JPH05250848A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH05250848A
JPH05250848A JP8452192A JP8452192A JPH05250848A JP H05250848 A JPH05250848 A JP H05250848A JP 8452192 A JP8452192 A JP 8452192A JP 8452192 A JP8452192 A JP 8452192A JP H05250848 A JPH05250848 A JP H05250848A
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JP
Japan
Prior art keywords
tape
main body
body case
hub
pocket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8452192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Katsuo Maehara
克生 前原
Nobuyuki Kaku
信行 賀来
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Kenji Ogiji
憲治 荻路
Noriaki Masuda
憲明 益田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Priority to JP8452192A priority Critical patent/JPH05250848A/ja
Publication of JPH05250848A publication Critical patent/JPH05250848A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ走行性の安定化、整巻性の向上、テー
プ耐久性の向上を図る。 【構成】 フランジレスのハブ3に巻かれたテープ2が
上下両側をライナーシート35にはさまれて組み込ま
れ、本体ケース1の前面中央にテープローディング用の
ポケット4を、その左右にテープ引出口5をそれぞれ有
するテープカートリッジにおいて、ライナーシート35
をテープ引出口5の内部にまで延出形成する。これによ
りテープ引出口5内でのテープ2の上下変動を抑制で
き、テープエッジのダメージを低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープが巻かれるフラ
ンジレスのハブを収容した本体ケースの前面に、テープ
ローディング用のポケットと、これの左右のテープ引出
口とを有するテープカートリッジに係り、その内部に組
み込まれるライナーシートに改善を加えたものである。
【0002】
【従来の技術】この種のテープカートリッジとして、例
えば、DAT方式のテープカートリッジがある。このテ
ープカートリッジでは、テープの巻かれるハブがフラン
ジレスであるため、そのハブに巻かれるテープが上下両
側を滑性効果の優れたライナーシートにはさまれてい
る。このライナーシートは低摩擦係数を有するポリエチ
レンテレフタレートなどからなり、テープ走行の際に生
じる本体ケースの内壁面との摩擦抵抗を小さく保つ機能
を発揮し、その結果、安定したテープ走行が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ライナー
シートは本体ケース内のテープ収容領域にのみ敷設され
ていて、テープ収容領域とケース前面との間をつなぐテ
ープ引出口内のテープ走行ライン途上には敷設されてい
ない。そのため、テープ繰り返し走行においてテープ引
出口内でテープエッジが損傷しやすく、またテープ幅方
向の走行位置のずれを発生しやすくて円滑に走行せず、
テープをハブに整然と巻き取れなくなる等の不具合が生
じていた。すなわち、テープローディング状態におい
て、テープはハブ中心に至るほどその上下動の変動量が
小さいが、テープ引出口に至るほどその変動量が大きい
ことからである。
【0004】本発明の目的は、本体ケース内のテープ収
容領域に敷設されるライナーシートを利用することによ
りテープ引出口内におけるテープの摩擦抵抗の減少、お
よび上下変動の抑制を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図示例のよう
に、本体ケース1の内部左右にテープ2が巻かれるフラ
ンジレスのハブ3が回転自在に配置され、本体ケース1
の前面においてその左右中央にテープローディング用の
ポケット4を、該ポケット4の左右両側にテープ引出口
5をそれぞれ有し、本体ケース1の上下の内壁面とハブ
3およびテープ2との間にそれぞれ、ライナーシート3
5を介在させてなるテープカートリッジを前提とし、そ
のうえで、上下のライナーシート35の両方もしくは一
方にテープ引出口5内にまで延設する延出部37を設け
たものである。上記テープ引出口5内に延設されたライ
ナーシート35の延出部37にはテープ幅方向の走行位
置規制用の凸部39を設けることができる。
【0006】
【作用】テープ引出口5内にまで延設されたライナーシ
ート35の延出部37は、テープ2のエッジのテープ引
出口5の内面との摩擦抵抗を小さく保つ機能を発揮す
る。
【0007】ライナーシート35の延出部37に設けた
凸部39は、テープ引出口5内でのテープ2のテープ幅
方向の走行位置を規制してその上下動の変動量をより小
さくする働きをする。
【0008】
