JPH07333495A - 撮影レンズ - Google Patents

撮影レンズ

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JPH07333495A
JPH07333495A JP14404294A JP14404294A JPH07333495A JP H07333495 A JPH07333495 A JP H07333495A JP 14404294 A JP14404294 A JP 14404294A JP 14404294 A JP14404294 A JP 14404294A JP H07333495 A JPH07333495 A JP H07333495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
concave
lenses
object side
convex
Prior art date
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Pending
Application number
JP14404294A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kikuchi
雅仁 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズ全長を短くでき、かつFナンバーを小
さくでき、十分な明るさを確保することのできる撮影レ
ンズを提供する。 【構成】 物体側より順に、絞り10、物体側に凹面を
向けた第1凹レンズ11、第2凸レンズ12、物体側に
凸面を向けた第3凹レンズ13、および第4凸レンズ1
4を配置し、第2、第3、第4のレンズ12〜14を高
屈折率の材料で形成し、かつ第3、第4のレンズ13、
14を接合させた。したがって、絞り10の後方に第1
〜第4のレンズ11〜14を配置したので、レンズ全長
を焦点距離に比べて短くすることができ、かつ第3、第
4のレンズ13、14を接合させたので、収差の補正が
有利になり、Fナンバーを小さくでき、十分な明るさを
確保することができ、大口径比を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子カメラなどの電
子撮影機器に用いられる撮影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子カメラに用いられている撮影
レンズには、図4に示す大口径比のものが知られてい
る。この撮影レンズは、物体側から順に、物体側に凸面
を向けたメニスカス凹レンズ1および両凸レンズ2から
なる前群と、両凸レンズ3および物体側に凹面を向けた
メニスカス凹レンズ4からなる後群と、絞り5とを配置
してなり、前群のレンズ1、2、後群のレンズ3、4、
および絞り5によって被写体を水晶フィルタ6およびカ
バーガラス7を介してCCD(固体撮像素子)の撮像面
8に結像させる構造になっている。この撮影レンズで
は、バックフォーカスの確保および撮像面8に対する入
射角を垂直に近づける必要があることから、レトロフォ
ーカス型に構成されている。すなわち、被写体側の凹レ
ンズ1および凸レンズ2からなる前群はアフォーカル系
に構成されている。また、後群の凸レンズ3と凹レンズ
4との間には、後群のレンズ枚数を2枚と少なくするた
めに空気レンズ9が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな撮影レンズでは、前群がアフォーカル系に構成され
ているから、レンズ全長が焦点距離に比べて長くなると
いう問題があり、また後群の凸レンズ3と凹レンズ4と
の間に空気レンズ9を形成しているので、空気レンズ9
の隙間の調整が微妙で、組立て誤差が生じやすいため、
収差が発生しやすく、Fナンバーを1.6程度より小さく
しにくく、十分な明るさを確保しにくいという問題があ
る。この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、レ
ンズ全長を短くでき、かつFナンバーを小さくでき、十
分な明るさを確保することのできる撮影レンズを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、物体側より順に、絞り、物体側に凹面を
向けた第1凹レンズ、物体側に凹面を向けた第2凸レン
ズ、物体側に凸面を向けた第3凹レンズ、および第4凸
レンズを配置し、第3凹レンズと第4凸レンズを接合さ
せたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】この発明によれば、絞りの後方に第1〜第4の
レンズを配置したので、レンズ全長を焦点距離に比べて
短くすることができ、かつ第3凹レンズと第4凸レンズ
を接合させたので、収差の補正が有利になり、Fナンバ
ーを小さくでき、十分な明るさを確保することができ、
大口径比を実現することが可能になる。この場合、請求
項2に記載の如く、(1)〜(7)の各条件を満足して
いることが望ましい。すなわち、(1)〜(3)の各条
件を満足すれば、球面収差の補正が有利なり、(4)の
条件を満足すれば、第3凹レンズと第4凸レンズの接合
面が球面収差を補正する方向に作用し、(5)〜(7)
の各条件を満足すれば、色収差の補正が有利になる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して、この発明の撮
影レンズの一実施例について説明する。図1は撮影レン
ズの構成図である。この撮影レンズは、物体側(同図で
は左側)より順に、絞り10、第1凹レンズ11、第2
凸レンズ12、第3凹レンズ13、第4凸レンズ14が
配置され、これら絞り10およびレンズ11〜14によ
って被写体を水晶フィルタ15およびカバーガラス16
を介してCCDの撮像面17に結像させる構造になって
いる。第1凹レンズ11は物体側に凹面を向けたメニス
カス凹レンズであり、第2凸レンズ12は物体側に凹面
を向けたメニスカス凸レンズである。第3凹レンズ13
は物体側に凸面を向けたメニスカス凹レンズであり、第
4凸レンズ14は両凸レンズである。そして、第2、第
3、第4のレンズ12〜14は高屈折率の材料で形成さ
れている。また、第3、第4のレンズ13、14は、第
3凹レンズ13の像面側の面と第4凸レンズ14の被写
体側の面とが同じ曲率に形成され、これらの面が密接し
