JPH0612823A - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPH0612823A
JPH0612823A JP19326392A JP19326392A JPH0612823A JP H0612823 A JPH0612823 A JP H0612823A JP 19326392 A JP19326392 A JP 19326392A JP 19326392 A JP19326392 A JP 19326392A JP H0612823 A JPH0612823 A JP H0612823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide frame
lid
groove
arm
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19326392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Mizutani
光 水谷
Katsuo Maehara
克生 前原
Nobuyuki Kaku
信行 賀来
Hidekazu Takeda
秀和 武田
Kenji Ogiji
憲治 荻路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP19326392A priority Critical patent/JPH0612823A/ja
Publication of JPH0612823A publication Critical patent/JPH0612823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体ケースに外嵌したスライド枠の前後スラ
イドに連動して開閉される前蓋を有し、本体ケースに設
けたロック腕がスライド枠の係合孔に係合してスライド
枠の開き移動を規制するようにしたテープカートリッジ
において、スライド枠がロック腕と係合孔との間の余裕
隙間分だけ移動操作されたときに、前蓋がスライド枠に
連動して上開き揺動するのを防いで、防塵とテープ保護
の徹底化を図る。 【構成】 前蓋11をスライド枠10に設けた操作ピン
23で受動溝25を介して支軸22のまわりに上開き操
作できるようにする。ロック腕27と係合孔29との間
の余裕隙間Eに対応する動作吸収溝30を受動溝25の
前部始端に設け、この溝30で操作ピン23の移動動作
を吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テープローディング
用のポケットを備えているテープカートリッジにおい
て、本体ケースに外嵌するスライド枠でポケットの開口
面を開閉し、スライド枠に連動して開閉する前蓋でポケ
ットの前側開口面を覆う形態のテープカートリッジに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のテープカートリッジの従来技術
に特開昭63−274476号公報がある。これは前蓋
の上端両側をスライド枠で軸支し、スライド枠の開き操
作に連動して、前蓋が上開き揺動する。こうした蓋開閉
構造によれば、前蓋が本体ケースの上面に沿って引き込
まれるので、蓋開き時における前蓋のケース上方への突
出度合を小さくできる。しかし、前蓋がケース前方へ庇
状に大きく突出することを避けられない。
【0003】そこで本出願人は、前蓋のケース上方への
突出度合を抑えながら、前蓋の全体をケース前端より後
方へ引き込めるようにした蓋開閉構造を先に提案した
(特願平4−78624号、特願平4−78850
号)。これは図6(a)に示すように前蓋40の左右端
から蓋腕41を連出し、蓋腕41を本体ケース42に設
けた支軸43で揺動可能に支持し、スライド枠44の側
壁内面に設けた操作ピン45で受動溝46を介して蓋腕
41を上開き操作できるようにしたものである。上開ら
き姿勢のままで前蓋40の全体をケース後方へ移動させ
るために、支軸43と係合する支持孔47を溝状に形成
している。スライド枠44は本体ケース42の底壁に設
けたロック腕48で係合保持されており、ロック腕48
の爪49をケース内方へ押し込み、爪49とスライド枠
44の係合孔50との係合を解除した状態でのみスライ
ド枠44をスライド操作できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにスライド
枠44をロック腕48で係合保持するについては、ロッ
ク腕48の弾性揺動を許し、さらに組付誤差を吸収する
ために、係合孔50の前後寸法を爪49の前後寸法より
大きく設定している。このことは爪49を係合解除しな
いでも、余裕隙間分だけスライド枠44をケース後方へ
スライド操作できることを意味しており、このときスラ
イド枠44が僅かでもスライド操作されると、図6
(b)に示すように、前蓋40が連動して上開き揺動し
てしまう点に問題がある。
【0005】スライド枠44がスライドし、前蓋40が
開き揺動した状態では、前蓋40とスライド枠44の間
に少ないからず隙間が生じるため、例えば土埃や粉塵な
どが浮遊する状況でテープカートリッジを使用する際
に、塵埃がローディング用のポケット内へ侵入し、テー
プに付着するおそれがある。場合によっては、スライド
枠44を不用意に開き操作することで、前蓋40とスラ
イド枠44の間に他物を挟み込み、テープを傷付けるこ
ともあり得る。
【0006】そこで本発明は、スライド枠が余裕隙間分
だけスライド操作されることは止むを得ないとしても、
このときに前蓋が上開き揺動するのを阻止し、以て防塵
とテープ保護を確実に行えるテープカートリッジを得る
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体ケース1
