JPH07334738A - 自動販売機の商品取出口防盗装置 - Google Patents
自動販売機の商品取出口防盗装置Info
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- JPH07334738A JPH07334738A JP12841994A JP12841994A JPH07334738A JP H07334738 A JPH07334738 A JP H07334738A JP 12841994 A JP12841994 A JP 12841994A JP 12841994 A JP12841994 A JP 12841994A JP H07334738 A JPH07334738 A JP H07334738A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】簡易な構造で商品が取出し易く、しかも高い防
盗機能が確保できる自動販売機の商品取出口防盗装置を
提供する。 【構成】商品取出口１に内方へ押し込んで開くフラッパ
形の商品取出扉４を備えた自動販売機の商品取出口防盗
装置であって、商品取出扉の背後に垂下揺動式の中間押
え板５，および商品取出口に通じる商品搬出通路３の開
口端を開閉するフラッパ形の防盗扉６を前後に並べて併
設し、かつ前記押え板の前面には商品取出扉の裏面に当
接し合うローラ７を設けるとともに、押え板と防盗扉と
の間をリンク８を介して相互連結し、商品取出扉の開放
操作に連動して防盗扉を開放位置から閉位置に揺動させ
て商品搬出通路の開口端を閉塞する。
盗機能が確保できる自動販売機の商品取出口防盗装置を
提供する。 【構成】商品取出口１に内方へ押し込んで開くフラッパ
形の商品取出扉４を備えた自動販売機の商品取出口防盗
装置であって、商品取出扉の背後に垂下揺動式の中間押
え板５，および商品取出口に通じる商品搬出通路３の開
口端を開閉するフラッパ形の防盗扉６を前後に並べて併
設し、かつ前記押え板の前面には商品取出扉の裏面に当
接し合うローラ７を設けるとともに、押え板と防盗扉と
の間をリンク８を介して相互連結し、商品取出扉の開放
操作に連動して防盗扉を開放位置から閉位置に揺動させ
て商品搬出通路の開口端を閉塞する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機のキャビネ
ット前面に開口した商品取出口の防盗装置に関する。
ット前面に開口した商品取出口の防盗装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動販売機の商品取出口には、一般に手
動で開放する商品取出扉を備えている。また、この商品
取出扉の形態には、扉を商品取出口の内方に押し込んで
開く方式のものと、扉を外方に引き上げて開く方式のも
のがある。ところで、商品取出口はその背後に機内の商
品収納庫へ通じる商品搬出通路が開口してることから、
不正に商品を盗み出す等の悪戯を受け易く、そのために
従来より商品取出口に対して各種方式の防盗装置が提
案，実施されている。そして、かかる防盗装置として、
商品取出扉とは別個に、商品搬出通路の開口端部の前方
に邪魔板となる防盗扉を商品取出口の内部に組み込み、
商品取出口に手を差し入れた際に防盗扉が後方に傾動し
て商品搬出通路の開口端を塞ぐようにした構造のものが
多く多く採用されている。また、前記の防盗扉が商品取
出し操作の邪魔にならないようにするために、商品取出
扉と防盗扉との間をリンク結合し、商品取出扉の開放動
作に連動して防盗扉を閉位置に移動して拘束するように
した方式のものも知られている。
動で開放する商品取出扉を備えている。また、この商品
取出扉の形態には、扉を商品取出口の内方に押し込んで
開く方式のものと、扉を外方に引き上げて開く方式のも
のがある。ところで、商品取出口はその背後に機内の商
品収納庫へ通じる商品搬出通路が開口してることから、
不正に商品を盗み出す等の悪戯を受け易く、そのために
従来より商品取出口に対して各種方式の防盗装置が提
案，実施されている。そして、かかる防盗装置として、
商品取出扉とは別個に、商品搬出通路の開口端部の前方
に邪魔板となる防盗扉を商品取出口の内部に組み込み、
商品取出口に手を差し入れた際に防盗扉が後方に傾動し
て商品搬出通路の開口端を塞ぐようにした構造のものが
多く多く採用されている。また、前記の防盗扉が商品取
出し操作の邪魔にならないようにするために、商品取出
