JPH07334589A - 通帳記帳装置 - Google Patents

通帳記帳装置

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JPH07334589A
JPH07334589A JP12786094A JP12786094A JPH07334589A JP H07334589 A JPH07334589 A JP H07334589A JP 12786094 A JP12786094 A JP 12786094A JP 12786094 A JP12786094 A JP 12786094A JP H07334589 A JPH07334589 A JP H07334589A
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JP
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Pending
Application number
JP12786094A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Nomura
典亨 野村
Hideo Hatori
英男 羽鳥
Toshio Okabe
俊雄 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP12786094A priority Critical patent/JPH07334589A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正常に印字がなされているかを確実に確認可
能な通帳記帳装置を提供することである。 【構成】 光学式頁・行読取ユニット26の読取範囲内
に入る印字文字のドット密度を求め、ドット密度が高い
印字文字に対しては光学式頁・行読取ユニット26で読
取動作を行って印字の有無を判断する制御部28を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に金融機関にて使用
される通帳等の媒体に印字を行う装置に関するもので、
特に、印字が確実に行われたか否かを確認する機能が搭
載されたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、金融機関にて使用される媒体
の一例を表す通帳の斜視図である。図において、1は頁
マークであり、通帳の各頁毎の識別を行うために設けら
れている。2は通帳中紙における印字済行を表してお
り、日付や取引金額等が印字されるものである。
【0003】3は通帳の表紙,裏表紙に貼りつけられ、
該通帳を使用している顧客の口座番号等の情報を磁気的
に書き込んである磁気ストライプである。図12は通帳
記帳装置の概略構成を表す側面図である。図において、
4は図11で説明した通帳の挿入口、5は通帳の走行
路、6は通帳を搬送する走行ローラ、7は走行路5の途
中にあって通帳の磁気ストライプ3に対してデータの書
き込み,読み取りを行う磁気ヘッド、8は通帳に印刷さ
れている頁マーク1および印字済行2を読み取る光学式
頁・行読取ユニット、9は通帳に印字を行う印字ヘッド
である。なお、通帳記帳装置には、この他にも、通帳の
頁めくりを自動的に行うターンページユニットや、顧客
の取り忘れた通帳を収納する収納箱、新規発行する通帳
の収納箱等が備えられている。
【0004】このような構成からなる通帳記帳装置にお
いては、印字を行った場合、インクリボンが印字ヘッド
から外れたり、インクリボンの濃度が薄くなることが原
因で、印字が正確に行われないことがある。この場合、
顧客に迷惑をかけたり、最悪の場合、現金トラブルの原
因になることも考えられるため、印字を行った後には、
確実に印字を行ったかどうかを確認している。
【0005】図13は従来の通帳記帳装置の制御ブロッ
ク図で、図において、20は制御部(CPU)で、印字
ヘッド9を駆動する印字ヘッドドライバ21,走行ロー
ラ6を回転させる媒体搬送モータ22を駆動するモータ
ドライバ23を制御するとともに、光学式頁・行読取ユ
ニット8の出力から印字の有無を判断する。24はメモ
リで、印字コードに対応させてフォントデータを格納し
ている。
【0006】25は制御部20と図示しない上位装置と
