JP2005269057A - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】関連する複数の画像データを関連付けして管理する必要のない画像読取装置を得る。
【解決手段】画像読取装置は小切手Sの表面と裏面夫々の画像を読み取って得られた各画像データを結合して1つの画像ファイルfとしてデータ処理装置に送信する。データ処理装置は、画像読取装置から送信された小切手両面の画像データを単一画像ファイルとして扱う。また、画像読取装置は表面と裏面の各画像データを結合する前に表面画像データにフラグFGを付加する。これによりデータ処理装置は該フラグFGを参照して1つの画像ファイルを表面画像g1と裏面画像g2の画像データに分離することができる。
【選択図】 図7
【解決手段】画像読取装置は小切手Sの表面と裏面夫々の画像を読み取って得られた各画像データを結合して1つの画像ファイルfとしてデータ処理装置に送信する。データ処理装置は、画像読取装置から送信された小切手両面の画像データを単一画像ファイルとして扱う。また、画像読取装置は表面と裏面の各画像データを結合する前に表面画像データにフラグFGを付加する。これによりデータ処理装置は該フラグFGを参照して1つの画像ファイルを表面画像g1と裏面画像g2の画像データに分離することができる。
【選択図】 図7
Description
本発明は、小切手の決済処理を行う小切手決済システムに用いて好適な画像読取装置及び画像読取方法に関する。
従来、上述した小切手決済システムが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1で開示された小切手決済システムでは、小切手の表面画像と裏面画像を読み取ってそれぞれを異なるデータとしてホストコンピュータを備えたデータ処理装置に送信するようにしている。
特許文献1で開示された小切手決済システムでは、小切手の表面画像と裏面画像を読み取ってそれぞれを異なるデータとしてホストコンピュータを備えたデータ処理装置に送信するようにしている。
しかしながら、従来の小切手決済システムにおいては、小切手の表面画像と裏面画像を読み取って夫々を異なる画像データとしてデータ処理装置に送信するようにしているため、データ処理装置のホストコンピュータでは、同一小切手の表面側と裏面側の画像データであることが判るように、ファイル名やファイルヘッダデータ等の識別情報を用いて管理するようにしなければ、使用するアプリケーションによっては、同一の小切手に対するデータであるか否かが判別できない可能性があるという問題がある。
図13は、上記課題を図に示したものであり、小切手処理装置となる画像読取装置側で読み取られた小切手の表面画像g1と裏面画像g2が2つの異なる画像データとしてレジスタ装置となるデータ処理装置側に送信され、データ処理装置側で2つの異なる画像データとして、それぞれのファイル名(G04012001A、G04012001B)で保存される。この際、これらの画像データは、データ処理装置において関連付けして管理される。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、小切手の表面を読み取ることで得られる表面画像データと裏面を読み取ることで得られる裏面画像データのように、関連する複数の画像データを関連付けて管理する必要のない画像読取装置及び画像読取方法を提供することを目的とする。
上記目的は下記構成又は方法により達成される。
(1) 画像を読み取る画像読取手段を具備する画像読取装置において、前記画像読取手段にて少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手段と、前記画像結合手段にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
(1) 画像を読み取る画像読取手段を具備する画像読取装置において、前記画像読取手段にて少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手段と、前記画像結合手段にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
(2) 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像を読み取る画像読取手段を具備する画像読取装置において、前記画像読取手段にて読み取られた前記印刷物の両面印刷画像のデータ夫々を分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手段と、前記画像結合手段にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手段と、を具備することを特徴とする。
(3) 上記(2)に記載の画像読取装置であって、前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識手段と、認識された磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを有する文字画像データテンプレート手段と、を具備し、前記画像結合手段は、前記画像読取手段で前記印刷物の両面印刷画像が読み取られると共に、前記磁気文字認識手段にて磁気文字が認識された場合、認識された磁気文字に対応する文字画像データを前記文字画像データテンプレート手段から取得し、取得した文字画像データを含めて前記印刷物の両面印刷画像のデータを1つの画像ファイルとして結合することを特徴とする。
(4) 外部機器から送信されたデータを受信するデータ受信手段を具備するデータ処理装置であって、前記データ受信手段にて受信されたデータを記憶するデータ記憶手段と、複数の画像データが1つに結合されてなる画像ファイルが受信された場合、該画像ファイルを前記データ記憶手段に記憶させるデータ記憶制御手段と、前記画像ファイルに識別情報が含まれている場合、該識別情報に従って前記画像ファイルを元の複数の画像データに分離するデータ分離手段と、を具備することを特徴とする。
(5) 小切手の決済処理を行う小切手決済システムであって、上記(1)から(3)のいずれかに記載の画像読取装置と、上記(4)に記載のデータ処理装置と、を具備することを特徴とする。
(6) 画像の読み取りを行う画像読取工程を具備する画像読取方法において、前記画像読取工程で少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を後に分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合工程と、前記画像結合工程で生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信工程と、を具備することを特徴とする。
