成されている。ベース領域15には
ベース電極が形成される。エミッタ領域16及びコレク
タ電極引出し領域18にもエミッタ電極23およびコレ
クタ電極22が接続されているが、これら電極は、保護
膜61と同様に第2の導電膜すなわちポリシリコン膜と
その上に形成されたTiSi2 膜とから構成されてい
る。この様に、第2の導電膜はコレクタ電極22、エミ
ッタ電極23及び保護膜61から構成されている。
【0039】コレクタ電極引出し領域18はディープN
+ 不純物拡散領域(コレクタ領域)17によりN+ 不純
物拡散埋込み領域12と接続している。
【0040】コレクタ電極22は電源電位に接続され、
またエミッタ電極23も電源電位に接続される。
【0041】ベース電極は導電膜27および28から形
成されてもよい。この場合、コレクタ電極22およびエ
ミッタ電極23は、Alのような金属から形成される。
【0042】この図10の第2の導電膜を形成するに
は、半導体基板主面の全面にまずポリシリコン膜を形成
しついでその上にTiSi2 膜を形成して二層の導電膜
を形成し、その後、この導電層を選択的にエッチングし
て、第1の導電膜が形成する段差部及びフィールド酸化
膜の端部が形成する段差部を被覆する導電膜を形成す
る。そして、この導電膜の所定部分をフォトレジスト2
0で被覆してから前記段差部を被覆する導電膜部分をエ
ッチング除去する。その後、このフォトレジスト20を
取り去り、後工程を行って、半導体装置を完成する。絶
縁膜5の表面がエッチングされにくいSi3 4 膜52
によって形成されているので、前記段差部を被覆する導
電膜は、オーバーエッチングなく効率的にエッチング処
理される。
【0043】図10を参照してこの発明の半導体装置の
構造についてのべたが、ここで特にMOSトランジスタ
とバイポーラトランジスタを含む構造について、再び図
10を参照して説明する。
【0044】なお、図10では、絶縁膜5および第2の
導電膜はいずれも二層構造のものとして示されている
が、以降の説明では説明の便宜上単層構造のものとして
説明する。
【0045】P型シリコン半導体基板10の表面の所定
領域にN型不純物例えばP(リン)イオンを高濃度に注
入する。
【0046】ついで基板10上にN- のエピタキシャル
層11を成長させる。このときPイオンの注入された領
域はN+ 埋込み領域12となる。エピタキシャル層11
内に基板10に通じるトレンチを形成する。ついでこの
トレンチをCVD法によりSiO2 で満たし絶縁領域と
する。ついで所定パターンのフィールド酸化膜2をエピ
タキシャル層11の表面に形成する。フィールド酸化膜
および絶縁トレンチ28によってエピタキシャル層11
の表面が第1の素子領域と第2の素子領域とに分けられ
ている。第2の素子領域は埋込み領域12上に位置す
る。
【0047】第1の素子領域はMOS領域であり、第2
の素子領域はバイポ−ラ領域である。MOS領域にはP
型不純物例えばボロンが注入され、Pウェルを構成して
いる。PウェルMOS領域には所定部分にN型不純物イ
オンが注入され、ソース領域14およびドレイン領域1
4が形成される。ついでMOS領域の表面を酸化し、ゲ
ート絶縁膜3を形成する。ゲート絶縁膜3上にゲート電
極4を形成する。ついでバイポ−ラ領域にN型不純物を
高濃度に注入し、埋込みN+ 領域12に連通するN+
レクタ領域17を形成する。バイポ−ラ領域にP型不純
物例えばボロン(B)を注入し、ベース領域15を形成
する。ついでこのP型ベース領域15内にリンPを注入
し、N+ 型エミッタ領域16を形成する。この時、コレ
クタ領域17上にもリンを注入し、N+ コレクタ領域1
7と連続するN+ コレクタ・コンタクト領域18を形成
する。
【0048】ついでゲート電極4上にそれを覆うSiO
膜51およびSi膜52の積層絶縁膜5をその
端部がMOS領域とバイポ−ラ領域との間のフィールド
酸化膜上に終端するように形成する。ついで全面に例え
ばポリシリコン膜27およびTiSi膜26の積層導
電層を形成する。ついで、この積層導電層のMOS領
域、絶縁膜5の端部分、エミッタ領域16上の部分にレ
ジストパターンを形成し、これら部分を覆う。レジスト
パターンをマスクに用いて、異方性エッチングにより積
層導電層をパターニングする。ついでレジストパターン
を除去する。ついで第2の素子領域であるバイポーラ領
域および絶縁膜5の端部分を覆うように、レジストパタ
ーン20を形成する。このレジストパターン20をマス
クに用いて露出している導電層をエッチング除去する。
【0049】以上のように、MOSトランジスタ部に形
成されている第1の導電膜であるゲート電極を被覆する
絶縁膜の端部は、半導体基板全面に形成された導電層を
パターニングして得られる第2の導電膜の保護膜61に
よって被覆されている。保護膜61は絶縁膜5の端部に
ストレスがかかるのを防止する。保護膜61はさらに絶
縁膜5の端部の剥がれ防止用の保護膜の機能もある。保
護膜61はまた電位的にフローティングとなっている。
保護膜61はさらに保護膜としての機能を果すために絶
縁膜5の上面上に延在している。保護膜61はそれ自体
の半導体装置への支持を図るためにフィールド酸化膜2
上に延在している。保護膜61により、また、絶縁膜5
の半導体表面からの剥がれが少なく、また装置の不良品
率が著しく低下する。
【0050】以上実施例では、エピタキシャルウェハー
を用いて説明したが、本発明では、これに限らず、既存
のどの種類のSiやGeウェハーを用いることができ
る。また、半導体基板の種類もP型またはN型いずれで
もよい。さらに、バイポーラトランジスタとしてPNP
トランジスタを用いることができる。
【0051】
【発明の効果】以上本発明によれば、絶縁膜へのストレ
ス抑制およびその剥がれを少なくすることにより構造的
に安定し、しかも電気的動作も安定できるので、MOS
集積回路とバイポーラ集積回路など異種の集積回路を混