の間で通信を行うための上位インタフェース(I/F)
である。図14は従来の印字確認処理の流れを表すフロ
ーチャートであり、以下に、従来の印字確認動作を説明
する。まず、印字処理においては、制御部20は上位か
ら印字電文を受信すると(SA1)、電文中の印字コー
ドに対応するフォントデータ(印字ドットに対応したデ
ータ)をメモリ24から参照し(SA2)、フォント展
開する(SA3)。
【0007】制御部20は展開された印字ドットデータ
を印字ヘッドドライバ21に送り、印字ヘッド9を駆動
して通帳に印字する(SA4)。以上により、印字処理
が終了すると、続いて印字確認処理を行う。すなわち、
制御部20は、モータドライバ23を介して媒体搬送モ
ータ22を制御して、光学式頁・行読取ユニット8の下
に通帳を搬送して該光学式頁・行読取ユニット8で読取
動作を行い(SA5)、印字があるか否かを確認する
(SA6)。このとき、印字が有ると判断すると、正常
に印字が成されているものとして処理を終了し(SA
7)、印字が無いと判断すると、印字抜けが発生してい
るものとして、上位にアラームを上げるものである(S
A8)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような通帳記帳装
置では、通帳上において印字が成された位置に対応して
光学式頁・行読取ユニットで読取動作を行わないと、印
字がない行であっても印字があるべきものとして読み取
りが行われ、印字無しと判断することで必要のないアラ
ームを発生してしまうという問題がある。
【0009】また、通帳は行の並び方向に搬送されるの
で、全ての行に対して光学式頁・行読取ユニットで読み
取りが行えるが、各行毎の文字の並び方向において該光
学式頁・行読取ユニットの読取範囲に入らない文字に対
しては読取動作が行えず、さらに、文字が読取範囲に入
る場合でも、読取範囲に入る文字が少ないと、装置の能
力の問題で印字有りと判断できない場合もあり、印字が
あるにも関わらず印字無しと判断して、必要のないアラ
ームを発生してしまうという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、正常に印字がなされているかを確実
に確認可能な通帳記帳装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の第1の発明は、通帳上に印字を行う印字手
段と、通帳上の印字を読み取る読取手段と、印字手段で
印字された文字を読取手段で読み取って、印字が成され
ているか否かを判断する制御手段を備えた通帳記帳装置
において、前記制御手段に、印字すべき文字の通帳上に
おける位置と通帳上における前記読取手段の位置から、
該読取手段の読取範囲内に入る文字のドット密度を求め
る機能と、前記求めたドット密度に応じ、ドット密度が
高い文字に対して読取手段で読取動作を行い、ドット密
度が低い文字に対しては読取動作を行わない機能とを備
えたものである。
【0012】また、第2の発明は、前記読取手段を通帳
の搬送方向と直交する方向に移動させる移動手段を備え
るとともに、前記制御手段に、印字すべき文字の通帳上
における位置と通帳上における前記読取手段の位置か
ら、該読取手段の読取範囲内に入る文字のドット密度を
求める機能と、前記求めたドット密度の中で、ドット密
度の高い文字の通帳上における位置を求める機能と、前
記求めたドット密度の高い文字の位置に読取手段を移動
させ、該文字を読み取る機能を備えたものである。
【0013】さらに、第3の発明は、前記制御手段に、
印字すべき文字の中の最終文字のドット密度を求める機
能と、この最終文字の位置を求める機能と、前記読取手
段を最終文字の位置に移動させ、前記求めたドット密度
の高低に応じて、印字の有無の判断基準を切り換える機
能とを備えたものである。
【0014】
【作用】上述した構成を有する本発明の第1の発明にお
いては、上位から印字電文が送られてくると、読取手段
の読取範囲内に入る文字のドット密度を求め、印字が行
われた後、ドット密度が高い文字に対してのみ読取手段
で読取動作を行って印字確認処理を行い、印字があると
判断されれば正常に印字がなされたものとし、印字無し
と判断されると、アラームを発生する。
