JPH07334961A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH07334961A
JPH07334961A JP15281594A JP15281594A JPH07334961A JP H07334961 A JPH07334961 A JP H07334961A JP 15281594 A JP15281594 A JP 15281594A JP 15281594 A JP15281594 A JP 15281594A JP H07334961 A JPH07334961 A JP H07334961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pocket
tape
upper lid
opening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15281594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP15281594A priority Critical patent/JPH07334961A/ja
Publication of JPH07334961A publication Critical patent/JPH07334961A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープローディング用のポケット6を開閉す
る前蓋9、上蓋10および裏蓋11を備えたテープカー
トリッジにおいて、これら各蓋9・10・11の開閉作
動の円滑化を図る。 【構成】 本体ケース1の左右側壁15・15の外面に
案内溝25・25を設ける。この案内溝25・25に上
蓋10の左右の摺動軸21・21を摺動自在に係合す
る。案内溝25の溝幅は後方へ至るに従って漸次幅広に
形成し、摺動軸21とのクリアランスをその後方に至る
に従い増大させる。これにより、前蓋9の開きに伴い、
上蓋10がポケット6の上面後方へ常に円滑に開き移動
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープローディング用
のポケットを開閉するための前蓋、上蓋および裏蓋の3
枚蓋を備えているテープカートリッジに係り、とくに本
体ケースに対する上蓋の摺動案内手段に改良を加えたも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は本出願人が先に提案した3枚蓋構
造のテープカートリッジを示す(例えば、特願平5−3
40189号、同5−342396号)。そこでは、本
体ケース1の前面側に設けたテープローディング用のポ
ケット6が、前蓋9、裏蓋11および上蓋10の3枚蓋
で開閉するようにしてある。とくに、上蓋10はこれの
前端部を前蓋9の上端部に枢軸22まわりに回動自在に
枢支連結し、裏蓋11はこれの上端を上蓋10の内面の
前後中間部に枢軸30まわりに回動自在に枢支連結す
る。これら上蓋10および裏蓋11はそれぞれ左右に摺
動軸21・32を有し、前蓋9の開閉動作に連動してそ
れら摺動軸21・32が本体ケース1の左右側壁15・
15およびポケット6の左右側壁7・7にそれぞれ設け
た案内溝25と摺動溝33とに沿って摺動案内されるこ
とにより開閉作動する。
【0003】このように上蓋10の摺動軸21が本体ケ
ース1側の案内溝25に係合していると、外力により不
用意に上蓋10のみが単独で開くことがなく、上蓋10
をガタつきなく常に安定した閉じ状態に維持できて塵埃
の侵入防止に有利である。なお、前蓋9は左右の回動軸
14の一方に嵌装したばね部材で常に閉じ勝手に回動付
勢されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、3枚蓋を備
えたテープカートリッジでは、これら蓋9・10・11
の円滑な開閉を確保するために、各蓋どうし間の枢支連
結部位の位置精度、および上蓋10、裏蓋11それぞれ
の摺動軸21・32と本体ケース1側の案内溝25や摺
動溝33との嵌合精度が重要となる。これらの位置精度
にばらつきや誤差が少しでもあったり、組立て後にそれ
ら蓋に外力や熱などで少しでも反りや変形が生じて精度
不良が生じると、前蓋9の開閉負荷が大きくなり、テー
プカートリッジのVTRホルダへの装填不良を招くとい
った不具合な問題が生じる。特に、前蓋9が最大の開き
角位置に達する時点では前蓋9の閉じ付勢ばね力も最大
