JPH07333422A - カラーフィルター及びその製造方法 - Google Patents

カラーフィルター及びその製造方法

Info

Publication number
JPH07333422A
JPH07333422A JP14393494A JP14393494A JPH07333422A JP H07333422 A JPH07333422 A JP H07333422A JP 14393494 A JP14393494 A JP 14393494A JP 14393494 A JP14393494 A JP 14393494A JP H07333422 A JPH07333422 A JP H07333422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
layer
film
color filter
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14393494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Komatsu
義昌 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP14393494A priority Critical patent/JPH07333422A/ja
Publication of JPH07333422A publication Critical patent/JPH07333422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/1335Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
    • G02F1/133509Filters, e.g. light shielding masks
    • G02F1/133512Light shielding layers, e.g. black matrix

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低反射性で且つ高遮光性を有するパターン状
に設けられる遮光膜を備えたカラーフィルターを提供す
る。 【構成】 透明基板1上の画素部位に透明着色層3、具
体的には赤色、緑色及び青色の三色の透明着色層3R,
3G,3Bが各画素毎に設けられ、さらに各画素間の隙
間部(画素間部位)に遮光膜2が設けられている。この
遮光膜2は、黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜
層、耐酸性中間層、及び遮光性の高いニッケル金属から
なる金属メッキ層の三層より構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明基板上の画素部位
にパターン状に設けられこの画素部位の透過光を各色毎
に着色する透明着色層と、前記透明基板上の各画素間の
隙間部(画素間部位)にパターン状に設けられこの部位
からの光透過を遮断する遮光膜とを備えるカラーフィル
ター及びその製造方法に係り、特に、低反射性で且つ高
遮光性を有する遮光膜を備えたカラーフィルター及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は前面基板と背面基板との
間に液晶物質を封入し、この前面基板と背面基板の各々
に設けられた透明電極に電圧を印加して上記液晶物質を
駆動させ光線の透過・不透過を制御することにより画面
表示を行うディスプレイ装置である。そして、この液晶
表示装置によってカラー表示を行う場合には、上記透過
光をそれぞれの色に着色するカラーフィルターを上記前
面基板または背面基板として適用している。
【0003】この種のカラーフィルターは一般に図3に
示すような構造になっている。すなわち、図3において
10はガラス基板等の透明基板を示しており、この透明
基板10上の画素部位にパターン状に透明着色層12が
設けられている。この透明着色層12は上記画素部位を
透過する透過光を各色毎に着色するためのもので、一般
に光の三原色である赤色、緑色及び青色(目的によって
は赤、緑及び青の補色系でもよい)の三色の透明着色層
12R、12G、12Bが各画素毎に設けられている。
【0004】また、各画素間の隙間部(画素間部位)か
らの透過光は外乱光となって画面のコントラストを低下
させることから上記画素間部位には外乱光を遮断する遮
光膜11が設けられている。そして、上記透明着色層1
2R、12G、12Bと遮光膜11との位置精度を確保
するため、上記透明着色層12R、12G、12Bは画
素より幅広に形成され、これら透明着色層12R、12
G、12Bと遮光膜11との境界部位において両者が互
いに重なるように構成されている。
【0005】そして、このカラーフィルターを上記液晶
表示装置の前面基板または背面基板に適用する際には、
上記前面基板と背面基板との間隙を全面に亘り均一にし
て液晶物質の駆動を安定化させるため、上記透明着色層
12上の全面に透明樹脂層13を設けてその表面平滑化
を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のカ
ラーフィルターにおいて、上記遮光膜11としては真空
蒸着された金属クロムからなる薄膜、あるいは黒色顔料
を分散させた樹脂等が利用されている。これらの内、上
記金属クロム薄膜はその遮光性が優れる点で上記遮光膜
として優れているが、光反射率が50〜60%と高いた
め表示画面が反射光を生じ、かえってコントラストを低
下させる問題点を有していた。なお、反射率を低下させ