【0015】また、第2の発明においては、上位から印
字電文が送られてくると、読取手段の読取範囲内に入る
文字のドット密度を求めるとともに、この求めたドット
密度の中で、ドット密度の高い文字の通帳上における位
置を求め、印字を行った後、ドット密度の高い文字の位
置に読取手段を移動させ、該文字を読み取って印字確認
処理を行い、印字があると判断されれば正常に印字がな
されたものとし、印字無しと判断されると、アラームを
発生する。
【0016】さらに、第3の発明においては、上位から
印字電文が送られてくると、印字すべき文字の中の最終
文字のドット密度を求めるとともに、この最終文字の位
置を求め、印字を行った後、読取手段を最終文字の位置
に移動させて該採取文字を読み取り、求めたドット密度
の高低に応じて、印字の有無の判断基準を切り換えて印
字確認処理を行い、印字があると判断されれば正常に印
字がなされたものとし、印字無しと判断されると、アラ
ームを発生する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、実施例を説明する。
図1は本発明の第1の実施例における通帳記帳装置の制
御ブロック図である。26は光学式頁・行読取ユニット
で、この光学式頁・行読取ユニット26は、1対の受発
光センサから構成され、発光素子から発せられた光が通
帳に反射して、その反射光が受光センサに入力されるよ
うになっている。
【0018】ここで、通帳上に印字される文字は黒色の
ドットの集合体で、受光センサとして、複数の画素を持
つCCDセンサを用いているので、各画素毎に、ドット
のある部分を読み取った時の出力とドットのない部分を
読み取った時の出力が異なり、複数画素のうち、所定数
以上がドットあり、すなわち“黒”を検出すると、印字
があるものと判断するようになっている。
【0019】27はメモリで、このメモリ27には、通
帳上における前記光学式頁・行読取ユニット26の位置
を表す読取位置データ27aと、通帳上における印字ヘ
ッド9の位置を表す印字位置データ27bと、光学式頁
・行読取ユニット26による読取範囲内に展開される文
字の印字ドットデータの密度を計算するためのドット密
度変換テーブル27cと、印字コードに対応させたフォ
ントデータ27dを格納している。
【0020】28は制御部(CPU)で、前記光学式頁
・行読取ユニット26の出力および前記メモリ27に格
納されているデータに基づき、印字ヘッド9を駆動する
印字ヘッドドライバ21,光学式頁・行読取ユニット2
6および走行ローラ6を回転させる媒体搬送モータ22
を駆動するモータドライバ23を制御する。25は制御
部28と図示しない上位装置との間で通信を行うための
上位インタフェース(I/F)である。
【0021】図2は第1の実施例における印字確認処理
の流れを表すフローチャートで、以下に、第1の実施例
の作用を説明する。まず、制御部28が上位から印字電
文を受信すると(SB1)、該制御部28は電文中の印
字コードに対応するフォントデータ27d(印字ドット
に対応したデータ)をメモリ27から参照し(SB
2)、フォント展開する(SB3)。一方、メモリ27
内には、上述したように、読取位置データ27aと印字
位置データ27bが情報として格納されており、制御部
28は、この情報から、あらかじめ、光学式頁・行読取
ユニット26による各行毎の読取位置に相当する部分に
印字される印字ドットデータのアドレスの範囲を計算し
ておく。そして、制御部28は、フォント展開された印
字ドットデータの中で、このアドレス範囲内に入る印字
ドットデータの密度を、メモリ27内のドット密度変換
テーブル27cを参照して計算する(SB4)。ここ
で、図3はドット密度変換テーブル27cを表す説明図
で、このドット密度変換テーブル27cはフォントデー
タに対応させて印字ドット数が格納してある。
【0022】制御部28は、この計算結果から、求めた
ドット密度があらかじめ設定してある値以上か否かを判
断し(SB5)、設定値よりドット密度が高い行に対し
ては、印字があるものとして、印字有りフラグをONと
する(SB6)。また、設定値よりドット密度が低い行
に対しては、印字があっても印字無しと判断してしまう
可能性があるので、印字がないものとして、印字有りフ
ラグをOFFとする(SB7)。