になるため、そうした問題が顕著に現れやすい。
【0005】本発明の目的は、上記のような3枚蓋を備
えたテープカートリッジにおいて、本体ケースに対する
上蓋の摺動案内手段に改良を加えることにより、上蓋の
開閉動作の更なる円滑化を図るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のテープカートリ
ッジでは、図示例のように、テープ2が巻かれるリール
3を内蔵した本体ケース1の前面に、テープローディン
グ用のポケット6を設ける。ポケット6内に導出された
テープ2の前面側を覆う前蓋9は、本体ケース1にポケ
ット6の前面側を開閉するよう回動軸14まわりに上開
き回動自在に支持する。前蓋9の開閉に連動してポケッ
ト6の上面を開閉する上蓋10は、これの前端部10a
を前蓋9の上端部12aに枢軸22まわりに回動自在に
枢支連結する。本体ケース1の左右側壁15・15に前
後方向の案内溝25・25を設ける。上蓋10の左右両
端の各後端側に摺動軸21・21を設け、この摺動軸2
1・21を前記案内溝25・25にそれぞれ摺動自在に
係合する。ポケット6の存在箇所においてテープ2の裏
面側を覆う裏蓋11を有し、この裏蓋11は前蓋9の開
閉に連動してテープ2の裏面側を覆う位置と、本体ケー
ス1の上面後方の開き位置とにわたって開閉移動するよ
うに上蓋10の内面の前後中間部に枢軸30まわりに回
動自在に枢支連結されている。裏蓋11の左右両端に設
けた摺動軸32・32をポケット6の左右側壁7・7に
設けた摺動溝33・33にそれぞれ摺動自在に係合す
る。
【0007】本発明は、かかる基本形態のテープカート
リッジにおいて、前記案内溝25の溝幅を後端に至るに
従い漸次広くなるように設定したことを特徴とする。更
に具体的には、各案内溝25が前方側の円弧部25a
と、これに連続して後方側に延びる延長部25bとを有
し、この延長部25bの溝幅のみが後方へ至るに従い漸
次広くなるように形成する。
【0008】
【作用】かかる案内溝25は、上蓋10の摺動軸21と
の間のクリアランスが案内溝25内の前方領域では小さ
く、その後端に至るに従い増大する。従って、不使用時
の閉蓋状態では上蓋10の摺動軸21が案内溝25との
クリアランスが小さくなる前端位置に存在するため、在
来通り上蓋10のがたつき規制をする。
【0009】使用時に前蓋9が上開き回動すると、上蓋
10は前蓋9によりポケット6の上面後方へ押し動かさ
れて摺動軸21が案内溝25この後方へ移動案内され
る。このとき前蓋9と上蓋10および上蓋10と裏蓋1
1との枢軸22・30の位置精度に少々ばらつきが生じ
ていても、このばらつきは摺動軸21との案内溝25と
の大きいクリアランスで吸収できるため、上蓋10はポ
ケット後方へ円滑に移動案内される。
【0010】
【実施例】図1ないし図3は本発明に係るテープカート
リッジの一実施例としてビデオ用のそれを示す。図1お
よび図3において、これの本体ケース1はプラスチック
製の上下ケース1a・1bを突き合わせてなり、これの
内部にテープ2が巻かれる左右一対のリール3を回転自
在に配備してある。一方のリール3から引き出されるテ
ープ2は、本体ケース1の前方左右のテープ引出口4・
4にそれぞれ設けたテープガイド5で案内されて他方の
リール3に巻き取られる。
【0011】本体ケース1の前面中央、すなわち左右の
テープ引出口4・4間にはテープローディング用のポケ
ット6を有する。このポケット6は上下面および前面が
開放しており、左右側面が上下ケース1a・1bに設け
た左右側壁7・7で、また後面が後壁8でそれぞれ塞が
れている。ポケット6の前面に導出したテープ2の導出
部2aは、不使用時にプラスチック製の前蓋9、上蓋1
0および裏蓋11でそれぞれ覆って保護される。
【0012】前蓋9は、本体ケース1の前面すなわちポ
ケット6およびテープ引出口4の前面を左右間にわたっ
て塞ぐ主面板12と、主面板12の左右端からケース後
方へ向かって一体に連設された側面板13とからなる。
左右の側面板13・13の各内面に回動軸14・14が
それぞれ突設されており、この各回動軸14・14を本
体ケース1の左右側壁15・15の各軸孔16に回動自
在に嵌入する。これにより前蓋9は、図1の実線で示す
ごとく本体ケース1の前面を閉じる位置と、図1の二点
鎖線で示す上開き位置とにわたって回動軸14まわりに
開閉回動自在である。前蓋9は左右の回動軸14の一方
に嵌装したねじりコイルばねからなるばね部材17(図
3参照)で常に閉じ勝手に回動付勢しておく。