に前後スライド自在に外嵌装着されて、テープローディ
ング用のポケット6を開閉するスライド枠10と、この
スライド枠10の前面開口をスライド枠10の前後スラ
イドに連動して開閉する前蓋11とを備えており、蓋閉
じ状態において、本体ケース1に設けたロック腕27が
スライド枠10の係合孔29に係合して、スライド枠1
0の開き移動を規制するテープカートリッジにおいて、
前蓋11の左右端から連出した蓋腕21が、支軸22を
介して本体ケース1に上開き揺動可能に支持されている
こと、支軸22と係合して、前蓋11がスライド枠10
に同行して前後スライドすることを許す支持孔24が、
蓋腕21と本体ケース1とのいずれか一方に設けられて
いること、前蓋11を上開らき操作する操作ピン23が
スライド枠10に設けられ、操作ピン23と係合する受
動溝25が蓋腕21に設けられていること、受動溝25
の前部始端に、ロック腕27と係合孔29との間の余裕
隙間Eに対応する動作吸収溝30が形成されていること
を要件とする。
【0008】
【作用】蓋閉じ状態において、スライド枠10はロック
腕27と係合孔29との間の余裕隙間Eの分だけケース
後方へ移動操作でき、この移動に伴って操作ピン23も
同行移動する。しかし、操作ピン23と係合する受動溝
25の前部始端に動作吸収溝30を設けているので、ス
ライド枠10をスライド操作しても前蓋11が上開き揺
動することはない。
【0009】
【実施例】図1ないし図5はディジタル方式のビデオテ
ープカートリッジを例示しており、図2に示すごとく本
体ケース1の内部左右に一対のハブ2を有する。一方の
ハブ2から引き出されたテープ3は、前面左右のテープ
引出口4に設けたテープガイド5に案内されて、他方の
ハブ2に巻き取られる。左右のテープ引出口4・4の間
にテープローディング用のポケット6を有し、このポケ
ット6は図3に示すように上下面および前面が開放して
いる。
【0010】本体ケース1は上下に二分割された上下ケ
ース1a・1bを蓋合わせ状に結合してなり、上ケース
1aにはテープ残量を視認するための窓を有する。下ケ
ース1bには各ハブ2に対応する駆動軸挿入孔を有す
る。不使用時のテープ保護と防塵のために、図4に示す
ごとく本体ケース1の前部外面にスライド枠10を外嵌
し、その前面開口を前蓋11で開閉自在に塞いでいる。
本体ケース1の前半外面にはスライド枠10を移行案内
するための段落面12を周回状に設けてある。
【0011】図3においてスライド枠10は左右の枠側
壁13と上壁14と底壁15とを有し、前記段落面12
に外嵌する左右横長の角箱枠状に形成する。段落面12
に外嵌したスライド枠10は、段落面12の範囲内を前
後にスライドできる。スライド枠10の前後スライドに
よって、上壁14がポケット6の上面を開閉し、底壁1
5がポケット6の下面を開閉する。このスライド枠10
の全体を閉じ付勢するために、ポケット6の内奥一側に
ねじりコイル形のばね16を配置し、その一端をポケッ
ト内奥壁に掛け止め、他端を底壁15のばね受17に掛
け止めてある。
【0012】スライド枠10はテープデッキへの装填動
作を利用してケース後方へ開き操作される。このスライ
ド枠10のスライド動作を利用して前蓋11を蓋閉じ状
態から蓋開き状態へと操作する。前蓋11は、スライド
枠10の前面開口を外面から塞ぐ主面壁20と、主面壁
20の左右端からケース後方へ向かって連出された角形
の蓋腕21とからなる。蓋腕21はテープ引出口4の外
側壁4aと枠側壁13との間に入り込む状態で組み込ま
れ、これら隣接する面壁4a・13・21間に、スライ
ド枠10の前後スライド動作を前蓋11の上下開閉動作
に変換する蓋開閉機構が設けられる。
【0013】図4において蓋開閉機構は、外側壁4aの
過半上部でケース前部寄りに設けた支軸22と、枠側壁
13の前部上隅に設けた操作ピン23と、蓋腕21に設
けた支持孔24および受動溝25とからなる。後ろ側下
方の支持孔24はケース下方に向かって延びるく字状の
屈曲溝として形成されており、その上端に支軸22が係
合する。前側上方の受動溝25はケース後方へ向かって
下り傾斜する凹弧溝として形成されており、これに操作
ピン23が係合する。
【0014】図5は前蓋11が開いた状態を示してお
り、操作ピン23はスライド枠10に同行して後方へ向
かって直線移動し、これで受動溝25を押し上げて前蓋
11を支軸22まわりに上開き揺動させる。前蓋11は
操作ピン23が支軸22の上方を通過した状態で、その
主面壁20がケース上面とほぼ平行になるまで開き移動
し、以後は蓋腕21が操作ピン23に同行してケース後
方へ移動する。この後方移動のために支持孔24を長溝
に形成し、支軸22に対して蓋腕21を移動できるよう
にしてある。
【0015】図2において、不使用時のテープ弛みを防
ぐために、本体ケース1の内部左右にロック爪32を設
けてあり、これをばね33で揺動付勢して、各ロック爪
32の爪先を各ハブ2の下部に設けたギヤ歯状のロック
歯34に係合させてある。ロック爪32は軸35を中心
にして水平揺動でき、その解除腕36をスライド枠10
の後退移動領域に突出して、スライド枠10のスライド
動作に連動してロック解除操作されるようにしてある。
【0016】図1に示す蓋閉じ状態において、不用意に
スライド枠10および前蓋11が開放操作されるのを防
ぐために、本体ケース1の底壁、詳しくは左右のテープ
引出口4に臨む底壁に片持ち腕状のロック腕27を設
け、該ロック腕27の遊端に係合爪28を下向きに設け
てあり、この係合爪28がスライド枠10の底壁15に
開口した係合孔29に係合している。係合孔29は、ロ
ック腕27の弾性揺動時に係合爪28が引っ掛ることを
避け、さらに組付誤差を吸収するために、その前後寸法
を係合爪28の前後寸法より大きく設定する。これによ
り係合爪28が係合孔29内に落ち込み係合しているに
