JP3203473B2 - 節電装置 - Google Patents

節電装置

Info

Publication number
JP3203473B2
JP3203473B2 JP14029896A JP14029896A JP3203473B2 JP 3203473 B2 JP3203473 B2 JP 3203473B2 JP 14029896 A JP14029896 A JP 14029896A JP 14029896 A JP14029896 A JP 14029896A JP 3203473 B2 JP3203473 B2 JP 3203473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
saving device
power saving
reactor
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14029896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09107636A (ja
Inventor
仁 中島
Original Assignee
河村電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 河村電器産業株式会社 filed Critical 河村電器産業株式会社
Priority to JP14029896A priority Critical patent/JP3203473B2/ja
Publication of JPH09107636A publication Critical patent/JPH09107636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3203473B2 publication Critical patent/JP3203473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源電圧の制御に
より節電を行う節電装置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源電圧の制御により節電を行う
節電装置は、特開平6−178462号公報に記載の技
術があった。これは、トランスの入力端子に電圧が入力
すると、複数組の各励磁コイルに励磁電流が流れ、主コ
イルによってある一定の電圧が降下する。これにより出
力端子の電圧は入力電圧より一定電圧分だけ降下する。
電圧の制御はセンサにより電圧を読み、センサスイッチ
により励磁コイルの組合せを決めるサイリスタ又はマグ
ネットコンタクタ等を制御するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記特開
平6−178462号公報に記載の技術は、電圧の降下
は断続的なものであり、連続的な変化ができないため節
電効果が悪いという欠点があった。また、サイリスタ又
はマグネットコンタクタ等の開閉部分が劣化する虞があ
るという欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の節電装置の問
題点に鑑み、本発明の目的は、電圧の降下を連続的に変
化させることができると共に、耐久性に優れた節電装置
を提供するもので、電源電圧の制御により節電を行う単
相3線式電路用の節電装置であって、該節電装置は、電
源電圧を降下させる両電圧線に接続した第1のリアクト
ルと、中性線と各電圧線間の電圧を検出する電圧検出回
路と、該電圧検出回路に接続される電流制御回路と、該
電流制御回路の制御により直流励磁電流を前記第1のリ
アクトルに出力する直流電源で構成され、前記電圧検出
回路で検出した電源電圧が設定値より高い場合には前記
直流電源から出力される直流励磁電流を減少させること
により電圧降下を大きくし、低い場合には直流励磁電流
を増加させることにより電圧降下を小さくするよう構成
される。
【0005】また、前記第1のリアクトルの出力側の夫
々の電圧線に、高調波に対するインピーダンスを高くす
る第2のリアクトルを直列に接続したことにある。
【0006】また、前記第1のリアクトルの出力側の両
電圧線間に、所望する高調波に同調するコイルとコンデ
ンサとを直列接続して成る同調回路を少なくとも1組接
続しても良い。
【0007】さらに、前記第2のリアクトルの負荷側
に、前記同調回路を少なくとも1組接続しても良い。
【0008】また、前記電源電圧の設定値が所定の値の
幅を有し、この範囲を越えた時にのみ制御動作をするよ
う構成しても良い。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施例の回
路図である。図1において節電装置は、電源電圧を降下
させる第1のリアクトルである可変リアクトルL1,L
1と、中性線Nと各電圧線X,Y間の電圧を検出する電
圧検出回路2,2と、この電圧検出回路2に接続される
電流制御回路3,3と、この電流制御回路3の制御によ
り直流励磁電流I1を可変リアクトルL1に出力する直
流電源4,4から構成される。尚、単相3線式電路にお
いて中性線Nを境に電圧線X側,Y側で同一の構成要素
は同一符号を付してある。以下対称な構成はX側のみ説
明することとする。
【0010】図2は可変リアクトルL1の構成を示し、
3脚の鉄心5の夫々の外側巻線部にコイルL11及びコ
イルL12を巻き、中央の巻線部にはコイルL13を巻
いて成るもので、コイルL11とコイルL12は直列接
続され電圧線に直列に挿入接続され、コイルL13は電
流制御回路3と直流電源4に接続されている。そして、
コイルL13に直流電流I1を流し、鉄心5の透磁率を
変化させることでコイルL11,L12のインピーダン
スを変化させている。
【0011】図3は可変リアクトルL1のコイルL1
1,L12そしてL13により発生する磁束の流れを示
し、(a)はコイルL11,L12により発生する交流
磁束分で、中央のコイルL13の巻線部で磁束が交差す
るように巻かれている。(b)はコイルL13により発
生する直流磁束分である。各コイルはこのような組合せ
で3脚の鉄心5に巻かれている。
【0012】次に、上述のように構成された節電装置の
作用を説明する。鉄心5内で発生したコイルL11,L
12による交流磁束分は、中央で交差し打ち消し合うた
め、コイルL13への相互インダクタンスは常にほぼ0
となる。そして、コイルL13による直流磁束分が増え
ると、鉄心5の透磁率が小さくなりコイルL11,L1
2のインピーダンスが小さくなる。そのため可変リアク
トルL1の入出力間の電圧降下が小さくなる。また、コ
イルL13による直流磁束分が減少すると鉄心5の透磁
率が大きくなりコイルL11,L12のインピーダンス
が大きくなる。
【0013】制御の流れは、電圧検出回路2で検出した
電源電圧が設定値より高い場合には、電流制御回路3に
より直流電源4から出力される直流励磁電流を減少させ
ることで電圧降下を大きくし出力電圧を下げ、低い場合
には直流励磁電流を増加させることにより電圧降下を小
さくする。また、前記電源電圧の設定値に幅を持たせ、
この幅を越えた時にのみ制御動作をするように電流制御
回路3の動作を設定すれば、頻繁な制御動作を回避でき
無駄なく制御することができる。このように直流電源か
ら出力される直流励磁電流を増減させることで電圧の降
下を連続して行うことができるため効率の良い節電効果
が得られると共にサイリスタやマグネットの開閉部分が
ないので劣化することがなく耐久性に優れたものとな