【0023】これらの処理と並行して、制御部28は展
開された印字ドットデータを印字ヘッドドライバ21に
送り、印字ヘッド9を駆動して通帳に印字を行い(SB
8)、印字処理が終了する。印字処理が終了すると、続
いて印字確認処理を行う。印字確認処理において、制御
部28は、上述した印字有りフラグの状態を参照し(S
B9)、印字有りフラグがONの行に対しては、印字確
認処理を行う(SB10)。すなわち、制御部28は、
モータドライバ23を介して媒体搬送モータ22を制御
して、光学式頁・行読取ユニット26の下に通帳を搬送
し、印字行を該光学式頁・行読取ユニット26で読み取
って、印字した行に印字があるか確認を行う(SB1
1)。
【0024】そして、制御部28は、光学式頁・行読取
ユニット26の出力から印字があると判断すると、印字
が正常に行われたものとして正常終了とし(SB1
2)、印字がないと判断すると、印字抜け等、印字が正
常に行われなかったものとして、上位にアラームを上げ
て終了する(SB13)。また、上記SB9で印字有り
フラグがOFFの場合は、印字がないものとして、印字
確認動作は行わず正常終了(SB12)とする。
【0025】図4は通帳上における読取範囲アドレスの
計算方法を表す説明図であり、以下の説明では、1文字
15カラム、1カラム3バイトデータから構成される場
合を例にとる。なお、本実施例は、上記数値に限定され
るものではない。図において、101は通帳、102は
通帳101上の印字文字、103は図1で説明した光学
式頁・行読取ユニット26による1行毎の読取範囲を表
しており、ここでは、例として、読取範囲が印字文字6
文字分の場合を表している。
【0026】L1は印字基準点から印字1文字目までの
距離、L2は印字改桁ピッチ、l1は光学式頁・行読取
ユニット基準点から読取位置までの距離、l2は読取範
囲の距離を表している。ここで、上記L1,L2,l
1,l2は物理的にあらかじめ決められている距離であ
り、これが、図1で説明したメモリ27内の読取位置デ
ータ27a,印字位置データ27bとして格納されてい
る。
【0027】以下に計算方法を説明すると、例として、
読取範囲を印字文字6文字分としているため、l2/L
2=6であり、(l1−L1)/L2にて何文字目から
行読取範囲内に入るか算出できる。したがって、(l1
−L1)/L2文字目から(l2/L2)文字分のデー
タが読取範囲内の読取対象文字となる。一方、印字デー
タは、例として、1文字15カラム、1カラム3バイト
としているため、1文字分のデータ量は、15カラム×
3バイト=45バイトで構成される。このことから、印
字ドット密度を計算するアドレスは、印字ドットデータ
の相対アドレスで、45バイト×(l1−L1)/L2
目のデータから、45バイト×l2/L2分のデータと
なる。
【0028】以上の方法で印字ドット密度計算範囲を算
出しておき、印字を行う度に図3で説明したテーブルを
用いてドット密度を計算する。例えば、印字文字6文字
分が読取対象の場合、読取範囲全体のドット数は、15
カラム×3バイト×8ドット×6文字=2160ドット
となり、印字ドットデータと図3のテーブルから求めら
れた値を合計した値をこの2160で割った結果が印字
ドット密度となって、この結果から印字確認処理を行う
か否か判断するものである。
【0029】図5は本発明の第2の実施例における通帳
記帳装置の制御ブロック図である。31は光学式頁・行
読取ユニットで、この光学式頁・行読取ユニット31
は、第1の実施例と同様に、1対の受発光センサから構
成され、発光素子から発せられた光が通帳に反射して、
その反射光が受光センサに入力されるようになってい
る。
【0030】ここで、通帳上に印字される文字は黒色の
ドットの集合体で、受光センサとして、複数の画素を持
つCCDセンサを用いているので、各画素毎に、ドット
のある部分を読み取った時の出力とドットのない部分を
読み取った時の出力が異なり、複数画素のうち、所定数
以上がドットあり、すなわち“黒”を検出すると、印字
があるものと判断するようになっている。
【0031】32は光学式頁・行読取ユニット移動モー
タで、この光学式頁・行読取ユニット移動モータ32に
より、前記光学式頁・行読取ユニット31は、通帳の搬
送方向と直交する文字の並び方向に移動可能となってお