(7) 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像の読み取りを行う画像読取工程を具備する画像読取方法において、前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識工程と、前記磁気文字認識工程で磁気文字が認識された場合、磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを用いて、前記認識された磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得工程と、前記画像読取工程で少なくとも2つの関連する画像が読み取られた場合、それらの画像のデータを後に分別できるように識別情報を付加し、さらに前記文字画像データ取得工程で取得された文字画像データを付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合工程と、前記画像結合工程にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信工程と、を具備することを特徴とする。
(8) 画像を読み取る画像読取手順を有する画像読取プログラムにおいて、前記画像読取手順にて少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を後に分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手順と、前記画像結合手順にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手順と、を有し、コンピュータに前記各手順を実行させることを特徴とする。
(9) 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像の読み取りを行う画像読取手順を有する画像読取プログラムにおいて、前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識手順と、前記磁気文字認識手順で磁気文字が認識された場合、磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを用いて、前記認識された磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得手順と、前記画像読取手順で少なくとも2つの関連する画像が読み取られた場合、それらの画像のデータを後に分別できるように識別情報を付加し、さらに前記文字画像データ取得手順で取得された文字画像データを付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手順と、前記画像結合手順にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手順と、を有し、コンピュータに前記各手順を実行させることを特徴とする。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る小切手決済システムの概観図であり、図2は小切手決済システムを構成する画像読取装置における用紙搬送路を示す模式図であり、図3は画像読取装置の内部構造を示す上面から見た模式図であり、図4及び図5は筐体を取り除いた画像読取装置の斜視図である。
この実施の形態の小切手決済システムは、小切手処理装置となる画像読取装置100と、レジスタ装置となるデータ処理装置200とを備えて構成される。
(画像読取装置100の構造)
図1に示すように、画像読取装置100は、給紙部3に装填される第1の読み取り媒体である小切手Sを筐体1aに形成された用紙搬送路P1に沿って搬送し、またカード挿入口20から挿入される第2の読み取り媒体であるカードCを同じく筐体1aに形成された用紙搬送路P2に沿って搬送可能に構成されている。具体的には、画像読取装置100は、用紙搬送路P1に沿って小切手Sを搬送しながら小切手S上の画像及び、小切手Sに印字された磁気文字を読み取り、かつ小切手S上への印字を行うとともに、用紙搬送路P2に沿ってカードCを搬送しながらカードC上の画像(IDデータ)を読み取ることができる、画像及び磁気文字の読み取りが可能な印刷装置と云える。
図1に示すように、画像読取装置100は、給紙部3に装填される第1の読み取り媒体である小切手Sを筐体1aに形成された用紙搬送路P1に沿って搬送し、またカード挿入口20から挿入される第2の読み取り媒体であるカードCを同じく筐体1aに形成された用紙搬送路P2に沿って搬送可能に構成されている。具体的には、画像読取装置100は、用紙搬送路P1に沿って小切手Sを搬送しながら小切手S上の画像及び、小切手Sに印字された磁気文字を読み取り、かつ小切手S上への印字を行うとともに、用紙搬送路P2に沿ってカードCを搬送しながらカードC上の画像(IDデータ)を読み取ることができる、画像及び磁気文字の読み取りが可能な印刷装置と云える。
まず、画像読取装置100の具体的な構造について説明する。
図2に示すように、第1用紙搬送路P1は、略U字型形状を有しており、また第2用紙搬送路P2は、カードCを搬送する直線形状をなしている。第1用紙搬送路P1と第2用紙搬送路P2は、U形状の底の部分に相当する部位で共通となっており、以下の説明では、この部位を中間搬送路Mと呼ぶこととする。この中間搬送路Mには、各種読取装置が設けられている。各種読取装置の詳細については後述する。
図2に示すように、第1用紙搬送路P1は、略U字型形状を有しており、また第2用紙搬送路P2は、カードCを搬送する直線形状をなしている。第1用紙搬送路P1と第2用紙搬送路P2は、U形状の底の部分に相当する部位で共通となっており、以下の説明では、この部位を中間搬送路Mと呼ぶこととする。この中間搬送路Mには、各種読取装置が設けられている。各種読取装置の詳細については後述する。
第1用紙搬送路P1は、図2に示すように、外側ガイド2aと内側ガイド2bによって画成され、外側ガイド2aと内側ガイド2bとの間の空間である搬送部2c内に小切手Sが搬送されるように構成されている。小切手Sは、図3の矢印Aの方向から給紙部3を介して第1用紙搬送路P1に挿入される。給紙部3は、複数枚の小切手Sを連続的に装填可能に構成されており、小切手Sを一枚ずつ第1用紙搬送路P1内に送り出すことが可能である。