扉と防盗扉との間をリンク結合し、商品取出扉の開放動
作に連動して防盗扉を閉位置に移動して拘束するように
した方式のものも知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自動販売機の商品取出
口に装備した前記の防盗装置は、確実な防盗機能を持た
せることは勿論のことであるが、その他に構造，取扱い
が簡単で、かつ動作がスムーズであることが望まれる。
かかる点、従来より提案，実施されている各種の防盗装
置は前記の各要件が必ずしも全て満たされてなく、構
造，機能面でより一層の改善が望まれている。
口に装備した前記の防盗装置は、確実な防盗機能を持た
せることは勿論のことであるが、その他に構造，取扱い
が簡単で、かつ動作がスムーズであることが望まれる。
かかる点、従来より提案，実施されている各種の防盗装
置は前記の各要件が必ずしも全て満たされてなく、構
造，機能面でより一層の改善が望まれている。
【０００４】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は簡易な構造で商品が取出し易く、し
かも高い防盗機能が確保できる自動販売機の商品取出口
防盗装置を提供することにある。
であり、その目的は簡易な構造で商品が取出し易く、し
かも高い防盗機能が確保できる自動販売機の商品取出口
防盗装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の防盗装置は次記のように構成するものとす
る。 （１）商品取出口に内方へ押し込んで開くフラッパ形の
商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出口に対し、商
品取出扉の背後に垂下揺動式の中間押え板，および商品
取出口に通じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッ
パ形の防盗扉を前後に並べて併設し、かつ前記押え板の
前面には商品取出扉の裏面に当接し合うローラを設ける
とともに、押え板と防盗扉との間をリンク結合し、商品
取出扉の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動させ
るよう構成する。
に、本発明の防盗装置は次記のように構成するものとす
る。 （１）商品取出口に内方へ押し込んで開くフラッパ形の
商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出口に対し、商
品取出扉の背後に垂下揺動式の中間押え板，および商品
取出口に通じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッ
パ形の防盗扉を前後に並べて併設し、かつ前記押え板の
前面には商品取出扉の裏面に当接し合うローラを設ける
とともに、押え板と防盗扉との間をリンク結合し、商品
取出扉の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動させ
るよう構成する。
【０００６】（２）商品取出口に外方へ引き上げて開く
フラッパ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出
口に対し、商品取出扉の背後に近接して商品取出口に通
じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の防盗
扉を併設するとともに、商品取出扉の頂部に防盗扉と対
向するカム形のアクチュエータを設け、商品取出扉の開
放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動させるよう構成
する。
フラッパ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出
口に対し、商品取出扉の背後に近接して商品取出口に通
じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の防盗
扉を併設するとともに、商品取出扉の頂部に防盗扉と対
向するカム形のアクチュエータを設け、商品取出扉の開
放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動させるよう構成
する。
【０００７】（３）商品取出口に外方へ引き上げて開く
フラッパ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出