り、行のどの位置に印字が成されていても、これを読み
取ることができるようになっている。図6は上述した光
学式頁・行読取ユニットの移動機構を示す説明図で、3
2は上述した光学式頁・行読取ユニット移動モータ、3
2aは上述した光学式頁・行読取ユニット31が取り付
けられ、この光学式頁・行読取ユニット移動モータ32
によって回転するベルト、32bは光学式頁・行読取ユ
ニット31を水平移動可能に支持するシャフトで、光学
式頁・行読取ユニット移動モータ32が回転することに
より、光学式頁・行読取ユニット31はシャフト32b
にガイドされて、通帳上における文字の並び方向に沿っ
て移動する。
【0032】また、光学式頁・行読取ユニット31は、
上述したように発光センサ31aと受光センサ32bと
から構成され、発光センサ31aが発した光が通帳に反
射して受光センサ32aに入射されるように、それぞれ
の取り付け位置,角度が決められている。図5に戻り、
33はメモリで、このメモリ33には、通帳上における
前記光学式頁・行読取ユニット31の位置を表す読取位
置データと、通帳上における印字ヘッド9の位置を表す
印字位置データと、光学式頁・行読取ユニット31によ
る読取範囲内に展開される文字の印字ドットデータの密
度を計算するためのドット密度変換テーブルと、印字コ
ードに対応させたフォントデータを格納している。
【0033】34は制御部で、前記光学式頁・行読取ユ
ニット31の出力および前記メモリ33に格納されてい
るデータに基づき、印字ヘッド9を駆動する印字ヘッド
ドライバ21,光学式頁・行読取ユニット31,該光学
式頁・行読取ユニット31を移動させる光学式頁・行読
取ユニット移動モータ32を駆動するモータドライバ3
5および走行ローラ6を回転させる媒体搬送モータ22
を駆動するモータドライバ23を制御する。
【0034】25は制御部34と図示しない上位装置と
の間で通信を行うための上位インタフェース(I/F)
である。図7は第2の実施例における印字確認処理の流
れを表すフローチャートで、以下に、第2の実施例の作
用を説明する。まず、制御部34が上位から印字電文を
受信すると(SC1)、該制御部34は電文中の印字コ
ードに対応するフォントデータ(印字ドットに対応した
データ)をメモリ33から参照し(SC2)、フォント
展開する(SC3)。一方、メモリ33内には、上述し
たように、読取位置データと印字位置データが情報とし
て格納されており、制御部34は、この情報から、あら
かじめ、光学式頁・行読取ユニット31による読取位置
に相当する部分に印字される印字ドットデータのアドレ
スの範囲を計算しておき、読取位置サーチ処理を実行す
る(SC4)。
【0035】読取位置サーチ処理は、まず、制御部34
はフォント展開した印字ドットデータを上記読取範囲相
当のデータ量に切り出し(SC5)、この範囲内におけ
る印字ドットデータ密度を、第1の実施例と同様にして
メモリ33内のドット密度変換テーブルを参照して計算
する(SC6)。続いて、制御部34は、この計算結果
から、求めたドット密度があらかじめ設定してある値以
上か否かを判断し(SC7)、設定値よりドット密度が
高い場合は、このドット密度の高い範囲の位置を記憶
し、この範囲に対応する光学式頁・行読取ユニット31
の位置を、計算あるいはあらかじめ設定してあるテーブ
ルを参照する等により求める(SC8)。
【0036】また、求めたドット密度が設定値より低い
場合は、次のデータを切り出し(SC9)、上記と同様
にしてドット密度を計算して、設定値以上のデータ範囲
を見つけるまで上記手順を繰り返し、設定値以上のデー
タ範囲を見つけた時点でその位置を記憶し、これに対応
した光学式頁・行読取ユニット31の位置を求める。こ
の読取位置サーチ処理と並行して、制御部34は展開さ
れた印字ドットデータを印字ヘッドドライバ21に送
り、印字ヘッド9を駆動して通帳に印字を行い(SC1
0)、読取位置サーチ処理および印字処理が終了する
と、続いて印字確認処理を行う。
【0037】印字確認処理において、制御部34はモー
タドライバ35を介して光学式頁・行読取ユニット移動
モータ32を制御するとともにモータドライバ23を介
して媒体搬送モータ22を制御して、上述した読取位置
サーチ処理で求めたドット密度の高い位置に光学式頁・