第1用紙搬送路P1には、小切手Sの搬送を行うための搬送機構として、中間搬送路Mの上流側に位置する第1搬送ローラ6、中間搬送路M中に位置する中間搬送ローラ16、中間搬送路Mの下流側に位置する第2搬送ローラ7がそれぞれ設けられている。第1搬送ローラ6は、図3に示すように、駆動ローラ6aと、この駆動ローラ6aに対向配置されて従動する押し付けローラ6bとを備える。また、第2搬送ローラ7は、図3に示すように、駆動ローラ7aと、この駆動ローラ7aに対向配置されて従動する押し付けローラ7bとを備える。また、中間搬送ローラ16は、図3に示すように、第1用紙搬送路P1と交差する軸に支持された上部押えローラ16a及び下部押えローラ16bの2個の押えローラと、これらの押えローラ16a、16bと対向配置された1個の駆動ローラ17とを備える。
第1用紙搬送路P1内に送り出された小切手Sは、図3に示すように、第1搬送ローラ6、中間搬送ローラ16並びに第2搬送ローラ7によって中間搬送路M内を搬送され、排出ローラ8を介して矢印Bの方向へ排出口4から排出される。また、本実施の形態では、図4に示すように、第1用紙搬送路P1の底部位置は処理装置内の基底部から離間した高さH1に保たれており、小切手Sは中間搬送路Mを含む第1用紙搬送路P1の底部に沿って高さH1を基準とした状態で搬送される。
ここで、中間搬送ローラ16に関しては、小切手Sの幅(高さ)が所定長さより短ければ、下部押えローラ16bと駆動ローラ17とが小切手Sの搬送に寄与し、一方小切手Sの幅が所定長さ以上であれば上部押えローラ16aと下部押えローラ16bの双方と駆動ローラ17とによって小切手Sは搬送される。
一方、第2用紙搬送路P2は、図2および図3に示すように、中間搬送路Mと、その両端に連通するカード挿入口20及びカード逆転路21とから構成されている。
カード挿入口20は、カードCを中間搬送路Mに挿入するための挿入口である。カード挿入口20の下方には、図3および図4に示すように、下部ガイド24及び24aが設けられている。この下部ガイド24及び24aは、外側ガイド2aの一部を構成するとともに、カードCの下端部の高さをH2に保ち、カードCは、この下部ガイド24に案内されて、中間搬送路Mに挿入され、高さH2を基準とした状態で搬送される。すなわち、第2用紙搬送路P2の下部位置は、この下部ガイド24及び24aを基準として処理装置内の基底部から離間した高さH2に保たれている。なお、高さH1に保たれて第1用紙搬送路P1を搬送される小切手Sは、この下部ガイド24aにより進行方向が曲げられて、排出口4の方に搬送される。
上部押えローラ16aは、第2用紙搬送路P2の高さH2よりも上方に取り付けられており、中間搬送路M内に搬送されたカードCは、この上部押えローラ16aと駆動ローラ17とによって中間搬送路M内を搬送される。
カード逆転路21は、図2に示すように、中間搬送路Mの左側延長線に沿って形成された直線ガイド21a及び21bによって形成されている。図3、図5に示すように、このカード逆転路21の端部21c近傍には正逆転搬送ローラ22が設けられている。この正逆転搬送ローラ22は、中間搬送路Mから搬送されたカードCを所定長さだけカード逆転路21の端部21cから張り出させるように搬送し、そして端部21cから張り出したカードCを再度中間搬送路Mに戻すように搬送する。
具体的に、カードCは、カード挿入口20から中間搬送路M内に挿入されると、上部押えローラ16aと駆動ローラ17によってカード逆転路21まで搬送される。そして、カードCは、このカード逆転路21から正逆転搬送ローラ22によって逆転搬送され、中間搬送路Mを通ってカード挿入口20から排出される。このとき、カードCは、第2用紙搬送路P2内を下端部が高さH2に保たれた状態で搬送される。本実施の形態では、第2用紙搬送路P2の高さH2は、第1用紙搬送路P1の高さH1よりも高い位置に配置されている。まとめると、カードCは、中間搬送路M内を小切手Sよりも上方を通って搬送される。
このように画像読取装置100では、小切手SとカードCの搬送高さを変えることによって、特別な切り替え装置等を設けずに、U字型の第1用紙搬送路と直線状の第2用紙搬送路とに異なる種類の読み込み媒体を搬送することができる。小切手S及びカードCの搬送についての説明は以上である。
中間搬送路Mには、画像読み取りを行う第1の画像読み取りセンサ11及び第2の画像読み取りセンサ12が設置されている。第1の画像読み取りセンサ11及び第2の画像読み取りセンサ12は、それぞれCIS(Contact Image Sensor)タイプの画像読み取りセンサであり、中間搬送路Mを搬送される小切手S又はカードCの一面に光を照射し、小切手S又はカードC上で反射した光を受光する。第1の画像読み取りセンサ11及び第2の画像読み取りセンサ12は、中間搬送路M内を搬送される小切手S又はカードC上の画像を1ラインずつ読み取ることにより、小切手S又はカードCの二次元画像を取得する。
第1用紙搬送路P1には、小切手Sの後端を検出するBOF(Bottom Of Form)検出器9とTOF(Top Of Form)検出器10が設けられている。BOF検出器9は、給紙部3と第1搬送ローラ6との間に設けられており、給紙部3から挿入された小切手Sを検出するととともに、小切手SがBOF検出器9を通過した時点を検出して、小切手Sの後端を検知する。TOF検出器10は、第1搬送ローラ6と第1の画像読み取りセンサ11との間に設けられており、小切手Sの先端を検出するように構成されている。このように、BOF検出器9、TOF検出器10により、小切手Sの先端・後端を検出することにより、小切手Sの長さを正確に測定することができる。
画像読取装置100は、このBOF検出器9とTOF検出器10とによる小切手Sの検出長に応じて動作するように構成されている。即ち、画像読み取りセンサ11及び12による小切手Sの読み取りの開始・停止は、BOF検出器9、TOF検出器10の出力に基づいて制御される。なお、画像読み取りセンサ11、12のいずれか一方を、小切手Sの先端を検出する検出器として用いても良く、この場合、TOF検出器10は省略できる。
また、第2搬送ローラ7と排出ローラ8との間であって、第1用紙搬送路P1に沿った直線領域18には記録ヘッド14が配置されている。この記録ヘッド14は、小切手Sへの裏書を実行するためのものであり、必要に応じて小切手Sへの印字を行う。
また、第2用紙搬送路P2には、カードCの後端を検出するBOC(Bottom Of Card)検出器25と先端を検出するTOC(Top Of Card)検出器26とが設けられている。BOC検出器25は、カード挿入口20近傍に設けられており、ここから挿入されたカードCを検出するととともに、カードCがBOC検出器9を通過した時点を検出して、カードCの後端を検知する。TOC検出器26は、中間搬送ローラ16と第2の画像読み取りセンサ12の間に設けられており、カードCの先端を検出するように構成されている。このように、BOC検出器25、TOC検出器26により、カードCの先端・後端を検出することにより、カードCの長さを正確に測定することができる。