【実施例】本発明に係るテープカートリッジの一実施例
を図1ないし図5に基づき説明する。図1および図2に
例示するテープカートリッジは、ディジタル方式のビデ
オテープカートリッジであって、これの本体ケース1は
上下ケース1a・1bを突き合わせてなり、この本体ケ
ース1の内部左右にテープ2が巻かれる一対のフランジ
レスのハブ3を回転自在に配置する。本体ケース1の前
面の中央にはその上下面および前面を開放する形のテー
プローディング用のポケット4を凹設し、そのポケット
4の左右両側にテープ引出口5を前方開放状に形成して
いる。テープ2は一方のハブ3からこれの前方のテープ
引出口5を経てケース前面に引き出され、該テープ引出
口5に設けたテープガイド6に案内されてポケット4の
前面を通り、他方のテープ引出口5内のテープガイド6
を経て他方のハブ3に巻き取られる。
【0009】不使用時のテープ保護と防塵のために、本
体ケース1の前部外面にスライド枠7を嵌め込み、その
前面開口を前蓋9で開閉自在に塞いでいる。本体ケース
1の外面にはスライド枠7を移行案内するための案内面
10を段落ち状に設けてある。図2および図3におい
て、スライド枠7は左右の枠側壁11、枠上壁12およ
び枠底壁13を有し、前記案内面10に嵌合する左右横
長の角箱枠状に形成している。このスライド枠7は案内
面10を前後にスライドし、前後スライド時には枠側壁
11の内面に設けた枠軸14が、本体ケース1の左右の
ケース側壁15に設けたガイド溝16内を移動案内され
る。スライド枠7の前後スライドに伴い、その枠上壁1
2はポケット4の上面を開閉し、枠底壁13はポケット
4の下面および下ケース1bの底壁の駆動軸挿入孔17
(図4参照)を開閉する。そのために枠底壁13は枠上
壁12より後方へ長く延出形成して、その前後中央付近
に開放孔19を設けてある。そして、このスライド枠7
の全体を閉じ付勢するために、本体ケース1のポケット
4の内奥一側にねじりコイル形のばね20を配置し、そ
の一端をポケット内奥壁に係止し、他端を枠底壁13の
内面に設けたばね受21に係止している。
【0010】スライド枠7はテープデッキへの装填動作
を利用して解除爪P(図3参照)でケース後方へ開き操
作される。このスライド枠7の開き動作に連動して前蓋
9が閉じ状態から開き状態へ切り換えられる。前蓋9
は、スライド枠7の前面開口を外面から塞ぐ主面壁22
と、主面壁22の左右端からケース後方へ向かって連出
された角形の蓋腕23とからなる。蓋腕23はケース側
壁15と枠側壁11との間に入り込む状態で組み込ま
れ、これら壁面15・11間に、スライド枠7の前後ス
ライド動作を前蓋9の上下開閉動作に変換する蓋開閉機
構が設けられる。
【0011】図3において蓋開閉機構は、ケース側壁1
5の過半上部でケース前部寄りに設けた支軸24と、枠
側壁11の前部上隅に設けた操作ピン25と、蓋腕23
に設けた支持孔26および受動溝27とからなる。図3
(A)に示すように、後ろ側下方の支持孔26はケース
下方に向かって延びるく字状の屈曲溝として形成されて
おり、その上端に支軸24が係合している。前側上方の
受動溝27はケース後方へ向かって下り傾斜する凹弧溝
として形成され、これに操作ピン25が係合している。
【0012】図3(B)は前蓋9が開いた状態を示して
おり、操作ピン25はスライド枠7に同行して後方に向
かって直線移動し、これで受動溝27を押し上げて前蓋
9を支軸24まわりに上開き移動させる。前蓋9は操作
ピン25が支軸24の上方を通過した状態で、その主面
壁22がケース上面とほぼ平行になるまで開き移動し、
以後は蓋腕23が操作ピン25に同行して移動する。こ
の後方移動のために支持孔26を長溝に形成し、支軸2
4に対して蓋腕23を移動できるようにしてある。
【0013】く字形に屈曲する支持孔26は、上記の動
作吸収作用とは別に、前蓋9を主面壁22が後傾する姿
勢へと跳ね上げる働きをする。主面壁22が後傾する状
態では、ケース上面からの突出寸法が若干増えるが、そ
の分だけポケット4の上面開口と主面壁22との間の余
裕空間が大きくなるので、ポケット4内へ入り込むテー
プローディングピンの動作空間に余裕を与える。
【0014】図1および図5において、不使用時のテー
プ弛みを防ぐために、本体ケース1の内部左右にロック
爪29を設けてあり、これをばね30で揺動付勢して、
各ロック爪29の爪先31を各ハブ3の下部に設けたギ
ヤ歯状のロック歯32に係合させてある。ロック爪29
は軸33を中心にして水平揺動でき、それと一体の解除
腕34をスライド枠7の後退移動領域に突出させて、ス
ライド枠7のスライド動作に連動してロック解除操作さ
れるようにしてある。
【0015】フランジレスのハブ3に巻かれたテープ2
は走行に際し本体ケース1の上下の内壁面との間で摩擦
を生じるため、その摩擦抵抗を小さくして安定したテー
プ走行が得られるように、ハブ3に巻かれたテープ2は
上下両側をポリエチレンテレフタレートなどの滑性効果
に優れるライナーシート35にはさまれて組み込まれ
る。しかし、そのようなテープ走行の際生じる摩擦抵抗
は本体ケース1内のポケット4の後方で左右のハブ3お
よびテープ2が収容されるテープ収容領域36のみなら
ず、テープ引出口5内においても生じる。そこで、この
ライナーシート35は、図1および図4に示すように、
本体ケース1の上下の内壁面上のテープ収容領域36内
のみに限られず、テープ引出口5内の上下面にまで敷設
する。そのために、上下の各ライナーシート35はこれ
の前端の左右両端から更に前方へ一体に延出形成する延
出部37を有する形に形成し、その延出部37をテープ
引出口5内の上下面に敷設する。
【0016】このようにライナーシート35をテープ引