行読取ユニット31を移動させ(SC11)、印字行を
該光学式頁・行読取ユニット31で読み取って(SC1
2、印字した行に印字があるか確認を行う(SC1
3)。
【0038】そして、制御部34は、光学式頁・行読取
ユニット31の出力から印字があると判断すると、印字
が正常に行われたものとして正常終了とし(SC1
4)、印字がないと判断すると、印字抜け等、印字が正
常に行われなかったものとして、上位にアラームを上げ
て終了する(SC15)。図8は本発明の第3の実施例
における通帳記帳装置の制御ブロック図である。
【0039】31は上述した第2の実施例と同様の光学
式頁・行読取ユニットである。すなわち、光学式頁・行
読取ユニット31は、1対の受発光センサから構成さ
れ、発光素子から発せられた光が通帳に反射して、その
反射光が受光センサに入力されるようになっている。そ
して、通帳上に印字される文字は黒色のドットの集合体
で、受光センサとして、複数の画素を持つCCDセンサ
を用いているので、各画素毎に、ドットのある部分を読
み取った時の出力とドットのない部分を読み取った時の
出力が異なり、複数画素のうち、所定数以上がドットあ
り、すなわち“黒”を検出すると、印字があるものと判
断するようになっている。
【0040】32は光学式頁・行読取ユニット移動モー
タで、この光学式頁・行読取ユニット移動モータ32に
より、前記光学式頁・行読取ユニット31は、通帳の搬
送方向と直交する文字の並び方向に移動可能となってお
り、行のどの位置に印字が成されていても、これを読み
取ることができるようになっている。なお、光学式頁・
行読取ユニット31を移動させる機構の詳細は、図6で
説明したものと同様である。
【0041】36はメモリで、このメモリ36には、通
帳上における前記光学式頁・行読取ユニット31の位置
を表す読取位置データと、通帳上における印字ヘッド9
の位置を表す印字位置データと、光学式頁・行読取ユニ
ット31による読取範囲内に展開され、一回の印字動作
毎に最後に印字される文字の印字ドットデータの密度を
計算するためのドット密度変換テーブルと、印字コード
に対応させたフォントデータを格納している。
【0042】37は制御部で、前記光学式頁・行読取ユ
ニット31の出力および前記メモリ36に格納されてい
るデータに基づき、印字ヘッド9を駆動する印字ヘッド
ドライバ21,光学式頁・行読取ユニット31,該光学
式頁・行読取ユニット31を移動させる光学式頁・行読
取ユニット移動モータ32を駆動するモータドライバ3
5および走行ローラ6を回転させる媒体搬送モータ22
を駆動するモータドライバ23を制御する。
【0043】25は制御部36と図示しない上位装置と
の間で通信を行うための上位インタフェース(I/F)
である。図9は第3の実施例における印字確認処理の流
れを表すフローチャートで、以下に、第3の実施例の作
用を説明する。まず、制御部37が上位から印字電文を
受信すると(SD1)、該制御部37は電文中の印字コ
ードに対応するフォントデータ(印字ドットに対応した
データ)をメモリ36から参照し(SD2)、フォント
展開する(SD3)。また、制御部37は、電文中のス
ペース以外の最終文字を取り出し(SD4)、この文字
の印字ドットデータから、最終文字一文字分のドット密
度を、メモリ36内のドト密度変換テーブルを参照して
計算し(SD5)、これを記憶しておく。なお、上記ド
ット密度は、計算式によって求めてもよい。
【0044】さらに、制御部37は、この最終文字のと
ころに光学式頁・行読取ユニット31を位置づけるため
に、該最終文字の位置に対応する光学式頁・行読取ユニ
ット31の位置を、計算あるいはあらかじめ設定してあ
るテーブルを参照する等により求める(SD6)。ま
た、制御部37は、この動作と並行して、展開された印
字ドットデータを印字ヘッドドライバ21に送り、印字
ヘッド9を駆動して通帳に印字を行い(SD7)、印字
処理が終了すると、続いて印字確認処理を行う。
【0045】印字確認処理において、制御部37はモー
タドライバ35を介して光学式頁・行読取ユニット移動
モータ32を制御するとともにモータドライバ23を介
して媒体搬送モータ22を制御して、上記求めた最終文
字の位置に光学式頁・行読取ユニット31を移動させる
(SD8)。そして、制御部37は最終文字を光学式頁