画像読取装置100は、このBOC検出器25とTOC検出器26とによるカードCの検出長に応じて動作するように構成されている。即ち、画像読み取りセンサ11又は12によるカードCの読み取りの開始・停止は、BOC検出器25、TOC検出器26の出力に基づいて制御される。なお、画像読み取りセンサ11、12のいずれか一方を、カードCの先端を検出する検出器として用いても良く、この場合、TOC検出器26は省略できる。
駆動ローラ17の下方には、MICR読取部104(図6参照)の磁気ヘッド13が設置されている。磁気ヘッド13は、小切手S上に磁気インクで記載された情報を読み込むためのセンサである。この磁気ヘッド13は、図3に示すように、中間搬送路Mを介して磁気ヘッド13に対向配置された押付レバー30によって小切手Sが磁気ヘッド13の表面に押し付けられた状態で読み取りを実行する。
(画像読取装置100及びデータ処理装置200の電気的構成)
図6は、画像読取装置100及びデータ処理装置200の概略構成を示すブロック図である。
図6において、画像読取装置100は、レシート印字部101、小切手印字部102、スキャナ部103、MICR読取部104、小切手搬送部105、小切手位置検出部106、メモリ107、文字画像テンプレート部108、報知部109、インタフェース110及び中央処理装置(CPU)111を備えて構成される。一方、データ処理装置200は、ディスプレイ部201、クレジットカードリーダ部202、インタフェース203、記憶装置204及びホストコンピュータ205を備えて構成される。
図6は、画像読取装置100及びデータ処理装置200の概略構成を示すブロック図である。
図6において、画像読取装置100は、レシート印字部101、小切手印字部102、スキャナ部103、MICR読取部104、小切手搬送部105、小切手位置検出部106、メモリ107、文字画像テンプレート部108、報知部109、インタフェース110及び中央処理装置(CPU)111を備えて構成される。一方、データ処理装置200は、ディスプレイ部201、クレジットカードリーダ部202、インタフェース203、記憶装置204及びホストコンピュータ205を備えて構成される。
画像読取装置100において、レシート印字部101、小切手印字部102、スキャナ部103、MICR読取部104、小切手搬送部105、小切手位置検出部106、メモリ107、文字画像テンプレート部108、報知部109及びインタフェース110はCPU111に接続されている。データ処理装置200において、ディスプレイ部201、クレジットカードリーダ部202、インタフェース203及び記憶装置204はホストコンピュータ205に接続されている。画像読取装置100のCPU111とデータ処理装置200のホストコンピュータ205は有線又は無線によりインタフェース110及び203を介して相互に通信可能になっており、各種データを授受することができる。さらにデータ処理装置200のホストコンピュータ205は通信回線301を介して決済機関のサーバ(決済機関サーバ)300に接続されている。
レシート印字部101は、例えばサーマル方式等の適宜な方式の印字ヘッドを含んで構成され、CPU111からの指示に応じて図示しないロール紙収容部から引き出されたロール紙に、レシート、クーポン、領収書等を印字した後、図示しないオートカッタにより、印字されたロール紙を切断する。小切手印字部102は、ドットインパクト方式等の適宜な方式の記録ヘッド14(図3参照)を含んで構成され、CPU111からの指示に応じて小切手Sの裏面上に、店舗名、店舗口座番号、住所、担当した店員名等の裏書き事項を印字する。
スキャナ部103は、例えば密着型イメージセンサ等の適宜なイメージセンサ(上述した画像読み取りセンサ11及び12)を含んで構成され、CPU111からの指示に応じて小切手Sの表面と裏面のそれぞれをスキャニングする。また、CPU111からの指示に応じてカードCをスキャニングする。本実施の形態では、構造上、小切手SとカードCとを同時にスキャニングすることができないので、最初に小切手Sをスキャニングした後、カードCをスキャニングするようにしている。なお、スキャナ部103が生成する画像データの各画素は例えば8ビット256階調(0〜255)のグレイスケールで表されるものとする。
スキャナ部103のスキャニングにより得られた小切手Sの表面画像データと裏面画像データ並びにカードCのIDデータは一時的にメモリ(RAM)107に格納される。メモリ107に格納された各データのうち、カードCのIDデータは、小切手Sの有効性確認の際に、後述する磁気文字データとともに小切手特定情報としてデータ処理装置200に送信される。表面画像データと裏面画像データは、小切手Sが有効と判断された後に、データ処理装置200に送信される。この際、単一の画像ファイルに結合されてから送信される。なお、詳細は以下で述べるが、単一の画像ファイルに結合される前に、データ処理装置200において表面画像データと裏面画像データとに分離できるようにフラグFGが付加される。
図7は、小切手Sの表面画像g1及び裏面画像g2の各画像データをデータ処理装置200への送信時の処理の概略を示す図である。この図において、画像読取装置100は、メモリ107に格納した表面画像データと裏面画像データをデータ処理装置200に送信する際、表面画像データにフラグFGを付加した後、裏面画像データと結合して単一の画像ファイルfを生成する。
このように、画像読取装置100は、複数の画像ファイルを単一の画像ファイルfに結合してデータ処理装置200に送信する。データ処理装置200側では、表面画像データと裏面画像データを単一の画像ファイルf(ファイル名:G04012001)として記憶装置204に格納する。表面画像データと裏面画像データとを単一の画像ファイルfとすることで、異なるアプリケーションにて画像を参照した場合でも表面の画像データと裏面の画像データとの組み合わせを間違えることが無い。また、保存する際には表面画像データと裏面画像データとの組み合わせの管理が不要である。また、表面画像データにフラグFGを付加しているので、データ処理装置200側で元の個々の画像データに分離する場合でも容易に行うことができる。
なお、詳細は以下で述べるが、本実施の形態では、表面画像データと裏面画像データを結合する前に、MICR読取部104で読み取られた小切手Sの磁気インク文字を画像データに変換して表面画像データに付加するようにしている。