【0013】上蓋10は、テープ2の導出部2aの上方
を覆うようポケット6の上面を塞ぐ平板状に形成され、
この左右両端には側片20・20を一体に下方へ連設
し、左右の側片20・20の各後端内面側に摺動軸21
・21をそれぞれ内向き対向状に突設してある。この上
蓋10は、前蓋9の開閉動作に連動して図1の実線状態
で示すごとくポケット6の上面およびテープ引出口4の
上方の段落ち状の上壁面34を覆う閉じ位置と、図1の
二点鎖線で示すごとくポケット6の上面後方へ後退する
開き位置とにわたって開閉自在とする。そのために、図
2および図3に示すように上蓋10の前端部10aの左
右両端に、枢軸22を有する左右一対の腕23・23を
設け、この腕23・23間に前蓋9の主面板12の上端
部12aをはさみ込み、前記枢軸22を該上端部12a
の左右両端に設けた各軸孔24にそれぞれ嵌入すること
により、前蓋9に対して上蓋10を枢軸22まわりに回
転自在に枢支連結する。
【0014】本体ケース1の左右側壁15・15の各外
面には案内溝25・25を設け、この案内溝25・25
に前記摺動軸21・21をそれぞれ摺動自在に係合す
る。この各案内溝25は、前端が前下がりの円弧状を呈
する前方側の円弧部25aと、この円弧部25aに連続
して後方側に延びる実質的に直線状の延長部25bとを
有する、ほぼ「へ」の字形状に形成してある。
【0015】ここにおいて注目すべきは、図1に示すご
とく案内溝25がこれの前端から後端に至るまでの全長
にわたって上下の溝幅を等しく一定にするものではな
く、その溝幅が後方へ至るに従い漸次幅広に形成されて
いる点である。すなわち、図1に示すごとく案内溝25
の前方側の円弧部25aの領域では在来通り摺動軸21
との間に所定の小さいクリアランスを持たせて上蓋10
の不使用時におけるガタつき防止を図るが、延長部25
bにおいてはこれの後方へ至るに従って摺動軸21との
クリアランスが漸次増大するよう幅広(a<b)に形成
することにより、摺動負荷の低減化を図っている。
【0016】裏蓋11は、前蓋9および上蓋10の開閉
に伴い、図1の実線で示すごとくポケット6内のテープ
2の裏面側を覆う閉じ位置と、図1の二点鎖線で示すご
とくポケット6の上面後方で開き状態の上蓋10の下側
に重合する開き位置とにわたって開閉自在とする。その
ために、図1および図3に示すように裏蓋11の上端部
11aに左右の腕26・26を設け、上蓋10の内面の
前後中間部に裏蓋保持壁27を設け、腕26・26に設
けた枢軸30を裏蓋保持壁27の左右端に設けた軸孔2
9に嵌入することにより、上蓋10に裏蓋11の上端側
を回動自在に枢支連結する。また裏蓋11の下部後面の
左右に脚部31・31を設け、この各脚部31・31に
摺動軸32・32を横外側方に設けて突設する一方、ポ
ケット6の左右側壁7・7に上下方向に向く「J」の字
形状の摺動溝33・33を凹設する。そして、この摺動
溝33・33に前記摺動軸32・32をそれぞれに摺動
自在に案内係合してある。
【0017】上記構成のテープカートリッジをVTRに
装填すると、前蓋9が回動軸14まわりに上開き回動
し、上蓋10の摺動軸21が案内溝25の円弧部25a
の前端部分から延長部25bへと摺動案内され、上蓋1
0これ全体がポケット後方へ移動案内されて行き、上蓋
10は前端部10aがポケット6の上面から斜め上向き
に傾きながら後方へ押し動かされ、ポケット6の上面よ
り後方へ大きく開き移動する。上蓋10の上開き動作に
伴って裏蓋11の摺動軸32が摺動溝33内を這い上が
るように摺動案内され、これで裏蓋11はポケット6の
上面後方で上蓋10の下側に接近して重なるように開き
作動する。上蓋10の摺動軸21が係合する案内溝25
は、該摺動軸21とのクリアランスが後方に行くに従い
増大しているので、前蓋9の上開きに伴う上蓋10の摺
動軸21の後退移動は軽負荷で行え、このため前記ばね
部材17のばね圧が上昇しても前蓋9の上開き負荷を軽
減でき、VTRへの装填が円滑に行える。
【0018】案内溝25は円弧部25aも含めて前端側
から後方に行くに従って次第に上下広幅となるようにし
てもよい。
【0019】
【発明の効果】上蓋10の摺動軸21が係合する案内溝
25は、これの溝幅が後方に至るに従い漸次幅広に形成
して摺動軸21とのクリアランスを漸次増大させてある
ので、前蓋9、上蓋10および裏蓋11の各枢支連結部
位の位置精度をさほど厳密に維持する必要がなく、少々
のばらつきや誤差が生じていても、前蓋9つまり上蓋1
0の開き時に摺動軸21と案内溝25とのクリアランス