るため酸化クロム/金属クロムの二層構成とした薄膜も
開発されているが、この酸化クロム薄膜を追加してもそ
の反射率をせいぜい10%まで低下させるに過ぎなかっ
た。
【0007】これに対し、黒色顔料を分散させた樹脂は
製造コストが安く、光反射率も小さい点で優れている
が、その遮光性を向上させるためにはその膜厚を1.2
μm以上に設定する必要があった。このため、遮光膜1
1と透明着色層12R、12G、12Bとが重なる境界
部位においては合計膜厚が大きくなって突起を形成し、
この上に設けられる透明樹脂層13の表面にも上記突起
に基づく凸部14(図3参照)が形成されることにな
る。そして、この凸部14の高さは0.8μm程度に達
する場合があり、これに起因して前面基板と背面基板と
の間隙が不均一になり安定して液晶物質を駆動できない
問題点を有していた。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑み為
されたものであり、その目的とするところは、低反射性
で且つ高遮光性を有するパターン状に設けられる遮光膜
を備えたカラーフィルター及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、透明基板上の画素部位にパターン状に設
けられこの画素部位の透過光を各色毎に着色する透明着
色層と、前記透明基板上の各画素間の隙間部(画素間部
位)にパターン状に設けられこの部位からの光透過を遮
断する遮光膜とを備えるカラーフィルターにおいて、前
記遮光膜は、黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜層
と、該低反射薄膜層上に積層された耐酸性中間層と、該
耐酸性中間層上に積層された遮光性のニッケル金属から
なる金属メッキ層とから構成されていることを特徴とし
ている。
【0010】また、本発明は、透明基板上の画素部位に
パターン状に設けられこの画素部位の透過光を各色毎に
着色する透明着色層と、前記透明基板上の各画素間の隙
間部(画素間部位)にパターン状に設けられこの部位か
らの光透過を遮断する遮光膜とを備えるカラーフィルタ
ーの製造方法において、前記遮光膜は、前記透明基板上
に黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜層を、その上
に耐酸性中間層を、さらにその上に遮光性のニッケル金
属からなる金属メッキ層を順に設け、次にこれをパター
ニングすることにより形成したことを特徴としている。
【0011】また、本発明は、前記耐酸性中間層として
ITO膜を設けたことを特徴としている。
【0012】また、本発明は、前記金属メッキ層は無電
解ニッケルメッキにより形成したことを特徴としてい
る。
【0013】以下、本発明の構成を詳しく説明する。
【0014】図1は本発明のカラーフィルターの構成を
示す断面図、図2はその製造工程を示す断面図である。
【0015】本発明のカラーフィルターは、図1に示す
ように、透明基板1上の画素部位に透明着色層3、具体
的には赤色、緑色及び青色の三色の透明着色層3R,3
G,3Bが各画素毎に設けられ、さらに各画素間の隙間
部(画素間部位)に遮光膜2が設けられている。この遮
光膜2は図2に示すように、黒色系統のITO膜からな
る低反射薄膜層21、耐酸性中間層22及び遮光性のニ
ッケル金属からなる金属メッキ層23の三層より構成さ
れている。また、図示はしていないが、実際の使用に
は、上記透明着色層3上の全面に表面平滑化のための透
明樹脂層が設けられ、さらにその上に透明電極層が設け
られる。
【0016】図2を参照して、上記カラーフィルターの
製造方法について説明する。
【0017】まず、ガラス基板等からなる透明基板1の
上に、低反射薄膜層21を形成し、さらにその上に耐酸
性中間層22を形成する(図2(a)参照)。
【0018】低反射薄膜層21は黒色系統のITO膜か
らなるもので、透明基板1上に、真空蒸着、スパッタリ
ングによる薄膜形成方法によって、In−Sn合金のタ
ーゲットを使用して一定の酸素雰囲気中で蒸着またはス
パッタリングする事により得られる。蒸着またはスパッ
タリング雰囲気中の酸素量をなるべく少なくして蒸着ま
たはスパッタリングを行った場合は、形成されたITO
膜中の酸素量が減少して、黒色系統(黒色、暗色)のI
TO膜が形成される。低反射薄膜層21の膜厚は200
〜2000オングストローム程度が適当である。
【0019】黒色系統のITO膜からなる上記低反射薄
膜層21は低反射性には優れるが、耐酸性がなく、例え
ば上記金属メッキ層23を形成する場合に使用する酸性
のメッキ液に侵されてしまう。そこで、低反射薄膜層2
1の上に耐酸性中間層22を形成して黒色系統のITO
膜を酸性のメッキ液から保護する。
【0020】この耐酸性中間層22は、例えば、通常の
ITO膜(通常のITO膜はメッキ液程度の酸に対して
は耐性を有している)を真空蒸着、スパッタリングによ
り形成したもの、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系
等の耐酸性樹脂をコーティングして形成したもの、等で
あるが、材質はこれに限定されるわけではなく、その
他、無電解メッキが可能で且つパターニング可能な耐酸
性を有する材質のものであれば本発明に適用できる。な
お、耐酸性中間層22として通常のITO膜を形成する
場合には、前記低反射薄膜層21を形成したときのガス
組成、その他の設定条件を変更するだけで同一チャンバ
ー内で連続して形成できるので、工程の簡略化の点から
も最も好ましいと考えられる。
【0021】耐酸性中間層22の膜厚は使用する材質に
よって異なるが、例えばITO膜の場合には0.08〜
0.12μm程度、耐酸性樹脂の場合には0.4〜0.