口に対し、商品取出扉の背後に近接して商品取出口に通
じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の防盗
扉を併設するとともに、商品取出扉と防盗扉の間をその
支軸と同心的に設けた伝動歯車を介して相互連結し、商
品取出扉の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動さ
せるよう構成する。
フラッパ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出
口に対し、商品取出扉の背後に近接して商品取出口に通
じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の防盗
扉を併設するとともに、商品取出扉と防盗扉の間をその
支軸と同心的に設けた伝動歯車を介して相互連結し、商
品取出扉の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動さ
せるよう構成する。
【０００８】（４）また、前項（２),（３）の実施態様
として、防盗扉に対して該扉を開放位置に駆動する付勢
ばねを設けた構成、および前項（２）における商品取出
扉の先端部に該扉を閉位置に復帰させるカウンターウエ
イトを設けた構成がある。
として、防盗扉に対して該扉を開放位置に駆動する付勢
ばねを設けた構成、および前項（２）における商品取出
扉の先端部に該扉を閉位置に復帰させるカウンターウエ
イトを設けた構成がある。
【０００９】
【作用】上記（１）項の構成において、商品取出扉を商
品取出口の内方に押し込んで開くと、ローラを介して中
間押え板が後方に揺動するとともに、該押え板にリンク
結合されている防盗扉が閉位置に揺動して商品搬出通路
の開口端を塞ぐ。この場合に、商品取出扉を開放してい
る間は防盗扉が押え板，リンクを介して閉位置に拘束さ
れるので、これによ商品取出口を通じて機内の商品搬出
通路へ手などを差し入れることが確実に阻止される。し
かも、商品取出扉の中間押え板とはローラを介して当接
し合っているので、スムーズに動作する。
品取出口の内方に押し込んで開くと、ローラを介して中
間押え板が後方に揺動するとともに、該押え板にリンク
結合されている防盗扉が閉位置に揺動して商品搬出通路
の開口端を塞ぐ。この場合に、商品取出扉を開放してい
る間は防盗扉が押え板，リンクを介して閉位置に拘束さ
れるので、これによ商品取出口を通じて機内の商品搬出
通路へ手などを差し入れることが確実に阻止される。し
かも、商品取出扉の中間押え板とはローラを介して当接
し合っているので、スムーズに動作する。
【００１０】また、（２),（３）項の構成では、商品取
出扉を手前に引き上げて開くと、開位置に垂下していた
防盗扉がカム形アクチュエータ，あるいは伝動歯車を介
して閉位置に傾動して商品搬出通路の開口端を閉塞す
る。この場合に、常時は防盗扉を開放位置にばね付勢す
ることで、商品販売時に搬出商品が防盗扉に引っ掛かる
ことなく商品搬出通路から商品取出口へ円滑に送出でき
る。また、商品取出扉に設けたカウンターウエイトは、
その自重で商品取出扉を閉位置に復帰させるように働く
ので、先記した防盗扉の付勢ばねを省略することができ
る。
出扉を手前に引き上げて開くと、開位置に垂下していた
防盗扉がカム形アクチュエータ，あるいは伝動歯車を介
して閉位置に傾動して商品搬出通路の開口端を閉塞す
る。この場合に、常時は防盗扉を開放位置にばね付勢す
ることで、商品販売時に搬出商品が防盗扉に引っ掛かる
ことなく商品搬出通路から商品取出口へ円滑に送出でき
る。また、商品取出扉に設けたカウンターウエイトは、
その自重で商品取出扉を閉位置に復帰させるように働く
ので、先記した防盗扉の付勢ばねを省略することができ
る。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例１：図１，図２は本発明の請求項１に対応する実
施例を示すものであり、図において、１は自動販売機の
前面外扉２に開口した商品取出口、３は機内側の商品収
納庫から商品取出口２に通じる商品搬出通路であり、商
品取出口１の内側には前方より商品取出口の内方に押し
込んで開くフラッパ形の商品取出扉４を備えている。か
かる構成の商品取出口１に対する防盗装置として、この
実施例では、商品取出扉４の背後側には前後に並べて垂
下揺動式の中間押え板５，および商品搬出通路３の開口