・行読取ユニット31で読み取り(SD9)、上記求め
た最終文字のドット密度に応じた判断基準で印字の有無
を判断する(SD10)。
【0046】すなわち、図10は第3の実施例における
ドット密度と印字有無判断基準の関係を表すグラフであ
り、本実施例の光学式頁・行読取ユニット31の受光セ
ンサを構成するCCDセンサで印字文字を読み取った場
合、ドット密度が高くなるにつれて、“黒”(印字あ
り)を検出する画素数が多くなる。このため、制御部3
7は、“黒”を検出した画素数がある値以上となると、
印字有りと判断するようになっており、この印字ありと
判断する画素数を、印字ドット密度がある値以上であれ
ば、ある設定値に固定し、ドット密度がこれ以下である
場合は、ドット密度の減少による黒検出画素数の減少に
応じて、減少させるものである。これにより、最終文字
のドット密度が設定値以上である場合は、制御部37
は、固定された数以上の画素が“黒”を検出すると印字
有りと判断し、最終文字のドット密度が設定値以下であ
る場合は、ドット密度に応じて印字ありと判断するのに
必要な黒検出画素数を減らして、この画素数以上“黒”
を検出していると、印字ありと判断するようになってい
る。なお、このドット密度と“黒”検出画素数の関係
は、計算式あるいはあらかじめテーブルとして設定して
おく。
【0047】そして、上述したように印字ドット密度に
応じた判断基準で印字の有無を判断した結果、印字があ
ると判断すると、印字が正常に行われたものとして正常
終了とし(SD11)、印字がないと判断すると、印字
抜け等、印字が正常に行われなかったものとして、上位
にアラームを上げて終了する(SD12)。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
読取手段の読取範囲内に入る文字のドット密度を求め、
ドット密度が高い文字に対してのみ読取動作を行って印
字確認処理を行うようにしたので、印字の無い部分や印
字があっても印字有りと判断できないようなドット密度
の低い文字に対して印字確認処理を行って、正常に印字
が成されているにもかかわらず、印字が正常に行われな
かったと判断して誤ったアラームを発生するという問題
がなくなり、安定した印字確認処理を行うことができる
という効果を有する。
【0049】また、読取手段の読取範囲内に入る文字の
ドット密度を求め、この求めたドット密度の中で、ドッ
ト密度の高い文字の位置を求めて、このドット密度の高
い文字の位置に読取手段を移動させて読取動作を行い、
印字確認処理を行うようにしたので、通帳上のどの位置
に印字があっても確実に印字確認が行え、安定した印字
確認処理が行えるという効果を有する。
【0050】さらに、印字すべき文字の中の最終文字の
ドット密度を求め、読取手段を最終文字の位置に移動さ
せ、求めたドット密度の高低に応じて、印字の有無の判
断基準を切り換えることとしたので、どのような文字で
あっても確実に印字確認処理が行え、また、最終文字以
前の全ての文字について印字の保証が可能となって、安
定した印字確認処理が行えるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における通帳記帳装置の
制御ブロック図である。
【図2】第1の実施例における印字確認処理の流れを表
すフローチャートである。
【図3】ドット密度変換テーブルを表す説明図である。
【図4】通帳上における読取範囲アドレスの計算方法を
表す説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例における通帳記帳装置の
制御ブロック図である。
【図6】光学式頁・行読取ユニットの移動機構を示す説
明図である。
【図7】第2の実施例における印字確認処理の流れを表
すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施例における通帳記帳装置の
制御ブロック図である。
【図9】第3の実施例における印字確認処理の流れを表
すフローチャートである。
【図10】ドット密度と印字有無判断基準の関係を表す
グラフである。
【図11】金融機関にて使用される媒体の一例を表す通
帳の斜視図である。
【図12】通帳記帳装置の概略構成を表す側面図であ
る。