出口5の内面にまで敷設することにより、テープ2はテ
ープ収容領域36からケース前面にわたり摩擦抵抗を小
さくして安定よく円滑に走行できる。テープ走行に際
し、テープ2はハブ3の中心部から遠去かる位置にある
テープ引出口5の内部でテープ幅方向X(図4参照)に
上下変動しやすく、特にその前面開口端5aの近傍での
上下変動が激しくてテープエッジに与えるダメージが大
きい。そのため、ライナーシート35の延出部37はそ
の前方延出端37aがテープ引出口5の前面開口端5a
の位置の近傍に達する長さにまで形成しておくことが好
ましい。
【0017】テープ引出口5の前面開口端5aの近傍で
の上下変動をより効果的に抑えるには、図6に示すよう
にライナーシート35の延出部37に凸部39をテープ
引出口5の内面から浮き上がる状態に設けておくことが
好ましい。こうしておくことにより、テープ2の早送
り、巻き戻し時にもハブ3に対し整然と巻くことがで
き、テーププレイ時のテープ2の上下変動もよく抑えら
れるのである。なお、上記実施例では上下のライナーシ
ート35の両方にそれぞれ延出部37を設けてあるが、
上下のライナーシート35の一方のみに延出部37を設
けても上記した効果を期することができる。
【0018】本発明は図示例のほかに、例えばDAT方
式のテープカートリッジなどのライナーシートにも同様
に適用できる。
【0019】
【発明の効果】従って本発明によれば、上下のライナー
シート35の少なくとも一方をテープ引出口5内にまで
延設させてテープ引出口5の内面との摩擦抵抗を小さく
保つようにしてあるので、テープ引出口5内においても
安定したテープ走行が得られるとともに、その上下動に
よるテープエッジのダメージを軽減できてテープ耐久性
の向上を図り得る。
【0020】また本発明では、ライナーシート35の延
出部37に凸部39を設けてテープ引出口5内でのテー
プ幅方向の走行位置を規制することでその上下の変動量
をより小さくしてあるので、その上下動によるテープエ
ッジのダメージの軽減効果をより一層高めることができ
るとともに、ハブ3に対する整巻性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカートリッジの内部平面図である。
【図2】テープカートリッジの分解斜視図である。
【図3】蓋開閉機構を示す縦断側面図であり、図3
(A)は蓋閉じ状態を、図3(B)は蓋開き状態をそれ
ぞれ示す。
【図4】図1におけるA−A線断面図を蓋開き状態で示
す。
【図5】図1におけるB−B線断面図である。
【図6】他の実施例を図4に対応して示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 テープ 3 ハブ 4 ポケット 5 テープ引出口 35 ライナーシート 37 延出部 39 凸部
フロントページの続き (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 益田 憲明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1の内部左右にテープ2が巻
    かれるフランジレスのハブ3が回転自在に収容配置さ
    れ、本体ケース1の前面においてその左右中央にテープ
    ローディング用のポケット4を、該ポケット4の左右両
    側にテープ引出口5をそれぞれ有し、本体ケース1の上
    下の内壁面とハブ3およびテープ2との間にそれぞれ、
    ライナーシート35を介在させてなるテープカートリッ
    ジにおいて、 上下のライナーシート35の少なくとも一方にテープ引
    出口5内にまで延設する延出部37を設けていることを
    特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】 テープ引出口5内に延設されたライナー
    シート35の延出部37に、テープ幅方向の走行位置規
    制用の凸部39を設けてあることを特徴とする請求項1
    記載のテープカートリッジ。
JP8452192A 1992-03-05 1992-03-05 テープカートリッジ Withdrawn JPH05250848A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8452192A JPH05250848A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 テープカートリッジ

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JP8452192A JPH05250848A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 テープカートリッジ

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JPH05250848A true JPH05250848A (ja) 1993-09-28

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ID=13832945

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JP8452192A Withdrawn JPH05250848A (ja) 1992-03-05 1992-03-05 テープカートリッジ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518