載する良品率の高い半導体装置が得られる。又、半導体
基板を被覆する絶縁膜上に形成された導電膜をパターニ
ングして電極や配線にする際に、絶縁膜に生じている段
差部の側壁に導電膜の残渣が発生しないので半導体装置
の高集積化、微細化に伴って多く発生する絶縁膜表面の
段差部にも十分対応して正確な導電膜のパターン化が可
能になる。
【0052】配線や電極に用いられる第1の導電膜を被
覆する絶縁膜の端部は、この第1の導電膜の上に形成さ
れる第2の導電膜を構成する保護膜によって被覆保護さ
れているので、ストレスを受けることから抑制されしか
もその半導体基板からの剥がれが少ない。また、半導体
基板の全面に形成された導電層をパターニングする際
に、絶縁膜に発生する段差部及びこの絶縁膜の端部を被
覆するようにパターンを形成し、その後異方性エッチン
グを行うことによって、第1の導電膜やフィールド酸化
膜を被覆することによって発生した前記段差部に第2の
導電膜の側壁残渣が形成されないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体装置の断面図。
【図2】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図3】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図4】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図5】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図6】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図7】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図8】第1の実施例の半導体装置の製造工程断面図。
【図9】第2の実施例の半導体装置の断面図。
【図10】図1の半導体装置の断面図。
【図11】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図12】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図13】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図14】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【図15】従来の半導体装置の製造工程断面図。
【符号の説明】
1…半導体基板、 2…フィ−ルド酸化膜、 3…ゲ−ト酸化膜、 4…ゲ−ト電極、 5…絶縁膜(シリコン酸化膜)、 6…ベ−ス引出し電極、 7…ポリシリコン膜の残渣、 8、9、19、20…フォトレジスト、 10…P型シリコン半導体基板、 11…Nシリコンエピタキシャル成長層、 12…N不純物拡散埋込み領域、 13…Pウエル、 14…N型ソ−ス/ドレイン領域、 15…P型ベ−ス領域、 16…N型エミッタ領域、 17…デイ−プN不純物拡散領域(コレクタ領域)、 18…Nコレクタ電極引出し電極、 22…コレクタ引出し電極、 23…エミッタ引出し電極、 25…SiO2 膜、 26…TiSi2 膜、 27…ポリシリコン膜、 51…SiO2 膜、 52…Si3 4 膜、 60…導電層(ポリシリコン膜)、 61…保護膜(ポリシリコン膜)、 62…導電膜(ポリシリコン膜)。

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の素子領域と第2の素子領域とを有
    する半導体基板と、 前記半導体基板の前記第1の素子領域上に形成され、前
    記第1の素子領域と前記第2の素子領域との間の前記半
    導体基板の領域上に延在している端部分を有する絶縁膜
    と、 前記端部分上に形成され、前記絶縁膜上および前記半導
    体基板上に延在している導電膜と、 前記第2の素子領域上に形成され、前記導電膜を形成す
    る導電層と共通導電層をパタ−ニングすることによって
    形成され、かつ前記導電膜から電気的に絶縁されている
    配線膜とを備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記導電膜は電位的にフロ−テイングで
    あることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記絶縁膜はSiN膜からなることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記導電膜は前記第1の素子領域を囲ん
    でいることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板の中心に対して前記第1
    の素子領域は前記第2の素子領域よりも近い位置にある
    ことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記導電膜はポリシリコン膜からなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記導電膜は単層膜からなることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記単層膜は、ポリシリコン膜、高融点
    金属膜、金属膜、シリサイド膜のいずれか−層からなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 第1の素子領域と第2の素子領域とを有
    する半導体基板の前記第1の素子領域上に、前記第1の
    素子領域と前記第2の素子領域との間の前記半導体基板
    の領域上に延在する端部分を有する絶縁膜を形成する工