もかかわらず、スライド枠10は両者28・29間の余
裕隙間Eの分だけスライド操作できる。
【0017】余裕隙間Eの範囲でスライド枠10をスラ
イド操作するとき、前蓋11はスライド枠10に連動し
て上開き揺動しようとする。これを避けるために、操作
ピン23と係合する受動溝25に動作吸収溝30を設け
る。動作吸収溝30は受動溝25の前部始端に連続して
水平に形成されており、その前後寸法は余裕隙間Eと同
じかこれより僅かに大きく設定する。
【0018】上記のように動作吸収溝30を設けると、
図4に示すように操作ピン23が余裕隙間E分だけ移動
しても前蓋11は閉じ姿勢を維持し続けるので、塵埃な
どが前蓋11内へ入り込み、テープ3に付着することを
よく防止できる。
【0019】上記の実施例では、支軸22を本体ケース
1に設け、受動溝25を蓋腕21に設けたが、逆に支軸
22を蓋腕21に、受動溝25を本体ケース1にそれぞ
れ設けることができる。ロック腕27と係合孔29はス
ライド枠10と本体ケース1の摺動面壁間であればどこ
に設けてもよく、その構造も実施例には限定されない。
例えば本体ケース1とは別体の係合爪をばねでスライド
枠に向かって移動付勢し、これをロック体とすることが
できる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、操作ピン23と係合する受
動溝25の前部始端に動作吸収溝30を設け、スライド
枠10がロック腕27用の余裕隙間Eの分だけスライド
操作されて操作ピン23が移動するとき、その移動動作
を吸収溝30で吸収して前蓋11が上開き操作されるの
を阻止する。従って、例えば浮遊塵の多い劣悪な環境下
でスライド枠10を不用意にスライド操作したような場
合にでも、前蓋11の閉じ姿勢を維持して塵埃の侵入を
防止し、確実にテープを保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前蓋の開閉構造を示す縦断側面図である。
【図2】テープカートリッジの内部平面図であって、図
2(a)は全体の概略構造を、図2(b)はその一部を
拡大した詳細構造をそれぞれ示す。
【図3】テープカートリッジの分解斜視図である。
【図4】スライド枠が余裕隙間分だけスライド操作され
た状態での縦断側面図である。
【図5】前蓋が開き操作された状態での縦断側面図であ
る。
【図6】前蓋の開閉構造の比較例を示しており、図6
(a)はスライド枠がスライド操作される前の状態を、
図6(b)はスライド枠がスライド操作された状態をそ
れぞれ示す。
【符号の説明】
10 スライド枠 11 前蓋 21 蓋腕 22 支軸 23 操作ピン 24 支持孔 25 受動溝 27 ロック腕 29 係合孔 30 動作吸収溝 E 余裕隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 賀来 信行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 武田 秀和 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース1に前後スライド自在に外嵌
    装着されて、テープローディング用のポケット6を開閉
    するスライド枠10と、このスライド枠10の前面開口
    をスライド枠10の前後スライドに連動して開閉する前
    蓋11とを備えており、 蓋閉じ状態において、本体ケース1に設けたロック腕2
    7がスライド枠10の係合孔29に係合して、スライド
    枠10の開き移動を規制するテープカートリッジであっ
    て、 前蓋11の左右端から連出した蓋腕21が、支軸22を
    介して本体ケース1に上開き揺動可能に支持されてお
    り、 支軸22と係合して、前蓋11がスライド枠10に同行
    して前後スライドすることを許す支持孔24が、蓋腕2
    1と本体ケース1とのいずれか一方に設けられており、 前蓋11を上開らき操作する操作ピン23がスライド枠
    10に設けられ、操作ピン23と係合する受動溝25が
    蓋腕21に設けられており、 受動溝25の前部始端に、ロック腕27と係合孔29と
    の間の余裕隙間Eに対応する動作吸収溝30が形成され
    ていることを特徴とするテープカートリッジ。
JP19326392A 1992-06-26 1992-06-26 テープカートリッジ Withdrawn JPH0612823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19326392A JPH0612823A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

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JP19326392A JPH0612823A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 テープカートリッジ

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JPH0612823A true JPH0612823A (ja) 1994-01-21

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ID=16305039

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19326392A Withdrawn JPH0612823A (ja) 1992-06-26 1992-06-26 テープカートリッジ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831