図6に戻り、MICR読取部104は、小切手Sの表面に記録された磁気文字の読取処理(MICR:Magnetic Ink Character Recognition)を行う機能を有するものであり、磁気ヘッド13(図3参照)が出力した信号を解析し、磁気文字を認識するコントローラ(図示略)を有している。このMICR読取部104にて読み取られた文字は、CPU111の指示により、インタフェース109を介してデータ処理装置200のホストコンピュータ205に送信される。ホストコンピュータ205は、画像読取装置100から送信された磁気文字データに基づいて決済機関サーバ300に小切手の有効性を問い合わせる。
また、MICR読取部104にて読み取られた磁気文字は、CPU111にて文字の画像データに変換されて、上述した小切手Sの表面画像データに付加されてメモリ107に格納される。すなわち、CPU111は、文字画像テンプレート部108を参照して、MICR読取部104にて読み取られた文字から1文字ずつ対応する文字画像データを取得し、取得した文字画像データを小切手Sの表面画像データに付加してメモリ107に格納する。
図8は、小切手Sの表面に記録された磁気文字を認識して、認識した磁気文字に対応する画像データを取得する処理の概略を示す図である。この図において、MICR記録領域60に記録された磁気文字がMICR読取部104にて読み取られて文字認識される。そして、文字認識された磁気文字の1つ1つに対応する画像データが文字画像テンプレート部108から得られる。
例えば、磁気文字認識した結果が「152543」であった場合、「1」に対応する文字画像データ、「5」に対応する文字画像データ、「2」に対応する文字画像データ、「5」に対応する文字画像データ、「4」に対応する文字画像データ、「3」に対応する文字画像データのそれぞれを文字画像テンプレート部108から取得する。そして、得られた文字画像データ「152543」が表面画像データに付加される。なお、文字画像データが付加される分だけ表面画像データの画像サイズが大きくなる。
例えばこの図に示すように表面画像データの画像サイズをA dot(ドット)、文字画像サイズをBdotとすると、文字画像データを付加することで、表面画像データの画像サイズが(A+B)dotとなる。このように、磁気文字の認識結果を画像データに変換して、表面画像データに付加するので、表面画像データを参照するだけで、表面画像と磁気文字の認識結果を同時に確認することができる。また、当然ながら単一の画像ファイルとして保存できるので、表面画像又は裏面画像のデータに関連付けて管理する必要は無い。
なお、小切手表面のMICR記録領域60に記録される磁気文字は、例えば小切手振出人の口座番号等であり、口座番号とは、銀行コード、営業店コード等を含んで口座を一意に特定できる番号である。本実施の形態では、MICR読取部104による磁気文字の読み取り、小切手印字部102による印字及びスキャナ部103によるスキャニングの各処理は、小切手Sを挿入部3(図3参照)に挿入することで行われる構成となっている。
図6に戻り、小切手搬送部105は、小切手Sを小切手搬送方向(図2参照)に搬送するためのものであり、複数組の搬送ローラ6、16、7、8(図3参照)及びこれらのローラを駆動する図示しないモータ等により構成される。小切手位置検出部106は、小切手Sの搬送路上での位置を検出するものであり、小切手Sが挿入部3から所定量だけ挿入された位置、小切手印字部102による印字の開始位置、MICR読取部104による読み取り開始位置等に夫々到達したかどうかを示す信号をCPU111に供給する。本実施の形態では、既述した搬送路中に配置した3つの検出器9、10、26(図3参照)で構成している。報知部109は、記録ヘッド14を備えた印字部の状態をオペレータに、視覚的又は音声を用いて報知するためのものであり、例えばLED、液晶等の表示パネル又はブザー等を用いて構成する。
(データ処理装置200の動作)
次に、上記構成の小切手処理システムにおける小切手決済処理について説明する。
図9は、データ処理装置200の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200は、オペレータ(レジ担当)によるデータ処理装置200への商品情報入力に基づいて会計処理が行われて決済金額が確定すると(S10)、支払い方法が小切手か否かを判別する(S11)。支払い方法が小切手払いでない場合(S11でNo)は、現金払いであるか否かを判別し(S12)、現金払いの場合(S12でYes)は現金決済を行い(S13)、処理を終了する。
次に、上記構成の小切手処理システムにおける小切手決済処理について説明する。
図9は、データ処理装置200の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200は、オペレータ(レジ担当)によるデータ処理装置200への商品情報入力に基づいて会計処理が行われて決済金額が確定すると(S10)、支払い方法が小切手か否かを判別する(S11)。支払い方法が小切手払いでない場合(S11でNo)は、現金払いであるか否かを判別し(S12)、現金払いの場合(S12でYes)は現金決済を行い(S13)、処理を終了する。
また、現金払いでない場合(S12でNo)は、カード払いであるか否かを判別し、カード払いの場合(S14のYes)は、クレジットカードリーダ202(図1参照)によりクレジットカードを読み取り、カード決済を行った(S15)後、処理を終了する。また、カード払いでもない場合(S14でNo)は、オペレータの指示に従ったその他の処理を行う(S16)。
一方、支払い方法が小切手払いの場合(S11のNo)、データ処理装置200は、画像読取装置100に小切手情報を読み取る指示を与える(S17)。なお、この際、オペレータは利用者に署名情報の記入を求め、サイン済みの小切手Sを画像読取装置100の挿入口3に挿入させる。画像読取装置100に小切手情報を読み取る指示〔小切手SのMICR記録領域60に記録された磁気文字の情報(例えば小切手振出人の口座番号等)、小切手Sの表裏面の画像、カードCの画像即ちIDデータを読み取る指示〕を与えた後、画像読取装置100から小切手特定情報(小切手SのMICR記録領域60に記録された磁気文字データ並びにIDデータ)が送信されてきたかどうか判定し(S18)、小切手特定情報が送信されてきていないと判断した場合(S18でNo)は、この判定処理を繰り返す。小切手特定情報が送信されてきて受信できた場合(S18でYes)は、それを通信回線301(図6参照)経由で小切手特定情報を決済機関サーバ300に送信する(S19)。