    程と、 共通膜をパタ−ニングすることによって、前記端部分上
    に前記絶縁膜上および前記半導体基板上に延在する導電
    膜と、前記第2の素子領域上に配線膜とを形成する工程
    とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記導電膜は電位的にフロ−テイング
    であることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記絶縁膜としてSiN膜を選択する
    工程を備えていることを特徴とする請求項9に記載の半
    導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記導電膜は前記第1の素子領域を囲
    んでいることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置
    の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記半導体基板の中心に対して前記第
    1の素子領域は前記第2の素子領域よりも近い位置にあ
    ることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記導電膜はポリシリコン膜からなる
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 前記導電膜は単層膜からなることを特
    徴とする請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記単層膜として、ポリシリコン膜、
    高融点金属膜、金属膜、シリサイド膜のいずれか−層を
    選択する工程を備えていることを特徴とする請求項9に
    記載の半導体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 第1の素子領域と第2の素子領域とを
    有し、さらに前記第1の素子領域上にこの第1の素子領
    域から突出する突出膜を有する半導体基板上に、絶縁層
    を形成する工程と、 前記絶縁層をパタ−ニングすることによって、前記突出
    膜を覆いかつ前記第1の素子領域と前記第2の素子領域
    との間の前記半導体基板の領域上に延在する端部分を有
    する絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体基板上に導電層を形成する工程と、 前記導電層上に、前記突出膜の端部分によって形成され
    る前記導電層の段差部を覆うマスクと、前記絶縁膜の前
    記端部分によって形成される前記導電層の段差部を覆う
    マスクと、前記第2の素子領域の−部を覆うマスクとを
    形成する工程と、 前記導電層を、前記マスクを用いて異方性エッチングに
    よりパタ−ニングすることにより、前記突出膜の前記端
    部分によって形成される前記絶縁膜の段差部を覆う導電
    膜と、前記絶縁膜の前記端部分を覆う導電膜と、前記第
    2の素子領域の前記−部を覆う配線膜とを形成する工程
    と、 前記マスクを除去する工程と、 前記第2の素子領域の前記配線膜上および前記絶縁膜の
    前記端部分を覆う導電膜上にマスクを形成する工程と、 前記絶縁膜の前記段差部を覆う導電膜を、前記マスクを
    用いて等方性エッチングにより除去する工程と、 前記マスクを除去する工程とを備えていることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記絶縁膜の前記端部分はフィ−ルド
    酸化膜の平坦表面上に位置していることを特徴とする請
    求項17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記絶縁膜としてSiN膜を選択する
    工程を備えていることを特徴とする請求項17に記載の
    半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記導電膜は単層膜からなることを特
    徴とする請求項19に記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記単層膜として、ポリシリコン膜、
    高融点金属膜、金属膜、シリサイド膜のいずれか−層を
    選択する工程を備えていることを特徴とする請求項20
    に記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されていて、MOSトランジス
    タ部とバイポ−ラトランジスタ部とを有する半導体層
    と、 前記半導体基板と前記半導体層との間に形成された埋込
    み層と、 前記半導体層上に形成された分離膜と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成されたソ−
    スおよびドレイン領域と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成され、ゲ−
    ト電極を構成している第1の導電膜と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成され、前記
    第1の導電膜を覆い、かつ前記分離膜上に延在している
    絶縁膜と、 前記半導体層のバイポ−ラトランジスタ部に形成され、
    ベ−ス電極を構成しており、かつ電位が印加される第1
    の導電部分と、この第1の導電膜から電気的に分離さ
    れ、前記分離膜上に形成され、電位的にフロ−テイング
    であり、かつ前記絶縁膜の前記端部分を覆う第2の導電
    部分とを有する第2の導電膜とを備えていることを特徴
    とする半導体装置。
  23. 【請求項23】 前記分離膜はフィ−ルド酸化膜である