て接合された構造になっている。
【0007】また、この撮影レンズは、各レンズの屈折
率を物体側より順にN1〜N4、アッベ数をν1〜ν4とし
たとき、 (1)1.8<N2<1.9 (2)1.75<N3<1.95 (3)1.75<N4<1.85 (4)N3>N4 (5)35<ν2<50 (6)20<ν3<30 (7)35<ν4<50 の各条件を満足した構造になっている。
【0008】以下、(1)〜(7)の各条件について説
明する。(1)の条件は第2凸レンズ12の屈折率の範
囲に関する。この条件以下では屈折率が低すぎるため、
球面収差の補正が十分にできなくなり、またこの条件以
上では光学材料が高価なものになり、低価格なものが得
られない。(2)の条件は第3凹レンズ13の屈折率の
範囲に関する。この条件以下では第3凹レンズ13と第
4凸レンズ14を接合させたときに球面収差の補正が不
利になり、またこの条件以上では光学材料が特殊なもの
になる。(3)の条件は第4凸レンズ14の屈折率の範
囲に関する。この条件以下では球面収差の補正が不利に
なり、またこの条件以上では光学材料が高価なものにな
る。(4)の条件は、第3凹レンズ13と第4凸レンズ
14の屈折率に関し、第3凹レンズ13の屈折率を第4
凸レンズ14の屈折率よりも高いものに限定するための
ものである。この条件を満足すれば、接合面が球面収差
を補正する方向に作用する。(5)の条件は第2凸レン
ズ12のアッベ数に関する。この条件以下では色収差の
補正が不利になり、またこの条件以上では適当な光学材
料がない。(6)の条件は第3凹レンズ13のアッベ数
に関する。この条件以下では適当な光学材料がなく、ま
たこの条件以上では色収差の補正が不利になる。(7)
の条件は第4凸レンズ14のアッベ数に関する。この条
件以下では色収差の補正が不利になり、またこの条件以
上では適当な光学材料がない。
【0009】このように、この撮影レンズでは、絞り1
0の後方に第1〜第4のレンズ11〜14を配置したの
で、レンズ全長を焦点距離に比べて短くすることがで
き、また第2、第3、第4のレンズ12〜14を高屈折
率の材料で形成し、かつ第3、第4のレンズ13、14
を接合させたので、収差の補正が有利になり、しかもこ
れら第2、第3、第4のレンズ12〜14により、Fナ
ンバーを1.45程度に小さくでき、十分な明るさを確保す
ることができ、大口径比を実現することができるととも
に、低価格なものを得ることができ、電子カメラなどの
電子撮影機器に広く利用することが可能になる。
【0010】次に、この撮影レンズの具体例について、
表1を参照して説明する。この表1では、fが6mm、イ
メージサークルが3.7mmである。
【表1】 ただし、Riはレンズの曲率半径、Diはレンズおよび
フィルタなどの中心厚および空気空間、Niはd線の波
長に対する屈折率、νiはd線の波長に対するアッベ数
である。
【0011】このような撮影レンズの具体例では、FNO
(Fナンバー)が1.45と小さく、球面収差が図2(a)
に示すような収差曲線となり、非点収差が図2(b)に
示すような収差曲線となり、ディストーションが図2
(c)に示すような曲線となり、かつメリジオナル・コ
マ収差が図3(a)に示すような収差曲線となり、サジ
タル・コマ収差が図3(b)に示すような収差曲線とな
り、これらの図から収差特性が良く、性能が良いことが
わかる。
【0012】なお、上記実施例では、第2、第3、第4
のレンズ12〜14を高屈折率の材料で形成したが、必
ずしも高屈折率の材料で形成する必要はなく、低屈折率
の材料で形成しても良い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、絞りの後方に第1〜第4のレンズを配置し
たので、レンズ全長を焦点距離に比べて短くすることが
でき、かつ第3、第4のレンズを接合させたので、収差
の補正が有利になり、Fナンバーを小さくすることがで
き、十分な明るさを確保することができ、大口径比のも
のを実現することができるとともに、低価格なものを得
ることができ、電子カメラなどの電子撮影機器に広く利
用することができる。また、請求項2記載の発明によれ
ば、(1)〜(3)の各条件を満足することにより、球
面収差の補正を有利にすることができ、(4)の条件を
満足することにより、第3と第4のレンズの接合面を球
面収差を補正する方向に作用させることができ、(5)
〜(7)の各条件を満足することにより、色収差の補正
を有利にすることができ、これによって収差を良好に補
正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の撮影レンズの一実施例を示す構成
図。
【図2】図1の具体例の収差を示し、(a)は球面収差
図、(b)は非点収差図、(c)はディストーション
図。
【図3】図1の具体例のコマ収差を示し、(a)はメリ
ジオナル・コマ収差図、(b)はサジタル・コマ収差
図。
【符号の説明】
10 絞り 11 第1凹レンズ 12 第2凸レンズ 13 第3凹レンズ 14 第4凸レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、絞り、物体側に凹面を
    向けた第1凹レンズ、物体側に凹面を向けた第2凸レン
    ズ、物体側に凸面を向けた第3凹レンズ、および第4凸
    レンズを配置し、第3凹レンズと第4凸レンズを接合さ
    せたことを特徴とする撮影レンズ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、各レンズの屈折率を
    物体側より順にN1〜N4、アッベ数をν1〜ν4としたと
    き、 (1)1.8<N2<1.9 (2)1.75<N3<1.95 (3)1.75<N4<1.85 (4)N3>N4 (5)35<ν2<50 (6)20<ν3<30 (7)35<ν4<50 の各条件を満足することを特徴とする撮影レンズ。
JP14404294A 1994-06-03 1994-06-03 撮影レンズ Pending JPH07333495A (ja)

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JP14404294A JPH07333495A (ja) 1994-06-03 1994-06-03 撮影レンズ

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