決済機関サーバ300に小切手特定情報を送信した後、決済機関サーバ300から小切手判定結果が送信されてきたかどうか判定し(S20)、小切手判定結果が送信されてきていないと判断した場合(S20でNo)は、この判定処理を繰り返す。これに対して、小切手判定結果が送信されてきた場合(S20でYes)は、小切手判定結果から小切手Sが有効であるかどうか判定し(S21)、有効でない場合即ち無効である場合(S21でNo)は、画像読取装置100に小切手Sの無効を通知する(S22)。そして、画像読取装置100に小切手Sの無効を通知した後、画像読取装置100からエラー表示する指示があるかどうか判定し(S23)、エラー表示する指示が送信されてこない場合(S23でNo)は、この判定処理を繰り返す。エラー表示する指示が送信されてきた場合(S238でYes)は、ディスプレイ部201(図1参照)にエラー表示し(S24)、処理を終える。
これに対して、小切手判定結果から小切手Sが有効である場合(S21でYes)は、データ処理装置200は、オペレータに対し金額情報及び店舗情報を入力するよう促す(S25)。そして、当該情報の入力があるかどうか判定し(S26)、当該情報の入力がない場合(S26のNo)、この判定処理を繰り返す。これに対して、金額情報及び店舗情報の入力がある場合(S26のYes)は、小切手Sが有効である旨と、金額情報及び店舗情報とを画像読取装置100に送信する(S27)。その後、画像読取装置100から画像ファイルが送信されてきたかどうか判定し(S28)、画像ファイルが送信されてこない場合(S28でNo)は、この判定処理を繰り返す。これに対して、画像ファイルが送信されてきた場合(S28でYes)は、その画像ファイルを記憶装置204に格納し(S29)、処理を終える。
(画像読取装置100の動作)
図10は、画像読取装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200から小切手情報即ち小切手SのMICR記録領域60に記録された磁気文字の情報(例えば小切手振出人の口座番号等)、小切手Sの表裏面の画像、カードCの画像即ちIDデータを読み取る指示があるかどうか判定し(S50)、小切手情報を読み取る指示がない場合(S50のNo)は、この判定処理を繰り返す。これに対して、小切手情報を読み取る指示がある場合(S50のYes)は、スキャナ部103の画像読み取りセンサ11又は12にて小切手Sの表面の画像及び裏面の画像を読み取るとともに、MICR読取部104にて磁気文字を読み取り、さらにその後にカードCのIDデータを読み取る(S51)。そして、読み取った小切手Sの表面画像と裏面画像並びに小切手特定情報をメモリ107(図6参照)に格納する(S52)。
図10は、画像読取装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200から小切手情報即ち小切手SのMICR記録領域60に記録された磁気文字の情報(例えば小切手振出人の口座番号等)、小切手Sの表裏面の画像、カードCの画像即ちIDデータを読み取る指示があるかどうか判定し(S50)、小切手情報を読み取る指示がない場合(S50のNo)は、この判定処理を繰り返す。これに対して、小切手情報を読み取る指示がある場合(S50のYes)は、スキャナ部103の画像読み取りセンサ11又は12にて小切手Sの表面の画像及び裏面の画像を読み取るとともに、MICR読取部104にて磁気文字を読み取り、さらにその後にカードCのIDデータを読み取る(S51)。そして、読み取った小切手Sの表面画像と裏面画像並びに小切手特定情報をメモリ107(図6参照)に格納する(S52)。
各種データをメモリ107に格納した後、小切手特定情報、即ち上述した小切手SのMICR記録領域60に記録された磁気文字の情報(例えば小切手振出人の口座番号等)並びにカードCのIDデータをデータ処理装置200に送信する(S53)。小切手特定情報の送信後、データ処理装置200から小切手特定情報に対する小切手有効/無効の通知があるかどうか判定し(S54)、小切手有効/無効の通知がない場合(S54のNo)は、この処理を繰り返す。これに対して、小切手有効/無効の通知がある場合(S54のYes)は、それが有効であるかどうか判定する(S55)。有効でない場合即ち無効である場合(S55のNo)は、画像読取装置100は、駆動ローラ6を逆方向に駆動して、小切手Sを挿入部3から排出する(S56)。またこのとき、報知部109にエラー表示を行う(S57)、さらにデータ処理装置200のディスプレイ201に小切手Sが無効である旨の表示(エラー表示)させる指示をデータ処理装置200に送信する(S58)。この指示を送信した後、処理を終える。
一方、小切手Sが有効であると判断した場合(S55のYes)は、データ処理装置200から有効判定結果と共に送られてきた金額情報及び店舗情報を、小切手印字部102にて小切手Sの所定の位置に印字する。すなわち、記録ヘッド14により金額情報及び店舗情報を小切手表面の所定の位置に印字する(S59)。そして、金額情報及び店舗情報の印字を終えると、小切手Sを排出口4から排出する。小切手Sに金額情報及び店舗情報の印字して小切手Sを排出した後、図8で説明したように、メモリ107に格納しておいた小切手特定情報のうち、磁気文字データを文字の画像データに変換する(S60)。すなわち、文字画像テンプレート部108にある文字画像テンプレートを参照して、磁気文字データを文字の画像データ変換する。
磁気文字データを文字画像データに変換した後、メモリ107に格納してある表面画像データにフラグFGを付加し、さらに磁気文字の画像データを付加する(S61)。そして、フラグFG及び磁気文字の画像データを付加した表面画像データとメモリ107に格納してある裏面画像データとを結合して1つの画像ファイルを生成する(S62)。そして、生成した画像ファイルをメモリ107に格納すると共に、データ処理装置200に送信する(S63)。この処理を行った後、処理を終える。
ここで、画像ファイルの生成及び送信処理手順をまとめると以下のようになる。
(1)小切手Sの表面画像と裏面画像夫々を読み取る画像読取手順;
(2)表面画像データにフラグFGを付加するフラグ付加手順;
(3)小切手Sの表面に印刷されている小切手特定情報である磁気文字を認識する磁気文字認識手順;
(4)認識した磁気文字を文字の画像データに変換するための文字画像データテンプレートを用いて、認識した磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得手順;
(5)文字画像データを表面画像データに付加する文字画像データ付加手順;