6μm程度が適当である。
【0022】こうして、透明基板1上に低反射薄膜層2
1及び耐酸性中間層22を形成した後、さらにその上に
金属メッキ層23を形成する(図2(b)参照)。
【0023】この金属メッキ層23は、遮光性の高いニ
ッケル金属をメッキにより形成したもので、これにより
低反射で且つ高遮光性の遮光膜2が得られる。メッキの
方法としては無電解メッキが最も簡単に行えるため好ま
しい。無電解メッキは、メッキを施す表面を予め洗浄し
た後、センシタイジング及びアクチベーティング処理を
行ってから、メッキ液に浸漬させて行う。無電解メッキ
液は酸性であるが、上述の如く、耐酸性のない低反射薄
膜層21は上記耐酸性中間層22で保護されているた
め、無電解メッキを不都合なく行える。なお、金属メッ
キ層23の膜厚としては、0.3〜0.4μm程度が適
当である。
【0024】このようにして、透明基板1上に低反射薄
膜層21、耐酸性中間層22及び金属メッキ層23の三
層を積層した後、次にこれを所定のパターン状にパター
ニングすることにより遮光膜2を形成する。パターニン
グの方法は、まず、透明基板1上の遮光膜2(パターニ
ング前の)の上にフォトレジストを均一に塗布し、紫外
線等を用いてマスク露光して現像処理することにより、
レジストパターン4を形成する(図2(c)参照)。次
に、該レジストパターン4をエッチングマスクとして、
下層の三層構成の遮光膜2を適当なエッチング液を用い
てエッチング処理することによりパターンを形成し、最
後に残存するレジストパターンを剥離除去して、図2
(d)に示すような、透明基板1上に遮光膜2をパター
ン状に形成する。
【0025】次に、透明基板1上の画素部位に、図1に
示したように、例えば赤色、緑色及び青色の三色の透明
着色層3R,3G,3Bを形成する。この三色の透明着
色層3R,3G,3Bは、例えば、感光性樹脂を全面に
塗布し、画素パターン状に露光し現像した後、残留する
画素パターン状の感光性樹脂を染料で染色して形成する
ことが出来る(染色法)。なお、該感光性樹脂の材質は
例えば、ゼラチン、低分子量ゼラチン、グリュー、カゼ
イン、ポリビニルアルコール、合成ポリアクリルアミド
系樹脂などを使用することが出来る。
【0026】また、着色顔料が分散された印刷インキを
上記画素部位にパターン状に印刷したり(印刷法)、着
色した電着樹脂を画素パターン状に電着させて形成して
もよい(電着法)。
【0027】またあるいは、着色顔料が分散された感光
性樹脂を全面に塗布し、画素パターン状に露光し現像し
て形成することも出来る(顔料分散法)。該感光性樹脂
としてはアクリル系樹脂等を使用することが出来る。
【0028】このようにして、図1に示すような本発明
に係るカラーフィルターが出来上がる。
【0029】
【作用】本発明によると、遮光膜は、低反射性を有する
黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜層と、該低反射
薄膜層上に積層された耐酸性中間層と、該耐酸性中間層
上に積層された遮光性の高いニッケル金属からなる金属
メッキ層との三層から構成されているため、カラー液晶
表示装置に適用するカラーフィルターに要求されるとこ
ろの低反射性で且つ高遮光性を有する遮光膜を備えたカ
ラーフィルターが得られる。
【0030】また、本発明によると、低反射薄膜層の上
に耐酸性中間層を形成することにより、その上の金属メ
ッキ層の形成時に、該耐酸性中間層が耐酸性の無い低反
射薄膜層のITO膜を酸性のメッキ液から保護するた
め、本発明に係わる遮光膜を形成する上での不都合は全
く無く、上記の優れた特性を有する遮光膜が形成され
る。
【0031】
【実施例】以下、実施例を示して、本発明をより具体的
に説明する。
【0032】まず、透明なガラス基板上に、マグネトロ
ンスパッタ装置を使用して膜厚1500オングストロー
ム程度の黒色のITO膜を形成した。ターゲットはIn
−Sn合金を使用し、ガス組成はAr=30(SCC
M),O2=10(SCCM)とし、成膜時間は8分と
した。
【0033】続いて、同じマグネトロンスパッタ装置を
使用して膜厚1000オングストローム程度の通常のI
TO膜を耐酸性中間層として形成した。ガス組成はAr
=17(SCCM),O2=0.01(SCCM)とし
た。
【0034】次に、上記黒色のITO膜及び通常のIT
O膜の形成されたガラス基板を、60℃、0.5重量%
の炭酸ナトリウム水溶液にて5分間、酸溶液(硫酸10
0ml/l,過硫酸アンモニウム30g/l、常温)に
て5分間脱脂処理した後に水洗処理し、続いて水素化ホ
ウ素ナトリウム5g/lの水溶液(常温)に5分浸漬し
てセンシタイジング処理した後に水洗処理し、続いて塩
化パラジウム(II)0.2g/l,酒石酸ナトリウム
0.3g/l,塩酸3ml/lの混合液(pH=6.