端を開閉するフラッパ形の防盗扉６とが併設されてお
り、かつ中間押え板５の前面には商品取出扉４の裏面に
当接するローラ７を配し、さらに中間押え板５の下端と
防盗扉６の中央部との間がリンク８を介して相互連結さ
れている。なお、６ａは防盗扉６のリンク８とのピン結
合部に穿孔した湾曲状の長穴、９は商品取出扉５，中間
押え板５，防盗扉６を外扉２に吊り下げ支持したヒンジ
ピンである。
する。 実施例１：図１，図２は本発明の請求項１に対応する実
施例を示すものであり、図において、１は自動販売機の
前面外扉２に開口した商品取出口、３は機内側の商品収
納庫から商品取出口２に通じる商品搬出通路であり、商
品取出口１の内側には前方より商品取出口の内方に押し
込んで開くフラッパ形の商品取出扉４を備えている。か
かる構成の商品取出口１に対する防盗装置として、この
実施例では、商品取出扉４の背後側には前後に並べて垂
下揺動式の中間押え板５，および商品搬出通路３の開口
端を開閉するフラッパ形の防盗扉６とが併設されてお
り、かつ中間押え板５の前面には商品取出扉４の裏面に
当接するローラ７を配し、さらに中間押え板５の下端と
防盗扉６の中央部との間がリンク８を介して相互連結さ
れている。なお、６ａは防盗扉６のリンク８とのピン結
合部に穿孔した湾曲状の長穴、９は商品取出扉５，中間
押え板５，防盗扉６を外扉２に吊り下げ支持したヒンジ
ピンである。
【００１２】かかる構成で、常時は図２で表すように商
品取出扉５，中間押え板５，防盗扉６が自重で垂下姿勢
に垂れ下がっており、この状態では商品取出扉５が商品
取出口１を塞ぎ、商品取出口１に通じる背後の商品搬出
通路３の開口端が開いている。一方、商品が販売される
と、機内の商品収納部から搬出した商品１０が商品搬出
通路３を経由して商品取出口１に投入される。
品取出扉５，中間押え板５，防盗扉６が自重で垂下姿勢
に垂れ下がっており、この状態では商品取出扉５が商品
取出口１を塞ぎ、商品取出口１に通じる背後の商品搬出
通路３の開口端が開いている。一方、商品が販売される
と、機内の商品収納部から搬出した商品１０が商品搬出
通路３を経由して商品取出口１に投入される。
【００１３】ここで、商品取出口１から商品１０を取り
出すために、図１で示すように商品取出扉４を手動操作
により前方から押し込んで開くと、商品取出扉４がロー
ラ７を介して中間押え板５を後方に押し、同時にリンク
８を介して防盗扉６が閉位置に向け梃式に大きく傾動し
て商品搬出通路３の開口端を閉塞するとともに、商品取
出扉４が開いている限りは防盗扉６を図示の閉位置に拘
束する。したがって、この状態になると防盗扉６が邪魔
板となって商品搬出通路の先にある商品収納部に外部か
ら手などを差し入れることが不能となり、これにより不
正な商品の盗み出しが防止できる。
出すために、図１で示すように商品取出扉４を手動操作
により前方から押し込んで開くと、商品取出扉４がロー
ラ７を介して中間押え板５を後方に押し、同時にリンク
８を介して防盗扉６が閉位置に向け梃式に大きく傾動し
て商品搬出通路３の開口端を閉塞するとともに、商品取
出扉４が開いている限りは防盗扉６を図示の閉位置に拘
束する。したがって、この状態になると防盗扉６が邪魔
板となって商品搬出通路の先にある商品収納部に外部か
ら手などを差し入れることが不能となり、これにより不
正な商品の盗み出しが防止できる。
【００１４】しかも、商品取出扉４と中間押え板５との
間にローラ７を介在させたことにより、連係動作がスム
ーズに行われるとともに、商品取出扉４の扉板が歪んで
いたりしても防盗扉６との連係動作に支障を来すおそれ
はない。また、中間押え板５と防盗扉６との間をリンク
８を介して連結することにより、梃の原理で防盗扉６を
開位置（垂下姿勢）から開位置（水平姿勢）まで大きな
角度に揺動させることができる。
間にローラ７を介在させたことにより、連係動作がスム
ーズに行われるとともに、商品取出扉４の扉板が歪んで
いたりしても防盗扉６との連係動作に支障を来すおそれ
はない。また、中間押え板５と防盗扉６との間をリンク
８を介して連結することにより、梃の原理で防盗扉６を
開位置（垂下姿勢）から開位置（水平姿勢）まで大きな
角度に揺動させることができる。
【００１５】実施例２：図３ないし図５は本発明の請求
項２に対応する実施例を示すものである。この実施例で
は、商品取出口１に配したフラッパ形の商品取出扉４が
先記実施例１とは逆に前方に引き上げて扉を開放するよ
うに設置されている。かかる前方引き上げ式の商品取出