(6)文字画像データが付加された表面画像データと裏面画像データとを結合する画像結合手順;
(7)画像結合手順にて生成された単一の画像ファイルをデータ処理装置200に送信する送信手順。
なお、(3)の磁気文字認識手順は、(1)の画像読取手順又は(2)のフラグ付加手順の前に持ってきても構わない。
(1)小切手Sの表面画像と裏面画像夫々を読み取る画像読取手順;
(2)表面画像データにフラグFGを付加するフラグ付加手順;
(3)小切手Sの表面に印刷されている小切手特定情報である磁気文字を認識する磁気文字認識手順;
(4)認識した磁気文字を文字の画像データに変換するための文字画像データテンプレートを用いて、認識した磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得手順;
(5)文字画像データを表面画像データに付加する文字画像データ付加手順;
(6)文字画像データが付加された表面画像データと裏面画像データとを結合する画像結合手順;
(7)画像結合手順にて生成された単一の画像ファイルをデータ処理装置200に送信する送信手順。
なお、(3)の磁気文字認識手順は、(1)の画像読取手順又は(2)のフラグ付加手順の前に持ってきても構わない。
(決済機関サーバ300の動作)
図11は、決済機関サーバ300における小切手Sの無効/有効判定時の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200から小切手特定情報が送信されてきたかどうか判定し(S70)、小切手特定情報が送信されてこない場合(S70のNo)は、この処理を繰り返す。これに対して、小切手特定情報が送信されてきた場合(S70のYes)は、小切手Sの有効/無効を判定する(S71)。そして、小切手Sの有効/無効を判定した後、その結果をデータ処理装置200に送信し(S72)、処理を終える。
図11は、決済機関サーバ300における小切手Sの無効/有効判定時の動作を示すフローチャートである。
まず、データ処理装置200から小切手特定情報が送信されてきたかどうか判定し(S70)、小切手特定情報が送信されてこない場合(S70のNo)は、この処理を繰り返す。これに対して、小切手特定情報が送信されてきた場合(S70のYes)は、小切手Sの有効/無効を判定する(S71)。そして、小切手Sの有効/無効を判定した後、その結果をデータ処理装置200に送信し(S72)、処理を終える。
(データ処理装置200における画像データ分離処理時の動作)
図12は、データ処理装置200における画像データ分離処理時の動作を示すフローチャートである。
まず、オペレータより画像ファイルの分離指示があるかどうか判定し(S80)、画像ファイルの分離指示がない場合(S80のNo)は、この処理を繰り返す。これに対して、画像ファイルの分離指示があった場合(S80のYes)は、表面の画像データに付加したフラグFGを参照して、画像ファイルから表面画像データと裏面画像データとを分離する。これにより、表面画像データと裏面画像データ夫々に対して任意の処理を行うことが可能となる。
図12は、データ処理装置200における画像データ分離処理時の動作を示すフローチャートである。
まず、オペレータより画像ファイルの分離指示があるかどうか判定し(S80)、画像ファイルの分離指示がない場合(S80のNo)は、この処理を繰り返す。これに対して、画像ファイルの分離指示があった場合(S80のYes)は、表面の画像データに付加したフラグFGを参照して、画像ファイルから表面画像データと裏面画像データとを分離する。これにより、表面画像データと裏面画像データ夫々に対して任意の処理を行うことが可能となる。
このように、本実施の形態の小切手決済システムによれば、小切手Sの表面と裏面夫々の画像を読み取って得られた表面画像データと裏面画像データとを結合して1つの画像ファイルとしてデータ処理装置200に送信する画像読取装置100を備えているので、データ処理装置200側では、小切手S両面の画像データを含んだ単一の画像ファイルとして扱うことができる。これにより、異なるアプリケーションにて画像ファイルを参照した場合でも、表面/裏面の画像データの組み合わせを間違えることがない。また、小切手S両面の画像データを保存する際も表面/裏面の組み合わせを管理する必要がない。すなわち、小切手S両面の画像データを関連付けて管理する機能(又はプログラム)が不要となる。
また、画像読取装置100では、表面画像データと裏面画像データとを結合する前に、表面画像データにフラグFGを付加するので、データ処理装置200側では、そのフラグFGを参照するのみで極めて容易に1つの画像ファイルから表面画像データと裏面画像データとを分離することができる。
また、画像読取装置100では、小切手Sの小切手特定情報の磁気インク文字を画像の文字データに変換して表面画像データに付加するので、データ処理装置200側では、表面画像データと裏面画像データとの他に、小切手特定情報を単一の画像ファイルとして管理することができる。すなわち、小切手Sの表面画像と裏面画像と小切手特定情報とを一括して管理することができる。
また、従来のシステムには、磁気文字データを画像データのファイルヘッダに埋め込む独自のフォーマットを採用したものがあり、この方式では、対応したアプリケーション以外では磁気文字を参照することができないという問題があるが、本実施の形態の画像読取装置100では、磁気文字データを画像データとして表面画像データに付加するので、表面画像データを参照するだけで、小切手の表面画像と磁気文字の認識結果を同時に確認することができる。
なお、本実施の形態では、表面画像データと裏面画像データとを識別するために、表面画像データにフラグFGを付加したが、表面画像データに限定されるものではなく、裏面画像データに付加しても良いし、双方に異なる種類のフラグFGを付加するようにして構わない。それぞれの画像データへのフラグFGの付加は、特に3つ以上の画像データを扱う場合に有効である。
画像形態を問わず、関連する複数のデータを保存する用途への適用が可能である。
100 画像読取装置、101 レシート印字部、102 小切手印字部、103 スキャナ部、104 MICR読取部、105 小切手搬送部、106 小切手位置検出部、107 メモリ、108 文字画像テンプレート部、109 報知部、110,203 インタフェース、200 データ処理装置、201 ディスプレイ部、202 クレジットカードリーダ部、204 記憶装置、205 ホストコンピュータ、300 決済機関サーバ、301 通信回線、S 小切手、C カード
Claims (9)
- 画像を読み取る画像読取手段を具備する画像読取装置において、