3,常温)に5分浸漬してアクチベーティング処理した
後に水洗処理した。
【0035】続いて、硫酸ニッケル溶液、塩化ニッケル
溶液等のニッケル金属塩溶液(pH=4.5,90℃)
に3分浸漬して水洗処理することにより、無電解ニッケ
ル金属メッキを施し、上記ガラス基板上の耐酸性中間層
(ITO膜)の上に膜厚3000オングストローム程度
のニッケルメッキ層を形成した。ニッケル金属塩溶液と
して、ニムデンLPX−A(上村工業(株)製)45m
l/lとニムデンLPX−M(同上)200ml/lの
混合液を使用した。
【0036】次に、上記ガラス基板上のニッケルメッキ
層の表面にポジ型フォトレジスト(シプレィ社製AZレ
ジスト)をスピンコーターにて膜厚8500オングスト
ロームに均一に塗布し乾燥させてフォトレジスト層を形
成した。
【0037】次いで、紫外線によりマスク露光(95m
J/cm2) を行い、アルカリ性溶液(水酸化ナトリウ
ム20g,炭酸ナトリウム25g,水5リットル)にて
約50秒間現像処理を行い、レジストパターンを形成し
た。
【0038】次に、このレジストパターンをエッチング
マスクとして、塩酸系エッチング液に浸漬してニッケル
メッキ層をパターンエッチングし、さらに臭化水素系エ
ッチング液に浸漬して下層のITO膜及び黒色ITO膜
をパターンエッチングし、続いて残存するレジストパタ
ーンを過塩素酸と塩化アンモニウムの混合溶液にて剥膜
除去することにより、ガラス基板上にパターン状の遮光
膜を形成した。
【0039】次に、上記遮光膜を形成した透明基板上の
画素部位に赤色、緑色及び青色の三色の透明着色層を順
次形成した。
【0040】すなわち、まず、上記透明基板上にゼラチ
ンに感光性を付与した感光性樹脂塗料をスピンコーター
にて均一に塗布し乾燥させゼラチン感光膜を形成した
後、マスク露光法で1色目の赤色のパターンを露光し現
像した。現像後、残留するパターン状のゼラチン膜を赤
色染料液にて染色を行い、次いで水洗し、タンニン酸水
溶液にて染料の定着を行い、続いて吐酒石水溶液にて染
料の固着を行うことにより、赤色の透明着色層を形成し
た。
【0041】次に、2色目の緑色および3色目の青色に
ついても上記と同様な工程を繰り返すことにより行い、
緑色の透明着色層および青色の透明着色層を順次形成し
て、図1に示すようなカラーフィルターを作製した。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、透明基板上の各画素間の隙間部からの光透過を遮
断するパターン状に設けられる遮光膜は、低反射性を有
する黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜層と、該低
反射薄膜層上に積層された耐酸性中間層と、該耐酸性中
間層上に積層された遮光性の高いニッケル金属からなる
金属メッキ層との三層から構成されているため、カラー
液晶表示装置に適用するカラーフィルターに要求される
ところの低反射性で且つ高遮光性を有する遮光膜を備え
たカラーフィルターが得られるという優れた効果を奏す
る。
【0043】また、本発明によれば、低反射薄膜層の上
に耐酸性中間層を形成することにより、その上の金属メ
ッキ層の形成時において、該耐酸性中間層は耐酸性の無
い低反射薄膜層のITO膜を酸性のメッキ液から保護す
るので、本発明に係わる遮光膜を形成する上での不都合
は全く無く、上記の優れた特性を有する遮光膜が形成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーフィルターの構成を示す断面図
である。
【図2】上記カラーフィルターの製造方法を工程順に示
す断面図である。
【図3】従来のカラーフィルターの断面図である。
【符号の説明】
1 透明基板 2 遮光膜 3 透明着色層 3R 赤色透明着色層 3G 緑色透明着色層 3B 青色透明着色層 4 レジストパターン 10 透明基板 11 遮光膜 12 透明着色層 13 透明樹脂層 14 凸部 21 低反射薄膜層 22 耐酸性中間層 23 金属メッキ層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上の画素部位にパターン状に設
    けられこの画素部位の透過光を各色毎に着色する透明着
    色層と、前記透明基板上の各画素間の隙間部(画素間部
    位)にパターン状に設けられこの部位からの光透過を遮
    断する遮光膜とを備えるカラーフィルターにおいて、前
    記遮光膜は、黒色系統のITO膜からなる低反射薄膜層
    と、該低反射薄膜層上に積層された耐酸性中間層と、該
    耐酸性中間層上に積層された遮光性のニッケル金属から
    なる金属メッキ層とから構成されていることを特徴とす
    るカラーフィルター。
  2. 【請求項2】 前記耐酸性中間層はITO膜であること
    を特徴とする請求項1記載のカラーフィルター。
  3. 【請求項3】 前記金属メッキ層は無電解ニッケルメッ
    キにより形成されたことを特徴とする請求項1記載のカ
    ラーフィルター。
  4. 【請求項4】 透明基板上の画素部位にパターン状に設