    ことを特徴とする請求項22に記載の半導体装置の製造
    方法。
  24. 【請求項24】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成されていて、MOSトランジス
    タ部とバイポ−ラトランジスタ部とを有する半導体層
    と、 前記半導体基板と前記半導体層との間に形成された埋込
    み層と、 前記半導体層上に形成された分離膜と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成されたソ−
    スおよびドレイン領域と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成され、ゲ−
    ト電極を構成している第1の導電膜と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成され、前記
    第1の導電膜を覆い、かつ前記分離膜上に延在している
    端部分を有する第1の絶縁膜と、 前記半導体層のMOSトランジスタ部に形成され、前記
    第1の絶縁膜を覆う第2の絶縁膜と、 前記半導体層のバイポ−ラトランジスタ部に形成され、
    ゲ−ト電極を構成しており、かつ電位が印加される第1
    の導電部分と、この第1の導電膜から電気的に分離さ
    れ、前記分離膜上に形成され、電位的にフロ−テイング
    であり、かつ前記第1の絶縁膜の前記端部分を覆う第2
    の導電部分とを有する第2の導電膜と、 前記第1の導電部分および第2の導電部分上にそれぞれ
    形成され、前記第1の導電部分および第2の導電部分を
    それぞれ覆う第31の導電部分および第4の導電部分を
    有する第3の導電膜と、 前記第3の導電部分および第4の導電部分上にそれぞれ
    形成され、前記第3の導電部分および第4の導電部分を
    それぞれ覆う第1の絶縁部分および第2の絶縁部分を有
    する第3の絶縁膜とを備えていることを特徴とする半導
    体装置。
  25. 【請求項25】 前記分離膜はフィ−ルド酸化膜である
    ことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置。
  26. 【請求項26】 半導体基板上に形成され、第1の素子
    領域、第2の素子領域、および前記第1の素子領域と第
    2の素子領域との間の分離膜とを有する半導体層の前記
    第1の素子領域上に第1の導電膜を形成する工程と、前
    記第1の導電膜上に、前記分離膜上に延在する端部分を
    有する絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層上に導電層を形成する工程と、 前記導電層の第1の部分である、前記第1の素子領域お
    よび前記絶縁膜の前記端部分上にそれぞれ第1のマスク
    を形成する工程と、 前記導電層の前記第1の部分以外の第2の部分を前記第
    1のマスクを用いて異方性エッチングにより除去する工
    程と、 前記第1のマスクを除去する工程と、 前記導電層の第3の部分である、前記第2の素子領域お
    よび前記絶縁膜の前記端部分上にそれぞれ第2のマスク
    を形成する工程と、 前記導電層の前記第3の部分以外の第4の部分を前記第
    2のマスクを用いて等方性エッチングにより除去する工
    程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  27. 【請求項27】 第1の導電型の半導体基板に第2の導
    電型の不純物を注入する工程と、 前記半導体基板上に半導体層を成長させ、前記不純物の
    拡散による前記第2の導電型の埋込み層を形成する工程
    と、 前記半導体層を開口し前記半導体基板に達するトレンチ
    を形成する工程と、 少なくとも前記トレンチの開口を含む前記半導体層の表
    面を酸化してこの半導体層の表面を第1の素子領域と前
    記埋込み層上に形成された第2の素子領域とに分離する
    フィ−ルド酸化膜を形成する工程と、 前記第1の素子領域に前記第1の導電型の不純物を注入
    する工程と、 前記第1の素子領域の表面に前記第2の導電型の不純物
    を注入してソ−ス領域およびドレイン領域を形成する工
    程と、、前記第1の素子領域の表面を酸化してゲ−ト絶
    縁膜を形成する工程と、 前記ゲ−ト絶縁膜上にゲ−ト電極を形成する工程と、 前記第2の素子領域に不純物を注入してコレクタ領域を
    形成する工程と、 前記第2の素子領域に不純物を注入してベ−ス領域を形
    成する工程と、 前記第2の素子領域に不純物を注入してエミッタ領域を
    形成する工程と、 前記ゲ−ト電極上に、前記フィ−ルド酸化膜上に延在す
    る端部分を有する絶縁膜を形成する工程と、 前記半導体層上に導電層を形成する工程と、 前記導電層の第1の部分である、前記第1の素子領域、
    前記絶縁膜の前記端部分、前記ベ−ス領域、およびエミ
    ッタ領域上にそれぞれ第1のマスクを形成する工程と、 前記導電層の前記第1の部分以外の第2の部分を前記第
    1のマスクを用いて異方性エッチングにより除去する工
    程と、 前記第1のマスクを除去する工程と、 前記導電層の第3の部分である、前記第2の素子領域お
    よび前記絶縁膜の前記端部分上にそれぞれ第2のマスク
    を形成する工程と、 前記導電層の前記第3の部分以外の第4の部分を前記第
    2のマスクを用いて等方性エッチングにより除去する工
    程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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