扉４に対して、その背後側に近接して商品搬出通路３の
開口端を開閉するフラッパ形の防盗扉６が配備されてい
る。また、商品取出扉４に対しては、その頂部中央に支
軸９の背後側に向けて突き出すカム形のアクチュエータ
４ａが設けてあり、このアクチュエータ４ａに対向して
防盗扉６の前面には傾斜状の突起６ｂが膨出形成されて
いる。さらに、図５に示すように防盗扉６には当該扉を
開放位置に向けて駆動する捩じりコイルばねとしての付
勢ばね６ｃを備えている。
項２に対応する実施例を示すものである。この実施例で
は、商品取出口１に配したフラッパ形の商品取出扉４が
先記実施例１とは逆に前方に引き上げて扉を開放するよ
うに設置されている。かかる前方引き上げ式の商品取出
扉４に対して、その背後側に近接して商品搬出通路３の
開口端を開閉するフラッパ形の防盗扉６が配備されてい
る。また、商品取出扉４に対しては、その頂部中央に支
軸９の背後側に向けて突き出すカム形のアクチュエータ
４ａが設けてあり、このアクチュエータ４ａに対向して
防盗扉６の前面には傾斜状の突起６ｂが膨出形成されて
いる。さらに、図５に示すように防盗扉６には当該扉を
開放位置に向けて駆動する捩じりコイルばねとしての付
勢ばね６ｃを備えている。
【００１６】かかる構成で、常時は図３（ａ）で表すよ
うに商品取出扉４が商品取出口１を閉じ、一方、防盗扉
６はばね６ｃの付勢で開位置に揺動して商品搬出通路３
の開口端を開放している。この状態で販売動作が行われ
ると、機内の商品収納部から搬出した商品１０が商品搬
出通路３を経て商品取出口１に送出される。ここで、商
品１０を商品取出口１から取り出すために、図３（ｂ）
で示すように商品取出扉４を手動操作により手前に引き
上げて開くと、この商品取出扉４の動きに連動してアク
チュエータ４ａが防盗扉６を後方へ蹴り出し、閉位置に
向けて反時計方向に揺動させる。これにより、防盗扉６
が商品搬出通３の開口端を塞ぐ。また、商品取出扉４を
開いている限りは防盗扉６が閉位置に拘束保持されたま
まである。したがって、この状態では実施例１と同様に
外部から商品取出口１を通じて商品搬出通路３の中に手
などを差し入れることができない。
うに商品取出扉４が商品取出口１を閉じ、一方、防盗扉
６はばね６ｃの付勢で開位置に揺動して商品搬出通路３
の開口端を開放している。この状態で販売動作が行われ
ると、機内の商品収納部から搬出した商品１０が商品搬
出通路３を経て商品取出口１に送出される。ここで、商
品１０を商品取出口１から取り出すために、図３（ｂ）
で示すように商品取出扉４を手動操作により手前に引き
上げて開くと、この商品取出扉４の動きに連動してアク
チュエータ４ａが防盗扉６を後方へ蹴り出し、閉位置に
向けて反時計方向に揺動させる。これにより、防盗扉６
が商品搬出通３の開口端を塞ぐ。また、商品取出扉４を
開いている限りは防盗扉６が閉位置に拘束保持されたま
まである。したがって、この状態では実施例１と同様に
外部から商品取出口１を通じて商品搬出通路３の中に手
などを差し入れることができない。
【００１７】実施例３：図６は本発明の請求項３に対応
する実施例を示すものである。この実施例においては、
商品取出口１に対して前方に引き上げて開くフラッパ形
の商品取出扉４，および防盗扉６が先記の実施例２と同
様に前後に並べて組み込まれているが、商品取出扉４と
その背後に近接配備した防盗扉６との間が、扉上端の各
支軸９と同心的に設けて噛み合う伝動歯車１１を介して
相互連結されている。
する実施例を示すものである。この実施例においては、
商品取出口１に対して前方に引き上げて開くフラッパ形
の商品取出扉４，および防盗扉６が先記の実施例２と同
様に前後に並べて組み込まれているが、商品取出扉４と
その背後に近接配備した防盗扉６との間が、扉上端の各
支軸９と同心的に設けて噛み合う伝動歯車１１を介して
相互連結されている。
【００１８】かかる構成で、商品取出口１から商品を取
り出すために商品取出扉４を実線で示す閉位置から鎖線
で示す開放位置に向けて前方から手前に引き上げると、
伝動歯車１１を介して防盗扉６が実線で示す開放位置か
ら鎖線で示す閉位置に向けて反時計方向に揺動し、商品
搬出通路３の開口端を閉塞する。これにより、先記実施
例２と同様な防盗機能を果たすことができる。
り出すために商品取出扉４を実線で示す閉位置から鎖線
で示す開放位置に向けて前方から手前に引き上げると、
伝動歯車１１を介して防盗扉６が実線で示す開放位置か