【図13】従来の通帳記帳装置の制御ブロック図であ
る。
【図14】従来の印字確認処理の流れを表すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
26 光学式頁・行読取ユニット 27 メモリ 28 制御部 31 光学式頁・行読取ユニット 32 光学式頁・行読取ユニット移動モータ 33 メモリ 34 制御部 36 メモリ 37 制御部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B41J 13/26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通帳上に印字を行う印字手段と、 通帳上の印字を読み取る読取手段と、 印字手段で印字された文字を読取手段で読み取って、印
    字が成されているか否かを判断する制御手段を備えた通
    帳記帳装置において、 前記制御手段に、 印字すべき文字の通帳上における位置と通帳上における
    前記読取手段の位置から、該読取手段の読取範囲内に入
    る文字のドット密度を求める機能と、 前記求めたドット密度に応じ、ドット密度が高い文字に
    対して読取手段で読取動作を行い、ドット密度が低い文
    字に対しては読取動作を行わない機能とを備えたことを
    特徴とする通帳記帳装置。
  2. 【請求項2】 通帳上に印字を行う印字手段と、 通帳上の印字を読み取る読取手段と、 印字手段で印字された文字を読取手段で読み取って、印
    字が成されているか否かを判断する制御手段を備えた通
    帳記帳装置において、 前記読取手段を通帳の搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる移動手段を備えるとともに、 前記制御手段に、 印字すべき文字の通帳上における位置と通帳上における
    前記読取手段の位置から、該読取手段の読取範囲内に入
    る文字のドット密度を求める機能と、 前記求めたドット密度の中で、ドット密度の高い文字の
    通帳上における位置を求める機能と、 前記求めたドット密度の高い文字の位置に読取手段を移
    動させ、該文字を読み取る機能を備えたことを特徴とす
    る通帳記帳装置。
  3. 【請求項3】 通帳上に印字を行う印字手段と、 通帳上の印字を読み取る読取手段と、 印字手段で印字された文字を読取手段で読み取って、印
    字が成されているか否かを判断する制御手段を備えた通
    帳記帳装置において、 前記読取手段を通帳の搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる移動手段を備えるとともに、 前記制御手段に、 印字すべき文字の中の最終文字のドット密度を求める機
    能と、 この最終文字の位置を求める機能と、 前記読取手段を最終文字の位置に移動させ、前記求めた
    ドット密度の高低に応じて、印字の有無の判断基準を切
    り換える機能とを備えたことを特徴とする通帳記帳装
    置。
JP12786094A 1994-06-09 1994-06-09 通帳記帳装置 Pending JPH07334589A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10445708B2 (en) 2014-10-03 2019-10-15 Ecoatm, Llc System for electrically testing mobile devices at a consumer-operated kiosk, and associated devices and methods

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10445708B2 (en) 2014-10-03 2019-10-15 Ecoatm, Llc System for electrically testing mobile devices at a consumer-operated kiosk, and associated devices and methods

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