でそれを吸収でき、前蓋9、上蓋10および裏蓋11の
開閉作動を円滑に保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2におけるA−A線断面図である。
【図2】全体の外観斜視図である。
【図3】分解斜視図である。
【図4】従来例の要部の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 テープ 3 リール 6 ポケット 7 ポケットの左右側壁 9 前蓋 10 上蓋 11 裏蓋 14 回動軸 15 本体ケースの左右側壁 17 ばね部材 21 上蓋の摺動軸 22 枢軸 25 案内溝 30 枢軸 32 裏蓋の摺動軸 33 摺動溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ2が巻かれるリール3を内蔵した
    本体ケース1の前面に、テープローディング用のポケッ
    ト6が設けられており、 ポケット6内に導出されたテープ2の前面側を覆う前蓋
    9を有し、この前蓋9は本体ケース1にポケット6の前
    面側を開閉するよう回動軸14まわりに上開き回動自在
    に支持されており、 前蓋9の開閉に連動してポケット6の上面を開閉する上
    蓋10を有し、この上蓋10はこれの前端部が前蓋9の
    上端部に枢軸22まわりに回動自在に枢支連結されてお
    り、 本体ケース1の左右側壁15・15に、前後方向の案内
    溝25・25が設けられており、 上蓋10の左右両端の各後端側に設けた摺動軸21・2
    1が、前記案内溝25・25にそれぞれ摺動自在に係合
    しており、 ポケット6の存在箇所においてテープ2の裏面側を覆う
    裏蓋11を有し、この裏蓋11が、前蓋9の開閉に連動
    してテープ2の裏面側を覆う位置と、本体ケース1の上
    面後方の開き位置とにわたって開閉移動するように、上
    蓋10の内面の前後中間部に枢軸30まわりに回動自在
    に枢支連結されており、 裏蓋11の左右端に設けた摺動軸32・32が、ポケッ
    ト6の左右側壁7・7に設けた摺動溝33・33にそれ
    ぞれ摺動自在に係合しており、 前記案内溝25の溝幅が後端に至るに従い漸次広くなる
    ように形成してあることを特徴とするテープカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 各案内溝25は、前方側の円弧部25a
    と、これに連続して後方側に延びる延長部25bとを有
    し、 この延長部25bの溝幅のみが、後方へ至るに従い漸次
    広くなるように形成してある請求項1記載のテープカー
    トリッジ。
JP15281594A 1994-06-10 1994-06-10 テープカートリッジ Withdrawn JPH07334961A (ja)

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JP15281594A JPH07334961A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 テープカートリッジ

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JP15281594A Withdrawn JPH07334961A (ja) 1994-06-10 1994-06-10 テープカートリッジ

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JP (1) JPH07334961A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000070616A1 (fr) * 1999-05-18 2000-11-23 Fuji Photo Film Co., Ltd. Cassette de bande magnetique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000070616A1 (fr) * 1999-05-18 2000-11-23 Fuji Photo Film Co., Ltd. Cassette de bande magnetique

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Effective date: 20010904