ら鎖線で示す閉位置に向けて反時計方向に揺動し、商品
搬出通路３の開口端を閉塞する。これにより、先記実施
例２と同様な防盗機能を果たすことができる。
【００１９】また、図７は図６の応用実施例であり、商
品取出扉４の下端には当該扉を自重で閉位置に復帰させ
るカウンターウエイト４ｂが取付けてある。かかる構成
によれば、開放位置で商品取出扉４から手を離すと、カ
ウンターウエイト４ｂの自重で商品取出扉４が閉じると
ともに、商品取出扉４と伝動歯車１１を介して連結しあ
を防盗扉６も商品取出扉の動きに従動して閉位置から開
放位置に復帰して商品搬出通路３を開放する。したがっ
て、防盗扉６に対しては図６に示した付勢ばね６ｃを省
略することができる。
品取出扉４の下端には当該扉を自重で閉位置に復帰させ
るカウンターウエイト４ｂが取付けてある。かかる構成
によれば、開放位置で商品取出扉４から手を離すと、カ
ウンターウエイト４ｂの自重で商品取出扉４が閉じると
ともに、商品取出扉４と伝動歯車１１を介して連結しあ
を防盗扉６も商品取出扉の動きに従動して閉位置から開
放位置に復帰して商品搬出通路３を開放する。したがっ
て、防盗扉６に対しては図６に示した付勢ばね６ｃを省
略することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、簡易な構造で商品の取出し性にも優れ、しかも高い
防盗機能が確保できる商品取出口の防盗装置を提供する
ことができる。特に請求項１の構成によれば、商品取出
扉と防盗扉との連係動作がスムーズに行う、また請求項
２，３の構成では商品取出扉を前方に引き上げて開くよ
うにしたので、商品取出口の奥行き寸法が小さい薄形構
成の自動販売機にも容易に対応できる利点が得られる。
ば、簡易な構造で商品の取出し性にも優れ、しかも高い
防盗機能が確保できる商品取出口の防盗装置を提供する
ことができる。特に請求項１の構成によれば、商品取出
扉と防盗扉との連係動作がスムーズに行う、また請求項
２，３の構成では商品取出扉を前方に引き上げて開くよ
うにしたので、商品取出口の奥行き寸法が小さい薄形構
成の自動販売機にも容易に対応できる利点が得られる。
【図１】本発明の実施例１に対応する商品取出扉の開放
状態を表す防盗装置の側面図
状態を表す防盗装置の側面図
【図２】図１における商品取出扉が閉じた状態を表す図
【図３】本発明の実施例２に対応する防盗装置の構成，
並びに動作の説明図であり、（ａ）は商品取出扉を閉じ
た状態図、（ｂ）は商品取出口を開放した商品取出しの
状態図
並びに動作の説明図であり、（ａ）は商品取出扉を閉じ
た状態図、（ｂ）は商品取出口を開放した商品取出しの
状態図
【図４】図３における商品取出扉の正面図
【図５】図３における防盗扉の正面図
【図６】本発明の実施例３に対応する防盗装置の構成，
並びに動作の説明図であり、（ａ）は装置全体の側面
図、（ｂ）は商品取出扉の正面図、（ｃ）は防盗扉の正
面図
並びに動作の説明図であり、（ａ）は装置全体の側面
図、（ｂ）は商品取出扉の正面図、（ｃ）は防盗扉の正
面図
【図７】図６の応用実施例の構成図であり、（ａ）は商
品取出扉の正面図、（ｂ）は防盗扉の正面図
品取出扉の正面図、（ｂ）は防盗扉の正面図
１ 商品取出口 ３ 商品搬出通路 ４ 商品取出扉 ４ａ カム形アクチュエータ ４ｂ カウンターウエイト ５ 中間押え板 ６ 防盗扉 ６ｃ 付勢ばね ７ ローラ ８ リンク １０ 商品 １１ 伝動歯車
Claims (5)
- 【請求項１】商品取出口に内方へ押し込んで開くフラッ
パ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出口防盗
装置であって、商品取出扉の背後に垂下揺動式の中間押
え板，および商品取出口に通じる商品搬出通路の開口端
を開閉するフラッパ形の防盗扉を前後に並べて併設し、
かつ前記押え板の前面には商品取出扉の裏面に当接し合
うローラを設けるとともに、押え板と防盗扉との間をリ
ンク結合し、商品取出扉の開放操作に連動して防盗扉を
閉位置に揺動させるよう構成したことを特徴とする自動
販売機の商品取出口防盗装置。 - 【請求項２】商品取出口に外方へ引き上げて開くフラッ
パ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出口防盗
装置であって、商品取出扉の背後に近接して商品取出口
に通じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の
