JPH07335444A - 高圧トランス - Google Patents

高圧トランス

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Publication number
JPH07335444A
JPH07335444A JP13022094A JP13022094A JPH07335444A JP H07335444 A JPH07335444 A JP H07335444A JP 13022094 A JP13022094 A JP 13022094A JP 13022094 A JP13022094 A JP 13022094A JP H07335444 A JPH07335444 A JP H07335444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high voltage
voltage transformer
coil
secondary coil
coils
Prior art date
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Pending
Application number
JP13022094A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Iwabuchi
聡洋 岩渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Media Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority to JP13022094A priority Critical patent/JPH07335444A/ja
Publication of JPH07335444A publication Critical patent/JPH07335444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 矩形波出力の高圧トランスにおいて、1次コ
イルあるいは(および)2次コイルにリーケージインダ
クタンス成分のコイルを接続することで、出力波形のオ
ーバーシュートおよび突入電流を抑制する。 【構成】 1次コイル1a,1bで2次コイル4をサン
ドイッチする構造として、さらにリーケージインダクタ
ンス成分のコイル3a,3bを各々の1次コイル1a,
1bの入力電流ライン2に直列に接続する。また、2次
コイル4にリーケージインダクタンス成分のコイル3
c,3dを直列に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば複写装置など
の画像形成装置に用いられる高圧トランスに係り、特に
矩形波出力が得られる高圧トランスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】定電圧変圧器(CVT)において、矩形
波出力のオーバーシュートの抑制および突入電流を抑制
する手段として、パスコアを用いた動作機構が従来より
採用されている。
【0003】このパスコアは、鉄心の飽和特性を応用し
たもので、等価回路では入力電流ラインにチョークコイ
ルを直列に接続した回路として表せる。従って、パスコ
アを用いることによって出力波形のオーバーシュートお
よび突入電流は、このインダクタンス成分により抑制す
ることができる(参考文献:電気学会雑誌 Vol.8
6−4,No.931)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、コア
とパスコアのギャップ部からノイズが発生するという欠
点があった。
【0005】また、出力波形はインダクタンス成分によ
り、立ち上がりおよび立ち下がり時間が長くなり、波高
値に対する実効値がレベルダウンするために効率が悪い
等の欠点もあった。
【0006】本発明の目的は、パスコアを用いることな
く、出力波形のオーバーシュートおよび突入電流を抑制
することができる高圧トランスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、トランス駆
動用の1次コイルとその出力用の2次コイルからなる例
えば画像形成装置などに用いられる高圧トランスにおい
て、1次コイルまたは2次コイルの少なくとも一方に、
極性の異なるリーケージコイルを直列に接続して設ける
ことにより達成される。
【0008】
【作用】本発明によれば、矩形波出力の高圧トランスに
おいて、トランス駆動のための1次コイルの入力電流ラ
インあるいは2次コイルに、極性の異なる複数のコイル
を接続する。
【0009】このコイルは、リーケージインダクタンス
成分を有するコイルであり、このリーケージインダクタ
ンス成分により、直流の入力電圧波形に対してリップル
分を含ませたノコギリ波状の電圧波形が得られる。
【0010】この電圧波形はオーバーシュートと逆位相
となるため、結果的にオーバーシュートを低減もしくは
消滅させる働きをする。
【0011】また、突入電流に対しては、定電圧変圧器
の場合と同様に、チョークコイル的な働きをし、ピーク
値を低減もしくは消滅させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。図1は第1の実施例に係るトランスの結線図で
ある。
【0013】この実施例では、トランス駆動用の1次コ
イル1の入力電流ライン2に逆極性のリーケージコイル
3を直列に接続する。4は出力用の2次コイルである。
【0014】図2は、本発明の第2の実施例に係るトラ
ンスの結線図である。
【0015】この実施例では、トランスの2次コイル4
に逆極性のリーケージコイル3を直列に接続する。
【0016】図3は第3の実施例に係るトランスの結線
図、図4はその構造図である。
【0017】この実施例では図4に示すように、1次コ
イル1a,1bの間に2次コイル4が配置された構造に
なっており、図3に示すように、リーケージコイル3
a,3bを各々の1次コイル1a,1bの入力電流ライ
ン2に直接に接続する。
【0018】なお、本実施例の場合、1次コイル1a,
1bの巻数はそれぞれ30ターン、リーケージコイル3
a,3bの巻数はそれぞれ20ターンで、リーケージコ
イル3aとリーケージコイル3bの巻数は同巻数かある
いは同巻数に近い巻数となっており、巻数バランスが大
幅に崩れることはない。
【0019】図5は第4の実施例に係るトランスの結線
図、図6はその構造図である。
【0020】この実施例は、前記第2の実施例と第3の
実施例を組み合わせたものである。即ち、1次コイル1
a,1bの間に2次コイル4が配置された構造になって
おり、リーケージコイル3a,3bを各々の1次コイル
1a,1bの入力電流ライン2に直列に接続するととも
に、2次コイル4にリーケージコイル3c,3dを直列
に接続している。
【0021】なお、図4ならびに図5において5はコア
である。
【0022】
【発明の効果】図7は従来の高圧トランスの電圧波形
図、図8は本発明の高圧トランスの電圧波形図である。
【0023】図7に示すように従来の高圧トランスでは
出力波形にオーバーシュートO.Sが現れているが、本
発明の高圧トランスではリーケージコイルを設けること
により、オーバーシュートの出現がなくなる。
【0024】以上説明したように、本発明によれば、1
次コイル側あるいは2次コイル側の少なくとも一方にリ
ーケージコイルを設けたから、矩形波出力のオーバーシ
ュートおよび突入電流を抑制することができ、パスコア
を使用した時のノイズ発生および出力電圧の実効値のレ
ベルダウン等の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る高圧トランスの結
線図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る高圧トランスの結
線図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る高圧トランスの結
線図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る高圧トランスの構
造図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る高圧トランスの結
線図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係る高圧トランスの構
造図である。
【図7】従来の高圧トランスの出力波形図である。
【図8】本発明の高圧トランスの出力波形図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 1次コイル 2 入力電流ライン 3,3a,3b,3c,3d リーケージコイル 4 2次コイル 5 コア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランス駆動用の1次コイルとその出力
    用の2次コイルとを備えた高圧トランスにおいて、 1次コイルまたは2次コイルの少なくとも一方に、極性
    の異なるリーケージコイルを直列に接続して設けたこと
    を特徴とする高圧トランス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記高圧トラン
    スが画像形成装置用の高圧トランスであることを特徴と
    する高圧トランス。
JP13022094A 1994-06-13 1994-06-13 高圧トランス Pending JPH07335444A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13022094A JPH07335444A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 高圧トランス

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JP13022094A JPH07335444A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 高圧トランス

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JPH07335444A true JPH07335444A (ja) 1995-12-22

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ID=15028964

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JP13022094A Pending JPH07335444A (ja) 1994-06-13 1994-06-13 高圧トランス

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008277484A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 空芯型絶縁トランス、空芯型絶縁トランスを用いた信号伝送回路および電力変換装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60160266A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 Sony Corp 共振回路

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