前記画像読取手段にて少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手段と、
前記画像結合手段にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする画像読取装置。 - 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像を読み取る画像読取手段を具備する画像読取装置において、
前記画像読取手段にて読み取られた前記印刷物の両面印刷画像のデータ夫々を分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手段と、
前記画像結合手段にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手段と、
を具備することを特徴とする画像読取装置。 - 前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識手段と、
認識された磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを有する文字画像データテンプレート手段と、を具備し、
前記画像結合手段は、前記画像読取手段で前記印刷物の両面印刷画像が読み取られると共に、前記磁気文字認識手段にて磁気文字が認識された場合、認識された磁気文字に対応する文字画像データを前記文字画像データテンプレート手段から取得し、取得した文字画像データを含めて前記印刷物の両面印刷画像のデータを1つの画像ファイルとして結合することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。 - 外部機器から送信されたデータを受信するデータ受信手段を具備するデータ処理装置であって、
前記データ受信手段にて受信されたデータを記憶するデータ記憶手段と、
複数の画像データが1つに結合されてなる画像ファイルが受信された場合、該画像ファイルを前記データ記憶手段に記憶させるデータ記憶制御手段と、
前記画像ファイルに識別情報が含まれている場合、該識別情報に従って前記画像ファイルを元の複数の画像データに分離するデータ分離手段と、
を具備することを特徴とするデータ処理装置。 - 小切手の決済処理を行う小切手決済システムであって、請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像読取装置と、請求項4に記載のデータ処理装置と、を具備することを特徴とする小切手決済システム。
- 画像の読み取りを行う画像読取工程を具備する画像読取方法において、
前記画像読取工程で少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を後に分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合工程と、
前記画像結合工程で生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信工程と、
を具備することを特徴とする画像読取方法。 - 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像の読み取りを行う画像読取工程を具備する画像読取方法において、
前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識工程と、
前記磁気文字認識工程で磁気文字が認識された場合、磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを用いて、前記認識された磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得工程と、
前記画像読取工程で少なくとも2つの関連する画像が読み取られた場合、それらの画像のデータを後に分別できるように識別情報を付加し、さらに前記文字画像データ取得工程で取得された文字画像データを付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合工程と、
前記画像結合工程にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信工程と、
を具備することを特徴とする画像読取方法。 - 画像を読み取る画像読取手順を有する画像読取プログラムにおいて、
前記画像読取手順にて少なくとも2つの関連する画像のデータが読み取られた場合、これらの画像データ夫々を後に分別できるように識別情報を付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手順と、
前記画像結合手順にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手順と、
を有し、コンピュータに前記各手順を実行させることを特徴とする画像読取プログラム。 - 両面に印刷が施された印刷物の両面印刷画像の読み取りを行う画像読取手順を有する画像読取プログラムにおいて、
前記印刷物の少なくとも一方の面に磁気インクを用いた磁気文字が印刷されている場合に該磁気文字を認識する磁気文字認識手順と、
前記磁気文字認識手順で磁気文字が認識された場合、磁気文字を画像データの文字に変換するための文字画像データテンプレートを用いて、前記認識された磁気文字に対応する文字画像データを取得する文字画像データ取得手順と、
前記画像読取手順で少なくとも2つの関連する画像が読み取られた場合、それらの画像のデータを後に分別できるように識別情報を付加し、さらに前記文字画像データ取得手順で取得された文字画像データを付加して、1つの画像ファイルとして結合する画像結合手順と、
前記画像結合手順にて生成された画像ファイルを送信先に向けて送信する送信手順と、
を有し、コンピュータに前記各手順を実行させることを特徴とする画像読取プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004076576A JP2005269057A (ja) | 2004-03-17 | 2004-03-17 | 画像読取装置及び画像読取方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 2004-03-17 JP JP2004076576A patent/JP2005269057A/ja not_active Withdrawn
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