る。
【0014】図4は本発明の第2の実施例で、可変リア
クトルL1の出力側にフィルタ回路6が接続されてい
る。このフィルタ回路6は、各電圧線に夫々直列に接続
された第2のリアクトルである直列リアクトルL2と、
さらにその出力側の両電圧線X′−Y′間に接続された
コイルL3a,L3bとコンデンサC3a,C3bから
なる2組の同調回路7,7から構成される。これは、可
変リアクトルL1を電源部に接続することで、負荷によ
っては電圧波形に歪みが発生する場合があり、これを改
善し、またリアクトルL1の唸り音等の騒音の発生を抑
制するためのもので、この実施例では電圧制御に加え電
圧波形歪を抑制している。尚、図1と共通する構成要素
は同一符号としてある。
【0015】直列リアクトルL2は電路に直列に接続す
ることで負荷側からみた電源側の高調波に対するインピ
ーダンスを高くし、可変リアクトルL1で発生した高調
波を流れ込み難くするもので、この直列リアクトルL2
のインダクタンスを例えば0.12mHとすると高調波
に対して効果的に作用する。また、同調回路7は所望す
るn次高調波に単一同調させたフィルタ回路の組であっ
て、この第2の実施例では2組を有し5次と7次の2つ
の高調波に同調させている。電源周波数が60Hzの場
合、コイルL3aとコンデンサC3aの同調回路は5次
高調波である300Hzに同調するもので、例えばL3
a=14.1mH、C3a=20μFとすればよく、ま
たコイルL3bとコンデンサC3bからなる同調回路は
7次高調波である420Hzに同調するもので、例えば
L3b=14.4mH、C3b=10μFとすれば良
い。
【0016】図5は、このフィルタ回路6の有無による
電圧波形の変化を示す。この電圧波形は、負荷を電圧波
形が大きく歪むように設定したもので、(a)は第1の
実施例の出力電圧波形であり、(b)は(a)と同一負
荷条件での第2の実施例の出力電圧波形である。このよ
うに、可変リアクトルL1の後に直列リアクトルL2を
接続することで高調波成分は減少し、さらに同調回路7
により所定の高調波成分は吸収されるため、さらに電圧
波形歪を抑制することができる。従って、可変リアクト
ルL1を接続すると電圧波形が歪み、唸り音が発生し易
い負荷であっても、唸り音を抑制して節電制御すること
ができる。ちなみに、(a)波形の5次高調波成分は2
2.1%,7次高調波成分は7.3%であり、(b)波
形の5次高調波成分は8.7%,7次高調波成分は2.
9%である。また、他の効果として本発明は、短絡事故
が発生した際に、可変リアクトルL1はトランスとは異
なり電流の増加を抑制する作用をするため、事故による
損傷は比較的小さく抑える効果を有している。尚、実施
例においては、同調回路は2組から成るものであるが所
望する高調波に対応し任意の数設けることができ、少な
くとも1組有しているものは本発明の範疇に含まれるも
のである。また、直列リアクトルや同調回路の各値は上
記数値に限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱し
ない範囲で変更できるものである。
【0017】
【発明の効果】以上細述したように、本発明によれば直
流励磁電流の増減により電圧降下量を制御するため、負
荷電圧を常に最適値に設定可能で節電効率を上げること
ができるし、開閉器やサイリスタ等を使用しないため劣
化等の心配がない。また、リアクトルの接続により電圧
歪みや唸り音が発生し易い負荷であっても歪みや唸り音
を抑制して電圧制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る節電装置の第1の実施例の回路図
である。
【図2】図1のリアクトルの構成を示す説明図である。
【図3】図1のリアクトルの磁束の流れを示す説明図
で、(a)は交流磁束分で(b)は直流磁束分である。
【図4】本発明に係る節電装置の第2の実施例の回路図
である。
【図5】本発明に係る出力電圧波形を示し(a)は図5
のフィルタ回路付加前の波形で(b)は付加後の波形で
ある。
【符号の説明】
1・・単相電源、2・・電圧検出回路、3・・電流制御
回路、4・・直流電源、5・・鉄心、6・・フィルタ回
路、7・・同調回路、9・・負荷、I1・・直流励磁電
流、L1・・可変リアクトル(第1のリアクトル)、L
2・・直列リアクトル(第2のリアクトル)、L3a,
L3b・・コイル、C3a,C3b・・コンデンサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧の制御により節電を行う単相3
    線式電路用の節電装置であって、該節電装置は、電源電
    圧を降下させる両電圧線に接続した第1のリアクトル
    と、中性線と各電圧線間の電圧を検出する電圧検出回路
    と、該電圧検出回路に接続される電流制御回路と、該電
    流制御回路の制御により直流励磁電流を前記第1のリア
    クトルに出力する直流電源で構成され、前記電圧検出回
    路で検出した電源電圧が設定値より高い場合には前記直
    流電源から出力される直流励磁電流を減少させることに
    より電圧降下を大きくし、低い場合には直流励磁電流を
    増加させることにより電圧降下を小さくすることを特徴
    とする節電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の節電装置において、第
    1のリアクトルの出力側の夫々の電圧線に、高調波に対
    するインピーダンスを高くする第2のリアクトルを直列
    に接続したことを特徴とする節電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の節電装置において、第
    1のリアクトルの出力側の両電圧線間に、所望する高調
    波に同調するコイルとコンデンサとを直列接続して成る
    同調回路を少なくとも1組接続したことを特徴とする節
    電装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の節電装置において、第
    2のリアクトルの出力側の両電圧線間に、所望する高調
    波に同調するコイルとコンデンサとを直列接続して成る
    同調回路を少なくとも1組接続したことを特徴とする節
    電装置。
  5. 【請求項5】 前記電源電圧の設定値が所定の値の幅を
    有し、この範囲を越えた時にのみ制御動作をすることを
    特徴とする請求項1から4に記載の節電装置。
JP14029896A 1995-08-04 1996-06-03 節電装置 Expired - Fee Related JP3203473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14029896A JP3203473B2 (ja) 1995-08-04 1996-06-03 節電装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21970395 1995-08-04
JP7-219703 1995-08-04
JP14029896A JP3203473B2 (ja) 1995-08-04 1996-06-03 節電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09107636A JPH09107636A (ja) 1997-04-22
JP3203473B2 true JP3203473B2 (ja) 2001-08-27