    けられこの画素部位の透過光を各色毎に着色する透明着
    色層と、前記透明基板上の各画素間の隙間部(画素間部
    位)にパターン状に設けられこの部位からの光透過を遮
    断する遮光膜とを備えるカラーフィルターの製造方法に
    おいて、前記遮光膜は、前記透明基板上に黒色系統のI
    TO膜からなる低反射薄膜層を、その上に耐酸性中間層
    を、さらにその上に遮光性のニッケル金属からなる金属
    メッキ層を順に設け、次にこれをパターニングすること
    により形成したことを特徴とするカラーフィルターの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記耐酸性中間層としてITO膜を設け
    たことを特徴とする請求項4記載のカラーフィルターの
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記金属メッキ層は無電解ニッケルメッ
    キにより形成したことを特徴とする請求項4記載のカラ
    ーフィルターの製造方法。
JP14393494A 1994-06-02 1994-06-02 カラーフィルター及びその製造方法 Pending JPH07333422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14393494A JPH07333422A (ja) 1994-06-02 1994-06-02 カラーフィルター及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14393494A JPH07333422A (ja) 1994-06-02 1994-06-02 カラーフィルター及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07333422A true JPH07333422A (ja) 1995-12-22

Family

ID=15350476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14393494A Pending JPH07333422A (ja) 1994-06-02 1994-06-02 カラーフィルター及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07333422A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11953793B1 (en) * 2022-12-30 2024-04-09 Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. Display panel

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11953793B1 (en) * 2022-12-30 2024-04-09 Shenzhen China Star Optoelectronics Semiconductor Display Technology Co., Ltd. Display panel

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2998826B2 (ja) カラーフィルターの製造方法
JPH07333422A (ja) カラーフィルター及びその製造方法
KR960013793B1 (ko) 컬러필터의 제조방법
JP2593670B2 (ja) カラー表示装置の製造方法
JPH07239411A (ja) カラーフィルタの製造方法
JP3571396B2 (ja) カラーフィルタおよびカラーフィルタの製造方法
JPH0224604A (ja) カラーフィルター
JP3287635B2 (ja) カラーフィルタの製造方法
JPH06174916A (ja) カラ−フィルタおよびその製造方法
JPH07128517A (ja) カラーフィルタ
JPH0772321A (ja) カラーフィルター及びその製造方法
JPH07287114A (ja) カラーフィルタ及びカラーフィルタの製造方法
KR100334012B1 (ko) 액정디스플레이용컬러필터의제조방법
JPH08262219A (ja) カラーフィルタ
JPH085823A (ja) カラーフィルターの製造方法
JPS63253302A (ja) カラ−フイルタ
JP3247902B2 (ja) ブラックマトリックス基板の製造方法
JP3191430B2 (ja) カラーフィルタの製造方法
JPH07128518A (ja) カラーフィルター
JPH085824A (ja) カラーフィルターの製造方法
JPH06331819A (ja) カラーフィルタ
JPH0743521A (ja) カラーフィルタ
JP3367173B2 (ja) カラーフィルタの形成方法
JPH07181317A (ja) 液晶表示装置用カラーフィルター基板の製造方法
JPH10288707A (ja) ブラックマトリックス及びそれを用いたカラーフィルタ及びそれらの製造方法