防盗扉を併設するとともに、商品取出扉の頂部に防盗扉
と対向するカム形のアクチュエータを設け、商品取出扉
の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に揺動させるよう
構成したことを特徴とする自動販売機の商品取出口防盗
装置。 - 【請求項３】商品取出口に外方へ引き上げて開くフラッ
パ形の商品取出扉を備えた自動販売機の商品取出口防盗
装置であって、商品取出扉の背後に近接して商品取出口
に通じる商品搬出通路の開口端を開閉するフラッパ形の
防盗扉を併設するとともに、商品取出扉と防盗扉の間を
その支軸と同心的に設けた伝動歯車を介して相互連結
し、商品取出扉の開放操作に連動して防盗扉を閉位置に
揺動させるよう構成したことを特徴とする自動販売機の
商品取出口防盗装置。 - 【請求項４】請求項２，または３記載の商品取出口防盗
装置において、防盗扉に対し、該扉を開放位置に駆動す
る付勢ばねを設けたことを特徴とする自動販売機の商品
取出口防盗装置。 - 【請求項５】請求項３記載の商品取出口防盗装置におい
て、商品取出扉の先端部に、該扉を閉位置に復帰させる
カウンターウエイトを設けたことを特徴とする自動販売
機の商品取出口防盗装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12841994A JPH07334738A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動販売機の商品取出口防盗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12841994A JPH07334738A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動販売機の商品取出口防盗装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07334738A true JPH07334738A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14984301
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12841994A Pending JPH07334738A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 自動販売機の商品取出口防盗装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07334738A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4663818B1 (ja) * | 2010-08-16 | 2011-04-06 | 株式会社バンダイ | 物品取出装置における収容部侵入防止機構および物品取出装置 |
| ITBO20100399A1 (it) * | 2010-06-21 | 2011-12-22 | Microhard Srl | Dispositivo antimanomissione per distributori automatici |
| WO2015029471A1 (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-05 | 富士電機株式会社 | 自動販売機の商品取出口構造 |
| CN105261115A (zh) * | 2015-10-28 | 2016-01-20 | 江门市东吉五金制品有限公司 | 一种自动售货机三重防盗取货箱 |
| JP2020065648A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | 株式会社マーベラス | 盗難防止機構およびそれを備えるゲーム装置 |
| CN114495359A (zh) * | 2022-02-15 | 2022-05-13 | 王家群 | 一种基于功能集成关联的智能控制系统 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP12841994A patent/JPH07334738A/ja active Pending
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