Family

ID=26472865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14029896A Expired - Fee Related JP3203473B2 (ja) 1995-08-04 1996-06-03 節電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3203473B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5931183B2 (ja) * 2012-04-18 2016-06-08 三菱電機株式会社 系統連系インバータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09107636A (ja) 1997-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5481238A (en) Compound inductors for use in switching regulators
Chen et al. A novel inverter-output passive filter for reducing both differential-and common-mode $ dv/dt $ at the motor terminals in PWM drive systems
US11418106B2 (en) Apparatus for conversion between AC power and DC power
JP3163853B2 (ja) ノイズフィルター
KR100319932B1 (ko) 전동기의과전압방지장치
JP2001268922A (ja) 電力変換装置
JPH08331850A (ja) 電源装置
GB2310553A (en) Noise filter for inverter
JP3203473B2 (ja) 節電装置
JP2020103029A (ja) コモンモード減衰を呈する三相ディファレンシャルモードリアクトルを含むフィルタを有するモータードライブ
JP2001244770A (ja) ノイズフィルター
JPS62171462A (ja) 静止型電力変換装置の3相ノイズフイルタ
JP2567360Y2 (ja) ノイズ防止チョークコイル
JPWO2018199223A1 (ja) 電源回路
JP2010161900A (ja) スイッチング電源およびそれを用いたモータシステム
JP4592479B2 (ja) 変圧器
JP3427885B2 (ja) スイッチング電源
JPH0722996Y2 (ja) 雑音発生防止装置
JP2002373812A (ja) 搬送波フィルタ
WO2019102937A1 (ja) ノイズフィルタ回路、及び、電源回路
US6330171B2 (en) LC filtering with prebiased inductor for a chopping circuit
JP2605456Y2 (ja) インバータ回路
JP2004288882A (ja) ノイズフィルタ
JP2002057542A (ja) 電力変換器用ラインフィルタ
US11114932B1 (en) Method and apparatus for reduction of ripple current

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees